JPH09261056A - 半パイプライン式アナログ・デジタル変換器 - Google Patents

半パイプライン式アナログ・デジタル変換器

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JPH09261056A
JPH09261056A JP8238144A JP23814496A JPH09261056A JP H09261056 A JPH09261056 A JP H09261056A JP 8238144 A JP8238144 A JP 8238144A JP 23814496 A JP23814496 A JP 23814496A JP H09261056 A JPH09261056 A JP H09261056A
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voltage
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capacitor
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Po-Chin Hsu
博欽 許
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Industrial Technology Research Institute ITRI
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続アナログ入力信号を一連のディジタル出
力コードに変換する半パイプライン式アナログ・デジタ
ル変換器を提供する。 【解決手段】 半パイプライン式アナログ・デジタル変
換器は、アナログ入力信号を粗ディジタルコードに変換
する粗分解能アナログ・デジタル変換器と、アナログ入
力信号を精ディジタルコードに変換する精分解能アナロ
グ・デジタル変換器とを有している。半パイプライン式
アナログ・デジタル変換器のディジタル出力コードは、
出力エンコーダにおいて粗及び精ディジタルコードをエ
ンコーディングすることによって生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはアナロ
グ・デジタル(A/D)変換器及び変換方法に関し、よ
り詳しく述べれば変換の第1段階を使用して入力電圧の
粗範囲を決定し、爾後の段階がアナログ入力信号をより
精な増分に分解する多段階並列型変換器に関する。本発
明は、ビデオ及びディジタル信号処理に応用を有する。
【0002】
【従来の技術】アナログ情報にディジタル処理及び伝送
方法を適用するには、信号をそれらのアナログ形状から
ディジタル表現に変換する必要がある。公知の型のA/
D変換器は、複数の参照電圧と入力電圧とを比較してエ
ンコーディング論理回路から入力電圧に最も近い参照電
圧を表すディジタルコードを1動作で出力する並列コン
パレータ型またはフラッシュ(FLASH)変換器、及
びディジタル・アナログ変換器を使用して入力に対して
連続試行錯誤近似を繰り返してディジタル出力を発生す
る連続近似型を含む。図1に、フラッシュ型のA/D変
換器を示す。典型的に出力は、エンコーダ論理回路30
において構成される2進コードであり、入力信号のnビ
ットの分解能が得られる。この構造は、典型的には2n
レベルの参照電圧10と、2n 個のコンパレータ20と
を必要とする。この型の変換器の分解能を改善しようと
すると(出力ビットの数を増加させようとするると)設
計が極めて複雑になる。
【0003】図2に、連続近似A/D変換器を示す。ア
ナログ入力信号Vinはサンプルホールド回路50の入力
に印加される。サンプルされたアナログ入力信号55
は、コード60へ印加される。データエンコーダ70
は、データ出力ワードの90a、・・・、90dの最上
位ビット90dを論理「1」にセットし、他の全てのビ
ット90a、90b、90cを論理「0」にセットして
いる。この場合のD/A変換器80の出力85は、D/
A変換器80の電圧範囲の中点の電圧である。もしD/
A変換器80の出力85がサンプルされたアナログ信号
55よりも大きければ、コンパレータ60の出力は0と
なり、クロックはANDゲート65を通ることができな
くなる。そこで、データエンコーダ70は最上位ビット
90dを論理「0」にセットし、次の最上位ビット90
cを論理「1」にセットする。この場合は、D/A変換
器80の出力85の電圧は、D/A変換器80の電圧範
囲の1/4の電圧になる。もしD/A変換器80の出力
85がサンプルされたアナログ信号55よりも小さけれ
ば、コンパレータ60の出力は論理「1」になる。これ
によってANDゲート65はクロックを通過させるよう
になり、次の最上位ビット90cは論路「1」にセット
され続け、次の最下位ビットが論理「1」にセットされ
る。
【0004】出力ビット90a、・・・、90dの試行
及び設定のこのプロセスは、全てのビットがサンプルさ
れた入力信号の大きさを表していることが決定されるま
で続行される。このプロセスは、プロセスが完了してし
まった後に限って、出力ビット90a、・・・、90d
を調べる必要がある。連続近似A/D変換器は、分離し
たサンプルホールド回路及び複雑なA/D変換器を必要
とするので、プロセス誤差を発生する恐れがある。フラ
ッシュA/D変換器の設計を簡略化するための2つの技
術が公知である。これらの技術は共に、多段階変換を使
用してA/D変換を達成する。第1の技術では、米国特
許第 5,302,869号( Hosotaniら)、米国特許第 5,389,9
29号( Nayebiら) 、米国特許第 5,353,027号( Vorenkam
p ら) 、米国特許第 5,369,309号(Bacraniaら) 、及び
米国特許第 5,387,914号( Mangelsdorf ) に開示されて
いるように、第1段階が粗分解能フラッシュA/D変換
であり、ディジタル・アナログ変換器を有する第2段階
が電圧コンパレータの参照電圧を調整して最終分解能変
換を達成している。2つの変換器の結果がエンコードさ
れ、アナログ入力電圧の大きさを表すディジタル出力ワ
ードに形成される。第2の技術では、米国特許第 5,29
1,198号( Dingwallら) 、米国特許第 5,223,836号( Kom
atsu ) 、米国特許第 5,400,029号( Kobayashi ) 、米
国特許第 4,733,217号( Dingwall )、米国特許第 5,34
9,354号( Hoら) 、本願と同一譲渡人に譲渡された特許
出願一連番号第 08/497,881 号、及び本願と同一譲渡人
に譲渡された ERSO 85-0009 に開示されているように、
複数の変換段階が設けられていて、決定論理回路が先行
比較段階の結果に基づいて各段への参照電圧を適切に切
り替える。
【0005】多段階変換の第2の技術の例として図3に
示す米国特許第 4,903,028号( Fukashima ) の回路で
は、VRefBot(最低値)からVRefTop(最高値)まで増
分的に増加する値を有する1組の電圧源1を設けること
によって、電圧入力(Vin)の変換の範囲を決める。電
圧入力は、1組の粗サブレンジコンパレータ2に印加さ
れ、また上記1組の参照電圧も離散的な間隔で粗サブレ
ンジコンパレータ2に印加されてVinの粗サブレンジ1
a、1bを決めている。粗サブレンジコンパレータの出
力5は、舵取り論理及びスイッチ論理回路3への入力で
あり、論理回路3は1組の精サブレンジコンパレータ4
を上記1組の参照電圧1の適切なサブレンジに接続す
る。1組の参照電圧1aは精の増分で分割され、Vin
らディジタル出力(D0 、D1 、D2 、・・・、Dn )
への変換の最小分解能を決める。Vinが変化すると、出
力コード、即ち粗サブレンジコンパレータ5の値が変化
し、舵取り及びスイッチ論理回路3が精サブレンジコン
パレータ4を次のサブレンジへ(1aから1bへ)移動
させる。
【0006】構成要素選択における許容差及びプロセス
の変動に起因して、粗サブレンジコンパレータ2の出力
コード5は誤差を発生し得る。この誤差を検出するため
に、Vinによって決定されたサブレンジ1aまたは1b
の上下に極精サブレンジコンパレータ4a及び4bが設
けられている。極精コンパレータ4a及び4bの出力
は、誤差コード7を形成する。精サブレンジコンパレー
タの出力コード6、1組の誤差コード7、及び1組の粗
サブレンジコード5は出力エンコーディング論理回路8
によって解釈され、電圧入力Vinの出力ディジタル表現
(D0 、D1 、D2 、・・・、Dn )が決定される。A
/D変換器の重要な構成要素は、電圧コンパレータであ
る。電圧コンパレータは公知であり、参照電圧源に接続
されている1つの入力と、関心アナログ電圧信号が印加
される他の入力とを有する演算増幅器からなっている。
もしアナログ電圧信号が参照電圧源より大きければ、出
力は第1の論理状態を取る。しかしながら、もしアナロ
グ電圧信号が参照電圧源より小さければ、出力は第2の
論理状態を取る。
【0007】本願と同一譲渡人に譲渡された特許出願一
連番号第 08/405,721 号に開示されている別の型のコン
パレータは複数の増幅器を使用し、アナログ電圧信号と
参照電圧とを比較する2区分コンパレータを形成する。
【0008】
【発明の概要】本発明の目的は、並列アナログ・デジタ
ル変換器の物理的構造の複雑さを減少させることであ
る。本発明の別の目的は、連続近似A/D変換器のD/
A変換器及びサンプルホールド回路のような不要な回路
を排除することによって電力消費を減少させることであ
る。本発明のさらなる目的は、並列A/D変換器の参照
電圧発生器の整定時間を改善することである。これら
の、及び他の目的を達成するための半パイプライン式A
/D変換器は、アナログ電圧信号を粗分解能ディジタル
コードに変換する粗A/D変換器と、アナログ電圧信号
を精分解能ディジタルコードに変換する第1及び第2の
精A/D変換器とを有している。粗参照電圧発生器は、
粗A/D変換器に印加される第1の複数の参照電圧を発
生する。精参照電圧発生器は、第1及び第2の精A/D
変換器に印加される第2の複数の参照電圧を発生する。
【0009】粗参照電圧発生器には粗参照電圧スイッチ
ング手段が接続されていて、複数の粗参照電圧の1つを
第1及び第2の精A/D変換器に選択的に印加する。ど
の粗参照電圧を印加するのかは、粗ディジタルコードの
値に依存する。出力エンコーディング手段は、粗ディジ
タルコード、及び第1及び第2の精ディジタルコード
を、アナログ入力電圧の大きさを表す出力ディジタルコ
ードに変換する。精ディジタルコードは、第1の変換時
間には第1の精A/D変換器において生成され、第2の
変換時間には第2の精A/D変換器において生成され
る。第1の変換時間及び第2の変換時間は反復して切り
替えられ、連続アナログ電圧信号から一連の出力ディジ
タルコードが形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】図4を参照する。アナログ入力電
圧(Vin)150は、粗A/D変換器400と、精A/
D変換器401及び402とに印加される。Vin150
は、クロックの第1の期間に粗A/D変換器400と、
精A/D変換器401及び402とによってサンプルさ
れ、保持される。クロックの第2の期間に粗A/D変換
器400は、粗参照電圧発生器100を形成している抵
抗分圧回路網が生成する電圧とVin150のサンプルと
を比較する。抵抗分圧回路網は、参照電圧源VRB120
とVRT130との間に接続されている。Vin150と粗
参照電圧発生器100との比較の結果、粗ディジタルコ
ード475である温度計コードが形成される。温度計コ
ードは2進コードであり、この2進コードは、例えば 0000 コードの最低値 0001 0011 0111 1111 コードの最高値 のように、コードが増加するとコードの各連続ディジッ
トが「1」に変化するようになっている。
【0011】粗ディジタルコード475は、参照電圧選
択論理回路網300に供給されて粗参照電圧発生器10
0の参照電圧が選択され、精A/D変換器401及び4
02へ印加される。即ち、スイッチ301、302、3
03、及び304が動作して粗参照電圧発生器100か
ら適切な参照電圧を精A/D変換器401及び402へ
供給する。精参照電圧発生器200は別の抵抗分圧回路
網であって、粗参照電圧発生器100の抵抗の1つ、例
えば抵抗101と並列に接続される。精参照電圧発生器
200の各参照電圧が精A/D変換器401及び402
に印加される。クロックの第3及び第4の期間中に、ア
ナログ入力信号150は、選択された粗参照電圧350
と精参照電圧発生器200の電圧との差と比較される。
この比較の結果、精ディジタルコード425及び45
0、即ち温度計コードが形成される。
【0012】粗ディジタルコード475及び精ディジタ
ルコード425、450は、出力エンコーダ500内で
出力ディジタルコード510に変換される。出力ディジ
タルコード510は、粗ディジタルコード475からな
る1組の最上位ビットと、精ディジタルコード425ま
たは450からなる1組の最下位ビットを有する2進数
である。出力ディジタルコード510は、クロックの第
5期間中に出力され、第5及び第6期間中保持される。
クロックの第1乃至第6期間からなる変換サイクルは何
回も繰り返され、Vinの大きさを表す一連の出力ディジ
タルコードが形成される。1つの変換サイクルには、精
A/D変換器401が精ディジタルコード425を出力
する。別の変換サイクルには、精A/D変換器402が
精ディジタルコード450を出力する。このように精A
/D変換器401及び402を交互に使用することによ
って、先行変換サイクルの処理が行われている間に次の
変換サイクルのサンプリングを開始することが可能にな
る。そして、それによってサンプリングレートを、1つ
の精A/D変換器しか有していない場合の2倍にするこ
とができる。
【0013】各精A/D変換器401及び402は、複
数のコンパレータセル410によって形成されている。
図5及び6に、コンパレータセルの回路図を示す。アナ
ログ入力電圧Vinは金属酸化物半導体電界効果トランジ
スタ(MOSFET)スイッチ600の第1の端子に印
加される。選択された粗参照電圧(図4の350)であ
る電圧(VR1)645が、MOSFETスイッチ640
の第1の端子に印加されている。精参照電圧発生器(図
4の200)が発生する電圧の1つである電圧(VR2
655が、MOSFETスイッチ650の第1の端子に
印加され、しきい値参照電圧(Vth)635が、MOS
FETスイッチ630の第1の端子に印加されている。
キャパシタ620が、MOSFETスイッチ600、6
40の第2の端子とMOSFETスイッチ630の第2
の端子との間に接続されている。MOSFETスイッチ
670が、MOSFETスイッチ630の第2の端子と
MOSFETスイッチ650の第2の端子との間に接続
されている。キャパシタ660の第1の端子がMOSF
ETスイッチ650、670の第2の端子に接続されて
いる。キャパシタ660の第2の端子は、増幅器730
の入力端子に接続されている。増幅器730の出力がコ
ンパレータ回路715の出力(VO4)であって、これは
精ディジタルコンパレータ(図4の425及び450)
を形成する単一のビットである。
【0014】増幅器730は、応用に応じて構成するこ
とができる。図5では、増幅器730の入力は、MOS
FETスイッチ685の第1の端子及び増幅器680の
入力端子に接続されている。MOSFETスイッチ68
5の第2の端子及び増幅器680の出力端子は、キャパ
シタ690の第1の端子に接続されている。キャパシタ
690の第2の端子は、MOSFETスイッチ695の
第1の端子及び増幅器700の入力端子に接続されてい
る。MOSFETスイッチ695の第2の端子及び増幅
器700の出力端子は、ラッチング増幅器710の入力
端子に接続されている。ラッチング増幅器710の出力
端子が、増幅器730の出力である。図5には、3つの
インバータ680、700、及び710が示されてい
る。各インバータ段は増幅器として動作し、インバータ
段の数は応用に応じて変更することができる。
【0015】図6に示す増幅器730の代替設計では、
増幅器730の入力はMOSFETスイッチ750の第
1の端子及び演算増幅器740の負端子に接続されてい
る。演算増幅器740の正端子は参照電圧VREF に接続
されているので、演算増幅器740は電圧コンパレータ
として機能する。MOSFETスイッチ750の第2の
端子及び演算増幅器740の出力は増幅器730の出力
を形成している。MOSFETスイッチ600、63
0、640、650、670、685、695、及び7
50は、制御タイミング信号720によって制御され
る。図5及び6に示したコンパレータの動作モードを図
7−10に示す。図7は、Vin605のサンプリングが
行われるクロックの第1の期間中のコンパレータを示し
ている。MOSFETスイッチ600、630、65
0、685、及び695は導通し、MOSFETスイッ
チ640及び670は非導通である。キャパシタ620
にまたがって発生する電圧は、Vin−Vthである。キャ
パシタ660にまたがって発生する電圧は、VR2−V
th2 (Vth2 は、増幅器680の自己バイアス電圧であ
る)である。増幅器700も、その自己バイアス電圧で
バイアスされている。
【0016】図8は、クロックの第2の期間におけるコ
ンパレータの動作を示している。MOSFETスイッチ
600が非導通であるので、キャパシタ620にまたが
る電圧は一定に保持され、従ってVin605のサンプル
を維持する。この動作では、MOSFETスイッチ63
0はキャパシタ620にまたがって保持されている電圧
に影響を与えないので、オンまたはオフの何れであるこ
ともできる。図9は、クロックの第3の期間におけるコ
ンパレータの動作を示している。MOSFETスイッチ
640が導通してVR1645が点A(キャパシタ620
の第1の端子)に印加される。これにより点B(キャパ
シタ620の第2の端子)の電圧は、Vth+(VR1−V
in)になる。VR1の値は、選択された粗参照電圧(図4
の350)である。
【0017】クロックの第4の期間中のコンパレータの
動作を図10に示す。MOSFETスイッチ640は導
通したままであり、MOSFETスイッチ600、63
0、650、685、及び695は非導通にされる。M
OSFETスイッチ670は導通し、キャパシタ620
の第2の端子をキャパシタ660の第1の端子に接続し
ている。この接続により、点D(増幅器680への入
力)に現れる電圧は、 〔Vth2 +{Vth+(VR1−Vin)−VR2〕 になる。VR2は、Vth+k* LSB(k* LSBは比較
される最も精な電圧)に等しく、したがって上式は、 Vth2 +(VR1−Vin−k* LSB) になる。また、増幅器680及び700の入力端子は、
それらの自己バイアスレベルにセットされているから、
値 VR1−Vin−k* LSB だけが増幅される。ラッチング増幅器710の出力VO4
は、もし Vin<VR1−k* LSB ならば、論理「1」になり、もし Vin>VR1−k* LSB ならば、論理「0」になる。
【0018】図11のタイミング図は、半パイプライン
式A/D変換の方法を示している。クロック2000の
第1の期間に、アナログ入力信号が粗A/D変換器21
00によってサンプルされ(2110)、また第1の精
A/D変換器2200によってサンプルされる(221
0)。クロック2000の第2の期間中に、粗A/D変
換器2100がサンプルされたアナログ入力信号と粗参
照電圧とを比較する(2120)。第1の精A/D変換
器2200がサンプルされたアナログ入力電圧を保持
(2220)している間に、適切な粗参照電圧が選択さ
れて第1の精A/D変換器2200に供給され、図9で
説明したように電圧をシフトさせる。クロック2000
の第4の期間中に、サンプルされシフトされたアナログ
入力信号は第1の精A/D変換器2200によって比較
される(2240)。これらの粗及び精比較の結果24
05は、クロック2000の第5の期間中に出力エンコ
ーダへ転送されて出力ディジタルコード2410に変換
され、データ出力2400になる。出力ディジタルコー
ド2410は、クロック2000の第6の期間中、有効
に保たれる。
【0019】第2の比較サイクルは、クロック2000
の第3の期間中の粗A/D変換器2100によるアナロ
グ入力信号のサンプリング2130と、第2の精A/D
変換器2300によるアナログ入力信号のサンプリング
2310から開始される。第2の粗比較2140及び第
2の精A/D変換器2300における第2の保持232
0はクロック2000の第4の期間中に行われる。第2
の保持・シフトはクロック2000の第5の期間中に行
われる。第2の変換の粗ディジタルデータ及び精ディジ
タルデータは出力ディジタルコード2(2420)に変
換されてクロック2000の第7の期間中にデータ出力
2400として出力され、クロック2000の第8の期
間まで有効に保持される。最下位ビットのためのコード
を導出する方法を図12に示す。粗参照電圧発生器(図
4の100)は、VR1(n)3010からVR1(n−
1)3030まで、それぞれが参照電圧の1つである増
分で、VRTとVRB間にまたがっているものと見ることが
できる。精A/D変換器(図4の401及び402)は
粗増分を精増分3040に分割する。
【0020】もし、アナログ入力信号(Vin)3020
が、VR1(n)3010とVR1(n−1)3030との
間の点にあれば、粗A/D変換器(図4の400)内の
R1(n)を参照電圧として受けているコンパレータは
論理「0」を発生し、VR1(n−1)を参照電圧として
受けているコンパレータは論理「1」を発生する。スイ
ッチ選択論理回路(図4の300)は、VR1(n)を精
A/D変換器(図4の401及び402)へ供給させ
る。精A/D変換器(図4の401及び402)は、V
R1(n)−Vin(3050)を導出し、この電圧を精コ
ンパレータ範囲3150へシフトさせる。電圧3170
の大きさはVth3160に基づいている。参照電圧VR2
(k)3190が精参照電圧発生器(図4の200)か
ら導出される。使用可能なコード3180は出力エンコ
ーダ(図4の500)内で導出される。
【0021】以上に本発明を好ましい実施の形態に関し
て説明したが、当業者ならば本発明の思想及び範囲から
逸脱することなく形状及び細部に種々の変更を考案する
ことが可能であることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術の並列またはフラッシュA/D変換
器の回路図である。
【図2】従来の技術の連続近似A/D変換器の回路図で
ある。
【図3】従来の技術の2段階A/D変換器の機能的ブロ
ック線図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態の半パイプライン式
A/D変換器の機能的ブロック線図である。
【図5】本発明の電圧コンパレータの回路図である。
【図6】本発明の別の電圧コンパレータの回路図であ
る。
【図7】A/D変換のプロセスの第1段階における本発
明のコンパレータの動作を示す回路図である。
【図8】A/D変換のプロセスの第2段階における本発
明のコンパレータの動作を示す回路図である。
【図9】A/D変換のプロセスの第3段階における本発
明のコンパレータの動作を示す回路図である。
【図10】A/D変換のプロセスの第4段階における本
発明のコンパレータの動作を示す回路図である。
【図11】本発明のA/D変換の方法の諸段階のタイミ
ング図である。
【図12】本発明の精ディジタルコンパレータの分解能
を示す図である。
【符号の説明】
100 粗参照電圧発生器 101 抵抗 150 アナログ入力電圧信号 200 精参照電圧発生器 300 スイッチ選択論理回路 301−304 スイッチ 400 粗A/D変換器 401,402 精A/D変換器 410 精コンパレータセル 425,475 精ディジタルコード 475 粗ディジタルコード 500 出力エンコーダ 510 出力ディジタルコード 600,630,640,650,670,685,6
95,750MOSFETスイッチ 620,660,690 キャパシタ 680,700,710,740 増幅器 720 制御タイミング信号 730 増幅器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項14】 アナログ入力信号と、第1の参照電圧
及び第2の参照電圧とを比較して出力比較信号を生成す
る電圧比較手段において、 a)上記アナログ入力信号が印加される入力端子と、 b)上記第1の参照電圧が印加される第1の参照端子
と、 c)上記第2の参照電圧が印加される第2の参照端子
と、 d)しきい値電圧源と、 e)第1の電極板及び第2の電極板からなる第1のキャ
パシタと、 f)上記入力端子を上記第1のキャパシタの第1の電極
板に選択的に結合する第1のスイッチと、 g)上記第1の参照端子を上記第1のキャパシタの第1
の電極板に選択的に結合する第2のスイッチと、 h)上記しきい値電圧源を上記第1のキャパシタの第2
の電極板に選択的に結合する第3のスイッチと、 i)第1の電極板及び第2の電極板からなる第2のキャ
パシタと、 j)上記第2の参照端子を上記第2のキャパシタの第1
の電極板に選択的に結合する第4のスイッチと、 k)上記第1のキャパシタの第2の電極板を上記第2の
キャパシタの第1の電極板に選択的に結合する第5のス
イッチと、 l)増幅器入力端子、増幅器出力端子、上記増幅器入力
端子に印加された信号を増幅し、上記増幅された信号を
上記増幅器出力端子に供給する増幅手段を含む増幅器手
段と、 m)上記増幅器出力端子に接続されていて出力比較信号
を供給する比較出力端子と、を有することを特徴とする
電圧比較手段。
【請求項15】 あるサンプル時間に、第1のスイッチ
が作動して上記アナログ入力信号を上記第1のキャパシ
タの第1の電極板に結合し、上記第3のスイッチが作動
して上記しきい値電圧源を上記第1のキャパシタの第2
の電極板に結合する請求項14に記載の比較手段。
【請求項16】 上記第1のキャパシタの上記第1の電
極板と第2の電極板との間の電圧は、上記アナログ入力
信号と上記しきい値電圧源との差である請求項15に記
載の比較手段。
【請求項17】 あるサンプル時間に、上記第4のスイ
ッチが作動して上記第2の参照電圧を上記第2のキャパ
シタの第1の電極板に結合する請求項14に記載の比較
手段。
【請求項18】 上記サンプル時間に、上記第2のキャ
パシタの第1の電極板と第2の電極板との間に発生する
電圧は、上記第2の参照電圧と上記第1の増幅器の自己
バイアス電圧との差である請求項16に記載の比較手
段。
【請求項19】 上記サンプル時間に、上記第2のスイ
ッチ及び第4のスイッチは不作動になって結合を行わな
い請求項14に記載の比較手段。
【請求項20】 上記サンプル時間に続くある保持時間
に、上記第1のスイッチは不作動になって上記アナログ
入力信号を上記第1のキャパシタの第1の電極板に結合
しない請求項14に記載の比較手段。
【請求項21】 上記保持時間に、上記第3のスイッチ
は不作動になって上記しきい値電圧源を上記第1のキャ
パシタの第2の電極板から切り離す請求項14に記載の
比較手段。
【請求項22】 上記保持時間に、上記第2のスイッチ
及び第4のスイッチは不作動になって結合を行わないま
まにされる請求項14に記載の比較手段。
【請求項23】 上記保持時間に、上記第5のスイッ
チ、第6のスイッチ、及び第7のスイッチは作動して結
合を行っているままにされる請求項14に記載の比較手
段。
【請求項24】 上記保持時間に続くある保持・シフト
時間に、上記第2のスイッチは上記第1の参照電圧を上
記第1のキャパシタの第1の電極板に結合する請求項
に記載の比較手段。
【請求項25】 上記保持・シフト時間に、上記第1の
キャパシタの第2の電極板に発生する電圧は、第1の参
照電圧の大きさとアナログ入力信号の大きさ及び上記し
きい値電圧源の大きさとの差に、しきい値電圧の大きさ
を加算した大きさである請求項24に記載の比較手段。
【請求項26】 上記保持・シフト時間に、上記第1、
第3、及び第4のスイッチは不作動になって結合を行わ
ないままにされる請求項14に記載の比較手段。
【請求項27】 上記保持・シフト時間に続くある比較
時間に、上記第5のスイッチは不作動になって結合を行
わない請求項14に記載の比較手段。
【請求項28】 上記比較時間に、上記第4のスイッチ
が作動して上記第1のキャパシタの第2の電極板を上記
第2のキャパシタの第1の電極板に結合する請求項14
に記載の比較手段。
【請求項29】 上記増幅器入力端子に印加される電圧
は、上記増幅器手段の自己バイアス電圧の大きさと上記
しきい値電圧源の大きさの合計を上記第1の参照電圧の
大きさと上記アナログ入力信号との差に加算し、その結
果から上記第2の参照電圧の大きさを減算した大きさで
ある請求項14に記載の比較手段。
【請求項30】 上記第2の参照電圧の大きさは、上記
しきい値電圧源の大きさを、上記第1の電圧源からの電
圧の最小増分である比較電圧に加算した大きさに等しい
請求項29に記載の比較手段。
【請求項31】 ラッチング増幅器手段は、もしアナロ
グ入力信号の大きさが上記第1の参照電圧と上記比較電
圧の差より大きければ第1の状態となり、もしアナログ
入力信号の大きさが上記第1の参照電圧と上記比較電圧
の差より小さければ第2の状態となる請求項30に記載
の比較手段。
【請求項32】 連続アナログ入力信号を、その大きさ
を表す一連のディジタル出力コードに半パイプライン式
で変換する方法において、 a)第1の時間に、連続アナログ入力信号を第1のサン
プル及び第2のサンプルにサンプリングする段階と、 b)第2の時間に、上記第1のサンプルを複数の粗参照
電圧と比較して粗温度計コードを形成する段階と、 c)同時に、上記第2のサンプルを保持する段階と、 d)第3の時間に、上記複数の粗参照電圧を選択してシ
フトさせる段階と、 e)第4の時間に、上記複数の粗参照電圧の1つと複数
の精参照電圧との差と上記第2のサンプルを比較して精
温度計コードを形成する段階と、 f)上記粗及び精温度計コードをエンコードしてディジ
タル出力コードの1つを形成する段階と、 g)上記諸段階を連続的に繰り返して一連のディジタル
出力コードを形成する段階と、を有することを特徴とす
る方法。

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続アナログ入力信号を一連の第1及び
    第2のディジタル出力コードに変換する半パイプライン
    式アナログ・デジタル変換器において、 a)上記アナログ入力信号を粗ディジタルコードに変換
    する粗アナログ・デジタル変換器と、 b)第1の複数の参照電圧を生成する粗参照電圧発生器
    と、 c)第2の複数の参照電圧を生成する精参照電圧発生器
    と、 d)第1の変換時間に、上記アナログ入力信号を第1の
    精ディジタルコードに変換する第1の精アナログ・デジ
    タル変換器と、 e)第2の変換時間に、上記アナログ入力信号を第2の
    精ディジタルコードに変換する第2の精アナログ・デジ
    タル変換器と、 f)上記第1の複数の参照電圧の1つを上記第1及び第
    2の精アナログ・デジタル変換器に選択的に印加する粗
    範囲選択スイッチング手段と、 g)上記第1の変換時間に、上記粗ディジタルコード及
    び上記第1の精ディジタルコードを第1のディジタル出
    力コードに、また上記第2の変換時間に、上記粗ディジ
    タルコード及び上記第2の精ディジタルコードを上記第
    2のディジタル出力コードにエンコードする出力エンコ
    ーディング手段と、を備えていることを特徴とするアナ
    ログ・デジタル変換器。
  2. 【請求項2】 上記第1の変換時間及び第2の変換時間
    は、時間的に交互する請求項1に記載の変換器。
  3. 【請求項3】 上記一連のディジタル出力コードの各デ
    ィジタル出力コードは、複数の最上位ビット及び複数の
    最下位ビットからなる2進数である請求項1に記載の変
    換器。
  4. 【請求項4】 上記粗ディジタルコードは、上記最上位
    ビットを決定する請求項3に記載の変換器。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2の精ディジタルコード
    は、上記最下位ビットを決定する請求項3に記載の変換
    器。
  6. 【請求項6】 上記粗参照電圧発生器は、 a)第1の参照電圧源と、 b)上記第1の参照電圧源に結合されている最初の抵抗
    と、 c)第1の参照電圧源と、 d)上記第2の参照電圧源に結合されている最後の抵抗
    と、 e)上記最初の抵抗と最後の抵抗との間に直列に接続さ
    れている第1の複数の抵抗と、を有する請求項1に記載
    の変換器。
  7. 【請求項7】 上記最初の抵抗、上記第1の複数の直列
    接続された抵抗、及び上記最後の抵抗は、上記第1の複
    数の直列接続された抵抗の各接合点に電圧を発生させる
    請求項6に記載の変換器。
  8. 【請求項8】 上記第1の複数の直列接続された抵抗の
    各接合点に発生する各電圧は、上記第1の複数の参照電
    圧の1つである請求項7に記載の変換器。
  9. 【請求項9】 上記精参照電圧発生器は、上記最後の抵
    抗、上記複数の直列接続された抵抗、及び上記第2の参
    照電圧源の接続の間で、上記複数の直列接続された抵抗
    の1つに並列に接続される請求項1に記載の変換器。
  10. 【請求項10】 上記精参照電圧発生器は、第2の複数
    の直列接続された抵抗からなる請求項1に記載の変換
    器。
  11. 【請求項11】 上記第2の複数の直列接続された抵抗
    の各接合点に発生する電圧は、上記第2の複数の参照電
    圧の1つである請求項10に記載の変換器。
  12. 【請求項12】 上記第1及び第2の各精アナログ・デ
    ジタル変換器は、 a)上記アナログ入力信号が印加される比較入力端子、
    上記第1の複数の参照電圧の1つが印加される第1の参
    照端子、上記第2の複数の参照電圧の1つが印加される
    第2の参照端子、比較出力信号を出力する比較出力端
    子、及び比較出力信号を生成する電圧コンパレータ手段
    を各々が有している複数の電圧コンパレータと、 b)上記複数の電圧コンパレータからの比較出力信号を
    上記精ディジタルコードに変換するエンコーディング手
    段と、を有する請求項1記載の変換器。
  13. 【請求項13】 上記比較出力信号は、もし比較入力端
    子上の電圧が上記第1及び第2の参照端子上の電圧の差
    よりも大きければ第1の状態になり、もし比較入力端子
    上の電圧が上記第1及び第2の参照端子上の電圧の差よ
    りも小さければ第2の状態になる請求項12に記載の変
    換器。
  14. 【請求項14】 上記第1の変換時間及び第2の変換時
    間は交互に繰り返され、上記連続アナログ入力信号の上
    記一連のディジタル出力コードへの変換が遂行される請
    求項1に記載の変換器。
  15. 【請求項15】 アナログ入力信号と、第1の参照電圧
    及び第2の参照電圧とを比較して出力比較信号を生成す
    る電圧比較手段において、 a)上記アナログ入力信号が印加される入力端子と、 b)上記第1の参照電圧が印加される第1の参照端子
    と、 c)上記第2の参照電圧が印加される第2の参照端子
    と、 d)しきい値電圧源と、 e)第1の電極板及び第2の電極板からなる第1のキャ
    パシタと、 f)上記入力端子を上記第1のキャパシタの第1の電極
    板に選択的に結合する第1のスイッチと、 g)上記第1の参照端子を上記第1のキャパシタの第1
    の電極板に選択的に結合する第2のスイッチと、 h)上記しきい値電圧源を上記第1のキャパシタの第2
    の電極板に選択的に結合する第3のスイッチと、 i)第1の電極板及び第2の電極板からなる第2のキャ
    パシタと、 j)上記第2の参照端子を上記第2のキャパシタの第1
    の電極板に選択的に結合する第4のスイッチと、 k)上記第1のキャパシタの第2の電極板を上記第2の
    キャパシタの第1の電極板に選択的に結合する第5のス
    イッチと、 l)増幅器入力端子、増幅器出力端子、上記増幅器入力
    端子に印加された信号を増幅し、上記増幅された信号を
    上記増幅器出力端子に供給する増幅手段を含む増幅器手
    段と、 m)上記増幅器出力端子に接続されていて出力比較信号
    を供給する比較出力端子と、を有することを特徴とする
    電圧比較手段。
  16. 【請求項16】 あるサンプル時間に、第1のスイッチ
    が作動して上記アナログ入力信号を上記第1のキャパシ
    タの第1の電極板に結合し、上記第3のスイッチが作動
    して上記しきい値電圧源を上記第1のキャパシタの第2
    の電極板に結合する請求項15に記載の比較手段。
  17. 【請求項17】 上記第1のキャパシタの上記第1の電
    極板と第2の電極板との間の電圧は、上記アナログ入力
    信号と上記しきい値電圧源との差である請求項16に記
    載の比較手段。
  18. 【請求項18】 あるサンプル時間に、上記第4のスイ
    ッチが作動して上記第2の参照電圧を上記第2のキャパ
    シタの第1の電極板に結合する請求項15に記載の比較
    手段。
  19. 【請求項19】 上記サンプル時間に、上記第2のキャ
    パシタの第1の電極板と第2の電極板との間に発生する
    電圧は、上記第2の参照電圧と上記第1の増幅器の自己
    バイアス電圧との差である請求項18に記載の比較手
    段。
  20. 【請求項20】 上記サンプル時間に、上記第2のスイ
    ッチ及び第4のスイッチは不作動になって結合を行わな
    い請求項15に記載の比較手段。
  21. 【請求項21】 上記サンプル時間に続くある保持時間
    に、上記第1のスイッチは不作動になって上記アナログ
    入力信号を上記第1のキャパシタの第1の電極板に結合
    しない請求項15に記載の比較手段。
  22. 【請求項22】 上記保持時間に、上記第3のスイッチ
    は不作動になって上記しきい値電圧源を上記第1のキャ
    パシタの第2の電極板から切り離す請求項15に記載の
    比較手段。
  23. 【請求項23】 上記保持時間に、上記第2のスイッチ
    及び第4のスイッチは不作動になって結合を行わないま
    まにされる請求項15に記載の比較手段。
  24. 【請求項24】 上記保持時間に、上記第5のスイッ
    チ、第6のスイッチ、及び第7のスイッチは作動して結
    合を行っているままにされる請求項15に記載の比較手
    段。
  25. 【請求項25】 上記保持時間に続くある保持・シフト
    時間に、上記第2のスイッチは上記第1の参照電圧を上
    記第1のキャパシタの第1の電極板に結合する請求項1
    5に記載の比較手段。
  26. 【請求項26】 上記保持・シフト時間に、上記第1の
    キャパシタの第2の電極板に発生する電圧は、第1の参
    照電圧の大きさとアナログ入力信号の大きさ及び上記し
    きい値電圧源の大きさとの差に、しきい値電圧の大きさ
    を加算した大きさである請求項25に記載の比較手段。
  27. 【請求項27】 上記保持・シフト時間に、上記第1、
    第3、及び第4のスイッチは不作動になって結合を行わ
    ないままにされる請求項15に記載の比較手段。
  28. 【請求項28】 上記保持・シフト時間に続くある比較
    時間に、上記第5のスイッチは不作動になって結合を行
    わない請求項15に記載の比較手段。
  29. 【請求項29】 上記比較時間に、上記第4のスイッチ
    が作動して上記第1のキャパシタの第2の電極板を上記
    第2のキャパシタの第1の電極板に結合する請求項15
    に記載の比較手段。
  30. 【請求項30】 上記増幅器入力端子に印加される電圧
    は、上記増幅器手段の自己バイアス電圧の大きさと上記
    しきい値電圧源の大きさの合計を上記第1の参照電圧の
    大きさと上記アナログ入力信号との差に加算し、その結
    果から上記第2の参照電圧の大きさを減算した大きさで
    ある請求項15に記載の比較手段。
  31. 【請求項31】 上記第2の参照電圧の大きさは、上記
    しきい値電圧源の大きさを、上記第1の電圧源からの電
    圧の最小増分である比較電圧に加算した大きさに等しい
    請求項30に記載の比較手段。
  32. 【請求項32】 ラッチング増幅器手段は、もしアナロ
    グ入力信号の大きさが上記第1の参照電圧と上記比較電
    圧の差より大きければ第1の状態となり、もしアナログ
    入力信号の大きさが上記第1の参照電圧と上記比較電圧
    の差より小さければ第2の状態となる請求項31に記載
    の比較手段。
  33. 【請求項33】 連続アナログ入力信号を、その大きさ
    を表す一連のディジタル出力コードに半パイプライン式
    で変換する方法において、 a)第1の時間に、連続アナログ入力信号を第1のサン
    プル及び第2のサンプルにサンプリングする段階と、 b)第2の時間に、上記第1のサンプルを複数の粗参照
    電圧と比較して粗温度計コードを形成する段階と、 c)同時に、上記第2のサンプルを保持する段階と、 d)第3の時間に、上記複数の粗参照電圧を選択してシ
    フトさせる段階と、 e)第4の時間に、上記複数の粗参照電圧の1つと複数
    の精参照電圧との差と上記第2のサンプルを比較して精
    温度計コードを形成する段階と、 f)上記粗及び精温度計コードをエンコードしてディジ
    タル出力コードの1つを形成する段階と、 g)上記諸段階を連続的に繰り返して一連のディジタル
    出力コードを形成する段階と、を有することを特徴とす
    る方法。
  34. 【請求項34】 上記一連のディジタル出力コードの各
    ディジタル出力コードは、複数の最上位ビット及び複数
    の最下位ビットからなる2進数である請求項33に記載
    の方法。
  35. 【請求項35】 上記粗温度計コードは、上記最上位ビ
    ットを決定する請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 上記精温度計コードは、上記最下位ビ
    ットを決定する請求項33に記載の方法。
  37. 【請求項37】 上記粗参照電圧は粗参照電圧発生器に
    よって生成され、上記粗参照電圧発生器は、 a)第1の参照電圧源と、 b)上記第1の参照電圧源に結合されている最初の抵抗
    と、 c)第2の参照電圧源と、 d)上記第2の参照電圧源に結合されている最後の抵抗
    と、 e)上記最初の抵抗と最後の抵抗との間に直列に接続さ
    れている第1の複数の抵抗と、を有する請求項33に記
    載の方法。
  38. 【請求項38】 上記最初の抵抗、上記第1の複数の直
    列接続された抵抗、及び上記最後の抵抗は、上記第1の
    複数の直列接続された抵抗の各接合点に電圧を発生させ
    る請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 上記第1の複数の直列接続された抵抗
    の各接合点に発生する各電圧は、上記粗参照電圧の1つ
    である請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 上記複数の精参照電圧は精参照電圧発
    生器によって生成され、上記精参照電圧発生器は、上記
    最後の抵抗、上記複数の直列接続された抵抗、及び上記
    第2の参照電圧源の接続の間で、上記複数の直列接続さ
    れた抵抗の1つに並列に接続される請求項37に記載の
    方法。
  41. 【請求項41】 上記精参照電圧発生器は、第2の複数
    の直列接続された抵抗からなる請求項33に記載の方
    法。
  42. 【請求項42】 上記第2の複数の直列接続された抵抗
    の各接合点に発生する電圧は、上記精参照電圧の1つで
    ある請求項41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 上記第1のサンプルの比較は、上記第
    1のアナログ・デジタル変換器において遂行される請求
    項33に記載の方法。
  44. 【請求項44】 上記第2のサンプルの比較は第2のア
    ナログ・デジタル変換器において遂行され、上記第2の
    アナログ・デジタル変換器は、 a)上記アナログ入力信号が印加される比較入力端子、
    上記第1の複数の参照電圧の1つが印加される第1の参
    照端子、上記第2の複数の参照電圧の1つが印加される
    第2の参照端子、比較出力信号を出力する比較出力端
    子、及び比較出力信号を生成する電圧コンパレータ手段
    を各々が有している複数の電圧コンパレータと、 b)上記複数の電圧コンパレータからの比較出力信号を
    上記精ディジタルコードに変換するエンコーディング手
    段と、を有する請求項33記載の方法。
  45. 【請求項45】 上記出力信号は、もし比較入力端子上
    の電圧が上記第1及び第2の参照端子上の電圧の差より
    も大きければ第1の状態になり、もし比較入力端子上の
    電圧が上記第1及び第2の参照端子上の電圧の差よりも
    小さければ第2の状態になる請求項44に記載の方法。
  46. 【請求項46】 上記方法の諸段階が完了するまでに、
    繰り返しを開始することができる請求項33に記載の方
    法。
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Cited By (1)

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