JPH09260245A - マスクの異物除去装置 - Google Patents

マスクの異物除去装置

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JPH09260245A
JPH09260245A JP6412296A JP6412296A JPH09260245A JP H09260245 A JPH09260245 A JP H09260245A JP 6412296 A JP6412296 A JP 6412296A JP 6412296 A JP6412296 A JP 6412296A JP H09260245 A JPH09260245 A JP H09260245A
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mask
exposure
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electrode
foreign substance
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Masami Tsukamoto
雅美 塚本
Mitsuaki Amamiya
光陽 雨宮
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクの洗浄をなくし、修正などの回数を低
減し、マスクの使用効率を向上させる。また、露光装置
内で積極的に異物を除去することにより、スループット
を向上させる。 【解決手段】 例えば、X線マスク上の異物を、帯電あ
るいは誘電分極させることによって除去する。具体的に
は、X線マスクのマスクパターンに対向する位置に電極
を設け、異物を停電させるかあるいは分極させることに
よってマスクから除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光放射線等を用いて
所望の回路パターンをウエハ上に転写する露光に用いら
れる露光用マスク、特にX線露光用マスクの異物除去装
置および露光方法、特にX線露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は年々微細化し、これに
伴って回路パターンをウエハ上に転写する露光装置に
は、より微細なパターンを転写する能力が要求されてい
る。このため露光装置にし使用される露光光の波長は次
第に短くなっている。現在、最も微細な転写が可能な方
法として、軟X線を用いた露光方法が検討されている。
【0003】半導体集積回路の転写露光において、マス
クの異物による汚染は非常に大きな問題である。マスク
に異物が付着した場合は、それがウエハに転写され、パ
ターンの欠陥となる。このため、マスクの異物の付着は
極力避けなければならない。特に軟X線を用いた露光で
は、X線の物質の透過率が一般に極めて低いため、ごく
小さい異物もX線を透過せず欠陥の原因となる。
【0004】可視、紫外光を用いた露光方法では、しば
しば、マスクの異物付着を防止するため、ニトロセルロ
ース、パリレン等の有機薄膜で形成されたペリクルが取
り付けられている。ペリクルの装置によって、マスクが
直接異物によって汚染されることがなくなり、投影露光
型の露光方法では、ペリクルを結像光学系の被写界深度
外に配することにより、ペリクル上に異物が付着しても
それはウエハ上に転写されない。X線露光用マスクに対
しても同様のX線透過薄膜、いわゆるペリクルを装着し
たマスクが提案されている(特公平5−88534、特
開平5−150445等)。
【0005】しかしながら、X線露光では、ペリクルを
装着した場合、ペリクルによるX線の吸収が大きく、露
光光の強度が大きく減衰してしまうという問題がある。
減衰を少なくするためにはペリクルを極めて薄くしなけ
ればならないが、X線透過率の高い材料は波長によって
限定され、これらの材料で薄いペリクルを作製すること
は難しい。有機薄膜では膜厚を薄くすることは可能だ
が、耐熱性が低いため、X線の吸収により温度が上昇
し、破損、変形が生じる等の問題がある。さらには、取
扱中に破損し易いという問題もある。特に通常X線露光
は真空中、あるいは減圧雰囲気中、あるいは高純度の気
体で置換した雰囲気中で行われるため、マスクにペリク
ルを装着した場合、露光装置内ではペリクル内部とその
周囲の雰囲気の圧力差によるペリクルの破損ないしは変
形がおきる危険がある。このため現在では、一般にはペ
リクルを装着せずに使用されている。
【0006】ペリクルを使用しない場合、異物の付着を
完全に防止することは困難である。したがって付着した
異物を除去する必要が生じる。異物を除去する方法とし
ては、一般的にマスク洗浄、あるいはイオンビーム等を
用いてマスク修正する方法が採用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パター
ンが微細化するにしたがって、マスク洗浄あるいはマス
ク修正は難しくなる。特にX線マスクではその構造から
困難さが増大する。X線マスクは透過型マスクと反射型
マスクに大別される。透過型マスクは、X線を透過する
極めて薄い自立薄膜状に、X線を透過しない吸収体が所
望のパターンに形成されている。また、反射型マスクは
基板上に所望の波長のX線を反射する多層膜構造の反射
部を所望のパターンに形成したものである。基板上に多
層膜層をパターン状に形成したものの他、基板上に多層
膜層を均一に形成し更にその上に吸収帯層をパターン状
に形成したもの、基板上に形成した多層膜層をイオンビ
ーム等により所望のパターンに層構造を破壊し非反射部
を形成したもの等がある。
【0008】従って透過型マスクでは自立薄膜の応力に
影響を与えないように、また、反射型マスクでは反射部
の多層構造に影響を与えないように修正を行なう必要が
ある。これらはいずれもかなり難しい。また、1つ1つ
異物を取り除くため効率も悪い。また、洗浄について
も、透過型マスクを洗浄することは非常に困難である。
反射型マスクは洗浄は可能であるが、パターン倒れ等の
マスクパターンへの影響も少なくない。また、頻繁なマ
スク洗浄はマスクの使用効率の低下を招く。また、しば
しば露光装置内でのごみ検査によって、使用できないこ
とが判明すると、露光装置のスループットを低下させる
ことにもなる。
【0009】光露光用マスク、電子線露光用マスクでは
マスク洗浄、修正はX線マスク程困難ではないが、度重
なる洗浄、修正は、同様にスループットの低下、マスク
精度の低下を招く。したがって、マスク洗浄、マスク修
正より簡易に異物を取り除く改良された方法が望まれて
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明により、光、電子
線、放射線等を用いて所望の回路パターンをウエハ上に
転写する露光に用いられる露光用マスクおいて、露光用
マスクに付着した異物を帯電させる手段または分極させ
る手段を具備してなる露光用マスクの異物除去装置が提
供させる。
【0011】上記の露光用マスクは汎用的にはX線露光
用マスクである。
【0012】上記した異物除去装置において、異物を帯
電または分極させる手段は、電極により電場を形成する
もの、電子線照射によるもの、またはX線照射によるも
のであることが好ましい。
【0013】また、上記異物除去装置において、帯電あ
るいは分極した露光用マスクを除電するための機構を具
備することが好ましい。
【0014】また、光、電子線、放射線等を用いて所望
の回路パターンをウエハ上に転写する露光に用いられる
露光用マスクにおいて、露光用マスクに付着し異物を帯
電させる手段または分極させる手段を具備してなる異物
除去装置を露光装置内に設けた露光装置が提供される。
【0015】また、上に記載の露光装置がX線を用いて
所望の回路パターンをウエハ上に転写する露光するX線
露光装置であることが好ましい。
【0016】前記の異物除去装置、あるいは上記のX線
露光装置を用い、露光前に露光用マスクに付着した異物
の除去を行なうことが特に好ましい。
【0017】本発明によれば、マスク上の異物を帯電あ
るいは誘電分極させることによって容易に除去すること
ができる。具体的には、マスクのマスクパターンに対向
する位置に電極を設け、異物を帯電させるかあるいは分
極させることによってマスクから除去することができ
る。また、電子線やX線の照射等の種々の方法により異
物を帯電させ、電場を形成することによってマスクより
除去する方法も可能である。
【0018】また、これらのマスクの異物を除去する機
構を露光装置内に設けることにより、露光前に簡易にマ
スク上の異物を除去することが可能になり、露光効率を
大幅に改善することができる。また、マスク洗浄、マス
ク修正の割合を大幅に減少することもできる。
【0019】これらの異物除去機構はX線露光用マスク
において特に有効であるが、光露光用マスク、あるいは
電子線露光用マスク等に用いても有効である。
【0020】
【実施例】
実施例1 最も簡単な異物を除去する機構は、マスクパターンに対
向して電極を設けるものである。反射型マスクを用いた
典型的な実施例の模式図を図1に示す。
【0021】反射型マスク1は、基板3上に反射面とし
て多層膜層2が形成され、さらにその上に所望のパター
ンの吸収体層4が形成されている。基板3は通常Si
C,SiO2 ,Si等が一般的に用いられる。また、耐
熱性等を考慮した場合には、Mo等の金属基板を用いる
場合もある。多層膜層2は最も一般的には2種類の光学
定数の異なる物質の交互層からなっている。交互層を形
成する物質は、使用するX線の波長によって選択され、
波長13nm付近ではMo−Si多層膜、波長5nm付
近ではCr−C,Ni−C,W−C多層膜等が一般的に
使用されている。多層膜の上にさらにW,Au等の吸収
体層を形成し、所望のパターンにパターニングして吸収
体4とする。他に、多層膜層をパターン上に除去するか
あるいはその層構造を破壊する等して吸収体を形成する
こともできる。
【0022】反射型マスク1のマスクパターンに対向し
て電極5を配置し、高電圧を印加する。多層膜層は、前
述のようにほぼ導電体とみなされ、多層膜層の接地した
場合も多層膜層を絶縁した場合も、多層膜表面は電極と
逆の電荷を帯びる。このため多層膜表面に付着した異物
が導体である場合には、多層膜表面と一体で帯電し、多
層膜層と反発して脱離して電極に引き付けられる。絶縁
体である場合には、誘電分極し電場勾配にしたがって電
極に引き付けられる。半導体である場合には、両方の性
質を導電率に応じてもち、やはり電極に引き付けられ
る。多層膜層が絶縁体、半導体である場合にも、誘電分
極により多層膜表面に電極と逆の電荷が誘起されるた
め、同様の効果が得られる。また、基板は導体、半導
体、絶縁体の種類に係わらず効果が得られる。
【0023】異物が絶縁体の場合には、マスク面と電極
間で電場勾配が存在することが肝要であるため、電極形
状はこれを考慮して決定する。電場勾配の大きい形状と
しては針状、フィラメント状の電極が適切である。これ
らの形状の電極でマスクパターン全面の異物を除去する
場合には、電極をスキャンする、マスクをスキャンす
る、電極列を配置する等の必要がある。また網状の電極
によってマスク全面を一括で異物を除去することも可能
である。
【0024】具体的な実施形態の例は以下のようであ
る。波長13nmのX線用としてSiC基板上に反射層
としてMo−Si多層膜を形成し、さらにW層の吸収体
層をパターニングして形成する。マスクパターンに対向
する位置に、マスクパターンより10mm離して直径
0.05mmのタングステンフィラメントを電極5とし
て配置する。電極には20KVの電圧を印加する。電極
5をマスク面に沿ってスキャンしマスク全面の異物を除
去する。
【0025】前記異物除去機構は、光透過性のレチクル
上に光を透過しない物質によって所望の回路パターンを
形成した光露光用マスク、あるいは電子線露光用マスク
等に対しても用いることができる。
【0026】実施例2 マスクの異物除去は露光直前に行うことが効果的であ
る。このため、露光装置内に異物除去装置を設けること
が効果的である。
【0027】実施例1のマスククリーニング機構を露光
装置内に設けた場合を示す。この異物除去装置を用いて
マスクの異物を除去し、露光を行う工程を露光装置内で
のマスクの流れにしたがって説明する(図2)。マスク
はあらかじめマスクキャリア7に収納され、使用するマ
スクのみがごみ検査装置8まで搬送され、ごみ検査装置
のステージ9上にマスクチャックされる。ごみ検査光学
系10に隣接して、前記異物除去用の電極5がマスクに
対向するように配置されている。ごみ検査前に、ステー
ジをスキャンさせ、電極5により異物を取り除く。この
後にごみ検査光学系を用いてごみ検査を行う。このと
き、電極5はごみ検査光学系の光路を妨げないように配
置される。ごみ検査後、使用可能なマスクは露光光路内
の露光用マスクステージ11に搬送され、露光X線Lを
用いて露光される。
【0028】この方法によって異物を除去したのちに
は、マスク表面が帯電している可能性があるため除電す
ることが望ましい。除電する方法としては、簡易にはマ
スク表面を接地する方法がある。しかしより積極的に
は、図3に示すように異物除去のための電極5と同様の
電極13をマスクパターン上に配し、交流を印加しマス
ク上をスキャンし除電する。除電用電極としては、交流
を印加した電極の代わりに、直流の正負の電極を交互に
複数本配置してもよい。また、電極5および除電電極1
3は、電場勾配を調整するために図3に示すように接地
電極で遮蔽したり、あるいはマスクとの間に電位制御用
グリッドを設けてもよい。
【0029】異物除去装置は、ごみ検査装置のステージ
上以外に、マスクの露光ステージの所定位置前面やマス
クキャリアからの搬送途中あるいはマスクキャリア内等
に設けることができる。また、露光装置内に設置するだ
けではなく、他の装置、例えばマスク検査装置に組み込
んで使用することも可能である。このときに同様の電極
構成で電極の形状を針状とし、ごみ検査装置で検出され
た異物上に針状電極を配し異物を1つずつ取り除くこと
も可能である。
【0030】実施例3 第1の実施例の異物除去方法を透過型マスクに適用した
例を示す。透過型マスクは、SiC,SiN等のX線透
過自立薄膜(メンブレン)上に、W,Au等のX線吸収
体層を所望のパターンにパターニングして用いる。透過
型マスクではメンブレンのどちらの面に異物が存在して
も転写パターンに影響する。したがって、異物除去用電
極はマスクの両側に配置し、両面の除去を行う。また、
除電のための電極も同様にマスクの両側に設ける。図4
に具体的な実施形態の模式図を示す。透過型マスクはS
i基板状に厚さ2μmのSiC層を形成し基板を一部除
去して自立膜としたSiCメンブレン上に、W層を形成
し、所望のパターンにパターニングして吸収体とする。
異物除去用電極としてタングステンのフィラメント状電
極をメンブレンの両側に約5mm離して配置する。電極
には一方に+5KV、もう一方に−5KVの電圧を印加
する。フィラメントをスキャンし、マスク全面の異物を
帯電あるいは誘電分極させ電極に引き付けて除去する。
交流を印加した同様のフィラメント状電極を設けマスク
面をスキャンすることによって、異物除去後には帯電し
たマスクを除電する。
【0031】実施例4 本発明の他の実施形態として、電子線等によって異物を
帯電させ脱離させる方法がある。真空中にマスクを配置
し、マスクパターンに対向する位置に電子銃を設け、マ
スク表面に電子線を照射する。このとき、マスク表面は
電気的に絶縁された状態とする。マスクおよび異物は、
電子線の照射によって負に帯電し、マスク表面と異物が
反発し異物が脱離する。より確実に異物を脱離する方法
として、マスクパターン上に電子線の飛程を妨害しない
ような電極を形成し、正の電圧を印加してもよい。負に
帯電した異物は電極に引かれ脱離する。
【0032】図5に本実施形態の模式図を示す。反射型
マスクは、石英基板上に反射層としてCr−C多層膜を
形成し、吸収体層としてW層をパターン化して形成し
た。真空容器中にマスクを配置し、熱電子放出型電子銃
15を設け、引き出し電極、ビーム整形用の静電レンズ
(不図示)を設ける。電子ビームはマスクに向かって1
0KVで加速し、マスク全体をスキャンする。マスク表
面および異物がこれによって帯電し、異物はマスク表面
と反発して脱離する。異物を除去した後にはマスク表面
を接地電極16により接地し、除電する。より積極的に
は前述の除電電極を設ける。電子銃の異物が電子線によ
って損傷を受ける物質である場合には、異物が損傷し逆
に付着することもある。これを防止するためには加速電
圧を数KV以下に低く設定する。また異物の種類がわか
っている場合には、その物質の2次電子放出効率を考慮
し、帯電し易い加速電圧を決定する。
【0033】X線露光は、通常、真空中、減圧雰囲気中
で行われる。したがって真空中で行うX線露光の場合に
は、露光装置内の例えばごみ検査装置のマスクパターン
に対向する位置等に、前記異物除去装置を配置すること
によって本実施形態を実現することができる。
【0034】実施例5 本発明の第5の実施形態として、露光X線を使って異物
を帯電させる方法がある。図6にこの実施形態の模式図
を示す。X線マスクには接地用電極16を設け、通常の
露光時にはマスク表面は接地し、異物を除去する場合に
は絶縁された状態とする。絶縁された状態で露光用X線
を照射すると、マスク表面および異物は帯電し、異物は
マスク表面から脱離する。より効果的に脱離させるため
には、グリッド17をマスク表面に配置し接地あるいは
負電圧を印加する。異物を除去後に接地電極16により
マスクを接地する、あるいは前述の除電電極を設け、こ
れらによりマスクの帯電を除去する。
【0035】X線露光装置では露光光を利用して異物を
除去することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明によりマスクの洗浄、修正回数を
低減し、マスクの使用効率を向上することができる。ま
た、露光装置内で積極的に異物を除去することにより、
スループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の模式図である。
【図2】本発明の第1の実施例の異物除去装置を配置し
た場合のX線露光機内の模式図である。
【図3】除電電極を設けた場合の模式図である。
【図4】透過型マスクを使用した第3の実施例の模式図
である。
【図5】本発明の第4の実施例の模式図である。
【図6】本発明の第5の実施例の模式図である。
【符号の説明】
1 反射型マスク 2 多層膜反射層 3 基板 4 吸収体 5 電極 6 異物 7 マスクキャリア 8 ごみ検査装置 9 ごみ検査用ステージ 10 ごみ検査光学系 11 露光マスクステージ 12 露光光学系 L 露光X線 13 除電電極 14 透過型マスク 15 電子銃 16 接地電極 17 グリッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光、電子線、放射線等を用いて所望の回
    路パターンをウエハ上に転写する露光に用いられる露光
    用マスクおいて、露光用マスクに付着した異物を帯電さ
    せる手段または分極させる手段を具備してなる露光用マ
    スクの異物除去装置。
  2. 【請求項2】 露光用マスクがX線露光用マスクである
    請求項1に記載の異物除去装置。
  3. 【請求項3】 異物を帯電または分極させる手段が電極
    により電場を形成することによるものである請求項1に
    記載の異物除去装置。
  4. 【請求項4】 異物を帯電または分極させる手段が電子
    線照射によるものである請求項1に記載の異物除去装
    置。
  5. 【請求項5】 異物を帯電または分極させる手段がX線
    照射によるものである請求項1に記載の異物除去装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の異物除去装置におい
    て、帯電あるいは分極した露光用マスクを除電するため
    の機構を具備したことを特徴とする請求項1に記載の異
    物除去装置。
  7. 【請求項7】 光、電子線、放射線等を用いて所望の回
    路パターンをウエハ上に転写する露光に用いられる露光
    用マスクにおいて、露光用マスクに付着した異物を帯電
    させる手段または分極させる手段を具備してなる異物除
    去装置を露光装置内に設けたことを特徴とした露光装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の露光装置がX線を用い
    て所望の回路パターンをウエハ上に転写する露光に用い
    られるX線露光装置であることを特徴とした請求項7に
    記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の異物除去装置、あるい
    は請求項7に記載のX線露項装置を用い、露光前に露光
    用マスクに付着した異物の除去を行なうことを特徴とし
    た露光方法。
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