JPH09259540A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH09259540A
JPH09259540A JP7447497A JP7447497A JPH09259540A JP H09259540 A JPH09259540 A JP H09259540A JP 7447497 A JP7447497 A JP 7447497A JP 7447497 A JP7447497 A JP 7447497A JP H09259540 A JPH09259540 A JP H09259540A
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誠司 日暮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの互換性特性の向上を図ると共
に、FM音声とデジタル音声の両方を同時に記録再生す
ることができ、レコーデットテープソフトを2品種用意
しなければならないといった不都合を解決した情報記録
媒体を提供する。 【解決手段】 ブロックごとにスクランブル処理された
デジタル情報データと、前記ブロックのアドレス情報デ
ータとが配置記録された情報記録媒体であって、デジタ
ル情報データは、アドレス情報又はアドレス情報と関連
のあるデータブロック情報を初期値として発生した擬似
ランダム関数との排他論理和としてスクランブル処理さ
れた状態で配置記録されている機械読取り可能な情報記
録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディスク及
びテープ等の機械読取り可能な情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、回転ヘッドを用いて磁気テープ
等にオーディオ信号を記録し、これを再生する装置(い
わゆるR−DAT)では、デジタル信号の符号形態は図8に
示す如く、28シンポル×26シンボルのデータ(DATA)、
4シンボル×32シンボルの縦方向パリティコード(C1PA
RITY)、28シンボル×6シンボルの横方向パリティコー
ド(C2PARITY)から構成されている。リード・ソロモン
・コード(R.S.C )では、C1(32,28,5 )、C2(32,26,
7 )となり、( )内は夫々全符号長,データ長,符号
距離を示す。
【0003】このような符号形態をもつデジタル信号を
記録するに際しては第9図に示す信号フォーマットにす
る。同図中、SYNCは同期信号、IDは識別信号、 ADRはア
ドレス信号、Pはブロックパリティ信号、DATAは28シン
ボルのデータ、C1は4シンボルのC1パリティコードであ
り、データに夫々 SYNC,ID,ADR,Pを付加する。この場
合、P=IDADR である。図8に示すような信号フォーマ
ットの記録信号がテープ等の記録媒体に記録され、ここ
から再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、 IDADR
のブロックパリティ信号をデータDATAと同時に伝送する
ことによってある程度のアドレスエラーは検出できる
が、検出能力が不十分なためにアドレスエラー検出を正
確に行ない得ず、アドレスエラー増加となる問題点があ
った。この場合、アドレス情報は一般に、メモリのエリ
アを決定するため、アドレス情報が誤ると誤ったエリア
にデータを格納することになる。ここで、縦方向パリテ
ィコード(C1)で検出できない場合、エラーが横方向パ
リティコード(C2)の訂正能力範囲内にあれば、それら
は訂正可能であるが、訂正能力を越えるとパリティコー
ドC1,C2によるエラー情報によりエラーのロケーション
をする必要がある。このとき、メモリエリアのみ誤りで
パリティコードC1が正しいとすると、データシーケンス
が誤っているにも拘らず誤りであることを発見できなく
なる不都合を生じる。そこで、この不都合をなくすた
め、パリティコードC1生成時にアドレスを含めたパリテ
ィコードC1を生成することが考えられるが、これでは符
号は積符号でなくなってしまい、訂正能力が劣化する問
題点があった。
【0005】また、従来の構成ではテープの非線形性に
よる混変調歪によって低域変換搬送色信号帯域内に生ず
る再生信号中のノイズスペクトラムを大幅に低減するこ
とができず、再生時のカラーS/Nを向上することがで
きず、また、再生デジタル音声信号のエラーレートを向
上することができず、従って、再生FM音声信号のS/
Nを向上することができないため、磁気テープの互換性
特性の向上も図れなかった。更に、FM音声とデジタル
音声の両方を同時に記録再生することができなかったた
め、レコーデットテープソフトを2品種用意しなければ
ならないといった不都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の発明と
して、ブロックごとにスクランブル処理されたデジタル
情報データと、前記ブロックのアドレス情報データとが
配置記録された情報記録媒体であって、前記デジタル情
報データは、前記アドレス情報又は前記アドレス情報と
関連のあるデータブロック情報を初期値として発生した
擬似ランダム関数との排他論理和としてスクランブル処
理された状態で配置記録されている機械読取り可能な情
報記録媒体を、第2の発明として、情報記録媒体は磁気
テープである請求項1に記載の機械読取り可能な情報記
録媒体を、第3の発明として、情報記録媒体はディスク
である請求項1に記載の機械読取り可能な情報記録媒体
をそれぞれ提供することによって上記した問題点を解決
したものである。
【0007】
【発明の実施の態様】図2は本発明装置の一実施例をエ
ンコーダ及びデコーダに適用されたPCM 音声VTR のブロ
ック図を示す。同図に示すブロック図は、本出願人が先
に特願昭62−261319号(発明の名称「磁気記録装置及び
磁気記録再生装置」)で提案した装置である。このもの
はPCM 音声VTR であり、その信号形態は図8,図9に示
すR−DAT のものと多少シンボル数を異にするが,基本
的には図8,図9に示す信号形態をとるのでその説明を
省略する。
【0008】先ず、同図に示す装置の概要について説明
する。同図中、一点鎖線Aより上の部分が磁気記録装置
(記録系)で、Aより下をも含めた部分が再生系を含め
た磁気記録再生装置である。端子25には標準カラー方式
のカラー映像信号が入来し、映像信号処理回路26に供給
される。映像信号処理回路26は公知の手段により輝度信
号と搬送色信号とを分離し、この輝度信号で搬送波を周
波数変調して得た被周波数変調輝度信号(FM輝度信号)
を生成し、かつ、搬送色信号を低域変換して低域変換搬
送色信号を生成し、これら両信号を周波数分割多重して
図3(A)に示す如き周波数スペクトラムの信号を出力
する。
【0009】図3(A)中、IはFM輝度信号でその搬送
周波数帯域は5.4MHz〜7.0MHzである。IIは低域変換色搬
送色信号で、その低域変換色副搬送波周波数は略629kHz
である。上記の記録用の映像信号は記録アンプ27を介し
て映像用回転ヘッド28a,28bに供給される。また映像信
号処理回路26は標準カラー方式のカラー映像信号をその
まま同期信号分離回路29に供給する。同期信号分離回路
29は垂直同期信号を分離して後述するサーボ回路30に供
給する。
【0010】また、端子31a,31b 夫々に入来した左チャ
ンネルアナログ音声信号と右チャンネルアナログ音声信
号とは、一方ではスイッチ手段69a,69b を介してノイズ
リダクション(NR)回路70a,70b に送られ、ダイナミッ
クレンジを1/2 にされた後、プリエンファシス回路71a,
71b においてプリエンファシス特性を付与され、リミッ
タ72a,72b において所定レベル以上の信号がカットされ
る。リミッタ72a,72b出力はFM変調器73a,73b に送ら
れ、夫々、例えば1.3MHz,1.7MHz の搬送波でFM変調さ
れ、帯域フィルタ74a,74b を過た後混合器75へ送られ
る。
【0011】又一方では、スイッチ手段69a,69b を介し
て夫々低域フィルタ32a,32b で可聴周波数帯域を越える
不要高域成分を除去された後、サンプリング周波数が例
えば47.952kHz (=48kHz ÷1.001 )のサンプルホール
ド回路33a,33b を経てA/D 変器34a,34b に供給され、こ
こで量子化ビット数16ビットに直線量子化後、符号化さ
れてPCM 音声信号とされる。この左右チャンネル夫々の
PCM音声信号はエンコーダ35に供給される。
【0012】エンコーダ35は1フィールド期間の偶数番
目のサンプルESと、奇数番目のサンプルOSとより所定フ
ォーマットで誤り検出及び訂正符号P,Q を生成する。エ
ンコーダ35は 136データブロック(=43,520ビット)の
信号フォーマットのディジタル音声信号を生成し、これ
を1フィールド期間(= 1/59.94秒)で伝送する。従っ
て、ディジタル音声信号の伝送ビットレートは2.6086
(=136 ×320 ×59.94Mbpsになる。なお、エンコーダ3
5はサーボ回路30の出力信号により、記録される映像信
号とのフィールド同期をとられる。
【0013】オフセット4相差分PSK 変調器(OQDPSK変
調器)36はこのディジタル音声信号を直並列変換して交
互に2つの符号列として出力する変換回路と、これら2
つの符号列を互いに1タイムスロットの 1/2ずつずらせ
る移相手段と、この移相手段からの2つの符号列を変調
信号として受け、所定周波数fCで位相が互いに90°異な
る2つの搬送波を別々に搬送波抑圧振幅変調する平衡変
調手段と、平衡変調手段よりの2つの被振幅変調波を合
成してOQDPSK変調されたディジタル音声信号を出力する
合成回路とからなる公知の構成とされている。
【0014】上記搬送波周波数fCは一例として、水平走
査周波数fHの 191倍の周波数である約3.0MHzに選定され
ている。従って、このOQDPSK変調器36の出力ディシタル
音声信号の周波数スペクトラムは、搬送波周波数fCで最
大レベルとなり、また前記伝送ビットレートが2.6086Mb
psであるから、搬送波周波数fCに対して±n×1.30MHz
(=2.6086MHz/2 )離れた周波数位置で0となる、公知
のくし歯状のスペクトラムとなる。ただし、上記のnは
自然数である。
【0015】従って、上記OQDPSK変調器36の出力ディジ
タル音声信号は不要周波数成分を除去するための帯域制
限をして、かつ、符号間干渉を起こさないような、約3.
0MHzを中心として通過帯域幅が前記伝送ビットレートの
0.7倍程度に選定された帯域フィルタ37を通されて図3
(B)にIII で示す如き周波数スペクトラムのディジタ
ル音声信号に帯域制限された後、端子38を介して混合器
75に入力され、前記FM音声信号と周波数分割多重された
後バイアス重畳回路39に供給され、ここで高周波バイア
ス信号を重畳される。バイアス重畳回路39は、前記OQDP
SK変調されているディジタル音声信号と前記周波数変調
されたFM音声信号とかが混合された音声信号に、内蔵バ
イアス発振器よりの例えば 10.8MHzの高周波バイアス信
号を重畳し、この重畳信号を記録アンプ47を通して端子
40へ出力する。
【0016】端子40より取り出された上記の重畳信号
は、第1図の音声用回転ヘッド41a 及び41b に夫々供給
される。音声用回転ヘッド41a 及び41b は回転シリンダ
(図示せず)の回転面に180 °対向して取り付けられ、
かつ、前記映像用回転ヘッド28a, 及び28b の取付位置
に対して一定角度先行して取り付けられている。また、
音声用回転ヘッド41a 及び41b のアジマス角度は一方が
+30°、他方が−30°であり、また映像用回転ヘッド28
a 及び28b のアジマス角度は一方が+6°で、他方が−
6°に選定されている。
【0017】上記の回転シリンダを回転するモータ(図
示せず)は、同期信号分離回路29よりの垂直同期信号が
供給されるサーボ回路30の出力信号に基づいて、垂直同
期信号に位相同期して回転する。これにより、音声用回
転ヘッド41a,41b により、ディジタル音声信号とFM音声
信号が、上記回転シリンダに 180°強の角度範囲に亘っ
て巻回されつつ走行する磁気テープ43の磁性層の深層部
分にまで高周波バイアス記録されて音声トラックを形成
し、その後にその音声トラック上の磁性層表層部分に、
映像用回転ヘッド28a,28b により記録用映像信号が記録
されて映像トラックを形成する。また、これと同時に、
コントロールヘッド42が、サーボ回路30より取り出され
た、垂直同期信号から生成したコントロールパルスを磁
気テープの長手方向に沿ってコントロールトラックを形
成して記録する。
【0018】次に上記記録系により記録された磁気テー
プ43を再生する再生系の動作につき説明するに、記録済
の磁気テープ43の磁性層の深層部分に形成された音声ト
ラックより、回転ヘッド41a,41b で交互に再生された被
変調ディジタル音声信号とFM音声信号はプリアンプ55に
供給される。またこれと同時に磁気テープ43の前記映像
トラックより回転ヘッド28a,28b で交互に再生された映
像信号はスイッチングアンプ56に供給される。また、磁
気テープ43のコントロールトラックからコントロールヘ
ッド42で再生されたコントロールパルスはサーボ回路30
に供給される。サーボ回路30は再生コントロールパルス
が基準周波数信号と同期がとれるように回転シリンダの
回転を制御する。
【0019】スイッチングアンプ56は回転ヘッド28a,28
b 夫々の再生映像信号を増幅すると共にスイッチングし
て連続信号とし、この信号をプリアンプ57を介して映像
信号処理回路58に供給する。映像信号処理回路58は公知
の手段により再生信号よりFM輝度信号、低域変換搬送色
信号夫々を帯域分離して取り出し、FM復調して輝度信号
を得ると共に周波数変換により搬送色信号を得て、輝度
信号に搬送色信号を重畳して標準カラー方式の再生カラ
ー映像信号として端子59より出力する。
【0020】他方、プリアンプ55は回転ヘッド41a,41b
夫々よりのディジタル音声信号とFM音声信号とが混合さ
れた再生音声信号を増幅すると共にスイッチングして連
続信号とし再生等化器80及び帯域フィルタ81a,81b に供
給する。帯域フィルタ81a,81b の出力はリミッタ82a,82
b を経て夫々FM復調器83a,83b においてFM復調され、デ
ィエンファシス回路84a,84b においてディエンファシス
特性を付与された後、ノイズリダクション回路85a,85b
によってダイナミックレンジを元に戻され、出力端子86
a,86b より夫々左チャンネル,右チャンネルの音声信号
として取り出される。
【0021】再生等化器80は減衰した高域成分を増強し
た後帯域フィルタ60に供給する。帯域フィルタ60で帯域
分離して取り出された図3(B)に示す周波数スペクト
ラムの再生被変調ディジタル音声信号はOQDPSK復調器61
に供給され、ここで公知のOQDPSK復調されてディジタル
音声信号とされデコーダ62に供給される。デコーダ62に
はサーボ回路30より回転シリンダの回転に位相同期した
パルスから生成された同期信号が各トラックのディジタ
ル音声信号の最初の再生位置を知るために供給されてい
る。このデコーダ62により再生ディジタル音声信号は誤
り訂正,時間軸補正,時間軸伸長及びデインターリーブ
等の処理が行なわれて、各サンプルを A/D変換時と同一
の順番に組み合わされ、かつ、左チャンネルのディジタ
ル音声信号と右チャンネルのディジタル音声信号とに分
離される。
【0022】左右チャンネルのディジタル音声信号は、
夫々D/A 変換器63a,63b 夫々でアナログ化された後、デ
グリッチャ回路64a,64b でD/A 変換時に発生するノイズ
成分を除去され、更に低域フィルタ65a,65b で可聴周波
数帯域を越える不要高域成分を除去される。これによっ
て端子66a,66b 夫々へ左チャンネル,右チャンネルのア
ナログ音声信号が別々に出力される。
【0023】図2に示す装置は、バイアス重畳回路39の
動作により、多相差分PSK 又はオフセット多相差分PSK
で変調されてなるディジタル音声信号を被変調FM音声信
号と混合し、高周波バイアス信号と共に磁性層深層部分
に記録するようにしたので、テープの非線形性による混
変調歪によって低域変換搬送色信号帯域内に生ずる再生
信号中のノイズスペクトラムを大幅に低減することがで
き、よって再生時のカラーS/N を向上することができ、
また再生ディジタル音声信号のエラレートを向上するこ
とができるとともに再生FM音声信号のS/N 比を向上する
ことができ、以上より磁気テープの互換性特性も向上で
き、FM音声とディジタル音声の両方を同時に記録再生で
きるため、レコーデットテープソフトを2品種用意しな
ければならないといった不都合を解決できる。
【0024】ところで、本発明装置は、第2図に示すエ
ンコーダ35、デコーダ62に夫々適用される。図1(A)
は本発明装置をエンコーダに適用したブロック図、図1
(B)は本発明装置をデコーダに適用したブロック図を
示す。図1(A)に示すエンコーダにおいて、端子101
に入来したAD変換器34a,34b(図2)からの入力デジタ
ルデータはC2生成器102 及びC1生成器103 で夫々横方向
パリティコードC2、縦方向パリティコードC1を付加さ
れ、メモリ104 に書込まれ、ここから読出される。メモ
リ104 に書込むに際し、データは各アドレスに従って分
散して(インタリーブ)書込まれる。メモリ104 から読
出された信号は加算器105 に供給され、後述のM系列ス
クランブル信号発生器(擬似ランダム関数発生器)106
の出力と排他論理和をとられる。
【0025】M系列発生器106 は図4に示す如く例えば
遅延回路Dを10個用いる10次の構成とされており、その
初期値は、ブロックアドレス発生器107 の出力アドレス
(又はアドレスと対応がとれている各データブロックの
値)により異なる値にセットされる。このように、図5
(A)(アドレス00H の場合)及び図5(B)(アドレ
ス01H の場合)に示す如く、初期設定では破線で包囲し
て示す上位2ビットを「1」にセットされることによ
り、各々のデータブロックにおけるM系列信号パターン
は各データブロック毎に夫々異なることになる。ここ
で、図6(A)に示す如く、加算器105 において、C1生
成器103 からの原デジタル信号との排他論理和をとるの
はM系列発生器106 の出力中MSB (最上位ビット)であ
り、原デジタル信号はM系列発生器106 及び加算器105
によってスクランブルをかけられて取出される。従っ
て、原デジタル信号は0のみ或いは1のみの反転の無い
信号であってもM系列発生器106 の出力によって反転を
含む信号となり、つまり、変化点の多い信号となり、後
述の再生系においてこの変化点を基準にして同期検波,
ビット同期を安定に行ない得ることになる。
【0026】加算器105 の出力はマルチプレクサ108
で、同期信号発生器109 からの同期信号、ID発生器110
からの識別信号,アドレス発生器107 からのアドレス信
号、加算器111 からのIDADR =P信号を付加され、OQDP
SK変調器36(図2)に供給される。
【0027】次に図1(B)に示すデコーダにおいて、
端子120 に入来したOQDPSK復調器61(図2)の出力デー
タは同期検波器121 で同期検波され、ID・ADR エラー検
出器122 で識別信号ID、アドレス信号ADR がエラーチェ
ックされ、エラーが無ければIDデコーダ123 で識別信号
IDを検波されると共にアドレスカウンタ124 でアドレス
信号とされる。この場合、エラーがあればアドレスカウ
ンタ124 のカウンタ値が1進められる。アドレスカウン
タ124 の出力はメモリ125 のアドレス発生器126 に供給
され、データの格納エリアが決定される。
【0028】アドレスカウンタ124 の出力は図1(A)
に示すM系列発生器106 と同一のM系列発生器127 に供
給され、その初期値を設定する。M系列発生器127 の出
力及びID・ADR エラー検出器122 の出力は加算器128 に
て図6(B)に示す如く排他論理和をとられ、スクラン
ブルを解除されて元のデジタル信号とされる。加算器12
8 の出力及びメモリ125 の出力はエラー検出及び訂正回
路129 にて誤り訂正されると共にデインタリーブされ、
補間回路150 で補間され、DA変換器63a,63b (2)に供
給される。
【0029】ここで、エラーレート悪化のために誤り訂
正能力以上のエラーが生じた場合を図7に示す。ここに
示す符号形態は、前述の図8に示す符号形態と同じであ
る。例えば、シンドロームS10 ,S11 ,S16 ,S121,S1
24,S125,S126及びS20 ,S21 ,S22 ,S28 が夫々誤り
訂正能力以上のエラーを生じたことを示したとする。こ
の場合、図7に×印で示した夫々の交点のシンボルのみ
エラーと推定できるので、これらのサンプルの誤り訂
正,補間を行なえばよい。
【0030】然るにこのとき、アドレスADR26 をアドレ
スADR10 と誤ったとするとアドレスカウンタ124 は誤っ
たアドレスをメモリアドレス発生器126 に送り、データ
はメモリ125 の誤ったアドレスにデータを格納する。こ
の時データそのものに誤りがないとすると、横方向パリ
ティコードC2のデコードによりS2シンドロームは全て訂
正不能を示し、従って、シンドローム S10,S11 ,S16
,S121,S124,S125,S126及びS110に含まれる全ての
シンボルをエラーとしなければならないが、S110系列に
はエラーが存在しない(○印で示す)のでシンドローム
S110はエラーのあることを示さない。この結果、PCM 音
声付VTR 等では誤ったデータを出力することによってス
ピーカを破損するという事故を生じることがある。
【0031】しかしながら、本発明によれば、アドレス
情報によってエンコーダ(図1(A))ではスクランブ
ル、デコーダ(図1(B))ではディスクランブルを行
なっているので、図7に示すようにアドレスにエラーを
生じるとM系列発生器127 の初期値がエンコーダ系のM
系列発生器106 における図5に示すものと異なり、その
出力信号系列がエンコーダ系の信号系列と異なるのでス
クランブルの解除ができず、C1パリティコードにエラー
が発生することになる。このような本発明ではアドレス
エラーがあるとデータの受信系列にエラーが生じなくて
も復号データにエラーが生じるため、シンドローム系列
はエラーを示すことになり、これにより、誤りデータを
出力することを防止できる。従って、本発明によれば、
アドレスエラーの検出能力が向上し、エラーの見逃しが
減少するので、誤ったデータを出力することによってス
ピーカを破損するといった事故を防止できる。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、C1パリティコードのみの符号訂正
にも有効である。しかし、C1パリティコード及びC2パリ
ティコードの2つのパリティコードをもつ装置で、C1パ
リティコードのみの復号を行なう場合は更に有効であ
る。又、3重,4重その他の多重符号(積符号とは限らな
い)の訂正にも有効である。
【0033】また、本発明によれば、伝送データをスク
ランブルしているので原信号は反転のない信号でも反転
されることになり(変化点が多くなり)、再生系におい
てこの変化点を基準にして同期検波、ビット同期を安定
に行ない得る。又、アドレス情報によってスクランブ
ル,ディスクランブルしているので、アドレスにエラー
を生じると再生系擬似ランダム関数発生器の初期値は記
録系のそれの初期値と異なり、この結果スクランブル解
除できず、パリティコードにエラーを生じ、このように
アドレスエラーがあるとデータの受信系列にエラーが生
じなくても復号データにエラーが生じるため、シンドロ
ーム系列はエラーを示すことになり、これにより、アド
レスエラーの検出能力が向上し、エラーの見逃しが減少
するので、PCM 音声付VTR の場合、誤ったデータを出力
することによってスピーカを破損するといった事故を防
止できる。更に、復号側でスクランブル解除した信号は
積符号であるので、C1パリティコード系列にアドレスを
含めた場合(符号が積符号でなくなる)に比して符号の
検出,訂正能力が向上する。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、テ
ープの非線形性による混変調歪によって低域変換搬送色
信号帯域内に生ずる再生信号中のノイズスペクトラムを
大幅に低減することが出来、再生時のカラーS/Nを向
上することができ、また、再生デジタル音声信号のエラ
ーレートを向上することが出来ると共に再生FM音声信
号のS/N比を向上することができ、以上より磁気テー
プの互換性特性の向上を図ることができ、更に、FM音
声とデジタル音声の両方を同時に記録再生することがで
きるため、レコーデットテープソフトを2品種用意しな
ければならないといった不都合を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明装置を適用するPCM 音声付VTR のブロッ
ク図である。
【図3】図2に示す装置の各部の信号周波数スペクトラ
ムである。
【図4】M系列発生器の詳細ブロック図である。
【図5】M系列発生器による擬似ランダム関数発生の様
子を示す図である。
【図6】原デジタル情報と擬似ランダム関数との排他論
理和をとる様子を示す図である。
【図7】アドレスエラーを生じた時のシンドロームの様
子を示す図である。
【図8】一般のデジタル信号形態を示す図である。
【図9】一般のデジタル信号形態を示す図である。
【符号の説明】
34a,34b ……AD変換器、35……エンコーダ、36……OQDP
SK変調器、61……OQDPSK復調器、62……デコーダ、63a,
63b ……DA変換器、102 ……C2生成器、103 …C1 生成
器、104,125 ……メモリ、105,128 ……加算器、106,12
7 ……M系列スクランブル信号発生器(擬似ランダム関
数発生器)、107 ……アドレス発生器、108 ……マルチ
プレクサ、109 ……同期信号発生器、110 ……識別信号
発生器、121 ……同期検波器、122 ……ID・ADR エラー
検出器、123 ……IDデコーダ、124 ……アドレスカウン
タ、126 ……メモリアドレス発生器、129 ……エラー検
出及び訂正回路、130 ……補間回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F 572B 572G H03M 13/00 H03M 13/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロックごとにスクランブル処理されたデ
    ジタル情報データと、前記ブロックのアドレス情報デー
    タとが配置記録された情報記録媒体であって、 前記デジタル情報データは、前記アドレス情報又は前記
    アドレス情報と関連のあるデータブロック情報を初期値
    として発生した擬似ランダム関数との排他論理和として
    スクランブル処理された状態で配置記録されていること
    を特徴とする機械読取り可能な情報記録媒体。
  2. 【請求項2】情報記録媒体は磁気テープであることを特
    徴とする請求項1に記載の機械読取り可能な情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】情報記録媒体はディスクであることを特徴
    とする請求項1に記載の機械読取り可能な情報記録媒
    体。
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