JPH0799878B2 - 磁気記録装置及び磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録装置及び磁気記録再生装置Info
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- JPH0799878B2 JPH0799878B2 JP3031964A JP3196491A JPH0799878B2 JP H0799878 B2 JPH0799878 B2 JP H0799878B2 JP 3031964 A JP3031964 A JP 3031964A JP 3196491 A JP3196491 A JP 3196491A JP H0799878 B2 JPH0799878 B2 JP H0799878B2
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- audio signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置及び磁気記
録再生装置に係り、特に磁気テープの磁性層の深層部分
において周波数変調されたFM音声信号を記録し又は再
生し、表層部分において映像信号を記録し又は再生する
磁気記録装置及び磁気記録再生装置に関する。
録再生装置に係り、特に磁気テープの磁性層の深層部分
において周波数変調されたFM音声信号を記録し又は再
生し、表層部分において映像信号を記録し又は再生する
磁気記録装置及び磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の磁気記録装置と再生系とを
併せた磁気記録再生装置を示すブロック系統図である。
併せた磁気記録再生装置を示すブロック系統図である。
【0003】同図中、入力端子1に入来したカラー映像
信号は映像信号処理回路2により例えば低域変換搬送色
信号と被周波数変調輝度信号との周波数分割多重信号に
変換された後、記録アンプ3及びスイッチング回路4を
通して回転ヘッド5a及び5bにより磁気テープ6に記
録される。
信号は映像信号処理回路2により例えば低域変換搬送色
信号と被周波数変調輝度信号との周波数分割多重信号に
変換された後、記録アンプ3及びスイッチング回路4を
通して回転ヘッド5a及び5bにより磁気テープ6に記
録される。
【0004】一方、入力端子7L,7R に入来した左チャ
ンネル(Lch)と右チャンネル(Rch)の各音声信号は
ディジタル信号処理回路9によりパルス符号変調(PC
M)信号に変換され、かつ、時分割多重された後、OQ
PSK変調器10によりオフセット4相PSK方式で変
調され、更に記録アンプ11及びスイッチング回路12
を夫々通して回転ヘッド13a及び13bにより磁気テ
ープ6に記録される。
ンネル(Lch)と右チャンネル(Rch)の各音声信号は
ディジタル信号処理回路9によりパルス符号変調(PC
M)信号に変換され、かつ、時分割多重された後、OQ
PSK変調器10によりオフセット4相PSK方式で変
調され、更に記録アンプ11及びスイッチング回路12
を夫々通して回転ヘッド13a及び13bにより磁気テ
ープ6に記録される。
【0005】ここで、回転ヘッド13a及び13bによ
り磁気テープ6の磁性層の深層部分にOQPSK変調さ
れたディジタル音声信号が記録された音声トラック上
に、回転ヘッド5a及び5bにより磁性層の表層部分に
前記周波数分割多重映像信号が映像トラックを形成して
記録される。
り磁気テープ6の磁性層の深層部分にOQPSK変調さ
れたディジタル音声信号が記録された音声トラック上
に、回転ヘッド5a及び5bにより磁性層の表層部分に
前記周波数分割多重映像信号が映像トラックを形成して
記録される。
【0006】再生時は、回転ヘッド5a及び5bにより
映像トラックから再生された周波数分割多重映像信号
は、スイッチング回路4、再生アンプ14を夫々通して
映像信号処理回路15に供給され、ここでもとの再生カ
ラー映像信号に戻された後出力端子16へ出力される。
映像トラックから再生された周波数分割多重映像信号
は、スイッチング回路4、再生アンプ14を夫々通して
映像信号処理回路15に供給され、ここでもとの再生カ
ラー映像信号に戻された後出力端子16へ出力される。
【0007】また、一方、回転ヘッド13a,13bに
より音声トラックから再生されたディジタル音声信号
は、スイッチング回路12、再生アンプ17、イコライ
ザ18、OQPSK復調器19を夫々通してディジタル
信号処理回路20に供給され、ここで再生PCM信号に
変換された後、D/A変換器21によりもとのアナログ
音声信号に戻され、これにより左チャンネル再生音声信
号と右チャンネル再生音声信号とが出力端子22L,22
R へ別々に、かつ、同時に出力される。
より音声トラックから再生されたディジタル音声信号
は、スイッチング回路12、再生アンプ17、イコライ
ザ18、OQPSK復調器19を夫々通してディジタル
信号処理回路20に供給され、ここで再生PCM信号に
変換された後、D/A変換器21によりもとのアナログ
音声信号に戻され、これにより左チャンネル再生音声信
号と右チャンネル再生音声信号とが出力端子22L,22
R へ別々に、かつ、同時に出力される。
【0008】このように、図8に示す従来装置は、回転
ヘッド式の深層記録方式VTRにおいて、磁気テープ6
の磁性層の深層部分には、OQPSK変調されたディジ
タル音声信号が直接記録される。この記録再生装置は既
に文献に発表されている(例えば、荒木他:“A ST
UDY ON THE DIGITIZATIONOF
AUDIO SIGNALS FOR VIDEO
TEPERECORDER”,International Conferen
ce on Acoustics, Speech,and Signal Processing ,p.
29-33,1986)。
ヘッド式の深層記録方式VTRにおいて、磁気テープ6
の磁性層の深層部分には、OQPSK変調されたディジ
タル音声信号が直接記録される。この記録再生装置は既
に文献に発表されている(例えば、荒木他:“A ST
UDY ON THE DIGITIZATIONOF
AUDIO SIGNALS FOR VIDEO
TEPERECORDER”,International Conferen
ce on Acoustics, Speech,and Signal Processing ,p.
29-33,1986)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来装
置は、非直線伝送系である磁気テープに対してOQPS
K変調されたディジタル音声信号を直接に記録するた
め、混変調歪が発生し、再生時に記録時には無かったノ
イズスペクトラムが低域変換搬送色信号帯域に生じる。
置は、非直線伝送系である磁気テープに対してOQPS
K変調されたディジタル音声信号を直接に記録するた
め、混変調歪が発生し、再生時に記録時には無かったノ
イズスペクトラムが低域変換搬送色信号帯域に生じる。
【0010】このため、回転ヘッド5a,5bによる映
像トラック再生時の再生信号中の上記ノイズスペクトラ
ムによってカラーS/Nを劣化させてしまうという問題
点があった。
像トラック再生時の再生信号中の上記ノイズスペクトラ
ムによってカラーS/Nを劣化させてしまうという問題
点があった。
【0011】更に従来装置では、FM音声信号が記録さ
れたビデオソフトは、その音声を再生することができ
ず、レコーデッドテープ産業界ではFM音声が記録され
たビデオソフトとは別に、ディジタル音声が記録された
ビデオソフトをも用意する必要があり、手間がかかると
同時に不経済であるという問題点があった。
れたビデオソフトは、その音声を再生することができ
ず、レコーデッドテープ産業界ではFM音声が記録され
たビデオソフトとは別に、ディジタル音声が記録された
ビデオソフトをも用意する必要があり、手間がかかると
同時に不経済であるという問題点があった。
【0012】本発明は上記の点に鑑みて発明されたもの
で、音声信号によるノイズスペクトラムを低減してカラ
ーS/Nの劣化を防止することができる記録装置、これ
を記録し再生する記録再生装置を提供することを目的と
する。
で、音声信号によるノイズスペクトラムを低減してカラ
ーS/Nの劣化を防止することができる記録装置、これ
を記録し再生する記録再生装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1) 磁気テープの磁
性層の深層部分に音声用回転ヘッドにより音声信号を記
録し、映像信号の輝度信号を周波数変調した周波数変調
輝度信号と該映像信号の色信号を該周波数変調輝度信号
よりも低い周波数に周波数変換した低域変換色信号とを
多重して多重信号を生成し、該音声用回転ヘッドにより
形成された音声トラックの上方の磁性層表層部分に、該
音声用回転ヘッドとはアジマス角度を異ならせた映像用
回転ヘッドにより該多重信号を記録して映像トラックを
形成して該映像信号を記録する磁気記録装置において、
第1の搬送周波数で周波数変調されてなる第1のFM音
声信号を生成する第1の変調手段と、第2の搬送周波数
で周波数変調されてなる第2のFM音声信号を生成する
第2の変調手段と、該第1の変調手段の出力である該第
1のFM音声信号と該第2の変調手段の出力である該第
2のFM音声信号とを多重してなる多重音声信号を生成
する混合手段と、該混合手段の出力である該多重音声信
号だけに高周波バイアス信号を重畳してなる重畳信号を
生成するバイアス重畳手段とを有し、該バイアス重畳手
段の出力である該重畳信号を前記音声用回転ヘッドに前
記音声信号として供給するように構成したことを特徴と
する磁気記録装置。
性層の深層部分に音声用回転ヘッドにより音声信号を記
録し、映像信号の輝度信号を周波数変調した周波数変調
輝度信号と該映像信号の色信号を該周波数変調輝度信号
よりも低い周波数に周波数変換した低域変換色信号とを
多重して多重信号を生成し、該音声用回転ヘッドにより
形成された音声トラックの上方の磁性層表層部分に、該
音声用回転ヘッドとはアジマス角度を異ならせた映像用
回転ヘッドにより該多重信号を記録して映像トラックを
形成して該映像信号を記録する磁気記録装置において、
第1の搬送周波数で周波数変調されてなる第1のFM音
声信号を生成する第1の変調手段と、第2の搬送周波数
で周波数変調されてなる第2のFM音声信号を生成する
第2の変調手段と、該第1の変調手段の出力である該第
1のFM音声信号と該第2の変調手段の出力である該第
2のFM音声信号とを多重してなる多重音声信号を生成
する混合手段と、該混合手段の出力である該多重音声信
号だけに高周波バイアス信号を重畳してなる重畳信号を
生成するバイアス重畳手段とを有し、該バイアス重畳手
段の出力である該重畳信号を前記音声用回転ヘッドに前
記音声信号として供給するように構成したことを特徴と
する磁気記録装置。
【0014】(2) 磁気テープの磁性層の深層部分に
音声用回転ヘッドにより音声信号を記録し、映像信号の
輝度信号を周波数変調した周波数変調輝度信号と該映像
信号の色信号を該周波数変調輝度信号よりも低い周波数
に周波数変換した低域変換色信号とを多重して多重信号
を生成し、該音声用回転ヘッドにより形成された音声ト
ラックの上方の磁性層表層部分に、該音声用回転ヘッド
とはアジマス角度を異ならせた映像用回転ヘッドにより
該多重信号を記録して映像トラックを形成して該映像信
号を記録し、該磁気テープ上に記録された音声信号と映
像信号とを再生する磁気記録再生装置において、第1の
搬送周波数で周波数変調されてなる第1のFM音声信号
を生成する第1の変調手段と、第2の搬送周波数で周波
数変調されてなる第2のFM音声信号を生成する第2の
変調手段と、該第1の変調手段の出力である該第1のF
M音声信号と該第2の変調手段の出力である該第2のF
M音声信号とを多重してなる多重音声信号を生成する混
合手段と、該混合手段の出力である該多重音声信号だけ
に高周波バイアス信号を重畳してなる重畳信号を生成す
るバイアス重畳手段と、前記音声用回転ヘッドにより再
生された再生音声信号を周波数分離し、前記第1のFM
音声信号と前記第2のFM音声信号とを出力する分離手
段と、該分離手段の出力である前記第2のFM音声信号
を周波数復調する第2の復調手段とを設けたことを特徴
とする磁気記録再生装置。
音声用回転ヘッドにより音声信号を記録し、映像信号の
輝度信号を周波数変調した周波数変調輝度信号と該映像
信号の色信号を該周波数変調輝度信号よりも低い周波数
に周波数変換した低域変換色信号とを多重して多重信号
を生成し、該音声用回転ヘッドにより形成された音声ト
ラックの上方の磁性層表層部分に、該音声用回転ヘッド
とはアジマス角度を異ならせた映像用回転ヘッドにより
該多重信号を記録して映像トラックを形成して該映像信
号を記録し、該磁気テープ上に記録された音声信号と映
像信号とを再生する磁気記録再生装置において、第1の
搬送周波数で周波数変調されてなる第1のFM音声信号
を生成する第1の変調手段と、第2の搬送周波数で周波
数変調されてなる第2のFM音声信号を生成する第2の
変調手段と、該第1の変調手段の出力である該第1のF
M音声信号と該第2の変調手段の出力である該第2のF
M音声信号とを多重してなる多重音声信号を生成する混
合手段と、該混合手段の出力である該多重音声信号だけ
に高周波バイアス信号を重畳してなる重畳信号を生成す
るバイアス重畳手段と、前記音声用回転ヘッドにより再
生された再生音声信号を周波数分離し、前記第1のFM
音声信号と前記第2のFM音声信号とを出力する分離手
段と、該分離手段の出力である前記第2のFM音声信号
を周波数復調する第2の復調手段とを設けたことを特徴
とする磁気記録再生装置。
【0015】
【実施例】図1は本発明装置の一実施例を示すブロック
系統図である。同図中、一点鎖線Aより上の部分が磁気
記録装置(記録系)で、Aより下をも含めた部分が再生
系を含めた磁気記録再生装置である。
系統図である。同図中、一点鎖線Aより上の部分が磁気
記録装置(記録系)で、Aより下をも含めた部分が再生
系を含めた磁気記録再生装置である。
【0016】本実施例について説明するに、端子25に
は標準カラー方式のカラー映像信号が入来し、映像信号
処理回路26に供給される。映像信号処理回路26は公
知の手段により輝度信号と搬送色信号とを分離し、この
輝度信号で搬送波を周波数変調し得た被周波数変調輝度
信号(FM輝度信号)を生成し、かつ、搬送色信号を低
域変換して低域変換搬送色信号を生成し、これら両信号
を周波数分割多重して図2(A)に示す如き周波数スペ
クトラムの信号を出力する。図2(A)中、IはFM輝
度信号でその搬送周波数帯域は5.4MHz〜7.0MHzである。
IIは低域変換搬送色信号で、その低域変換色副搬送波周
波数は略629kHzである。上記の記録用の映像信号は記録
アンプ27を介して映像用回転ヘッド28a,28bに
供給される。また映像信号処理回路26は標準カラー方
式のカラー映像信号をそのまま同期信号分離回路29に
供給する。同期信号分離回路29は垂直同期信号を分離
して後述するサーボ回路30に供給する。
は標準カラー方式のカラー映像信号が入来し、映像信号
処理回路26に供給される。映像信号処理回路26は公
知の手段により輝度信号と搬送色信号とを分離し、この
輝度信号で搬送波を周波数変調し得た被周波数変調輝度
信号(FM輝度信号)を生成し、かつ、搬送色信号を低
域変換して低域変換搬送色信号を生成し、これら両信号
を周波数分割多重して図2(A)に示す如き周波数スペ
クトラムの信号を出力する。図2(A)中、IはFM輝
度信号でその搬送周波数帯域は5.4MHz〜7.0MHzである。
IIは低域変換搬送色信号で、その低域変換色副搬送波周
波数は略629kHzである。上記の記録用の映像信号は記録
アンプ27を介して映像用回転ヘッド28a,28bに
供給される。また映像信号処理回路26は標準カラー方
式のカラー映像信号をそのまま同期信号分離回路29に
供給する。同期信号分離回路29は垂直同期信号を分離
して後述するサーボ回路30に供給する。
【0017】入力端子31a,31bにはアナログオー
ディオ信号の左チャンネル(L1)と右チャンネル(R1)
が供給され、入力端子68a,68bにはこれとは異な
るアナログオーディオ信号の左チャンネル(L2)と右チ
ャンネル(R2)が供給される。このときスイッチ手段6
9a,69bの可動接点を共にa側に接続すれば、入力
端子31a,31bに供給されるアナログオーディオ信
号をFMオーディオ信号及びディジタルオーディオ信号
の両方で記録することになる。一方スイッチ手段69
a,69bの可動接点を共にb側に接続すれば、入力端
子31a,31bに供給されるアナログオーディオ信号
をFMオーディオ信号として、又入力端子68a,68
bに供給されるアナログオーディオ信号はディジタルオ
ーディオ信号として記録される。従って、後者の場合に
プログラムソースとして例えば外国映画を記録するとき
にオリジナルの外国語を含むステレオ音声をディジタル
オーディオ信号として記録し、日本語の吹き替え音声を
FMオーディオ信号として共に高音質で記録することが
できる。
ディオ信号の左チャンネル(L1)と右チャンネル(R1)
が供給され、入力端子68a,68bにはこれとは異な
るアナログオーディオ信号の左チャンネル(L2)と右チ
ャンネル(R2)が供給される。このときスイッチ手段6
9a,69bの可動接点を共にa側に接続すれば、入力
端子31a,31bに供給されるアナログオーディオ信
号をFMオーディオ信号及びディジタルオーディオ信号
の両方で記録することになる。一方スイッチ手段69
a,69bの可動接点を共にb側に接続すれば、入力端
子31a,31bに供給されるアナログオーディオ信号
をFMオーディオ信号として、又入力端子68a,68
bに供給されるアナログオーディオ信号はディジタルオ
ーディオ信号として記録される。従って、後者の場合に
プログラムソースとして例えば外国映画を記録するとき
にオリジナルの外国語を含むステレオ音声をディジタル
オーディオ信号として記録し、日本語の吹き替え音声を
FMオーディオ信号として共に高音質で記録することが
できる。
【0018】スイッチ手段69a,69bが共にb側に
接続されている場合を考える。端子31a,31b夫々
に入来した左チャンネルアナログ音声信号と右チャンネ
ルアナログ音声信号は、ノイズリダクション(NR)回
路70a,70bに送られ、ダイナミックレンジを1/
2にされた後、プリエンファシス回路71a,71bに
おいてプリエンファシス特性を付与され、リミッタ72
a,72bにおいて所定レベル以上の信号がカットされ
る。リミッタ72a,72bの出力はFM変調器73
a,73bに送られ、夫々、例えば1.3MHz,1.7MHzの搬
送波でFM変調され、帯域フィルタ74a,74bを通
過した後混合器75へ送られる。
接続されている場合を考える。端子31a,31b夫々
に入来した左チャンネルアナログ音声信号と右チャンネ
ルアナログ音声信号は、ノイズリダクション(NR)回
路70a,70bに送られ、ダイナミックレンジを1/
2にされた後、プリエンファシス回路71a,71bに
おいてプリエンファシス特性を付与され、リミッタ72
a,72bにおいて所定レベル以上の信号がカットされ
る。リミッタ72a,72bの出力はFM変調器73
a,73bに送られ、夫々、例えば1.3MHz,1.7MHzの搬
送波でFM変調され、帯域フィルタ74a,74bを通
過した後混合器75へ送られる。
【0019】又一方端子68a,68b夫々に入来した
左チャンネルアナログ信号と右チャンネルオーディオ信
号は、夫々低域フィルタ32a,32bで可聴周波数帯
域を越える不要高域成分を除去された後、サンプリング
周波数が例えば47.952kHz (=48kHz ÷1.001)のサンプ
ルホールド回路33a,33bを経てA/D変換器34
a,34bに供給され、ここで量子化ビット数16ビッ
トに直線量子化後、符号化されてPCM音声とされる。
この左右チャンネルのPCM音声信号はエンコーダ35
に供給される。エンコーダ35は1フィールド期間の偶
数番目のサンプルESと、奇数番目のサンプルOSとに
より図3(A)に示すフォーマットで誤り検出及び訂正
符号P,Qを生成する。
左チャンネルアナログ信号と右チャンネルオーディオ信
号は、夫々低域フィルタ32a,32bで可聴周波数帯
域を越える不要高域成分を除去された後、サンプリング
周波数が例えば47.952kHz (=48kHz ÷1.001)のサンプ
ルホールド回路33a,33bを経てA/D変換器34
a,34bに供給され、ここで量子化ビット数16ビッ
トに直線量子化後、符号化されてPCM音声とされる。
この左右チャンネルのPCM音声信号はエンコーダ35
に供給される。エンコーダ35は1フィールド期間の偶
数番目のサンプルESと、奇数番目のサンプルOSとに
より図3(A)に示すフォーマットで誤り検出及び訂正
符号P,Qを生成する。
【0020】図3(A)において、データDATA1,
DATA2は例えば各々時間軸圧縮及びインターリーブ
を施されたサンプルES,OSであり、水平方向のワー
ド単位(1ワードは8ビット)の各行のデータDATA
1,DATA2(夫々8×50ビット)のうち、各々1
0ワードずつを所定の演算を行って6ワードのパリティ
Qを生成することを繰り返して各行8×30(=8×6
×5)ビットのパリティQを得る。また、エンコーダ3
5は垂直方向の8列分、すなわち各行1ワード(=8ビ
ット)のデータDATA1,DATA2,パリティQの
32ワード毎に所定の演算を行って4ワードの各列8×
4ビットのパリティを生成する。
DATA2は例えば各々時間軸圧縮及びインターリーブ
を施されたサンプルES,OSであり、水平方向のワー
ド単位(1ワードは8ビット)の各行のデータDATA
1,DATA2(夫々8×50ビット)のうち、各々1
0ワードずつを所定の演算を行って6ワードのパリティ
Qを生成することを繰り返して各行8×30(=8×6
×5)ビットのパリティQを得る。また、エンコーダ3
5は垂直方向の8列分、すなわち各行1ワード(=8ビ
ット)のデータDATA1,DATA2,パリティQの
32ワード毎に所定の演算を行って4ワードの各列8×
4ビットのパリティを生成する。
【0021】次に、上記のデータDATA1,DATA
2及びパリティP,Qは、8列分36ワード毎に分割さ
れ、更にその各36ワードの直前に図3(B)に示す如
き各8ビット(=1ワード)の同期信号SYNC,識別
信号ID,アドレス信号ADDR,ブロックパリティP
ARITYが付加されて、全部で40ワードのデータブ
ロックが形成される。同期信号SYNCは各データブロ
ックの開始を指示する。アドレス信号ADDRは1トラ
ック分のディジタル音声信号(即ち130データブロッ
ク)中の各データブロックの順番を指示する。ブロック
パリティ信号PARITYは、PARITY=ID+A
DDR(mod2)で得られる誤り検出用の信号である。
2及びパリティP,Qは、8列分36ワード毎に分割さ
れ、更にその各36ワードの直前に図3(B)に示す如
き各8ビット(=1ワード)の同期信号SYNC,識別
信号ID,アドレス信号ADDR,ブロックパリティP
ARITYが付加されて、全部で40ワードのデータブ
ロックが形成される。同期信号SYNCは各データブロ
ックの開始を指示する。アドレス信号ADDRは1トラ
ック分のディジタル音声信号(即ち130データブロッ
ク)中の各データブロックの順番を指示する。ブロック
パリティ信号PARITYは、PARITY=ID+A
DDR(mod2)で得られる誤り検出用の信号である。
【0022】図3(C)に示すデータエリアの130デ
ータブロックで図3(A)に示すデータDATA1,D
ATA2及びパリティP,Qが伝送されるが、その前に
4データブロック分のクロック再生用のプリアンブルと
その後に2データブロックのポストアンブルとが付加さ
れる。
ータブロックで図3(A)に示すデータDATA1,D
ATA2及びパリティP,Qが伝送されるが、その前に
4データブロック分のクロック再生用のプリアンブルと
その後に2データブロックのポストアンブルとが付加さ
れる。
【0023】このようにして、エンコーダ35は図3
(C)に示す全部で 136データブロック(=43,520ビッ
ト) の信号フォーマットのディジタル音声信号を生成
し、これを1フィールド期間(=1/59.94 秒)で伝送す
る。従って、ディジタル音声信号の伝送ビットレートは
2.6086(= 136×320 ×59.94)Mbpsになる。
(C)に示す全部で 136データブロック(=43,520ビッ
ト) の信号フォーマットのディジタル音声信号を生成
し、これを1フィールド期間(=1/59.94 秒)で伝送す
る。従って、ディジタル音声信号の伝送ビットレートは
2.6086(= 136×320 ×59.94)Mbpsになる。
【0024】なお、エンコーダ35はサーボ回路30の
出力信号により、記録される映像信号とのフィールド同
期をとられる。
出力信号により、記録される映像信号とのフィールド同
期をとられる。
【0025】オフセット4相差分PSK変調器(OQD
PSK変調器)36はこのディジタル音声信号を直並列
変換して交互に2つの符号列として出力する変換回路
と、これら2つの符号列を互いに1タイムスロットの1
/2ずつずらせる移相手段と、この移相手段からの2つ
の符号列を変調信号として受け、所定定数fc で位相が
互いに90゜異なる2つの搬送波を別々に搬送波抑圧振
幅変調する平衡変調手段と、平衡変調手段よりの2つの
被振幅変調波を合成してOQDPSK変調されたディジ
タル音声信号を出力する合成回路とからなる公知の構成
とされている。
PSK変調器)36はこのディジタル音声信号を直並列
変換して交互に2つの符号列として出力する変換回路
と、これら2つの符号列を互いに1タイムスロットの1
/2ずつずらせる移相手段と、この移相手段からの2つ
の符号列を変調信号として受け、所定定数fc で位相が
互いに90゜異なる2つの搬送波を別々に搬送波抑圧振
幅変調する平衡変調手段と、平衡変調手段よりの2つの
被振幅変調波を合成してOQDPSK変調されたディジ
タル音声信号を出力する合成回路とからなる公知の構成
とされている。
【0026】上記搬送波周波数fc は一例として水平走
査周波数fH の 191倍の周波数である約3.0MHzに選定さ
れている。従って、このOQDPSK変調器36の出力
ディジタル音声信号の周波数スペクトラムは、搬送波周
波数fc で最大レベルとなり、また前記伝送ビットレー
トが2.6086Mbpsであるから、搬送波周波数fc に対して
±n×1.30MHz(=2.6086MHz/2)離れた周波数位置で0と
なる、公知のくし歯状のスペクトラムとなる。ただし、
上記のnは自然数である。
査周波数fH の 191倍の周波数である約3.0MHzに選定さ
れている。従って、このOQDPSK変調器36の出力
ディジタル音声信号の周波数スペクトラムは、搬送波周
波数fc で最大レベルとなり、また前記伝送ビットレー
トが2.6086Mbpsであるから、搬送波周波数fc に対して
±n×1.30MHz(=2.6086MHz/2)離れた周波数位置で0と
なる、公知のくし歯状のスペクトラムとなる。ただし、
上記のnは自然数である。
【0027】従って、上記OQDPSK変調器36の出
力ディジタル音声信号は不要周波数成分を除去するため
の帯域制限をして、かつ、符号間干渉を起こさないよう
な、約3.0MHzを中心として通過帯域幅が前記伝送ビット
レートの 0.7倍程度に選定された帯域フィルタ37を通
されて図2(B)にIII で示す如き周波数スペクトラム
のディジタル音声信号に帯域制限された後、端子38を
介して混合器75に入力され、前記FM音声信号と周波
数分割多重された後バイアス重畳回路39に供給され、
ここで高周波バイアス信号を重畳される。
力ディジタル音声信号は不要周波数成分を除去するため
の帯域制限をして、かつ、符号間干渉を起こさないよう
な、約3.0MHzを中心として通過帯域幅が前記伝送ビット
レートの 0.7倍程度に選定された帯域フィルタ37を通
されて図2(B)にIII で示す如き周波数スペクトラム
のディジタル音声信号に帯域制限された後、端子38を
介して混合器75に入力され、前記FM音声信号と周波
数分割多重された後バイアス重畳回路39に供給され、
ここで高周波バイアス信号を重畳される。
【0028】バイアス重畳回路39は本実施例の要部を
なす回路で、例えば図4又は図5に示す如き構成とされ
ている。図4及び図5中、図1と同一構成部分には同一
符号を付してあり、更に図5には図4と同一構成部分に
同一符号を付してある。
なす回路で、例えば図4又は図5に示す如き構成とされ
ている。図4及び図5中、図1と同一構成部分には同一
符号を付してあり、更に図5には図4と同一構成部分に
同一符号を付してある。
【0029】図4に示すバイアス重畳回路39は、加算
回路45において、端子38よりの前記OQDPSK変
調されているディジタル音声信号と前記周波数変調され
たFM音声信号とが混合された音声信号に、バイアス発
振器46よりの例えば 10.8MHzの高周波バイアス信号を
重畳し、この重畳信号を記録アンプ47を通して端子4
0へ出力する。
回路45において、端子38よりの前記OQDPSK変
調されているディジタル音声信号と前記周波数変調され
たFM音声信号とが混合された音声信号に、バイアス発
振器46よりの例えば 10.8MHzの高周波バイアス信号を
重畳し、この重畳信号を記録アンプ47を通して端子4
0へ出力する。
【0030】一方、図5に示すバイアス重畳回路39
は、端子38よりの前記前記OQDPSK変調されてい
るディジタル音声信号及び周波数変調されたFM音声信
号は、コイル50及びコンデンサ51よりなるトラップ
回路を通して取り出された後、バイアス発振器46より
コンデンサ52を通して取り出された高周波バイアス信
号と加算合成(重畳)され、その後に端子40へ出力さ
れる。
は、端子38よりの前記前記OQDPSK変調されてい
るディジタル音声信号及び周波数変調されたFM音声信
号は、コイル50及びコンデンサ51よりなるトラップ
回路を通して取り出された後、バイアス発振器46より
コンデンサ52を通して取り出された高周波バイアス信
号と加算合成(重畳)され、その後に端子40へ出力さ
れる。
【0031】図5の回路はバイアス記録に際し周知の回
路構成であり、前記トラップ回路により高周波バイアス
信号の記録アンプ47側への伝送が阻止され、またコン
デンサ52によりディジタル音声信号及びFM音声信号
のバイアス発振器46側への伝送が阻止される。この図
5に示すバイアス重畳回路39の記録アンプ47は図4
に示すバイアス重畳回路39で必要となる広帯域、高出
力の高価な記録アンプに比し、安価な記録アンプを使用
できる。
路構成であり、前記トラップ回路により高周波バイアス
信号の記録アンプ47側への伝送が阻止され、またコン
デンサ52によりディジタル音声信号及びFM音声信号
のバイアス発振器46側への伝送が阻止される。この図
5に示すバイアス重畳回路39の記録アンプ47は図4
に示すバイアス重畳回路39で必要となる広帯域、高出
力の高価な記録アンプに比し、安価な記録アンプを使用
できる。
【0032】端子40より取り出された上記の重畳信号
は、図1の音声用回転ヘッド41a及び41bに夫々供
給される。音声用回転ヘッド41a及び41bは回転シ
リンダ(図示せず)の回転面 180゜対向して取り付けら
れ、かつ、前記映像用回転ヘッド28a及び28bの取
付位置に対して一定角度先行して取り付けられている。
また、音声用回転ヘッド41a及び41bのアジマス角
度は一方が+30゜、他方が−30゜であり、また映像用回
転ヘッド28a及び28bのアジマス角度は一方が+6
゜で他方が−6 ゜に選定されている。
は、図1の音声用回転ヘッド41a及び41bに夫々供
給される。音声用回転ヘッド41a及び41bは回転シ
リンダ(図示せず)の回転面 180゜対向して取り付けら
れ、かつ、前記映像用回転ヘッド28a及び28bの取
付位置に対して一定角度先行して取り付けられている。
また、音声用回転ヘッド41a及び41bのアジマス角
度は一方が+30゜、他方が−30゜であり、また映像用回
転ヘッド28a及び28bのアジマス角度は一方が+6
゜で他方が−6 ゜に選定されている。
【0033】上記の回転シリンダを回転するモータ(図
示せず)は、同期信号分離回路29よりの垂直同期信号
が供給されるサーボ回路30の出力信号に基づいて、垂
直同期信号に位相同期して回転する。
示せず)は、同期信号分離回路29よりの垂直同期信号
が供給されるサーボ回路30の出力信号に基づいて、垂
直同期信号に位相同期して回転する。
【0034】これにより、音声用回転ヘッド41a,4
1bにより、ディジタル音声信号とFM音声信号が、上
記回転シリンダに 180゜強の角度範囲に亘って巻回され
つつ走行する磁気テープ43の磁性層の深層部分にまで
高周波バイアス記録されて音声トラックを形成し、その
後にその音声トラック上の磁性層表層部分に、映像用回
転ヘッド28a,28bにより記録用映像信号が記録さ
れて映像トラックを形成する。
1bにより、ディジタル音声信号とFM音声信号が、上
記回転シリンダに 180゜強の角度範囲に亘って巻回され
つつ走行する磁気テープ43の磁性層の深層部分にまで
高周波バイアス記録されて音声トラックを形成し、その
後にその音声トラック上の磁性層表層部分に、映像用回
転ヘッド28a,28bにより記録用映像信号が記録さ
れて映像トラックを形成する。
【0035】また、これと同時に、コントロールヘッド
42が、サーボ回路39より取り出された、垂直同期信
号から生成したコントロールパルスを磁気テープの長手
方向に沿ってコントロールトラックを形成して記録す
る。
42が、サーボ回路39より取り出された、垂直同期信
号から生成したコントロールパルスを磁気テープの長手
方向に沿ってコントロールトラックを形成して記録す
る。
【0036】次に、上記記録系により記録された磁気テ
ープ43を再生する再生系の動作につき説明するに、記
録済の磁気テープ43の磁性層の深層部分に形成された
音声トラックより、回転ヘッド41a,41bで交互に
再生された被変調ディジタル音声信号とFM音声信号は
プリアンプ55に供給される。またこれと同時に磁気テ
ープ43の前記映像トラックより回転ヘッド28a,2
8bで交互に再生された映像信号はスイッチングアンプ
56に供給される。また、磁気テープ43のコントロー
ルトラックからコントロールヘッド42で再生されたコ
ントロールパルスはサーボ回路30に供給される。サー
ボ回路30は再生コントロールパルスが基準周波数信号
と同期がとれるように回転シリンダの回転を制御する。
ープ43を再生する再生系の動作につき説明するに、記
録済の磁気テープ43の磁性層の深層部分に形成された
音声トラックより、回転ヘッド41a,41bで交互に
再生された被変調ディジタル音声信号とFM音声信号は
プリアンプ55に供給される。またこれと同時に磁気テ
ープ43の前記映像トラックより回転ヘッド28a,2
8bで交互に再生された映像信号はスイッチングアンプ
56に供給される。また、磁気テープ43のコントロー
ルトラックからコントロールヘッド42で再生されたコ
ントロールパルスはサーボ回路30に供給される。サー
ボ回路30は再生コントロールパルスが基準周波数信号
と同期がとれるように回転シリンダの回転を制御する。
【0037】スイッチングアンプ56は回転ヘッド28
a,28b夫々の再生映像信号を増幅すると共にスイッ
チングして連続信号とし、この信号をプリアンプ57を
介して映像信号処理回路58に供給する。映像信号処理
回路58は公知の手段により再生信号よりFM輝度信
号、低域変換搬送色信号夫々を帯域分離して取り出し、
FM復調し適度信号を得ると共に周波数変換により搬送
色信号を得て、輝度信号に搬送色信号を重畳して標準カ
ラー方式の再生カラー映像信号として端子59より出力
する。
a,28b夫々の再生映像信号を増幅すると共にスイッ
チングして連続信号とし、この信号をプリアンプ57を
介して映像信号処理回路58に供給する。映像信号処理
回路58は公知の手段により再生信号よりFM輝度信
号、低域変換搬送色信号夫々を帯域分離して取り出し、
FM復調し適度信号を得ると共に周波数変換により搬送
色信号を得て、輝度信号に搬送色信号を重畳して標準カ
ラー方式の再生カラー映像信号として端子59より出力
する。
【0038】他方、プリアンプ55は回転ヘッド41
a,41b夫々よりのディジタル音声信号とFM音声信
号とが混合された再生音声信号を増幅すると共にスイッ
チングして連続信号とし再生等化器80及び帯域フィル
タ81a,81bに供給する。帯域フィルタ81a,8
1bの出力はリミッタ82a,82bを経て夫々FM復
調器83a,83bにおいてFM復調され、ディエンフ
ァシス回路84a,84bにおいてディエンファシス特
性を付与された後、ノイズリダクション回路85a,8
5bによってダイナミックレンジを元に戻され、出力端
子86a,86bより夫々左チャンネル,右チャンネル
の音声信号として取り出される。
a,41b夫々よりのディジタル音声信号とFM音声信
号とが混合された再生音声信号を増幅すると共にスイッ
チングして連続信号とし再生等化器80及び帯域フィル
タ81a,81bに供給する。帯域フィルタ81a,8
1bの出力はリミッタ82a,82bを経て夫々FM復
調器83a,83bにおいてFM復調され、ディエンフ
ァシス回路84a,84bにおいてディエンファシス特
性を付与された後、ノイズリダクション回路85a,8
5bによってダイナミックレンジを元に戻され、出力端
子86a,86bより夫々左チャンネル,右チャンネル
の音声信号として取り出される。
【0039】再生等化器80は減衰した高域成分を増強
した後帯域フィルタ60に供給する。帯域フィルタ60
で帯域分離して取り出された図2(B)に示す周波数ス
ペクトラムの再生被変調ディジタル音声信号はOQDP
SK復調器61に供給され、ここで公知のOQDPSK
復調されてディジタル音声信号とされデコーダ62に供
給される。
した後帯域フィルタ60に供給する。帯域フィルタ60
で帯域分離して取り出された図2(B)に示す周波数ス
ペクトラムの再生被変調ディジタル音声信号はOQDP
SK復調器61に供給され、ここで公知のOQDPSK
復調されてディジタル音声信号とされデコーダ62に供
給される。
【0040】デコーダ62にはサーボ回路30より回転
シリンダの回転に位相同期したパルスから生成された同
期信号が各トラックのディジタル音声信号の最初の再生
位置を知るために供給されている。このデコーダ62に
より再生ディジタル音声信号は誤り訂正,時間軸補正,
時間軸伸長及びデインターリーブ等の処理が行われて、
各サンプルをA/D変換時と同一の順番に組み合わさ
れ、かつ、左チャンネルのディジタル音声信号と右チャ
ンネルのディジタル音声信号とに分離される。左右チャ
ンネルのディジタル音声信号は、夫々D/A変換器63
a,63b夫々でアナログ化された後、デグリッチャ回
路64a,64bでD/A変換時に発生するノイズ成分
を除去され、更に低域フィルタ65a,65bで可聴周
波数帯域を越える不要高域成分を除去される。これによ
って端子66a,66b夫々へ左チャンネル,右チャン
ネルのアナログ音声信号が別々に出力される。
シリンダの回転に位相同期したパルスから生成された同
期信号が各トラックのディジタル音声信号の最初の再生
位置を知るために供給されている。このデコーダ62に
より再生ディジタル音声信号は誤り訂正,時間軸補正,
時間軸伸長及びデインターリーブ等の処理が行われて、
各サンプルをA/D変換時と同一の順番に組み合わさ
れ、かつ、左チャンネルのディジタル音声信号と右チャ
ンネルのディジタル音声信号とに分離される。左右チャ
ンネルのディジタル音声信号は、夫々D/A変換器63
a,63b夫々でアナログ化された後、デグリッチャ回
路64a,64bでD/A変換時に発生するノイズ成分
を除去され、更に低域フィルタ65a,65bで可聴周
波数帯域を越える不要高域成分を除去される。これによ
って端子66a,66b夫々へ左チャンネル,右チャン
ネルのアナログ音声信号が別々に出力される。
【0041】次に、本発明によるノイズスペクトラム低
減効果について説明する。図6に示す、約3.0MHz±1.3M
Hzの周波数スペクトラムのOQDPSK変調されたディ
ジタル音声信号Iと2つの周波数変調されたFM音声信
号の周波数分割多重信号IIとが、高周波バイアス信号を
重畳することなく、従来装置のように音声用回転ヘッド
により磁気テープの磁性層の深層部分に直接に記録さ
れ、かつ、磁性層表層部分に映像信号が記録された記録
済磁気テープを音声用回転ヘッドで再生したときの再生
被変調ディジタル音声信号とFM音声信号の周波数スペ
クトラムは、図7(A)に示す如くになる。
減効果について説明する。図6に示す、約3.0MHz±1.3M
Hzの周波数スペクトラムのOQDPSK変調されたディ
ジタル音声信号Iと2つの周波数変調されたFM音声信
号の周波数分割多重信号IIとが、高周波バイアス信号を
重畳することなく、従来装置のように音声用回転ヘッド
により磁気テープの磁性層の深層部分に直接に記録さ
れ、かつ、磁性層表層部分に映像信号が記録された記録
済磁気テープを音声用回転ヘッドで再生したときの再生
被変調ディジタル音声信号とFM音声信号の周波数スペ
クトラムは、図7(A)に示す如くになる。
【0042】図7(A)において、fscは低域変換搬送
色信号の色副搬送波周波数で、例えば629kHzであり、そ
の低域変換色信号帯域には、破線Vで示すように、混変
調歪によるノイズスペクトラムが大なるレベルで存在
し、これがアジマス損失効果の低減する低周波数領域に
生じるため、映像用回転ヘッドの再生映像信号中にも生
じ、カラーS/Nを劣化させる。更に、このような混変
調歪が生ずるのは、テープの非線形性のためであり、こ
れにより生ずる歪により前記したようにディジタル信号
のエラーレートを劣化させ、FM音声信号の搬送波とノ
イズの比を示すC/N比をも劣化させる。
色信号の色副搬送波周波数で、例えば629kHzであり、そ
の低域変換色信号帯域には、破線Vで示すように、混変
調歪によるノイズスペクトラムが大なるレベルで存在
し、これがアジマス損失効果の低減する低周波数領域に
生じるため、映像用回転ヘッドの再生映像信号中にも生
じ、カラーS/Nを劣化させる。更に、このような混変
調歪が生ずるのは、テープの非線形性のためであり、こ
れにより生ずる歪により前記したようにディジタル信号
のエラーレートを劣化させ、FM音声信号の搬送波とノ
イズの比を示すC/N比をも劣化させる。
【0043】これに対し、上記図6に示す周波数スペク
トラムのOQDPSK変調されたディジタル音声信号及
びFM音声信号を本発明により例えば 10.8MHzの高周波
バイアス信号を重畳して記録した場合は、その再生被変
調ディジタル音声信号とFM音声信号との周波数スペク
トラムは図7(B)に示す如くになり、破線IVで囲んだ
低域変換搬送色信号帯域の混変調歪によるノイズスペク
トラムのうち、低域変換色副搬送波周波数fscの近傍の
ノイズスペクトラムが大幅に低減されることが実験によ
り確かめられた。なお、図7(B)の高域成分は再生等
化器により、図2(B)のスペクトラムに等化される。
トラムのOQDPSK変調されたディジタル音声信号及
びFM音声信号を本発明により例えば 10.8MHzの高周波
バイアス信号を重畳して記録した場合は、その再生被変
調ディジタル音声信号とFM音声信号との周波数スペク
トラムは図7(B)に示す如くになり、破線IVで囲んだ
低域変換搬送色信号帯域の混変調歪によるノイズスペク
トラムのうち、低域変換色副搬送波周波数fscの近傍の
ノイズスペクトラムが大幅に低減されることが実験によ
り確かめられた。なお、図7(B)の高域成分は再生等
化器により、図2(B)のスペクトラムに等化される。
【0044】また、実施例では、映像トラックにはNT
SC方式カラー映像信号を所定の信号形態として記録す
るように説明したが、本発明はPAL方式又はSECA
M方式カラー映像信号を所定の信号形態として記録する
深層記録方式のVTRにも同様に適用できる。
SC方式カラー映像信号を所定の信号形態として記録す
るように説明したが、本発明はPAL方式又はSECA
M方式カラー映像信号を所定の信号形態として記録する
深層記録方式のVTRにも同様に適用できる。
【0045】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、磁気テー
プの磁性層の深層部分に記録する音声信号だけに高周波
バイアス信号を重畳し、この重畳信号を音声用回転ヘッ
ドに供給して深層記録するようにしたので、深層部分に
記録した音声信号の悪影響により表層部分に記録した映
像信号を再生する際に生じる低域変換搬送色信号帯域に
おける音声信号との混変調歪によるノイズスペクトラム
のうち低域変換色副搬送波周波数近傍のノイズスペクト
ラムが大なるレベルで存在し、これがアジマス損失効果
の低減する低周波数帯域に生じるために映像用回転ヘッ
ドの再生映像信号中にもこれによるノイズが生じてカラ
ーS/Nを劣化させる問題点を効果的に解消したもので
あり、低域変換色副搬送波周波数近傍のノイズスペクト
ラムのレベルを大幅に低減することによって再生映像信
号における音声信号との混変調歪の発生を効果的に防止
することにより、再生映像信号のカラーS/Nを一段と
向上することができると共に、再生音声信号のS/N比
もさらに向上することができる。
プの磁性層の深層部分に記録する音声信号だけに高周波
バイアス信号を重畳し、この重畳信号を音声用回転ヘッ
ドに供給して深層記録するようにしたので、深層部分に
記録した音声信号の悪影響により表層部分に記録した映
像信号を再生する際に生じる低域変換搬送色信号帯域に
おける音声信号との混変調歪によるノイズスペクトラム
のうち低域変換色副搬送波周波数近傍のノイズスペクト
ラムが大なるレベルで存在し、これがアジマス損失効果
の低減する低周波数帯域に生じるために映像用回転ヘッ
ドの再生映像信号中にもこれによるノイズが生じてカラ
ーS/Nを劣化させる問題点を効果的に解消したもので
あり、低域変換色副搬送波周波数近傍のノイズスペクト
ラムのレベルを大幅に低減することによって再生映像信
号における音声信号との混変調歪の発生を効果的に防止
することにより、再生映像信号のカラーS/Nを一段と
向上することができると共に、再生音声信号のS/N比
もさらに向上することができる。
【図1】本発明装置の一実施例を示すブロック系統図で
ある。
ある。
【図2】図1図示ブロック系統の各部の信号の周波数ス
ペクトラムの一例を示す図である。
ペクトラムの一例を示す図である。
【図3】図1図示ブロック系統中のエンコーダの動作説
明用信号フォーマット図である。
明用信号フォーマット図である。
【図4】図1図示ブロック系統中のバイアス重畳回路の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図5】図1図示ブロック系統中のバイアス重畳回路の
他の例を示す図である。
他の例を示す図である。
【図6】音声トラックへの記録信号の周波数スペクトラ
ムの一例を示す図である。
ムの一例を示す図である。
【図7】OQDPSK変調されたディジタル音声信号を
従来装置と本発明装置で深層記録し、これを再生した場
合の再生信号の周波数スペクトラムを対比して示す図で
ある。
従来装置と本発明装置で深層記録し、これを再生した場
合の再生信号の周波数スペクトラムを対比して示す図で
ある。
【図8】従来の磁気記録装置と再生系とを併せた磁気記
録再生装置を示すブロック系統図である。
録再生装置を示すブロック系統図である。
25 カラー映像信号入力端子 28a,28b 映像用回転ヘッド 31a,31b,68a,68b アナログ音声信号入
力端子 39 バイアス重畳回路 41a,41b 音声用回転ヘッド 43 磁気テープ 73a FM変調器(第1の変調手段) 73b FM変調器(第2の変調手段) 74a,74b,81a,81b 帯域フィルタ 75 混合器 80 再生等化器 83a FM復調器(第1の復調手段) 83b FM復調器(第2の復調手段)
力端子 39 バイアス重畳回路 41a,41b 音声用回転ヘッド 43 磁気テープ 73a FM変調器(第1の変調手段) 73b FM変調器(第2の変調手段) 74a,74b,81a,81b 帯域フィルタ 75 混合器 80 再生等化器 83a FM復調器(第1の復調手段) 83b FM復調器(第2の復調手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/91 H04N 5/91 C
Claims (2)
- 【請求項1】磁気テープの磁性層の深層部分に音声用回
転ヘッドにより音声信号を記録し、映像信号の輝度信号
を周波数変調した周波数変調輝度信号と該映像信号の色
信号を該周波数変調輝度信号よりも低い周波数に周波数
変換した低域変換色信号とを多重して多重信号を生成
し、該音声用回転ヘッドにより形成された音声トラック
の上方の磁性層表層部分に、該音声用回転ヘッドとはア
ジマス角度を異ならせた映像用回転ヘッドにより該多重
信号を記録して映像トラックを形成して該映像信号を記
録する磁気記録装置において、 第1の搬送周波数で周波数変調されてなる第1のFM音
声信号を生成する第1の変調手段と、 第2の搬送周波数で周波数変調されてなる第2のFM音
声信号を生成する第2の変調手段と、 該第1の変調手段の出力である該第1のFM音声信号と
該第2の変調手段の出力である該第2のFM音声信号と
を多重してなる多重音声信号を生成する混合手段と、該 混合手段の出力である該多重音声信号だけに高周波バ
イアス信号を重畳してなる重畳信号を生成するバイアス
重畳手段とを有し、 該バイアス重畳手段の出力である該重畳信号を前記音声
用回転ヘッドに前記音声信号として供給するように構成
したことを特徴とする磁気記録装置。 - 【請求項2】磁気テープの磁性層の深層部分に音声用回
転ヘッドにより音声信号を記録し、映像信号の輝度信号
を周波数変調した周波数変調輝度信号と該映像信号の色
信号を該周波数変調輝度信号よりも低い周波数に周波数
変換した低域変換色信号とを多重して多重信号を生成
し、該音声用回転ヘッドにより形成された音声トラック
の上方の磁性層表層部分に、該音声用回転ヘッドとはア
ジマス角度を異ならせた映像用回転ヘッドにより該多重
信号を記録して映像トラックを形成して該映像信号を記
録し、該磁気テープ上に記録された音声信号と映像信号
とを再生する磁気記録再生装置において、 第1の搬送周波数で周波数変調されてなる第1のFM音
声信号を生成する第1の変調手段と、 第2の搬送周波数で周波数変調されてなる第2のFM音
声信号を生成する第2の変調手段と、 該第1の変調手段の出力である該第1のFM音声信号と
該第2の変調手段の出力である該第2のFM音声信号と
を多重してなる多重音声信号を生成する混合手段と、該 混合手段の出力である該多重音声信号だけに高周波バ
イアス信号を重畳してなる重畳信号を生成するバイアス
重畳手段と、 前記音声用回転ヘッドにより再生された再生音声信号を
周波数分離し、前記第1のFM音声信号と前記第2のF
M音声信号とを出力する分離手段と、 該分離手段の出力である前記第2のFM音声信号を周波
数復調する第2の復調手段とを設けたことを特徴とする
磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031964A JPH0799878B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 磁気記録装置及び磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3031964A JPH0799878B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 磁気記録装置及び磁気記録再生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62261319A Division JPH061523B2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-10-16 | 磁気記録装置及び磁気記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662426A JPH0662426A (ja) | 1994-03-04 |
JPH0799878B2 true JPH0799878B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=12345638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3031964A Expired - Lifetime JPH0799878B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 磁気記録装置及び磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0799878B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6074894A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | Victor Co Of Japan Ltd | 情報信号記録方法及び記録再生装置 |
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JPS61140286A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生方法 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3031964A patent/JPH0799878B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0662426A (ja) | 1994-03-04 |
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