JPH09258839A - アクティブフィルタ装置 - Google Patents

アクティブフィルタ装置

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JPH09258839A
JPH09258839A JP8072318A JP7231896A JPH09258839A JP H09258839 A JPH09258839 A JP H09258839A JP 8072318 A JP8072318 A JP 8072318A JP 7231896 A JP7231896 A JP 7231896A JP H09258839 A JPH09258839 A JP H09258839A
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JP
Japan
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harmonic current
harmonic
current
compensation
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Application number
JP8072318A
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English (en)
Inventor
Keijiro Sakai
慶次郎 酒井
Kenji Kubo
謙二 久保
Yuki Numata
由起 沼田
Toshio Suzuki
利夫 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
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  • Inverter Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷側の高調波電流を打ち消すようにPWM
コンバ−タの電流制御を行うアクティブフィルタの制御
装置において、電源高調波規制を満足すると共に、PW
Mコンバ-タの低損失、省エネ化ができるようにする。 【解決手段】 電流検出器11aにより負荷側の瞬時の
高調波電流を検出して、これを高調波補償電流指令ic
*とする手段と、電源系統側の5次、7次、11次、1
3次の各次高調波電流の大きさを検出する手段16と、
各次数の高調波電流規制値設定手段を設け、比較手段1
7により各次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の規制
値以上にならない範囲で、高調波補償電流指令の振幅を
補償ゲインKを変化して徐々に小さくして、高調波電流
補償を弱めて運転する。又、電流指令の振幅が零になっ
たら比較手段18から遮断信号を出力し論理積手段15
からPWMコンバ−タ3へのゲ−ト電圧を遮断するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源に接続された
負荷の電源高調波電流を抑制するPWMコンバ−タを用
いたアクティブフィルタ装置、特にその制御装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷から発生する高調波電流を抑制し、
電源電流を正弦波状に制御するアクティブフィルタの従
来例は、特開平7−123592号公報に記載されてい
る。これは、電源系統側電流を検出し、総合した高調波
含有量と、その設定値とを比較し、この比較結果により
アクティブフィルタのオン、オフ制御を行なっている。
つまり、電源側から負荷系統に流入する高調波電流が実
用上小さい場合には、アクティブフィルタ装置の運転を
停止することにより装置の損失を低減し、省エネを行な
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来例は、総
合した高調波含有量で比較し、アクティブフィルタのオ
ン、オフ制御を行なっているため、高調波電流が実用上
小さい場合にのみ、アクティブフィルタ装置の運転を停
止するもので、各次数の高調波電流が各次数の高調波電
流規制値内に入るような制御はしてない。このため、各
次数の高調波電流規制値をクリア−しているかどうかは
不明である。又、従来例は、アクティブフィルタのオ
ン、オフ制御のため例えば運転状態から停止へ移ると、
電源側の高調波電流が増加する等、高調波電流が急に変
化する欠点がある。
【0004】電源電流の高調波電流の規制は、例えば文
献:高調波ひずみ抑制のための新ガイドライン:OHM1
994年、9月号に記載されているように近い時期に実
施される見込である。高調波規制の内容は、5次、7
次、11次、13次等低次高調波の次数毎に契約電力に
対応して流出電流の上限値が規制される。なお、17次
以上の高調波に対してはアクティブフィルタでは補償が
難しいのでLCフィルタ等で除去する。そこで、電源高
調波電流を各次数毎の高調波電流流出上限値以下に制御
すれば、規制値をクリア-することができる。又、負荷
から発生する高調波電流流出量は時間帯や季節等で変化
すると考えられ、各次数毎の高調波電流が流出上限値以
下の時でもアクティブフィルタを動作させるとPWMコ
ンバ-タの損失によりエネルギ-の無駄使いとなる。
【0005】本発明の目的は、電源高調波規制を満足す
ると共に、PWMコンバ-タの低損失、省エネ化ができ
るアクティブフィルタの制御装置を提供することにあ
る。又、電源高調波電流が急激に変化しないアクティブ
フィルタの制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第1の手段は、負荷側の瞬時の高調波電流を検出し
て、これを高調波補償電流指令とする手段と、電源系統
側の5次、7次、11次、13次の各次高調波電流の大
きさを検出する手段と、各次数の高調波電流補償レベル
設定手段を設け、各次数毎の高調波電流検出値が各次数
毎の高調波電流補償レベル以上にならない範囲で、高調
波補償電流指令の振幅(補償ゲインK)を徐々に小さくし
て、高調波電流補償を弱めて運転するようにしたことに
より達成される。
【0007】該手段によれば、各次数毎の高調波電流が
規制値以下になり、しかも高調波補償電流を小さくでき
る。更に、連続的に高調波電流が変化する。
【0008】次に、第2の手段としては、第1の手段と
同じ構成で各次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の高
調波電流補償レベル以上にならない範囲で、高調波補償
電流指令の振幅(補償ゲインK)を小さくして高調波電流
補償を弱めていき、高調波補償電流指令の振幅(補償ゲ
インK)が零になったらPWMコンバ−タのゲ−ト電圧
を遮断し、高調波電流補償動作を停止させるようにした
ことによって達成する。
【0009】これによれば、各次数毎の高調波電流が規
制値以下になり、しかもPWMコンバ−タを停止させる
ので、PWMコンバ−タの損失が低減し省エネとなる。
更に、連続的に高調波電流が変化する。
【0010】次に、第3の手段としては、第1の手段と
同じ構成でアクティブフィルタを起動する際、高調波電
流補償を行なわないPWMコンバ−タのスイッチングを
停止した状態で、全ての各次数毎の高調波電流検出値が
各次数毎の高調波電流補償レベル以下の時、PWMコン
バ−タのゲ−ト電圧を遮断した状態を継続し、各次数毎
の高調波電流補償レベル以上になった時、PWMコンバ
−タのスイッチングを開始するようにしたことによって
達成される。これによりアクティブフィルタを起動する
際、各次数毎の高調波電流が規制値以下の時、PWMコ
ンバ−タの停止を継続させるので、PWMコンバ−タの
損失が低減し省エネとなる。
【0011】次に、第4の手段としては、電源系統側の
各次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の高調波電流補
償レベル以上にならない範囲で、各次数毎に高調波補償
電流指令の補償ゲインKを小さくして、各次数毎に高調
波電流補償を弱めて運転し、又、ゲインKが零に到達し
た次数のみ電流指令を零にし、全ての次数のゲインKが
零の時はPWMコンバ−タのゲ−ト電圧を遮断し、高調
波電流補償動作を停止させるようにしたことによって達
成される。
【0012】これにより高調波電流規制値をオ−バ−し
た次数のみの高調波電流を補償するので、PWMコンバ
−タの損失が低減し省エネとなる。更に、連続的に高調
波電流が変化する。
【0013】次に、第5の手段としては、負荷電流の各
次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の高調波電流補償
レベル以上になっている次数の瞬時高調波成分のみを加
算して、これを基に高調波補償電流指令としてPWMコ
ンバ−タを制御するようにしたことによって達成され
る。
【0014】これにより高調波電流規制値をオ−バ−し
た次数のみの高調波電流を補償するので、PWMコンバ
−タの損失が低減し省エネとなる。
【0015】次に、第6の手段としては、負荷電流の全
ての各次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の高調波電
流補償レベル以下の時、PWMコンバ−タのゲ−ト電圧
を遮断し、高調波電流補償動作を停止させるようにした
ことによって達成される。これによりPWMコンバ−タ
の損失が低減し省エネとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアクティブフィル
タ装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】図1において、交流電源1から交流電力が
交流リアクトル2を介して、PWMコンバ−タ3に供給
されており、この交流電力はPWMコンバ−タ3におい
て、直流電力に変換され、平滑コンデンサ4に供給され
ている。一方、高調波電流発生負荷5が交流電源1に接
続されている。そこで、負荷電流iLに含まれる高調波
電流を打ち消すような電流をPWMコンバ−タ3から制
御電流icとして流し込むものである。
【0018】次に、アクティブフィルタの制御装置を説
明する。電源系統電圧を絶縁して検出する電圧検出器6
と電源位相検出手段7により、R相の電源電圧位相θr
を検出している。又、平滑コンデンサ4両端の電圧Vd
cを検出する直流電圧検出器8の出力と直流電圧指令V
dc*との偏差に応じて基本波の有効パワ−分電流指令
IcpをPI(比例+積分)補償器9で生成している。
この後、θd=θr−π/2とすると、pq/uvw変
換手段10bにより、数1、数2、数3に示す演算を行
ない、三相交流の基本波電流ix(U相をixu,V相
をixv,W相をixw)を出力している。この電流に
より直流電圧Vdcが一定になるようにコンバ-タの損
失分を補償するものである。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】
【0021】
【数3】
【0022】次に、電流検出器11aで二相分(R相検
出値をiLrとし、T相検出値をiLtとする)検出し
た値と位相を入力として固定座標軸(uvw軸)から回
転座標軸(pq軸)へ変換するuvw/pq変換手段1
2により、数4、数5の演算を行ない、ロ−パスフィル
タ13を介して基本波の無効パワ−分電流I1qと、有
効パワ−分電流I1pを求めている。
【0023】
【数4】
【0024】
【数5】
【0025】次にI1qとI1pを基に、pq/uvw
変換手段10aにより、数6、数7、数8に示す演算を
行ない、三相交流の基本波電流i1(R相をi1r,S
相をi1s,T相をi1tとする)を出力している。
【0026】
【数6】
【0027】
【数7】
【0028】
【数8】
【0029】次に、負荷電流から基本波電流を減じて高
調波電流指令ihu*(ihu*=iLr−i1r)、i
hv*(ihv*=iLs-i1s)、ihw*(ihw*=
iLt−i1t)を出力し、基本波電流ixu,ixv,
ixwから、この電流を減じて数9、数10、数11に
示す最終的なコンバ-タの電流指令ic*としている。
【0030】
【数9】
【0031】
【数10】
【0032】
【数11】
【0033】ここで、Kは電流指令の可変ゲインであ
る。次に、電流制御手段14ではPWMコンバ-タ3の
電流指令ic*に電流検出器11bで検出した実際の電
流icが一致するように論理積手段15を介してコンバ
-タ3にPWM信号を与えている。
【0034】次に、本発明の主要部を述べる。電源系統
電流isと等価な負荷電流iLとコンバ-タ電流icを加
算した電流(is=iL+ic)を入力として高調波分析
手段16により各次数毎の高調波電流の大きさ(5次の
大きさI5,7次の大きさI7,11次の大きさI1
1,13次の大きさI13)を検出し、各次数の高調波
電流補償レベル設定値I5*,I7*,I11*,I13*と
それぞれ比較手段17で比較し比較結果に応じて電流指
令ic*のゲインKを連続的に可変している。そこで、
ゲインKが零以下になったら比較手段18から論理積手
段15に遮断信号を出力しコンバ−タのゲ−ト電圧を遮
断してスイッチングを停止している。
【0035】この詳細の処理のフロ−チャ−トを図2に
示す。(I5*+ΔI)は,ほぼ5次の高調波電流規制値
の値に設定している。そこでI5がI5*+ΔIより大に
なると、一瞬5次の規制値を超えたと言うことでゲイン
Kを増加し、高調波電流の補償量を増加させる。これに
より電源系統側の高調波電流が小さくなり、高調波電流
規制値内で運転する。
【0036】この様に、各次数の高調波電流が1つでも
規制値を超えたらゲインKを増加している。逆に、全て
のIn(n=5,7,11,13)がIn*−ΔIより
小さくなると、各次数の高調波電流の全てが規制値以下
と言うことでゲインKを減少させ、高調波電流の補償量
を低減させる。これにより電源系統側の高調波電流が増
加するが、高調波電流規制値内で運転する。又、ゲイン
Kが零以下になったらゲ−ト電圧を遮断してPWMコン
バ−タを停止している。なお、ΔIは比較手段17とし
て用いたヒステリシスコンパレ−タのヒステリシス幅で
ある。
【0037】この様に、本実施例では電源系統側の各次
数毎の高調波電流検出値が各次数毎の規制値以内に入る
範囲で、高調波補償電流指令の振幅(補償ゲインK)を最
大限に弱めて運転できるので、各次数毎の高調波電流が
規制値以下になると共に高調波補償電流を小さくでき
る。この結果、コンバ−タの損失が低減し、省エネにな
ると言う効果がある。更に、連続的に高調波電流が変化
する。又、補償ゲインKが零になってPWMコンバ−タ
のゲ−ト電圧を遮断することでコンバ−タのスイッチン
グ損失もなくなり省エネになる。
【0038】なお、図1では負荷電流iLとコンバ-タ
電流icから電源系統電流isを求めているが直接電源
系統電流isを検出して高調波分析しても良い。
【0039】次に、アクティブフィルタ起動時の処理を
図3に示す。高調波電流補償を行なわないPWMコンバ
−タのスイッチングを停止した状態では、全ての各次数
毎の高調波電流検出値が各次数毎の高調波電流補償レベ
ル以下の時、PWMコンバ−タのゲ−ト電圧を遮断した
状態を継続し、1つでも各次数毎の高調波電流補償レベ
ル以上になった時、PWMコンバ−タのスイッチングを
開始するようにした。これによりアクティブフィルタを
起動する際、各次数毎の高調波電流が規制値以下の時、
PWMコンバ−タの停止を継続させるので、PWMコン
バ−タの損失が低減し省エネになると言う効果がある。
【0040】次に、他の実施例を図4に示す。図1の実
施例と異なる部分は各次高調波電流合成手段19が追加
された点である。各次高調波電流合成手段19の詳細ブ
ロック図を図5に示す。10c〜10fはpq/uvw
変換手段、12c〜12fはuvw/pq変換手段、1
3c〜13fはローパスフィルタである。図5において
各次高調波位相演算手段20では、基本波電圧位相をn
次数の場合、±n倍して各次数の位相を求めている。+
は正相の位相で、−は逆相の位相である。次に、総合の
高調波電流ih*を正相及び逆相の位相でuvw/pq
変換し、ロ-パスフィルタを介して再度pq/uvw変
換し、各次数の高調波電流i5*,i7*,i11*,i
13*を求めている。これに、可変ゲインKを乗じて加
算し、高調波の電流指令in*としている。
【0041】次に、制御のフロ−チャ−トを図6に示
す。図2の方式と異なる点は各次数毎、電流指令を制御
している点である。つまり、各次数毎に、高調波が規制
値以上の場合は、ゲインKを増加し、規制値以下の場合
は、ゲインKを小さく制御している。この実施例におい
ては、各次数の高調波電流が規制値をオ−バ−しないよ
うに各次数毎高調波電流補償を弱めて制御するので、高
調波電流規制値を満足すると共に、PWMコンバ−タの
損失が大幅に低減し省エネとなる。更に、連続的に高調
波電流が変化すると言う効果がある。
【0042】次に、他の実施例を図7に示す。図4の実
施例と異なる部分は高調波分析手段16の入力が負荷電
流である点である。次に、制御のフロ−チャ−トを図8
に示す。図6のフロ-と異なる点は負荷側の各次数の高
調波電流で比較し、各次数毎に高調波電流が規制値以上
の場合は、通常の高調波電流指令(ゲインK=一定)を
出力し、規制値以下の場合は、ゲインKを零にしてい
る。この実施例においては、高調波電流規制値をオ−バ
−した次数のみの高調波電流を加算して制御し、高調波
電流規制値以下の次数は電流指令を零にするので、余分
なコンバ−タ電流を流さない。このため高調波電流規制
値を満足すると共に、PWMコンバ−タの損失が低減し
省エネとなると言う効果がある。
【0043】次に、他の実施例を図9に示す。図1の実
施例と異なる部分は高調波分析手段16の入力が負荷電
流である点である。次に、制御のフロ−チャ−トを図1
0に示す。図2のフロ-と異なる点は負荷側の各次数の
高調波電流で比較し、各次数で1つでも高調波電流が規
制値以上の場合は、通常の高調波電流指令(ゲインK=
一定)を出力し、全ての次数が規制値以下の場合は、P
WMコンバ−タを停止させる。このため高調波電流規制
値を満足すると共に、PWMコンバ−タの損失が低減し
省エネになると言う効果がある。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電源系
統側又は負荷側の各次数毎の高調波電流検出値と各次数
毎の高調波電流規制値とを比較し、各次数の高調波電流
検出値が各次数の高調波電流規制値をオ−バ−しない範
囲で、コンバ−タの交流側電流を連続的に小さくするこ
とができる。この結果、電源高調波規制を満足すると共
に、PWMコンバ-タの低損失、省エネ化ができると言
う効果がある。更に、高調波電流指令の振幅が零になっ
たらコンバ−タを停止しており、電源高調波電流が急激
に変化しないと言う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す制御ブロック図。
【図2】図1に示す制御の運転時のフロ−チャ−ト図。
【図3】図1に示す制御の起動時のフロ−チャ−ト図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す制御ブロック図。
【図5】図4に示す各次高調波電流合成手段の詳細ブロ
ック図。
【図6】図4に示す制御の運転時のフロ−チャ−ト図。
【図7】本発明の他の実施形態を示す制御ブロック図。
【図8】図7に示す制御の運転時のフロ−チャ−ト図。
【図9】本発明の他の実施形態を示す制御ブロック図。
【図10】図9に示す制御の運転時のフロ−チャ−ト
図。
【符号の説明】
1…交流電源、2…交流リアクトル、3…PWMコンバ
−タ、4…平滑コンデンサ、5…高調波電流発生負荷、
6…電源電圧検出器、7…電源位相検出手段、8…直流
電圧検出器、9…PI補償器、10a,10b…pq/
uvw変換手段、11a,11b…電流検出器、12…
uvw/pq変換手段、13…ロ-パスフィルタ、14
…電流制御手段、15…論理積手段、16…高調波成分
分析手段、17…比較手段、18…比較手段、19…各
次高調波電流合成手段、20…各次高調波位相演算手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 利夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源系統に接続された負荷側で発生する高
    調波電流を打ち消すように補償するPWMコンバ−タを
    用いたアクティブフィルタ装置において、電源系統側の
    各次数の高調波電流の大きさを検出する手段と、各次数
    の高調波電流補償レベル設定手段と、前記各次数の高調
    波電流検出値と各次数の高調波電流補償レベルとを比較
    する手段と、負荷側の瞬時の高調波電流を検出する手段
    と、該瞬時高調波電流検出値を基に補償ゲインKを介し
    て高調波補償電流指令を出力する手段と、該高調波補償
    電流指令にPWMコンバ−タの交流側電流が一致するよ
    うにPWMコンバ−タを制御する手段と、前記比較手段
    による比較結果に応じて前記補償ゲインKを可変する手
    段とからなる制御装置を具備したことを特徴としたアク
    ティブフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記補償ゲインKを可変する手段は、各
    次数の高調波電流検出値が各次数の高調波電流補償レベ
    ルを超えない範囲で補償ゲインKを減少させるよう制御
    するものであることを特徴とした請求項1記載のアクテ
    ィブフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記補償ゲインKを可変する手段は、各
    次数の高調波電流検出値が各次数の高調波電流補償レベ
    ルを超えない範囲で補償ゲインKを減少し、各次数の高
    調波電流検出値が各次数の高調波電流補償レベルを超え
    たら補償ゲインKを増加させるよう制御するものである
    ことを特徴とした請求項1記載のアクティブフィルタ装
    置。
  4. 【請求項4】 電源系統に接続された負荷側で発生する
    高調波電流を打ち消すように補償するPWMコンバ−タ
    を用いたアクティブフィルタ装置において、電源系統側
    の各次数の高調波電流の大きさを検出する手段と、各次
    数の高調波電流補償レベル設定手段と、前記各次数の高
    調波電流検出値と各次数の高調波電流補償レベルとを比
    較する手段と、負荷側の瞬時の高調波電流を検出する手
    段と、該瞬時高調波電流検出値を基に補償ゲインKを介
    して高調波補償電流指令を出力する手段と、該高調波補
    償電流指令にPWMコンバ−タの交流側電流が一致する
    ようにPWMコンバ−タを制御する手段とを、前記比較
    手段による比較結果に応じて前記補償ゲインKを可変す
    る手段と、補償ゲインKが零に到達したらPWMコンバ
    ータのゲート電圧を遮断する手段とからなる制御装置を
    具備したことを特徴としたアクティブフィルタ装置。
  5. 【請求項5】 電源系統に接続された負荷側で発生する
    高調波電流を打ち消すように補償するPWMコンバ−タ
    を用いたアクティブフィルタ装置において、負荷側又は
    電源系統側の各次数の高調波電流の大きさを検出する手
    段と、各次数の高調波電流補償レベル設定手段と、前記
    各次数の高調波電流検出値と各次数の高調波電流補償レ
    ベルとを比較する手段と、負荷側の瞬時の高調波電流を
    検出する手段と、該瞬時高調波電流検出値を基に高調波
    補償電流指令を出力する手段と、該高調波補償電流指令
    にPWMコンバ−タの交流側電流が一致するようにPW
    Mコンバ−タを制御する手段と、前記比較手段による比
    較結果により全ての各次数毎の高調波電流検出値が各次
    数毎の高調波電流補償レベル以下の時、前記PWMコン
    バ−タのゲ−ト電圧を遮断した状態を継続し、1つでも
    各次数毎の高調波電流補償レベル以上になった時、PW
    Mコンバ−タのスイッチングを開始させる手段とからな
    る制御装置を具備したことを特徴としたアクティブフィ
    ルタ装置。
  6. 【請求項6】 電源系統に接続された負荷側で発生する
    高調波電流を打ち消すように補償するPWMコンバ−タ
    を用いたアクティブフィルタ装置において、電源系統側
    の各次数の高調波電流の大きさを検出する手段と、各次
    数の高調波電流補償レベル設定手段と、前記各次数の高
    調波電流検出値と各次数の高調波電流補償レベルとを比
    較する手段と、負荷側の各次数毎の瞬時の高調波電流を
    検出する手段と、該各次数毎の瞬時高調波電流検出値を
    基に各次数毎に補償ゲインKを介して高調波補償電流指
    令を出力する手段と、該高調波補償電流指令にPWMコ
    ンバ−タの交流側電流が一致するようにPWMコンバ−
    タを制御する手段と、前記比較手段による比較結果に応
    じて前記各次数毎に前記補償ゲインKを可変する手段と
    からなる制御装置を具備したことを特徴としたアクティ
    ブフィルタ装置。
  7. 【請求項7】 前記補償ゲインKを可変する手段は、各
    次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の高調波電流補償
    レベルを超えない範囲で各次数毎に補償ゲインKを減少
    させるよう制御するものであることを特徴とした請求項
    6記載のアクティブフィルタ装置。
  8. 【請求項8】 前記補償ゲインKを可変する手段は、各
    次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の高調波電流補償
    レベルを超えない範囲で各次数毎に補償ゲインKを減少
    し、各次数毎の高調波電流検出値が各次数毎の高調波電
    流補償レベルを超えたら各次数毎に補償ゲインKを増加
    させるよう制御するものであることを特徴とした請求項
    6記載のアクティブフィルタ装置。
  9. 【請求項9】 電源系統に接続された負荷側で発生する
    高調波電流を打ち消すように補償するPWMコンバ−タ
    を用いたアクティブフィルタ装置において、電源系統側
    の各次数の高調波電流の大きさを検出する手段と、各次
    数の高調波電流補償レベル設定手段と、前記各次数の高
    調波電流検出値と各次数の高調波電流補償レベルとを比
    較する手段と、負荷側の各次数毎の瞬時の高調波電流を
    検出する手段と、該各次数毎の瞬時高調波電流検出値を
    基に各次数毎に補償ゲインKを介して高調波補償電流指
    令を出力する手段と、該高調波補償電流指令にPWMコ
    ンバ−タの交流側電流が一致するようにPWMコンバ−
    タを制御する手段と、前記比較手段による比較結果に応
    じて前記各次数毎に前記補償ゲインKを可変すると共に
    各次数毎に補償ゲインKが零に到達した次数の電流指令
    を零にする手段と、全ての次数の補償ゲインKが零に到
    達したときPWMコンバータのゲート電圧を遮断する手
    段とからなる制御装置を具備したことを特徴としたアク
    ティブフィルタ装置。
  10. 【請求項10】 電源系統に接続された負荷側で発生す
    る高調波電流を打ち消すように補償するPWMコンバ−
    タを用いたアクティブフィルタ装置において、負荷側の
    各次数の高調波電流の大きさを検出する手段と、各次数
    の高調波電流補償レベル設定手段と、前記各次数の高調
    波電流検出値と各次数の高調波電流補償レベルとを比較
    する手段と、負荷側の各次数毎の瞬時の高調波電流を検
    出する手段と、該各次数毎の瞬時高調波電流検出値を基
    に、前記比較手段による比較結果により各次数毎の高調
    波電流検出値が各次数毎の高調波電流補償レベル以上の
    瞬時高調波成分のみ加算して、高調波補償電流指令を出
    力する手段と、該高調波補償電流指令にPWMコンバ−
    タの交流側電流が一致するようにPWMコンバ−タを制
    御する手段とからなる制御装置を具備したことを特徴と
    したアクティブフィルタ装置。
  11. 【請求項11】 電源系統に接続された負荷側で発生す
    る高調波電流を打ち消すように補償するPWMコンバ−
    タを用いたアクティブフィルタ装置において、負荷側の
    各次数の高調波電流の大きさを検出する手段と、各次数
    の高調波電流補償レベル設定手段と、前記各次数の高調
    波電流検出値と各次数の高調波電流補償レベルとを比較
    する手段と、負荷側の瞬時の高調波電流を検出する手段
    と、該瞬時高調波電流検出値を基に補償ゲインKを介し
    て高調波補償電流指令を出力する手段と、該高調波補償
    電流指令にPWMコンバ−タの交流側電流が一致するよ
    うにPWMコンバ−タを制御する手段と、前記比較手段
    による比較結果により全ての各次数毎の高調波電流検出
    値が各次数毎の高調波電流補償レベル以下の時、PWM
    コンバ−タのゲ−ト電圧を遮断する手段とからなる制御
    装置を具備したことを特徴としたアクティブフィルタ装
    置。
  12. 【請求項12】 各次数の高調波電流補償レベル設定手
    段は、任意の補償レベル値を設定可能とし、且つ各次数
    毎の高調波電流規制値以下の値を設定するものであるこ
    とを特徴とした請求項1〜11のいずれか1に記載のア
    クティブフィルタ装置。
  13. 【請求項13】 各次数の高調波電流検出値と各次数の
    高調波電流補償レベルとを比較する手段としてヒステリ
    シスコンパレ−タを設けたことを特徴とした請求項1〜
    11のいずれか1に記載のアクティブフィルタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002078158A3 (en) * 2001-03-21 2003-08-07 Honeywell Internation Inc Active filter for power distribution system with selectable harmonic elimination
JP2008245349A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Daihen Corp 系統連系インバータ装置
JP2010193646A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Mitsubishi Electric Corp インバーター装置及びこのインバーター装置を搭載した冷凍サイクル装置
JP2012151957A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 高調波最適化システム

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