JPH1132435A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH1132435A
JPH1132435A JP9182829A JP18282997A JPH1132435A JP H1132435 A JPH1132435 A JP H1132435A JP 9182829 A JP9182829 A JP 9182829A JP 18282997 A JP18282997 A JP 18282997A JP H1132435 A JPH1132435 A JP H1132435A
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power
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Fuminori Nakamura
文則 中村
Shinzo Tamai
伸三 玉井
Touma Yamamoto
融真 山本
Masaaki Oshima
正明 大島
Satoshi Miyazaki
聡 宮崎
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Mitsubishi Electric Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/20Active power filtering [APF]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流電源1からの交流電流Isの歪みを抑制
して、所望の波形(正弦波)に近い交流電流波形を得る
ことができる電力変換装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 制御部23が、当該交流電源1からみた
電力変換装置のインピーダンス特性が上記電力変換装置
へ流入する高調波電流Isを抑制する特性となるように
変化する電力指令値Irefを電流出力部22に出力す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無停電電源装
置、サイリスタコンバータ、サイクロコンバータ、高力
率コンバータ、アクティブフィルタ、SVG、自励式B
TB、自励式直流送電変換器などの電力変換装置に係
り、詳しくは、交流電源に接続されたインバータを有
し、このインバータから交流電源に対して適当な電流を
供給することにより当該交流電源との間で有効電力や無
効電力、高調波電力の融通を行う電力変換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の電力変換装置を示すブ
ロック図であり、例えば特公平5−76256号公報の
無停電電源装置などにおいて採用されている構成のもの
である。図において、電力変換装置は電力系統2を介し
て商用電源やディーゼル発電機などといった交流電源1
に接続されている。
【0003】また、4は直流電圧源、3は当該直流電圧
源4と上記交流電源1との間に接続され、この直流電圧
源4の出力電圧をスイッチングして交流電圧に変換する
電圧型インバータ、6は上記交流電源1からみて当該電
圧型インバータ3と並列に接続されたコンデンサ、5は
この電圧型インバータ3とコンデンサ6との間に接続さ
れたリアクトル、7aはこのリアクトル5からコンデン
サ6に流れ込む電流を検出する第一の電流検出器、8は
当該電流の目標値となる電流指令値Irefを出力する
基本電流指令作成回路、9はこの電流指令値Irefと
検出電流Iaとの差に応じて変化する電圧指令Vref
を出力する電流制御回路、10はこの電圧指令Vref
に基づいて所定のパルスを発生するPWM回路、11は
当該パルスに基づいたタイミングにて電圧型インバータ
3をON/OFFするドライブ回路である。
【0004】次に動作について説明する。基本電流指令
作成回路8が運転状態に応じた電流指令値Irefを出
力する。この電流指令値Irefを受け取った電流制御
回路9ではこの電流指令値Irefならびに電流検出器
7aにて検出したリアクトル5に流れる電流Iaに応じ
た電圧指令Vrefを出力し、PWM回路10ではこの
電圧指令Vrefに応じたパルスを出力し、ドライブ回
路11はこのパルスに応じたタイミングにて電圧型イン
バータ3をスイッチングする。その結果、この電圧型イ
ンバータ3からは上記直流電圧源4からの直流電圧を所
定のタイミングでON/OFFすることにより生成され
る交流電圧が出力され、リアクトル5にはこの電圧型イ
ンバータ3の出力電圧とコンデンサ6の充電電圧Vcと
の電位差に応じた電流が流れる。また、このリアクトル
5に流れる電流Iaは第一の電流検出器7aにより検出
され、電流制御回路9がこの検出電流Iaと上記電流指
令値Irefとの差に応じて電圧指令Vrefを調整す
るので、検出電流Iaの値は電流指令値Irefにほぼ
一致するものとなる。従って、インバータ3から電流指
令値Irefにほぼ一致した電流が出力され、これによ
りコンデンサ6を充放電することができる。
【0005】従って、例えば、交流電源1から電力系統
2に交流電圧が出力されている状態において、上記電流
指令値Irefを交流電源1の交流電圧に同期して変化
させることにより、インバータ3の出力電流Iaにより
コンデンサ6を充放電しつつ、電力系統2に対して所定
の電流を供給することができる。これにより、例えば、
交流電源1から出力された交流電力の交流電圧と交流電
流との位相が電力系統2のリアクタンス成分などにより
ずれてしまったとしても、電力変換装置により電流を適
当に補償することで、その位相差を調整することが可能
となる。
【0006】なお、コンデンサ6は、このようにインバ
ータ3から出力される電流Iaを電力系統2側に供給す
る際に、そのリップル成分を除去する働きも有する。ま
た、コンデンサ6には、コンデンサ6に印可される電圧
の振幅をVc、電圧Vcの周波数をf、コンデンサの容
量をC、円周率をπとすると、式1に示された電流Ic
が流れる。 Ic=2*π*f*Vc*C (式1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換装置は
以上のように構成されているので、交流電源1から出力
される交流電圧に高調波成分などの高調波電圧歪みが含
まれている場合には、電力変換装置を交流電源1に接続
しなかった場合よりも交流電流の高調波電流歪みが大き
くなってしまい、ひいては交流電源1に接続された他の
負荷等へ供給される電力の品質を悪化させてしまうとい
う問題点があった。具体的に説明すると、交流電源1か
ら出力される交流電圧に高調波成分などの高調波電圧歪
みが含まれている場合には、その高調波電圧歪みによる
高調波電流Isが式1に従ってコンデンサ6に流れ込
み、その分、電力系統2を介して交流電源1から出力さ
れる交流電流の高調波歪みが増大してしまうためであ
る。
【0008】なお、以上の説明において電力変換装置の
具体例としては無停電電源装置を一例に挙げているが、
商用電源からの交流電圧に含まれた高調波歪みに起因し
て交流電流に高調波歪みが発生してしまうという問題点
は、交流電源からみて電流出力装置と並列にコンデンサ
が配設された電力変換装置であるならば同様に発生する
問題である。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、交流電源からの交流電流の歪みを
抑制して、所望の波形に近い交流電流波形を得ることが
できる電力変換装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る電力変換装置は、制御部が、当該交流電源からみた電
力変換装置のインピーダンス特性が上記電力変換装置へ
流入する高調波電流を抑制する特性となるように変化す
る電力指令値を電力出力部に出力するものである。
【0011】請求項2記載の発明に係る電力変換装置
は、電流出力部を、電圧型インバータの交流電圧出力に
応じた電流をリアクトルを介して出力し、この変換後の
交流電流を検出して電圧型インバータのON/OFFタ
イミングを制御するものである。
【0012】請求項3記載の発明に係る電力変換装置
は、交流電源からコンデンサに流れ込む電流を、当該コ
ンデンサと電流出力部との接続点よりも上記交流電源寄
りの位置にて検出するとともに、その検出電流の高調波
成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせて電流指令値
の補正値を得るようにしたものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る電力変換装置
は、交流電源からコンデンサに流れ込む電流を、上記負
荷と電力変換装置との接続点から上記コンデンサと上記
電流出力部との接続点までの間にて検出するとともに、
その検出電流の高調波成分に対して所定の伝達関数を掛
け合わせて電流指令値の補正値を得るようにしたもので
ある。
【0014】請求項5記載の発明に係る電力変換装置
は、交流電源からコンデンサに流れ込む電流を、上記電
力変換装置と負荷との接続点よりも上記交流電源寄りの
位置にて検出するとともに、その検出電流の高調波成分
に対して所定の伝達関数を掛け合わせて電流指令値の補
正値を得るようにしたものである。
【0015】請求項6記載の発明に係る電力変換装置
は、インピーダンスをZ、コンデンサの容量をC、ラプ
ラス微分演算子をSとした場合の伝達関数を(Z*C*
S−1)としたものである。
【0016】請求項7記載の発明に係る電力変換装置
は、交流電源からコンデンサに流れ込む電流を、上記コ
ンデンサと電流出力部との接続点よりも当該コンデンサ
寄りの位置にて検出するとともに、その検出電流の高調
波成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせて電流指令
値の補正値を得るようにしたものである。
【0017】請求項8記載の発明に係る電力変換装置
は、伝達関数を(Z*C*S−1)/(Z*C*S)と
したものである。
【0018】請求項9記載の発明に係る電力変換装置
は、コンデンサに発生する電圧を検出するとともに、そ
の検出電流の高調波成分に対して所定の伝達関数を掛け
合わせて電流指令値の補正値を得るようにしたものであ
る。
【0019】請求項10記載の発明に係る電力変換装置
は、伝達関数を(C*S−1/Z)としたものである。
【0020】請求項11記載の発明に係る電力変換装置
は、交流電源からみた電力変換装置のインピーダンス特
性を抵抗特性としたものである。
【0021】請求項12記載の発明に係る電力変換装置
は、交流電源からみた電力変換装置のインピーダンス特
性をインダクタンス特性としたものである。
【0022】請求項13記載の発明に係る電力変換装置
は、基本電流指令作成手段が、電力変換装置と負荷との
接続点よりも負荷寄りの位置にて電流を検出して、当該
電流に含まれる高調波成分を抑制するように変化する電
流指令値を出力するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
電力変換装置を示すブロック図である。図において、電
力変換装置は電力系統2を介して商用電源、ディーゼル
発電機などの交流電源1に接続されている。また、4は
直流電圧源、3は当該直流電圧源4と上記交流電源1と
の間に接続され、この直流電圧源4の出力電圧をスイッ
チングして交流電圧に変換する電圧型インバータ(イン
バータ)、6は上記交流電源1からみて当該電圧型イン
バータ3と並列に接続されたコンデンサ、5はこの電圧
型インバータ3とコンデンサ6との間に接続されたリア
クトル、7aはこのリアクトル5に流れる電流Iaを検
出する第一の電流検出器、8は当該電流Iaの基本的な
目標値となる基本電流指令値Iarefを出力する基本
電流指令作成回路、7bは交流電源1からコンデンサ6
に流れ込む電流Isを、コンデンサ6とリアクトル5と
の接続点よりも交流電源1寄りの位置にて検出する第二
の電流検出器、12はこの第二の電流検出器7bに検出
された電流Isに含まれる高調波成分に応じた電流補正
値Ihrefを出力する電流補正回路、13aはこの電
流補正値Ihrefと上記基本電流指令値Iarefと
を足した電流指令値Irefを出力する加算回路、9は
この電流指令値Irefと上記検出電流Iaとの差に応
じて変化する電圧指令Vrefを出力する電流制御回
路、10はこの電圧指令Vrefに基づいて所定のパル
スを発生するPWM回路、11は当該パルスに基づいた
タイミングにて電圧型インバータ3をON/OFFする
ドライブ回路である。
【0024】図2は、電流指令値Irefに応じた電圧
指令Vrefを出力する電流制御回路9の詳細なブロッ
ク図の一例である。図において、14aは電流指令値I
refから上記第一の電流検出器7aにより検出された
電流値Iaを引く減算回路、15aはこの減算回路14
aの減算結果を比例倍する比例回路、16aは上記減算
回路14aの減算結果を積分する積分回路、17aは上
記減算回路14aの減算結果を微分する微分回路、13
bはこれら各演算回路15a,16a,17aの演算出
力を加算してその値を電圧指令Vrefとして出力する
加算回路である。なお、このように電圧型インバータ3
の出力電流Iaを電流指令値Irefの帰還値として使
用するとともに、比例回路15a、積分回路16a、微
分回路17aによる演算を行う制御回路は線形フィード
バック制御回路と呼ばれ、指令値に含まれる各指令値成
分(この実施の形態で言えば基本電流指令値Iaref
と補正電流値Ihref)は独立した指令値として取り
扱うことができる。
【0025】図3は、上記電流補正回路12の詳細なブ
ロック図である。図において、18aは第二の電流検出
器7bの検出電流Isから商用周波数よりも高い周波数
を有する高調波電流成分を抽出するハイパスフィルタ、
19はこのハイパスフィルタ18aから出力される電流
値に対して下記(式2)の伝達関数を用いて演算を行う
演算回路である。 (Z*C*S−1) (式2) 但し、Zはインピーダンス特性、Cはコンデンサの容
量、Sはラプラス微分演算子である。上記(式2)を用
いて演算を行い、第二の電流検出器7bの検出電流Is
の高調波成分から電流補正値Ihrefを作成し、電圧
型インバータ3がこの電流補正値Ihrefに一致した
電流Iaを出力した場合、リアクトル5とコンデンサ6
と交流電源1との接続点に流れ込む電流は、図1に示す
向きの電流を定義すると、 Is=Ic−Ia (式3) の関係となり、コンデンサ6に発生する電圧Vcは、 Vc=Ic/(C*S) (式4) となるので、 Is=Vc/Z (式5) の関係を得ることができる。
【0026】この(式5)は、交流電源1からコンデン
サ6に流入する高周波交流電流を上記(式2)の伝達関
数に基づいて演算し、その演算結果を電圧型インバータ
3から出力される電流Iaの電流補正値Ihrefとし
て使用することにより、当該交流電源1からコンデンサ
6に流入する高周波交流電流を1/Zにまで削減するこ
とができることを意味する。また、コンデンサ6に発生
する電圧Vcは交流電源1が出力する電圧とほぼ等しい
ことからすれば、上記(式5)は交流電源1から見た電
力変換装置のインピーダンス特性を示すものであり、こ
のインピーダンス特性は電力変換装置へ流入する高調波
電流を抑制する特性となっていることが判る。
【0027】なお、上記(式5)を導出するにあたって
は上記(式2)に示す伝達関数としたが、この実施の形
態1の構成において伝達関数がこの(式2)に示される
ものに限られることはなく、交流電源1からみた電力変
換装置のインピーダンス特性が上記電力変換装置へ流入
する高調波電流を抑制する特性となる伝達関数であれば
如何なるものでもよい。また、上記(式2)に示すイン
ピーダンス特性Zも、電力変換装置へ流入する高調波電
流を抑制する特性のものであれば如何なるものであって
もよく、例えば、抵抗とコンデンサとが直列に接続され
たインピーダンス特性であっても、リアクトルとコンデ
ンサとが直列に接続されたインピーダンス特性であって
もよい。好ましくは、抵抗特性やインダクタンス特性と
なるようにするとよい。抵抗特性であれば、比較的に簡
単な電圧制御により電圧型インバータ3からコンデンサ
6に流れ込む電流Iaを制御することができ、他方、イ
ンダクタンス特性であれば、抵抗特性とした場合などに
比べて、交流電源1から出力される周波数の高い成分に
対して高い抑制効果を発揮し、高調波電流の発生を効果
的に抑制することができるからである。
【0028】次に動作について説明する。基本電流指令
作成回路8が運転状態に応じた基本電流指令値Iare
fを出力すると、電流補正値Ihrefがない場合に
は、加算回路13aはこの基本電流指令値Iarefを
そのまま電流指令値Irefとして出力する。この電流
指令値Irefを受け取った電流制御回路9ではこの電
流指令値Irefに応じた電圧指令Vrefを出力し、
PWM回路10ではこの電圧指令Vrefに応じたパル
スを出力し、ドライブ回路11はこのパルスに応じたタ
イミングにて電圧型インバータ3をスイッチングする。
その結果、この電圧型インバータ3からは上記直流電圧
源4からの直流電圧を所定のタイミングでON/OFF
することにより生成される交流電圧が出力され、リアク
トル5にはこの電圧型インバータ3の出力電圧とコンデ
ンサ6の充電電圧Vcとの電位差に応じた電流が流れ
る。また、このリアクトル5に流れる電流Iaは第一の
電流検出器7aにより検出され、電流制御回路9がこの
検出電流Iaと上記電流指令値Irefとの差に応じて
電圧指令Vrefを調整するので、検出電流Iaの値は
電流指令値Irefにほぼ一致するものとなる。従っ
て、電圧型インバータ3から電流指令値Irefにほぼ
一致した電流Iaが出力され、これによりコンデンサ6
を充放電することができ、電圧型インバータ3は本発明
の電流出力部として作用する。
【0029】従って、例えば、交流電源1から電力系統
2に交流電圧が出力されている状態において、上記電流
指令値Iarefを交流電源1の交流電圧に同期して変
化させることにより、電圧型インバータ3の出力電流I
aによりコンデンサ6を充放電しつつ、電力系統2に対
して所定の電流を供給することができる。これにより、
例えば、交流電源1から出力された交流電力の交流電圧
と交流電圧との位相が電力系統2のリアクタンス成分な
どによりずれてしまったとしても、電力変換装置により
電流を適当に補償することで、その位相差を調整するこ
とが可能となる。
【0030】また、交流電源1から出力される交流電圧
に高調波電圧成分が含まれている場合、この高調波電圧
に応じた高調波電流Isが電力系統2を介して交流電源
1からコンデンサ6に対して流れる。第二の電流検出器
7bがコンデンサ6に流入する上記高調波電流Isを検
出し、電流補正回路12がその高調波電流成分に対して
上記(式2)の伝達関数を積算して電流補正値Ihre
fを出力する。これに応じて、上記加算回路13aはこ
の電流補正値Ihrefを上記基本電流指令値Iare
fに加算した電流指令値Irefを出力し、上記リアク
トル5にはこの電流指令値Irefに応じた電流Iaが
流れる。従って、リアクトル5からも上記高調波交流電
流Isに応じた電流Iaがコンデンサ6に流れ込み、そ
の分、交流電源1からコンデンサ6に流れ込む高調波交
流電流Isが減少し、当該交流電源1の交流電流Isに
含まれる高調波交流電流は抑制され、交流電流Isをほ
ぼ正弦波にすることができる。
【0031】なお、基本電流指令作成回路8から出力さ
れる基本電流指令値Iarefは、電力変換装置の使用
目的や運転状態に応じて異なるものになる。例えば、電
力変換装置を高力率コンバータとして用いるのであれ
ば、直流電圧源4の電圧指令値と電圧帰還信号とから基
本電流指令値Iarefを作成し、無停電電源装置や二
次電池を用いた負荷平準化インバータとして用いるので
あれば直流電圧源4に流れる直流電流指令と直流電流帰
還信号から基本電流指令値Iarefを作成し、SVG
等の系統安定化機器として用いるのであれば、交流電源
電圧指令値と交流電源1の電圧帰還値とから基本電流指
令値Iarefを作成し、自励式BTBや直流送電用サ
イリスタ変換器等の送電機器として用いるのであれば交
流電源1に供給する電力指令値と電力帰還値とから基本
電流指令値Iarefを作成し、アクティブフィルタ等
の電流補償機器として用いるのであれば、交流電源1に
流す電流指令と電流帰還値とから基本電流指令値Iar
efを作成すればよい。
【0032】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、交流電源1からコンデンサ6に流れ込む電流Is
を、第二の電流検出器7bがコンデンサ6とリアクトル
5との接続点よりも上記交流電源1寄りの位置にて検出
するとともに、この検出電流Isの高調波電流成分に対
して上記(式2)の伝達関数で演算して電圧型インバー
タ3から出力する電流Iaを補正するようにしたので、
当該電圧型インバータ3の出力電流Iaによって高調波
電流Iaの流入を効果的に抑制するインピーダンス特性
となり、上記交流電源1の出力電圧に高調波電圧が含ま
れていたとしても、交流電源1からコンデンサ6に流れ
込む高調波電流Isは効果的に抑制される。従って、交
流電源1からの交流電流Isの歪みが効果的に抑制さ
れ、当該交流電流Isの波形が正弦波に近いものとな
る。
【0033】また、実施の形態1では、電流出力部22
が、電圧型インバータ3の交流電圧出力に応じてリアク
トル5に交流電流Iaが流れ、この変換後の交流電流I
aを検出して電圧型インバータ3のON/OFFタイミ
ングを制御する構成となっているので、簡単な構成にて
高調波電流Isを制御するために必要な電流制御を行う
ことができる。
【0034】なお、交流電源1からコンデンサ6に流れ
る電流Isを直接第二の電流検出器7bにて検出した
が、リアクトル5から流れ出る電流Iaとコンデンサ6
に流れ込む電流Icとの差から当該電流Isを求めるよ
うにしても良い。
【0035】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2による電力変換装置の構成を示すブロック図であ
る。20は交流電源1に接続された負荷であり、この負
荷20は交流電源1からみて電力変換装置と並列に接続
されている。また、第二の電流検出器7cは、この負荷
20と電力変換装置との接続点からコンデンサ6とリア
クトル5との接続点までの間に流れる電流Ibを検出す
る。第二の電流検出器7cならびに負荷20を除くその
他の構成は実施の形態1と同様なので説明を省略する。
【0036】次に動作について説明する。図において、
負荷20と電力変換装置とは交流電源1から見て並列に
接続されているので、交流電源1から出力される交流電
圧はそのまま負荷あるいは電力変換装置に供給される。
従って、この交流電圧に高調波交流電圧が含まれていた
場合には、その高調波交流電圧はそのまま電力変換装置
に供給され、且つ、そのまま負荷に接続される。この電
力変換装置は、この高調波交流電圧に対して実施の形態
1の電力変換装置と同様に動作し、この高調波交流電圧
がコンデンサ6に流れ込むことにより発生する高調波交
流電流Isの発生を抑制する。
【0037】なお、この実施の形態2では電力変換装置
に流れ込む電流がIsからIbに変更されているので上
記(式5)は下記(式6)に変更される。 Ib=Vc/Z (式6)
【0038】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、電力系統2を介して交流電源1から流れる高調波交
流電流Isは、負荷20に流れ込む分を除いて抑制する
ことができ、実施の形態1と同様に、交流電源1から出
力される交流電流Isを正弦波に近いものにすることが
できる。その他の効果も実施の形態1と同様である。
【0039】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3による電力変換装置の構成を示すブロック図であ
る。交流電源1から負荷20に流れ込む電流ILを、電
力変換装置と負荷20との接続点よりも負荷20寄りの
位置にて検出する負荷電流検出器24を設けるととも
に、この負荷電流検出器24に検出された電流ILに含
まれる高調波成分を抑制するように基本電流指令作成回
路8が基本電流指令値Iarefを出力する。
【0040】図6に当該基本電流指令作成回路8の詳細
なブロック図の一例を示す。図において、18bは負荷
電流検出器24の検出電流ILから商用周波数よりも高
い周波数を有する高調波電流成分を抽出するハイパスフ
ィルタ、15bはこのハイパスフィルタ18bから出力
される電流値に対して電流補償率に応じた比例演算を行
う比例回路である。
【0041】負荷電流検出器24および基本電流指令作
成回路8を除くその他の構成は実施の形態2と同様なの
で説明を省略する。
【0042】次に動作について説明する。負荷電流検出
器24は交流電源1から負荷20に流れる電流ILを検
出し、基本電流指令作成回路8はこの電流ILに含まれ
る高調波成分を所定の電流補償率にて打ち消すような基
本電流指令値Iarefを出力し、この交流電源1の電
流が電圧型インバータ3から電力変換装置と負荷20と
の接続点に供給される。従って、負荷20に流れ込む高
調波交流電流ILの一部あるいは全部が電力変換装置に
より供給され、その分交流電源1の交流電流波形Isは
正弦波化される。また、この実施の形態3の電力変換装
置は、それ自体に流れ込む高調波交流電流Ibも実施の
形態2と同様に抑制し、これによっても交流電源1の交
流電流波形Isは正弦波化される。
【0043】以上のように、この実施の形態3に示す電
力変換装置は、交流電源1から出力される交流電流Is
に負荷20に起因して生じる高調波成分を含むことを抑
制することができ、アクティブフィルタとして動作す
る。特に、この実施の形態3のアクティブフィルタで
は、それ自身に分流される電流Ibの高調波成分をも抑
制するように動作しているので、コンデンサを接続した
ことによる交流電流波形Isの歪みを抑制しつつ、負荷
20による高調波電流の発生を抑制しているので、従来
のものよりもはるかに精度よく電流波形Isを正弦波に
近いものにすることができる。また、電流補償率を10
0%としたときに、電流波形Isは最も正弦波に近いも
のになる。
【0044】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4による電力変換装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、第二の電流検出器7dは、交流電源1
からコンデンサ6に流れ込む電流Icを、コンデンサ6
とリアクトル5との接続点よりもコンデンサ6寄りの位
置にて検出する。また、電流補正回路12の演算回路1
9が用いる伝達関数を下記(式7)に変更した。 (Z*C*S−1)/(Z*C*S) (式7) 但し、Zはインピーダンス特性、Cはコンデンサの容
量、Sはラプラス微分演算子である。なお、電力変換装
置に流れ込む電流Ibは、実施の形態2と同様に、 Ib=Vc/Z (式8) となる。
【0045】第二の電流検出器7dならびに上記演算回
路19を除くその他の構成は実施の形態2と同様なので
説明を省略する。
【0046】次に動作について説明する。図において、
負荷20と電力変換装置とは交流電源1から見て並列に
接続されているので、交流電源1から出力される交流電
圧はそのまま負荷20あるいは電力変換装置に供給され
る。従って、この交流電圧に高調波交流電圧が含まれて
いた場合には、その高調波交流電圧はそのまま電力変換
装置に供給され、且つ、そのまま負荷20に接続され
る。この電力変換装置は、この高調波交流電圧に対して
実施の形態1の電力変換装置と同様に動作し、この高調
波交流電圧がコンデンサ6に印加されることにより発生
する高調波交流電流Ibの発生を抑制する。
【0047】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、電力系統2を介して交流電源1から流れる高調波交
流電流Isは、負荷20に流れ込む分ILを除いて抑制
することができ、実施の形態2と同程度に、交流電源1
から出力される交流電流Isを正弦波に近いものにする
ことができる。その他の効果も実施の形態2と同様であ
る。
【0048】また、図7に示す電力変換装置において、
実施の形態3と同様に負荷20の電流ILを検出する負
荷電流検出器24を設けるとともに、基本電流指令作成
回路8がこの検出電流ILの高調波成分に対して所定の
電流補償率となる基本電流指令値Iarefを出力する
ように構成した場合には、実施の形態3と同様の作用効
果を発揮することは言うまでもない。
【0049】実施の形態5.図8は、この発明の実施の
形態5による電力変換装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、第二の電流検出器7eは、交流電源1
からコンデンサ6に流れ込む電流Isを、電力変換装置
と負荷20との接続点よりも交流電源1寄りの位置にて
検出する。また、電流補正回路12の演算回路19が用
いる伝達関数を、実施の形態2と同様の下記(式9)に
変更した。 (Z*C*S−1) (式9) 但し、Zはインピーダンス特性、Cはコンデンサの容
量、Sはラプラス微分演算子である。従って、交流電源
1から負荷20に流れ込む高調波電流成分ILが無い場
合には、交流電源1の高調波電流Isは全て電力変換装
置に流れ込む電流Ibとなり、 Is=Vc/Z (式10) の関係が成立する。
【0050】第二の電流検出器7eを除くその他の構成
は実施の形態2と同様なので説明を省略する。
【0051】次に動作について説明する。図において、
負荷20と電力変換装置とは交流電源1から見て並列に
接続されているので、交流電源1から出力される交流電
圧はそのまま負荷20および電力変換装置に供給され
る。従って、この交流電圧に高調波交流電圧が含まれて
いた場合には、その高調波交流電圧はそのまま電力変換
装置に供給される。電力変換装置は、この高調波交流電
圧に対して実施の形態1の電力変換装置と同様に動作
し、この高調波交流電圧がコンデンサ6に印加されるこ
とにより発生する高調波交流電流の発生を抑制する。従
って、少なくとも上記コンデンサ6に起因する交流電源
の高調波交流電流Isは抑制される。
【0052】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、電力系統2を介して交流電源1から流れる高調波交
流電流Isは、負荷20に流れ込む分ILを除いて抑制
することができ、実施の形態2と同様に、交流電源から
出力される交流電流Isを正弦波に近いものにすること
ができる。その他の効果も実施の形態2と同様である。
【0053】また、図8に示す電力変換装置において、
実施の形態3と同様に負荷20の電流ILを検出する負
荷電流検出器24を設けるとともに、基本電流指令作成
回路8がこの検出電流ILの高調波成分に対して所定の
電流補償率となる基本電流指令値Iarefを出力する
ように構成した場合には、実施の形態3と同様の作用効
果を発揮することは言うまでもない。
【0054】実施の形態6.図9は、この発明の実施の
形態6による電力変換装置の構成を示すブロック図であ
る。同図において、21はコンデンサ6に発生する電圧
Vcを検出する電圧検出器であり、この検出電圧Vcが
電流補正回路12に入力される。また、電流補正回路1
2のハイパスフィルタ18aは商用周波数以上の周波数
の交流電圧のみを抽出し、演算回路19は下記(式1
1)の伝達達関数にて演算を行い電流補正値Ihref
を出力する。 (C*S−1/Z) (式11) 但し、Zはインピーダンス特性、Cはコンデンサの容
量、Sはラプラス微分演算子である。なお、電力変換装
置に流れ込む電流Ibは、実施の形態2と同様に、 Ib=Vc/Z (式12) となる。
【0055】電圧検出器21ならびに上記電流補正回路
12を除くその他の構成は実施の形態2と同様なので説
明を省略する。
【0056】次に動作について説明する。図9におい
て、負荷20と電力変換装置とは交流電源1から見て並
列に接続されているので、交流電源1から出力される交
流電圧はそのまま負荷20および電力変換装置に供給さ
れる。従って、この交流電圧に高調波交流電圧が含まれ
ていた場合には、その高調波交流電圧はそのまま電力変
換装置に供給される。この高調波交流電圧によりコンデ
ンサ6の電位Vcが商用周波数よりも高い周波数にて変
化すると、電流補正回路12から電流補正値Ihref
が出力され、電圧型インバータ3はこの電流補正値Ih
refにより補正された電流Iaを出力する。従って、
コンデンサ6を交流電源1の高周波交流電圧に追従した
電位まで充放電するための電流Icの一部は、電圧型イ
ンバータ3の出力電流Iaにより供給され、その分、交
流電源1からの高周波交流電流Ibは抑制される。
【0057】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、電力系統2を介して交流電源1から流れる高調波交
流電流Isは、負荷20に流れ込む分ILを除いて抑制
することができ、実施の形態2と同様に、交流電源1か
ら出力される交流電流Isを正弦波に近いものにするこ
とができる。その他の効果も実施の形態2と同様であ
る。
【0058】また、図9に示す電力変換装置において、
実施の形態3と同様に負荷20の電流ILを検出する負
荷電流検出器24を設けるとともに、基本電流指令作成
回路8がこの検出電流ILの高調波成分に対して所定の
電流補償率となる基本電流指令値Iarefを出力する
ように構成した場合には、実施の形態3と同様の作用効
果を発揮することは言うまでもない。
【0059】なお、以上の実施の形態の説明では、電流
指令値Irefに追従する電流Iaを出力する電流出力
部22を、自励式の電圧型インバータ3の出力にリアク
トル5を設けるとともに、このリアクトル5に流れる電
流Iaを電流指令値Irefと一致させるためのフィー
ドバック制御回路9,10,11とで構成したが、代わ
りに、電流Iaを直接出力することができるサイリスタ
変換器などの電流型インバータを用いて電流出力部22
を構成しても良い。
【0060】また、電圧型インバータ3の出力にリアク
トル5を設けた構成となっているが、コンデンサ6との
間に配設されて、適当なインダクタンス値を有するもの
であれば、例えば変圧器などの漏れインダクタンスなど
を代わりに利用するようにしても構わない。
【0061】更に、電流制御回路9が電圧指令Vref
を作成し、これに応じてPWM回路10やドライブ回路
11が電圧型インバータ3をスイッチングする構成とな
っているが、これらの代わりに誤差追従式インバータな
どを用いても構わない。
【0062】他方、以上の実施の形態の説明では、電圧
型インバータ3に直流電圧を与えるものとして直流電圧
源4を使用した構成となっているが、直流電圧を与える
ことができるものであれば如何なるものも使用できるの
で、例えばコンデンサや二次電池や交直変換器や整流器
などを代わりに用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、制御部が、当該交流電源からみた電力変換装置の
インピーダンス特性が上記電力変換装置へ流入する高調
波電流を抑制する特性となるように変化する電流指令値
を電力出力部に出力するように構成されているので、交
流電源からの交流電圧に高調波成分が含まれ、その高調
波電圧に起因してコンデンサに高調波電流が流れ込んだ
としても、それに応じて上記電力出力部からもコンデン
サへ電流が流れ込み、交流電源からコンデンサに流れる
高調波電流の増加を抑制することができる。従って、交
流電源からの交流電流の歪みが抑制され、当該交流電流
の波形が所望の波形に近いものとなる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、電流出力部
を、電圧型インバータの交流電圧出力に応じた電流をリ
アクトルを介して出力し、この電流を検出して電圧型イ
ンバータのON/OFFタイミングを制御するようにし
たので、簡単な構成にて高調波電流を制御するために必
要な電流制御を行うことができる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、交流電源か
らコンデンサに流れ込む電流を、当該コンデンサと上記
電流出力部との接続点よりも上記交流電源寄りの位置に
て検出するとともに、その検出電流の高調波成分に対し
て所定の伝達関数を掛け合わせて電流指令値の補正値を
得るようにしたので、交流電源からみた電力変換装置の
インピーダンス特性を上記電力変換装置へ流入する高調
波電流を抑制する特性とすることができる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、交流電源か
ら上記コンデンサに流れ込む電流を、上記負荷と電力変
換装置との接続点から上記コンデンサと上記電流出力部
との接続点までの間にて検出するとともに、その検出電
流の高調波成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせて
電流指令値の補正値を得るようにしたので、交流電源か
らみた電力変換装置のインピーダンス特性を上記電力変
換装置へ流入する高調波電流を抑制する特性とすること
ができる。
【0067】請求項5記載の発明によれば、交流電源か
ら上記コンデンサに流れ込む電流を、上記電力変換装置
と負荷との接続点よりも上記交流電源寄りの位置にて検
出するとともに、その検出電流の高調波成分に対して所
定の伝達関数を掛け合わせて電流指令値の補正値を得る
ようにしたので、交流電源からみた電力変換装置のイン
ピーダンス特性を上記電力変換装置へ流入する高調波電
流を抑制する特性とすることができる。
【0068】請求項6記載の発明によれば、インピーダ
ンスをZ、コンデンサの容量をC、ラプラス微分演算子
をSとした場合の伝達関数が(Z*C*S−1)である
ので、コンデンサに流れ込む電流を1/Zまでに最も効
果的に削減することができる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、交流電源か
ら上記コンデンサに流れ込む電流を、上記コンデンサと
上記電流出力部との接続点よりも当該コンデンサ寄りの
位置にて検出するとともに、その検出電流の高調波成分
に対して所定の伝達関数を掛け合わせて電流指令値の補
正値を得るようにしたので、交流電源からみた電力変換
装置のインピーダンス特性を上記電力変換装置へ流入す
る高調波電流を抑制する特性とすることができる。
【0070】請求項8記載の発明によれば、伝達関数が
(Z*C*S−1)/(Z*C*S)であるので、コン
デンサに流れ込む電流を1/Zまでに最も効果的に削減
することができる。
【0071】請求項9記載の発明によれば、コンデンサ
に発生する電圧を検出するとともに、その検出電流の高
調波成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせて電流指
令値の補正値を得るようにしたので、交流電源からみた
電力変換装置のインピーダンス特性を上記電力変換装置
へ流入する高調波電流を抑制する特性とすることができ
る。
【0072】請求項10記載の発明によれば、伝達関数
が(C*S−1/Z)であるので、コンデンサに流れ込
む電流を1/Zまでに最も効果的に削減することができ
る。
【0073】請求項11記載の発明によれば、交流電源
からみた電力変換装置のインピーダンス特性を抵抗特性
としたので、比較的簡単な電圧制御により電流出力部か
らコンデンサに流れ込む電流を制御することができる。
【0074】請求項12記載の発明によれば、交流電源
からみた電力変換装置のインピーダンス特性をインダク
タンス特性としたので、抵抗特性とした場合などに比べ
て、交流電源から出力される周波数の高い成分に対して
高い抑制効果を発揮し、高調波電流の発生を効果的に抑
制することができる。
【0075】請求項13記載の発明によれば、基本電流
指令作成手段が、電力変換装置と負荷との接続点よりも
負荷寄りの位置にて電流を検出して、当該電流に含まれ
る高調波成分を抑制するように変化する電流指令値を出
力するので、負荷に流入する高調波電流を抑制するアク
ティブフィルタとして動作する。それとともに、アクテ
ィブフィルタ(電力変換装置)のコンデンサに流れ込む
高調波電流を抑制するように動作しているので、コンデ
ンサを設けたことによる交流電流波形の悪化を防止する
ことができる。従って、負荷に流入する交流電流の波形
自体の悪化を抑制しつつ高周波電流の流入を抑制するこ
とができるので、負荷への高調波電流の流入を抑制する
アクティブフィルタとしての性能を相乗効果により格段
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電力変換装置
を示すブロック図である。
【図2】 図1の電流制御回路を示すブロック図であ
る。
【図3】 図1の電流補正回路を示すブロック図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2による電力変換装置
を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による電力変換装置
を示すブロック図である。
【図6】 図5の電流指令作成回路を示すブロック図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態4による電力変換装置
を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による電力変換装置
を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態6による電力変換装置
を示すブロック図である。
【図10】 従来の電力変換装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源、3 電圧型インバータ(インバータ)、
4 直流電圧源、5リアクトル、6 コンデンサ、7a
第一の電流検出器、7b,7c,7d,7e 第二の
電流検出器、8 基本電流指令作成回路、12 電流補
正回路、13a,13b 加算回路、20 負荷、22
電流出力部、23 制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 融真 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大島 正明 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 宮崎 聡 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続されたインバータを有
    し、電流指令値に追従する電流を出力する電流出力部
    と、上記交流電源からみて当該インバータと並列に接続
    されたコンデンサと、上記電流出力部への電流指令値を
    出力する制御部とを備えた電力変換装置において、 上記制御部は、当該交流電源からみた電力変換装置のイ
    ンピーダンス特性が上記電力変換装置へ流入する高調波
    電流を抑制する特性となるように変化する電流指令値を
    出力することを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 電流出力部は、直流電圧源と、この直流
    電圧源の出力電圧をスイッチングして交流電圧に変換す
    る電圧型インバータと、この電圧型インバータとコンデ
    ンサとの間に接続されたリアクトルと、このリアクトル
    に流れる電流を検出する第一の電流検出器と、電流指令
    値と当該第一の電流検出器による検出電流値との差に応
    じて電圧型インバータのON/OFFタイミングを制御
    するインバータ制御回路とを有することを特徴とする請
    求項1記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】 制御部が、 交流電流を調整するための基本電流指令値を出力する基
    本電流指令作成手段と、 交流電源から流れる電流を、当該コンデンサと電流出力
    部との接続点よりも上記交流電源寄りの位置にて検出す
    る第二の電流検出器と、 当該第二の電流検出器により検出された電流に含まれる
    高調波成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせた電流
    補正値を出力する電流補正回路と、 上記基本電流指令値と当該電流補正値とを足し合わせて
    なる電流指令値を出力する加算回路とからなることを特
    徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】 交流電源からみた場合に並列に負荷が接
    続された電力変換装置において、 制御部が、 交流電力を調整するための基本電流指令値を出力する基
    本電流指令作成手段と、 上記交流電源から流れる電流を、上記負荷と電力変換装
    置との接続点から上記コンデンサと電流出力部との接続
    点までの間にて検出する第二の電流検出器と、 当該第二の電流検出器により検出された電流に含まれる
    高調波成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせた電流
    補正値を出力する電流補正回路と、 上記基本電流指令値と当該電流補正値とを足し合わせて
    なる電流指令値を出力する加算回路とからなることを特
    徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】 交流電源からみた場合に並列に負荷が接
    続された電力変換装置において、 制御部が、 交流電力を調整するための基本電流指令値を出力する基
    本電流指令作成手段と、 交流電源から流れる電流を、電力変換装置と負荷との接
    続点よりも上記交流電源寄りの位置にて検出する第二の
    電流検出器と、 当該第二の電流検出器により検出された電流に含まれる
    高調波成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせた電流
    補正値を出力する電流補正回路と、 上記基本電流指令値と当該電流補正値とを足し合わせて
    なる電流指令値を出力する加算回路とからなることを特
    徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 インピーダンスをZ、コンデンサの容量
    をC、ラプラス微分演算子をSとした場合、伝達関数が
    (Z*C*S−1)であることを特徴とする請求項3か
    ら請求項5のうちのいずれか1項記載の電力変換装置。
  7. 【請求項7】 交流電源からみた場合に並列に負荷が接
    続された電力変換装置において、 制御部が、 交流電流を調整するための基本電流指令値を出力する基
    本電流指令作成手段と、 上記交流電源から流れる電流を、上記コンデンサと電流
    出力部との接続点よりも当該コンデンサ寄りの位置にて
    検出する第二の電流検出器と、 当該第二の電流検出器により検出された電流に含まれる
    高調波成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせた電流
    補正値を出力する電流補正回路と、 上記基本電流指令値と当該電流補正値とを足し合わせて
    なる電流指令値を出力する加算回路とからなることを特
    徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 インピーダンスをZ、コンデンサの容量
    をC、ラプラス微分演算子をSとした場合、伝達関数が
    (Z*C*S−1)/(Z*C*S)であることを特徴
    とする請求項7記載の電力変換装置。
  9. 【請求項9】 交流電源からみた場合に並列に負荷が接
    続された電力変換装置において、 制御部が、 交流電流を調整するための基本電流指令値を出力する基
    本電流指令作成手段と、 コンデンサに発生する電圧を検出する電圧検出器と、 当該電圧検出器により検出された電圧に含まれる高調波
    成分に対して所定の伝達関数を掛け合わせた電流補正値
    を出力する電流補正回路と、 上記基本電流指令値と当該電流補正値とを足し合わせて
    なる電流指令値を出力する加算回路とからなることを特
    徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  10. 【請求項10】 インピーダンスをZ、コンデンサの容
    量をC、ラプラス微分演算子をSとした場合、伝達関数
    が(C*S−1/Z)であることを特徴とする請求項9
    記載の電力変換装置。
  11. 【請求項11】 交流電源からみた電力変換装置のイン
    ピーダンス特性が電力変換装置へ流入する高調波電流を
    抑制する抵抗特性であることを特徴とする請求項1から
    請求項10のうちのいずれか1項記載の電力変換装置。
  12. 【請求項12】 交流電源からみた電力変換装置のイン
    ピーダンス特性が電力変換装置へ流入する高調波電流を
    抑制するインダクタンス特性であることを特徴とする請
    求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載の電力
    変換装置。
  13. 【請求項13】 基本電流指令作成手段が、電力変換装
    置と負荷との接続点よりも負荷寄りの位置にて電流を検
    出する負荷電流検出器と、 当該負荷電流検出器により検出された電流に含まれる高
    調波成分を抑制するように変化する電流指令値を出力す
    る基本電流指令作成回路とで構成されていることを特徴
    とする請求項3から請求項12のうちのいずれか1項記
    載の電力変換装置。
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