JPH11275761A - アクティブフィルタ装置 - Google Patents

アクティブフィルタ装置

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JPH11275761A
JPH11275761A JP10096887A JP9688798A JPH11275761A JP H11275761 A JPH11275761 A JP H11275761A JP 10096887 A JP10096887 A JP 10096887A JP 9688798 A JP9688798 A JP 9688798A JP H11275761 A JPH11275761 A JP H11275761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高調波補償電流の電源であるコンデンサ電圧
と電力系統ラインの系統電圧との間に所定の電圧差を確
保して、高調波の補償率を一定にすることができるアク
ティブフィルタ装置を提供すること。 【解決手段】 制御部30は、コンデンサ17の両端電
圧Vc と基準電圧VR との差に対応した充放電指令信号
を出力して、両端電圧Vc と基準電圧VR とが一致する
ように制御する。ここで、基準電圧VR は、電力系統ラ
イン1の系統電圧と定電圧(コンデンサ17と電力系統
ライン1との間に確保すべき電圧差)Vaとを加算して
作成される。従って、系統電圧の変動が基準電圧VR
現れるので、系統電圧が増加すればその分だけ両端電圧
c も増加する。これによって、コンデンサ電圧と系統
電圧との間に常に一定の電圧差Va を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電力系統の
電流波形から高調波成分を抽出すると共に、抽出した高
調波成分と逆位相の高調波補償電流を上記交流電力系統
に供給して交流電力系統の電流波形を補償するアクティ
ブフィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業用インバータ装置やサイリスタ装置
等から発生する高調波が、変圧器、コンデンサ等の電力
用機器や位相制御機器等に種々の影響を与え、これらの
機器に種々の障害を及ぼし得ることが知られている。そ
のため上記サイリスタ装置等を負荷として電力を供給す
る交流電力系統においては、電圧形インバータを用いて
高調波電流を補償するアクティブフィルタ装置が従来用
いられている(例えば特開昭60−213226号公
報)。
【0003】図3は、従来のアクティブフィルタ装置を
示す構成図である。このアクティブフィルタ装置は、ス
イッチング素子15、16を備えたインバータ部20と
コンデンサ17とから成る主回路と、負荷電流波形に含
まれる高調波成分を出力する高調波検出部25と、上記
インバータ部20を制御するPWM変調器13、14と
を備えて構成され、上記インバータ部20の出力側は、
リアクトル19を介して電力系統ライン1に接続されて
いる。また、この電力系統ライン1には負荷電流検出器
(以下「CT」という。)2が設けられ、その出力が上
記高調波検出部25に入力される。一方、電流検出器1
8によってインバータ部20の出力電流、即ち高調波補
償電流Ic が検出され、検出された高調波補償電流Ic
は減算器12に入力されるようになっている。
【0004】また、スイッチング素子15、16の両端
に、高調波を補償するための電源としてコンデンサ17
が接続されている。高調波検出部25は、負荷電流から
基本波成分を抽出するバンドパスフィルタ(BPF)3
及び負荷電流から基本波成分を減算して高調波成分を出
力する減算器4で構成される。制御部11は、コンデン
サ17の電圧変動に応じて充放電指令信号を減算器10
に出力する。減算器10は、高調波検出部25から出力
される高調波成分信号から制御部11から出力される充
放電指令信号を減算して高調波制御信号IH を減算器1
2に出力する。
【0005】上記のようなアクティブフィルタ装置にお
いては、電流検出器18で検出された高調波補償電流I
C の波形と高調波検出部25から出力される高調波制御
信号IH の波形とが等しくなるように、つまり減算器1
2の出力がゼロとなるように、PWM変調器13、14
が動作する。そして高調波検出部25は、CT2で検出
した負荷電流波形に基づいてその高調波成分を出力する
ため、結局上記インバータ部20からは、負荷電流波形
に含まれる高調波成分と逆位相の電流が、高調波補償電
流Ic としてリアクトル19を介して電力系統ライン1
に流れることになる。これによって電力系統ライン1の
高調波成分が相殺され、電源電流波形が補償されて正弦
波となる。
【0006】制御部11は、高調波補償電流Ic を流す
電源を確保するため、コンデンサ17の両端電圧Vc
一定とすべく充放電指令信号を減算器10に供給する。
即ち、絶縁増幅器21から出力されるコンデンサ17の
両端電圧Vc に対応した電圧と基準電圧発生器22から
の基準電圧Vr との差に比例した信号を減算器23から
出力し、掛算器24で、減算器23からの出力信号と相
電圧検出器(PT)5の出力電圧とを掛算する。掛算器
24は、コンデンサ17の両端電圧Vc が基準電圧Vr
より大のときはPT5の出力電圧位相を反転して出力
し、Vc <Vr のときは同相で出力する。図3の回路で
は、コンデンサ17の両端電圧Vc が変動すると減算器
23の出力が現れ、掛算器24から充放電指令信号が出
力され、これに対応してIH =IC となるようPWM変
調器13、14が動作し、コンデンサ17の両端電圧V
c が一定に保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記アクティブフィル
タ装置では、基準電圧Vr は固定であるため、コンデン
サ17の両端電圧Vc が一定にされ、母線電圧が一定に
なる。このため、例えば、電力系統ライン1に接続され
ている負荷の大多数が停止して電源容量に余裕が生じる
などして、系統電圧が増加した場合には、系統電圧と母
線電圧との差が一定にならない。従って、アクティブフ
ィルタ装置の高調波の補償率が低下してしまい補償率が
一定にならない欠点があった。
【0008】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、コンデンサの両
端電圧と系統電圧とに所定の電圧差をもたせることによ
り、高調波の補償率を一定にすることができるアクティ
ブフィルタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のアクテ
ィブフィルタ装置は、交流電力系統1に接続され、その
電流波形に含まれる高調波成分を抽出して出力する高調
波検出手段25と、インバータ部20を制御することに
よって上記高調波成分信号とは逆位相の高調波補償電流
c を作成して上記交流電流系統1に供給すると共に、
上記高調波補償電流Ic の電源としてのコンデンサ17
を備える高調波補償手段29と、上記コンデンサ17の
両端電圧Vc が基準電圧VR となるように、上記コンデ
ンサ17の充放電を制御する充放電指令信号を作成する
充放電制御手段30と、上記高調波成分信号から上記充
放電指令信号を減算して上記高調波補償手段29を制御
する高調波制御信号IH を作成する制御信号作成手段1
0とを備えるアクティブフィルタ装置において、上記充
放電制御手段30は、上記交流電力系統1の系統電圧と
上記両端電圧Vc との電圧差が一定となるようにすべく
上記充放電指令信号を作成することを特徴としている。
【0010】上記請求項1のアクティブフィルタ装置で
は、交流電力系統1の系統電圧が変動しても、系統電圧
とコンデンサ17の両端電圧Vc との間には常に一定の
電圧差Va が確保される。従って、例えば系統電圧が増
加すると、コンデンサ17の両端電圧Vc 、即ち高調波
補償電流の電源電圧も増加するので、上記交流電力系統
1に対する電流供給能力は低下せず、十分な高調波補償
電流を供給することができる。これによって、上記交流
電力系統1に対する高調波の補償率は、系統電圧の変動
にかかわらず、常に一定になり、良好な高調波補償を実
現することができる。
【0011】また請求項2のアクティブフィルタ装置
は、上記充放電制御手段30は、上記交流電力系統1の
系統電圧の変動量に基づいて上記基準電圧VR を補正し
て出力する基準電圧作成手段32と、上記コンデンサ1
7の両端電圧Vc を検出する検出手段31と、上記基準
電圧作成手段32の出力電圧から上記検出手段31の検
出電圧を減算する減算手段33と、上記交流電力系統1
の系統電圧信号と上記減算手段33の出力信号とを乗算
して充放電指令信号を作成する乗算手段34とを備える
ことを特徴としている。
【0012】上記請求項2のアクティブフィルタ装置で
は、上記コンデンサ17の基準電圧VR を上記系統電圧
の変動量に基づいて補正し、補正後の基準電圧VR と検
出した両端電圧Vc との差を求め、求めた差に対応した
充放電指令信号が作成される。これによって、コンデン
サ17の両端電圧Vc は系統電圧の変動に対応して増減
すると共に、系統電圧との間に常に一定の電圧差を確保
することができる。
【0013】さらに請求項3のアクティブフィルタ装置
は、上記基準電圧作成手段32は、上記交流電力系統1
の系統電圧を直流電圧に変換する変換回路36と、上記
系統電圧と上記両端電圧Vc との間に確保すべき電圧差
に相当する定電圧Va を発生する定電圧発生器35と、
上記変換回路36の出力電圧と上記定電圧発生器35の
定電圧Va とを加算して基準電圧VR を作成する加算器
37とを備えることを特徴としている。
【0014】上記請求項3のアクティブフィルタ装置で
は、上記コンデンサ17の基準電圧VR は、上記交流電
力系統1の系統電圧に、当該系統電圧と上記コンデンサ
17の両端電圧Vc との間に確保すべき電圧差に相当す
る電圧Va を加えて作成される。従って、上記系統電圧
の増減に対応して基準電圧VR も増減することになる。
【0015】請求項4のアクティブフィルタ装置は、上
記変換回路36は、上記交流電力系統1の系統電圧の絶
対値レベルを検出して出力する絶対値検出回路38と、
上記絶対値検出回路38からの出力信号を平均化して直
流電圧を出力する平均化回路39とを備えることを特徴
としている。
【0016】請求項5のアクティブフィルタ装置は、上
記絶対値検出回路38は、全波整流回路であることを特
徴としている。
【0017】上記請求項4又は請求項5のアクティブフ
ィルタ装置では、その実施が容易である。
【0018】請求項6のアクティブフィルタ装置は、交
流電力系統1に接続され、その電流波形に含まれる高調
波成分を抽出すると共に、インバータ部20を制御して
上記高調波成分信号と逆位相の高調波補償電流Ic を作
成し、これを上記交流電力系統1に供給して電流波形を
補償するよう構成されたアクティブフィルタ装置におい
て、上記高調波補償電流Ic の電源としてのコンデンサ
17の両端電圧Vc を検出する検出手段31と、上記交
流電力系統1の系統電圧を検出し、この検出電圧に、上
記系統電圧と上記両端電圧Vc との間に確保すべき電圧
差に相当する電圧Va を加算して上記コンデンサ17の
基準電圧VR を出力する基準電圧作成手段32と、上記
基準電圧作成手段32の出力電圧から上記検出手段31
の検出電圧を減算する減算手段33と、この減算手段3
3の出力信号と上記交流電力系統1の系統電圧信号とを
乗算して上記コンデンサ17の充放電を制御する充放電
指令信号を出力する乗算手段34と、この乗算手段34
から出力される充放電指令信号を上記高調波成分信号か
ら減算して上記インバータ部20を制御する高調波制御
信号IH を出力する制御信号作成手段10とを備えるこ
とを特徴としている。
【0019】上記請求項6のアクティブフィルタ装置で
は、交流電力系統1の系統電圧が変動しても、系統電圧
とコンデンサ17の両端電圧Vc との間には常に一定の
電圧差Va が確保される。従って、例えば系統電圧が増
加すると、コンデンサ17の両端電圧Vc 、即ち高調波
補償電流の電源電圧も増加するので、上記交流電力系統
1に対する電流供給能力は低下せず、十分な高調波補償
電流を供給することができる。これによって、上記交流
電力系統1に対する高調波の補償率は、系統電圧の変動
にかかわらず、常に一定になり、良好な高調波補償を実
現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次にこの発明のアクティブフィル
タ装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施の形態であるアク
ティブフィルタ装置の一実施の形態を示す構成図であ
る。尚、本実施の形態のアクティブフィルタ装置の基本
的な構成は、図3に示した従来の構成と類似しているた
め、同一の構成には同一の参照符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0022】アクティブフィルタ装置は、概略的に、高
調波検出手段である高調波検出部25と、高調波補償手
段である高調波補償部29と、充放電制御手段である制
御部30と、制御信号作成手段である減算器10とを備
えて構成される。
【0023】高調波補償部29は、減算器12、PWM
変調器13、14、スイッチング素子15、16、コン
デンサ17、電流検出器18、リアクトル19、インバ
ータ部20を備えて構成される。そして、減算器10か
ら与えられる高調波制御信号IH に基づいて、インバー
タ部20を制御することによって高調波検出部25で抽
出された高調波成分信号とは逆位相の高調波補償電流I
c を作成して電力系統ライン1に供給する。これによっ
て、電流系統ライン1の高調波成分が相殺され、電源電
流波形が補償されて正弦波となる。
【0024】ここで、高調波検出部25による高調波成
分信号の抽出方法、高調波補償部29による高調波補償
電流Ic の作成方法、減算器10による高調波制御信号
Hの作成方法は、図3を参照して説明した従来の技術
と同じであるので、説明を省略し、本実施の形態の特徴
点である制御部30について詳細に説明する。尚、高調
波検出部25は、BPF3と減算器4に代えて、負荷電
流から高調波成分を導出する演算回路(デジタル回路又
はアナログ回路)で構成してもよい。
【0025】制御部30は、コンデンサ17の両端電圧
c を増幅する絶縁増幅器31と、コンデンサ17に設
定すべき基準電圧VR を発生する基準電圧発生器32
と、絶縁増幅器31の出力を基準電圧発生器32の出力
から減算する減算器33と、PT5の出力電圧と減算器
33の出力とを掛算する掛算器34とを備える。
【0026】基準電圧発生器32は、電力系統ライン1
の系統電圧の変動量に基づいて基準電圧VR を補正して
出力するものであり、母線(コンデンサ17)と電力系
統ライン1との間に確保すべき電圧差に相当する電圧V
a を発生する定電圧発生器35と、加算器37と、PT
5が出力する交流電圧を直流電圧に変換する変換回路3
6とを備える。即ち、変換回路36は、PT5の出力電
圧を平滑化するものであり、絶対値検出回路38と平均
化回路39を備える。絶対値検出回路38は、電力系統
ライン1の系統電圧の絶対値レベルを検出して出力する
ものであり、全波整流回路でもよい。平均化回路39
は、絶対値検出回路38の出力を平均化して出力し、加
算器37は上記電圧Va に上記平均化出力を加算した直
流電圧を出力する。変換回路36の出力電圧は系統電圧
に対応した電圧であり、系統電圧の変動は変換回路36
の出力電圧に現れるので、基準電圧VR にも系統電圧の
変動が現れる。
【0027】減算器33は、絶縁増幅器31と基準電圧
発生器32の両出力電圧の差を出力する。掛算器34
は、PT5の出力電圧(系統電圧の有効成分)と減算器
33の出力とで掛算を行い、出力を充放電指令信号とし
て減算器10に供給する。
【0028】即ち、掛算器34は、系統電圧の有効成分
(正弦波)の振幅をコンデンサ17の電圧Vc と基準電
圧VR との差に対応した大きさ(極性も含めて)にする
もので、この掛算器34の出力を充放電指令信号とす
る。
【0029】これによって、絶縁増幅器31の出力電圧
が基準電圧発生器32の出力電圧VR と等しくなるよう
に制御されるので、コンデンサ17の電圧は系統電圧の
変化に対応して増減し、かつ母線電圧と系統電圧との間
に常に所定の電圧差Va をもたすことができる。
【0030】アクティブフィルタ装置では、コンデンサ
17の電圧(例えば300V)を系統電圧(例えば20
0V)より高く設定することにより、電源側に高調波を
補償するための補償電流を供給することができる。しか
しながら、系統電圧がより高くなると、従来の場合で
は、コンデンサ17の電圧と系統電圧との差が小さくな
り、十分な補償電流が供給できなくなり、図2に実線L
2で示すように、高調波の補償率が低下する。これに対
し、本発明では、系統電圧の増加に対応して、コンデン
サ17の電圧が増加するので、図2に実線L1で示すよ
うに、高調波の補償率は低下せず、一定になる。
【0031】尚、補償率は、補償率=(ILH−ISH)/
LHのように定義される。ただし、ILHは負荷電流に含
まれる高調波電流、ISHは電源側に含まれる高調波電流
である。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1又は請求項6のア
クティブフィルタ装置によれば、交流電力系統の系統電
圧が変動しても、系統電圧とコンデンサの両端電圧との
間には常に一定の電圧差が確保されるので、上記交流電
力系統に対する電流供給能力は低下せず、十分な高調波
補償電流を供給することができる。これによって、上記
交流電力系統に対する高調波の補償率は、系統電圧の変
動にかかわらず常に一定になり、良好な高調波補償を実
現することができる。
【0033】また請求項2〜請求項5のアクティブフィ
ルタ装置によれば、その実施が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるアクティブフィル
タ装置を示す構成図である。
【図2】アクティブフィルタ装置における系統電圧と補
償率との関係を示すグラフである。
【図3】従来のアクティブフィルタ装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 電力系統ライン 10 減算器 17 コンデンサ 20 インバータ部 25 高調波検出部 29 高調波補償部 30 制御部 31 絶縁増幅器 32 基準電圧発生器 33 減算器 34 掛算器 35 定電圧発生器 36 変換回路 37 加算器 38 絶対値検出回路 39 平均化回路 IH 高調波制御信号 Ic 高調波補償電流 Vc 両端電圧 VR 基準電圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力系統(1)に接続され、その電
    流波形に含まれる高調波成分を抽出して出力する高調波
    検出手段(25)と、インバータ部(20)を制御する
    ことによって上記高調波成分信号とは逆位相の高調波補
    償電流(Ic)を作成して上記交流電流系統(1)に供
    給すると共に、上記高調波補償電流(Ic )の電源とし
    てのコンデンサ(17)を備える高調波補償手段(2
    9)と、上記コンデンサ(17)の両端電圧(Vc )が
    基準電圧(VR )となるように、上記コンデンサ(1
    7)の充放電を制御する充放電指令信号を作成する充放
    電制御手段(30)と、上記高調波成分信号から上記充
    放電指令信号を減算して上記高調波補償手段(29)を
    制御する高調波制御信号(IH )を作成する制御信号作
    成手段(10)とを備えるアクティブフィルタ装置にお
    いて、上記充放電制御手段(30)は、上記交流電力系
    統(1)の系統電圧と上記両端電圧(Vc )との電圧差
    が一定となるようにすべく上記充放電指令信号を作成す
    ることを特徴とするアクティブフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 上記充放電制御手段(30)は、上記交
    流電力系統(1)の系統電圧の変動量に基づいて上記基
    準電圧(VR )を補正して出力する基準電圧作成手段
    (32)と、上記コンデンサ(17)の両端電圧
    (Vc )を検出する検出手段(31)と、上記基準電圧
    作成手段(32)の出力電圧から上記検出手段(31)
    の検出電圧を減算する減算手段(33)と、上記交流電
    力系統(1)の系統電圧信号と上記減算手段(33)の
    出力信号とを乗算して充放電指令信号を作成する乗算手
    段(34)とを備えることを特徴とする請求項1のアク
    ティブフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 上記基準電圧作成手段(32)は、上記
    交流電力系統(1)の系統電圧を直流電圧に変換する変
    換回路(36)と、上記系統電圧と上記両端電圧
    (Vc )との間に確保すべき電圧差に相当する定電圧
    (Va )を発生する定電圧発生器(35)と、上記変換
    回路(36)の出力電圧と上記定電圧発生器(35)の
    定電圧(Va )とを加算して基準電圧(VR )を作成す
    る加算器(37)とを備えることを特徴とする請求項2
    のアクティブフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 上記変換回路(36)は、上記交流電力
    系統(1)の系統電圧の絶対値レベルを検出して出力す
    る絶対値検出回路(38)と、上記絶対値検出回路(3
    8)からの出力信号を平均化して直流電圧を出力する平
    均化回路(39)とを備えることを特徴とする請求項3
    のアクティブフィルタ装置。
  5. 【請求項5】 上記絶対値検出回路(38)は、全波整
    流回路であることを特徴とする請求項4のアクティブフ
    ィルタ装置。
  6. 【請求項6】 交流電力系統(1)に接続され、その電
    流波形に含まれる高調波成分を抽出すると共に、インバ
    ータ部(20)を制御して上記高調波成分信号と逆位相
    の高調波補償電流(Ic )を作成し、これを上記交流電
    力系統(1)に供給して電流波形を補償するよう構成さ
    れたアクティブフィルタ装置において、上記高調波補償
    電流(Ic )の電源としてのコンデンサ(17)の両端
    電圧(Vc )を検出する検出手段(31)と、上記交流
    電力系統(1)の系統電圧を検出し、この検出電圧に、
    上記系統電圧と上記両端電圧(Vc )との間に確保すべ
    き電圧差に相当する電圧(Va )を加算して上記コンデ
    ンサ(17)の基準電圧(VR )を出力する基準電圧作
    成手段(32)と、上記基準電圧作成手段(32)の出
    力電圧から上記検出手段(31)の検出電圧を減算する
    減算手段(33)と、この減算手段(33)の出力信号
    と上記交流電力系統(1)の系統電圧信号とを乗算して
    上記コンデンサ(17)の充放電を制御する充放電指令
    信号を出力する乗算手段(34)と、この乗算手段(3
    4)から出力される充放電指令信号を上記高調波成分信
    号から減算して上記インバータ部(20)を制御する高
    調波制御信号(IH )を出力する制御信号作成手段(1
    0)とを備えることを特徴とするアクティブフィルタ装
    置。
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