JP3779061B2 - アクティブフィルタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、交流電力系統の電流波形から高調波成分を抽出すると共に、抽出した高調波成分と逆位相の高調波補償電流を上記交流電力系統に供給して交流電力系統の電流波形を補償するアクティブフィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
産業用インバータ装置やサイリスタ装置等から発生する高調波が、変圧器、コンデンサ等の電力用機器や位相制御機器等に種々の影響を与え、これらの機器に種々の障害を及ぼし得ることが知られている。そのため上記サイリスタ装置等を負荷として電力を供給する交流電力系統においては、電圧形インバータを用いて高調波電流を補償するアクティブフィルタ装置が従来用いられている(例えば特開昭60−213226号公報)。
【0003】
図3は、従来のアクティブフィルタ装置を示す構成図である。このアクティブフィルタ装置は、スイッチング素子15、16を備えたインバータ部20とコンデンサ17とから成る主回路と、負荷電流波形に含まれる高調波成分を出力する高調波検出部25と、上記インバータ部20を制御するPWM変調器13、14とを備えて構成され、上記インバータ部20の出力側は、リアクトル19を介して電力系統ライン1に接続されている。また、この電力系統ライン1には負荷電流検出器(以下「CT」という。)2が設けられ、その出力が上記高調波検出部25に入力される。一方、電流検出器18によってインバータ部20の出力電流、即ち高調波補償電流Ic が検出され、検出された高調波補償電流Ic は減算器12に入力されるようになっている。
【0004】
また、スイッチング素子15、16の両端に、高調波を補償するための電源としてコンデンサ17が接続されている。高調波検出部25は、負荷電流から基本波成分を抽出するバンドパスフィルタ(BPF)3及び負荷電流から基本波成分を減算して高調波成分を出力する減算器4で構成される。制御部11は、コンデンサ17の電圧変動に応じて充放電指令信号を減算器10に出力する。減算器10は、高調波検出部25から出力される高調波成分信号から制御部11から出力される充放電指令信号を減算して高調波制御信号IH を減算器12に出力する。
【0005】
上記のようなアクティブフィルタ装置においては、電流検出器18で検出された高調波補償電流IC の波形と高調波検出部25から出力される高調波制御信号IH の波形とが等しくなるように、つまり減算器12の出力がゼロとなるように、PWM変調器13、14が動作する。そして高調波検出部25は、CT2で検出した負荷電流波形に基づいてその高調波成分を出力するため、結局上記インバータ部20からは、負荷電流波形に含まれる高調波成分と逆位相の電流が、高調波補償電流Ic としてリアクトル19を介して電力系統ライン1に流れることになる。これによって電力系統ライン1の高調波成分が相殺され、電源電流波形が補償されて正弦波となる。
【0006】
制御部11は、高調波補償電流Ic を流す電源を確保するため、コンデンサ17の両端電圧Vc を一定とすべく充放電指令信号を減算器10に供給する。即ち、絶縁増幅器21から出力されるコンデンサ17の両端電圧Vc に対応した電圧と基準電圧発生器22からの基準電圧Vr との差に比例した信号を減算器23から出力し、掛算器24で、減算器23からの出力信号と相電圧検出器(PT)5の出力電圧とを掛算する。掛算器24は、コンデンサ17の両端電圧Vc が基準電圧Vr より大のときはPT5の出力電圧位相を反転して出力し、Vc <Vr のときは同相で出力する。図3の回路では、コンデンサ17の両端電圧Vc が変動すると減算器23の出力が現れ、掛算器24から充放電指令信号が出力され、これに対応してIH =IC となるようPWM変調器13、14が動作し、コンデンサ17の両端電圧Vc が一定に保持される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記アクティブフィルタ装置では、基準電圧Vr は固定であるため、コンデンサ17の両端電圧Vc が一定にされ、母線電圧が一定になる。このため、例えば、電力系統ライン1に接続されている負荷の大多数が停止して電源容量に余裕が生じるなどして、系統電圧が増加した場合には、系統電圧と母線電圧との差が一定にならない。従って、アクティブフィルタ装置の高調波の補償率が低下してしまい補償率が一定にならない欠点があった。
【0008】
この発明は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、コンデンサの両端電圧と系統電圧とに所定の電圧差をもたせることにより、高調波の補償率を一定にすることができるアクティブフィルタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1のアクティブフィルタ装置は、交流電力系統1に接続され、その電流波形に含まれる高調波成分を抽出して出力する高調波検出手段25と、インバータ部20を制御することによって上記高調波成分信号とは逆位相の高調波補償電流Ic を作成して上記交流電流系統1に供給すると共に、上記高調波補償電流Ic の電源としてのコンデンサ17を備える高調波補償手段29と、上記コンデンサ17の両端電圧Vc が基準電圧VR となるように、上記コンデンサ17の充放電を制御する充放電指令信号を作成する充放電制御手段30と、上記高調波成分信号から上記充放電指令信号を減算して上記高調波補償手段29を制御する高調波制御信号IH を作成する制御信号作成手段10とを備えるアクティブフィルタ装置において、上記充放電制御手段30は、上記交流電力系統1の系統電圧と上記両端電圧Vc との電圧差が一定となるようにすべく上記充放電指令信号を作成することを特徴としている。
【0010】
上記請求項1のアクティブフィルタ装置では、交流電力系統1の系統電圧が変動しても、系統電圧とコンデンサ17の両端電圧Vc との間には常に一定の電圧差Va が確保される。従って、例えば系統電圧が増加すると、コンデンサ17の両端電圧Vc 、即ち高調波補償電流の電源電圧も増加するので、上記交流電力系統1に対する電流供給能力は低下せず、十分な高調波補償電流を供給することができる。これによって、上記交流電力系統1に対する高調波の補償率は、系統電圧の変動にかかわらず、常に一定になり、良好な高調波補償を実現することができる。
【0011】
また請求項2のアクティブフィルタ装置は、上記充放電制御手段30は、上記交流電力系統1の系統電圧の変動量に基づいて上記基準電圧VR を補正して出力する基準電圧作成手段32と、上記コンデンサ17の両端電圧Vc を検出する検出手段31と、上記基準電圧作成手段32の出力電圧から上記検出手段31の検出電圧を減算する減算手段33と、上記交流電力系統1の系統電圧信号と上記減算手段33の出力信号とを乗算して充放電指令信号を作成する乗算手段34とを備えることを特徴としている。
【0012】
上記請求項2のアクティブフィルタ装置では、上記コンデンサ17の基準電圧VR を上記系統電圧の変動量に基づいて補正し、補正後の基準電圧VR と検出した両端電圧Vc との差を求め、求めた差に対応した充放電指令信号が作成される。これによって、コンデンサ17の両端電圧Vc は系統電圧の変動に対応して増減すると共に、系統電圧との間に常に一定の電圧差を確保することができる。
【0013】
さらに請求項3のアクティブフィルタ装置は、上記基準電圧作成手段32は、上記交流電力系統1の系統電圧を直流電圧に変換する変換回路36と、上記系統電圧と上記両端電圧Vc との間に確保すべき電圧差に相当する定電圧Va を発生する定電圧発生器35と、上記変換回路36の出力電圧と上記定電圧発生器35の定電圧Va とを加算して基準電圧VR を作成する加算器37とを備えることを特徴としている。
【0014】
上記請求項3のアクティブフィルタ装置では、上記コンデンサ17の基準電圧VR は、上記交流電力系統1の系統電圧に、当該系統電圧と上記コンデンサ17の両端電圧Vc との間に確保すべき電圧差に相当する電圧Va を加えて作成される。従って、上記系統電圧の増減に対応して基準電圧VR も増減することになる。
【0015】
請求項4のアクティブフィルタ装置は、上記変換回路36は、上記交流電力系統1の系統電圧の絶対値レベルを検出して出力する絶対値検出回路38と、上記絶対値検出回路38からの出力信号を平均化して直流電圧を出力する平均化回路39とを備えることを特徴としている。
【0016】
請求項5のアクティブフィルタ装置は、上記絶対値検出回路38は、全波整流回路であることを特徴としている。
【0017】
上記請求項4又は請求項5のアクティブフィルタ装置では、その実施が容易である。
【0018】
請求項6のアクティブフィルタ装置は、交流電力系統1に接続され、その電流波形に含まれる高調波成分を抽出すると共に、インバータ部20を制御して上記高調波成分信号と逆位相の高調波補償電流Ic を作成し、これを上記交流電力系統1に供給して電流波形を補償するよう構成されたアクティブフィルタ装置において、上記高調波補償電流Ic の電源としてのコンデンサ17の両端電圧Vc を検出する検出手段31と、上記交流電力系統1の系統電圧を検出し、この検出電圧に、上記系統電圧と上記両端電圧Vc との間に確保すべき電圧差に相当する電圧Va を加算して上記コンデンサ17の基準電圧VR を出力する基準電圧作成手段32と、上記基準電圧作成手段32の出力電圧から上記検出手段31の検出電圧を減算する減算手段33と、この減算手段33の出力信号と上記交流電力系統1の系統電圧信号とを乗算して上記コンデンサ17の充放電を制御する充放電指令信号を出力する乗算手段34と、この乗算手段34から出力される充放電指令信号を上記高調波成分信号から減算して上記インバータ部20を制御する高調波制御信号IH を出力する制御信号作成手段10とを備えることを特徴としている。
【0019】
上記請求項6のアクティブフィルタ装置では、交流電力系統1の系統電圧が変動しても、系統電圧とコンデンサ17の両端電圧Vc との間には常に一定の電圧差Va が確保される。従って、例えば系統電圧が増加すると、コンデンサ17の両端電圧Vc 、即ち高調波補償電流の電源電圧も増加するので、上記交流電力系統1に対する電流供給能力は低下せず、十分な高調波補償電流を供給することができる。これによって、上記交流電力系統1に対する高調波の補償率は、系統電圧の変動にかかわらず、常に一定になり、良好な高調波補償を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次にこの発明のアクティブフィルタ装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施の形態であるアクティブフィルタ装置の一実施の形態を示す構成図である。尚、本実施の形態のアクティブフィルタ装置の基本的な構成は、図3に示した従来の構成と類似しているため、同一の構成には同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。
【0022】
アクティブフィルタ装置は、概略的に、高調波検出手段である高調波検出部25と、高調波補償手段である高調波補償部29と、充放電制御手段である制御部30と、制御信号作成手段である減算器10とを備えて構成される。
【0023】
高調波補償部29は、減算器12、PWM変調器13、14、スイッチング素子15、16、コンデンサ17、電流検出器18、リアクトル19、インバータ部20を備えて構成される。そして、減算器10から与えられる高調波制御信号IH に基づいて、インバータ部20を制御することによって高調波検出部25で抽出された高調波成分信号とは逆位相の高調波補償電流Ic を作成して電力系統ライン1に供給する。これによって、電流系統ライン1の高調波成分が相殺され、電源電流波形が補償されて正弦波となる。
【0024】
ここで、高調波検出部25による高調波成分信号の抽出方法、高調波補償部29による高調波補償電流Ic の作成方法、減算器10による高調波制御信号IH の作成方法は、図3を参照して説明した従来の技術と同じであるので、説明を省略し、本実施の形態の特徴点である制御部30について詳細に説明する。尚、高調波検出部25は、BPF3と減算器4に代えて、負荷電流から高調波成分を導出する演算回路(デジタル回路又はアナログ回路)で構成してもよい。
【0025】
制御部30は、コンデンサ17の両端電圧Vc を増幅する絶縁増幅器31と、コンデンサ17に設定すべき基準電圧VR を発生する基準電圧発生器32と、絶縁増幅器31の出力を基準電圧発生器32の出力から減算する減算器33と、PT5の出力電圧と減算器33の出力とを掛算する掛算器34とを備える。
【0026】
基準電圧発生器32は、電力系統ライン1の系統電圧の変動量に基づいて基準電圧VR を補正して出力するものであり、母線(コンデンサ17)と電力系統ライン1との間に確保すべき電圧差に相当する電圧Va を発生する定電圧発生器35と、加算器37と、PT5が出力する交流電圧を直流電圧に変換する変換回路36とを備える。即ち、変換回路36は、PT5の出力電圧を平滑化するものであり、絶対値検出回路38と平均化回路39を備える。絶対値検出回路38は、電力系統ライン1の系統電圧の絶対値レベルを検出して出力するものであり、全波整流回路でもよい。平均化回路39は、絶対値検出回路38の出力を平均化して出力し、加算器37は上記電圧Va に上記平均化出力を加算した直流電圧を出力する。変換回路36の出力電圧は系統電圧に対応した電圧であり、系統電圧の変動は変換回路36の出力電圧に現れるので、基準電圧VR にも系統電圧の変動が現れる。
【0027】
減算器33は、絶縁増幅器31と基準電圧発生器32の両出力電圧の差を出力する。掛算器34は、PT5の出力電圧(系統電圧の有効成分)と減算器33の出力とで掛算を行い、出力を充放電指令信号として減算器10に供給する。
【0028】
即ち、掛算器34は、系統電圧の有効成分(正弦波)の振幅をコンデンサ17の電圧Vc と基準電圧VR との差に対応した大きさ(極性も含めて)にするもので、この掛算器34の出力を充放電指令信号とする。
【0029】
これによって、絶縁増幅器31の出力電圧が基準電圧発生器32の出力電圧VR と等しくなるように制御されるので、コンデンサ17の電圧は系統電圧の変化に対応して増減し、かつ母線電圧と系統電圧との間に常に所定の電圧差Va をもたすことができる。
【0030】
アクティブフィルタ装置では、コンデンサ17の電圧(例えば300V)を系統電圧(例えば200V)より高く設定することにより、電源側に高調波を補償するための補償電流を供給することができる。しかしながら、系統電圧がより高くなると、従来の場合では、コンデンサ17の電圧と系統電圧との差が小さくなり、十分な補償電流が供給できなくなり、図2に実線L2で示すように、高調波の補償率が低下する。これに対し、本発明では、系統電圧の増加に対応して、コンデンサ17の電圧が増加するので、図2に実線L1で示すように、高調波の補償率は低下せず、一定になる。
【0031】
尚、補償率は、補償率=(ILH−ISH)/ILHのように定義される。ただし、ILHは負荷電流に含まれる高調波電流、ISHは電源側に含まれる高調波電流である。
【0032】
【発明の効果】
以上のように請求項1又は請求項6のアクティブフィルタ装置によれば、交流電力系統の系統電圧が変動しても、系統電圧とコンデンサの両端電圧との間には常に一定の電圧差が確保されるので、上記交流電力系統に対する電流供給能力は低下せず、十分な高調波補償電流を供給することができる。これによって、上記交流電力系統に対する高調波の補償率は、系統電圧の変動にかかわらず常に一定になり、良好な高調波補償を実現することができる。
【0033】
また請求項2〜請求項5のアクティブフィルタ装置によれば、その実施が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるアクティブフィルタ装置を示す構成図である。
【図2】アクティブフィルタ装置における系統電圧と補償率との関係を示すグラフである。
【図3】従来のアクティブフィルタ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 電力系統ライン
10 減算器
17 コンデンサ
20 インバータ部
25 高調波検出部
29 高調波補償部
30 制御部
31 絶縁増幅器
32 基準電圧発生器
33 減算器
34 掛算器
35 定電圧発生器
36 変換回路
37 加算器
38 絶対値検出回路
39 平均化回路
H 高調波制御信号
c 高調波補償電流
c 両端電圧
R 基準電圧

Claims (6)

  1. 交流電力系統(1)に接続され、その電流波形に含まれる高調波成分を抽出して出力する高調波検出手段(25)と、インバータ部(20)を制御することによって上記高調波成分信号とは逆位相の高調波補償電流(Ic )を作成して上記交流電流系統(1)に供給すると共に、上記高調波補償電流(Ic )の電源としてのコンデンサ(17)を備える高調波補償手段(29)と、上記コンデンサ(17)の両端電圧(Vc )が基準電圧(VR )となるように、上記コンデンサ(17)の充放電を制御する充放電指令信号を作成する充放電制御手段(30)と、上記高調波成分信号から上記充放電指令信号を減算して上記高調波補償手段(29)を制御する高調波制御信号(IH )を作成する制御信号作成手段(10)とを備えるアクティブフィルタ装置において、上記充放電制御手段(30)は、上記交流電力系統(1)の系統電圧と上記両端電圧(Vc )との電圧差が一定となるようにすべく上記充放電指令信号を作成することを特徴とするアクティブフィルタ装置。
  2. 上記充放電制御手段(30)は、上記交流電力系統(1)の系統電圧の変動量に基づいて上記基準電圧(VR )を補正して出力する基準電圧作成手段(32)と、上記コンデンサ(17)の両端電圧(Vc )を検出する検出手段(31)と、上記基準電圧作成手段(32)の出力電圧から上記検出手段(31)の検出電圧を減算する減算手段(33)と、上記交流電力系統(1)の系統電圧信号と上記減算手段(33)の出力信号とを乗算して充放電指令信号を作成する乗算手段(34)とを備えることを特徴とする請求項1のアクティブフィルタ装置。
  3. 上記基準電圧作成手段(32)は、上記交流電力系統(1)の系統電圧を直流電圧に変換する変換回路(36)と、上記系統電圧と上記両端電圧(Vc )との間に確保すべき電圧差に相当する定電圧(Va )を発生する定電圧発生器(35)と、上記変換回路(36)の出力電圧と上記定電圧発生器(35)の定電圧(Va )とを加算して基準電圧(VR )を作成する加算器(37)とを備えることを特徴とする請求項2のアクティブフィルタ装置。
  4. 上記変換回路(36)は、上記交流電力系統(1)の系統電圧の絶対値レベルを検出して出力する絶対値検出回路(38)と、上記絶対値検出回路(38)からの出力信号を平均化して直流電圧を出力する平均化回路(39)とを備えることを特徴とする請求項3のアクティブフィルタ装置。
  5. 上記絶対値検出回路(38)は、全波整流回路であることを特徴とする請求項4のアクティブフィルタ装置。
  6. 交流電力系統(1)に接続され、その電流波形に含まれる高調波成分を抽出すると共に、インバータ部(20)を制御して上記高調波成分信号と逆位相の高調波補償電流(Ic )を作成し、これを上記交流電力系統(1)に供給して電流波形を補償するよう構成されたアクティブフィルタ装置において、上記高調波補償電流(Ic )の電源としてのコンデンサ(17)の両端電圧(Vc )を検出する検出手段(31)と、上記交流電力系統(1)の系統電圧を検出し、この検出電圧に、上記系統電圧と上記両端電圧(Vc )との間に確保すべき電圧差に相当する電圧(Va )を加算して上記コンデンサ(17)の基準電圧(VR )を出力する基準電圧作成手段(32)と、上記基準電圧作成手段(32)の出力電圧から上記検出手段(31)の検出電圧を減算する減算手段(33)と、この減算手段(33)の出力信号と上記交流電力系統(1)の系統電圧信号とを乗算して上記コンデンサ(17)の充放電を制御する充放電指令信号を出力する乗算手段(34)と、この乗算手段(34)から出力される充放電指令信号を上記高調波成分信号から減算して上記インバータ部(20)を制御する高調波制御信号(IH )を出力する制御信号作成手段(10)とを備えることを特徴とするアクティブフィルタ装置。
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