JPH11164568A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH11164568A
JPH11164568A JP9324497A JP32449797A JPH11164568A JP H11164568 A JPH11164568 A JP H11164568A JP 9324497 A JP9324497 A JP 9324497A JP 32449797 A JP32449797 A JP 32449797A JP H11164568 A JPH11164568 A JP H11164568A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力電圧が常に電圧指令値に追随可能となり
安定した制御特性が得られる電力変換装置を実現する。 【解決手段】 電流制御回路8とパルス幅変調回路9と
の間に挿入され、電流制御回路8からの電圧指令値
U、VV、VWの値に応じて所定の制限処理を施しパル
ス幅変調回路9へ送出する電圧指令値制限処理回路15
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば直流電圧
を交流電圧に変換するインバータのような電力変換装置
に係り、特にその制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、例えば特公平7−44841
号公報に示された従来の電力変換装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、1は電力変換器としてのイ
ンバータ、2はインバータ1の直流入力である直流電圧
Dのバッテリー、3および4はインバータ1からの矩
形波状出力電圧を正弦波状電圧にする交流フィルタを構
成するリアクトルおよびコンデンサ、5は負荷である。
【0003】6はインバータ1の出力電流IAを検出す
る電流検出器、7はインバータ1の出力電圧VCを検出
する電圧検出器、8は電流指令値IArefと出力電流IA
および出力電圧VCとに基づき電圧指令値Vを生成する
電流制御回路、9は電流制御回路8からの電圧指令値V
に基づきパルス幅変調(PWM)によりインバータ1へ
のスイッチング指令信号Pを生成するパルス幅変調回路
である。
【0004】図16はパルス幅変調回路9の内部構成を
示すブロック図である。図において、10は例えば三角
波状の搬送波Cを生成する搬送波発生回路、11は電流
制御回路8からの電圧指令値Vと搬送波発生回路10か
らの搬送波Cとを比較してスイッチング指令信号Pを出
力する比較回路である。
【0005】次に、この従来例の動作について説明す
る。電流検出器6で検出されたインバータ1の出力電流
Aと電圧検出器7で検出されたインバータ1の出力電
圧VCおよびインバータ出力電流指令値IArefを電流制
御回路8へ入力し、この電流制御回路8によりインバー
タ1の出力電圧指令値Vを生成する。この電圧指令値V
をパルス幅変調回路9に入力し、この電圧指令値Vと搬
送波発生回路10が出力する搬送波Cとを比較回路11
で比較することにより、インバータ1のスイッチング指
令信号Pが生成される。そして、このスイッチング指令
信号Pに基づき、インバータ1が動作し、リアクトル3
とコンデンサ4とからなる交流フィルタを介して正弦波
状の交流出力電圧VCが得られる。
【0006】例えば、電流指令値IArefが上昇すると出
力電流IAとの偏差から電圧指令値Vが上昇傾向とな
り、搬送波Cとの比較結果から求められるスイッチング
指令信号Pによる、インバータ1のスイッチング素子の
通電パルス幅が増大して出力電圧VCが増大する方向に
動作し、出力電流IAを上昇させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換装置は
以上のように構成されており、通常の正常な動作状態で
は、電圧指令値Vの波高値は搬送波Cの波高値以下の範
囲で変化するように設定されており、電圧指令値Vの変
化に応じたパルス幅変調動作が可能となっている。しか
るに、負荷5の急峻で大幅な変動など異常現象が発生
し、これが原因で電圧指令値Vが異常に増大して短時間
でも搬送波Cの波高値を越えると、以下のような問題点
が生じる。
【0008】即ち、たとえ電圧指令値Vが搬送波Cの波
高値を越えても、インバータ1は当該電圧指令値Vに応
じた電圧を出力する能力を有していないため、その能力
の範囲内で上記電圧指令値Vから外れた値の電圧を出力
せざるを得なくなる。この場合、インバータ1の出力電
圧が電圧指令値Vからどのようにずれるかは、上述した
現象が例えば、3相のどの相で生じた異常状態がその要
因となっているか等に影響するものと考えられ、個々の
ケースで異なる現象となる。従って、一般には、上述し
た異常状態では、インバータ1の出力電圧と電圧指令値
Vとの間に位相差も発生し、その後、たとえ、電圧指令
値Vが搬送波Cの大きさの範囲内の値に回復しても、制
御動作が不安定になる現象が避けられないという問題点
があった。
【0009】この発明は、上述したような問題点を解決
するためになされたもので、出力電圧が常に電圧指令値
に追随可能となり安定した制御特性が得られる電力変換
装置を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電力変換
装置は、電流指令値と電力変換器の出力値との偏差入力
に基づき上記電力変換器の電圧指令値を生成する電流制
御回路、および上記電圧指令値に基づいてパルス幅変調
により上記電力変換器へのスイッチング指令信号を生成
するパルス幅変調回路を備えた電力変換装置において、
上記電流制御回路とパルス幅変調回路との間に挿入さ
れ、上記電流制御回路からの電圧指令値の値に応じて所
定の制限処理を施し上記パルス幅変調回路へ送出する電
圧指令値制限手段を備えたものである。
【0011】また、請求項2に係る電力変換装置は、請
求項1において、そのパルス幅変調回路は、搬送波と電
圧指令値とを比較して電力変換器へのスイッチング指令
信号を生成する比較回路を備え、電圧指令値制限手段
は、電流制御回路からの電圧指令値が上記搬送波の波高
値を越えない範囲で設定された所定の制限値以上となっ
たとき上記電圧指令値を上記制限値以下に制限して上記
パルス幅変調回路へ送出する電圧指令値制限処理回路を
備えたものである。
【0012】また、請求項3に係る電力変換装置は、請
求項2において、そのパルス幅変調回路は、搬送波と3
相電圧指令値VU、VV、VWとを比較して電力変換器へ
のスイッチング指令信号を生成する比較回路を備え、電
圧指令値制限手段は、電流制御回路からの電圧指令値V
U、VV、VWそれぞれの絶対値|VU|、|VV|、|VW
|を演算する絶対値演算部と、上記絶対値の内の最大値
Vmaxを演算する最大値演算部と、上記最大値Vmaxが上
記搬送波の波高値を越えない範囲で設定された所定の制
限値Vlimit以上となったとき上記電圧指令値VU
V、VWをそれぞれ(Vlimit/Vmax)倍に制限して上
記パルス幅変調回路へ送出する制限演算部とからなる電
圧指令値制限処理回路を備えたものである。
【0013】また、請求項4に係る電力変換装置は、請
求項2において、そのパルス幅変調回路は、搬送波と3
相電圧指令値VU、VV、VWとを比較して電力変換器へ
のスイッチング指令信号を生成する比較回路を備え、電
圧指令値制限手段は、電流制御回路からの電圧指令値V
U、VV、VWそれぞれについて上記搬送波の波高値を越
えない範囲で設定された所定の制限値以上となったとき
当該電圧指令値VU、VVまたはVWを上記制限値以下に
制限して上記パルス幅変調回路へ送出する電圧指令値制
限処理回路を備えたものである。
【0014】また、請求項5に係る電力変換装置は、請
求項1において、その電流制御回路を、d軸とq軸との
2相で行うものとし、電圧指令値制限手段は、上記電流
制御回路からの2相の電圧指令値Vd、Vqの値に応じて
所定の制限処理を施しパルス幅変調回路へ送出するよう
にしたものである。
【0015】また、請求項6に係る電力変換装置は、請
求項5において、その電圧指令値制限手段は、電流制御
回路からの電圧指令値Vd、Vqの平方自乗和=√(Vd2
+Vq2)を演算する平方自乗和演算部と、上記平方自乗
和が所定の平方自乗和制限値VR以上となったとき上記
電圧指令値Vd、Vqをそれぞれ(VR/(√(Vd2+Vq
2)))倍に制限する制限演算部とからなる電圧指令値
制限処理回路を備えたものである。
【0016】また、請求項7に係る電力変換装置は、請
求項5において、その電圧指令値制限手段は、電流制御
回路からの電圧指令値Vd、Vqそれぞれについて所定の
制限値以上となったとき当該電圧指令値Vd、Vqをそれ
ぞれ上記制限値以下に制限する電圧指令値制限処理回路
を備えたものである。
【0017】また、請求項8に係る電力変換装置は、請
求項1ないし7のいずれかにおいて、その電圧指令値制
限手段により、電流制御回路からパルス幅変調回路へ送
出する電圧指令値を制限処理したとき、上記電流制御回
路における偏差入力の積分値を、上記制限処理された電
圧指令値に基づき再演算するようにしたものである。
【0018】また、請求項9に係る電力変換装置は、請
求項1ないし8のいずれかにおいて、その電力変換器の
入力電圧を変動制御する場合、電圧指令値の制限処理を
行う基準として設定する制限値を、上記入力電圧に応じ
て変動させるようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1における電力変換装置の構成を示すブロッ
ク図である。図において、1は例えばトランジスタ等の
スイッチング素子をブリッジ結線してなる電力変換器と
してのインバータ、2は中性点に対して±VDの直流出
力電圧を有するバッテリー、3および4はインバータ1
からの矩形波状出力電圧を正弦波状電圧に整形する交流
フィルタを構成するリアクトル(出力インダクタンスL
S)およびコンデンサ、5は負荷である。
【0020】6はインバータ1の3相出力電流IAU、I
AV、IAWを検出する電流検出器、7はインバータ1の3
相出力電圧VCU、VCV、VCWを検出する電圧検出器、8
は電流指令値と出力電流および出力電圧とに基づき電圧
指令値を生成する電流制御回路で、d軸、q軸の2相成
分で制御を行う。このため、インバータ1の3相の出力
電流IAU、IAV、IAWを2相の電流IAd、IAqに変換す
る3相2相変換回路12、インバータ1の3相の出力電
圧VCU、VCV、VCWを2相の電圧VCd、VCqに変換する
3相2相変換回路13を備えている。
【0021】IAdref、IAqrefは電流指令値のd軸、q
軸成分である。14は電流制御回路8からの2相の電圧
指令値Vd、Vqを3相の電圧指令値VU、VV、VWに変
換する2相3相変換回路、9は電圧指令値に基づきパル
ス幅変調(PWM)によりインバータ1へのスイッチン
グ指令信号Pを生成するパルス幅変調回路である。そし
て、15は2相3相変換回路14とパルス幅変調回路9
との間に挿入され、電流制御回路8で生成された2相3
相変換回路14からの電圧指令値VU、VV、VWに所定
の制限処理を施してパルス幅変調回路9に送出する電圧
指令値制限処理回路で、その機能、動作の詳細は後述す
る。
【0022】図2は電流制御回路8の内部構成例を示
し、d、q軸上で積分比例制御(IP制御)を行うもの
で、例えば、特公平7−46917号公報に紹介されて
おり、その動作の概要は以下の通りである。即ち、電流
指令値IAdref、IAqrefと出力電流値IAd、IAqとの偏
差を計数(KI)倍して積分(1/s)した値に出力電
流値IAd、IAqを計数(KP)倍した値、ωLS(LS
出力インダクタンス)を演算したd、q軸の非干渉成分
項、および出力電圧VCd、VCqのフィードフォワード項
を足し合わせて電圧指令値Vd、Vqを生成出力する。
【0023】図3は電圧指令値制限処理回路15の動作
を説明するプログラム・フローチャートで、このプログ
ラムは定サンプリングのディジタル制御プログラムであ
る。
【0024】次に、図1の動作について説明する。電流
検出器6で検出されたインバータ1の出力電流IAU、I
AV、IAWを3相2相変換回路12で変換して得られた電
流IAd、IAq、電圧検出器7で検出されたインバータ1
の出力電圧VCU、VCV、VCWを3相2相変換回路13で
変換して得られた電圧VCd、VCq、およびインバータ出
力電流指令値IAdref、IAqrefを電流制御回路8へ入力
し、この電流制御回路8にてインバータ1の出力電圧指
令Vd、Vqを生成する。この出力電圧指令値Vd、Vqを
2相3相変換回路14で3相電圧指令値VU、VV、VW
に変換し、この電圧VU、VV、VWを電圧指令値制限処
理回路15に入力する。
【0025】電圧指令値制限処理回路15では、後述す
る図3に示すプログラム・フローチャートに基づき電圧
指令値VU、VV、VWをパルス幅変調回路9の搬送波C
の波高値以下の範囲内になるよう制限処理を行う。電圧
指令値制限処理回路15で制限処理された電圧指令値を
パルス幅変調回路9に入力し、インバータ1のスイッチ
ング指令信号Pが生成され、このスイッチング指令信号
Pに基づきインバータ1が動作する。以下に、図3に示
すプログラム・フローチャートの各STEPの処理内容
について説明する。
【0026】図3において、先ず、STEP10で、電
圧指令値VU、VV、VW各々の絶対値VUabs=|VU|、
Vabs=|VV|、VWabs=|VW|を演算する。次に、
STEP11で、STEP10で求めた絶対値VUabs、
Vabs、VWabsの中の最大値Vmax=max(VUabs、VVa
bs、VWabs)を求める。
【0027】次に、STEP12で、STEP11で求
めた最大値Vmaxが搬送波Cの波高値に応じて設定され
た制限値Vlimitを超えるかどうかを判断する。ここ
で、制限値Vlimitは搬送波Cの波高値の0.95〜
1.0倍程度に設定する。
【0028】STEP12で、最大値Vmaxが制限値Vl
imitを超えた場合(STEP12でY)はSTEP13
に進み、下式に基づき電圧指令値VU、VV、VWを制限
する。
【0029】VU=VU・(Vlimit/Vmax) VV=VV・(Vlimit/Vmax) VW=VW・(Vlimit/Vmax)
【0030】なお、最大値Vmaxが制限値Vlimitを超え
ない場合(STEP12でN)は電圧指令値VU、VV
Wはそのままで制限処理は行わない(ステップ1
4)。
【0031】以上のように、たとえ電流制御回路8で生
成された電圧指令値が制限値を越えても、その電圧指令
値を搬送波の波高値以内に制限処理してパルス幅変調回
路9に送出するようにしたので、パルス幅変調回路9内
では、インバータ1の出力電圧を電圧指令値に一致させ
る制御が可能となり、電圧指令値と出力電圧との位相差
も解消され安定した制御動作が得られる。また、電圧指
令値の制限処理において、3相各相に対して同一の係数
を乗算する方式を採用しているので、制限処理自体が電
圧指令値の相間アンバランスを引き起こすことがない。
【0032】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2における電圧指令値制限処理回路15の動作を説
明するプログラム・フローチャートである。先の実施の
形態1の図3のものに比較して、演算処理の簡便化を図
ったものである。図4において、先ず、STEP20で
電圧指令値VUを、搬送波Cの+側波高値および−側波
高値に対応して設定された制限値±Vlimit以内の値と
なるよう制限処理を行う。具体的には、例えば電圧指令
値VUの瞬時値が+Vlimitの値を超えると、これを制限
値+Vlimitの値に制限する。全く同様の制限処理を、
電圧指令値VVおよびVWに対しても行う(ステップ2
1、22)。
【0033】この場合、図3で示したものと比較して演
算処理内容が大幅に簡便となり、演算処理時間も短縮さ
れる利点がある。但し、各相個別に必要な制限処理を行
うので、相間のアンバランスが生じ得ることになる。
【0034】実施の形態3.上記実施の形態ではインバ
ータ1の入力電圧である、バッテリー2の直流電圧を変
動させなかったが、図5は充電/放電調節器16を追加
してバッテリー2の直流電圧を変動させるものである。
これは、バッテリー2の直流電圧を変動させることで、
インバータ1の出力制御能力を補完してその制御出力範
囲の拡大を図るためである。出力範囲が広がる結果、電
圧指令値の制限値もそれに応じて変化させる必要があ
る。
【0035】このため、直流電圧とりこみ部17を設け
て図6で示すプログラム・フローチャートの処理を行
う。即ち、図6において、STEP30で直流電圧とり
こみ部17によりバッテリー2の直流電圧VDを読み込
む。そして、STEP31で、STEP30で読み込ん
だバッテリー2の直流電圧VDに基づき、電圧指令値の
制限値Vlimitを演算する。ここでは、制限値Vlimit=
直流電圧VDとして、制限値Vlimitを直流電圧VDにそ
のまま追随させている。
【0036】以上のように、この実施の形態3において
は、電圧指令値を制限処理する基準である制限値Vlimi
tの値を、変動制御するバッテリー2の直流電圧VDに応
じて変動させるようにしたので、上記直流電圧VDの変
動によりインバータ1の出力範囲が変化しても、先に説
明した、直流電圧VDを変動制御しない場合と同様、イ
ンバータ1の出力電圧を電圧指令値に一致させる制御が
可能となり、安定した制御動作が得られる。
【0037】実施の形態4.以上の各実施の形態におい
ては、電流制御回路8とパルス幅変調回路9との間の特
に3相成分に変換された電圧指令値VU、VV、VWに対
して、制限処理を行う構成としたが、この実施の形態4
は、電流制御回路8から出力された2相成分の電圧指令
値Vd、Vqに対して制限処理を行うものである。
【0038】図7はこの発明の実施の形態4における電
力変換装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、18は電流制御回路8と2相3相変換回路14との
間に挿入された電圧指令値制限処理回路である。図8は
電圧指令値制限処理回路18の動作を説明するプログラ
ム・フローチャートである。このプログラムも定サンプ
リングのディジタル制御プログラムである。
【0039】図9は3相インバータにおけるd、q軸電
圧ベクトルを示す図である。即ち、一般に、3相インバ
ータは、その各スイッチング素子のオンオフモードによ
り、図に示す正六角形の範囲内の電圧ベクトルをとり得
る。ここで、正六角形の一辺は、図7に示すバッテリー
2の直流電圧VDの2・√2/√3倍となる。図9のVR
は上記正六角形の内接円の半径に相当する。電圧指令値
制限処理回路18は、d、q軸の電圧指令値Vd、Vqの
合成ベクトルをVR(VR=√2・VD)以内に制限する
もので、以下、その動作を図8のフローチャートにより
説明する。
【0040】先ず、STEP40で電圧指令値Vd、Vq
の平方自乗和=√(Vd2+Vq2)を演算する。次に、S
TEP41で、平方自乗和√(Vd2+Vq2)が制限値V
Rを超えた場合(STEP41でY)は、STEP42
に進み、下式に基づき電圧指令値Vd、Vqを制限する。
【0041】Vd=Vd・(VR/√(Vd2+Vq2)) Vq=Vq・(VR/√(Vd2+Vq2))
【0042】なお、平方自乗和√(Vd2+Vq2)が制限
値VRを超えない場合(STEP41でN)は、電圧指
令値Vd、Vqはそのままで制限処理は行わない(STE
P43)。
【0043】以上のように、電圧指令値制限処理回路1
8はその制限処理をd、q軸の2相で行うので、先の
U、V、W3相で行う電圧指令値制限処理回路15と比
較してその構成が簡便化するとともに演算処理も簡便迅
速となる利点がある。
【0044】実施の形態5.図10は、この発明の実施
の形態5における電圧指令値制限処理回路18の動作を
説明するプログラム・フローチャートである。先の実施
の形態4の図8のものに比較して、演算処理の簡便化を
図ったものである。図11は、ここで採用する制限値V
dlimおよびVqlimを説明する図である。即ち、ここで
は、先の図9で説明した正六角形に内接する正方形の範
囲内に制限処理を行う。但し、制限値は下式で表され
る。
【0045】 Vdlim=Vqlim=2・(√2/(1+√3))・V
【0046】次に図10により電圧指令値制限処理回路
18の制限処理の動作について説明する。図10におい
て、先ず、STEP50で電圧指令値Vdを制限値±V
dlim以内の値となるよう制限処理を行う。次に、STE
P51で電圧指令値Vqを制限値±Vqlim以内の値とな
るよう制限処理を行う。
【0047】この場合、図8で示したものと比較して演
算処理内容が大幅に簡便となり、演算処理時間も短縮さ
れる利点がある。但し、各軸個別に必要な制限処理を行
うので、制限の処理量がd、q軸で異なり得ることにな
る。
【0048】実施の形態6.図12はこの発明の実施の
形態6における電力変換装置の構成を示すブロック図で
ある。先の実施の形態4における図7の回路との違い
は、電圧指令値制限処理回路18で電圧指令値Vd、Vq
の制限処理を行った場合、それを電流制御回路にフィー
ドバックし、制限処理に基づく電流制御の動作の応答性
を改善するようにした点である。即ち、先の図7の回路
においては、電圧指令値Vd、Vqが制限値を越えて電圧
指令値制限処理回路18により制限処理が行われても、
電流制御回路8内ではその積分要素の影響でその出力で
ある電圧指令値Vd、Vqが更に上昇し、制限処理動作が
無駄に継続する可能性がある。図12の電流制御回路1
9はこの点の不具合を解消するものである。
【0049】図13はこの電流制御回路19の内部構成
を示すブロック図である。図において、先の図2と大き
く異なるのは、その積分比例制御部20の部分であり、
以下、この部分を中心に説明する。21は乗数KIの計
数器、22は加算器、23は電圧指令値制限処理回路1
8から制限処理の有無の信号を受けて、制限処理が無け
ればその接点oと接点aとを接続し、制限処理が有れば
その接点oと接点bとを接続する選択回路、24は1サ
ンプリング無駄時間要素、25は乗数VR/√(Vd2
Vq2)の計数器である。
【0050】図14は電圧指令値制限処理回路18の制
限処理有無のフィードバックに着目した電流制御回路1
9の動作を説明するためのプログラム・フローチャート
で、このプログラムも定サンプリングのディジタル制御
プログラムである。以下、図13と合わせて説明する。
【0051】本来の動作では、電圧指令値制限処理回路
18は制限処理を行っていないので、先ず、ここでは選
択回路23は接点aを選択しているものとする。この場
合、計数器21からの出力が1サンプリング前の出力と
加算されて出力されることになり、積分演算が実行され
る。即ち、図14のSTEP60では次式に示す計算に
より出力電流の積分制御が行われる。 IAdintg=(IAdref−IAd)・KI+IAdintg IAqintg=(IAqref−IAq)・KI+IAqintg ここで、KIは積分ゲインである。
【0052】次に、STEP61では、次式に示す計算
を行う。 Vdtmp=VCd−KP・IAd−ω・LS・IAq Vqtmp=VCq−KP・IAq+ω・LS・IAd ここで、KPは比例ゲイン、ω・LS・IAq、ω・LS
Adはd、q軸の非干渉成分項である。
【0053】STEP62で、次式により電圧指令値を
求める。 Vd=IAdintg+Vdtmp Vq=IAqintg+Vqtmp 従って、以上までの動作は、先の図2の回路の場合と同
様である。
【0054】次に、STEP63で電圧指令値Vd、Vq
に対する制限処理を行う。その内容は、先に説明した図
8のフローチャートと同様である。ここで、制限処理が
無ければ(STEP64でN)、電流制御回路19へは何
らフィードバックすることなく、得られた電圧指令値V
d、Vqを2相3相変換回路14で3相電圧指令値VU
V、VWに変換してパルス幅変調回路9へ送出し、ここ
で生成されたスイッチング指令信号Pによりインバータ
1が制御される。
【0055】電圧指令値制限処理回路18で制限処理が
なされると(STEP64でY)、STEP65に進
み、積分制御の積分値再計算を行う。図13の回路で
は、選択回路23が接点aから接点bに切り換わる結
果、積分値が下式の値に置き換えられることになる。 IAdintg=Vd・(VR/√(Vd2+Vq2))−Vdtmp IAqintg=Vq・(VR/√(Vd2+Vq2))−Vqtmp
【0056】以上のフィードバック動作により、電流制
御回路における積分量の行き過ぎが防止され、電圧指令
値と出力電圧とを一致させる制御動作がより一層確実に
なされる。なお、図12〜14の例は、d、q軸の電圧
指令値Vd、Vqに対して制限処理を行う場合であるが、
図1等で説明した3相電圧指令値VU、VV、VWに対し
て制限処理を行う場合についても、図12〜14の場合
と同様の考え方により、その制限処理の有無を電流制御
回路へフィードバックして同様の効果を得ることができ
ることは言うまでもない。
【0057】なお、以上の各形態例では、電流制御回路
はd、q軸の2相制御方式のものとしたが、これに限ら
れるものではなく、3相方式等他の制御方式を採用して
もよい。また、電力変換器は3相インバータとして説明
したが、必ずしもこれに限られるものではなく、この発
明は単相インバータやその他の電力変換器にも適用する
ことができ同等の効果を奏する。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る電力変換
装置は、電流指令値と電力変換器の出力値との偏差入力
に基づき上記電力変換器の電圧指令値を生成する電流制
御回路、および上記電圧指令値に基づいてパルス幅変調
により上記電力変換器へのスイッチング指令信号を生成
するパルス幅変調回路を備えた電力変換装置において、
上記電流制御回路とパルス幅変調回路との間に挿入さ
れ、上記電流制御回路からの電圧指令値の値に応じて所
定の制限処理を施し上記パルス幅変調回路へ送出する電
圧指令値制限手段を備えたので、出力電圧が常に電圧指
令値に追随可能となり安定した制御特性が得られる。
【0059】また、請求項2に係る電力変換装置のパル
ス幅変調回路は、搬送波と電圧指令値とを比較して電力
変換器へのスイッチング指令信号を生成する比較回路を
備え、電圧指令値制限手段は、電流制御回路からの電圧
指令値が上記搬送波の波高値を越えない範囲で設定され
た所定の制限値以上となったとき上記電圧指令値を上記
制限値以下に制限して上記パルス幅変調回路へ送出する
電圧指令値制限処理回路を備えたので、電圧指令値と搬
送波との比較による交点が確実に得られ、出力電圧が常
に電圧指令値に追随可能となり安定した制御特性が得ら
れる。
【0060】また、請求項3に係る電力変換装置のパル
ス幅変調回路は、搬送波と3相電圧指令値VU、VV、V
Wとを比較して電力変換器へのスイッチング指令信号を
生成する比較回路を備え、電圧指令値制限手段は、電流
制御回路からの電圧指令値VU、VV、VWそれぞれの絶
対値|VU|、|VV|、|VW|を演算する絶対値演算
部と、上記絶対値の内の最大値Vmaxを演算する最大値
演算部と、上記最大値Vmaxが上記搬送波の波高値を越
えない範囲で設定された所定の制限値Vlimit以上とな
ったとき上記電圧指令値VU、VV、VWをそれぞれ(Vl
imit/Vmax)倍に制限して上記パルス幅変調回路へ送
出する制限演算部とからなる電圧指令値制限処理回路を
備えたので、電圧指令値の制限処理が3相各相同率でな
され、制限処理に基づき相間アンバランスを引き起こす
ことがない。
【0061】また、請求項4に係る電力変換装置のパル
ス幅変調回路は、搬送波と3相電圧指令値VU、VV、V
Wとを比較して電力変換器へのスイッチング指令信号を
生成する比較回路を備え、電圧指令値制限手段は、電流
制御回路からの電圧指令値VU、VV、VWそれぞれにつ
いて上記搬送波の波高値を越えない範囲で設定された所
定の制限値以上となったとき当該電圧指令値VU、VV
たはVWを上記制限値以下に制限して上記パルス幅変調
回路へ送出する電圧指令値制限処理回路を備えたので、
制限処理のための演算が簡便迅速となる。
【0062】また、請求項5に係る電力変換装置は、そ
の電流制御回路を、d軸とq軸との2相で行うものと
し、電圧指令値制限手段は、上記電流制御回路からの2
相の電圧指令値Vd、Vqの値に応じて所定の制限処理を
施しパルス幅変調回路へ送出するようにしたので、2相
分の電圧指令値に対して制限処理を行えばよく、その構
成が簡便となる。
【0063】また、請求項6に係る電力変換装置の電圧
指令値制限手段は、電流制御回路からの電圧指令値V
d、Vqの平方自乗和=√(Vd2+Vq2)を演算する平方
自乗和演算部と、上記平方自乗和が所定の平方自乗和制
限値VR以上となったとき上記電圧指令値Vd、Vqをそ
れぞれ(VR/(√(Vd2+Vq2)))倍に制限する制
限演算部とからなる電圧指令値制限処理回路を備えたの
で、電圧指令値の制限処理が2相各相同率でなされ、制
限処理に基づき相間アンバランスを引き起こすことがな
い。
【0064】また、請求項7に係る電力変換装置の電圧
指令値制限手段は、電流制御回路からの電圧指令値V
d、Vqそれぞれについて所定の制限値以上となったとき
当該電圧指令値Vd、Vqをそれぞれ上記制限値以下に制
限する電圧指令値制限処理回路を備えたので、制限処理
のための演算が簡便迅速となる。
【0065】また、請求項8に係る電力変換装置は、そ
の電圧指令値制限手段により、電流制御回路からパルス
幅変調回路へ送出する電圧指令値を制限処理したとき、
上記電流制御回路における偏差入力の積分値を、上記制
限処理された電圧指令値に基づき再演算するようにした
ので、フィードバック動作により、電流制御回路におけ
る積分量の行き過ぎが防止され、電圧指令値と出力電圧
とを一致させる制御動作がより一層確実になされる。
【0066】また、請求項9に係る電力変換装置は、そ
の電力変換器の入力電圧を変動制御する場合、電圧指令
値の制限処理を行う基準として設定する制限値を、上記
入力電圧に応じて変動させるようにしたので、上記入力
電圧の変動により電力変換器の出力範囲が変化しても、
常に、その出力電圧を電圧指令値に一致させる制御が可
能となり、安定した制御動作が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電力変換装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の電流制御回路8の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 図1の電圧指令値制限処理回路15の動作を
説明するためのプログラム・フローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2における電圧指令値
制限処理回路15の動作を説明するためのプログラム・
フローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3における電力変換装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5の直流電圧とりこみ部17の動作を説明
するためのプログラム・フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4における電力変換装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の電圧指令値制限処理回路18の動作を
説明するためのプログラム・フローチャートである。
【図9】 図7の電圧指令値制限処理回路18における
電圧指令値の制限値を説明するための図である。
【図10】 この発明の実施の形態5における電圧指令
値制限処理回路18の動作を説明するためのプログラム
・フローチャートである。
【図11】 図10における電圧指令値の制限値を説明
するための図である。
【図12】 この発明の実施の形態6における電力変換
装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 図12の電流制御回路19の内部構成を示
すブロック図である。
【図14】 図12の電流制御回路19の動作を説明す
るためのプログラム・フローチャートである。
【図15】 従来の電力変換装置の構成を示すブロック
図である。
【図16】 図15のパルス幅変調回路9の内部構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ、2 バッテリー、6 電流検出器、7
電圧検出器、8,19 電流制御回路、9 パルス幅
変調回路、10 搬送波発生回路、11 比較回路、1
2,13 3相2相変換回路、14 2相3相変換回
路、15,18 電圧指令値制限処理回路、16 充電
/放電調節器、17 直流電圧とりこみ部、20 積分
比例制御部、23 選択回路、IAdref,IAqref 電流
指令値、IAU,IAV,IAW,IAd,IAq 出力電流、V
CU,VCV,VCW,VCd,VCq 出力電圧、VU,VV,V
W,Vd,Vq 電圧指令値、P スイッチング指令信
号、C 搬送波。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流指令値と電力変換器の出力値との偏
    差入力に基づき上記電力変換器の電圧指令値を生成する
    電流制御回路、および上記電圧指令値に基づいてパルス
    幅変調により上記電力変換器へのスイッチング指令信号
    を生成するパルス幅変調回路を備えた電力変換装置にお
    いて、 上記電流制御回路とパルス幅変調回路との間に挿入さ
    れ、上記電流制御回路からの電圧指令値の値に応じて所
    定の制限処理を施し上記パルス幅変調回路へ送出する電
    圧指令値制限手段を備えたことを特徴とする電力変換装
    置。
  2. 【請求項2】 パルス幅変調回路は、搬送波と電圧指令
    値とを比較して電力変換器へのスイッチング指令信号を
    生成する比較回路を備え、電圧指令値制限手段は、電流
    制御回路からの電圧指令値が上記搬送波の波高値を越え
    ない範囲で設定された所定の制限値以上となったとき上
    記電圧指令値を上記制限値以下に制限して上記パルス幅
    変調回路へ送出する電圧指令値制限処理回路を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 【請求項3】 パルス幅変調回路は、搬送波と3相電圧
    指令値VU、VV、VWとを比較して電力変換器へのスイ
    ッチング指令信号を生成する比較回路を備え、電圧指令
    値制限手段は、電流制御回路からの電圧指令値VU
    V、VWそれぞれの絶対値|VU|、|VV|、|VW
    を演算する絶対値演算部と、上記絶対値の内の最大値V
    maxを演算する最大値演算部と、上記最大値Vmaxが上記
    搬送波の波高値を越えない範囲で設定された所定の制限
    値Vlimit以上となったとき上記電圧指令値VU、VV
    Wをそれぞれ(Vlimit/Vmax)倍に制限して上記パ
    ルス幅変調回路へ送出する制限演算部とからなる電圧指
    令値制限処理回路を備えたことを特徴とする請求項2記
    載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】 パルス幅変調回路は、搬送波と3相電圧
    指令値VU、VV、VWとを比較して電力変換器へのスイ
    ッチング指令信号を生成する比較回路を備え、電圧指令
    値制限手段は、電流制御回路からの電圧指令値VU
    V、VWそれぞれについて上記搬送波の波高値を越えな
    い範囲で設定された所定の制限値以上となったとき当該
    電圧指令値VU、VVまたはVWを上記制限値以下に制限
    して上記パルス幅変調回路へ送出する電圧指令値制限処
    理回路を備えたことを特徴とする請求項2記載の電力変
    換装置。
  5. 【請求項5】 電流制御回路を、d軸とq軸との2相で
    行うものとし、電圧指令値制限手段は、上記電流制御回
    路からの2相の電圧指令値Vd、Vqの値に応じて所定の
    制限処理を施しパルス幅変調回路へ送出するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 電圧指令値制限手段は、電流制御回路か
    らの電圧指令値Vd、Vqの平方自乗和=√(Vd2+V
    q2)を演算する平方自乗和演算部と、上記平方自乗和が
    所定の平方自乗和制限値VR以上となったとき上記電圧
    指令値Vd、Vqをそれぞれ(VR/(√(Vd2+V
    q2)))倍に制限する制限演算部とからなる電圧指令値
    制限処理回路を備えたことを特徴とする請求項5記載の
    電力変換装置。
  7. 【請求項7】 電圧指令値制限手段は、電流制御回路か
    らの電圧指令値Vd、Vqそれぞれについて所定の制限値
    以上となったとき当該電圧指令値Vd、Vqをそれぞれ上
    記制限値以下に制限する電圧指令値制限処理回路を備え
    たことを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 電圧指令値制限手段により、電流制御回
    路からパルス幅変調回路へ送出する電圧指令値を制限処
    理したとき、上記電流制御回路における偏差入力の積分
    値を、上記制限処理された電圧指令値に基づき再演算す
    るようにしたことを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れかに記載の電力変換装置。
  9. 【請求項9】 電力変換器の入力電圧を変動制御する場
    合、電圧指令値の制限処理を行う基準として設定する制
    限値を、上記入力電圧に応じて変動させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の電
    力変換装置。
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