JPH09258546A - 画像形成装置の画像安定化方法 - Google Patents
画像形成装置の画像安定化方法Info
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Abstract
に応じて現像装置内のトナー濃度を制御して初期の画質
を良好に維持する。 【解決手段】CPU29は、感光体ドラム10の表面に
トナーパッチを形成し(s1)、このトナーパッチの濃
度を検出したフォトセンサ20の検出データを読み取る
(s2)。CPU29は、読み出した検出データに基づ
いて帯電器出力の補正値ΔVgを算出し(s3)、補正
後の帯電器出力VgをVgs+α及びVgs−αと比較
する(s4,s5)。同一方向の補正が連続する場合は
トナー濃度基準値にkβ(但し、0<k<1とする。)
を加減算する(s4→s41→s42,s5→s45→
s46)。前回のトナー濃度基準値の補正方向が今回の
補正方向と反対である場合は、前回の補正値の絶対値を
今回の補正値の絶対値とする(s43→s44,s47
→s48)。
Description
り画像形成を行う複写機やレーザプリンタ等の画像形成
装置において画像安定化を目的としてトナー濃度の制御
を行う画像安定化方法に関する。
装置では、帯電工程及び露光工程を経て静電潜像が形成
された感光体の表面に、現像ユニットから現像剤を供給
して静電潜像を現像剤画像に顕像化し、この現像剤画像
を用紙に転写する画像形成プロセスが行われる。この画
像形成プロセスにおいて形成される画像は、感光体、帯
電装置、露光装置、転写装置及び現像ユニットの現像剤
等のパラメータの状態に影響を受け、これらのパラメー
タの状態は、温度や湿度等の環境変化、及び、経時変化
によって変動する。したがって、用紙上における画像の
形成状態を良好に維持するためには、画像形成状態に影
響を与えるパラメータの状態を、温度や湿度等の環境変
化、及び、経時変化に応じて適正に制御する必要があ
る。
示された発明では、感光体の所定の領域に現像剤により
トナーパッチを形成し、このトナーパッチの濃度と非画
像部の濃度との比に基づいて上記のパラメータを補正す
るようにしている。また、特開平6−19259号公報
に開示された発明では、所定コピー枚数毎にコピーラン
プの駆動電圧を変更するとともに、コピーランプの駆動
電圧を変更する毎に、その変更量に応じて原稿濃度検出
センサの出力信号と現像バイアス電圧との関係を補正す
るようにしている。さらに、特開平6−11929号公
報に開示された発明では、トナーパッチ方式のプロセス
コントスールを行う際に、実際に通紙を行ってトナーパ
ッチ部の転写残トナー付着量を検出し、この値に応じて
クリーニング前の除電出力を制御するようにしている。
画像安定化方法では、環境変化や経時変化に対する画像
形成状態の変化を十分に考慮しておらず、初期の画質を
ライフエンドまで一定に維持することが困難であった。
例えば、高画質を維持するためには現像剤中のトナー濃
度を適切な状態に保持することも必要であり、高温高湿
下及び長時間放置後等では、現像剤中のトナーの帯電量
が低く、画像濃度上昇による階調性低下、トナー消費量
の増加、かぶりの発生、トナーの飛散等の問題が発生す
ることから、現像装置内のトナー濃度を下げる必要があ
る。一方、低温低湿下及び連続コピー後等では、現像剤
中のトナーの帯電量が高くなり、画像濃度の低下、転写
性の劣化等の問題が生じるため、現像装置内のトナー濃
度を上げる必要がある。
与えるパラメータの状態に応じて現像装置内のトナー濃
度を適切に制御し、現像剤中のトナーの帯電量が変動す
ることにより画像濃度が上昇し、階調性及び画像濃度が
低下する等の問題を解消し、初期の画質を良好に維持す
ることができる画像形成装置の画像安定化方法を提供す
ることにある。
は、感光体の表面にトナーパッチを形成し、トナーパッ
チの濃度を読み取り、読み取ったトナーパッチの濃度に
応じて帯電器出力を補正するとともに、帯電器出力の補
正量が所定値を越えた場合に現像装置内のトナー濃度を
補正するプロセスコントロール時にトナー濃度を補正し
た場合に、次のプロセスコントロールを開始するまでの
間に画像濃度を安定させる濃度安定化処理を実行するこ
とを特徴とする。
コントロールの開始までに一定の時間を待機することを
特徴とする。
スコントロール終了後の複写プロセスにおいて濃度安定
化処理を実行することを特徴とする。
に影響を与える帯電器出力及びトナー濃度以外のパラメ
ータを補正することを特徴とする。
にトナーパッチを形成し、トナーパッチの濃度を読み取
り、読み取ったトナーパッチの濃度に応じて帯電器出力
を補正するとともに、帯電器出力の補正量が所定値を越
えた場合に現像装置内のトナー濃度を補正するプロセス
コントロールにおいてトナー濃度の補正量を、画像形成
状態に影響を与えるトナー濃度以外のパラメータの状態
に応じて変更することを特徴とする。
補正状態に応じてトナー濃度の補正量を変更することを
特徴とする。
態に応じてトナー濃度の補正量を変更することを特徴と
する。
例である画像形成装置に係る複写機の構成を示す正面断
面の略図である。原稿が載置される原稿台1の下面に
は、コピーランプ2、ミラー3〜5及び7〜9、レンズ
6から構成される光学系装置が設けられている。この光
学系装置の下方に、感光体ドラム10、帯電装置11、
現像装置12、転写装置13、クリーニングブレード1
5を備えたクリーニング装置14、搬送ベルト16、定
着装置17、除電ランプ18、ブランクランプ19及び
フォトセンサ20が設けられている。現像装置12は、
トナーホッパ21、トナー補給モータ22、非磁性体ス
リーブ23、磁石24、攪拌ローラ25及びトナー濃度
センサ26を備えている。
を示すブロック図である。複写機の制御部を構成するC
PU29には、トナー濃度センサ26、A/D変換器2
8及び帯電器出力駆動回路30が図外の入出力機器とと
もに接続されている。トナー濃度センサ26は、現像装
置12内における現像剤中のトナー濃度を検出し、その
検出信号をCPU29に入力する。A/D変換器28に
は増幅器27を介してフォトセンサ20が接続されてい
る。フォトセンサ20は、後述するプロセスコントロー
ルにおいて作成されるトナーパッチの濃度を検出する。
この検出信号が増幅器27により増幅された後、A/D
変換器28によりディジタルデータに変換されてCPU
29に入力される。CPU29は、複写プロセス中にお
いてトナー濃度センサ26の検出信号に基づいてトナー
補給モータ22を駆動制御する。また、後述するプロセ
スコントロールにおいて、A/D変換器28から入力さ
れるディジタルデータに基づいて帯電器出力駆動回路3
0を駆動制御する。
セスにおける動作を説明する。先ず、原稿台1上に原稿
が載置された後に図外のコピースイッチが操作される
と、コピーランプ2及びミラー3〜5が原稿台1の下面
を水平方向に移動し、コピーランプ2により原稿の画像
が走査される。コピーランプ2の光は、原稿の画像面に
おいて反射し、この反射光がミラー3〜5、レンズ6及
びミラー7〜9を介して感光体ドラム10の表面に配光
される。感光体ドラム10の表面は、原稿の反射光の照
射に先立って、帯電装置11のコロナ放電により単一極
性の電荷が帯電されており、反射光の照射により感光体
ドラム10の表面に静電潜像が形成される。なお、感光
体ドラム10の表面の不要部分に帯電した電荷は、ブラ
ンクランプ19からの選択光の照射により除去される。
面に対して現像装置12から現像剤が供給され、静電潜
像が現像剤画像に顕像化される。この現像剤画像は、転
写装置13により用紙に転写される。現像剤画像が転写
された用紙は、搬送ベルト16により定着装置17に搬
送され、加熱及び加圧を受けて現像剤画像が溶融定着さ
れる。現像剤画像の転写を終えた感光体ドラム10の表
面は、クリーニング装置14による残留トナーの除去、
及び、除電ランプ18による残留電荷の除去を受けた
後、帯電装置11により再度電荷の帯電を受ける。
スリーブ23は感光体ドラム10に対向して回転駆動さ
れ、攪拌ローラ25は現像装置12内の現像剤を構成す
るトナー及びキャリアを攪拌し、トナーに電荷を帯電さ
せる。現像剤は非磁性体スリーブ23内に固定された磁
石24の作用により搬送され、現像剤中のトナーのみが
感光体ドラム10の表面に移動する。したがって、複写
プロセスの実行により現像装置12内のトナーのみが消
費される。このため、トナー濃度センサ26により、現
像装置12内の現像剤におけるトナー濃度を検出し、予
め記憶されているトナー濃度基準値との比較に基づいて
トナー補給モータ22が回転され、トナーホッパ21内
に収納されているトナーが現像装置12内に補給され
る。即ち、CPU29は、トナー濃度センサ26が検出
した現像装置12内のトナー濃度がトナー濃度基準値に
一致するように制御する。
的に所定の条件下において、複写プロセスを中断し、プ
ロセスコントロールを実行する。このプロセスコントロ
ールにおいて感光体ドラム10の表面にトナーパッチが
形成され、トナーパッチの濃度がフォトセンサ20によ
り検出される。前述のようにフォトセンサ20の出力信
号は増幅器27により増幅された後、A/D変換器28
によりディジタルデータに変換されてCPU29に入力
される。CPU29は、フォトセンサ20の出力データ
に基づいて帯電器出力駆動回路30等を駆動制御して画
像形成状態に影響を与えるパラメータの状態を補正す
る。
よって感光体ドラム10の表面に複数の異なった表面電
位の静電潜像を形成し、これを現像装置12により顕像
化することにより、複数の異なった濃度のトナーパッチ
を形成し、これらの濃度をプォトセンサ20により検出
して基準値に一致したトナーパッチに係る帯電器出力を
以後の複写プロセスにおける帯電器出力として採用す
る。
ーパッチの数は有限であり、必ずしも基準値に一致する
濃度のトナーパッチが形成されるとは限らない。そこ
で、基準値に一致する濃度のトナーパッチが存在しない
場合には、基準値Pに近いフォトセンサ20の検出値P
1,P2(但し、P1<P<P2とする。)を選択し、 Vg1=aP1+b Vg2=aP2+b により得られるa,bを用いて、 Vg=aP+b により帯電器出力Vgを求める。
に補正され、図3に示すように推移する。
時に、補正後の帯電器出力VgがVgs−α(但し、V
gsは初期値である。)以下である場合には、現像性が
高すぎると判断し、トナー濃度基準値から補正値βを減
算する。これにより現像装置12内のトナー濃度が低下
する。このトナー濃度基準値の補正は、後のプロセスコ
ントロールにおける補正後の帯電器出力VgがVgs+
αに転じるまで継続される。反対に、補正後の帯電器出
力VgがVgs+α以上である場合には、現像性が低す
ぎると判断し、トナー濃度基準値に補正値βを加算す
る。これにより現像装置12内のトナー濃度が上昇す
る。このトナー濃度基準値の補正は、後のプロセスコン
トロールにおける補正後の帯電器出力VgがVgs−α
に転じるまで継続される。
長期間にわたって安定した画質状態を維持することがで
きる。なお、図3の横軸にとった現像槽攪拌時間は、非
磁性体スリーブ23の回転時間であり、電源投入後の現
像装置12の稼働時間の累積である。
態に係る複写機の制御部におけるプロセスコントロール
の処理手順を示すフローチャートである。先ず、CPU
29は、感光体ドラム10の表面にトナーパッチを形成
し(s1)、このトナーパッチの濃度を検出したフォト
センサ20の検出データを読み取る(s2)。CPU2
9は、読み出した検出データに基づいて帯電器出力の補
正値ΔVgを算出し(s3)、補正後の帯電器出力Vg
をVgs+α及びVgs−αと比較する(s4,s
5)。
(Vgs+α)以上である場合はトナー濃度基準値にβ
を加算し(s6)、補正後の帯電器出力Vgが(Vgs
−α)以下である場合はトナー濃度基準値からβを減算
する(s7)。CPU29は、トナー濃度基準値を補正
した場合、一定時間Tが経過するまでは、次のプロセス
コントロールを実行することなく通常の複写プロセスを
実行し、一定時間Tが経過した後に次のプロセスコント
ロールを実行する(s8)。補正後の帯電器出力Vgが
Vgs±αの範囲内にある場合にはトナー濃度基準値を
補正することなく通常の複写プロセスを実行する(s
9)。
ト(トナー濃度が0.5%増加する補正量)とした場
合、一定時間T=200sが経過した後に次のプロセス
コントロールを開始する。この処理により、トナー濃度
基準値の補正の効果が現れるのを待って次のプロセスコ
ントロールを開始することができ、現像装置12におけ
るトナー濃度が安定していない状態で過剰な制御が行わ
れることを防止できる。図5は、請求項3に記載した発
明の実施形態に係る複写機の制御部におけるプロセスコ
ントロールの処理手順を示すフローチャートである。C
PU29は、補正後の帯電器出力Vgが(Vgs+α)
以上であり、トナー濃度基準値にβを加算した場合は、
現像装置12内へのトナー補給が急激に行われることに
起因して現像装置12内のトナーの帯電量が低下するこ
とに鑑み、複写プロセスの前後における攪拌ローラ25
の回転時間を通常よりも長くする(s6→s11)。反
対に、補正後の帯電器出力Vgが(Vgs−α)以下で
あり、トナー濃度基準値からβを減算した場合は、現像
装置12内におけるトナー濃度の安定に長時間を要する
ことに鑑み、複写プロセスの前後において黒ベタの画像
を形成する(s7→s12)。この処理により、現像装
置12内のトナー濃度を、低下したトナー濃度基準値に
強制的に安定化させることができる。
態に係る複写機の制御部におけるプロセスコントロール
の処理手順を示すフローチャートである。CPU29
は、補正後の帯電器出力Vgが(Vgs+α)以上であ
り、トナー濃度基準値にβを加算した場合は、現像装置
12内のトナーの帯電量の低下により画像にカブリを発
生することに鑑み、帯電器出力Vgと現像バイアスVd
とから補正値γを減算する(s6→s21)。反対に、
補正後の帯電器出力Vgが(Vgs−α)以下であり、
トナー濃度基準値からβを減算した場合は、帯電器出力
Vgと現像バイアスVdとに補正値γを加算する(s7
→s22)。これによって、帯電器出力Vgと現像バイ
アスVdとの差を変えることなく現像バイアスVdを補
正し、帯電器出力の補正の効果を維持しつつ、画像のカ
ブリを防止できる。例えば、β=10とした場合、γ=
30Vが適当である。
施形態に係る複写機の制御部におけるプロセスコントロ
ールの処理手順を示すフローチャートである。CPU2
9は、トナー濃度基準値にβを加算した場合の現像装置
12内のトナーの帯電量の低下による画像のカブリを、
コピーランプ電圧Vclに補正値δを加算することによ
り防止する(s6→s31)。反対に、トナー濃度基準
値からβを減算した場合は、コピーランプ電圧Vclか
ら補正値δを減算する(s7→s32)。例えば、β=
10とした場合、γ=0.63Vが適当である。
態に係る複写機の制御部におけるプロセスコントロール
の処理手順を示すフローチャートである。補正後の帯電
器出力Vgが(Vgs−α)以下であり、トナー濃度基
準値からβを減算する補正を連続して行うと、トナー濃
度を過剰に補正することになり、帯電器出力Vgが(V
gs+α)以上に補正される。そこで、CPU29は、
2回目以降の補正が適正な範囲の補正となるように、同
一方向の補正が連続する場合はトナー濃度基準値にkβ
(但し、0<k<1とする。)を加減算する(s4→s
41→s42,s5→s45→s46)。即ち、トナー
濃度基準値を同一方向にn回連続して補正する場合、図
3(C)に示すように、n回目のトナー濃度基準値の補
正値βnは、βn =kβn-1 とされる。また、前回のト
ナー濃度基準値の補正方向が今回の補正方向と反対であ
る場合は、前回の補正値の絶対値を今回の補正値の絶対
値とする(s43→s44,s47→s48)。例え
ば、β=10の補正によってVg=Vgs+100Vに
補正された場合、k=0.6としてkβ=6の補正を行
う。
施形態に係る複写機の制御部におけるプロセスコントロ
ールの処理手順を示すフローチャートである。現像装置
12内のトナー濃度が著しく不適当であった場合、図3
(A)に示すように、帯電器出力の補正量が大きくな
る。そこで、CPU29は、現像装置12内のトナー濃
度を素早く適正な値にすべく、トナー濃度基準値の補正
前における単位時間ΔT当りの帯電器出力の変化量ΔV
gを所定量zと比較し、|ΔVg/ΔT|≧zである場
合にはトナー濃度基準値の補正量をjβ(但し、1<j
とする。)とする(s51→s52,s53→s5
4)。例えば、z=0.8V/sでVg=Vgs−10
0Vに補正された場合、通常+β=+7でトナー濃度基
準値を補正するところを、j=1.4として+10カウ
ントの補正する。
に別の実施形態に係る複写機の制御部におけるプロセス
コントロールの処理手順を示すフローチャートである。
図3(B)に示すように、トナー濃度基準値を補正後に
短期間で帯電器出力が(Vgs−α)から(Vgs+
α)まで変化したとすると、トナー濃度基準値の補正量
が過剰であったと考えられる。そこで、帯電器出力が
(Vgs−α)から(Vgs+α)まで変化する間に要
する時間Taが所定値Y以下である場合、トナー濃度基
準値をiβ(但し、0<i<1とする。)で補正する
(s61→s62,s63→s64)。例えば、トナー
濃度基準値を−β=−15で補正後に帯電器出力が(V
gs−100V)から(Vgs+100V)まで変化し
た時間Taが1100s以下である場合に、i=0.6
としてトナー濃度基準値を+β=+9で補正する。これ
によって、帯電器出力が急激に変化することを防止でき
る。
高すぎるとトナーの帯電量が低下してカブリの原因とな
り、トナー濃度が低すぎるとキャリア落ち等の原因とな
る。そこで、トナー濃度基準値に下限値Smin及び上
限値Smaxを設定することが考えられる。また、図1
1(B)に示すように、トナー濃度基準値が一定であっ
ても、低温低湿状態ではトナーの帯電量が高くなり、高
温高湿になるにしたがってトナーの帯電量が低下する。
そこで、温湿度センサ31により外部環境を測定し、低
温低湿状態ではトナー濃度基準値Sの範囲をSmin−
h≦S≦Smax−h(但し、0<hとする。)にし、
高温高湿状態ではトナー濃度基準値Sの範囲をSmin
+h≦S≦Smax+hとする。例えば、温度20℃/
湿度50%におけるトナー濃度基準値Sの範囲を50≦
S≦120、温度35℃/湿度80%におけるトナー濃
度基準値Sの範囲を40≦S≦100、温度5℃/湿度
20%におけるトナー濃度基準値Sの範囲を60≦S≦
130とする。
に別の実施形態に係る複写機の制御部におけるプロセス
コントロールの処理手順を示すフローチャートである。
補正後におけるトナー濃度基準値Sが下限値Sminに
達した後に、次のプロセスコントロールにおいて帯電器
出力が(Vgs−α)以下になった場合には、キャリア
落ち等を防止する観点からトナー濃度基準値Sを下げる
ことはできない。そこで、画像濃度を維持するために現
像バイアスVdにλを加算する(s71→s72)。例
えば、トナー濃度基準値の下限値Smin=50の時に
帯電器出力が(Vgs−100V)以下になった場合、
現像バイアスVdを30V増加する。この処理により、
キャリア落ち等のトナー濃度が高くなることによる不具
合を防止しつつ、適正な画像濃度を維持することができ
る。
装置においても上記と同様に失しすることができる。
プロセスコントロールを開始するまでの間にトナー濃度
を安定させる処理を実行することにより、トナー濃度が
安定していない状態で過剰な制御がなされることを防止
し、適正な画像形成状態を維持することができる。
ロセスコントロールを開始までに一定の時間を待機する
ことにより、現像装置内におけるトナー濃度が安定した
状態で次のプロセスコントロールを行うことができる。
プロセスコントロール終了後の複写プロセスにおいて前
記濃度安定化処理を実行することにより、現像装置内に
おけるトナー濃度が安定した状態で次のプロセスコント
ロールを行うことができる。請求項4に記載した発明に
よれば、画像形成状態に影響を与える帯電器出力及びト
ナー濃度以外のパラメータを補正することにより、トナ
ー濃度が変化することによるカブリ等の発生を防止して
適正な画像形成状態を維持することができる。
成状態に影響を与えるトナー濃度以外のパラメータの状
態に応じてトナー濃度の補正量を変更することにより、
トナー濃度以外のパラメータの状態を反映してトナー濃
度をきめ細かく補正することができる。
出力の補正状態に応じてトナー濃度の補正量を変更する
ことにより、帯電器出力の補正状態に応じてトナー濃度
をきめ細かく補正することができ、画像形成状態を適正
に維持することができる。
境の状態に応じてトナー濃度の補正量を変更することに
より、外部環境の状態に応じてトナー濃度をきめ細かく
補正することができ、画像形成状態を適正に維持するこ
とができる。
を示す図である。
図である。
現像剤の攪拌時間との関係を示す図である。
機の制御部の処理手順を示すフローチャートである。
機の制御部の処理手順を示すフローチャートである。
機同制御部の処理手順を示すフローチャートである。
複写機同制御部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
機同制御部の処理手順を示すフローチャートである。
複写機同制御部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
態である複写機同制御部の処理手順を示すフローチャー
トである。
トナー帯電量との関係を示す図である。
態である複写機同制御部の処理手順を示すフローチャー
トである。
Claims (7)
- 【請求項1】感光体の表面にトナーパッチを形成し、ト
ナーパッチの濃度を読み取り、読み取ったトナーパッチ
の濃度に応じて帯電器出力を補正するとともに、帯電器
出力の補正量が所定値を越えた場合に現像装置内のトナ
ー濃度を補正するプロセスコントロールを実行する画像
形成装置の画像安定化方法において、 今回のプロセスコントロール時にトナー濃度を補正した
場合に、次のプロセスコントロールを開始するまでの間
に画像濃度を安定させるための濃度安定化処理を実行す
ることを特徴とする画像形成装置の画像安定化方法。 - 【請求項2】前記濃度安定化処理が、次のプロセスコン
トロールの開始までに一定の時間を待機する処理である
請求項1に記載の画像形成装置の画像安定化方法。 - 【請求項3】前記濃度安定化処理が、今回のプロセスコ
ントロール終了後の複写プロセスにおいて実行される処
理である請求項1に記載の画像形成装置の画像安定化方
法。 - 【請求項4】前記濃度安定化処理が、帯電器出力及びト
ナー濃度以外の画像形成状態に影響を与えるパラメータ
を補正する処理である請求項1に記載の画像形成装置の
画像安定化方法。 - 【請求項5】感光体の表面にトナーパッチを形成し、ト
ナーパッチの濃度を読み取り、読み取ったトナーパッチ
の濃度に応じて帯電器出力を補正するとともに、帯電器
出力の補正量が所定値を越えた場合に現像装置内のトナ
ー濃度を補正するプロセスコントロールを実行する画像
形成装置の画像安定化方法において、 画像形成状態に影響を与えるトナー濃度以外のパラメー
タの状態に応じてトナー濃度の補正量を変更する補正量
変更処理を実行することを特徴とする画像形成装置の画
像安定化方法。 - 【請求項6】前記補正量変更処理が、帯電器出力の補正
状態に応じてトナー濃度の補正量を変更する処理である
請求項5に記載の画像形成装置の画像安定化方法。 - 【請求項7】前記補正量変更処理が、外部環境の状態に
応じてトナー濃度の補正量を変更する処理である請求項
5に記載の画像形成装置の画像安定化方法。
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