JPH09256647A - 構築物表面はつり装置 - Google Patents

構築物表面はつり装置

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JPH09256647A
JPH09256647A JP7010796A JP7010796A JPH09256647A JP H09256647 A JPH09256647 A JP H09256647A JP 7010796 A JP7010796 A JP 7010796A JP 7010796 A JP7010796 A JP 7010796A JP H09256647 A JPH09256647 A JP H09256647A
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JP
Japan
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water
chipping
rotating member
main body
vibration
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Pending
Application number
JP7010796A
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English (en)
Inventor
Shigezo Hayashi
繁藏 林
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NISSHIN KIKO KK
Original Assignee
NISSHIN KIKO KK
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Publication date
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Publication of JPH09256647A publication Critical patent/JPH09256647A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低騒音,無震動で、周囲に粉塵を及ばせるこ
とのないようにする。 【解決手段】 構築物の表面Wに沿って移動する本体部
70には、構築物の表面Wに対してほぼ直角な軸線回り
に回転可能に回転部材90が設けられている。回転部材
90には、その軸線上以外の箇所に複数個の水噴出部9
2が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、構築物の表面を
はつる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速道路のコンクリートの橋脚等の構築
物の表面を補強するために、その表面にさらにコンクリ
ートを覆う(現場では“巻く”ともいう)ことがある。
その際に、その橋脚(コンクリート)の表面が滑らかで
あると、その表面にコンクリートが付着しにくい。この
ため、事前にその表面を荒らす(はつる)ことが一般的
に行われている。そして、従来においては、回転するカ
ッタや、砂を噴出する装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転す
るカッタを用いる場合は、騒音や震動が激しいという欠
点がある。また、砂を噴出する装置を用いる場合は、粉
塵(砂)が周囲に及んで粉塵公害を引き起こすことにな
る。
【0004】そこで、本発明は、低騒音,無震動で、周
囲に粉塵を及ばせることのないはつり装置を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、構築物の表面に沿って移動
する本体部と、その本体部に設けられ、前記構築物の表
面に対して水をほぼ直角に噴出する水噴出部とを有する
ことを特徴とする。
【0006】この発明では、本体部が構築物の表面に沿
って移動しつつ、当該本体部に設けられた水噴出物から
当該表面に対してほぼ直角に水が噴出される。このた
め、大きな騒音や震動を発生させることなく、構築物の
表面をはつることができる。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明であって、前記本体部の前記構築物の側には、
当該構築物の表面にほぼ直角な軸線回りに回転可能に回
転部材が設けられ、前記水噴出部は前記回転部材の前記
軸線上以外の箇所に複数個設けられていることを特徴と
する。
【0008】この発明では、請求項1に係る発明の作用
効果に加え、次の作用効果が得られる。すなわち、回転
部材が軸線回りに回転することによって、複数の水噴出
部のその軸線回りに回転する、このため、構築物に対し
て広い範囲に水を噴出させることが可能となり、より均
一に構築物の表面のはつりを行うことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。この構築物表面はつり装置(以
下、単にはつり装置という)は、一対のガイド部材1
0,下側支持部20,上側支持部40,本体部70,回
転部材90,水噴出部92を有している。そして、高速
道路のコンクリートの橋脚(ワークW)の表面をはつる
場合が示されている。また、この橋脚には、はつりの後
に行う作業のために、足場として、横方向に複数本(2
本)の棒状部材S1,S2が設けられており、これを利
用するものである。
【0010】1対のガイド部材10は、ともに、縦方向
に延びる丸棒状をしている。
【0011】下側支持部20は、平板部22と、その下
部に固定された縦板部24を有し、両ガイド部材10に
固定されている。下側支持部20(平板部22の下側)
には、2つの上側ローラ26,1つの下側ローラ28が
設けられている。上側ローラ26は棒状部材S2の上側
に位置し、下側ローラ28は棒状部材S2の下側に位置
し、上側ローラ26と下側ローラ28とによって棒状部
材S2を挟むようにされている。なお、上側ローラ26
と下側ローラ28との間の上下方向の間隔は調整可能と
されている。
【0012】上側支持部40は縦板部44を有し、両ガ
イド部材10に固定されている。上側支持部40にも、
2つの上側ローラ46,1つの下側ローラ48が設けら
れている。上側ローラ46は棒状部材S1の上側に位置
し、下側ローラ48は棒状部材S1の下側に位置し、上
側ローラ46と下側ローラ48とによって棒状部材S1
を挟むようにされている。なお、下側支持部20と同様
に、上側ローラ46と下側ローラ48との間の上下方向
の間隔は調整可能とされている。
【0013】以上のようにして、この表面はつり装置
は、下側支持部20において棒状部材S2に支持され、
上側支持部40において棒状部材S1に支持され、両棒
状部材S1,S2の長さ方向に沿って移動可能とされて
いる。
【0014】下側支持部20の平板部22の上には、モ
ータ30によって駆動されるウインチ32が設けられて
いる。ウインチ32のドラム34にはロープ60が巻か
れており、ロープ60は、上側支持部40に設けられた
滑車62,64を介して、本体部70に連結されてい
る。このため、ウインチ32の駆動によって、本体部7
0が上下動するのである。
【0015】本体部70は、平板状のベース部材72を
有し、その左右両側には、各々、前側縦板部74a及び
後側縦板部74bが設けられ、両縦板部74a,74b
には上下に1対のローラ76a,76bが回転可能に設
けられている。そして、前側縦板部74aのローラ76
aと後側縦板部74bのローラ76bとによってガイド
部材10を挟むようにされており、本体部70が上下動
する際に、その上下動がガイド部材10によってガイド
されるのである。
【0016】本体部70のベース部材72の上側には、
水路パイプ80がその軸回り方向に回転可能に設けられ
ている。水路パイプ80の基端部には、円筒状のホース
連結部82が水路パイプ80と相対的にも回転可能に連
結されている。ホース連結部82にはホース84の先端
部が連結され、ホース84の基端部にはポンプ86が設
けられ、その先端側は図示しない水源に連結されてい
る。回転部材90は、水路パイプ80の先端側に固定さ
れている。回転部材90は帯板状をなし、水噴出部92
はその先端側(ワークWの側)に2つ設けられている。
回転部材90の内側には、水路パイプ80から流入する
水を水噴出部92へ導く水路94が形成されている。な
お、水路パイプ80等に対してはカバー81が設けられ
ており、回転部材94に対してはカバー91が設けられ
ている。
【0017】本体部70のベース部材72の下側にはモ
ータ100が設けられており、モータ100の回転軸に
設けられたスプロケット102と、水路パイプ80に設
けられたスプロケット104との間にチェーン106が
掛け渡されている。このようにして、モータ100の駆
動により、水路パイプ80及び回転部材90が回転する
ようにされている。なお、モータ100等に対してはカ
バー101が設けられている。
【0018】次に、このはつり装置の使用方法及び作用
効果を説明する。上側支持部40及び下側支持部20に
おいて、はつり装置を上下の2つのほぼ水平な棒状部材
S1,S2にセットする。そして、ウインチ32を駆動
させて本体部70を上下動させつつ、回転部材90を回
転させながら、水源からの水を回転部材90の水噴出部
92から水(高圧水)を噴出させ、その高圧水によって
ワークWの表面をはつる。このようにして、ワークWの
うちのはつり装置のセットされた部位(横方向の部位)
の上下にわたってはつりを行った後に、はつり装置を棒
状部材S1,S2に沿って横に移動させた後に前述と同
様に上下にわたってはつりを行う。このようにして、所
定の幅ずつ上下にわたってはつりを行い、ワークWの全
表面(所望の全表面)をはつるのである。そして、この
はつり装置では、水(高圧水)を使用するために、大き
な騒音や震動を発生させることもなく、粉塵を発生させ
ることもない。また、はつりと同時に洗浄を行うことが
できて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体を示す背面図であ
る。
【図2】図1の装置の側面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【符号の説明】
70 本体部 90 回転部材 92 水噴出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物の表面に沿って移動する本体部
    と、 その本体部に設けられ、前記構築物の表面に対して水を
    ほぼ直角に噴出する水噴出部とを有することを特徴とす
    る構築物表面はつり装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の構築物表面はつり装置
    であって、 前記本体部の前記構築物の側には、当該構築物の表面に
    ほぼ直角な軸線回りに回転可能に回転部材が設けられ、 前記水噴出部は前記回転部材の前記軸線上以外の箇所に
    複数個設けられていることを特徴とする構築物表面はつ
    り装置。
JP7010796A 1996-03-26 1996-03-26 構築物表面はつり装置 Pending JPH09256647A (ja)

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JP7010796A JPH09256647A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 構築物表面はつり装置

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JPH09256647A true JPH09256647A (ja) 1997-09-30

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11217943A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Ohbayashi Corp コンクリートの補修装置
JP2008138486A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Tekken Constr Co Ltd 橋脚等の補強工法
JP2018058151A (ja) * 2016-10-04 2018-04-12 東急建設株式会社 表面加工装置および表面加工方法
CN108797384A (zh) * 2018-06-13 2018-11-13 刘玲玲 一种桥梁桥墩自动清理修补设备及其清理修补施工工艺

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