JP3570044B2 - コンクリート斫り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物における平らな天井面や側面のコンクリートの斫りを行うコンクリート斫り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコンクリート斫り装置としては、手持式のチッピングハンマーや走行かつ旋回可能なクローラー式の油圧ショベル等のベースマシンにおけるブームの先端に1台のチッピングハンマーを装着したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコンクリート斫り装置の前者では、一日の施工時間(人の場合、4時間)が規定されているので、施工面積が少なく、短期間で施工するには、多数の作業員を必要とし、かつ特に天井面の施工の場合、上向き姿勢となるので、作業員に苦渋を強いる不具合がある。
又、後者では、施工時間が規制されたり、作業員に苦渋を与えることはないものの、チッピングハンマーが1台であるので、施工能力が然程向上せず、かつベースマシンの寸法が大きいので、例えば貯水槽等のように出入口が小さいところでの施工が困難となる不具合がある。
そこで、本発明は、施工能力を大幅に向上し得るコンクリート斫り装置を提供することを第1の目的とする。
又、第2の目的は、第1の目的に併わせ、出入口が小さいところでも施工を可能とするコンクリート斫り装置の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1のコンクリート斫り装置は、床面に敷設したレール上を走行可能な走行架台と、走行架台上のポストに装着され、その走行方向と直角な水平方向へ伸びる横行ガイドレールと、横行ガイドレールに沿って横行可能な横行架枠と、横行架枠にそれぞれ平行四辺形リンク機構を介して上下方向へ搖動可能になし、かつ所要間隔で互いに平行な垂直又は水平に装着した複数のチッピングハンマーとを備えることを特徴とする。
第2のコンクリート斫り装置は、第1のものにおいて、前記走行架台が単管と車輪を緊結金具、継手金具により分解可能に組み立てられたものであり、かつ走行架台と横行ガイドレール、横行ガイドレールと横行架枠、及び横行架枠と各チッピングハンマーがそれぞれ互いに分解可能であることを特徴とする。
又、第3のコンクリート斫り装置は、床面を走行かつ旋回可能なクローラー式の小型の走行台車と、走行台車上に平行四辺形リンク機構を介して上下方向へ搖動可能に装着した水平な横行ガイドレールと、横行ガイドレールに沿って横行可能な横行架枠と、横行架枠にそれぞれ所要間隔で互いに平行な垂直又は水平に装着した複数のチッピングハンマーとを備えることを特徴とする。
チッピングハンマーは、空気圧を動力源とする多数のチゼルと、発塵を防止する注水手段とを有するものが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、図2及び図3は本発明に係るコンクリート斫り装置の第1実施の形態を示す側面図、背面図及び平面図である。
図中1は施工場所の床面に敷設した複数のレール2上を走行可能な走行架台で、この走行架台1は、単管1aと車輪1bを緊結金具1c、継手金具1dにより分解可能に組み立てられている。走行架台1上には、単管からなる複数のポスト1eが立設されており、このポスト1eには、走行架台1の走行方向と直角な水平方向へ伸びる横行ガイドレール3が、走行架台1と分解可能に装着されている。
横行ガイドレール3は、走行架台1と同様に軽量化を図るため、上、下2本の水平なガイドパイプ3a、その両端部を連結するエンドプレート3bと駆動装置用プレート3c、及び複数の筋かい3dにより矩形に設けられていると共に、走行架台1のポスト1eに装着するため、上下2本の水平な連結杆3をブラケット3を介し両端部付近において一側方(図1においては右側方)へ突設してある。そして、横行ガイドレール3の一方(図2においては左方)の駆動装置用プレート3cには、後述する横行架枠を横行するためのエアーモータ4が、出力軸に取り付けた駆動スプロケット5を横行ガイドレール3の他側方へ突出させて取り付けられ、又、他方の駆動装置用プレート3cには、従動スプロケット6が横行ガイドレール3の他側方へ突出させて取り付けられており、この駆動スプロケット5と従動スプロケット6には、チェーン連結プレート7を介在したループ状のチェーン8が掛け回されている。
【0006】
横行ガイドレール3には、この横行ガイドレール3より適宜に短い矩形の横行架枠9が、両端部の上下に取り付けた鼓形のローラ10を両ガイドパイプ3aを上下から挟み込むようにし、かつ前記チェーン連結プレート7を中間部に取り外し可能に取り付けることにより、横行ガイドレール3と分解可能かつ横行ガイドレール3に沿って横行可能に設けられている。
横行架枠9の両端には、空気圧を動力源とする多数のチゼル11aと、発塵を防止する注水手段としての注水口(図示せず)を有するチッピングハンマー11が、それぞれシリンダー用ブラケット12、上下のリンクプレート13、ハンマー用ブラケット14及びシリンダー用ブラケット12とハンマー用ブラケット14の間に介装した油圧シリンダー15等からなる平行四辺形リンク機構を介し同期させて上下方向へ搖動可能に設けられると共に、シリンダー用ブラケット12を横行架枠9に取り外し可能とすることにより、横行架枠9と分解可能に設けられている。
なお、各ピッチングハンマー11は、それぞれの平行四辺形リンク機構のハンマー用ブラケット14と分解可能であることが望ましい。
【0007】
上記構成のコンクリート斫り装置により、例えば出入口が小さい水槽等の天井面の斫りを行うには、先ず、レール2、走行架台1を構成する単管1a等の各構成部材、横行ガイドレール3、横行架枠9及び平行四辺形リンク機構付きチッピングハンマー11を個別に出入口から水槽内に搬入する。
次いで、水槽の床面にレール2を所要間隔で敷設し、かつ走行架台1を組み立ててレール2上を走行可能とした後、そのポスト1eに横行ガイドレール3、横行ガイドレール3に横行架枠9、横行架枠9に平行四辺形リンク機構付きの各チッピングハンマー11を順次取り付けてコンクリート斫り装置を組み立てる。
そして、走行架台1を所要位置に移動すると共に、横行架枠9をエアーモータ4により横行ガイドレール3の一端に移動し、かつ油圧シリンダー15によりチッピングハンマー11のチゼル11aを天井面に当接する。しかる後に、チッピングハンマー11を駆動しながらエアーモータ4により横行架枠9を横行ガイドレール3に沿ってその他端に向けて移動し、横行架枠9が横行ガイドレール3の他端に至ったら、走行架台1を適宜に移動させた後、横行架枠9を横行ガイドレール3の一端に向けて移動しながら斫り、以下、走行架台1の走行と横行架枠9の横行を繰り返して斫り作業を行う。
なお、この斫り作業は、テレビカメラ等で現場を視認しながら、コンクリート斫り装置を遠隔操作することが望ましい。
【0008】
図4、図5は本発明に係るコンクリート斫り装置の第2実施の形態を示す側面図、正面図である。
図中16はクローラ式の小型の走行台車で、この走行台車16は、その台板16a上に搭載したパワーユニット16bにより、手動又は遠隔操作で走行可能に設けられると共に、台板16aが垂直軸回りに旋回可能に設けられている。
走行台車16の台板16a上には、この走行台車16の幅と同程度の長さを有する上、下2本の水平なガイドパイプ17aと、その両端部を連結するエンドプレート17bとからなる横行ガイドレール17が、台板16a上に立設した複数のポスト18、上下のリンクプレート19、前記エンドプレート17b及び台板16aと上方のリンクプレート19との間に介装した油圧シリンダー20等からなる平行四辺形リンク機構を介して上下方向へ揺動可能に設けられている。
横行ガイドレール17には、この横行ガイドレール17より適宜に短い方形の横行架枠21が、両端部の上下に取り付けた鼓形のローラ22を両ガイドパイプ17aにより上下から挟み込まれるようにし、かつこの横行架枠21と一方のエンドプレート17bとの間に油圧シリンダー23を介装することにより、横行ガイドレール17の外側方(図4においては左側方)において横行ガイドレール17に沿って横行可能に設けられている。
横行架枠21の両端には、空気圧を動力源とする多数のチゼル24aと、発塵を防止する注水手段としての注水口(図示せず)を有するチッピングハンマー24がそれぞれ垂直に設けられている。
【0009】
上記構成のコンクリート斫り装置により、例えば出入口が小さい水槽等の天井面の斫りを行うには、先ず、このコンクリート斫り装置を出入口からクレーン等により水槽内に搬入する。
次いで、走行台車16を手動又は遠隔操作で走行させて所要位置に移動しかつ台板16aを適宜に旋回すると共に、油圧シリンダー23を作動させて横行架枠21を横行ガイドレール17の一端に移動し、更に平行四辺形リンク機構の油圧シリンダー20を作動させてチッピングハンマー24のチゼル24aを天井面に当接する。しかる後に、チッピングハンマー24を駆動しながら油圧シリンダー23により横行架枠21を横行ガイドレール17に沿ってその他端に向けて移動し、横行架枠21が横行ガイドレール17の他端に至ったら、走行台車16を適宜に移動させた後、横行架枠21を横行ガイドレール17の一端に向けて移動しながら斫り、以下、走行台車16の走行と横行架枠21の横行を繰り返して斫り作業を行う。
【0010】
なお、上述した各実施の形態においては、チッピングハンマー11,24を垂直に設けて天井面の斫りを行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、互いに平行な水平に設けてもよく、このようにすることにより、側面の斫りを行うことができる。
又、チッピングハンマー11,24は、一直線上に配置した2台とする場合に限らず、一直線上に配置した3台以上あるいは2直線上に配置した4台以上としてもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1コンクリート斫り装置によれば、チッピングハンマーが2台以上となるので、従来の手持式のものに比べて施工能力を10倍以上とすることができ、又、ベースマシンのブームの先端に1台のチッピングハンマーを装着したものに比べても施工能力を2倍以上とすることができ、施工能力を大幅に向上することができる。
第2のコンクリート斫り装置によれば、第1のものの作用効果の他、構成部材を分解して施工場所に搬入・搬出することができるので、その出入口が小さいところであっても施工が可能となる。
又、第3のコンクリート斫り装置によれば、チッピングハンマーが2台以上となるので、第1のものと同様に、施工能力を大幅に向上することができ、かつ走行台車等が小さいので、第2のものと同様に、出入口が小さいところであっても施工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート斫り装置の第1の実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1のコンクリート斫り装置の要部の背面図である。
【図3】図1のコンクリート斫り装置の要部の平面図である。
【図4】本発明に係るコンクリート斫り装置の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図5】図4のコンクリート斫り装置の正面図である。
【符号の説明】
1 走行架台
1a 単管
1b 車輪
1c 緊結金具
1d 継手金具
1e ポスト
2 レール
3 横行ガイドレール
3a ガイドパイプ
3d エンドプレート
4 エアーモータ
5 駆動スプロケット
6 従動スプロケット
7 チェーン連結プレート
8 チェーン
9 横行架枠
11 チッピングハンマー
12 シリンダー用ブラケット
13 リンクプレート
14 ハンマー用ブラケット
15 油圧シリンダー
16 走行台車
17 横行ガイドレール
17a ガイドパイプ
17b エンドプレート
18 ポスト
19 リンクプレート
20 油圧シリンダー
21 横行架枠
23 油圧シリンダー
24 チッピングハンマー

Claims (3)

  1. 床面に敷設したレール上を走行可能な走行架台と、走行架台上のポストに装着され、その走行方向と直角な水平方向へ伸びる横行ガイドレールと、横行ガイドレールに沿って横行可能な横行架枠と、横行架枠にそれぞれ平行四辺形リンク機構を介して上下方向へ搖動可能になし、かつ所要間隔で互いに平行な垂直又は水平に装着した複数のチッピングハンマーとを備えることを特徴とするコンクリート斫り装置。
  2. 前記走行架台は、単管と車輪を緊結金具、継手金具により分解可能に組み立てたものであり、かつ走行架台と横行ガイドレール、横行ガイドレールと横行架枠、及び横行架枠と各チッピングハンマーは、それぞれ互いに分解可能であることを特徴とする請求項1記載のコンクリート斫り装置。
  3. 床面を走行かつ旋回可能なクローラー式の小型の走行台車と、走行台車上に平行四辺形リンク機構を介して上下方向へ搖動可能に装着した水平な横行ガイドレールと、横行ガイドレールに沿って横行可能な横行架枠と、横行架枠にそれぞれ所要間隔で互いに平行な垂直又は水平に装着した複数のチッピングハンマーとを備えることを特徴とするコンクリート斫り装置。
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