JPH09254850A - スクータ型車両のフロア構造 - Google Patents

スクータ型車両のフロア構造

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JPH09254850A
JPH09254850A JP8089016A JP8901696A JPH09254850A JP H09254850 A JPH09254850 A JP H09254850A JP 8089016 A JP8089016 A JP 8089016A JP 8901696 A JP8901696 A JP 8901696A JP H09254850 A JPH09254850 A JP H09254850A
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Hiroyasu Sugitani
啓安 杉谷
Makoto Kodama
眞 児玉
Seiichi Tateishi
清一 立石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者が足を伸ばしてもレッグシールドに足
の荷重が直接加わらない簡単な構造で、レッグシールド
の肉厚増を避け軽量化を図ることができるスクータ型車
両のフロア構造を供する。 【解決手段】 車両前後中央に低床式フロア50を有し、
該フロア50前方にレッグシールド60が起立するスクータ
型車両において、レッグシールド60の内側の前記フロア
50前部が外側に向かって徐々に高くなる傾斜部51dを有
しているスクータ型車両のフロア構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型車両に
おけるステップフロアのフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型車両は、ステップフロアを構
成するフロアカバーの前方にレッグシールドが起立して
おり、フロアカバーの足載せ部の上に載せられた運転者
の足の前方をレッグシールドが覆っている。
【0003】フロアカバーの足載せ部は略水平であるの
に対して、レッグシールドは該足載せ部前端縁から略垂
直に起立しているので、運転者が水平な足載せ部に載せ
た足を前方に伸ばすと足先が略垂直なレッグシールドに
当たり移動が規制され、さらに足を伸ばすためには足先
を上げてレッグシールドに足を掛けることになる。レッ
グシールドには大きな荷重が加わることになる。
【0004】そこでレッグシールドの下部に前方に向か
って窪み部を形成するとともに、その上部と側部に足載
部を形成した例(特公平5−7232号公報)が提案さ
れている。すなわち運転者が足を伸ばしたときに窪み部
に足先を入れることができるとともに、レッグシールド
下部の足載部に足が載せられるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがってレッグシー
ルドは、窪み部や足載部を形成して複雑な構造をしてい
るとともに、足載部には大きな荷重が加わるので、レッ
グシールドの肉厚を厚くして強度を保つ必要があり、重
量増の要因となる。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、運転者が足を伸ばしてもレッ
グシールドに足の荷重が直接加わらない簡単な構造で、
レッグシールドの肉厚増を避け軽量化を図ることができ
るスクータ型車両のフロア構造を供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、車両前後中央に低床式フ
ロアを有し、該フロア前方にレッグシールドが起立する
スクータ型車両において、前記レッグシールドの内側の
前記フロア前部が外側に向かって徐々に高くなる傾斜部
を有しているスクータ型車両のフロア構造とした。
【0008】レッグシールドの内側のフロア前部が外側
に向かって徐々に高くなる傾斜部を有する簡単な構造で
あり、運転者が足を伸ばすと、不自然に規制を受けずに
該傾斜部により自然と足先が上げられた状態でフロアに
支持される。したがってレッグシールドに直接荷重が加
わらないため、レッグシールドの肉厚を厚くして強度を
大きく保つ必要がなく軽量化を図ることができる。
【0009】前記傾斜部は、フロア上面に突出された複
数の突起からなり、該突起の突出長が徐々に変化して傾
斜面を形成している請求項1記載のスクータ型車両のフ
ロア構造とすることで、フロア上で前方に伸ばした足の
足先を複数の突起の傾斜面に上向きに落ち着けることが
できる。
【0010】前記傾斜部は、フロア上面に固着される別
部品で構成される請求項1記載のスクータ型車両のフロ
ア構造とすることで、フロアの足載せ本体部の形状を簡
素化し、後から傾斜部を設けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図15に図示し説明する。スクータ型自
動二輪車1は、図1に図示されるように、車体フレーム
2の前後に前輪3および後輪4を備え、該車体フレーム
2は、ヘッドパイプ5と該ヘッドパイプ5から後下方に
垂下するとともにフロアカバー50下部で略水平後方へ延
長された円管状ダウンフレーム6と、該ダウンフレーム
6の後端部6aに一体に結合されるとともに、後上方に
立ち上がる中空長方形断面(車巾方向寸法の方が大き
い)のリヤフレーム7とよりなり、該リヤフレーム7の
前方下部7aは下後方に向かって湾曲されるとともに、
後方パワーユニット21の下方を覆うように後方へ延長さ
れている。
【0012】またダウンフレーム6の後端部6aは、図
2に図示されるように、僅かに下方へ湾曲されるととも
に、ダウンフレーム6とリヤフレーム7との当接部両側
縁は、溶接でもって一体に結合されている。
【0013】さらにダウンフレーム6とリヤフレーム7
の当接部より前方に位置したダウンフレーム6の水平後
部6bの上面と、ダウンフレーム6とリヤフレーム7の
当接部より上方に位置したリヤフレーム7の立上がり部
7bの前面とに、図2に図示されるように、前方ガセッ
ト8が当接され、溶接でもって一体に結合され、この前
方ガセット8によって、ダウンフレーム6とリヤフレー
ム7との結合部は補剛・補強されている。
【0014】さらに図2に図示されるように、リヤフレ
ーム7の立上がり部7bより上方の湾曲部7cの後面お
よび両側面に後方ガセット9が溶接され、リヤフレーム
の湾曲部7cの補剛・補強がなされている。リヤフレー
ム7の前方下部7aより後方へ延長した下部後方延長部
7dの後端に、メインスタンドブラケット10が固着さ
れ、同メインスタンドブラケット10にメインスタンド11
が枢着され、介装された引張コイルスプリング13により
起伏自在に揺動するようになっている。
【0015】リヤフレーム7の立上がり部7bの左右両
側面と前方ガセット8の左右両側面とをハンガースリー
ブ14が貫通溶接され、該ハンガースリーブ14に嵌装され
たハンガーピン15の両端に左右一対のハンガーリンク16
の先端が一体に装着され、該ハンガーリンク16の後端
に、取付けピン17を介してパワーユニット21の前端が取
付けられており、パワーユニット21は上下に揺動しうる
ようになっている。
【0016】またリヤフレーム7の上部7cの上方後端
部7eには、その左側面に溶接されたブラケット18を介
して緩衝器支持軸19が車巾方向に指向して溶接され、上
方後端部7eの右側面には点火コイル取付けステイ20が
溶接され、前記緩衝器支持軸19の基端と点火コイル取付
けステイ20との当接部も溶接されている。
【0017】パワーユニット21は、内燃機関22とVベル
ト無段変速機23と歯車減速器24とよりなり、歯車減速器
24の出力軸に後輪4が一体に装着され、リヤフレーム7
の上方後端部7eの緩衝器支持軸19と、パワーユニット
21の取付け軸25とに緩衝器26の上下両端が枢着されて、
スクータ型自動二輪車1の後半部重量は緩衝器26および
パワーユニット21を介して後輪4に支持されるようにな
っている。
【0018】内燃機関22の若干後方に傾いて立設したシ
リンダの後方にキャブレター34が配設され、同キャブレ
ター34のさらに後方で左方のVベルト無段変速機23の上
方にエアクリーナ33が配設されている。内燃機関22のシ
リンダの前面の排気管取付部22aに排気管35の基端締付
部35aが締結され、排気管35は前方に延出しており、該
排気管35は前方に延出したのち車体右方に湾曲し、さら
に内燃機関22の前面を下方に回り込んで車体右側を後方
に延びマフラー36に接続されている。
【0019】一方車体の前部は、ヘッドパイプ5にステ
アリングシャフト30が左右に旋回自在に嵌装され、該ス
テアリングシャフト30の上端にステアリングハンドル31
が一体に装着されるとともに、該ステアリングシャフト
30の下端に左右一対のフロントフォーク32が一体に装着
され、該フロントフォーク32の下端に前輪3が回転自在
に軸支されている。
【0020】車体フレーム2のダウンフレーム6のステ
ップフロア部を後方に延びる水平中央部6cと水平後部
6bとの上下巾中央に車巾方向に指向したフロアパイプ
27が前後に一対貫通されて溶接によりダウンフレーム6
に一体に固着され、該フロアパイプ27の左右両端上方に
フロアブラケット28が溶接により一体に固着され(図2
および図3参照)、該フロアブラケット28上にフロアカ
バー50が張設される。
【0021】またリヤフレーム7の上方後端部7eに
は、アルミニューム製のリヤサブフレーム29が後方にさ
らに延長されて一体に設けられ、リヤフレーム7および
リヤサブフレーム29の上方には、前方から後方に亘って
燃料タンク37,オイルタンク38およびバッテリ39が順次
配設され、燃料タンク37の前端ブラケットに前端を枢支
されたシート40が上方から燃料タンク37,オイルタンク
38およびバッテリ39等を開閉自在に覆うようになってい
る。
【0022】このシート40の下方においてリヤフレーム
7とリヤサブフレーム29の周囲を全体的にボディカバー
55が覆っており、同ボディカバー55の前部上端に連接さ
れるセンターカバー44が燃料タンク37の前方下部を覆
い、シート40が燃料タンク37,オイルタンク38およびバ
ッテリ39等の上方を覆って閉じると、シート40の下端周
縁がセンターカバー44とボディカバー55の上端縁と接し
て密閉する。
【0023】ボディカバー55の後部は後輪4の上方のリ
ヤフェンダーの上方を覆っており、同ボディカバー55の
前部下端は、前記フロアカバー50の後部の立上がり部51
の上端に連接している。
【0024】一方フロアカバー50の前部からはダウンフ
レーム6の前部を覆ってダウンフレーム6に沿い上方に
立ち上がってレッグシールド60が起立しており、同レッ
グシールド60の中央から前方に延出するフロントフェン
ダー41が前輪3の上方に位置してフロントフォーク32に
一体に装着されている。
【0025】車体を覆うカバーは、概ね上記のような構
成からなる。このうちフロアーカバー50の詳細を見る
と、図4および図5に図示するように運転者の足が載せ
られる水平板部51とその後部の立上がり部52とからな
る。
【0026】水平板部51は、前部中央にダウンフレーム
6が通る凹部を有し、その左右を足載せ部51l,51rの
前部とした形状をしており、両足載せ部51l,51rのそ
れぞれ前後にボルト孔51aが下方に延出したボス部51b
を貫通して形成されている。また水平板部51には左右の
前側ボス部51bの斜め後方の左右側縁近傍にそれぞれ取
付片51cが下方に向け突設されている。
【0027】水平板部51の上面は偏平な小円柱状の突起
が一面に形成されており、そのうち前側のボルト孔51a
の外側方の5個の突起51dはその突出高さが高く、しか
も前側でかつ外側の方が徐々に高くなっている。また水
平板部51の裏面は格子状にリブ51eが形成されている。
【0028】かかる水平板部51の後部の立上がり部52
は、水平板部51の後縁から上方に立ち上がるとともに左
右側部が後方に大きく延出して上面視でU字状の開口を
形成している(図4参照)。
【0029】立上がり部52のやはりU字状の上端縁52a
は、内側に若干延出して水平同一面を形成しており、そ
の左右対称位置に前後2か所内側に突出した突出片52b
が設けられ、同突出片52bにはスリット状の係止孔52c
が穿設されている。また上端縁52aの前方中央部分が後
方に凹出して垂直な矩形板状の取付部52dが中央にネジ
孔を有して形成され、前記上端縁52の同取付部52d近傍
は切り欠かれている。
【0030】一方ボディカバー55は、図1および図6な
いし図8に図示するように、リヤフレーム7の前部の前
方と左右側方を覆い上方を大きく開口したカバー前部56
と、同カバー前部56の斜め上方に連続し前記オイルタン
ク38やバッテリ39が配設されるカバー中部57と、同カバ
ー中部57の後方に連続して延びリヤフェンダーの上方を
覆うカバー後部58とからなる。
【0031】カバー中部57は、左右側壁57aが立ち上が
って上部を略水平な頂壁57bが覆っており、同頂壁57b
の前半部中央に円開口57cが形成され、その後方の頂壁
57bの後半部には下方へ大きく矩形状に凹出した上方開
口凹部57dが形成されている。
【0032】頂壁57bの前半部と左右側壁57aおよび前
記上方開口凹部57dの前壁とで囲まれた下方開口凹部57
eが、上方からオイルタンク38に被さり、オイルタンク
38の上方に突設された給油口が円開口57cを貫通して突
出するようになっている。このオイルタンク38の後方の
上方開口凹部57dは、直方体状の収納空間であり、バッ
テリ39が上方から収容される。
【0033】カバー前部56は、下端縁56aが前記フロア
カバー50の立上がり部52の上端縁52aに対応してU字状
に形成されており、同下端縁56aの左右対称位置に前後
2か所係止爪56bが下方に突出されている。該係止爪56
bは、カバー側壁よりも若干内側に位置して突出してお
り、下部が前方に延び側面視でL字状をなしている。ま
たカバー前部56の下端縁56aの前部中央からは取付片56
cが、若干内側に位置して下方に突出してる。
【0034】一方レッグシールド60は、図1,図9ない
し図10に図示するようにヘッドパイプ5の周囲を覆うシ
ールド上部61,ダウンフレーム6の下方に延びる部分の
後方と左右側方を覆うシールド中央部62,同シールド中
央部62の側方から左右に展開するシールド側方部63とか
らなり、左右シールド側方部63は前方に膨らむように湾
曲して、その外側壁63aの下部は後方に延びている。
【0035】シールド側方部63の湾曲した下端縁からブ
ラケット63bが後方へ水平に延出しており、同ブラケッ
ト63bの所定位置にボルト孔63cが穿設されている。ま
たシールド側方部63の外側壁63aの後方へ延出した下端
部にはネジ孔63dが穿設されている。さらに前記ブラケ
ット63bより若干高い位置に湾曲したシールド側方部63
の内面に沿って水平に突条63eが形成されている。
【0036】前記フロアパイプ27を介してダウンフレー
ム6に一体に設けられた左右のフロアブラケット28に
は、前後にボルト孔28aが穿設され、その下面にナット
28bが溶接されており(図3参照)、同フロアブラケッ
ト28の前端部に、レッグシールド60のシールド側方部63
の下端ブラケット63bが支持され、同ブラケット63bの
上にフロアカバー50の左右足載せ部51l,51rの前部が
ボス部51bを介して重ねられ、この時左右足載せ部51
l,51rの前端縁はレッグシールド60のシールド側方部
63の側壁内面に形成された突条63eに支持される。
【0037】こうして図11に示すようにフロアブラケッ
ト28の前端部の上にブラケット63b,ボス部51bの順に
重ねられ、各ボルト孔28a,63c,51aを一致させボル
ト72を上方より貫通してナット28bに螺合し緊締する。
したがってフロアブラケット28にレッグシールド60の下
端ブラケット63bとフロアカバー50の足載せ部51l,51
rの前部がボルト72によって一体に共締めされる。
【0038】なおフロアカバー50の足載せ部51l,51r
の後部は、ボス部51bを介してフロアブラケット28の後
端部の上に支持され、ボルト孔51aとボルト孔28bとを
ボルト73が上方より貫通してナット28bに螺合し緊締さ
れる。また図12に示すようにフロアカバー50の前部左右
側縁近傍に突設された取付片51cが、レッグシールド60
のシールド側方部63の外側壁63a下端部に設けられたネ
ジ孔63dに対向し、ネジ74によりワッシャ75を介して緊
締される。
【0039】こうしてレッグシールド60の左右の湾曲し
たシールド側方部63,63の内側にフロアカバー50の足載
せ部51l,51rがその前部を入り込ませて張設される
と、足載せ部51l,51rの前部外側方の5個の突起51d
は、図13ないし図15に図示するようにレッグシールド60
のシールド側方部63の外側壁63aの後方に延びる下端後
部の内側に位置する。
【0040】シールド側方部63の外側壁63は、その端縁
63fが斜め下向きに後方に延びており、フロアカバー50
の5個の突起51dの外側方では、図14および図15に示す
ように足載せ部51l,51rの水平上面より幾らか高い高
さであり、さらに後方にいくに従い低くなっている。そ
してフロアカバー50の5個の突起51dは、外側前方のも
の程突出高さが高く、図15に示すように突起51dの頂面
は傾斜して、該傾斜面の延長にレッグシールド60のシー
ルド側方部63の端縁63fがある。
【0041】したがって運転者がフロアカバー50の足載
せ部51l,51rに足Fを載せ、適当に足Fを伸ばした場
合、図13ないし図15に示すように足Fの前部がフロアカ
バー50の5個の突起51d上に載り、さらに足Fが外側に
はみ出したとしても、レッグシールド60のシールド側方
部63の端縁63fに直接足Fが載って、端縁63fにのみ荷
重が加わることはない。
【0042】図15では足Fは、端縁63fに接していない
が、接したとしも端縁63fに大きな荷重が加わることは
ない。そこでレッグシールド60の肉厚を厚くして強度を
大きく維持する必要はなく、軽量化を図ることができ
る。また5個の突起51dにより足載せ部51l,51rの前
方外側部に滑らかな傾斜面が形成された構造なので、運
転者が足を伸ばした場合に不自然に規制を受けず、自然
と足先が上げられて支持される。
【0043】以上の実施の形態では、フロアカバー50に
一体に形成された突起51dにより傾斜面を構成していた
が、傾斜面を別部材で構成してもよい。図16は、傾斜部
材80を別途用いた例であり、前記図15と同じ位置で断面
とした図である。
【0044】フロアカバーの足載せ部81の前方外側部に
傾斜部材80を固着しており、傾斜部材80は、上面が外方
にいくにしたがい徐々に高くなる傾斜面を形成し、該傾
斜面の延長にレッグシールドのシールド側方部82の端縁
82aがある。
【0045】したがって運転者が足を伸ばした場合に、
自然に足の前部が傾斜部材80の上に載り、さらに足が外
側にはみ出したとしても、レッグシールドのシールド側
方部82の端縁82aに大きな荷重が加わることはない。
【0046】そこでレッグシールド60の肉厚を厚くして
強度を大きく維持する必要はなく、軽量化を図ることが
できる。また傾斜部材80を別部材としたので、フロアカ
バー81の形状を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロア構造を備えた一実施の形態
のスクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】同スクータ型自動二輪車のフロア構造における
ダウンフレームとリヤフレームの側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】フロアカバーの平面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】ボディカバーの平面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】同前面図である。
【図9】レッグシールドの後面図である。
【図10】図9のX矢視図である。
【図11】同スクータ型自動二輪車のフロア部分の一部
切り欠いて示した側面図である。
【図12】図11における XII−XII 線に沿って截断した
断面図である。
【図13】同スクータ型自動二輪車のフロア部分の要部
平面図である。
【図14】同側面図である。
【図15】図13における XV −XV線に沿って截断した
断面図である。
【図16】別の実施の形態のフロア部分の要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…車体フレーム、3…前
輪、4…後輪、5…ヘッドパイプ、6…ダウンフレー
ム、7…リヤフレーム、8…前方ガセット、9…後方ガ
セット、10…メインスタンドブラケット、11…メインス
タンド、12…ピボット軸、13…引張コイルスプリング、
14…ハンガースリーブ、15…ハンガーピン、16…ハンガ
ーリンク、17…取付けピン、18…ブラケット、19…緩衝
器支持軸、20…点火コイル取付けステイ、21…パワーユ
ニット、22…内燃機関、23…Vベルト無段変速機、24…
歯車減速器、25…取付け軸、26…緩衝器、27…フロアパ
イプ、28…フロアブラケット、29…リアサブフレーム、
30…ステアリングシャフト、31…ステアリングハンド
ル、32…フロントフォーク、33…エアクリーナ、34…キ
ャブレター、35…排気管、36…マフラー、37…燃料タン
ク、38…オイルタンク、39…バッテリ、40…シート、41
…フロントフェンダー、44…センターカバー、50…フロ
アカバー、51…水平板部、52…立上がり部、55…ボディ
カバー、56…カバー前部、57…カバー中部、58…カバー
後部、60…レッグシールド、61…シールド上部、62…シ
ールド中央部、63…シールド側方部、70…ネジ、71…ワ
ッシャ、72,73…ボルト、74…ネジ、75…ワッシャ、80
…傾斜部材、81…足載せ部、82…シールド側方部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後中央に低床式フロアを有し、該
    フロア前方にレッグシールドが起立するスクータ型車両
    において、 前記レッグシールドの内側の前記フロア前部が外側に向
    かって徐々に高くなる傾斜部を有していることを特徴と
    するスクータ型車両のフロア構造。
  2. 【請求項2】 前記傾斜部は、フロア上面に突出された
    複数の突起からなり、該突起の突出長が徐々に変化して
    傾斜面を形成していることを特徴とする請求項1記載の
    スクータ型車両のフロア構造。
  3. 【請求項3】 前記傾斜部は、フロア上面に固着される
    別部品で構成されることを特徴とする請求項1記載のス
    クータ型車両のフロア構造。
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