JPH09254560A - 保護層付与材料 - Google Patents

保護層付与材料

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JPH09254560A
JPH09254560A JP8065650A JP6565096A JPH09254560A JP H09254560 A JPH09254560 A JP H09254560A JP 8065650 A JP8065650 A JP 8065650A JP 6565096 A JP6565096 A JP 6565096A JP H09254560 A JPH09254560 A JP H09254560A
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resin
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JP8065650A
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Seiichi Kubodera
征一 久保寺
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被保護層付与材料に耐久性、特に耐摩擦性に優
れた保護層を形成できる保護層付与材料を提供する。 【解決手段】支持体の上に硬化して樹脂になりうる放射
線硬化性化合物を含有した層を剥離可能に設けた保護層
付与材料において、該支持体の保護層を有する側と反対
側に離型性層を有する保護層付与材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保護層付与材料に関
し、更に詳しくは画像等の記録を有する被保護層付与材
料に優れた耐摩擦性等の耐久性を与え、更に画像等に優
れた発色性や光沢を与えることができる保護層付与材料
及びこれを用いた保護層付与方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】保護層付与材料とは、予め画像等の情報
を記録された被保護層付与材料及び/または未記載の被
保護層付与材料の表面に保護層を形成することで、被保
護層付与材料の画像面及び/または未記録面を外からの
衝撃や擦れ、光、熱、重ねる対象物等の影響から保護す
る材料である。ここでいう、被保護層付与材料とは、傷
付き易い材料や、擦れ易い材料、光、熱、圧力、空気
(酸素等の気体等)、溶剤(水、アルコール等)からの
表面に対する影響を避けたい材料等で、表面の保護や補
強をしたい材料である。例えば、写真やプリントやテレ
ホンカードやIDカード等のような各種記録材料、各種
プラスチック製品(ケース、棚等)、各種雑貨品(靴、
本、鉛筆等)、各種布製品(靴、衣類等)、各種金属製
品(看板、鉄板等)、各種陶器(茶碗、タイル等)等が
ある。各種記録材料としては、写真記録材料、印刷材
料、昇華型熱転写記録材料、溶融型熱転写記録材料、熱
転写記録材料、インクジェット材料、感熱材料、製版印
刷材料等が挙げられる。
【0003】近年、免許証類、身分証明証、会員証、名
刺等のIDカードの普及に伴って、表面の画像情報等を
保護するための研究が行われている。本特許の材料で保
護層を形成すると、IDカードの表面保護に対する効果
が認められた。以下、IDカードの表面保護について記
載するが、本特許の材料の表面保護効果はこれに限定さ
れるものではない。これらのIDカードは、しばしば本
人の確認用に顔写真がその表面に形成されている。特に
カラーの画像が有効に用いられている。また顔写真に限
らず、各種認識用に、図形、記号等を色相に変えて記録
する等の利用が行なわれている。また、上記の各種の色
相が利用されるフルカラー画像の他に、文字、記号等が
形成される。これらの文字、記号はCIマークのように
IDカード毎に同じ場合もあるが、氏名;日付等のよう
にそれぞれのIDカードで異なる場合も多い。従来、前
記のようなIDカードは銀塩写真法により形成されるこ
とが多かった。しかしこの方法は露光、現像、貼付けな
どの複雑な工程を要し、迅速にIDカードを作成するに
は適切な方法とはいえない。このような事情から、熱転
写型IDカードの利用が行なわれている。最近では、熱
転写方式を用い、カラービデオカメラで電子的に形成さ
れた画像からプリントを得るための熱転写画像記録シス
テムが開発されてきている。熱転写画像記録システムで
は、色分解された画像を電気信号に変換し、この信号を
プリンターに電送し、熱転写フィルムを受像材料に面と
面とを重ね合わせ、サーマルヘッドを用い、電送された
信号に応じて通電され加温される。熱転写フィルムは裏
面からサーマルヘッドにより加熱される。カラー画像の
場合は、この操作をイエロー、マゼンタ、シアン及び場
合により黒の熱転写フィルムを順次用いて、加熱を行い
画像を記録する。この様な熱転写方式は大別すると、そ
れらの熱転写層が加熱によって軟化して画像状に受像材
料に熱転写される、いわゆるワックスタイプの熱転写方
式と、加熱によって熱転写層中の色素が昇華(熱移行)
して色素のみが画像状に受像材料に熱転写する、いわゆ
る昇華タイプの熱転写方式とに大別される。この方法で
作成したIDカードの顔写真や記号、文字等の記録情報
は表面層に形成されるため、外の影響を非常に受けやす
く、特に衝撃や擦れ、光、熱、重ねる対象物等の影響を
受けるので、IDカード表面の記録情報を保護する必要
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した記録材料、特
に身分証明書等のIDカードは、磁気等で認識する箇所
が設けられており、この箇所を認識させる時機械に擦り
付けたり、提示する時にケースや洋服の中から何度も取
り出したり、持ち歩いている際に他の金属製品等と擦れ
てしまうなど使用時や保存時の耐久性、特に耐摩擦性が
要求されるが、顔写真や文字や数字等の画像は耐久性、
特に耐摩擦性が劣っているために、記録部及び/または
記録してない部分等が損傷し、情報を読み取れない等の
欠点があった。この様な問題点を解決する方法として
は、従来より形成された画像面に透明フィルムをラミネ
ートする方法が行われているが、この方法はカード全体
にラミネートする為、カードにカールが生じたり、剥が
した時に接着面で均一に剥がし易く改ざんが容易にでき
たり、更にラミネートの操作上あまり薄い保護層は使用
できず、従ってカード全体が厚くなるという問題があ
る。また、上記ラミネート方法に代えて、画像面に熱硬
化性樹脂塗料や放射線硬化性樹脂塗料を塗布及び硬化さ
せる方法もあるが、これらの方法は塗料中の溶剤が画像
を侵し変褪色させる恐れがあったり、均一な塗布膜を形
成しにくかったり、塗布液の保存中にゴミが混入した
り、塗布時にゴミ等が付着してしまったりするという問
題がある。また、上記透明フィルムをラミネートする方
法や、熱硬化性樹脂塗料や放射線硬化性樹脂塗料を塗布
及び硬化させる方法に代えて、熱転写方式で保護層を画
像面に熱転写(熱融着)させる方法もあるが、充分な強
度を有する保護層を転写させることが困難で、これらの
方法では保護層の耐久性、特に耐摩擦性を十分満足でき
ないという問題がある。本発明の第一の目的は、上記従
来技術の問題点を解決し、簡便な操作で耐久性、特に耐
摩擦性に優れた保護層が形成できる保護層付与材料及び
これを用いた保護層付与方法を提供することである。こ
の保護層付与材料はシート状又はロール状で供給するこ
とが好ましいが、複数枚のシートを重ねて保存したり、
又はロール状で保存した場合、保護層付与層が支持体の
反対側の面に接着し、シートを一枚ずつ機械に供給した
り、又は機械の中に装着したロール状の本材料をほぐし
ながら使用する場合に、保護層付与層が支持体からはが
れたり、支持体の反対側の面にとられたり、あるいはシ
ートの供給やロールの搬送ができなくなるなどの、いわ
ゆるブロッキング故障が発生することがある。本発明の
第二の目的はこのようなブロッキング故障を発生しない
保護層付与材料を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
支持体の上に硬化して樹脂になりうる放射線硬化性化合
物を含有した層を剥離可能に設けた保護層付与材料にお
いて、該支持体の保護層を有する側と反対の側に離型性
層を有することを特徴とする保護層付与材料。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の保護層付与材料に
ついて説明する。本発明の保護層付与材料は、予め画像
等の情報を記録された被保護層付与材料及び/または未
記録の被保護層付与材料と、熱及び/または圧力によっ
て、被保護層付与材料と硬化性保護層付与層を重ね合
し、それから、硬化性保護層付与層を硬化し、保護層付
与材料の支持体から保護層を剥離することによって画像
面上に保護層を形成する。又は、予め画像等の情報を記
録された被保護層付与材料及び/または未記録の被保護
層付与材料と、熱及び/または圧力によって、被保護層
付与材料と硬化性保護層付与層を重ね合わせて保護層付
与材料の支持体から保護層を剥離し、それから、硬化性
保護層付与層を硬化することによって画像面上に保護層
を形成する。
【0007】本発明の保護層付与材料の支持体としては
従来知られている支持体のいずれもが使用できる。一般
的な具体例を下記に挙げる。まず、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポ
リカーボネート、セルロースエステル、アセチルセルロ
ース、弗素ポリマー、ポリエーテル、ポリアセタール、
ポリオレフィン、ポリイミド、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリプロピレン、ポリスルフォン、セロファン、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ
ール、ポリエステル、ポリスチレン、エチレン/酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン/ビニルアルコール共重合体、
アイオノマー、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエーテルイミド、ポリアクリレート、ポリメ
チルメタクリレート等の樹脂フィルム、各種のプラスチ
ックフィルムまたはシートが使用される。更に、原紙
(非塗工紙)及び上質紙、アート紙、コート紙、キャス
トコート紙、バライタ紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂、
またはエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸
紙、合成樹脂脂内添紙、板紙、セルロース繊維紙、ポリ
オレフィンコート紙(特にポリエチレンで両側を被覆し
た紙)等の塗工紙も使用できる。合成紙(ポリオレフィ
ン系、ポリスチレン系等の合成紙)や布等も使用するこ
とができる。上記支持体の樹脂フィルムは単独で用いて
も良いし、任意の組合せによる積層体も使用できる。こ
れらの支持体の厚みは、一般に2〜360μmの範囲で
あることが好ましく、5〜100μmの範囲であること
が更に好ましいが、支持体の材質によって取扱上の最適
値が異なるため、上記範囲に制限されるものではない。
また、必要に応じて剥離性を向上させる為の下塗り層を
付与してもよい。上記支持体のうちでは、処理温度およ
び処理圧力に耐えることのできるものが好ましく、紙、
ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエステル、
ポリカーボネイト、ポリアミド等のフィルムが好まし
い。なかでも、ポリエチレンテレフタレート及びポリエ
チレンナフタレートのフィルムが特に好ましい。本発明
の支持体は保護層付与層を設けた面と反対側に離型性層
設けてなる。離型性層はポリマーバインダーを含有した
あるいは含有しない離型剤、例えば界面活性剤、潤滑剤
等から構成される。
【0008】離型剤としては、ポリエチレンワックス、
アミドワックス、テフロンパウダー等の固形あるいはワ
ックス状物質:弗素系、リン酸エステル系等の界面活性
剤:パラフィン系、シリコーン系、弗素系のオイル類
等、従来公知の離型剤がいずれも使用できるが、特にシ
リコーンポリマーが好ましい。シリコーンポリマーとし
ては、無変性のもの以外にカルボキシ変性、アミノ変
性、エポキシ変性等の変性シリコーンポリマーを用いる
ことができる。有機溶剤系のバインダー中に用いる場合
は、このバインダーの架橋剤と反応しうる基(例えばイ
ソシアネートと反応しうる基)を有するアミノ変性シリ
コーンポリマーが、また水溶性バインダー中に乳化分散
して用いる場合は、カルボキシ変性シリコーンポリマー
が有効である。
【0009】本発明の放射線硬化性化合物とは、放射線
の照射によって付加重合性または開環重合性を有し樹脂
になる化合物である。付加重合性を有する化合物として
はエチレン性不飽和結合を有する化合物、開環重合性を
有する化合物としてはエポキシ基を有する化合物等が挙
げられる。
【0010】本発明に使用することができる放射線硬化
性化合物とは、炭素−炭素不飽和結合を一個以上有する
エチレン性不飽和基を有する化合物であって、アクリロ
イル基、メタクリロイル基、エタクリロイル基、アクリ
ルアミド基、アリル基、ビニルエーテル基、ビニルチオ
エーテル基等を含む化合物のことである。具体的には、
アクリル酸およびその塩、アクリル酸エステル類、アク
リルアミド類、メタクリル酸およびその塩、メタクリル
酸エステル類、メタクリルアミド類、無水マレイン酸、
マレイン酸エステル類、イタコン酸エステル類、スチレ
ン類、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、N−ビニ
ル複素環類、アリルエーテル類、アリルエステル類およ
びそれらの誘導体等がある。上記放射線硬化性化合物
は、単独で使用しても二種以上を併用してもよい。ま
た、エポキシ環を一個もしくは二個以上有する化合物、
例えばグリシジルアクリレートなどであってもよい。更
には、これらの化合物は単量体もしくはオリゴマー、高
分子量体であってもよい。以下、放射線硬化性化合物の
うち、代表的なものを例示するが、これによって限定さ
れるものではない。
【0011】(a)ポリエステルアクリレート、ポリエ
ステルメタクリレート 例えば、東亜合成化学工業(株)の商品名でいえば、ア
ロニックスM−5300、M−5400、M−550
0、M−5600、M−5700、M−6100、M−
6200、M−6300、M−6500、M−710
0、M−8030、M−8060、M−8100、大阪
有機化学工業(株)の商品名でいえばビスコート70
0、3700、日本化薬(株)の商品名でいえばカヤラ
ッドHX−220、HX−620が挙げられる。
【0012】(b)エポキシアクリレート、エポキシメ
タクリレート 例えば、新中村化学(株)の商品名でいえばNKエステ
ルEA−800、EPM−800、大阪有機化学工業
(株)の商品名でいえばビスコート600、540、サ
ンノプコ(株)の商品名でいえばフォトマー3016、
3082等が挙げられる。
【0013】(c)ウレタンアクリレート、ウレタンメ
タクリレート 例えば、東亜合成化学工業(株)の商品名でいえばアロ
ニックスM−1100、M−1200、M−1210、
M−1250、M−1260、M−1300、M−13
10、大阪有機化学工業(株)の商品名でいえばビスコ
ート812、823、832、新中村化学(株)の商品
名でいえばNKエステルU−4HA、U−108A、U
−122A、U−200AX、U−340A、U−10
84A、U−4HA、U−6HA、U−324A、UA
−100が挙げられる。
【0014】(d)単官能アクリレート、単官能メタク
リレート 例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブ
チルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、エトキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート、フルフリルアクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェノキシ
エチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレート、
トリシクロデカニルオキシアクリレート、ノニルフェニ
ルオキシエチルアクリレート、1,3−ジオキソランア
クリレート、グリシジルメタクリレート、N,N−ジメ
チルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、ブトキシエチルアクリレート等。エ
チレンオキシド変性フェノキシ化りん酸アクリレート、
エチレンオキシド変性ブトキシ化りん酸アクリレート、
この他に東亜合成化学工業(株)の商品名でいえばアロ
ニックスM−101、M−102、M−111、M−1
13、M−114、M−117、M−120、M−15
2、M−154等、新中村化学(株)商品名でいえばM
KエステルM−20G、M−40G、M−90G、M−
230GCB−1、SA、S、トポレンM、MKエステ
ルAMP−18G、AMP−20G、AMP−60G、
AM−90G、A−SA、LA等が挙げられる。
【0015】(e)多官能アクリレート、多官能メタク
リレート、多官能オリゴマー 例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペン
チルグリコールジアクリレート、ブタンジオールジメタ
クリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタク
リレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、
ブタンジオールジアクリレート、トリシクロデカンジメ
チロールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジ
メタクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリ
スリトールペンタアクリレート、イソシアヌル酸ジアク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリス
リトールテトラメタクリレート、イソシアヌル酸トリア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、エチレンオキシ
ド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート、プロ
ピレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、プロピレンオキシド変性ジペンタエリスリトー
ルポリアクリレート、エチレンオキシド変性ジペンタエ
リスリトールポリアクリレート、ポリオキシアルキレン
化ビスフェノールAのジメタクリレート、ポリオキシエ
チレン化ビスフェノールAのジアクリレート、2−(2
−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−5−ヒドロ
キシメチル−5−エチル−1,3−ジオキサンジアクリ
レート、2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチ
ル)−5,5−ジヒドロキシメチル−1,3−ジオキサ
ントリアクリレート、トリメチロールプロパンのプロピ
レンオキサイド付加物のトリアクリレート、ジペンタエ
リスリトールのカプロラクトン付加物のヘキサアクリレ
ート、ヒドロキシポリエーテルのポリアクリレート等が
あげられる。
【0016】東亜合成化学工業(株)の商品名でアロニ
ックスM−210、M−215、M−220、M−23
0、M−233、M−240、M−245、M−30
5、M−309、M−310、M−315、M−32
0、M−325、M−330、M−400、TO−45
8、TO−747、TO−755、THIC.TA2、
日本化薬(株)の商品名でいえばカヤラッドTC−11
0S、TC−120S、HDDA、NPGDA、TPG
DA、PEG400DA、MANDA、HX−220、
HX−620、R−551、R−712、R−604、
R−167、TPA−320、TPA−330、PET
−30、カヤラッドD−310、D−330、カヤラッ
ドDPHA、カヤラッドDPCA−20、DPCA−3
0、DPCA−60、DPCA−120、新中村化学
(株)商品名でいえばNKエステル1G、2G、3G、
4G、5G、14G、23G、BG、HD、NPG、A
PG−400、APG−700、A−BPE−4、70
1A、TMPT、A−TMPT、A−TMM−3、A−
TMM−3L、A−TMMT、9PG、701、BPE
−100、BPE−200、BPE−500、BPE−
1300、A−200、A−400、A−600、A−
HD、A−NPG、APG−200、A−BPE−1
0、701−A、A−BPP−3等が挙げられる。
【0017】(f)その他 例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アク
リルアミド、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニル
ピロリドン等が挙げられる。特に、ポリオールの不飽和
エステル類、例えば、エチレンジアクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、グリセロールトリアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
ペンタエリスリトールテトラアクリレート、アクリロイ
ルモルフォリン等のモノマーを挙げることができる。こ
れらは、分子内に不飽和結合が二個以上あってもよい。
【0018】本発明の放射線硬化性化合物の開環重合性
を有する化合物として、エポキシ基を有する化合物の具
体例を挙げる。 (a)エポキシ基含有のグリシジルエーテル 例えば、共栄社化学(株)の商品名でいえばエポライト
M−1230、40E、200E、400E、70P、
200P、400P、1500NP、1600、80M
F、100MF、4000、3002、FR−1500
を挙げることができる。
【0019】好ましい本発明の放射線硬化性化合物は、
多官能の単量体またはオリゴマーまたは高分子量体であ
って、分子鎖の末端あるいは側鎖にアクリレート基を有
するポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリ
エーテル、ポリカーボネートのプレポリマー等である。
特に好ましくは、アクリレート基を有するポリエステル
(ペンタエリスリトールアクリレート等)、アクリレー
ト基を有するポリウレタン(新中村化学(株)の商品
名、NKエステルU−108A、U−6HA)である。
【0020】本発明の放射線硬化性組成物中には光反応
開始剤を用いることが出来る。光重合開始剤の例として
は、ベンゾフェノン類、アセトフェノン類(ジクロロア
セトフェノン、トリクロロアセトフェノン等)、ベンゾ
イン類、チオキサントン類、ミヒラーケトン、ベンジ
ル、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチルケ
タール、テトラメチルチウラムモノサルファイド、アゾ
化合物等を挙げることができる。これらの詳細について
は「紫外線硬化システム」(1989年、総合技術セン
ター)第63頁〜第147頁等に記載されている。開環
重合用の重合開始剤として、カチオン重合開始剤を挙げ
ることができる。カチオン重合開始剤の例としては、芳
香族オニウム塩、周期表第VIa 族元素のスルホニウム塩
を挙げることができる。芳香族オニウム塩としては、具
体的には、周期表第Va 族元素の塩、例えばスルホニウ
ム塩(例えばヘキサフルオロリン酸トリフェニルフェナ
シルホスホニウム等)、周期表第VIa 族元素の塩、例え
ばスルホニウム塩(例えばテトラフルオロホウ酸トリフ
ェニルスルホニウム、ヘキサフルオロリン酸トリフェニ
ルホスホニウム、ヘキサフルオロリン酸トリス(4−チ
オメトキシフェニル)スルホニウムおよびヘキサフルオ
ロアンチモン酸トリフェニルスルホニウム等)、及び周
期表第VIIa族元素の塩、例えばヨードニウム塩(例えば
塩化ジフェニルヨードニウム等)を挙げることができ
る。このような芳香族オニウム塩をカチオン重合開始剤
に用いる場合、放射線硬化性化合物としてはエポキシ系
の化合物が好ましい。これは、米国特許第4,058,
401号、同第4,069,055号、同第4,10
1,513号及び同第4,161,478号公報に詳細
に記述されている。周期表第VIa 族元素のスルホニウム
塩としては、ヘキサフルオロアンチモン酸トリアリール
スルホニウムを挙げられる。
【0021】このような重合開始剤の含有量は、放射線
硬化性化合物100重量部あたり0.5〜30重量部が
好ましく、特に2〜20重量部が好ましい。放射線硬化
性化合物100重量部あたり0.5重量部未満の場合は
紫外線を照射したときに硬化速度が極端に遅くなる等の
理由で好ましくない。
【0022】本発明の保護層付与材料の放射線硬化性化
合物組成物はバインダーを含んでいてもよい。バインダ
ーとしては放射線硬化性化合物組成物と相溶しても非相
溶でもよく、一般に膜を形成しうる種々の樹脂を用いる
ことができる。好ましくは、被保護層付与材料と接着性
の良好な樹脂を用いる。バインダーと放射線硬化性化合
物組成物とを適当な溶剤中に溶解または分散させて塗工
液を調製し、前記した支持体の一方の面に、例えば約2
〜100μm、好ましくは5〜40μmの乾燥膜厚にな
る塗布量で塗布乾燥して保護層を形成することによって
得られる。このようなバインダー樹脂は、例えば放射線
硬化性化合物組成物100重量部当たり約20〜600
重量部の割合で使用するのが好ましい。本発明におい
て、上記の放射線硬化性化合物組成物およびバインダー
樹脂を溶解または分散するための溶剤としては、従来公
知の溶剤が自由に使用できる。
【0023】又、上記バインダー樹脂としては、このよ
うな目的に従来公知であるバインダー樹脂のいずれも使
用することができ、通常耐熱性が高いものが選択され
る。例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、
エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系
樹脂(例えばポリメチルメタクリレート、ポリアクリル
アミド、ポリスチレン−2−アクリロニトリル)、ポリ
ビニルピロリドンを始めとするビニル系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂(例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体)、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン、ポリフ
ェニレンオキサイド、セルロース系樹脂(例えばメチル
セルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、セルロースアセテート水素フタレート、酢酸セ
ルロース、セルロースアセテートプロピオネート、セル
ロースアセテートブチレート、セルローストリアセテー
ト)、ポリビニルアルコール系樹脂(例えばポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラールなどの部分ケン化ポ
リビニルアルコール)、石油系樹脂、ロジン誘導体、ク
マロン−インデン樹脂、テルペン系樹脂、ポリオレフィ
ン系樹脂(例えばポリエチレン、ポリプロピレン)など
が用いられる。
【0024】具体的には、バインダー樹脂のポリマーと
しては次のような樹脂が挙げられる。 (イ)エステル結合を有するもの。テレフタル酸、イソ
フタル酸、コハク酸等のジカルボン酸成分(これらのジ
カルボン酸成分にはスルホン酸基、カルボキシル基等が
置換していてもよい)と、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プルピレングリコール、ネオペンチル
グリコール、ビスフェノールA等の縮合により得られる
ポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリブ
チルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリブ
チルアクリレート等のポリアクリル酸エステル樹脂また
はポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、
ビニルトルエンアクリレート樹脂等。具体的には特開昭
59−101395号、同63−7971号、同63−
7972号、同63−7973号、同60−29486
2号に記載のものを挙げることができる。また、市販品
としては東洋紡製のバイロン290、バイロン200、
バイロン280、バイロン300、バイロン103、バ
イロンGK−140、バイロンGK−130、花王製の
ATR−2009、ATR−2010、ユニチカ製のエ
リーテルUE3500、UE3210、XA−815
3、日本合成化学製のポリエスターTP−220、R−
188等が使用できる。
【0025】(ロ)ウレタン結合を有するもの。ポリウ
レタン樹脂等。 (ハ)アミド結合を有するもの。ポリアミド樹脂等。 (ニ)尿素結合を有するもの。尿素樹脂等。 (ホ)スルホン結合を有するもの。ポリスルホン樹脂
等。 (ヘ)その他極性の高い結合を有するもの。ポリカプロ
ラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル
樹脂等。 (ト)その他 ポリビニルアルコール系樹脂としては、ポリ酢酸ビニル
をケン化し、ポリビニルアルコールとし、これにブチル
アルデヒドを反応させて合成される。市販品として、電
気化学工業(株)製、積水化学(株)製等のものが知ら
れている。本発明に用いるポリビニルブチラールとして
は、ポリビニルブチラール含有量が70重量%以上、平
均重合度500以上のものが好ましく、更に好ましくは
平均重合度1000以上である。市販の商品としては電
気化学工業(株)製デンカブチラール3000−1、4
000−2、5000A、6000C、積水化学(株)
製エスレックBL−1、BL−2、BL−3、BL−
S、BX−L、BM−1、BM−2、BM−5、BM−
S、BH−3、BX−1、BX−7が優れている。上記
のような合成樹脂に加えて、これらの混合物あるいは共
重合体等も使用できる。具体的な共重合体としては、ポ
リ酢酸ビニル−ポリ塩化ビニル共重合樹脂を挙げること
ができる。また、アクリル樹脂やメタクリル樹脂も挙げ
られる。アクリル樹脂としては、市販の商品名では、三
菱レイヨン(株)製ダイヤナールSE−5437、SE
−5102、SE−5377、SE−5649、SE−
5466、SE−5482、HR−169、124、H
R−1127、HR−116、HR−113、HR−1
48、HR−131、HR−470、HR−634、H
R−606、HR−607、LR−1065、574、
143、396、637、162、469、216、B
R−50、BR−52、BR−60、BR−64、BR
−73、BR−75、BR−77、BR−79、BR−
80、BR−83、BR−85、BR−87、BR−8
8、BR−90、BR−93、BR−95、BR−10
0、BR−101、BR−102、BR−105、BR
−106、BR−107、BR−108、BR−11
2、BR−113、BR−115、BR−116、BR
−117、BR−118等を挙げることができる。
【0026】本発明に用いられる水溶性バインダーとし
ては公知の種々の水溶性及び/または水分散性ポリマー
を使用しうるが、硬膜剤により架橋反応しうる基を有す
る水溶性のポリマーが好ましく、中でもポリビニルアル
コール類やゼラチン類が特に好ましい。水溶性バインダ
ーの分子量は1×103 〜1×106 が適当であり、特
に1×104 〜2×105 が好ましい。塗布量は本発明
の無機の固体微粒子1重量部に対し、0〜50重量部が
適当であり、0〜30重量部が好ましい。
【0027】本発明の剥離可能に設けた放射線硬化性化
合物を含有する硬化性保護層は2層以上の層で構成して
もよい。その場合、支持体に近い方の層は保護層を形成
した時には最外層になるので、ガラス転位点の高い合成
樹脂を用いたり、マット剤や硬膜剤等を用いて膜面が傷
つきにくい構成にすることが望ましい。また、支持体に
近い方の層には剥離層を設けてもよい。剥離層として
は、硬化性保護層の構成に従い、任意の材料を剥離可能
に設けることができる。支持体に遠い方の層はガラス転
位点のより低い合成樹脂を用いたり、高沸点有機溶剤及
び/またはマット剤の使用量を必要最小限にするかもし
くは使用しないで保護層を付与したい材料との接着性を
向上する構成にして、その上に硬化性保護層を保護し、
保護層の付与時には剥離してしまうフィルムを設け、表
面のベタツキ、他の物質との接着、自他の材料とのブロ
ッキング等の故障を防止する構成にしてもよい。また、
支持体に遠い方の層はガラス転位点のより高い合成樹脂
を用いたり、高沸点有機溶剤及び/またはマット剤の使
用量を必要最小限にするかもしくは使用しないで保護層
を付与したい材料との接着性を低下しない範囲で表面の
ベタツキ、他の物質との接着、自他の材料とのブロッキ
ング等の故障を防止する最適点を設計した構成にするこ
とが望ましい。また、放射線硬化性化合物の硬さや、相
対する保護層を付与したい材料との接着性を向上させる
ために、含有量を変えた構成にするのが好ましい。
【0028】本発明の用いる放射線硬化性化合物を含有
する硬化性保護層は硬膜剤によって硬化されていてもよ
い。有機溶剤系のポリマーを硬化する場合には、特開昭
61−199997号、同58−215398号等に記
載されている硬膜剤が使用できる。ポリエステル樹脂に
対しては特にイソシアネート系の硬膜剤の使用が好まし
い。水溶性ポリマーの硬化には、米国特許第4,67
8,739号第41欄、特開昭59−116655号、
同62−245261号、同61−18942号等に記
載の硬膜剤が使用に適している。より具体的には、アル
デヒド系硬膜剤(ホルムアルデヒド等)、アジリジン系
硬膜剤、エポキシ系硬膜剤、ビニルスルホン系硬膜剤
(N,N’−エチレン−ビス(ビニルスルホニルアセタ
ミド)エタン等)、N−メチロール系硬膜剤(ジメチロ
ール尿素等)、あるいは高分子硬膜剤(特開昭62−2
34157号等に記載の化合物)が挙げられる。
【0029】本発明における放射線硬化性化合物組成物
中には酸化防止剤、帯電防止剤、分散剤、安定剤、顔
料、滑剤、マット剤等の各種の添加剤を適宜組み合わせ
て加えることができる。放射線硬化性化合物組成物中に
は、硬化を阻害しても実用上差し支えのない範囲で褪色
防止剤を用いてもよい。褪色防止剤としては、例えば酸
化防止剤、紫外線吸収剤、あるいはある種の金属錯体が
ある。酸化防止剤としては、例えばクロマン系化合物、
クマラン系化合物、フェノール系化合物(例えばヒンダ
ードフェノール類)、ハイドロキノン誘導体、ヒンダー
ドアミン誘導体、スピロインダン系化合物がある。ま
た、特開昭61−159644号記載の化合物も有効で
ある。
【0030】紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾー
ル系化合物(米国特許第3,533,794号等)、4
−チアゾリドン系化合物(米国特許3,352,681
号等)、ベンゾフェノン系化合物(特開昭56−278
4号等)、その他の特開昭54−48535号、同62
−136641号、同61−88256号等に記載の化
合物がある。また、特開昭62−260152号記載の
紫外線吸収性ポリマーも有効である。金属錯体として
は、米国特許第4,241,155号、同第4,24
5,018号第3〜36欄、同第4,254,195号
第3〜8欄、特開昭62−174741号、同61−8
8256号(27)〜(29)ページ、特開平1−75
568号、特開昭63−199248号等に記載されて
いる化合物がある。
【0031】有用な褪色防止剤の例は特開昭62−21
5272号(125)〜(137)ページに記載されて
いる。保護層付与材料の放射線硬化性化合物組成物中、
硬化を阻害しないように予め保護層付与材料より、保護
層が付与される前に被保護層付与材料に含有させておい
てもよいし、褪色防止剤供与材料等から転写させる等の
方法で外部から被保護層付与材料に供給するようにして
もよい。上記の酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体は
これら同士を組み合わせて使用してもよい。
【0032】保護層付与材料の放射線硬化性化合物組成
物中の構成層には塗布助剤、剥離性改良、スベリ性改
良、帯電防止、現像促進等の目的で種々の界面活性剤を
使用することができる。非イオン性界面活性剤、アニオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤を用いることができる。これらの具体例は特開昭62
−173463号、同62−183457号等に記載さ
れている。また、離型剤、褪色防止剤、紫外線吸収剤、
蛍光増白剤、その他の疎水性化合物を水溶性バインダー
中に分散する際には、分散助剤として界面活性剤を用い
るのが好ましい。この目的のためには、上記の界面活性
剤の他に、特開昭59−157636号の37〜38ペ
ージに記載の界面活性剤が特に好ましく用いられる。
【0033】保護層付与材料にはマット剤を用いること
ができる。マット剤としては二酸化ケイ素、ポリオレフ
ィンまたはポリメタクリレート等の特開昭61−882
56号(29)頁記載の化合物の他に、ベンゾグアナミ
ン樹脂ビーズ、ポリカーボネート樹脂ビーズ、AS樹脂
ビーズ等の特開昭63−274944号、同63−27
4952号記載の化合物がある。
【0034】保護層付与材料には、スベリ性改良、帯電
防止、剥離性改良等の目的で有機フルオロ化合物を含ま
せてもよい。有機フルオロ化合物の代表例としては、特
公昭57−9053号第8〜17欄、特開昭61−20
944号、同62−135826号等に記載されている
フッ素系界面活性剤、またはフッ素油等のオイル状フッ
素系化合物もしくは四フッ化エチレン樹脂等の固体状フ
ッ素化合物樹脂などの疎水性フッ素化合物が挙げられ
る。
【0035】本発明において、保護層付与材料は保護層
の支持体に近い層及び/または剥離層中に離型剤を含有
させてもよい。離型剤としては、ポリエチレンワック
ス、アミドワックス、シリコン系樹脂の微粉末、フッ素
系樹脂の微粉末等の固形あるいはワックス状物質:フッ
素系、リン酸エステル系等の界面活性剤:パラフィン
系、シリコーン系、フッ素系のオイル類等、従来公知の
離型剤がいずれも使用できる。シリコーンオイルとして
は、無変性のもの以外にカルボキシ変性、アミノ変性、
エポキシ変性、ポリエーテル変性、アルキル変性等の変
性シリコーンオイルを単独あるいは2種以上併用して用
いることができる。その例としては、信越シリコーン
(株)発行の「変性シリコーンオイル」技術資料の6−
18B頁に記載の各種変性シリコーンオイルを挙げるこ
とができる。有機溶剤系のバインダー中に用いる場合
は、このバインダーの架橋剤と反応しうる基(例えばイ
ソシアネートと反応しうる基)を有するアミノ変性シリ
コーンオイルが、また水溶性バインダー中に乳化分散し
て用いる場合は、カルボキシ変性シリコーンオイル(例
えば信越シリコーン(株)製:商品名X−22−371
0)あるいはエポキシ変性シリコーンオイル(例えば信
越シリコーン(株)製:商品名KF−100T)が有効
である。
【0036】本発明において保護層付与材料は、支持体
や保護層、剥離層、接着層等の各層間に中間層を有して
もよい。中間層は構成する材質により、クッション層、
色素等の拡散防止層のいずれか又はこれらの2つ以上の
機能を備えた層であり、場合によっては接着剤の役目も
兼ねている。色素等の拡散防止層は、特に熱移行性色素
が支持体に拡散するのを防止する役目を果たすものであ
る。この拡散防止層を構成するバインダーとしては、水
溶性でも有機溶剤可溶性でもよいが、水溶性のバインダ
ーが好ましく、その例としては前述の保護層付与材料の
バインダー、またはゼラチン等が好ましい。
【0037】本発明において、保護層付与材料を構成す
る保護層、離型性層、クッション層、拡散防止層、接着
層等には、シリカ、クレー、タルク、ケイソウ土、炭酸
カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸ア
ルミニウム、合成ゼオライト、酸化亜鉛、リトボン、酸
化チタン、アルミナ等の微粉末を含有させてもよい。
【0038】本発明の保護層付与材料の保護層及び離型
性層を支持体へ塗布するには、保護層及び離型性層形成
用塗工液を、ダブルロールコータ、スリットコータ、エ
アナイフコータ、ワイヤーバーコータ、スライドホッパ
ー、スプレーコーチィング、ブレードコータ、ドクター
コータ、スクイズコータ、リバースロールコータ、トラ
ンスファーロールコータ、エクストロージョンコータ、
カーテンコータ、ダイコータ、グラビアロールによる塗
工法、押し出し塗布法、ロール塗布法等の公知の方法を
用いて塗布することができる。
【0039】本発明の被保護層付与材料と保護層付与材
料を重ね合わせる方法としては、熱及び/又は圧力を用
いる。熱及び/又は圧力は、一般の熱ヒートローラー、
ラミネーター、ホットスタンプ、電熱板、サーマルヘッ
ド、レーザー等を用いることができる。
【0040】本発明の硬化性保護層の硬化方法について
一般的な例を挙げるが、以下に限定されない。電子線照
射を用いる場合は、透過力、硬化力の面から加速電圧が
100〜1000KVであり、より好ましくは100〜
300KVの電子線加速器を用い、ワンパスの吸収線量
が0.5〜20Mradになるようにすることが好まし
い。加速電圧、あるいは電子線照射量がこの範囲より低
いと電子線の透過力が低過ぎて支持体の内部まで十分な
硬化が行われず、またこの範囲より大き過ぎるとエネル
ギー効率が悪化するばかりでなく、支持体の強度低下や
樹脂、添加剤の分解等品質上好ましくない影響が現れ
る。電子線加速器としては、例えば、エレクトロカーテ
ンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルスキャンニ
ングタイプ等のいずれでもよい。なお、電子線照射に際
しては酸素濃度が高いと電子線硬化樹脂の硬化が妨げら
れるため、窒素、ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガス
による置換を行い、酸素濃度を600ppm以下、好ま
しくは400ppm以下に抑制した雰囲気中で照射する
ことが好ましい。
【0041】紫外線照射の場合は、80W/cm以上のラ
ンプを用いることが好ましい。例えば、低圧水銀灯、中
圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ等があ
り、オゾン発生の少ないオゾンレスタイプもある。
【0042】熱によって硬化する場合は、一般の熱ヒー
トローラー、ラミネーター、ホットスタンプ、電熱板、
サーマルヘッド、レーザー等を用いることができる。こ
れは、被保護層付与材料と保護層付与材料を重ね合わせ
る場合に用いた方法と同一のものであっても、異なって
いてもよい。
【0043】前述したレーザー光として、例えば、アル
ゴンやクリプトンのようなイオンガスレーザー、銅、金
及びカドミウムのような金属蒸気レーザー、ルビーやY
AGのような固体レーザー、または750〜870nm
の赤外域で放出するガリウム−ヒ素のような半導体レー
ザー等のレーザーが使用できる。しかしながら実際的に
は、小型、低コスト、安定性、信頼性、耐久性及び変調
の容易さの点で半導体レーザーが有効である。レーザー
を用いるシステムでは、保護層付与材料はレーザー光を
強く吸収する材料を含有することが好ましい。熱転写色
素供与材料にレーザー光を照射すると、この吸収性材料
が光エネルギーを熱エネルギーに変換し、すぐ近くの放
射線硬化性化合物にその熱を伝達し、硬化される温度ま
で加熱される。この吸収性材料は放射線硬化性化合物の
被保護層付与材料との接着面に層を成して存在し、及び
/または放射線硬化性化合物と混合される。レーザービ
ームは保護層付与面の形状を表す電気信号で変調され、
必要ある領域の保護層のみが加熱、硬化されて保護層を
形成する。
【0044】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、発明の主旨を越えない限り、以下の具体例に
限定されるものではない。
【0045】実施例 被保護層付与材料の作製:(1)〜(6) 〔熱転写色素供与材料(1)の作成〕片面に熱硬化アク
リル樹脂からなる耐熱滑性層を設けた厚さ6μm、幅5
0mmのポリエステルフィルムを支持体とし、この支持
体の耐熱滑性層を設けた側と反対側の面に、墨版用グラ
ビアインクにて10mm長の検知マークと下記組成の色
素供与層形成用インク組成物において、昇華型熱転写用
色素とバインダー樹脂を表1に示したように種々変え
て、乾燥後の塗布量が1.2g/m2となるように長さ1
00mmで面順次に塗布して色素供与材料(1)を作成
した。 (熱転写色素供与層塗布用インク組成物) イエロー層用インク組成物 色素(下記化合物1) 3 (g) ポリビニルブチラール(デンカブチラール5000A 電気化学工業製) 3 (g) シリコーンオイル(信越化学製KF−96) 0.05 ml トルエン 50 ml メチルエチルケトン 50 ml ポリイソシアネート(武田薬品製タケネートD110N) 0.05 ml
【0046】
【化1】
【0047】 マゼンタ層用インク組成物 色素(下記化合物2) 3 (g) ポリビニルブチラール(デンカブチラール5000A 電気化学工業製) 3 (g) シリコーンオイル(信越化学製KF−96) 0.05 ml トルエン 50 ml メチルエチルケトン 50 ml ポリイソシアネート(武田薬品製タケネートD110N) 0.05 ml
【0048】
【化2】
【0049】 シアン層用インク組成物 色素(下記化合物3) 3 (g) ポリビニルブチラール(デンカブチラール5000A 電気化学工業製) 3 (g) シリコーンオイル(信越化学製KF−96) 0.05 ml トルエン 50 ml メチルエチルケトン 50 ml ポリイソシアネート(武田薬品製タケネートD110N) 0.05 ml
【0050】
【化3】
【0051】〔色素受像材料(1)の作成〕表1に示し
た支持体上に下記組成の色素受像層塗布液組成物をワイ
ヤーバーコーティング法により乾燥後の厚さが8μmと
なるように塗布して熱転写色素受像材料(1)を作製し
た。サンプルサイズは100mm×140mmにカット
した。
【0052】
【表1】
【0053】 (色素受像材料塗布用組成物) ポリエステル樹脂(TP220:日本合成化学製) 100g シリコーンオイル(KF857:信越化学製) 0.1g ポリイソシアネート(タケネートD110N:武田薬品製) 10g メチルエチルケトン 400 ml トルエン 100 ml 〔色素受像材料(2)の作成〕色素受像材料(1)の色
素受像材料塗布用組成物を下記組成にかえて、色素受像
材料(1)と同様にして作製した。 (色素受像材料塗布用組成物) ポリビニルブチラール樹脂 (エスレックBLS:積水化学工業製) 100g ポリイソシアネート(タケネートD110N:武田薬品製) 10g メチルエチルケトン 400 ml トルエン 100 ml 〔色素受像材料(3)の作成〕サンプルサイズ85mm
×54mmで厚み760μmの積層型塩化ビニルカード
上に色素受像材料(1)と同じ色素受像層塗布液組成物
をワイヤーバーコーティング法により乾燥後の厚さが8
μmとなるように塗布して熱転写色素受像材料(3)を
作製した。 〔色素受像材料(4)の作成〕サンプルサイズ85mm
×54mmで厚み760μmの積層型塩化ビニルカード
上に色素受像材料(2)と同じ色素受像層塗布液組成物
をワイヤーバーコーティング法により乾燥後の厚さが8
μmとなるように塗布して熱転写色素受像材料(4)を
作製した。 〔色素受像材料(5)の作成〕厚み100μmの白色ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上に色素受像材料
(1)と同じ色素受像層塗布液組成物をワイヤーバーコ
ーティング法により乾燥後の厚さが8μmとなるように
塗布して熱転写色素受像材料(5)を作製した。サンプ
ルサイズは85mm×54mmにカットした。 〔色素受像材料(6)の作成〕厚み100μmの白色ポ
リエチレンテレフタレートフィルム上に色素受像材料
(2)と同じ色素受像層塗布液組成物をワイヤーバーコ
ーティング法により乾燥後の厚さが8μmとなるように
塗布して熱転写色素受像材料(6)を作製した。サンプ
ルサイズは85mm×54mmにカットした。上記のよ
うにして得られた色素供与材料(1)と色素受像材料
(1)〜(6)を各々色素供与層と受像層が接するよう
に重ね合わせて、熱転写色素供与材料の支持体側から、
サーマルヘッドを用い、出力0.3w/ドット、ドット
密度12ドット/mmの条件でパルス巾を2〜15msec、
で階段的に変化させて顔写真像を印字して被保護層付与
材料(1)〜(6)を作成した。 保護層付与材料の作成 厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
上に下記組成の離型性層塗布用組成物(1)を塗布し、
乾燥後の厚さが0.3μmの離型性層を有する支持体
(1)を得た。 離型性層塗布用組成物(1) ポリビニルブチラール(エスレックBX−1積水化学製) …… 25 重量部 ポリイソシアネート(タケネートD110N武田薬品製) …… 5 重量部 タルク (ミクロエースP−3 日本タルク製) ……0.4 重量部 トルエン …… 80 重量部 メチルエチルケトン …… 80 重量部 また下記組成の離型性層塗布用組成物(2)を用いて、
上記と同様にして離型性層付支持体(2)を得た。 離型性層塗布用組成物(2) フッ素樹脂(ルミフロンLF−100旭硝子製) 25 重量部 イソシアネート(コロネート2030日本ポリウレタン製) 2.5 〃 アミノ変性シリコーンオイル(SF8417 東レシリコーン製) 0.5 〃 トルエン 80 〃 メチルエチルケトン 80 〃 これらの支持体の離型性層を有する側と反対側に表1記
載の組成の保護層付与層用塗布組成物を塗布し、乾燥後
の厚さが26μmの保護層付与材料(1)〜(7)、
(8)〜(14)を得た。また比較用として離型性層を
有しない100μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに上記の保護層付与層用塗布組成物を上記と同様に
塗布し、比較用保護層付与材料(A)〜(H)を得た。
作製した保護層付与材料と被保護層付与材料を保護層を
付与する面と保護層を170℃、9kg重/m2、1mm/秒
のラミネーターを通して重ね合わせ、保護層付与材料の
支持体を剥離し、その後、50mmの距離から400Wの
水銀灯を用いて、5秒間照射した。このとき得られた材
料について、保護層の剥離性を目視で確認した。剥離が
非常に容易なものを○、剥離しない又は剥離が全面に一
様に形成されないものを×とした。また得られた材料の
保護層の耐摩擦性について、JIS、K6718−19
83に記載されているように先端半径0.1mm、頂角
60°のサファイア針を用いて、加重量を100〜30
0gに変動させ、移動スピード5mm/秒の条件で表面
硬さ試験機を用いて試験し、目視にて確認した。全く傷
の付かなかったものを◎、200〜300gで傷の付い
たものを○、150〜200で傷の付いたものを△、1
00〜150gで傷の付いたものを×とした。結果は下
記表2に示した。
【0054】
【表2】
【0055】得られた保護層付与材料を10cm角のシー
ト状にカットしそれぞれ2枚を保護層付与層と反対側の
面が接するように重ね、1kgの重さの荷重をのせ、50
℃のインキュベーター中に2週間保存した。これらをひ
きはがして、ブロッキングの状態を観察した。その時、
保護層付与層がほとんど裏面に接着したものを×、一部
分接着したものを△、裏面への接着がみとめられないも
のを○で評価した。結果を表3に示した。
【0056】
【表3】
【0057】表3に示されるように、本発明の保護層付
与材料を用いると、保存中にブロッキングを発生せず、
簡便な操作で生産性に優れ、更に、耐久性、特に耐摩擦
性に優れた保護層を被保護層付与材料に形成できる。
【0058】
【発明の効果】本発明の保護層付与材料を用いると、耐
久性、特に耐摩擦性に優れた保護層を被保護層付与材料
に形成できる。また、本発明の保護層付与材料を用いた
保護層付与方法を用いると、簡便な操作で行うことがで
きるので生産性に優れた保護層付与方法を提供すること
ができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の上に硬化して樹脂になりうる放
    射線硬化性化合物を含有した層を剥離可能に設けた保護
    層付与材料において、該支持体の保護層を有する側と反
    対の側に離型性層を有することを特徴とする保護層付与
    材料。
  2. 【請求項2】 被保護層付与材料に請求項1記載の保護
    層付与材料を貼り合わせた後で放射線で硬化させ、支持
    体を剥離することを特徴とする保護層付与方法。
  3. 【請求項3】 被保護層付与材料に請求項1記載の保護
    層付与材料を貼り合わせ、支持体を剥離した後、放射線
    で硬化することを特徴とする保護層付与方法。
JP8065650A 1996-03-22 1996-03-22 保護層付与材料 Pending JPH09254560A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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