JPH0925428A - ジケトピロロピロールの顔料組成物 - Google Patents

ジケトピロロピロールの顔料組成物

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JPH0925428A
JPH0925428A JP8152763A JP15276396A JPH0925428A JP H0925428 A JPH0925428 A JP H0925428A JP 8152763 A JP8152763 A JP 8152763A JP 15276396 A JP15276396 A JP 15276396A JP H0925428 A JPH0925428 A JP H0925428A
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シュレダー インゴ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0034Mixtures of two or more pigments or dyes of the same type
    • C09B67/0039Mixtures of diketopyrrolopyrroles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B57/00Other synthetic dyes of known constitution
    • C09B57/004Diketopyrrolopyrrole dyes

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】2つのジケトピロロピロールを含み、その一方
のジケトピロロピロールがシアノ基によって置換されて
いる、結晶成長抑制された顔料組成物、およびその顔料
組成物の製造方法を提供する。 【解決手段】(a)下記式(I)のジケトピロロピロー
ル80乃至99.8モル%と(b)下記式(II)のジ
ケトピロロピロール20乃至0.2モル%とを含有する
顔料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、2つのジケトピロロピロールを
含み、その一方のジケトピロロピロールがシアノ基によ
って置換されている、結晶成長抑制された顔料組成物、
その顔料組成物の製造方法およびその使用に関する。
【0002】米国特許第4720305号明細書は、ジ
ケトピロロピロール混合物を製造するための混合合成法
を開示しており、このジケトピロロピロール混合物は特
に高い色濃度および透明性の特徴を示す。その混合物の
例は、特に、出発ニトリルの1つがイソフタロニトリル
であるものである。この混合合成法によると、3つの異
なるジケトピロロピロールが常に必然的に得られ、そし
て、ニトリルの1つがイソフタロニトリルである場合に
は、下記式の3つのジケトピロロピロールが得られる。
【化6】
【0003】今回、シアノによって置換されていないジ
ケトピロロピロールの合成の前または間に、シアノ置換
ジケトピロロピロールを少量添加すると、結晶の成長抑
制が驚くべきほどに増強されることが見いだされた。し
たがって、プロトリシスの条件に応じて、特に再結晶な
らびに熱に対して安定な、そしてポリオレフィンのひず
み無し(warp-free)着色のためにも非常に好適な、すぐ
れた着色力を有する高透明型顔料ならびに不透明型顔料
を製造することが可能である。
【0004】したがって、本発明は下記成分を含有して
いる顔料組成物に関する。 (a)下記式Iのジケトピロロピロール80乃至99.
8モル%
【化7】 [式中、AとBとは互いに独立的に下記式のいずれかの
基である
【化8】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、塩素、臭素、
1-C6-アルキル、C1-C18アルコキシ、C2-C19アル
コキシカルボニル、C2-C19アルキルカルバモイル、C
1-C18アルキルメルカプト、C1-C18アルキルアミノ、
5-C6 シクロアルキルであり、Gは直接結合、 -O-
、 -S- 、 -SO- 、 -SO2-または -NR5- であ
り、ここにおいてR5は水素またはC1-C6-アルキルであ
り、R3とR4とは互いに独立的に水素、塩素、臭素、C1-
6-アルキル、C1-C18アルコキシまたはC1-C18- ア
ルキルアミノである)],および (b)下記式IIのジケトピロロピロール20乃至0.2
モル%
【化9】 (式中、R1またはR1のいずれか一方は水素であり、そし
て他方は−CNである)。
【0005】C1 −C6-アルキルの例はメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、アミル、ヘキシルなどで
あり、C1-C18- アルキルの場合には、さらに加えて、
ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デ
シル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシルまたはオ
クタデシルが例示される。C2-C19アルキルカルバモイ
ル、C1-C18アルキルメルカプトおよびC1-C18アルキ
ルアミノの中のアルキルも上記と同じ意味を有すること
ができる。C1-C18アルコキシ基の例はメトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、tert−ブトキシ、アミルオキシ、ヘキルオキ
シ、デシルオキシ、ドデシルオキシ、ヘキサデシルオキ
シ、オクタデシルオキシなどである。C2-C19アルコキ
シカルボニルの中のアルコキシも上記と同じ意味を有す
ることができる。C5-C6 シクロアルキルの例はシクロ
ペンチルおよび好ましくはシクロヘキシルである。特に
興味ある顔料組成物は、式Iのジケトピロロピロール9
0乃至99.7モル%と、式IIのジケトピロロピロール
10乃至0.3モル%とを含有している顔料組成物であ
る。
【0006】好ましい新規顔料組成物は、式I中のAと
Bとが互いに独立的に下記式のいずれかの基
【化10】 (式中、R1は水素、塩素、臭素、メチル、tert−ブ
チル、tert−アミルオキシカルボニルまたはter
t−ブチルオキシカルボニルである)である、特にAと
Bとが同種である式Iのジケトピロロピロールと、式II
中のR6が水素であり、そしてR7が -CNである式IIのジ
ケトピロロピロールとを含有するものである。
【0007】上記したように、本発明の顔料組成物は、
式Iのジケトピロロピロールの合成の前または間に、シ
アノ置換ジケトピロロピロールの所要量を添加すること
によって得られる。この方法は新規であり、したがっ
て、本発明のいま1つの対象である。すなわち、本発明
は上記に定義した新規顔料組成物、すなわち(a)式I
のジケトピロロピロール80乃至99.8モル%および
(b)式IIのジケトピロロピロール2.0乃至0.2モ
ル%とを含有する新規顔料組成物の製造方法にも関し、
その方法は、ジアルキルスクシナートまたはジフェニル
スクシナート(ここにおいて、スクシナート残基のアル
キルはC1-C18アルキルであり、そしてスクシナート残
基のフェニルは置換されていないか、または1個または
2個のハロゲン原子、1個または2個のC1-C6-アルキ
ル基またはC1-C6-アルコキシ基によって置換されたフ
ェニルである)の1モルを、式A−CNおよびB−CN
(ここにおいて、AおよびBは前記の意味を有する)の
ニトリルの各1モルとを、不活性溶剤中において、強塩
基としてのアルカリ金属またはアルカリ金属アルコラー
トの存在下において、高められた温度において反応させ
て顔料アルカリ金属塩を生成させ、次いで対応する顔料
アルカリ金属塩のプロトリシスによって式Iのジケトピ
ロロピロールを遊離させ、そのあと常用公知の方法に従
ってコンディショニングすることによって該新規顔料組
成物を製造する方法において、この合成の前または間
に、下記式
【化11】 (式中、R8またはR9のいずれか一方は水素であり、そし
て他方は -CNである)のジケトピロロピロール0.2
乃至20モル%を添加する方法である。好ましくは、R6
とR8とは水素であり、そしてR7とR9とは−CNである。
【0008】スクシナート残基中のC1-C18アルキルの
例はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、tert−ブチル、アミル、ヘキシル、オク
チル、2,2−ジメチルヘキシル、デシル、ドデシル、
ヘキサデシルまたはオクタデシルである。スクシナート
残基中のC1 −C6-アルキルおよびC1 −C6-アルコキ
シフェニル置換分の例は、R1およびR2について上記した
と同じ意味を有している。
【0009】式III のジケトピロロピロールの添加は、
都合良くは顔料アルカリ金属塩のプロトリシスの前に実
施されるか、あるいは、好ましくは、合成の初めの、所
定の溶剤と塩基とにスクシナートとニトリルとが添加さ
れる前に行われる。式III のジケトピロロピロールを
0.3乃至10モル%添加するのが好ましい。なお、式
I、IIおよびIII の化合物について記載したモル%は、
使用されるニトリルおよび式III の化合物の量を基準に
して計算され、組成物の理論的100%の収率における
式I、IIおよびIII の化合物に関する。
【0010】式III のジケトピロロピロールは公知化合
物であり、たとえば、式Iのジケトピロロピロールの製
造のために前記した、そして特に米国特許第45799
49号明細書に開示されている方法にしたがって製造す
ることができる。したがって、高透明度顔料型のものも
不透明顔料型のものも、プロトリシスおよびコンディシ
ョニングの温度を変えることによって簡単に製造するこ
とができる。高い温度では、酸の添加なしで透明度の高
い顔料型が得られる。結晶成長抑制剤(III) の添加は、
本顔料組成物の製造方法の再現性を実質的に容易にす
る。
【0011】本発明は、また、常用の公知の方法(たと
えば、特に米国特許第4783540号明細書参照)に
よって80乃至99.8:20乃至0.2のモル比であ
る式Iのジケトピロロピロールと式III のジケトピロロ
ピロールとの混合物の酸性または好ましくはアルカリ性
沈殿による本新規顔料組成物の製造方法にも関する。
【0012】すでに前記したように、本発明の顔料組成
物は、ポリオレフィンのひずみ無しの着色のために極め
て好適である。したがって、本発明は、また、本発明の
顔料組成物を使用してポリオレフィンをひずみなしに着
色する方法にも関する。本新規顔料組成物は、高分子有
機材料の着色にも使用することができる。本新規顔料組
成物を用いて着色することできる高分子有機材料の例
は、セルロースエーテルおよびエステル類、たとえばエ
チルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、
酪酸セルロース、天然樹脂および合成樹脂、たとえば重
合または縮合樹脂、例示すればアミノ樹脂、好ましくは
尿素/ホルムアルデヒド樹脂およびメラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、ポリカ
ーボネート、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、A
BS、ポリエチレンオキシド、ゴム、カゼイン、シリコ
ーンおよびシリコーン樹脂などである。これらは単独ま
たは混合物でありうる。上記の高分子有機材料は単体ま
たは混合物の形で得ることができる。たとえば可塑性材
料、溶融物、紡糸液の形態、あるいはペンイト、コーテ
ィング材料あるいは印刷インクの形態でありうる。意図
される最終用途によっては、本顔料組成物をトナーとし
て、または調合製剤の形で使用するのが有利である。本
発明の顔料組成物は、被着色高分子有機材料を基準にし
て、0.01乃至30重量%の量で、好ましくは0.1
乃至10重量%の量で使用される。
【0013】コンディショニングの方法または使用目的
によっては、コンディショニング工程の前または後に、
組織改良剤の特定量を本顔料に添加するのが有利であり
うる。ただし、その添加が本新規顔料組成物の使用(特
にポリエチレンに使用)について不利な作用を及ぼさな
いことを条件とする。適当な組織改良剤は、好ましく
は、少なくとも18個の炭素原子を有する脂肪酸、たと
えばステアリン酸またはベヘン酸、あるいはこれらのア
ミドまたは金属塩好ましくはマグネシウム塩、さらには
可塑剤、ワックス、ロジン酸たとえばアビエチン酸、ロ
ジンセッケン、アルキルフェノール、または脂肪族アル
コールたとえばステアリルアルコールまたは8乃至22
個の炭素原子を有する脂肪族1、2−ジヒドロキシ化合
物たとえば1、2−ドデカンジオール、あるいはまた変
性ロジンマレイン酸塩樹脂またはフマル酸ロジン樹脂な
どである。組織改良剤は好ましくは、最終製品を基準に
して、1.0乃至50重量%、より好ましくは5乃至4
0重量%の量で添加される。上記の1、2−ヒドロキシ
化合物、特に1、2−ドデカンジオールは懸濁された顔
料組成物の濾過性を向上させるためにも役立つ。
【0014】本発明の顔料組成物を用いる高分子有機材
料の着色は、顔料をそのまま、あるいはマスターバッチ
の形で、ロールミル、混合装置または摩砕装置を使用し
て、基質中へ配合することによって都合よく実施され
る。そのあと、着色された材料を、それ自体公知の方法
によって、たとえばカレンダー加工、成形、押出し、コ
ーティング、注型または射出成形によって所望の最終形
状に加工する。多くの場合、非脆性成形品を製造するた
め、または脆性を低減するために、加工の前に高分子有
機材料に可塑剤を添加するのが好ましい。適当な可塑剤
の例はリン酸、フタル酸またはセバシン酸のエステルで
ある。これらの可塑剤は、本発明の新規顔料組成物をポ
リマー中に配合する前または後に添加することができ
る。種々異なる色を得るために、本新規顔料組成物のほ
かに、フィラーまたはその他の発色成分たとえば白色顔
料、彩色顔料、黒色顔料を任意の量で高分子有機材料に
添加することもできる。塗料および印刷インクの着色の
ためには、高分子有機材料と本新規顔料組成物とを、場
合によってはフィラー、他の顔料、乾燥剤または可塑剤
などの任意成分と共に、共通の有機溶剤または溶剤混合
物中に微分散させる。この場合、個々の成分を別々に、
あるいはいくつかの成分を一緒にして溶剤中に分散また
は溶解し、そしてそのあと全部の成分を混合するように
してもよい。本新規顔料組成物はプラスチック、より特
定的にはポリ塩化ビニルおよびポリオレフィンおよび塗
料、好ましくは自動車用塗料および工業用塗料の着色の
ために特に好適である。たとえば塗料またはポリオレフ
ィンの着色のために使用された場合、本新規顔料組成物
は優れた全般的顔料特性、たとえば良好な分散性、優れ
た着色力と純度、耐マイグレーション性、耐光性および
耐候性、かつまた良好な光沢および良好な流動特性、ま
た微粒子は卓越した透明性を示す。プラスチックの加
工、特に高温において加工されるポリオレフィンおよび
工業用塗料の加工の際に、本新規顔料組成物は高い熱安
定性および加工安定性において特徴を示す。さらに、向
上された再現性は、本発明の顔料組成物の色学的再現性
をも容易にする。以下の実施例によって本発明を説明す
る。
【0015】実施例1 窒素雰囲気下において、tert−アミルアルコールの
170mlをスルホン化フラスコに装填する。ナトリウム
の11.04gを添加した後、この混合物を92乃至1
02℃に加熱する。溶融したナトリウムを、強力撹拌し
ながら、一晩100乃至107℃に保持する。得られた
溶液に、100℃において、下記式の化合物2.3g
[0.0068モル、すなわち100%収率における最
終生成物(顔料組成物)を基準にして4.0モル%]を
添加する。
【化12】 次に、tert−アミルアルコールの50ml中に溶解し
た4−クロロベンゾニトリルの44.02g(0.32
モル)およびジイソプロピルスクシナートの37.2g
を添加する。この反応混合物をさらに3時間80℃にお
いて撹拌し、これと同時的にさらに4.88gのジイソ
プロピルスクシナートを追加する。このあと、反応混合
物を室温に冷却し、そしてメタノール270ml、水20
0ml、濃硫酸48.1gの混合物中に20℃において注
ぎ入れ、そのあと20℃において6時間撹拌する。この
赤色混合物を濾過し、濾過生成物をメタノールと水とで
洗う。顔料を真空乾燥室中において80℃で乾燥して、
赤色粉末46.5gを得る。分析 : C H N Cl 計算値 61.03% 2.83% 8.26% 18.90% 測定値 60.67% 3.05% 8.33% 18.54%
【0016】実施例2 無水tert−アミルアルコールの130mlにナトリウ
ム12.0gを添加し,この混合物を100℃に加熱
し、そしてナトリウムが完全に反応するまで撹拌する。
この溶液を100℃に冷却した後、式IVのジケトピロロ
ピロールの0.44g(1.31ミリモル、1モル%)
を最初に添加し、次にp−トルニトリルの31.3g
(261.6ミリモル)を添加する。続いて、ジイソプ
ロピルスクシナートの34.5gを、105乃至110
℃において撹拌しながら、ゆっくりと(5時間)添加す
る。添加終了後さらに2時間撹拌を続け、そのあと混合
物を50mlのtert−アミルアルコールで希釈し、室
温に冷却し、初期温度14℃において水141mlとメタ
ノール141mlとの混合物に加える。残留物をtert
−アミルアルコールの20mlですすぎ洗いし、そしてこ
の混合物を68℃において4時間撹拌し、室温に冷却し
て濾過する。濾過残留物を、濾液が無色となるまで、メ
タノールと水とで洗い、真空乾燥炉中において80℃で
乾燥して、生成物30.9gが得られ、これはPVCを
不透明赤色に着色する。分析 : C H N 計算値 75.9 5.1 8.9% 測定値 75.1 5.2 8.9%
【0017】実施例3 無水tert−アミルアルコールの150mlにナトリウ
ム13.8gを添加し,この混合物を100℃に加熱
し、そしてナトリウムが完全に反応するまで撹拌する。
この溶液を100℃に冷却した後、式IVのジケトピロロ
ピロールの1.57g(4.6ミリモル、3モル%)を
最初に添加し、次に4−tert−ブチルベンゾニトリ
ルの47.8g(300ミリモル)を添加する。続い
て、ジイソプロピルスクシナートの39.7gを、10
5乃至110℃において撹拌しながら、ゆっくりと(3
時間)添加する。添加終了後103℃においてさらに2
時間撹拌を続け、そのあと混合物を60mlのtert−
アミルアルコールで希釈し、室温に冷却し、初期温度2
0℃において水250mlとメタノール250mlとの混合
物に加える。残留物をtert−アミルアルコールの2
0mlですすぎ洗いし、そしてこの混合物を90℃(過圧
=1バール)において4時間撹拌し、室温に冷却して濾
過する。濾過残留物を、濾液が無色となるまで、メタノ
ールと水とで洗い、真空乾燥炉中において80℃で乾燥
して、生成物40.0gが得られ、これはPVCをオレ
ンジ色に着色する。分析 : C H N 計算値 78.0 7.0 7.0% 測定値 77.7 7.2 7.0%
【0018】実施例4 無水tert−アミルアルコールの150mlにナトリウ
ム13.8gを添加し,この混合物を100℃に加熱
し、そしてナトリウムが完全に反応するまで撹拌をす
る。この溶液を100℃に冷却した後、式IVのジケトピ
ロロピロールの2.4g(7.1ミリモル、4.5モル
%)を最初に添加し、次に4−tert−ブチルベンゾ
ニトリルの47.8g(300ミリモル)を添加する。
続いて、ジイソプロピルスクシナートの39.4gを、
105乃至110℃において撹拌しながら、ゆっくりと
(5時間)添加する。103℃において2時間撹拌を続
け、そのあと混合物を80mlのtert−アミルアルコ
ールで希釈し、室温に冷却し、初期温度15℃において
水160mlとメタノール160mlとの混合物に加える。
添加終了後、混合物を水/メタノール1:1(容量)1
50mlで希釈し、そして30℃において3時間撹拌し、
室温に冷却して濾過する。濾過残留物を、濾液が無色と
なるまで、メタノールと水とで洗い、真空乾燥炉中にお
いて80℃で乾燥して、暗赤色生成物40.0gが得ら
れ、これはPVCを透明オレンジ赤色に着色する。分析 : C H N 計算値 78.0 7.0 7.0% 測定値 76.8 7.1 7.3%
【0019】実施例5 無水tert−アミルアルコールの146mlにナトリウ
ム13.8gを添加し,この混合物を100℃に加熱
し、そしてナトリウムが完全に反応するまで撹拌する。
この溶液を100℃に冷却した後、式IVのジケトピロロ
ピロールの2.3g(6.7ミリモル、4.3モル%)
を最初に添加し、次にベンゾニトリルの31.2g(9
9%、300ミリモル)とジイソプロピルスクシナート
の39.5gとの混合物を6時間かけて添加する。95
℃において2時間撹拌を続け、その後、この混合物を9
0mlのtert−アミルアルコールで希釈し、室温に冷
却し、初期温度22℃において水140mlとメタノール
200mlとの混合物に加える。添加終了後、この混合物
を35℃において1時間撹拌し、そして濾過する。濾過
残留物を、濾液が無色となるまで、メタノールと水とで
洗い、真空乾燥炉中において80℃で乾燥して、赤色生
成物34.1gが得られ、これはPVCを透明赤色に着
色する。分析 : C H N 計算値 75.0 4.2 9.7% 測定値 73.8 4.2 10.1%
【0020】実施例6 窒素雰囲気下において、tert−アミルアルコールの
210mlをスルホン化フラスコに装填する。ナトリウム
10.60gを添加した後、この混合物を92乃至10
2℃に加熱する。激しく撹拌しながら、溶融したナトリ
ウムを100乃至107℃に一晩保持する。次に、得ら
れた溶液に、4−ビフェニルニトリルの42.06gと
式IVのジイソプロピルスクシナートの2.20gを95
℃において添加する。この混合物を再び105乃至11
0℃に加熱し、そしてジイソプロピルスクシナートの2
7.9gを6時間かけて添加する。この反応混合物を1
00℃においてさらに3時間撹拌し、ついで室温に冷却
し、600mlの水の中に注入する。得られた赤色懸濁物
を85乃至90℃に加熱して1時間撹拌する。tert
−アミルアルコールを除去するために水蒸気を1時間導
入する。その赤色混合物を50℃において濾過し、濾過
生成物を最初に水で、次にメタノールと水とで洗う。得
られた顔料を真空乾燥炉中において80℃で乾燥して、
赤色粉末43.0gを得る。分析 C H N 計算値 81.8 % 4.6 % 6.4 % 測定値 80.8 % 4.6 % 6.5 %
【0021】実施例7 窒素雰囲気下において、tert−アミルアルコールの
330mlをスルホン化フラスコに装填する。ナトリウム
7.20gを添加した後、この混合物を92乃至102
℃に加熱する。激しく撹拌しながら、溶融したナトリウ
ムを100乃至107℃に一晩保持する。得られた溶液
に、下記式
【化13】 のジケトピロロピロールの45.0gおよび式IVのジケ
トピロロピロールの2.25gを80℃において添加す
る。この反応混合物を室温に冷却し、そして氷240
g,水480ml、濃硫酸32.3gの混合物の中に0℃
において入れ、そして0℃において6時間撹拌する。こ
の赤色混合物を濾過し、濾過生成物をメタノールと水と
で洗う。得られた顔料を真空乾燥炉中において80℃で
乾燥して、赤色粉末45.7gを得る。
【0022】実施例8 実施例1の顔料 7.5g 後記組成のCAB溶液 98.9g ポリエステル樹脂、DYNAPOL(商標)H700(Dynamit Nobel社) 36.5g メラミン樹脂、MAPRENAL(商標)MF650(Hoecht 社) 4.6g 分散剤、DISPERBYK(商標)160(Byk Chemie社) 2.5g をシェーカー中において、一斉に90分間分散させた
(塗料総量150g;顔料5%)。 [CAB溶液の組成] アセト酪酸セルロース、CAB(商標) 531、ブタノール/キシレン2:1混合物中 20%(Eastman Chem. 社) 41.0g, オクトン酸ジルコニウム 1.5g, SOLVESS0(商標) 150*(ESSO社) 18.5g, 酢酸ブチル 21.5g, キシレン 17.5g。 得られたマストーン・ワニス27.69gを、下塗りワ
ニスを得るため、下記組成のアルミニウム原液(8%)
17.31gと混合した: SILBERLINE(商標) SS 3334AR, 60%(Silberline社) 12.65g, CAB溶液(上記の組成) 56.33g, ポリエステル樹脂、DYNAPOL(商標) H700 20.81g, メラミン樹脂、MAPRENAL(商標) MF650 2.60g, SOLVESSO(商標) 150 7.59g。 この混合物をアルミパネルにスプレー塗布した(ウエッ
ト膜厚、約20μm)。室温において30分間風燥した
後、下記組成のTSAワニスをトップコートとしてスプ
レー塗布した(ウエット膜厚、約50μm)。 アクリル樹脂、URACRON(商標) 2263 XB、キシレン/ブタノール中50% (Chem. Fabrik Schweizerhalle 社) 29.60g, メラミン樹脂、CYMEL(商標)327, イソブタノール中90% 5.80g, 酢酸ブチルグリコール 2.75g, キシレン 5.70g, n−ブタノール 1.65g, シリコーン油、キシレン中1% 0.50g, 光安定剤、TINUVIN(商標)900 、キシレン中10%(Ciba社) 3.00g, 光安定剤、TINUVIN(商標)292 、キシレン中10%(Ciba社) 1.00g。 塗布後、室温において30分間風燥し、そして次に13
0℃の温度において30分間焼付けた。優れた安定性を
有する透明ワニス塗膜を得た。
【0023】実施例9 実施例1の顔料0.6gを、ポリ塩化ビニルの67g,
ジオクチルフタレートの33g,ジブチルスズジラウリ
ン酸エステルの2gおよび二酸化チタンの2gと混合
し、そしてこの混合物をロールミル上で160℃におい
て15分間圧延加工し、薄いシートとした。得られた赤
色透明PVCシートは優れた色濃度を有し、そしてマイ
グレレーションおよび光に対して良好な安定性を示し
た。
【0024】実施例10 ポリプロピレン顆粒〔DAPLEN(商標)PT-55, Chemie LI
NZ〕1000gと、実施例1の顔料10gとベヘン酸マ
グネシウム10gとからなる50%顔料調合物20gと
を、混合ドラムの中でよく混合した。このようにして処
理された顆粒を、溶融紡糸法により260乃至285℃
において紡糸して、優れた耐光堅牢性ならびに紡織堅牢
性を有する鮮明な赤色に着色されたフィラメントを得
た。
【0025】実施例11 実施例2において得られた顔料1.0g,酸化防止剤
〔IRGANOX(商標)1010、CIBA-GEIGY AG〕 2.1gおよ
びポリエチレン高密度顆粒〔VESTOLEN(商標)60-16、 H
UELS〕の混合物を、ロールギアースタンド上のガラスフ
ラスコ中において、15分間予備混合した。つぎに、こ
の混合物を単軸押出機に2回通して押出し、得られた顆
粒を、射出成形機(Allround Aarburg 200) で220℃
において板に成形し、そのあと180℃において5分間
後成形した。得られたプレス板は、優れた色濃度および
良好な安定性を有する赤色に着色されていた。
【0026】実施例12 実施例1において得られた顔料2gを、ポリエチレン
〔STAMILAN(商標)9089U、DMS オランダ〕1000g
と一緒に、偏心タンブルミキサー中において10分間ド
ライ混合した。この混合物を単軸押出機で200℃にお
いて1回押し出した。得られた顆粒を、射出成形機で2
40℃において174×49×2.5mm寸法の板に加工
した。得られた板を90℃の湯浴の中で30分間焼きな
まし、そのあと風燥した。早くとも15時間後に、この
板の寸法および同じ条件で、ただし顔料を配合しないで
製造された板の寸法(長さ、幅)を測定し、そしてひず
みΔL(長さ)およびΔB(幅)を下記方程式により‰
単位で計算した:
【化14】
【化15】 実際上、ΔLおよびΔBの絶対値が6以下である顔料は
ひずみのない顔料であることがわかった。3以下の数値
が好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 67/20 C09B 67/20 F (72)発明者 インゴ シュレダー スイス国,1753 マトラン,ケミン デス グリシネス 6 (72)発明者 ガリィ ウデン スイス国,1716 オーバーシュロート ガ ンスマット 351

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分を含有する顔料組成物 (a)下記式Iのジケトピロロピロール80乃至99.
    8モル% 【化1】 [式中、AとBとは互いに独立的に下記式のいずれかの
    基である 【化2】 (式中、R1とR2とは互いに独立的に水素、塩素、臭素、
    1-C6-アルキル、C1-C18アルコキシ、C2-C19アル
    コキシカルボニル、C2-C19アルキルカルバモイル、C
    1-C18アルキルメルカプト、C1-C18アルキルアミノ、
    5-C6 シクロアルキルであり、Gは直接結合、 -O-
    、 -S- 、 -SO- 、 -SO2-または -NR5- であ
    り、ここにおいてR5は水素またはC1-C6-アルキルであ
    り、R3とR4とは互いに独立的に水素、塩素、臭素、C1-
    6-アルキル、C1-C18アルコキシまたはC1-C18- ア
    ルキルアミノである)],および (b)下記式IIのジケトピロロピロール20乃至0.2
    モル% 【化3】 (式中、R1またはR1のいずれか一方は水素であり、そし
    て他方は−CNである)。
  2. 【請求項2】 式Iのジケトピロロピロール90乃至9
    9.7モル%と、式IIのジケトピロロピロール10乃至
    0.3モル%とを含有している請求項1記載の顔料組成
    物。
  3. 【請求項3】 式I中のAとBとが互いに独立的に下記
    式のいずれかの基 【化4】 (式中、R1は水素、塩素、臭素、メチル、tert−ブ
    チル、tert−アミルオキシカルボニルまたはter
    t−ブチルオキシカルボニルである)である式Iのジケ
    トピロロピロールと、式II中のR6が水素であり、そして
    R7が -CNである式IIのジケトピロロピロールとを含有
    している請求項1記載の顔料組成物。
  4. 【請求項4】 AとBとが同種である式Iのジケトピロ
    ロピロールを含有している請求項3記載の顔料組成物。
  5. 【請求項5】 ジアルキルスクシナートまたはジフェニ
    ルスクシナート(ここにおいて、スクシナート残基アル
    キルはC1-C18アルキルであり、そしてスクシナート残
    基のフェニルは置換されていないか、または1個または
    2個のハロゲン原子、1個または2個のC1-C6-アルキ
    ル基またはC1-C6-アルコキシ基によって置換されたフ
    ェニルである)の1モルを、式A−CNとB−CN(こ
    こにおいて、AおよびBは前記の意味を有する)のニト
    リルの各1モルとを、不活性溶剤中において、強塩基と
    してのアルカリ金属またはアルカリ金属アルコラートの
    存在下において、高められた温度において反応させて顔
    料アルカリ金属塩を生成させ、次いで対応する顔料アル
    カリ金属塩のプロトリシスによって式Iのジケトピロロ
    ピロールを遊離させ、そのあと常用公知の方法に従って
    コンディショニングすることによって請求項1記載の顔
    料組成物を製造する方法において、この合成の前または
    間に、下記式 【化5】 (式中、R8またはR9のいずれか一方は水素であり、そし
    て他方は -CNである)のジケトピロロピロール0.2
    乃至20モル%を添加する方法。
  6. 【請求項6】 式III のジケトピロロピロールの添加
    が、顔料アルカリ金属塩のプロトリシスの前に実施され
    る請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 式III のジケトピロロピロールの添加
    が、合成の開始時、スクシナートとニトリルとが所定の
    溶剤と塩基に添加される前に、実施される請求項5記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 式III のジケトピロロピロール0.5乃
    至10モル%を添加する請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 式IIおよび IIIの中のR6とR8とが水素で
    あり、R7とR9とが -CNである請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 常用公知の方法に従って、80乃至9
    9.8:20乃至0.2のモル比である式Iのジケトピ
    ロロピロールと式III のジケトピロロピロールとの混合
    物の酸性または好ましくはアルカリ性沈殿による請求項
    1記載の顔料組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の顔料組成物を使用し
    て、ポリオレフィンをひずみ無しに着色する方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の顔料組成物によって着
    色された高分子有機材料。
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