JPH06279700A - スルホン化ジケトピロロピロールの混晶 - Google Patents

スルホン化ジケトピロロピロールの混晶

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JPH06279700A
JPH06279700A JP5317690A JP31769093A JPH06279700A JP H06279700 A JPH06279700 A JP H06279700A JP 5317690 A JP5317690 A JP 5317690A JP 31769093 A JP31769093 A JP 31769093A JP H06279700 A JPH06279700 A JP H06279700A
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alkyl
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JP5317690A
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Stefan Hari
ハリー シュテファン
Olof Wallquist
ヴァルクイスト オロフ
Fritz Herren
ヘレン フリッツ
Thomas Eichenberger
アイヒェンベルガー トーマス
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Ciba Geigy AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0034Mixtures of two or more pigments or dyes of the same type
    • C09B67/0039Mixtures of diketopyrrolopyrroles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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    • C09B69/04Dyestuff salts, e.g. salts of acid dyes with basic dyes of anionic dyes with nitrogen containing compounds

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I)で表わされるスルホン化ジケト
ピロロピロール化合物の少なくとも2つの異なる化合物
の混晶及び当該液晶を用いて着色された高分子量の有機
材料。 〔式中、A,Bは独立した一価、二価または三価の金属
イオン、あるいはテトラアルキルアンモニウムイオン等
の陽イオンであり、Rは水素、C1−4アルキルまたは
1−4アルコキシでありmは0または1である〕 【効果】 この混晶は、高分子有機材料を着色するため
の顔料として使用することができ、優れた顔料特性、特
に分散性、耐熱性、耐光性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、スルホン化1,4−ジケト−
3,6−ジアリールピロロピロールの金属塩およびアミ
ン塩の混晶、ならびに高分子有機材料の着色のためのそ
の使用に関する。スルホン化1,4−ジケト−3,6−
ジアリールピロロピロールの金属塩およびアミン塩は米
国特許第4791204号に開示されており、未スルホ
ン化1,4−ジケトピロロピロール顔料のいくつかの特
性、特にレオロジカル特性、耐熱性、変形性を向上させ
るために該未スルホン化顔料に添加することが開示され
ている。また、1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピ
ロロピロールの少なくとも3つのスルホン化混合物が同
じ目的のために未スルホン化1,4−ジケトピロロピロ
ール顔料に添加するために使用することができ、場合に
よってはよりよい結果が得られることが英国特許第22
38550号に開示されている。
【0002】今回、本発明によって、誠に驚くべきこと
ながら、スルホン化1,4−ジケト−3,6−ジアリー
ルピロロピロールの金属塩をアミンで処理することによ
って、予期し得なかった程に優れた顔料特性を示す混晶
化合物が生成することが発見された。すなわち、本発明
は下記式の少なくとも2つの異なる化合物の混晶に関す
る。
【化9】 〔式中、AとBとは互いに独立的に下記式の陽イオンで
あり
【化10】 (ここで、Mは一価、二価または三価の金属陽イオン、
nは1、2または3であり、そしてR1、R2、R3 は互
いに独立的に水素、C1−C22アルキル、C7−C24アラ
ールキル、C5−C6シクロアルキル、またはC6−C18
アリールである)、mは0または1であり、Rは水素、
1−C4−アルキル、またはC1−C4−アルコキシであ
り、混晶を形成している式Iの化合物中において、陽イ
オンAおよびBは1つの複合構造
【化11】 (式中、xは0.2乃至0.8、好ましくは0.35乃
至0.65、最も好ましくは0.4乃至0.6の数値で
ある)を構成し、そしてこの混晶のX線回折図はxが1
または0である対応する化合物のX線回折図とは異な
る〕。
【0003】mが1の場合、本化合物は下記式の化合物
である。
【化12】 AまたはBが式
【化13】 の陽イオンである場合には、該陽イオンは典型的にはア
ルカリ金属陽イオン、アルカリ土類金属陽イオン、また
は遷移金属陽イオンであり、好ましくはNa+ ,K+
Mg2+,Ca2+,Sr2+,Ba2+,Mn2+,Zn2+,C
2+,Ni2+,Cd2+,Fe2+,Fe3+,Co3+,Al
3+ およびCr3+ 等である。特にNa+,Ca2+,Mg
2+,Sr2+,Zn2+ およびAl3+ が好ましい。R1
2、R3が意味するC1−C22アルキルの代表例はメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s
ec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミル、
オクチル、デシル、ドデシル、ヘキサデシル、ステアリ
ル、エイコシル、ドコシル等である。
【0004】R1、R2、R3が意味するC7−C24アラー
ルキルは、好ましくは1乃至12個、好ましくは1乃至
6個、最も好ましくは1乃至4個の炭素原子を含有する
直鎖状または分枝状アルキル鎖(たとえば上記に例示し
たアルキル基)と好ましくは単環または二環アリール残
基とを含有しているアラールキル基である。代表例は、
ベンジルまたはフェニルエチルである。R1、R2、R3
が意味するシクロアルキル基の代表例は、シクロペンチ
ルまたはシクロヘキシルである。R1、R2、R3が意味
するC6−C18アリールの代表例は、フェニルまたはナ
フチルである。好ましいのは置換されていないフェニ
ル、またはハロゲンたとえば塩素または臭素、またはC
1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシによって
置換されたフェニルである。置換基C1−C6−アルコキ
シの代表例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−
ブトキシまたはtert−ブトキシである。Rが意味す
るC1−C4−アルキルの代表例は、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチルまたはtert−ブ
チルである。メチルおよびtert−ブチルが好まし
い。N+H(R1)(R2)(R3)の例としては下記のも
のが示される:N+4,N+3CH3,N+2(CH3
2,N+325,N+2(C252,N+337-i
so,N+3817,N+31225,N+3
1837,N+3−シクロヘキシル,N+2−(シクロヘ
キシル)2,N+2(CH3)(C65),N+3
65,N+3−p−トルイジン,N+3−ベンジル。
【0005】請求項1記載の混晶は、
【化14】 (式中、A’とB’とは互いに独立的に上記に定義した
下記式
【化15】 の陽イオンであるか、または、好ましくは、両者が共に
Na+である)の少なくとも部分的には水溶性の金属塩
を、式 N+H(R1)(R2)(R3) X- (IV) (式中、X-は水中での十分な溶解性を保証する陰イオ
ン、好都合には硫酸イオンまたは好ましくは塩素イオン
である)の化合物と、上記の定義に従った複合構造
【化16】 を形成するように、それ自体公知の方法で反応させるこ
とによって都合よく製造される。なお、上記の式IIIお
よびIVにおいて、m、R1、R2、R3は前記の意味を有
する。
【0006】この反応は、好ましくは水中、60乃至1
20℃の温度範囲において、場合によっては泡の発生を
抑えるためおよび出発材料の湿潤性を高めるためにn−
ブタノールを添加して、1乃至20時間実施される。塩
酸塩または硫酸塩の形の式IVのアンモニウム化合物を添
加する代わりに、最初に等モル量またはやや過剰の酸
(たとえば、HClまたはH2SO4)を添加し、そして
次に式N(R1)(R2)(R3)の対応する遊離アミン
を添加することも可能である。後記の実施例1および2
はこの後者の方法を示している。
【0007】本発明の混晶は、好ましくはAおよびBが
Na+である式IIIの少なくとも部分的には水溶性の金属
塩を、式 M1 +1(X-n (V) (式中、M1はNaを除き上記に記載のごとき金属陽イ
オンである)の金属塩と、式 N+H(R1)(R2)(R3) X- (IV) (式中、X-は水中での十分な溶解性を保証する陰イオ
ン、好ましくはCl-である)のアンモニウム塩との混
合物と反応させることによって得られる。アンモニウム
塩(たとえば、その塩酸塩)の代わりに、最初に等モル
量またはやや過剰の酸を添加し、つぎに式Vの金属塩と
式N(R1)(R2)(R3)の遊離アミンとの混合物を
添加することも可能である。後記の実施例3乃至6はこ
の後者の方法を示している。式IIIおよびIVの化合物、
それ故に式Vの化合物も、既知の化合物である。本発明
による特に重要な混晶は、AとBとが互いに独立的に、
Na+,Ca2+,Ba2+,Mg2+,Sr2+,Zn2+,A
3+,およびN+H(R1)(R2)(R3)(ここにおい
て、R1、R2、R3は水素、C1−C22アルキルまたはC
5−C6−シクロアルキルである)からなる群より選択さ
れ、そしてRがm=0の時に水素、メチル、tert−
ブチルまたはメトキシであり、m=1の時に水素であ
る、上記式Iの少なくとも2つの異なる化合物の混晶で
ある。
【0008】本発明の好ましい混晶は、下記式の少なく
とも2つの異なる化合物の混晶である。
【化17】 (式中、Rは水素またはメチルである)。上記式VI中の
AおよびBは前記した好ましい意味を有する。Aおよび
Bが前記した好ましい意味を有する式IIの少なくとも2
つの異なる化合物の新規混晶も好ましい。
【0009】特に好ましい本発明による混晶は下記式の
少なくとも2つの異なる化合物の混晶である。
【化18】 〔式中、AとBとは前記した好ましい意味を有し、最も
好ましくは
【化19】 およびN+3812であり、そして複合構造の場合に
は式
【化20】 (式中、xは0.4乃至0.6の数である)である〕。
【0010】本発明による混晶は、そのX線回折図によ
って特徴づけられる。すなわち、そのX線回折図はその
混晶のそれぞれ単一成分のX線回折図のみでなく、また
それら単一成分の物理的混合物のX線回折図とも相違し
ている。本発明による混晶のX線回折図は、対応する物
理的混合物のX線回折図ならびに対応する各単一成分の
X線回折図を特徴づけている回折線とは異なる回折線に
よって特徴づけられる。
【0011】本発明による混晶は、高分子有機材料を着
色するための顔料として使用することができる。本混晶
は、通常合成により得られたそのままの形で直接この目
的に使用することができる。意図される最終用途に応じ
て、本発明による混晶を、より不透明または透明な型に
変換することができる。
【0012】本発明の新規な混晶によって着色されうる
高分子有機材料の例は、セルロースエーテルおよびセル
ロースエステル類、たとえばエチルセルロース、ニトロ
セルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、天然ま
たは合成樹脂、たとえば重合樹脂および縮合樹脂、たと
えば、アミノ樹脂、好ましくは尿素/ホルムアルデヒド
樹脂およびメラミン/ホルムアルデヒド樹脂、アルキド
樹脂、フェノール系樹脂、ポリカーボネート、ポリオレ
フィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリエステル、ABS重合体、ポリフェ
ニレンオキサイド、ゴム、カゼイン、シリコーンおよび
シリコーン樹脂などであり、これらは単体または混合物
の形で使用されうる。本発明による混晶は、ポリ塩化ビ
ニル、ポリオレフィン、たとえばポリエチレンおよびポ
リプロピレン、ならびにABS重合体を着色するのに特
に適している。上記に例示した高分子有機材料は単独ま
たは混合して、プラスチック、溶融物、紡糸原液、塗
料、コーティング材料あるいは印刷インクなどの形態で
使用することができる。最終用途の条件によっては、本
発明の混晶をトナーとして、または調合物の形で使用す
るのが有利である。本発明の混晶は、被着色高分子有機
材料を基準にして、0.01乃至30重量%の量で、好
ましくは0.1乃至10重量%の量で使用されうる。
【0013】本発明による混晶による高分子有機材料の
着色は、たとえば、本顔料を、場合によってはマスター
バッチの形で、ロールミル、ミキサーまたは摩砕機を使
用して基質材料に配合することによって好都合に実施さ
れる。次に、着色された材料は、それ自体公知の方法、
たとえばカレンダー加工、モールディング、押出加工、
コーティング、紡糸、注型または射出成形によって好都
合に所望の最終形状に加工される。多くの場合、非脆性
成形品を製造するため、あるいは、成形品の脆性を低減
するために、加工前にその高分子有機材料に可塑剤を配
合するのが望ましい。適当な可塑剤は、たとえばリン酸
エステル、フタル酸エステル、セバシン酸エステルなど
である。このような可塑剤は、本発明の顔料を重合体に
配合する前または後に配合することができる。さらに、
各種の色を得るために、本発明による顔料のほかに、さ
らに充填剤または他のカラー成分、たとえば白顔料、彩
色顔料または黒色顔料を任意の量で高分子有機材料に添
加することもできる。塗料、コーティング材料及び印刷
インクを着色するためには、高分子有機材料と本発明に
よる混晶とを、場合によっては充填剤、他の顔料、乾燥
剤、可塑剤などの添加物と一緒に加えて、共通の有機溶
剤または溶剤混合物の中に微分散あるいは溶解する。こ
の場合に、まず各成分を個々に分散または溶解するか、
あるいはいくつかの成分を一緒に分散または溶解し、し
かるのちにすべての成分を一つに混合するようにしても
よい。本発明による混晶を、たとえばポリ塩化ビニルま
たはポリオレフィンの着色に使用した場合、本発明の混
晶は全般的に優れた顔料特性を示す。たとえば、高い着
色力と純度、優れたマイグレーション耐性及び耐候性、
高い被覆力を示す。特に注目されるべきはその格別に優
れた分散性、耐熱性、耐光堅牢性である。以下、実施例
によって本発明をさらに説明する。
【0014】実施例1 下記式のジケトピロロピロールジスルホン酸の二ナトリ
ウム塩の水性ペースト(約31.1%)157gを、脱
イオン水1900ml中において室温で25分間攪拌す
る。
【化21】 得られた赤色懸濁物に、1規定塩酸100mlを添加して
10分間攪拌をつづける。次に、微粉砕したステアリル
アミンの27gを加え、この混合物を80℃に加熱する
と、やや明るい外観を呈するようになる。この赤色懸濁
物を80℃において2時間攪拌し、そして熱時に濾布で
濾過する。濾過生成物を脱イオン水4000mlで洗浄
し、80℃において真空乾燥して、赤色の柔らかな粉末
74g(理論値の100%)を得る。この粉末の分析値
は以下の通りであった。計算値はモル比1:1(すなわ
ち、x=0.5)の複合構造Na+:N+31 837
基づく値である。 分 析: C H N S Na 計算値 58.44% 6.81% 5.68% 8.67% 3.11% 測定値 58.50% 7.10% 5.70% 8.24% 2.36% この生成物のX線回折図を、シーメンス(Siemens)社
によって供給されたX線回折計D500を使用し、Cu
−K−α−照射線を照射して測定した。次表に最強回折
線のd値(d>3.1Å)を視覚的に評価した相対的線
強度を付して示す。
【0015】実施例2 ステアリルアミンの代わりにシクロヘキシルアミンの1
1mlを使用した点を除き実施例1と同じ条件で操作を実
施した。結晶水1当量を含有する赤色粉末53g(理論
値の90%)を得た。この生成物の分析値は以下の通り
であった。 分 析: C H N S Na 計算値 49.06% 4.46% 7.15% 10.91% 3.91% 測定値 49.00% 4.27% 7.07% 10.95% 4.62% 計算値は、モル比1:1の複合構造Na+:N+36
11に基づく値である。
【0016】実施例3〜6 水3000mlとn−ブタノールの150mlとの混合物
に、室温においてを懸濁し、そしてこの懸濁物を90
℃に加熱する。1時間後にを添加し、そしてこの混合
物を90℃においてさらに1時間攪拌する。次に、
との混合物を添加し、そしてやや粘性があるが、しか
しまだ容易に攪拌可能な赤色懸濁物を90℃にさらに1
8時間保持する。生成物を硬質濾紙を通して濾過し、そ
して濾液を水2000mlで洗い、120℃において真空
乾燥する。実施例3〜6において使用されたa,b,
c,dは以下の意味を有する。
【0017】実施例3 a:式VIIIの化合物(実施例1) 93% 122g b:1規定HCl 253ml c:Sr Cl2・6H2O 34g d:n−オクチルアミン 39ml 収量:1.25当量の結晶水を含有する暗赤色粉末13
7g(理論値の93%)。 この生成物の分析値は以下の通りであった。 分析: C H N S Sr 計算値 48.57% 5.09% 6.53% 9.97% 6.81% 測定値 48.38% 4.64% 6.41% 10.20% 7.69% 1/2 Sr2+:N+3819=1:1。
【0018】実施例4 a:式VIIIの化合物(実施例1) 93% 122g b:1規定HCl 253ml c:CaCl2・6H2O 25g d:ステアリルアミン、微粉末 63g 収量:1当量の結晶水を含有する赤色粉末166g(理
論値の96%)。 この生成物の分析値は以下の通りであった。 分 析: C H N S Ca 計算値 57.27% 6.94% 5.56% 8.49% 2.65% 測定値 57.20% 6.70% 5.80% 8.70% 2.56% 1/2 Ca2+:N+31837=1:1。
【0019】実施例5 a:式VIIIの化合物(実施例1) 93% 122g b:1規定HCl 253ml c:MgCl2・6H2O 28g d:n−オクチルアミン 63g 収量:1当量の結晶水を含有する赤色粉末122g(理
論値の88%)。 この生成物の分析値は以下の通りであった。 分析: C H N S Mg 計算値 51.46% 5.32% 6.92% 10.57% 2.00% 測定値 51.50% 5.40% 6.96% 10.24% 1.58% 1/2 Mg2+:N+3819=1:1。
【0020】実施例6 a:下記式の化合物 121g
【化22】 b:1規定HCl 266ml c:SrCl2・6H2O 31g d:ステアリルアミン、微粉末 68g 収量:暗赤色粉末196g(理論値の97%)。この生
成物の分析値は以下の通りであった。 分析: C H N S Sr 計算値 57.86% 6.90% 5.33% 8.13% 5.55% 測定値 57.98% 7.72% 5.22% 7.24% 4.00% 1/2 Sr2+:N+31837=1:1。 実施例1乃至6において得られた生成物は、すべて混晶
と呼ぶことができる。なぜならば、それら生成物のX線
回折図は各単一成分、すなわち純金属塩およびアルキル
アンモニウム塩の対応する混合物のX線回折図とは常に
相違していたからである。実施例1乃至6に記載したす
べての生成物は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンおよ
びABSポリマーにおいて優秀なマイグレーション耐
性、耐熱性および耐光堅牢性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 57/00 V 7306−4H 67/18 7306−4H 69/04 7306−4H (72)発明者 オロフ ヴァルクイスト スイス国,マルリィ 1723,ルテ ドゥ コンフィン 31 (72)発明者 フリッツ ヘレン スイス国,デューディンゲン 3186,カッ セラルストラーセ 3 (72)発明者 トーマス アイヒェンベルガー スイス国,バーゼル 4056,ユングストラ ーセ 17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式の少なくとも2つの異なる化合物
    の混晶 【化1】 〔式中、AとBとは互いに独立的に下記式の陽イオンで
    あり 【化2】 (ここで、Mは一価、二価または三価の金属陽イオン、
    nは1、2または3であり、そしてR1、R2、R3 は互
    いに独立的に水素、C1−C22アルキル、C7−C24アラ
    ールキル、C5−C6シクロアルキル、またはC6−C18
    アリールである)、mは0または1であり、Rは水素、
    1−C4−アルキル、またはC1−C4−アルコキシであ
    り、混晶を形成している式Iの化合物中において、陽イ
    オンAおよびBは1つの複合構造 【化3】 (式中のxは0.2乃至0.8の数値である)を構成
    し、そしてこの混晶のX線回折図はxが1または0であ
    る対応する化合物のX線回折図とは異なる〕。
  2. 【請求項2】 xが0.35乃至0.65の数値である
    請求項1記載の混晶。
  3. 【請求項3】 AとBとが互いに独立的にNa+,Ca
    2+,Ba2+,Mg2+,Sr2+,Zn2+またはAl3+,ま
    たはN+H(R1)(R2)(R3)(ここでR1、R2、R
    3は水素、C1−C22アルキル、またはC5−C6−シクロ
    アルキルである)からなる群より選択された陽イオンで
    あり、そしてRが、m=0の時には水素、メチル、te
    rt−ブチルまたはメトキシであり、m=1の時には水
    素である式Iの少なくとも2つの異なる化合物である請
    求項2記載の混晶。
  4. 【請求項4】 下記式の少なくとも2つの異なる化合物
    の請求項3記載の混晶 【化4】 (式中、xは水素またはメチルである)。
  5. 【請求項5】 下記式の少なくとも2つの異なる化合物
    の請求項3記載の混晶。 【化5】
  6. 【請求項6】 下記式の少なくとも2つの異なる化合物
    の請求項4記載の混晶。 【化6】
  7. 【請求項7】 AとBとが互いに独立的に 【化7】 であり、複合構造の場合には 【化8】 (式中、xは0.4乃至0.6の数値である)である請
    求項6記載の混晶。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の混晶を用いて着色された
    高分子量の有機材料。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の高分子量の有機材料はポ
    リオレフィンまたはABSポリマーである。
JP5317690A 1992-12-18 1993-12-17 スルホン化ジケトピロロピロールの混晶 Pending JPH06279700A (ja)

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