JPH09253284A - 弾球遊技機用釘打ち機 - Google Patents

弾球遊技機用釘打ち機

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JPH09253284A
JPH09253284A JP9033696A JP9033696A JPH09253284A JP H09253284 A JPH09253284 A JP H09253284A JP 9033696 A JP9033696 A JP 9033696A JP 9033696 A JP9033696 A JP 9033696A JP H09253284 A JPH09253284 A JP H09253284A
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Kunio Matsumoto
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釘打ち作業中に、必要に応じて随時釘調整で
き、釘打ち作業と釘調整作業とを同時平行的に能率良く
迅速に行うことができる弾球遊技機用釘打ち機を提供す
る。 【解決手段】 載置台18a 上に載置された遊技盤と、釘
3 を把持する釘把持手段25とを遊技盤の盤面方向に順次
相対的に移動させながら、釘把持手段25により把持され
た釘3 を遊技盤の所定位置に打ち込むように構成する一
方、その釘把持手段25の近傍に、遊技盤に打ち込まれた
釘3 の角度を調整するための釘調整手段35を設けたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機用釘打
ち機に関し、遊技盤の所定位置に順次多数の釘を打ち込
みながら、必要に応じて随時、特定箇所の釘調整を行い
得るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機に使用する遊技盤1 には、例えば図11に示すよ
うに、ガイドレール2 が装着されると共に、このガイド
レール2 の内側に入賞手段等の遊技部品と200〜30
0本の釘3 とが設けられている。即ち、遊技盤1 には、
そのガイドレール2 の内側の中央部に、入賞手段4 付き
の変動図柄表示手段5 と始動手段6 と大入賞手段7 とが
上下方向に配置されると共に、その左右両側に上入賞手
段8 と中入賞手段9 と下入賞手段10とが配置されてい
る。そして、入賞手段4,7,8,9,10等の各遊技部品間の所
定位置に200〜300本程度の釘3 が分散又は列状に
配置されている。
【0003】この弾球遊技機用の遊技盤1 を製造する場
合には、遊技盤1 の所定位置に釘3を1本づつ打ち込む
釘打ち作業が不可欠であり、この釘打ち作業を自動化す
る自動釘打ち機として、従来、特公平2−35587号
公報等に記載のようなものがある。この自動釘打ち機
は、載置台上に遊技盤1 を載置し固定しておき、載置台
を遊技盤1 の盤面に沿って前後、左右に移動させなが
ら、釘把持手段に供給された釘3 を遊技盤1 の所定位置
に順次打ち込んで行くようになっている。
【0004】一方、遊技盤1 に打ち込んだ後の釘3 の角
度を調整する自動釘調整機として、従来、実開平2−1
11483号公報等に記載のようなものがある。この自
動釘調整機は、釘打ち後の遊技盤1 を載置台上に固定
し、釘調整ホルダーを釘3 の頭部に係合させた状態で、
遊技盤1 と釘調整ホルダーとを調整方向に応じて相対的
に移動させて、釘3 の角度を適宜調整するようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】遊技盤1 の盤面上に
は、前述のように200〜300本の釘3 を配列してお
り、この各釘3 は、遊技盤1 の上部から落下する遊技球
の移動方向に変化を持たせ、また入賞手段4,7,8,9,10等
に遊技球が入賞する確率を決定する上で重要であるが、
特に入賞手段4,7,8,9,10等の遊技部品の入口側に位置す
る20数本程度の釘3aは、その角度、間隔が非常に重要
になる。
【0006】即ち、入賞手段4,7,8,9,10等の遊技部品の
入口側に位置する釘3aは一般に命釘と称し、この20数
本程度の釘3aが、入賞手段4,7,8,9,10等に遊技球が入賞
する確率等を決定する上で非常に重要になっている。し
かし、従来の自動釘打ち機は、5°程度の上向き角度で
遊技盤1 の所定位置に順次釘3 を打ち込んで行くだけで
ある。そのため、従来は、自動釘打ち機で遊技盤1 に釘
3 を打ち込んだ後、その命釘となる20数本程度の釘3a
を別工程で作業員による手作業か、又は自動釘調整機に
よる機械的作業により調整する方法を採っている。
【0007】従って、従来では、作業員による手作業の
場合は勿論のこと、自動釘調整機による機械的作業の場
合でも、自動釘打ち機による釘打ち作業と釘調整作業が
別工程の独立した作業になるため、作業能率が著しく低
下する欠点がある。機械による自動化を図る場合にも、
僅か20数本程度の釘調整で済むにも拘らず、自動釘打
ち機の他に自動釘調整機を備えなければならず、自動釘
調整機の設置に大きな空間を確保する必要があると共
に、設備費が大きく増大することになる。本発明は、こ
のような従来の課題に鑑み、釘打ち作業中に、必要に応
じて随時釘調整でき、釘打ち作業と釘調整作業とを同時
平行的に能率良く迅速に行うことができる弾球遊技機用
釘打ち機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、載置台18a 上に載置された遊技盤1 と、釘3 を把持
する釘把持手段25とを遊技盤1 の盤面方向に順次相対的
に移動させながら、釘把持手段25により把持された釘3
を遊技盤1 の所定位置に打ち込むようにした弾球遊技機
用釘打ち機において、釘把持手段25の近傍に、遊技盤1
に打ち込まれた釘3 の角度を調整するための釘調整手段
35を設けたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、載置台18a を遊技盤1 の盤面に沿っ
て直交する2方向に移動自在に設け、この載置台18a を
前記2方向に駆動する駆動手段18,22 を設け、釘把持手
段25と釘調整手段35とを固定側に設けたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、釘把持手段25を釘受け取り位
置A とその前方の釘打ち込み位置B との間で出退移動自
在に設け、釘受け取り位置A よりも前側に釘調整手段35
を配置したものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1、2
又は3に記載の発明において、釘調整手段35に、上下動
自在に配置された釘調整ホルダー36と、この釘調整ホル
ダー36を上下に昇降させる昇降手段37とを備え、釘調整
ホルダー36の下端側に、釘3の頭部38側に係脱自在に係
合する係合部39を設けたものである。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項1、
2、3又は4に記載の発明において、遊技盤1 に命釘3a
を打ち込んだ後に、この命釘3aを釘調整するように制御
する制御手段47を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1乃至図5において、50は装置本
体で、下部枠体11と上部枠体12とを備え、上部枠体12は
下部枠体11上に左右一対の側枠体13を介して固定されて
いる。14は可動台で、左右方向(X軸方向)の前後一対
のガイド軸15により移動自在に支持されており、第1ネ
ジ軸16と第1モーター17とからなる第1駆動手段18によ
り左右方向に駆動されるようになっている。ガイド軸15
と第1ネジ軸16は左右の側枠体13間に左右方向に支架さ
れ、また一方の側枠体13の外側に、第1ネジ軸16を駆動
するように第1モーター17が設けられている。
【0014】18a は遊技盤1 を載置する載置台で、可動
台14上に固定された前後方向のレール19により移動自在
に支持されており、第2ネジ軸20と第2モーター21とか
らなる第2駆動手段22により前後方向に駆動されるよう
になっている。第2モーター21は可動台14の後端側に固
定されている。載置台18a には、この載置台18a 上に載
置した遊技盤1 を位置決めできるように位置決めピン23
が設けられている。
【0015】24は固定枠で、載置台18a 上の遊技盤1 に
対して約5°程度の傾斜角度で前下がり状に傾斜するよ
うに上部枠体12の下方中央部に配置され、上下方向の支
持体24a を介して上部枠体12に下側から固定されてい
る。25は釘把持手段で、釘3 を把持する左右一対の把持
爪26を開閉自在に備えている。この釘把持手段25は、固
定枠24上に配置されており、図6の釘受け取り位置A
と、その前方の図2の釘打ち込み位置B との間で固定枠
24に沿って出退移動自在に設けられている。
【0016】27は釘打ち手段で、釘把持手段25に把持さ
れた釘3 を釘打ち込み位置B で上側から打撃して遊技盤
1 に打ち込む釘打ちハンマー28と、この釘打ちハンマー
28を上下に駆動する釘打ちシリンダー29とを備え、釘打
ち込み位置B の上方で取り付け台30を介して上部枠体12
に装着されている。
【0017】31は振動式の釘供給手段で、上部枠体12の
後部側に装着されており、この釘供給手段31から釘3 を
釘供給レール32を経由して釘受け取り位置A の釘把持手
段25に釘3 を1本づつ供給するようになっている。な
お、上部枠体12には、その釘受け取り位置A 側に釘分離
シリンダー33と釘送りシリンダー34とが設けられ、釘分
離シリンダー33が作動した時に、釘供給レール32の釘受
け取り位置A 側の釘3 を他の釘3 から分離し、釘送りシ
リンダー34が作動した時に、釘受け取り位置A の釘3 を
釘把持手段25の一対の把持爪26間に供給するようになっ
ている。
【0018】35は遊技盤1 に打ち込まれた釘3 の角度を
調整するための釘調整手段で、上下方向に釘調整ホルダ
ー36と、この釘調整ホルダー36を上下に出退駆動する昇
降シリンダー37とを備えている。この釘調整手段35は、
釘受け取り位置A よりも前側で且つ釘打ち手段27の側方
に位置するように、釘把持手段25の近傍において上部枠
体12に装着されている。釘調整ホルダー36は、上部枠体
12から下方に突出するように、上部枠体12に上下摺動自
在に支持されており、その下端側には、図7及び図8に
示すように、釘3 の頭部38側に係脱自在に係合する係合
部39が凹入状に形成されている。昇降シリンダー37は上
部枠体12に固定されている。
【0019】下部枠体11の前側には表示手段40、入力用
キーボード41、制御パネル42等が設けられている。図9
は制御系の構成を示し、43はリレー等の制御素子を含む
モーター駆動回路で、第1モーター17と第2モーター21
とを夫々の制御信号に従って駆動するようになってい
る。44は電磁弁等を含むエアー回路で、釘分離シリンダ
ー33、釘送りシリンダー34、釘打ちシリンダー29、昇降
シリンダー37等を夫々制御信号に従って作動させるよう
になっている。
【0020】45は釘打ちデーターを記憶する釘打ちデー
ター記憶手段で、ROM等により構成されている。そし
て、この釘打ちデーター記憶手段45には、遊技盤1 に釘
3 を打ち込むべき200〜300箇所の打ち込み位置デ
ーターがX軸及びY軸上のXY座標でプログラムされて
いる。
【0021】46は釘調整データーを記憶する釘調整デー
ター記憶手段46で、ROM等により構成されている。そ
して、この釘調整データー記憶手段46には、各入賞手段
4,7,8,9,10等の入口側に位置する20数本程度の命釘3a
毎に、その釘位置、調整方向及び調整量が夫々プログラ
ムされている。
【0022】47は制御手段で、釘打ち制御部48と釘調整
制御部49とを備え、CPU等により構成されている。釘
打ち制御部48は、釘打ちデーター記憶手段45の釘打ちデ
ーターを順次読み出して、その釘打ちデーターの順序に
従って遊技盤1 上に釘3 を1本づつ打ち込むべく、モー
ター駆動回路43を介して第1モーター17、第2モーター
21を制御し、エアー回路44を介して釘分離シリンダー3
3、釘送りシリンダー34、釘打ちシリンダー29を制御す
るようになっている。釘調整制御部49は、釘調整を必要
とする命釘3aの打ち込みが終了した時に、釘調整データ
ー記憶手段46の釘調整データーを読み出して、その釘調
整データーに従って遊技盤1 上に命釘3 を調整すべく、
モーター駆動回路43を介して第1モーター17、第2モー
ター21を制御し、エアー回路44を介して昇降シリンダー
37を制御するようになっている。
【0023】次に上記構成の自動釘打ち機による釘打ち
作業及び釘調整作業について説明する。遊技盤1 の釘打
ち作業を行う場合には、先ず載置台18a 上に遊技盤1 を
載置し、この遊技盤1 を位置決めピン23により位置決め
して固定する。
【0024】遊技盤1 を載置台18a 上に固定できると、
制御手段47の釘打ち制御部48が釘打ちデーター記憶手段
45の釘打ちデーターを読み出して、モーター駆動回路43
を介して第1モーター17及び第2モーター21を起動させ
て、最初の釘打ち位置に応じて載置台18a と遊技盤1 と
をX軸方向及びY軸方向に移動させて行く。即ち、第1
モーター17が起動すると、第1ネジ軸16を介して可動台
14がX軸方向に移動し、また第2モーター21が起動する
と、第2ネジ軸20を介して載置台18a がY軸方向に移動
する。このため、載置台18a 上に固定された遊技盤1 が
X軸方向及びY軸方向に夫々移動して、最初の釘3 の打
ち込み部位を釘把持手段25側の釘打ち込み位置B に合わ
せる。
【0025】一方、釘供給手段31が釘供給レール32を経
て釘把持手段25側に順次釘3 を送ると共に、釘打ち制御
部48がエアー回路44を介して釘分離シリンダー33、釘送
りリンダー34、釘打ちシリンダー29を順次作動させて、
釘把持手段25を釘打ち込み位置B まで前進させた後、遊
技盤1 の釘打ち部位に釘3 を打ち込む。
【0026】即ち、釘分離シリンダー33を作動せて、釘
釘供給レール32の釘3 を分離した後、釘送りシリンダー
34を作動させて、図6の釘受け取り位置A にある釘把持
手段25に釘3 を供給する。次に図外のシリンダーを作動
させて、釘把持手段25を釘受け取り位置A から図3の釘
打ち込み位置B まで前進させて、図5に示すように釘3
を釘打ちハンマー28の直下に位置させる。その後、釘打
ち手段27の釘打ちシリンダー29を作動させて釘打ちハン
マー28を下降させ、この釘打ちハンマー28により、図1
0に示すように釘把持手段25の釘3 を遊技盤1 の釘打ち
部位に打ち込んで行く。
【0027】そして、この釘3 の打ち込みが終了する
と、釘把持手段25を釘受け取り位置Aまで後退させて、
釘受け取り位置A で次の釘3 の受け取り動作に入ると共
に、釘打ち制御部48が釘打ちデーター記憶手段45の次の
釘打ちデーターを読み出し、第1モーター17及び第2モ
ーター21を起動させて次の釘打ち部位が釘打ち込み位置
B に合うように遊技盤1 を移動させる。
【0028】以下、釘打ちデーター記憶手段45の釘打ち
データーを順次読み出しながら、その釘打ちデーターに
従って遊技盤1 の各釘打ち部位に釘3 を1本づつ打ち込
んで行く。そして、打ち込んだ釘3 が図7及び図8に示
すように、入賞手段用の取り付け孔51の上側近傍等にあ
る命釘3aの場合には、その命釘3aの打ち込みが終了する
と、直ちに釘調整制御部49が釘調整データー記憶手段46
の釘調整データーを読み出して、その命釘3aの釘調整を
行う。
【0029】即ち、釘打ち込み位置B の側方に釘調整手
段35の釘調整ホルダー36があるので、命釘3aの打ち込み
が終了すると、釘調整データーに従って釘調整制御部49
がモーター駆動回路43を介して第1モーター17を正転又
は逆転させ、その命釘3aが釘調整ホルダー36の下方にく
るように遊技盤1 をX軸方向に移動させる。
【0030】そして、命釘3aが図5に示すように釘調整
ホルダー36の直下に達すると、第1モーター17を停止さ
せた後、昇降シリンダー37を作動させて図5の仮想線位
置まで釘調整ホルダー36を下げて行く。すると図7及び
図8に示すように、釘調整ホルダー36の下端の係合部39
に遊技盤1 の釘3 の頭部38が下側から嵌合し、釘3 の頭
部38が釘調整ホルダー36の係合部39に係合して、両者が
X軸方向及びY軸方向に離脱しなくなる。
【0031】次に釘3 の調整方向に応じて第1モーター
17と第2モーター21の両者又は一方を正転又は逆転させ
て、図7に示すように遊技盤1 を釘3 の調整方向aと反
対方向bに調整角度分だけ移動させる。これによって、
釘3 の頭部38が釘調整ホルダー36の係合部39に移動不能
に係合した状態で、遊技盤1 がb矢示方向に移動するた
め、両者の相対的な移動によって釘3 が遊技盤1 の際か
ら仮想線のように調整方向に屈曲する。そして、遊技盤
1 が調整角度分だけ移動した時点で載置台18aを停止さ
せれば、その釘調整が終了する。
【0032】従って、釘調整が必要な命釘3aでは、その
打ち込み後、直ちに釘調整をするので、釘打ち作業の中
に釘調整作業を適宜差し挟みながら同時平行的に行うこ
とができ、両作業を能率良く迅速に行うことができる。
また釘打ち作業から釘調整作業に移行する場合にも、釘
把持手段25と釘調整手段35との間隔分だけ載置台18a及
び遊技盤1 を移動させれば良いので、釘打ち作業から釘
調整作業、また釘調整作業から釘打ち作業への作業の切
り換えを極短時間で容易且つ迅速に行える。
【0033】しかも自動釘打ち機で釘打ち作業と釘調整
作業とを行い得るため、余分な設置空間を必要とせず、
また設備費を大幅に削減できる。また釘調整時には、釘
調整ホルダー36の係合部39に釘3 の頭部38を係合させた
状態で、載置台18a 上の遊技盤1 をX軸方向、Y軸方向
に移動させるので、釘調整ホルダー36をX軸方向、Y軸
方向に移動させる必要がなく、釘調整手段35側の動き、
構造を簡単にでき、釘調整手段35側の耐久性が向上す
る。
【0034】位置的には、釘把持手段25が釘受け取り位
置A とその前方の釘打ち込み位置Bとの間で出退移動自
在であり、その釘受け取り位置A よりも前側に釘調整手
段35があるため、釘調整時に釘把持手段25を釘受け取り
位置A まで後退させておけば良く、釘把持手段25が邪魔
にならず、釘調整手段35による釘調整を容易に行える。
【0035】更に釘調整手段35の釘調整ホルダー36が昇
降手段37により昇降自在であるため、釘打ち時に釘調整
ホルダー36が邪魔にならず、釘打ち作業を容易に行うこ
とができる。しかも、釘調整ホルダー36の下端側に、釘
3 の頭部38側に係脱自在に係合する係合部39があるた
め、釘調整ホルダー36の昇降により、その係合部39に釘
3 の頭部38を容易且つ確実に係脱することができる。命
釘3aの釘調整が終わると、次の釘打ち作業に移る。
【0036】以上、本発明の実施形態について例示した
が、本発明は実施形態に限定されるものではない。例え
ば、釘調整手段35は釘把持手段25と共に固定枠24に設け
ても良い。また釘調整手段35の昇降手段には、昇降シリ
ンダー37以外のもの、例えばソレノイド等を用いても良
い。釘調整ホルダー36は、釘3 の東部38を把持するよう
に構成することも可能である。
【0037】釘調整を必要とする釘が複数本ある場合に
は、その複数本の釘を打ち込んだ後に、その複数本の釘
を纏めて調整しても良い。要するに釘打ち作業の途中
に、必要に応じて随時釘調整作業を入れて、釘打ち作業
と釘調整作業とを同時平行的に行って行けば良い。釘打
ち作業の途中に釘調整作業を行う場合、手動操作によっ
て指令信号を与えながら作業を行っても良い。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、載置
台18a 上に載置された遊技盤1 と、釘3 を把持する釘把
持手段25とを遊技盤1 の盤面方向に順次相対的に移動さ
せながら、釘把持手段25により把持された釘3 を遊技盤
1 の所定位置に打ち込むようにした弾球遊技機用釘打ち
機において、釘把持手段25の近傍に、遊技盤1 に打ち込
まれた釘3 の角度を調整するための釘調整手段35を設け
ているので、釘打ち作業中に、必要に応じて随時釘調整
でき、釘打ち作業と釘調整作業とを同時平行的に能率良
く迅速に行うことができ、しかも余分な設置空間を必要
とせず、また設備費を削減できる利点がある。
【0039】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、載置台18a を遊技盤1 の盤面
に沿って直交する2方向に移動自在に設け、この載置台
18aを前記2方向に駆動する駆動手段18,22 を設け、釘
把持手段25と釘調整手段35とを固定側に設けているの
で、釘調整時に釘調整手段35を移動させる必要がなく、
釘調整手段35側の構造を簡単にできる。
【0040】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1又は2に記載の発明において、釘把持手段25を釘受け
取り位置A とその前方の釘打ち込み位置B との間で出退
移動自在に設け、釘受け取り位置A よりも前側に釘調整
手段35を配置しているので、釘調整時に釘把持手段25が
邪魔にならず、釘調整手段35により容易に遊技盤1 側の
釘調整を行うことができる。
【0041】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1、2又は3に記載の発明において、釘調整手段35に、
上下動自在に配置された釘調整ホルダー36と、この釘調
整ホルダー36を上下に昇降させる昇降手段37とを備え、
釘調整ホルダー36の下端側に、釘3 の頭部38側に係脱自
在に係合する係合部39を設けているので、釘打ち時に釘
調整ホルダー36が邪魔にならず、釘打ち作業を容易に行
うことができると共に、釘調整時の釘調整手段35側の動
きを単純にでき、釘調整手段35側の耐久性が向上する。
【0042】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1、2、3又は4に記載の発明において、遊技盤1 に命
釘3aを打ち込んだ後に、この命釘3aを釘調整するように
制御する制御手段47を設けているので、少ない動きで自
動的に能率良く迅速に釘調整作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動釘打ち機の斜視
図である。
【図2】図1の要部の拡大斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す自動釘打ち機の平面
図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す自動釘打ち機の正面
図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す作業状態の正面図で
ある。
【図6】本発明の一実施形態を示す自動釘打ち機の要部
の斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す釘調整時の断面図で
ある。
【図8】本発明の一実施形態を示す釘調整時の平面図で
ある。
【図9】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図
である。
【図10】本発明の一実施形態を示す釘打ち時の正面図
である。
【図11】遊技盤の正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 釘 3a 命釘 18 第1駆動手段 18a 載置台 22 第2駆動手段 25 釘把持手段 35 釘調整手段 36 釘調整ホルダー 37 昇降シリンダー(昇降手段) 38 頭部 39 係合部 47 制御手段 A 釘受け取り位置 B 釘打ち込み位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台(18a) 上に載置された遊技盤(1)
    と、釘(3) を把持する釘把持手段(25)とを遊技盤(1) の
    盤面方向に順次相対的に移動させながら、釘把持手段(2
    5)により把持された釘(3) を遊技盤(1) の所定位置に打
    ち込むようにした弾球遊技機用釘打ち機において、釘把
    持手段(25)の近傍に、遊技盤(1) に打ち込まれた釘(3)
    の角度を調整するための釘調整手段(35)を設けたことを
    特徴とする弾球遊技機用釘打ち機。
  2. 【請求項2】 載置台(18a) を遊技盤(1) の盤面に沿っ
    て直交する2方向に移動自在に設け、この載置台(18a)
    を前記2方向に駆動する駆動手段(18)(22)を設け、釘把
    持手段(25)と釘調整手段(35)とを固定側に設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機用釘打ち機。
  3. 【請求項3】 釘把持手段(25)を釘受け取り位置(A) と
    その前方の釘打ち込み位置(B) との間で出退移動自在に
    設け、釘受け取り位置(A) よりも前側に釘調整手段(35)
    を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾
    球遊技機用釘打ち機。
  4. 【請求項4】 釘調整手段(35)に、上下動自在に配置さ
    れた釘調整ホルダー(36)と、この釘調整ホルダー(36)を
    上下に昇降させる昇降手段(37)とを備え、釘調整ホルダ
    ー(36)の下端側に、釘(3) の頭部(38)側に係脱自在に係
    合する係合部(39)を設けたことを特徴とする請求項1、
    2又は3に記載の弾球遊技機用釘打ち機。
  5. 【請求項5】 遊技盤(1) に命釘(3a)を打ち込んだ後
    に、この命釘(3a)を釘調整するように制御する制御手段
    (47)を設けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4
    に記載の弾球遊技機用釘打ち機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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