JPH09253213A - リラクセーションシステム用調光装置 - Google Patents

リラクセーションシステム用調光装置

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Publication number
JPH09253213A
JPH09253213A JP8093278A JP9327896A JPH09253213A JP H09253213 A JPH09253213 A JP H09253213A JP 8093278 A JP8093278 A JP 8093278A JP 9327896 A JP9327896 A JP 9327896A JP H09253213 A JPH09253213 A JP H09253213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rem sleep
electro
sleep state
oculogram
dimming
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8093278A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhide Yamamoto
泰秀 山本
Norimasa Kishi
則政 岸
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP8093278A priority Critical patent/JPH09253213A/ja
Publication of JPH09253213A publication Critical patent/JPH09253213A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入眠時または覚醒時における不安感や不快感
などを排除する。 【解決手段】 使用者の眼電位をセンサ101で検出
し、NON−REM睡眠判定部103またはREM睡眠
判定部104により、NON−REM睡眠かREM睡眠
かを判定する。その判定に基づいて照度制御部105か
らの出力により、NON−REM睡眠のときは、照明器
106の照度を減少させ、REM睡眠のときは、照明器
106の照度を増加させる。これにより、入眠時に外部
が明かる過ぎることがなく、また、覚醒時に暗すぎるこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入眠または覚醒を
制御して使用者に快適な睡眠を与えるリラクセーション
システムに使用する調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リラクセーションシステムにおい
ては、環境および外部光を遮蔽するため、使用者を椅子
に座らせた状態で、その頭部を覆うドーム状の遮光具を
使用するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遮光具は透過率が一定であったため、入眠時に外部光が
明かる過ぎる、または、睡眠状態から急に目を覚ました
覚醒時には暗すぎるという問題があった。また、外部光
を通過させない遮光具を使用すると、外部が見えないこ
とにより、使用中には閉塞状態となって圧迫感や不安感
を感じる、また、覚醒時には不快感を感じるという問題
があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
提案されたもので、入眠時または覚醒時における不安感
や不快感などを排除することができるリラクセーション
システム用調光装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、図1に示すように、人
の睡眠を制御するリラクセーションシステムにおいて、
人の眼電位を検出する眼電位検出手段1と、眼電位検出
手段1によって検出された眼電位信号の低周波成分に基
づいてNON−REM睡眠状態を判定するNON−RE
M睡眠状態判定手段2と、眼電位検出手段1によって検
出された眼電位信号の高周波成分に基づいてREM睡眠
状態を判定するREM睡眠状態判定手段3と、人の眼に
入射する光量を調整する調光手段5と、NON−REM
睡眠状態判定手段2およびREM睡眠状態判定手段3の
判定に基づいて、調光手段5を制御する調光制御手段4
とを具備するものとした。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、人の睡眠
を制御するリラクセーションシステムにおいて、人の眼
電位を検出する眼電位検出手段と、前記眼電位検出手段
によって検出された眼電位信号の低周波成分に基づいて
NON−REM睡眠状態を判定するNON−REM睡眠
状態判定手段と、人の眼に入射する光量を調整する調光
手段と、NON−REM睡眠状態判定手段の判定に基づ
いて、調光手段による光量を減少する調光制御手段とを
具備するものとした。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、人の睡眠
を制御するリラクセーションシステムにおいて、人の眼
電位を検出する眼電位検出手段と、前記眼電位検出手段
によって検出された眼電位信号の高周波成分に基づいて
REM睡眠状態を判定するREM睡眠状態判定手段と、
人の眼に入射する光量を調整する調光手段と、REM睡
眠状態判定手段の判定に基づいて、調光手段による光量
を増加する調光制御手段とを具備するものとした。
【0008】上記の調光手段として、照明器を使用し、
上記の調光制御手段は、照明器の照度を制御することも
できる。また、上記の調光手段として、使用者の眼を覆
う偏光具または液晶パネルを使用し、上記の調光制御手
段は、偏向具または液晶パネルの透過率を制御すること
により光量を調節することもできる。
【0009】また、上記の調光手段としての偏光具また
は液晶パネルは、車両シートのシートバックに取り付け
られ、前記調光制御手段は、車両シートのシートバック
角度を検出するシートバック角度検出部を備え、前記シ
ートバック角度検出部により検出したシートバック角度
に応じて、前記調光手段の透過率を制御することもでき
る。
【0010】
【作用】人間の睡眠は、図2に示すように、急速な眼球
運動(Rapid Eye Movement)を伴な
い、かつ、覚醒時と同等の脳波を示すREM睡眠と、そ
れ以外のNON−REM睡眠とに大別される。そして、
入眠後はまずNON−REM睡眠となり、その後、RE
M睡眠となる。この周期は90分であることが知られて
いる。ここで、REM睡眠は身体を休息させるための睡
眠と考えられており、睡眠深度が浅いため、この状態で
覚醒すると睡眠時間が比較的短い場合でも爽快に目覚め
られる。NON−REM睡眠は脳を休息させるための睡
眠と考えられており、睡眠深度は4段階に変化するが、
NON−REM睡眠状態では睡眠時間が十分であって
も、目覚めにくい。一方、人間の眼球運動を表わす眼電
位図は、覚醒状態、NON−REM睡眠状態、REM睡
眠状態それぞれに特徴のある周波数成分分布を持ってい
るため、眼電位図の周波数成分分布により睡眠状態を判
定し、眼に入射する光量を制御すれば、快適な入眠と覚
醒を得ることができる。
【0011】そこで、請求項1に記載の発明は、覚醒時
に、睡眠刺激を発生させて睡眠に導きつつ、眼電位検出
手段1によって検出された眼電位信号の低周波成分また
は高周波成分に基づいて、NON−REM睡眠状態判定
手段2またはREM睡眠状態判定手段3によりNON−
REM睡眠かREM睡眠かを判定する。そして、NON
−REM睡眠状態判定手段2によりNON−REM睡眠
が判定されるのを待って、調光制御手段4により調光手
段5の光量を減少させる。所定時間経過した後、REM
睡眠状態判定手段3によりREM睡眠が判定されて覚醒
するときに、調光制御手段4により調光手段5の光量を
増加する。これにより、快適に入眠または覚醒されると
ともに、効果的な睡眠が得られる。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、覚醒時
に、睡眠刺激を発生させて睡眠に導きつつ、NON−R
EM睡眠状態判定手段によりNON−REM睡眠を判定
したとき、その判定に基づいて、調光制御手段により調
光手段の光量を減少させるため、快適に入眠される。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、睡眠時に
おいて、REM睡眠状態判定手段により,REM睡眠を
判定したとき、その判定に基づいて、調光制御手段によ
り調光手段の光量を増加させるため、快適に覚醒され
る。
【0014】上記の調光手段として、照明器を使用し、
上記の調光制御手段が、照明器の照度を制御すると、安
価に製作される。また、調光手段として、使用者の眼を
覆うような偏向具または液晶パネルを使用し、調光制御
手段が、偏向具の角度を変化させて透過率を制御し、ま
たは、液晶パネルの透過率を制御して光量を調節するも
のとすると、調光手段が小型化され、使用場所が拡大さ
れる。
【0015】また、上記の調光手段としての偏光具また
は液晶パネルが、車両シートのシートバックに取り付け
られ、上記の調光制御手段が、車両シートのシートバッ
ク角度を検出するシートバック角度検出部を備え、前記
シートバック角度検出部により検出したシートバック角
度に応じて、調光手段の透過率を制御すると、車両内で
最適な光量で入眠または覚醒される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図3は第1の実施例の構成を示すブロ
ック図、図4は使用状態を示す図である。図3に示すよ
うに、人の眼電位を測定する眼電位検出手段としてのセ
ンサ101に増幅器102が接続され、増幅器102に
NON−REM睡眠判定部103およびREM睡眠判定
部104が接続されている。そして、NON−REM睡
眠判定部103およびREM睡眠判定部104は照度制
御部105に接続され、照度制御部105からの信号に
より調光手段としての照明器106の照度が調整され
る。
【0017】センサ101は、使用者の眉間および両目
の外側部分となる位置に取り付けることにより、眼電位
の検出を行なう。NON−REM睡眠判定部103は、
予め設定した周波数以下の周波数成分のみを通過させる
ローパスフィルタ109と、ローパスフィルタ109に
接続され、その通過した周波数成分を積分する積分器1
10と、積分器110に接続され、その出力がしきい値
Ith1に達するかどうかを比較する比較器111とか
ら構成されている。REM睡眠判定部104は、予め設
定した周波数以上の周波数成分のみを通過させるハイパ
スフィルタ112と、ハイパスフィルタ112に接続さ
れ、その通過した周波数成分を積分する積分器113
と、積分器113に接続され、その出力がしきい値It
h2に達するかどうかを比較する比較器114とから構
成されている。
【0018】そして、NON−REM睡眠判定部103
の比較器111、およびREM睡眠判定部103の比較
器114が照度制御部105に接続されている。また、
照度制御部105には、照明器106の使用開始時にお
ける照度の初期値Liおよび覚醒時における照度の最終
値Leを設定する照度設定部115、希望起床時刻を予
め設定するための起床時刻設定部116、およびタイマ
117が接続されている。ここで、NON−REM睡眠
判定部103、REM睡眠判定部104、照度制御部1
05、照度設定部115、起床時刻設定部116及びタ
イマ117は、マイクロプロセッサにより構成されてい
る。
【0019】そして、図4に示すように、リラックスし
た姿勢を保てるように使用者を椅子119に座らせ、そ
の頭部を覆うように椅子の上部位置に遮光具118が取
り付けられている。この場合、遮光具118はその透過
率が一定であり、照明器106が使用者の近傍に設置さ
れる。
【0020】次に、照度制御部105における基本動作
について図5により説明する。まず、照度制御部105
は、覚醒時に作動し、ステップ121で、図に省略した
睡眠刺激発生器により例えば音などによる睡眠刺激を発
生して、使用者を睡眠状態に導くとともに、ステップ1
22で、センサ101により検出されて増幅器102か
ら出力された眼電位信号の低周波成分に基づいて、NO
N−REM睡眠判定部103によりNON−REM睡眠
状態になったか否かをチェックする。そして、NON−
REM睡眠がチェックされるのを待って、ステップ12
3で、照明器106の照度を減少する。所定時間経過し
た後、ステップ124で、センサ101により検出され
た眼電位の高周波成分に基づいて、REM睡眠判定部1
04によりREM睡眠状態になったか否かをチェックす
る。そして、REM睡眠状態がチェックされて覚醒する
ときに、ステップ125で、照明器106の照度を増加
する。これにより、快適な入眠または覚醒ができるとと
もに、効果的な睡眠が得られる。
【0021】以下、上記のステップ122〜125の詳
細を図6〜図14により説明する。まず、ステップ12
3に対応する入眠時の照度減少について説明する。図6
は照度減少動作を示すフローチャート、図10は照度制
御のタイミングを示す図である。照度減少動作は、ステ
ップ131で、照明器106の照度Lsが初期値Liに
設定される。この状態が図10の(a)に示されてい
る。この設定照度下、ステップ132で、比較器111
より出力Nがあったか否かをチェックすることにより、
NON−REM睡眠状態か否かを検出する。
【0022】ここで、上記ステップ122のNON−R
EM睡眠の検出を、図7に示すフローチャートにより詳
細に説明する。人間は覚醒から睡眠に移行する際、まず
NON−REM睡眠と呼ばれる睡眠状態に入る。覚醒時
及びNON−REM睡眠時の眼電位図例を図12の
(a)及び図13の(a)に示す。両図において、
(a)は増幅器102の出力、(b)はローパスフィル
タ109通過後の波形、(c)は積分器110の出力を
示す。覚醒時の眼電位は、閉眼状態であっても、図12
の(a)に示すようにパルス状の細かい波形を示すのに
対し、NON−REM睡眠状態の眼電位は、図13の
(a)に示すように周波数の低いなめらかな正弦波状の
波形を示す。この眼電位を周波数解析すると、覚醒時は
1/10オーダーから1〜数Hzの周波数成分を有し、
NON−REM睡眠時は0.2〜0.3Hz程度の周波
数を主成分とする周波数分布となる。この眼電位図の周
波数成分に着目することにより、NON−REM睡眠の
検出が可能となる。
【0023】まず、ステップ141において、ローパス
フィルタ109に入力した遮断周波数fcs以上の周波
数成分を除去する。即ち、増幅器102の出力がローパ
スフィルタ109に入力されると、図12の(b)、図
13の(b)に示すような波形が得られる。これは、予
め設定したローパスフィルタ109の遮断周波数fcs
を基準にして、それ以上の周波数成分を有するパルス状
の細かい動きは、ローパスフィルタ109により除去さ
れるためである。また、遮断周波数fcs以下の周波数
成分からなる正弦波状の緩やかな動きは、そのままロー
パスフィルタ109を通過するためである。
【0024】次いで、ステップ142で、ローパスフィ
ルタ109を通過した周波数成分を積分器110により
積分して出力し、ステップ143で、比較器111によ
り、積分器110の出力が基準時間tb1内にしきい値
Ith1に達するかどうかをチェックすることにより、
NON−REM睡眠状態になったか否かを検出する。こ
の検出状態が、図12の(c)、(d)、および図13
の(c)、(d)に示されている。ここで、ta、ts
は積分器110の出力がしきい値Ith1を越えるまで
の時間である。そして、ステップ143のチェックで、
NON−REM睡眠状態を検出した場合は、入眠に至っ
たものとして、ステップ144で照度制御部105にN
(≠0)信号を出力する。NON−REM睡眠状態を検
出しない場合は、ステップ145で照度制御部105に
0信号を出力する。
【0025】図6に戻って、ステップ132で、NON
−REM睡眠でない場合は、NON−REM睡眠になる
まで処理が繰り返される。そして、NON−REM睡眠
に入って入眠した後は、ステップ133に進み、図10
の(a)に示すように、時間間隔T1毎に照明器106
の照度LsをLdだけ減少させる。次いで、ステップ1
34で、照明器106の照度Lsが予め設定された照度
Leに達したかどうかをチェックしつつ、照度LsがL
eに達しない間は、ステップ133に戻って、照度Ls
がLeに達するまで、処理が繰り返される。照度Lsが
Leに達した場合、ステップ135で、照度制御部10
5の作動が停止する。この照度により、NON−REM
睡眠状態に移行した使用者の睡眠が、外部光が明かる過
ぎるということで睡眠が妨げられることがない。
【0026】次に、上記のステップ124のREM睡眠
の検出について詳細に説明する。図8はREM睡眠の検
出動作を示すフローチャートであり、NON−REM睡
眠の後に現われるREM睡眠は、図14の(a)に示す
ような数Hz以上の周波数を中心周波数とする急速な眼
球運動を伴なうため、NON−REM睡眠との分離が可
能となる。まず、ステップ151において、ハイパスフ
ィルタ112に入力した遮断周波数fch以下の周波数
成分を除去する。増幅器102の出力がハイパスフィル
タ112に入力されると、図14の(b)に示すような
波形が得られる。これは、予め設定したハイパスフィル
タ112の遮断周波数fchを基準にして、それ以下の
周波数成分を有するNON−REM睡眠時での眼電位図
の正弦波状の大きい動きはこのハイパスフィルタ112
により除去され、遮断周波数fch以上の周波数成分か
らなるREM睡眠時でのパルス状の細かい動きはそのま
まハイパスフィルタ112を通過するためである。
【0027】次いで、ステップ152で、ハイパスフィ
ルタ112を通過した周波数成分を積分器113により
積分して出力し、ステップ153で、比較器114によ
り、積分器113の出力が基準時間tb2内にしきい値
Ith2に達するかどうかをチェックすることで、RE
M睡眠状態かどうかを検出する。この検出状態が、図1
4の(c)、(d)に示されている。ここで、tsは積
分器113の出力がしきい値Ith2を越えるまでの時
間である。ステップ153で、REM睡眠状態を検出し
た場合は、ステップ154で照度制御部105に判定出
力R(≠0)信号を出力する。REM睡眠状態を検出し
ない場合は、ステップ155で照度制御部105に0信
号を出力する。
【0028】次に、上記のステップ125の覚醒時の照
度増加について、図9に示すフローチャート、および図
10、図11の照度制御のタイミングを示す図により説
明する。まず、照度制御部105は、図10の(b)に
示すように、使用者が設定した希望起床時刻Thよりタ
イマ117で予め設定された時間Tw以前に時間計時機
能が作動を開始しており、時間Twに増加制御機能が作
動を開始する。ステップ161において、希望起床時刻
Thと現在時刻Tcとの差がタイマ117の設定時間T
w以下になっているかどうかをチェックし、設定時間T
w以下となるまでチェックを繰り返す。
【0029】ステップ161のチェックで、希望起床時
刻Thと現在時刻Tcとの差がタイマ設定時間Twにな
ると、ステップ162で、照度増加制御時刻に対する時
間のカウントが開始される。次いで、ステップ163に
おいて、現在時刻Tcが希望起床時刻Thに達したかど
うかをチェックする。ステップ163のチェックで、希
望起床時刻Thに達しない場合、ステップ164に進
み、REM睡眠判定部104の判定出力Rがあったかど
うかをチェックし、判定出力Rがない間は、ステップ1
63に戻り、処理が繰り返される。
【0030】REM睡眠判定部104の判定出力Rがあ
った場合、その時点で、ステップ165に進み、判定出
力信号Rをトリガーとして照明器106の照度Lsが増
加するように制御される。この場合、時間間隔T2毎に
照明器106の照度LsをLuだけ増加させる。この状
態が図10に示されている。ここでは、希望起床時刻T
hになる前に照度増加開始時刻Taとなっている。次い
で、ステップ166において、照明器106の照度Ls
が予め設定された照度Lfに達したかどうかをチェック
しつつ、照度Lsが照度Lfに達しない間は、ステップ
165に戻って、照度LsがLfに達するまで、処理が
繰り返される。照度LsがLfに達した場合、ステップ
167で、照度制御部105の作動が停止する。
【0031】ステップ164のチェックで、REM睡眠
状態判定部104の判定出力Rがないまま、希望起床時
刻Thに達した場合、ステップ165に進み、図11の
(b)に示すように、タイマ設定時間Twが経過した希
望起床時刻Thを照度増加開始時刻Taとして、照明器
106の照度増加を開始させる。以後、ステップ16
6、167の処理が行なわれる。上記のステップ141
〜145が発明のNON−REM睡眠状態判定手段2
を、ステップ151〜155がREM睡眠状態判定手段
3を、ステップ131〜135、161〜167が調光
制御手段4を構成している。
【0032】以上のように、照明器106の照度を制御
すると、光量の制御が容易にできる。そして、睡眠状態
に対応して、照明器106の照度を減少または増加させ
ることにより、入眠時に、外部光が明かる過ぎることが
なく、また、睡眠状態から急に目を覚ました覚醒時に、
外部が暗すぎるということがない。したがって、快適な
入眠および覚醒を得ることができる。なお、本実施例に
おいて、NON−REM睡眠判定部103、REM睡眠
判定部104、照度制御部105などは、マイクロプロ
セッサの代わりにディスクリート構成とすることも可能
である。
【0033】次に、第2の実施例について説明する。第
2の実施例は、使用者の頭部を覆う遮光具201の顔部
に相当する位置に調光手段としての偏光具202を取り
付けたものであり、図15は第2の実施例の構成を示す
ブロック図、図16は使用状態を示す図、図17は偏光
具202部分を示す拡大図である。
【0034】偏光具202は、図17に示すように、2
枚の偏光板202a、202bにより形成されている。
そして、アクチュエータ203により外側の偏光板20
2aを回動させ、偏光具202の透過率を制御して使用
者の眼に入射する光量を調節する。アクチュエータ20
3は遮光具202に取り付けられている。そして、図1
5に示すように、眼電位検出手段としてのセンサ101
により検出した眼電位に応じて、透過率制御部200か
らの出力でアクチュエータ203を作動させ、外側の偏
光板202aを回転させて偏光具202の透過率が制御
される。ここで、透過率制御部200には透過率設定部
204が接続され、透過率の初期値Piおよび最終値P
sが設定されるようになっている。この場合、照明器の
照度は一定に保たれているため、図には省略されてい
る。他の構成は、第1の実施例と同じである。
【0035】次に、透過率制御部200における動作を
図18、図19により説明する。図18は入眠時の透過
率減少制御を示すフローチャート、図19は覚醒時の透
過率増加制御を示すフローチャートである。なお、睡眠
状態の判定については、第1の実施例と同じである。
【0036】まず、入眠時の動作を説明する。図18に
示す処理は、第1の実施例における図6の動作とほぼ同
様である。ステップ211において、偏光板202aの
角度θsが、透過率設定部204で設定された初期値P
iになるように角度θiに制御され、使用者は睡眠状態
に導かれる。透過率の制御タイミングは、図10の
(a)に示す照度Lsを透過率Psと、初期値Liを初
期値Piと読み代えることで説明され、覚醒状態で透過
率Psが初期値Piに制御される。以下、偏光具202
の透過率Psは、偏光板202aの回転角度θsに応じ
て変化するため、回転角度θsにより説明する。また、
図10、図11の照度Lsを、偏光具202の透過率P
sまたは偏光板202aの角度θsに読み代えて説明す
る。
【0037】ステップ211で、睡眠状態に導かれる
と、ステップ212で、比較器111によりNON−R
EM睡眠状態であるかどうかがチェックされる。NON
−REM睡眠でない場合は、NON−REM睡眠になる
まで処理が繰り返され、NON−REM睡眠に入って入
眠した後は、ステップ213に進み、透過率制御部20
0により、時間間隔T1毎に偏光板202aの角度θs
をθdだけ減少させる。この状態は図10の(a)によ
り説明される。次いで、ステップ214で、偏光板20
2aの回転角度θsが予め設定された角度θeに達した
かどうかをチェックしつつ、角度θsがθeに達しない
間は、ステップ213に戻って、角度θsがθeに達す
るまで、処理が繰り返される。角度θsがθeに達して
透過率PsがPeに達した場合、ステップ215で、透
過率制御部200の作動が停止する。この透過率Peに
より、NON−REM睡眠状態に移行した使用者の睡眠
が妨げられることがない。
【0038】次に、覚醒時の動作を説明する。図19に
示す処理は、第1の実施例における図9の処理とほぼ同
様であり、REM睡眠状態判定部104の判定結果に基
づいて透過率制御部200により以下の処理が実行され
る。まず、照度制御部105は、図10の(b)に示す
ように、使用者が設定した希望起床時刻Thよりタイマ
117で予め設定された時間Tw以前に時間計時機能が
作動を開始しており、時間Twに増加制御機能が作動を
開始する。ステップ221において、希望起床時刻Th
と現在時刻Tcとの差がタイマ117の設定時間Tw以
下になっているかどうかをチェックし、設定時間Tw以
下となるまでチェックを繰り返す。
【0039】ステップ221で、希望起床時刻Thと現
在時刻Tcとの差がタイマ設定時間Tw以下になると、
ステップ222で、透過率増加制御時刻に対する時間の
カウントが開始される。次いで、ステップ223におい
て、現在時刻Tcが希望起床時刻Thに達したかどうか
をチェックする。希望起床時刻Thに達しない場合、ス
テップ224に進み、REM睡眠判定部104の判定出
力Rがあったかどうかをチェックし、判定出力Rがない
間は、ステップ223に戻り、処理が繰り返される。
【0040】ステップ224で、REM睡眠判定部10
4の判定出力Rがあった場合、その時点で、ステップ2
25に進み、判定出力信号Rをトリガーとして偏光板2
02aの角度θsが増加するように制御される。この状
態が図10の(a)の時刻Taに対応する。この場合、
時間間隔T2毎に偏光板202aの角度θsをθuだけ
増加させる。次いで、ステップ226において、偏光板
202aの角度θsが予め設定された照度θfに達した
かどうかをチェックしつつ、角度θsがθfに達しない
間は、ステップ225に戻って、角度θsがθfに達す
るまで、処理が繰り返される。角度θsがθfに達した
場合、ステップ227で、透過率制御部200の作動が
停止する。
【0041】ステップ223のチェックで、REM睡眠
状態判定部104の判定出力Rがないまま、希望起床時
刻Thに達した場合、ステップ225に進み、図11の
(b)に示すように、タイマ設定時間Twが経過した希
望起床時刻Thを照度増加開始時刻Taとして、透過率
制御部200により、偏光板202aの角度増加を開始
させる。以後、ステップ226、227の処理が行なわ
れる。上記のステップ211〜215、221〜227
が発明の調光制御手段を構成している。NON−REM
睡眠状態判定手段、REM睡眠状態判定手段は第1の実
施例と同じである。
【0042】第2の実施例では、使用者の頭部を覆う遮
光具201に、調光手段として2枚の偏光板202a、
202bから成る遮光具202を設け、一方の偏光板2
02aの回転角度を変化させて透過率を制御しているの
で、調光手段が小型化され、明かるい部屋などで簡単に
使用できて便利である。なお、NON−REM睡眠判定
部103、REM睡眠判定部104、透過率制御部20
0などは、マイクロプロセッサの代わりにディスクリー
ト構成とすることも可能である。
【0043】次に、第3の実施例について図20の構成
を示すブロック図により説明する。第3の実施例は、第
2の実施例における偏向具202の代わりに液晶パネル
302を使用し、この液晶パネル302を遮光具301
に取り付けたものである。そして、センサ101により
検出した眼電位に応じて、透過率制御部300からの出
力により液晶パネル302の透過率を制御する。他の構
成は、第2の実施例と同じである。
【0044】以下、透過率制御部300における動作を
図21、図22により説明する。図21は入眠時の透過
率減少制御を示すフローチャートである。まず、ステッ
プ311で、液晶透過率Psが初期値Piに制御されて
睡眠状態に導かれると、ステップ312で、比較器11
1の出力Nがあったか否かにより、NON−REM睡眠
状態であるかどうかがチェックされる。NON−REM
睡眠でない場合は、NON−REM睡眠になるまで処理
が繰り返され、NON−REM睡眠に入って入眠した後
は、ステップ313に進み、時間間隔T1毎に液晶透過
率PsがPdだけ減少される。次いで、ステップ314
で、液晶透過率Psが予め設定された透過率Peに達し
たかどうかがチェックされつつ、透過率PsがPeに達
しない間は、ステップ313に戻って、透過率PsがP
eに達するまで、処理が繰り返される。透過率PsがP
eに達した場合、ステップ315で、透過率制御部30
0の作動が停止する。他の処理は第2の実施例と同じで
ある。
【0045】図22は覚醒時の透過率増加制御を示すフ
ローチャートである。まず、透過率制御部300では、
ステップ321において、希望起床時刻Thと現在時刻
Tcとの差がタイマ117の設定時間Tw以下になって
いるかどうかをチェックし、設定時間Twとなるまでチ
ェックが繰り返えされる。希望起床時刻Thと現在時刻
Tcとの差がタイマ設定時間Tw以下になると、増加制
御機能が作動し、ステップ322で、透過率増加制御時
刻に対する時間のカウントが開始される。次いで、ステ
ップ323において、現在時刻Tcが希望起床時刻Th
に達したかどうかをチェックする。希望起床時刻Thに
達しない場合、ステップ324に進み、REM睡眠判定
部104の判定出力Rがあったかどうかをチェックし、
判定出力Rがない間は、ステップ323に戻り、処理が
繰り返される。以上は、第2の実施例と同じである。
【0046】ステップ324で、REM睡眠判定部10
4の判定出力Rがあった場合、その時点で、ステップ3
25に進み、判定出力信号Rをトリガーとして液晶パネ
ル302の透過率Psが増加するように制御される。こ
の場合、時間間隔T2毎に液晶透過率PsがPuだけ増
加される。次いで、ステップ326において、液晶パネ
ル302の透過率Psが予め設定された透過率Pfに達
したかどうかをチェックしつつ、透過率PsがPfに達
しない間は、ステップ325に戻って、透過率PsがP
fに達するまで、処理が繰り返される。透過率PsがP
fに達した場合、ステップ327で、透過率制御部30
0の作動が停止する。
【0047】ステップ324で、REM睡眠状態判定部
104の判定出力がないまま、希望起床時刻Thに達し
た場合、ステップ325に進む。以後、前記と同じくス
テップ325〜327の処理が行なわれる。上記のステ
ップ311〜315、321〜327が発明の調光制御
手段を構成している。NON−REM睡眠状態判定手
段、REM睡眠状態判定手段は第1の実施例と同じであ
る。
【0048】第3の実施例は、調光手段として液晶パネ
ル302を使用し、透過率制御部300により液晶パネ
ル302の透過率を制御して使用者の眼に入射する光量
を調節しているため、調光手段が小型化されるととも
に、明かるい部屋などで使用できるため、使用場所の拡
大を図ることができる。なお、NON−REM睡眠判定
部103、REM睡眠判定部104、透過率制御部30
0などは、マイクロプロセッサの代わりにディスクリー
ト構成とすることも可能である。
【0049】次に、第4の実施例について説明する。第
4の実施例は、第3の実施例の調光装置を車両に適用し
た例であり、図23は構成を示すブロック図、図24は
使用状態を示す図、図25は遮光具の拡大斜視図であ
る。この場合、車両内スペースの関係上、使用者の頭部
を覆うようなドーム状の遮光具が使用できないため、遮
光具401はサンバイザ型に形成され、ステー406に
より車両シート403のシートバック404に固定され
るようになっている。また、シートバック404の傾き
角度を検出するシートバック角度検出部405が設けら
れ、透過率制御部400に接続されている。そして、シ
ートバック404の傾き角度に応じて、使用者の眼を覆
う位置に設けた液晶パネル402の透過率を制御する構
成である。
【0050】遮光具401は、上下、左右から光が入射
しないようにフレーム401aを形成し、フレーム40
1aにより前面の使用者の眼を覆う液晶パネル402を
支持している。また、使用者の頭に固定するようにベル
ト401bが設けられ、ベルト401bの額に接する位
置に3個のセンサ101が取り付けられ、額にセンサ1
01を個別に装着する手間を省いている。これにより、
センサ101により使用者の眼電位を検出するととも
に、シートバック角度検出部405によりシートバック
404の傾き角度を検出し、透過率制御部400からの
出力により液晶パネル402の透過率を変化させる。他
の構成は、第3の実施例と同じである。
【0051】車両では、シートバック404の傾き角度
変化に伴なって使用者の上体の傾きが変化するため、液
晶パネル402を通して外部から遮光具401内に入射
する光量が変化する。そのため、第4の実施例では、シ
ートバック404の傾き角度に応じて、液晶パネル40
2の初期透過率および最終透過率を変化させている。す
なわち、シートバックの傾き角度が大きくなるに従って
初期透過率および最終透過率を減少させ、または、シー
トバックの傾き角度が小さくなるに従って初期透過率お
よび最終透過率を増加させる。
【0052】この構成の透過率制御部400における動
作は、液晶パネルの初期透過率および最終透過率がシー
トバックの傾き角度により設定される以外、第3の実施
例と同じであるため、説明は省略する。
【0053】以上のように、第4の実施例によれば、車
両のシートバックの傾き角度に応じて、液晶パネル40
2の初期透過率および最終透過率が設定されるため、車
中において、最適な光量で入眠または覚醒することがで
きて便利である。そして、遮光具401を被るだけで、
ベルト401bに取り付けたセンサ101が使用者の額
に接するため、例えば長距離運転の途中に車両を停車し
て休憩する場合にも、簡単に使用することができて便利
である。なお、第4の実施例においては、第3の実施例
と同様の液晶パネルを使用しているが、第2の実施例に
おける偏向板を使用することも可能である。
【0054】以上の各実施例においては、調光制御手段
としての照度制御部105、透過率制御部200、30
0、400が、光量減少および光量増加の両方の機能を
備えたリラクセーションシステム用調光装置について説
明したが、光量減少または光量増加のいずれか一方の機
能を有するように構成することも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、睡眠に導いた後、NON−REM睡眠かR
EM睡眠かを判定し、NON−REM睡眠のときには、
使用者の眼に入射する光量を減少させ、REM睡眠とな
った覚醒時に、光量を増加させるため、快適に入眠およ
び目覚めが得られる。従って、入眠時に外部が明かる過
ぎる、また、覚醒時に外部が暗すぎるという不安感や不
快感を排除することができる。
【0056】また、請求項2の発明によれば、睡眠に導
いた後、NON−REM睡眠かREM睡眠かを判定し、
NON−REM睡眠のときに、使用者の眼に入射する光
量を減少させるため、外部環境が明かる過ぎることがな
く、快適に入眠できる。
【0057】また、請求項3の発明によれば、睡眠中、
NON−REM睡眠かREM睡眠かを判定し、REM睡
眠となった覚醒時に、光量を増加させるため、外部環境
が暗すぎることがなく、快適に目覚めることができる。
【0058】上記の調光手段として照明器を使用し、こ
の照明器の照度が上記の調光制御手段により制御される
と、光量が容易に制御されるため、リラクセーション用
調光装置が安価に製作できる。また、調光手段として偏
向板または液晶パネルを使用し、調光制御手段が、偏向
板の角度を変化させて透過率を制御し、または、液晶パ
ネルの透過率を制御して光量を調節すると、調光手段が
小型化され、例えば明るい部屋などのような場所でも簡
易に使用することができる。
【0059】また、上記の調光手段として偏向板または
液晶パネルを取り付けたシートバックの角度をシートバ
ック角度検出部により検出し、そのシートバック角度に
応じて、調光手段を制御すると、車両内でも十分な光量
で入眠または覚醒でき、例えば長距離運転後に車内で休
息するときに簡単に使用できて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】人間の睡眠パターンを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】第1の実施例の使用状態を示す図である。
【図5】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】第1の実施例における照度減少の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】第1の実施例におけるNON−REM睡眠の検
出動作を示すフローチャートである。
【図8】第1の実施例におけるREM睡眠の検出動作を
示すフローチャートである。
【図9】第1の実施例における照度増加の動作を説明す
るフローチャートである。
【図10】第1の実施例における照度制御のタイミング
を示す図である。
【図11】第1の実施例における照度制御のタイミング
を示す図である。
【図12】第1の実施例における構成要素の出力波形を
示す図である。
【図13】第1の実施例における構成要素の出力波形を
示す図である。
【図14】第1の実施例における構成要素の出力波形を
示す図である。
【図15】第2の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】第2の実施例の使用状態を示す図である。
【図17】第2の実施例における偏光具の拡大図であ
る。
【図18】第2の実施例における透過率減少の動作を示
すフローチャートである。
【図19】第2の実施例における透過率増加の動作を示
すフローチャートである。
【図20】第3の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図21】第3の実施例における透過率減少の動作を示
すフローチャートである。
【図22】第3の実施例における透過率増加の動作を示
すフローチャートである。
【図23】第4の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図24】第4の実施例における使用状態を示す図であ
る。
【図25】第4の実施例における遮光具の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 眼電位検出手段 2 NON−REM睡
眠状態判定手段 3 REM睡眠状態判
定手段 4 調光制御手段 5 調光手段 101 センサ 102 増幅器 103 NON−REM睡
眠状態判定部 104 REM睡眠状態判
定部 105 照度制御部 106 照明器 115 照度設定部 118、201、301、401 遮光具 119 椅子 200、300、400 透過率制御部 202 偏光具 202a、202b 偏光板 203 アクチュエータ 204 透過率設定部 302、402 液晶パネル 403 車両シート 404 シートバック 405 シートバック角度
検出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の睡眠を制御するリラクセーションシ
    ステムにおいて、人の眼電位を検出する眼電位検出手段
    と、前記眼電位検出手段によって検出された眼電位信号
    の低周波成分に基づいてNON−REM睡眠状態を判定
    するNON−REM睡眠状態判定手段と、前記眼電位検
    出手段によって検出された眼電位信号の高周波成分に基
    づいてREM睡眠状態を判定するREM睡眠状態判定手
    段と、人の眼に入射する光量を調節する調光手段と、前
    記NON−REM睡眠状態判定手段またはREM睡眠状
    態判定手段の判定に基づいて、前記調光手段を制御する
    調光制御手段とを具備したことを特徴とするリラクセー
    ションシステム用調光装置。
  2. 【請求項2】 人の睡眠を制御するリラクセーションシ
    ステムにおいて、人の眼電位を検出する眼電位検出手段
    と、前記眼電位検出手段によって検出された眼電位信号
    の低周波成分に基づいてNON−REM睡眠状態を判定
    するNON−REM睡眠状態判定手段と、人の眼に入射
    する光量を調節する調光手段と、前記NON−REM睡
    眠状態判定手段の判定に基づいて、前記調光手段による
    光量を減少する調光制御手段とを具備したことを特徴と
    するリラクセーションシステム用調光装置。
  3. 【請求項3】 人の睡眠を制御するリラクセーションシ
    ステムにおいて、人の眼電位を検出する眼電位検出手段
    と、前記眼電位検出手段によって検出された眼電位信号
    の高周波成分に基づいてREM睡眠状態を判定するRE
    M睡眠状態判定手段と、人の眼に入射する光量を調節す
    る調光手段と、前記REM睡眠状態判定手段の判定に基
    づいて、前記調光手段による光量を増加する調光制御手
    段とを具備したことを特徴とするリラクセーションシス
    テム用調光装置。
  4. 【請求項4】 前記調光手段は、照明器であり、前記調
    光制御手段は、前記照明器の照度を制御することを特徴
    とする請求項1、2または3記載のリラクセーションシ
    ステム用調光装置。
  5. 【請求項5】 前記調光手段は、使用者の眼を覆う偏向
    具であり、前記調光制御手段は、前記偏向具の角度を変
    化させて透過率を制御することにより光量を調節するこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載のリラクセー
    ションシステム用調光装置。
  6. 【請求項6】 前記調光手段は、使用者の眼を覆う液晶
    パネルであり、前記調光制御手段は、前記液晶パネルの
    透過率を制御することにより光量を調節することを特徴
    とする請求項1、2または3記載のリラクセーションシ
    ステム用調光装置。
  7. 【請求項7】 前記調光手段は、車両シートのシートバ
    ックに取り付けられ、前記調光制御手段は、車両シート
    のシートバック角度を検出するシートバック角度検出部
    を備え、前記シートバック角度検出部により検出したシ
    ートバック角度に応じて、前記調光手段の透過率を制御
    することを特徴とする請求項5または6記載のリラクセ
    ーションシステム用調光装置。
JP8093278A 1996-03-22 1996-03-22 リラクセーションシステム用調光装置 Withdrawn JPH09253213A (ja)

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