JPH0596971A - 居眠り運転防止装置 - Google Patents

居眠り運転防止装置

Info

Publication number
JPH0596971A
JPH0596971A JP3257825A JP25782591A JPH0596971A JP H0596971 A JPH0596971 A JP H0596971A JP 3257825 A JP3257825 A JP 3257825A JP 25782591 A JP25782591 A JP 25782591A JP H0596971 A JPH0596971 A JP H0596971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
driving
detection
detecting
dozing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3257825A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kasai
純一 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3257825A priority Critical patent/JPH0596971A/ja
Publication of JPH0596971A publication Critical patent/JPH0596971A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤検出を生じることがなく、より検出精度の
高い居眠り運転防止装置の提供を可能とする。 【構成】 運転者の生体変化を検出する手段CL1と、
運転者が行なう運転操作の内容を検出する手段CL2
と、前記運転操作検出手段CL2の検出信号から運転者
の居眠り運転を検出する手段CL3と、運転者に刺激を
与える刺激呈示手段CL4とからなる居眠り運転防止装
置であって、前記生体変化検出手段CL1の検出結果に
応じて前記居眠り運転検出手段CL3の検出レベルを可
変とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、居眠り運転防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の居眠り運転防止装置とし
ては、例えば実開昭55−121732号公報に記載の
ものが知られている。図9には、従来の居眠り運転防止
装置のブロック図が示されている。同図において、居眠
り運転防止装置27は、ステアリング操作における操舵
角信号θが入力される入力端子29と、このう入力端子
29から操舵角信号を受けるメモリー回路31と、メモ
リー回路出力33とインバータ35を介して操舵角信号
θとを受ける加算回路37と、加算回路出力39を受け
る絶対値演算回路41と、絶対値演算回路41の出力と
標準電圧発生回路43の標準電圧とを比較するコンパレ
ータ45と、コンパレータ出力47を受けてセット、リ
セットされるタイマー49と、タイマー49に接続され
た判定回路51と判定回路出力53を受ける時間設定回
路55とを有し、コンパレータ出力53はメモリー回路
67にも入力されるようになっている。
【0003】更に、入力端子29から操作角信号θを受
けるスイッチ回路57が位置して時間設定回路55の出
力59に制御され、その開放時にメモリー回路67に操
作角信号θを提供する。メモリー回路67は、時間設定
回路55の出力59によってセットされ、メモリー回路
出力66とインバータ69によって逆転されたスイッチ
回路出力θが加算回路71で加算され、加算回路71の
出力は絶対値演算回路73を介してコンパレータ75に
入力され、標準電圧発生回路77の標準電圧と比較され
る。コンパレータ75の比較出力79は、時間設定回路
81に入力され、時間設定回路出力83が警報装置85
に入力される。
【0004】これによると、一定時間当りの操舵頻度が
減少したとき、あるいは、一定時間にわたってハンドル
操作が無くなる無操舵時に所定値以上の操舵角変化が発
生したときに運転者が居眠りしていると判定するように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、ステアリングの操舵角変化のみで居眠り
運転を検出するようになっているため、正常時において
も道路条件あるいは運転状況により類似した操舵角変化
が表われたとき等に居眠り運転として誤警報する可能性
があり、運転者がわずらわしく感じる可能性があった。
【0006】そこでこの発明は、誤検出を生じることが
なく、より検出精度の高い居眠り運転防止装置を提供し
運転者のわずらわしさを低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、図1に示すように、運転者の
生体変化を検出する手段CL1と、運転者が行う運転操
作の内容を検出する手段CL2と、前記運転操作検出手
段CL2の検出信号から運転者の居眠り運転を検出する
手段CL3と、運転者に刺激を与える刺激呈示手段CL
4とからなる居眠り運転防止装置であって、前記生体変
化検出手段CL1の検出結果に応じて前記居眠り運転検
出手段CL3の検出レベルを可変とすることを特徴とし
ている。請求項2に記載の発明は、請求項1の居眠り運
転防止装置であって、前記運転者の生体変化を検出する
手段CL1が、運転者の顔の表情を画像処理で捉える装
置であることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1の居眠
り運転防止装置であって、前記運転者の生体変化を検出
する手段CL1が、運転者の体温を計測して処理する装
置であることを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1の居眠
り運転防止装置であって、前記運転者の生体変化を検出
する手段CL1が、運転者の脳波を計測して処理する装
置であることを特徴としている。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1又は請
求項2又は請求項3若しくは請求項4の居眠り運転防止
装置であって、前記運転者が行う運転操作の内容を検出
する手段CL2が、ステアリング操舵角変化を検出する
装置であることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、運転者の生体
変化を検出する手段CL1の検出結果に応じて居眠り運
転検出手段CL3の検出レベルが変更され、この検出レ
ベルによって運転操作検出手段CL2の検出信号に基づ
き運転者の居眠り状態が検出される。そして、居眠り運
転状態が検出された場合、刺激呈示手段CL4による刺
激が呈示される。
【0012】従って、例えば運転者が眠気を催してきた
とき等には、生体変化検出手段CL1がこれを検出し、
居眠り運転検出手段CL3の検出レベルの感度を高くす
るため、誤検出を生じることがなく、検出精度が向上す
る。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、運転者の
顔の表情を画像処理で捉えることにより、運転者の生体
変化を検出し、この検出結果に応じて居眠り運転検出手
段CL3の検出レベルを変更し、この検出レベルによっ
て運転操作検出手段CL2の検出信号に基づき運転者の
居眠り状態が検出される。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、運転者の
体温を計測して処理することにより、運転者の生体変化
を検出し、この検出結果に応じて居眠り運転検出手段C
L3の検出レベルを変更し、この検出レベルによって運
転操作検出手段CL2の検出信号に基づき運転者の居眠
り状態が検出される。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、運転者の
脳波を計測して処理することにより、運転者の生体変化
を検出し、この検出結果に応じて居眠り運転検出手段C
L3の検出レベルを変更し、この検出レベルによって運
転操作検出手段CL2の検出信号に基づき運転者の居眠
り状態が検出される。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、運転者の
生体変化を検出する手段CL1の検出結果に応じて居眠
り運転検出手段CL3の検出レベルが変更され、この検
出レベルによってステアリングの操舵角の変化に基づき
運転者の居眠り状態が検出される。そして、居眠り運転
状態が検出された場合、刺激呈示手段CL4による刺激
が呈示される。
【0017】従って、例えば運転者が眠気を催してきた
とき等には、生体変化検出手段CL1がこれを検出し、
居眠り運転検出手段CL3の検出レベルの感度を高くす
るため、誤検出を生じることがなく、検出精度が向上す
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0019】図2は第1実施例の居眠り運転防止装置の
構成を示している。
【0020】この装置では運転者の生体変化を検出する
手段CL1として、運転者の顔の表情を画像処理で捉え
る装置を備えている。この装置は運転者の顔部分を撮影
するTVカメラ1と画像メモリ3および画像解析・閉眼
検出装置5とから構成されている。前記TVカメラ1は
インストルメントパネル内の運転者に対する正面方向に
配置され、予め設定されたトリガ(例えば100ms
毎)に従って運転者の顔部分を撮影するようになってい
る。前記画像メモリ3はTVカメラ1に接続され、予め
定められた一定時間(例えば連続5秒以上)におけるT
Vカメラ1の入力画像データを格納する。前記画像解析
・閉眼検出装置5は、画像メモリ3に格納された入力画
像データに基づき、これを画像解析して眼球の閉眼状態
を検出することにより運転者の生体変化を検出し、その
検出結果に応じて後述する居眠り運転検出装置9へ検出
レベル切換信号Kdを出力するように構成されている。
また、画像解析・閉眼検出装置5は、画像メモリ3に対
しフレーム、コマ送り信号および画像取込み信号を出力
するようになっている。
【0021】また、この装置では運転者が行なう運転操
作の内容を検出する手段CL2として、例えばステアリ
ング操作の状態を検出する操舵パターン検出装置7を備
えている。この操舵パターン検出装置7は、例えばステ
アリングの操舵角変化に応じて信号を出力する操舵角セ
ンサ等によって構成されている。
【0022】また、この装置では運転者の居眠り運転を
検出する手段CL3として、居眠り運転検出装置9が設
けられている。この居眠り運転検出装置9は、前記操舵
パターン検出装置7の検出信号に基づき居眠り運転を検
出するようになっている。
【0023】前記居眠り運転検出装置9は、画像解析・
閉眼検出装置5からの検出レベル切換信号Kdに応じて
居眠りを検出する検出レベルが変更され、その検出レベ
ルにより操舵パターン検出装置7の検出信号から居眠り
運転を検出するように構成されている。
【0024】さらに、この装置では運転者に刺激を与え
る刺激呈示手段CL4として、警告音を発するブザー1
1が採用され、インストルメントパネル等の運転者に近
い位置に配置されている。そして、ブザー11は駆動回
路13によって駆動制御される。
【0025】つぎに、上記第1実施例の作用について、
図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0026】ます、ステップS1で、ある一定時間の無
操舵状態が続いた後、所定値以上の操舵角変化があった
場合等、居眠り運転として検出する操舵パターンの定数
1 を予め設定する。この定数T1 は運転者の初期の操
舵特性から学習によって設定することもできる。つぎ
に、ステップS2で画像解析・閉眼検出装置5から検出
レベル切換え信号Kdを取込む。ここで、検出レベル切
換え信号Kdは、運転者の状態が正常の場合、すなわ
ち、生体変化が無い場合は「0」で、また、運転者の状
態が異常の場合、すなわち、生体変化があり居眠り状態
になっている場合には「1」としている。
【0027】つづいて、ステップS3で検出レベル切換
え信号Kdが「1」か否かが判断される。Kdが「1」
のときは運転者が居眠り状態になっている場合であるか
らステップS4へ移行し、ステップS1で設定された操
舵パターンの定数T1 を検出感度を向上させる方向の定
数Tc (=T1/A)に変更する。また、Kdが「0」
のときは、運転者の状態が正常時であるからステップS
5へ移行し、最初に設定された操舵パターンの定数T1
をそのままTc として使用する。
【0028】ステップS6では、ステップS4またはス
テップS5で設定された操舵パターンの定数Tc と、操
舵パータン検出装置7の検出信号とを用いて居眠り運転
が検出される。そして、ステップS7で居眠り運転が行
われているか否かが判断される。居眠り運転であると判
断された場合はステップS8へ移行し、駆動回路13を
介してブザー11が駆動され、該ブザー11が鳴って運
転者の注意を喚起する。正常状態で運転とれている場合
にはステップS2へ戻る。
【0029】上記フローチャートにおけるステップS2
での運転者の生体変化の検出は、図4に示すフローチャ
ートにより実行される。すなわち、ステップS11で警
戒状態を表わす値Nが0以下であるか否かが判断され
る。この警戒状態を表わす値Nは、閉眼の状態が検出さ
れた場合にその後運転者が完全に覚醒するまで警戒状態
を続けるために設定されるもので、この実施例では画像
データの取り込み回数を定めるようにしている。そし
て、警戒状態を表わす値Nが0以下の場合は正常の状態
のときであるから、検出レベル切換信号Kdを「0」に
して居眠り状態の信号を解除し(ステップS12)、ま
たNが0を越える場合は閉眼の状態が検出されたときで
あるからそのままとしてそれぞれステップS13へ移行
し、カウンタをクリアする。
【0030】つぎに、ステップS14で画像メモリ3に
格納された画像データを読み込み、この画像データに基
づいて画像分析し、閉眼の状態であるか否かが判別され
る(ステップS15)。閉眼の状態であると判別された
ときは、ステップS16でカウント数が加算される。ス
テップS17ではカウント数が5を越えるか否かが判別
される。この判別は居眠の状態であるか否かを判別する
ものである。カウント数が5を越えている場合は、連続
して5コマ以上の閉眼状態が検出されたときであり、こ
のときにはステップS18で警戒状態を表わす値Nを3
にセットし、その後3回の画像データの読み込みにおい
て連続して正常であると判断されるまで警戒状態を続け
ることにする。そして、ステップS19で検出レベル切
換信号Kdを居眠り状態を表わす「1」にセットし、ス
テップS24へ移行して新たな画像データの取り込みを
行なう。
【0031】また、ステップS15において閉眼の状態
ではない場合や連続5秒以内の閉眼の場合には正常とみ
なしてステップS20へ移行し、カウンタをクリアす
る。そして、ステップS21で画像メモリ3の番地を進
ませる。ステップS21では画像メモリ3に格納された
画像データをすべてチェックしたか否かが判別される。
そして、すべての画像データのチェックが終ったとき
は、ステップS23で警戒状態を表わす値Nを減算し、
ステップS24へ移行して新たな画像データの取り込み
を行なう。
【0032】前記ステップS18でカウント数が5を越
えない場合にはステップS21へ移行し、また、前記ス
テップS22で画像メモリ3のチェックが未終了のとき
はステップS13へ戻る。
【0033】上記フローチャートにおけるステップS2
4での画像取込みルーティンは、図5に示すフローチャ
ートにより実行される。
【0034】まず、ステップS31でTVカメラ1によ
り予め設定されたトリガ(例えば100ms毎)に従っ
て運転者の顔部分が撮影される。ステップS32および
S33で予め定められた一定の時間(例えば5秒以上)
におけるTVカメラ1の入力画像データを画像メモリ3
に格納する。このように、例えば5秒以上連続して10
0ms毎に撮影された画像データを取り込むことによ
り、運転者の顔の表情(例えばまばたきの様子など)を
読み取ることができる。そして、画像メモリ3が一杯に
なると、このルーティンを終了し図4のステップS11
へ戻る。
【0035】この装置によれば、TVカメラ1で撮影し
た運転者の顔部分の画像データから画像解析・閉眼検出
装置5によって徐々に閉眼状態になっていく探子を検出
し、その検出結果が閉眼状態であると判断された場合、
居眠り運転検出装置9の居眠り検出レベルの感度を高く
する方向へ変化させる。そして、この感度で操舵パター
ン検出装置7の検出信号によって居眠り運転が検出され
る。また、閉眼状態でないと判断された場合は、居眠り
検出レベルを通常の状態に戻す方向へ変化させる。従っ
て、誤検出を生じることがなく、検出精度を向上するこ
とができる。このため誤警報が少なくなり、運転者のわ
ずらわしさを低減することができる。
【0036】図6は第2実施例を示すものである。
【0037】図2と同様の構成部分には同一符号を付
し、重複した説明は省略する。
【0038】この実施例は、運転者の生体変化の検出を
運転者の体温変化を計測して処理することにより行うよ
うにしたものである。
【0039】すなわち、この実施例の装置では、運転者
の生体変化を検出する手段CL2として、運転者の体温
変化を計測して処理する装置を備えている。この装置
は、図6に示すように、運転者の体温変化を測定する表
面温度測定用カメラ15とサーモグラフ17およびリラ
ックス状態判定装置19とから構成されている。前記表
面温度測定用カメラ15はインストルメントパネル内の
運転者に対する正面方向に配置され、運転者の体温を測
定するようになっている。前記サーモグラフ17は表面
温度測定用カメラ15に接続され、表面温度測定用カメ
ラ15を測定した体温データを格納する。リラックス状
態判定装置19は、サーモグラフ17に格納された入力
体温データに基づき、これを分析してリラックス状態を
判定することにより運転者の生体変化を検出し、その検
出結果に応じて居眠り運転検出装置9へ検出レベル切換
信号Kdを出力するように構成されている。
【0040】前記リラックス状態判定装置19では、例
えば予め定めた所定範囲より体温が下った場合に、居眠
り状態として判定するようになっている。
【0041】この実施例によれば、運転者の体温変化か
ら居眠り状態かどうかを検出し、これを基に居眠り運転
検出装置9の居眠り検出レベルの感度を高くする方向へ
変化させる。そして、この感度で操舵パターン検出装置
7の検出信号より居眠り運転が検出される。従って、誤
検出を生じることがなく、わずらわしさを低減すること
ができる。
【0042】図7は第3実施例を示すものである。
【0043】図2および図7と同様の構成部分には同一
符号を付し重複した説明は省略する。
【0044】この実施例は、運転者の覚醒度が低下しか
けると大脳の活動が低下することに着目したもので、脳
波の中で特にα波といわれる成分の振幅が大きくなった
場合は、覚醒度が低下したと判断することができ、ま
た、一定時間のα波の積分値から居眠り状態を判定する
ことができることが知られている。
【0045】そこで、この実施例では、運転者の生体変
化の検出を運転者の脳波を計測して処理することにより
行うようにしたものである。
【0046】すなわち、この実施例の装置では、運転者
の生体変化を検出する手段CL2として、運転者の脳波
を計測して処理する装置を備えている。この装置は、図
7に示すように、運転者の脳波を計測する脳波電極21
とα波計測・積分回路23および居眠り反対装置25と
から構成されている。前記脳波電極21は運転者の頭部
に帽子等を介して装着され、運転者の脳波信号を出力す
るようになっている。前記α波計測・積分回路23はは
脳波電極21に接続され、脳波電極21の脳波信号から
α波を計測し、このα波の積分値を演算する。居眠り判
定装置25は、α波計測・測積分回路23で演算された
α波の積分値によって居眠り状態を判定し、その判定結
果に応じて居眠り運転検出装置9へ検出レベル切換信号
Kdを出力するように構成されている。
【0047】この実施例によれば、運転者の脳波信号か
ら居眠り状態かどうかを判定し、これを基に居眠り運転
検出装置9の居眠り検出レベルの感度を高くする方向へ
変化させる。そして、この感度で操舵パターン検出装置
7の検出信号によって居眠り運転が検出される。従っ
て、居眠り運転状態と目覚めの状態が交互に現われてい
るような状況においても、居眠り運転状態時にタイミン
グ良く(但し若干時間的に遅れる)効果的な警報を出す
ことができる。
【0048】なお、上記の各実施例では、運転者の生体
変化を検出する手段として、TVカメラ1、表面温度測
定用カメラ15および脳波電極21を採用しているが、
これらに代えて例えば皮膚電位を計測する装置あるいは
まばたきを検出装置等を用いることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、この発
明の構成によれば、運転者の生体変化を検出し、それを
基に運転操作の内容から居眠り運転を検出するようにし
たから、誤検出を生じることがなく、より検出精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図3】図2の構成に基づくフローチャートである。
【図4】画像解析・閉眼検出のフローチャートである。
【図5】画像取込ルーティンのフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図8】皮膚電位と生体変化との関係を示すグラフであ
る。
【図9】従来の居眠り運転防止装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
CL1 生体変化検出手段 CL2 運転操作検出手段 CL3 居眠り運転検出手段 CL4 刺激呈示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/18 8932−4C A61M 21/00 G08B 21/00 Q 7319−5G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の生体変化を検出する手段と、運
    転者が行なう運転操作の内容を検出する手段と、前記運
    転操作検出手段の検出信号から運転者の居眠り運転を検
    出する手段と、運転者に刺激を与える刺激呈示手段とか
    らなる居眠り運転防止装置であって、前記生体変化検出
    手段の検出結果に応じて前記居眠り運転検出手段の検出
    レベルを可変とすることを特徴とする居眠り運転防止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記運転者の生体変化を検出する手段
    が、運転者の顔の表情を画像処理で捉える装置である請
    求項1記載の居眠り運転防止装置。
  3. 【請求項3】 前記運転者の生体変化を検出する手段
    が、運転者の体温を計測して処理する装置である請求項
    1記載の居眠り運転防止装置。
  4. 【請求項4】 前記運転者の生体変化を検出する手段
    が、運転者の脳波を計測して処理する装置である請求項
    1記載の居眠り運転防止装置。
  5. 【請求項5】 前記運転者が行なう運転操作の内容を検
    出する手段が、ステアリング操舵角変化を検出する装置
    である請求項1又は請求項2又は請求項3若しくは請求
    項4記載の居眠り運転防止装置。
JP3257825A 1991-10-04 1991-10-04 居眠り運転防止装置 Pending JPH0596971A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257825A JPH0596971A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 居眠り運転防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3257825A JPH0596971A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 居眠り運転防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0596971A true JPH0596971A (ja) 1993-04-20

Family

ID=17311651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3257825A Pending JPH0596971A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 居眠り運転防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0596971A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07266917A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Toyota Motor Corp 居眠り運転検出装置
JPH08140949A (ja) * 1994-11-16 1996-06-04 Pioneer Electron Corp 運転精神状態検出装置
US5694116A (en) * 1995-11-06 1997-12-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Driver condition-monitoring apparatus for automotive vehicles
JPH10960A (ja) * 1996-06-12 1998-01-06 Yazaki Corp 運転者監視装置
JPH10250404A (ja) * 1997-03-14 1998-09-22 Nippon Soken Inc 車両用居眠り運転防止装置
JP2001063694A (ja) * 1999-08-31 2001-03-13 Yoshitaka Hirano 脳波で起動される自動操船装置
JP2006223635A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Daihatsu Motor Co Ltd 居眠り運転検出装置及び居眠り運転検出方法
JP2006280513A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 National Institute Of Information & Communication Technology 乗り物操縦者のモニター方法及びシステム
JP2007233479A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Toyota Motor Corp 覚醒度推定装置及び方法
JP2008084219A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Aisin Seiki Co Ltd 前方カーブ警報装置
DE19630970B4 (de) * 1995-08-01 2008-12-24 Honda Giken Kogyo K.K. Fahrzustandsüberwachungseinrichtung für Kraftfahrzeuge
US7982618B2 (en) 2007-01-29 2011-07-19 Denso Corporation Wakefulness maintaining apparatus and method of maintaining wakefulness
JP2018082931A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 本田技研工業株式会社 覚醒度処理方法および覚醒度処理装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07266917A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Toyota Motor Corp 居眠り運転検出装置
JPH08140949A (ja) * 1994-11-16 1996-06-04 Pioneer Electron Corp 運転精神状態検出装置
DE19630970B4 (de) * 1995-08-01 2008-12-24 Honda Giken Kogyo K.K. Fahrzustandsüberwachungseinrichtung für Kraftfahrzeuge
US5694116A (en) * 1995-11-06 1997-12-02 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Driver condition-monitoring apparatus for automotive vehicles
JPH10960A (ja) * 1996-06-12 1998-01-06 Yazaki Corp 運転者監視装置
JPH10250404A (ja) * 1997-03-14 1998-09-22 Nippon Soken Inc 車両用居眠り運転防止装置
JP2001063694A (ja) * 1999-08-31 2001-03-13 Yoshitaka Hirano 脳波で起動される自動操船装置
JP2006223635A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Daihatsu Motor Co Ltd 居眠り運転検出装置及び居眠り運転検出方法
JP2006280513A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 National Institute Of Information & Communication Technology 乗り物操縦者のモニター方法及びシステム
JP2007233479A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Toyota Motor Corp 覚醒度推定装置及び方法
JP2008084219A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Aisin Seiki Co Ltd 前方カーブ警報装置
US7982618B2 (en) 2007-01-29 2011-07-19 Denso Corporation Wakefulness maintaining apparatus and method of maintaining wakefulness
JP2018082931A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 本田技研工業株式会社 覚醒度処理方法および覚醒度処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5867587A (en) Impaired operator detection and warning system employing eyeblink analysis
JP3293308B2 (ja) 人物状態検出装置
JPH0596971A (ja) 居眠り運転防止装置
JP4677963B2 (ja) 居眠り検知装置、居眠り検知方法
JP5007975B2 (ja) 居眠り検知装置
JP2002183900A (ja) 居眠り運転警報装置
Liu et al. Driver fatigue detection through pupil detection and yawing analysis
JP6399311B2 (ja) 居眠り検知装置
JP3116638B2 (ja) 覚醒状態検知装置
JP3480483B2 (ja) 覚醒度推定装置
JPH07156682A (ja) 覚醒状態検出装置
US20190126820A1 (en) Fatigue alarm apparatus and method
Arunasalam et al. Real-time drowsiness detection system for driver monitoring
WO2008020458A2 (en) A method and system to detect drowsy state of driver
JP2002279410A (ja) 居眠り検出装置
KR20220048533A (ko) 운전자의 집중도 검출 장치 및 그 방법
JPH08290726A (ja) 居眠り警報装置
JP5050794B2 (ja) 眠気検知装置、眠気検知方法
JPH08332871A (ja) 覚醒度検出装置
AU2021104783A4 (en) An artificial intelligence based iot enabled drowsiness detection system
JP3815842B2 (ja) 居眠り警報装置
KR101034886B1 (ko) 짧은 심장박동 주기의 변화를 이용한 졸음상태 판정 시스템 및 방법
KR101932147B1 (ko) 심전도 신호를 이용한 운전자의 졸음운전 진단 방법 및 장치
JP3812355B2 (ja) 運転注意力検出装置および居眠り運転検出装置
JPH03222941A (ja) 入眠判定装置