JPH02166493A - Ｖｄｔ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＶ　Ｄ　Ｔ　（Ｖｉｓｕａｌ　Ｄｉｓｐｌａｙ
　Ｔｅｒｍｉｎａｌ）装置、特に作業者の視覚認識性の
向上と疲労軽減とを目的として表示色を自動調整するＶ
ＤＴ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、ＶＤＴ装置におけるＣＲＴ等による表示色は装置
設計段階において決定され、この表示色はＶＤＴ装置を
作業者が使用している間も一定で変わることがない。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したＶＤＴ装置は、常に一定の色相でしが表示され
ず、作業者の作業時間や精神的および肉体的の疲労度と
共に変化する視覚認識のレベルとは無関係であり、常に
作業者の状態に合った最適の表示色とはなっていないの
で、作業の低下や疲労が大きいと云う問題点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のＶＤＴ装置は、ＶＤＴ装置において、キーボー
ドのアームレスト上に設けた心拍数と体温とを検知する
センサと、このセンサがら心拍数と体温との変化値を周
期的に出力する検出回路と、この検出回路から出力され
る変化値の変化が一定以下になったときに初期疲労時点
と判定する疲労度検出回路と、作業開始時点からＣＲＴ
に黄色の色表示を行なわせ前記疲労度検出回路からの初
期疲労時点の検出信号を受けた後はＣＲＴに徐々に黄緑
色の色表示を行なわせる色制御回路とを有することによ
り構成される。

以下、本発明の原理について説明すると、第３図は各波
長に対する眼の相対感度を示す図で１通常比視感度曲線
と云われ、曲線（Ａ）は暗所視と云われる暗所での感度
を、曲線（Ｂ）は明所視と云われる明所で感度を表わし
ている０色に対する眼の感度は波長の変化に応じて変化
し、太陽光のスペクトル分布の中心部（黄緑：　５５５
ｎｍ）にて最も高くなる。また光の波長により眼の水晶
体の屈折が異なるため、色により焦点距離が異なってく
る。この点で黄がかった緑色および黄緑色の波長範囲（
５３５〜５６５　ｎ　ｍ　＞は眼の網膜上完全に焦点が
合い容い範囲であり、青色系は網膜の前方に、赤色系は
、後方に焦点が合う色相である。また黄色や橙黄色は黄
緑色の波長範囲に近く比較的焦点が合いやすい、網膜上
焦点が合いやすいということは、眼球における筋肉の調
整量が少ないため疲労が小さいことを表わす。

また黄色は比視感度曲線の面でも太陽光のスペクトル分
布の中心部に近く、最も高い感度に近い波長範囲（５７
５〜５８０ｎｍ）にあるため、視覚認識性に優れ、感情
的にも活動度を高める刺激効果をもつ。

一方、心拍数および体温は緊張度と深い関り合いを持っ
ていて、継続した作業による疲労の程度を推測できる。

第４図（ａ）は作業時間と心拍数および体温の変化の関
係図で、第４図（ｂ）は通常疲労度を表わすと云われる
フリッカ値の変化図である。第４図（ａ）と（ｂ）とを
比較すると、フリッカ値が下り初めな点が、心拍数およ
び体温が作業開始後に上り、−段落した変曲点と略一致
している。従ってこの点を初期疲労時点と見做すことが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は第１
図の構造例を示す側面図である。第１図および第２図に
おいて、ＶＤＴ装置のキーボードのアームレスト上に複
数のセンサを有する検知器１が設けられ、心拍数検出回
路２および体温検出回路３はそれぞれ一定周期でセンサ
を介して、作業者の心拍数および体温を検出する。疲労
度検出回路４は時間経過と共に入力される心拍数と体温
とのそれぞれの初期値との差分の変化量を観測し、差分
の変化が略０になった時点を初期疲労時点として色コン
トロール回路５に出力する０色コントロール回路５はこ
の疲労度情報に従ってＣＲＴ６の表示色を変化させる。

第５図は疲労度情報に対するＣＲＴの代表的な表示色と
の関係図で、色コントロール回路５の色制御動作を示し
ている０作業開始時点では作業者の活動度が高く、視覚
認識性を重視して刺激を高める黄色（波長：５８０〜５
７５ｎｍ）を表示色とし、初期疲労時点から予定作業時
間の終了までに順次黄緑色（波長：５５５ｎｍ）に落し
てゆく。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、作業時間経過に伴なう疲
労度の検出結果をもとに、ＣＲＴ上の文字の表示色を変
化させることにより、作業開始から一定時間のいわゆる
高活動状態においては、作業者の脳を刺激し活動度を高
め、視覚認識性の向上をはかって作業誤りの軽減を得る
効果があり、また疲労度検出段階以降においては、作業
者の疲労度を最低限に抑える効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は第１
図の構造例を示す側面図、第３図は目の相対感度図、第
４図（ａ）は作業時間と心拍数および体温の変化との関
係図、第４図（ｂ）は作業時間とフリッカ値の変化との
関係図、第５図は疲労度情報に対するＣＲＴの代表的な
表示色との関検図である。 １・・・検知器、 ２・・・心拍数検出回路、 ３・・・体温検 出回路、 ４・・・疲労度検出回路、 ５・・・色コントロー ル、 ６・・・ＣＲＴ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＶＤＴ装置において、キーボードのアームレスト上に設
   けた心拍数と体温とを検知するセンサと、このセンサか
   ら心拍数と体温との変化値を周期的に出力する検出回路
   と、この検出回路から出力される変化値の変化が一定以
   下になったときに初期疲労時点と判定する疲労度検出回
   路と、作業開始時点からＣＲＴに黄色の色表示を行なわ
   せ前記疲労度検出回路からの初期疲労時点の検出信号を
   受けた後はＣＲＴに徐々に黄緑色の色表示を行なわせる
   色制御回路とを有することを特徴とするＶＤＴ装置。