JPH04367653A - 生体活性度モニターシステム - Google Patents

生体活性度モニターシステム

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JPH04367653A
JPH04367653A JP3143606A JP14360691A JPH04367653A JP H04367653 A JPH04367653 A JP H04367653A JP 3143606 A JP3143606 A JP 3143606A JP 14360691 A JP14360691 A JP 14360691A JP H04367653 A JPH04367653 A JP H04367653A
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bioactivity
heart rate
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monitoring system
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Hiroshi Hagiwara
啓 萩原
Kazunori Araki
荒木 和典
Akihiro Michimori
章弘 道盛
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトの生体活性度をモ
ニターするための生体活性度モニターシステムに関する
ものであり、例えば、原子力発電所の運転員や航空機の
パイロット等が自己の生体活性度をモニターする用途に
利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】人間は明期に覚醒度が向上して活動的と
なり、暗期に覚醒度が低下して休息に入るが、これはサ
ーカディアンリズム(Circadian  rhyt
hm:約1日を周期とするリズム)と呼ばれる生物時計
(Biological  clock)によって刻ま
れる生体リズム(Biological  rhyth
m)の1つである。覚醒度や生体リズムをモニターする
には、実験室レベルではポリグラフ等のかなり進んだ技
術が存在するが、日常的な作業場面において被験者に苦
痛を与えず、また、その作業行動に支障がなく、非侵襲
的に生体の活性度をモニターすることはできないのが現
状である。以下、実験室レベルで公知の生体リズムの種
類とその計測法、解析法、並びに、覚醒度と自律神経活
動度の評価法について説明する。
【0003】A.生体リズムの種類について様々な生体
現象を時系列的に表現すると、周期性を示すことが多い
。しかも、その多くは自励的な振動であると考えられて
おり、生体リズムと総称されている。生体リズムはその
周期によっていくつかの種類に分けられ、1年という長
いものから数秒という短いものまである。
【0004】生体リズムのうち、人間の生活に最も関わ
りの深いものは、約1日を周期とするサーカディアンリ
ズムである。人間の代表的なサーカディアンリズムとし
て、体温変動、睡眠覚醒サイクル、ホルモン分泌量変動
などを挙げることができる。その他、心身の活動度、作
業や運動能力、薬品に対する感受性、自律神経系の機能
に至るまで、人間の生活に付随する生理的現象はサーカ
ディアン変動を示すと考えて良い。
【0005】ヒトのサーカディアンリズムは、深部体温
リズムを中心とするグループと睡眠覚醒サイクルを中心
とするグループとの2系統の振動体群に分かれるのでは
ないかという説が現在のところ有力である。深部体温リ
ズムは明暗周期の影響を受けており、睡眠覚醒サイクル
は社会的同調因子の影響を受けていると言われている。
【0006】B.生体リズムの計測法について■体温の
計測法 体温、特に深部体温のリズムは、外部からの影響が少な
く、明瞭なサーカディアンリズムを示すこと、他のリズ
ムとの関係がかなり明らかになっていること、連続計測
が可能なことなどから、ヒトのサーカディアンリズムの
中で最も重要な指標とされている。深部体温計測法の候
補としては、直腸温・鼓膜温・食道温・深部皮下温・尿
温などが挙げられるが、長時間の連続測定が可能という
条件を満たすものは直腸温である。しかし、いずれも被
験者に苦痛を与える計測法であることが難点である。
【0007】直腸温の一般的な計測法は、先端にサーミ
スタを埋め込んだプローブを肛門から10cm以上挿入
し、それが抜けないようにテープで固定する方法である
。サーミスタの抵抗値から温度を算出してメモリに記憶
する装置が携帯用体温計として市販されている。また、
直腸温を直接計測する方法の他に、対流熱交換方式で皮
膚の表面から深部体温を測定できる装置(コアテンプ)
が市販されている。センサーの直径が大きくなるほど、
より深部の体温が計測でき、皮膚表面から約10mm深
さの体温計測まで可能である。しかし、この方式ではセ
ンサー部で皮膚を加熱する必要があり、リズム計測のよ
うに長時間使用する場合には低温やけどの危険性があり
、取扱いに注意しなければならない。
【0008】■睡眠覚醒サイクルの計測法現在のところ
、睡眠覚醒サイクルの計測方法が確立されているわけで
はない。最も簡便な方法は被験者の調査票記入によるも
のである。この方法では、実際の睡眠覚醒時刻を正確に
記録できないが、その誤差はサーカディアンリズムの解
析に支障をきたすほどのものではない。
【0009】一方、厳密に入眠と覚醒のタイミングを決
定し、かつ睡眠構造まで調べようとすると、脳波・眼球
運動を計測しなければならない。客観的指標の連続計測
により睡眠覚醒サイクルを推定する方法としては、加速
度センサーを手首に装着して手の動きから活動期(覚醒
期)を推定する方法、ベッドに付けた圧力センサーによ
り臥床時間を計測する方法がある。
【0010】■生活行動リズムの計測法生活行動リズム
は、睡眠覚醒サイクル中の覚醒期において、どのような
生理的変化や行動が見られるかを記録しようとするもの
である。食事、排便・排尿、入浴、運動、精神的緊張な
どの生体リズムへの影響が予想されるような個々のイベ
ントを記録するものであるが、体温リズムへのマスキン
グ効果を調べるためにも重要である。 しかし、自動的に計測できない難点がある。また、覚醒
期の眠気については、後述のMSLT法による睡眠潜時
の計測を定間隔で実施する方法があるが、連続的に眠気
を計測することはできない。
【0011】■ホルモンリズムの計測法ホルモンリズム
は、血液、唾液、尿などに含まれるホルモン量を計測す
ることによって測定することができる。 ホルモンリズムは、生体リズムの生理的機構を調べるう
えで重要であり、特にコルチゾルやメラトニンのリズム
は有効な指標となる。しかし、ホルモンの微量測定の対
象となる血液などのサンプルを何サイクルにもわたって
定間隔で採集することは困難であり、ホルモンリズムを
日常的にサーカディアンリズムの指標とするには適切と
は言えない。
【0012】C.生体リズムの解析法について生体リズ
ムの解析は、リズムの三要素(周期・位相・形)を求め
ることが基本になる。具体的な解析法は、波形の異なる
体温リズムと睡眠覚醒サイクルの2つのパターンに分け
て考える。
【0013】■体温リズムの解析法 体温リズムを解析するには、図14に示すように、周期
と最大値位相を求めると共に、形の特徴としては振幅を
求める。一定間隔で計測されたデータからリズムの周期
を求める方法としては、自己相関法(コレログラム)、
パワースペクトル法、コサイナー法、ペリオドグラム法
などを用いることができる。体温リズムの場合、コサイ
ナー法、ペリオドグラム法が利用されることが多い。
【0014】■睡眠覚醒サイクルの解析法睡眠覚醒サイ
クルや行動リズムの場合、図15に示すように、リズム
の形として活動期αと休息期ρの長さの比(α/ρ)を
求める。この睡眠覚醒サイクルのパターンは、活動期開
始位相や活動期終了位相のように、リズムの基準となる
特定位相がはっきりしているのが特徴的である。
【0015】D.覚醒度の評価について従来から脳の覚
醒度を評価するために、脳波の計測による解析が一般に
行われているが、脳波の判読による定性的な評価法がほ
とんどであり、より測定法が簡単で被験者に負担をかけ
ずに覚醒状態を定量的に捉える手法の開発が望まれてい
る。覚醒度を定量化する方法としては、α波の出現量の
変化を見る方法や入床から入眠までの時間を分単位で測
定するMSLT(Multiple  SleepLa
tency  Test)などの手法が提案されている
。特に、MSLT法は生理的な眠気を計測する指標とし
て多くの研究で用いられている。
【0016】本発明者らは、脳波のα波成分の出現量が
覚醒レベルによって大きく変化することを利用して、閉
眼時と開眼時におけるα波のパワースペクトルから覚醒
度を定量化するαアッテネーション・テスト法を考案し
ている。この方法では、被験者は照度が数10lxの静
かな部屋において、椅子に座った安静状態で実験者の指
示により2分間閉眼と2分間開眼を4回繰り返す。開眼
中は約1.5m前方の壁、風景写真等を見る。覚醒度が
高くすっきりした時の閉眼時の脳波は、α波が群波とな
って出現しており、時間が経過しても閉眼時と開眼時に
おけるα波の量の差がはっきりしている。逆に、覚醒度
が低くぼんやりした時の閉眼時の脳波は、全体的に低い
周波数(8.0Hz以下)の背景波に混じって単発的に
α波が出現しており、時間が経つに従って閉眼時と開眼
時におけるα波の量の差が無くなる。2分毎のα波のパ
ワースペクトルの平均を求めると、図16に示すように
、覚醒度が高くすっきりとした状態では閉眼中のパワー
スペクトルが大きく、開眼中はブロッキングによってパ
ワースペクトルが激減する。覚醒度が低くぼんやりとし
た状態では、開眼時と閉眼時によるパワースペクトルの
変化が少なくなる。
【0017】そこで、これらを定量的に捉えるために、
閉眼時と開眼時のそれぞれ1回目を除いて、閉眼中のパ
ワースペクトルをCi(i=1,2,3)、開眼中のパ
ワースペクトルをOi(i=1,2,3)として、(1
)式のように覚醒度を定義する。覚醒度は値が大きいほ
どすっきりした状態であると考えられる。   覚醒度=ΣCi/ΣOi         =(C1+C2+C3)/(O1+O
2+O3)    …(1)
【0018】E.自律神経
活動度の評価について自律神経活動度は、心拍R−R間
隔変動を解析して評価する。512ポイントのR−R間
隔時系列をその心拍平均周期でサンプリングしたものと
してFFT(高速フーリエ変換)により周波数解析を行
い、図17に示すように、R−R間隔ゆらぎのパワース
ペクトルを求める。通常の記録では、0.5Hz程度ま
での低い周波数帯域に2つのピークが出現し、周波数が
低い方(0.1Hz程度)のピークが血圧性変動成分(
MWSA)、高い方(0.3Hz程度)が呼吸性変動成
分(RSA)と呼ばれている。さらに低い周波数(0.
05Hz程度)にピークが出ることもあり、体温性の変
動といわれている。 体温性の変動と血圧性の変動は分離できない場合もあり
、個々の変動と共に加算値の変動も調べている。一般的
にはRSAが副交感神経系の活動度と、MWSAが副交
感神経系×交感神経系の活動度と、比MWSA/RSA
が交感神経系の活動度とそれぞれ相関があると言われて
いる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】近年、社会システムの
変化と共に人間は昼夜の区別なく活動するようになって
きている。また、交通システムや情報通信システムの発
達に伴い、地球的規模の経済活動が行われるようになり
、オフィスにおいても交替勤務者や不規則就労者が増大
している。また、工場や病院も24時間休みなく活動し
ている。このような昼夜の区別なく活動する24時間社
会の到来と、地球的規模で進展する高度情報化社会の中
で、人間は生物としての本来のリズムを失いつつある。 例えば、不規則就労者や交替勤務者は、体温リズムの振
幅が小さくなり、1日を通じて活性度の低い状態で生活
するといった現象が生じている。また、通常の勤務者に
おいても長時間労働や長時間通勤による睡眠時間の短縮
から起こる昼間の活性度低下がみられる。子供の塾通い
等による睡眠時間の短縮も同様の問題を引き起こしてい
る。このように、「人は昼間に活動し夜間は休息する」
という昔からの自然な生活リズムは、現代社会において
急速な変化を余儀無くされている。深夜タクシーや長距
離トラックの運転手が交通事故を起こしたり、真夜中の
工場で災害が生じるのは、これらの社会的現象に起因す
る生体リズムの脱同調現象と考えられる。特に、原子力
発電所のような大規模プラント等での人為的ミスによる
災害の影響は極めて大きく、生体リズムの管理は重要で
ある。スリーマイル島の原子力発電所の事故やチェルノ
ブイリ原発の爆発事故はいずれも深夜に発生しており、
しかも人為的なミスによるものと言われている。これは
決して偶然の事故ではなく、起こるべくして起きた事故
であったと時間生物学者(Chronobiologi
st)は主張している。
【0020】これらの現象は社会的にも無視できないも
のであり、就労者のストレスや疲労状態を知るためには
、日常的な活動と休息などの生活リズムの規則性を生理
的に把握する必要がある。精神的な活性度や疲労状態は
、個人のストレス耐性・作業内容や作業環境などからス
トレッサの強さ及びそれを受ける時刻によって心理的・
生理的な反応が千差万別である。活性度や疲労状態を知
るためには、個人の日常的な活動・休息等の生活リズム
の規則性を生理的に把握し、サーカディアンリズムと活
性度・疲労の関係を把握する必要がある。しかし、スト
レスや疲労状態の計測における最大の問題点は、被験者
に計測のためのストレスを与えることなく、日常的に支
障の無い非侵襲による計測手段がいまだに確立されてい
ないことである。実験室レベルでは精神的ストレス・疲
労状態を計測する研究実績は数多く存在する。しかし、
いずれも実験のために作られた作業であり、計測も従来
の脳波を中心とする生体信号を検出する方式で、被験者
にとっては拘束された状態での計測そのものがストレス
になる問題があった。そこで、非侵襲で日常的に支障の
無い計測方法・計測機器を開発すると共に、ストレス・
疲労を未然に警告あるいは防止する機器の制御にフィー
ドバックする必要があり、そのためには、活性度・疲労
状態をリアルタイムでモニターできるようにすることが
必要である。
【0021】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、日常的な作業場面
において、被験者に苦痛を与えず、また、その作業行動
に支障を生じさせることなく、非侵襲的に生体の活性度
をモニターできるシステムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る生体活性度
モニターシステムにあっては、上記の課題を解決するた
めに、図1に示すように、使用者の約1日を単位とする
長い周期を持つ生体リズムを検出する第1の検出手段1
と、使用者の数分から数時間を単位とする短い周期を持
つ生体の変化を検出する第2の検出手段2と、第1及び
第2の検出手段1,2の検出結果に基づいて使用者の生
体活性度を判定する生体活性度判定手段3とから構成さ
れることを特徴とするものであり、これにより、使用者
の約1日を単位とする長い周期を持つ生体リズム(サー
カディアンリズム)に重畳した使用者の生体活性度の経
時変化を連続にリアルタイムでモニターすることができ
る。
【0023】ここで、第1の検出手段1としては、例え
ば、図3又は図4に示すように、使用者の体温変動を計
測する手段11を用いたり、あるいは、図5又は図6に
示すように、使用者の心拍数の変動を計測する手段12
を用いれば良い。また、第2の検出手段2としては、例
えば、図3又は図6に示すように、使用者の心拍ゆらぎ
変動を計測して自律神経系の活動度合いを検出する手段
21を用いたり、あるいは、図4又は図5に示すように
、使用者の身体の動きを速度・加速度の変化成分として
検出する手段22を用いれば良い。
【0024】体温変動は、例えば、図7又は図8に示す
ように、イヤホン型の鼓膜温センサー11aで検出すれ
ば良い。また、心拍数の変動や心拍ゆらぎ変動は、例え
ば、図7に示すように、腕時計型の心拍センサー21a
で検出すれば良い。さらに、使用者の身体の動きは、例
えば、図8に示すように、腕時計型の身体活動センサー
22aで検出すれば良い。そして、このようなイヤホン
型あるいは腕時計型のセンサーからの検出信号を携帯型
のモニター本体にワイヤレス伝送すれば、使用者に身体
的・精神的負担を与えることなく、生体活性度をモニタ
ーすることができる。
【0025】また、生体活性度に応じて環境制御機器を
ワイヤレス制御して生体活性度をフィードバック制御し
たり、あるいは、生体活性度が低下したときに警報を発
するように構成すれば、使用者に快適で安全な作業環境
を保証することができる。
【0026】
【作用】以下、本発明の作用を図2に基づいて概念的に
説明する。第1の検出手段1は、使用者の約1日を単位
とする長い周期を持つ生体リズム(サーカディアンリズ
ム)を検出する。例えば、体温変動や心拍数の変動は約
1日を単位とする長い周期を持つ生体リズムであり、図
2の曲線Aに示すように、大きく緩やかに変動する。ま
た、第2の検出手段2は、使用者の数分から数時間を単
位とする短い周期を持つ生体の変化を検出する。例えば
、心拍ゆらぎ変動の計測により検出される自律神経系の
活動度や速度・加速度の変化成分として検出される身体
の活動度は数分から数時間を単位とする短い周期を持つ
生体の変化であり、図2の曲線Bに示すように、小さく
速やかに変動する。生体活性度判定手段3は、第1及び
第2の検出手段1,2の検出結果に基づいて使用者の生
体活性度を判定する。これにより、使用者の約1日を単
位とする長い周期を持つ生体リズム(サーカディアンリ
ズム)に重畳した使用者の生体活性度の経時変化を連続
にリアルタイムでモニターすることができる。
【0027】人間の身体の活動状態を表す指標としては
、従来から、脳波・瞬目反応・眼球運動等の計測による
「覚醒度」評価が試みられているが、これらは定性的な
評価のレベルであり、定量的で実用的なレベルには程遠
いのが現状である。また、自律神経系の「活動度」を評
価する指標として、心拍・呼吸・皮膚電位変化等の計測
により定量的に評価する手法も現状では開発途上にある
。人間の身体の活動状態を的確に示す指標として、上述
のような身体の「覚醒度」や自律神経系の「活動度」を
日常生活において、実用的なレベルで定量的に明らかに
することは重要なことである。しかし、さらに重要なこ
とは、人間が1日のリズム、すなわちサーカディアンリ
ズムを持ち合わせているということである。身体の「覚
醒度」や自律神経系の「活動度」は約1日で変化する生
体のリズムの中で変化しており、数値として同じ「覚醒
度」・「活動度」であっても、身体の活動状態を的確に
示しているとは言えないのである。したがって、身体の
「覚醒度」・自律神経系の「活動度」は約1日で変化す
る生体のリズムとどのような関わり合いがあって変化し
ているかを的確に掴むことが必要である。本発明は、人
間の身体の活動状態を的確に示すために、第1の検出手
段1で検出される「生体リズム」と、第2の検出手段2
で検出される身体の「覚醒度」あるいは自律神経系の「
活動度」を統合した指標として、生体の「活性度」をモ
ニターすることができるのである。
【0028】
【実施例】本発明の第1の実施例のブロック構成図を図
3に示す。本実施例では、体温変動を計測しサーカディ
アンリズムを検出する第1の検出手段11と、心拍ゆら
ぎ変動を計測して自律神経系の活動度合いを検出する第
2の検出手段21と、第1及び第2の検出手段11,2
1の検出結果に基づいて生体活性度を判定する生体活性
度判定手段3とを備えている。ここで、体温変動の計測
手段としては、サーミスタのような感温センサーを計測
部位に接触させる方法がある。この方法は連続計測とい
う点では実用上問題はないが、感温センサーを装着する
部位及び装着方法に問題がある。現在計測できる中枢温
は、直腸温、鼓膜温、食道温、深部皮下温、尿温等があ
るが、どれも装着に困難や苦痛を伴うもので、比較的苦
痛の少ない直腸温ですら日常生活の妨げとなり、また、
被験者の精神的抵抗感も大きい。体内深部に感温センサ
ーを直接装着するのではなく、しかも外気温の影響を受
けないようにした中枢温の測定は、鼓膜温の計測及び数
点の皮膚表面温度から間接的に推定できる。次に、心拍
ゆらぎ変動の計測手段としては、心拍ゆらぎ変動を計測
して自律神経系の活動度合いを検出するためには、心電
R波を解析する。現状では、心電R波を解析するために
は、胸部に電極を装着しなければならないため、日常生
活の中で心電R波を計測することが難しい。自律神経系
の活動度合いを連続的に計測するためには、従来のよう
な胸部誘導に頼らなくても簡易的にR波を計測できるシ
ステムを開発して、日常的に利用する機器に組み込める
ようにすることが必要である。例えば、光電式脈流計に
よって比較的容易に心拍を計測することができるが、R
波のような鋭いピークが無いために心拍周期を正確に求
めることは難しい。本発明では、後述する図11に示す
ような構成を採用することにより、心拍センサーで検出
した脈波から心電図のR−R間隔に対応する動作時の情
報を効率良く抽出し、心拍周期を計測する方法により自
律神経系の活動を推定することを可能としている。
【0029】本発明の第2の実施例のブロック構成図を
図4に示す。本実施例では、体温変動を計測してサーカ
ディアンリズムを検出する第1の検出手段11と、身体
の動きを速度・加速度の変化成分として検出する第2の
検出手段22と、第1及び第2の検出手段11,22の
検出結果に基づいて生体活性度を判定する生体活性度判
定手段3とを備えている。ここで、身体の動きを速度・
加速度の変化成分として検出する手段の具体的な構成に
ついては、例えば、特開昭53−76863号公報、特
開昭53−89471号公報、特願平2−245702
号出願に開示されている。
【0030】本発明の第3の実施例のブロック構成図を
図5に示す。本実施例では、心拍数の変動を計測してサ
ーカディアンリズムを検出する第1の検出手段12と、
身体の動きを速度・加速度の変化成分として検出する第
2の検出手段22と、第1及び第2の検出手段12,2
2の検出結果に基づいて生体活性度を判定する生体活性
度判定手段3とを備えている。ここで、心拍数の変動を
計測する手段としては、後述する図11に示すような構
成を採用することができる。
【0031】本発明の第4の実施例のブロック構成図を
図6に示す。本実施例では、心拍数の変動を計測してサ
ーカディアンリズムを検出する第1の検出手段12と、
心拍ゆらぎ変動を計測して自律神経系の活動度合いを検
出する第2の検出手段21と、第1及び第2の検出手段
12,21の検出結果に基づいて生体活性度を判定する
生体活性度判定手段3とを備えている。
【0032】本発明の第5の実施例の構成を図7に示す
。本実施例では、イヤホン型の鼓膜温センサー11aと
、腕時計型の心拍センサー21aと、前記各センサー1
1a,21aからワイヤレス伝送された検出信号に基づ
いて使用者の生体活性度を判定する携帯型のモニター本
体31とから構成されている。イヤホン型の鼓膜温セン
サー11aは小型の赤外線センサーを内蔵しており、鼓
膜温を連続的に検出し、その検出データをモニター本体
31にワイヤレス伝送する。また、腕時計型の心拍セン
サー21aは手首の内側の脈波を検出し、その検出デー
タをモニター本体31にワイヤレス伝送する。モニター
本体31では、鼓膜温と心拍に基づいて使用者の生体活
性度を求めて、これを表示する。また、環境制御機器4
に生体活性度の情報をワイヤレス伝送して、使用者の周
囲環境を遠隔制御する。
【0033】本発明の第6の実施例の構成を図8に示す
。本実施例では、イヤホン型の鼓膜温センサー11aと
、腕時計型の身体活動センサー22aと、前記各センサ
ー11a,22aからワイヤレス伝送された検出信号に
基づいて使用者の生体活性度を判定する携帯型のモニタ
ー本体32とから構成されている。イヤホン型の鼓膜温
センサー11aは上述の第5の実施例と同様の構成を有
している。また、腕時計型の身体活動センサー21aは
手首の運動を速度・加速度の成分として検出し、その検
出データをモニター本体32にワイヤレス伝送する。 モニター本体32では、鼓膜温と手首の活動度に基づい
て使用者の生体活性度を求めて、これを表示する。また
、環境制御機器4に生体活性度の情報をワイヤレス伝送
して、使用者の周囲環境を遠隔制御する。
【0034】本発明の第7の実施例の構成を図9に示す
。本実施例では、腕時計型の心拍及び身体活動センサー
23aと、前記センサー23aからワイヤレス伝送され
た検出信号に基づいて使用者の生体活性度を判定する携
帯型のモニター本体33とから構成されている。腕時計
型の心拍及び身体活動センサー23aは、手首の内側の
脈波を検出すると共に、手首の運動を速度・加速度の成
分として検出し、これらの検出データをモニター本体3
3にワイヤレス伝送する。モニター本体33では、心拍
と手首の活動度に基づいて使用者の生体活性度を求めて
、これを表示する。また、環境制御機器4に生体活性度
の情報をワイヤレス伝送して、使用者の周囲環境を遠隔
制御する。
【0035】本発明の第8の実施例の構成を図10に示
す。本実施例では、腕時計型の心拍センサー24aと、
前記センサー24aからワイヤレス伝送された検出信号
に基づいて心拍数の変動と心拍ゆらぎ変動を計測して使
用者の生体活性度を判定する携帯型のモニター本体34
とから構成されている。
【0036】本発明の第9の実施例の構成を図11に示
す。本実施例は、図10に示す実施例の具体的な構成を
示すものであり、心拍センサー24aにより検出された
心拍信号パターンを予め記憶された心拍信号テンプレー
トとパターンマッチングする心拍信号パターンマッチン
グ部37を備えることを特徴するものである。一般に、
生理的活性度は神経系の興奮状態、意識の覚醒水準、血
行代謝状態などから判断することができる。それらを評
価するには、脳波の誘発電位、αアッテネーション・テ
スト法など脳波分析と心拍数・呼吸数の変動、R−R間
隔のゆらぎや皮膚電気反射、末梢血流及び眼球運動など
の自律神経系の生体信号との対比から最適なパラメータ
を選定することが重要であるが、本実施例では、心拍の
変動成分に着目した簡易モニターを実現している。
【0037】以下、本実施例の具体的な構成について説
明する。心拍センサー24aからの検出信号は、心拍信
号計測回路部35に入力されて、フィルタ35aにより
雑音成分を除去されて、心拍信号として計測される。こ
の心拍信号は、心拍信号検出部37の心拍信号パターン
マッチング部37aに入力されて、心拍信号テンプレー
ト記憶部36に予め記憶された心拍信号テンプレートと
照合し、パターンマッチングを行い、アンプ・フィルタ
・コンパレータ37bにより心拍信号として検出される
。そして、検出された心拍信号から心拍間隔認識部38
により心拍間隔を認識する。心拍間隔認識部38は、ク
ロック発生部39で発生されたクロックを計数すること
により心拍間隔をデジタル値として認識する。各回路部
35〜39は、図10に示すモニター本体34に内蔵し
ても良いし、心拍センサー24aに内蔵しても良い。
【0038】本発明の第10の実施例のブロック構成図
を図12に示す。本実施例では、生体活性度判定手段3
で判定された生体活性度に基づいて、環境制御機器4を
遠隔制御するように構成されている。ここで、環境制御
機器4としては、例えば、高輝度照明器具を用いること
が好ましい。元来、人間は古代より地球の自転から起こ
る明期と暗期に活動と休息を繰り返す生物的習性を持っ
ていたが、あかりの出現により地球上の暗期においても
活動するようになり、近年は益々その明るさが増して夜
行型人間を多く生み出す結果となっている。また、都市
の24時間化・第3次産業の発達などによって、交替勤
務者をはじめとする不規則就労者が増加傾向にある。し
かしながら、いくら照明設備の進歩で夜間が明るくなっ
たとは言え、その照度は1,000lx程度であり、昼
間の太陽光の明るさ(晴天時の平均:50,000lx
)とは比較にならない。このため、太陽光による自然の
生体リズム調整機能が喪失あるいは弱体化しており、生
体リズム的に健康的な状態を保つことが困難な状態とな
っている。このような暗い照明環境下では、覚醒度は低
下し、集中力を欠き、それが原因で就労者が事故を引き
起こすことは十分予想されることである。そこで、本実
施例では、環境制御機器4により周囲の照明環境を検出
し、生体活性度が低下したときには、周囲の照明環境を
昼間の照度に近づけることにより、生体活性度を高める
ようにしている。
【0039】以下、本実施例の具体的な構成について説
明する。使用者の約1日を単位とする長い周期を持つ生
体リズム(サーカディアンリズム)を検出する第1の検
出手段1と、使用者の数分から数時間を単位とする短い
周期を持つ生体の変化を検出する第2の検出手段2は、
センサー部と、計測回路部と、生体信号検出部と、生体
信号認識部とを備えている。各検出手段1,2の検出結
果は、生体活性度判定手段3に入力される。生体活性度
判定手段3で判定された生体活性度の情報は、ワイヤレ
ス伝送式の送受信部5を介して生体・環境状態モニター
6と環境制御機器4に伝送される。生体・環境状態モニ
ター6では、生体活性度判定手段3により得られた生体
活性度の情報を表示すると共に、環境制御機器4から送
受信部5を介して受信された環境状態の情報を表示する
。環境制御機器4は、周囲環境(例えば、周囲照度)を
検出する環境状態検出部41と、検出された周囲環境の
情報をワイヤレス送信すると共に生体活性度の情報をワ
イヤレス受信する送受信部42と、検出された周囲環境
と生体活性度の情報に基づいて環境制御機器4(例えば
、高輝度照明器具)の制御情報を発生する環境制御機器
制御回路部43と、制御情報に基づいて環境制御機器4
を制御する制御部44とを備えている。なお、環境制御
機器4は、高輝度照明器具以外に空調機器等であっても
構わない。
【0040】本発明の第11の実施例のブロック構成図
を図13に示す。本実施例では、生体活性度判定手段3
で判定された生体活性度が予め設定された警報レベルよ
りも低下したときには、警報を発生して使用者の注意を
喚起するように構成されている。これからのオフィスは
、従来のように単に働く場所・知的生産の場だけではな
く、生活の場でもあることが要求されている。そこでは
、効率が追求されると共に、個人の身体的要求に応じて
休息や気分転換を図り、集中して仕事をする場、生活の
中に緊張と弛緩のリズムを生み出す人間優先の場として
考えて行く必要がある。このようなニーズに応えるべく
、本実施例は就労者の休息すべき時期の報知に利用する
ことを前提としている。
【0041】以下、本実施例の具体的な構成について説
明する。使用者の約1日を単位とする長い周期を持つ生
体リズム(サーカディアンリズム)を検出する第1の検
出手段1と、使用者の数分から数時間を単位とする短い
周期を持つ生体の変化を検出する第2の検出手段2は、
センサー部と、計測回路部と、生体信号検出部と、生体
信号認識部とを備えている。各検出手段1,2の検出結
果は、生体活性度判定手段3に入力される。生体活性度
判定手段3で判定された生体活性度の情報は、比較判断
部7に入力されて、警報レベル設定部8により予め設定
された警報レベルと比較され、生体活性度が警報レベル
よりも低下したときには、警報発生部9により警報を発
生する。ここで、警報発生部9はブザーやストロボラン
プのように、音や光で使用者の注意を喚起する手段とす
ることが好ましい。また、音声合成手段により使用者に
体操や洗顔、カフェイン摂取等を勧める音声メッセージ
を与えるように構成しても良い。このような音声メッセ
ージは、例えば、図7又は図8に示すようなイヤホン型
の鼓膜温センサー11aから出力するように構成しても
良い。
【0042】図12に示すような生体活性度低下防止装
置あるいは図13に示すような生体活性度低下警報装置
を用いることにより、生体活性度維持による作業能率の
向上、勤務時間の短縮化、深夜業務の災害防止が可能と
なり、不規則就労や交替勤務あるいは渡航の時差ボケ等
により、生体リズムがシフトしている人でも通常生活者
と変わらない快適で健康的な日常生活の確保が可能とな
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の生体活性度モニターシス
テムは、使用者の約1日を単位とする長い周期を持つ生
体リズムを検出する第1の検出手段と、使用者の数分か
ら数時間を単位とする短い周期を持つ生体の変化を検出
する第2の検出手段と、第1及び第2の検出手段の検出
結果に基づいて使用者の生体活性度を判定する生体活性
度判定手段とから構成されるものであるから、第1の検
出手段で検出される生体リズムと、第2の検出手段で検
出される身体の覚醒度あるいは自律神経系の活動度を統
合した指標として、人間の身体の活動状態を的確に示す
生体の活性度をモニターすることができるという効果が
ある。
【0044】請求項2乃至5記載のシステムでは、第1
の検出手段として、使用者の体温変動を計測する手段あ
るいは使用者の心拍数の変動を計測する手段を採用し、
第2の検出手段として、使用者の心拍ゆらぎ変動を計測
して自律神経系の活動度合いを検出する手段あるいは使
用者の身体の動きを速度・加速度の変化成分として検出
する手段を採用したので、使用者に対する侵襲を少なく
することができるという効果がある。
【0045】請求項6乃至9記載のシステムでは、イヤ
ホン型の鼓膜温センサーや腕時計型の心拍センサーある
いは腕時計型の身体活動センサーからの検出信号を携帯
型のモニター本体にワイヤレス伝送するように構成した
ので、使用者に身体的・精神的負担を与えることなく、
生体活性度をモニターすることができるという効果があ
る。
【0046】請求項10記載のシステムでは、心拍セン
サーからワイヤレス伝送された心拍信号パターンを予め
記憶された心拍信号テンプレートとパターンマッチング
する心拍信号パターンマッチング部を備えるものである
から、使用者の胸部に電極を装着して心電波形を測定し
なくても、心拍測定のみで交感神経や副交感神経のよう
な自律神経系の活動度合いを求めることが可能になると
いう効果がある。
【0047】請求項11記載のシステムでは、生体活性
度に応じて環境制御機器をワイヤレス制御して生体活性
度をフィードバック制御するように構成したので、就労
者が極度のストレスや疲労を受けることを未然に防止で
きるという効果がある。
【0048】請求項12記載のシステムでは、生体活性
度が低下したときに警報を発するように構成したので、
就労者が極度のストレスや疲労を受けたときに警報を発
することにより、人為的なミスの発生を防止できると共
に、就労者の心身の変調を未然に防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すクレーム対応ブロック
図である。
【図2】本発明の基本的な作用を説明するための説明図
である。
【図3】本発明の第1の実施例のブロック構成図である
【図4】本発明の第2の実施例のブロック構成図である
【図5】本発明の第3の実施例のブロック構成図である
【図6】本発明の第4の実施例のブロック構成図である
【図7】本発明の第5の実施例の概略構成図である。
【図8】本発明の第6の実施例の概略構成図である。
【図9】本発明の第7の実施例の概略構成図である。
【図10】本発明の第8の実施例の概略構成図である。
【図11】本発明の第9の実施例のブロック構成図であ
る。
【図12】本発明の第10の実施例のブロック構成図で
ある。
【図13】本発明の第11の実施例のブロック構成図で
ある。
【図14】公知の体温型のリズムの3要素を示す説明図
である。
【図15】公知の睡眠覚醒サイクル型のリズムの3要素
を示す説明図である。
【図16】公知の覚醒度評価法の説明図である。
【図17】公知の活動度評価法の説明図である。
【符号の説明】
1    第1の検出手段 2    第2の検出手段 3    生体活性度判定手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    使用者の約1日を単位とする長い
    周期を持つ生体リズムを検出する第1の検出手段と、使
    用者の数分から数時間を単位とする短い周期を持つ生体
    の変化を検出する第2の検出手段と、第1及び第2の検
    出手段の検出結果に基づいて使用者の生体活性度を判定
    する生体活性度判定手段とから構成されることを特徴と
    する生体活性度モニターシステム。
  2. 【請求項2】    第1の検出手段は使用者の体温変
    動を計測する手段であり、第2の検出手段は使用者の心
    拍ゆらぎ変動を計測して自律神経系の活動度合いを検出
    する手段であることを特徴する請求項1記載の生体活性
    度モニターシステム。
  3. 【請求項3】    第1の検出手段は使用者の体温変
    動を計測する手段であり、第2の検出手段は使用者の身
    体の動きを速度・加速度の変化成分として検出する手段
    であることを特徴とする請求項1記載の生体活性度モニ
    ターシステム。
  4. 【請求項4】    第1の検出手段は使用者の心拍数
    の変動を計測する手段であり、第2の検出手段は使用者
    の身体の動きを速度・加速度の変化成分として検出する
    手段であることを特徴する請求項1記載の生体活性度モ
    ニターシステム。
  5. 【請求項5】    第1の検出手段は使用者の心拍数
    の変動を計測する手段であり、第2の検出手段は使用者
    の心拍ゆらぎ変動を計測して自律神経系の活動度合いを
    検出する手段であることを特徴とする請求項1記載の生
    体活性度モニターシステム。
  6. 【請求項6】    イヤホン型の鼓膜温センサーと、
    腕時計型の心拍センサーと、前記各センサーからワイヤ
    レス伝送された検出信号に基づいて使用者の生体活性度
    を判定する携帯型のモニター本体とから構成されること
    を特徴とする生体活性度モニターシステム。
  7. 【請求項7】    イヤホン型の鼓膜温センサーと、
    腕時計型の身体活動センサーと、前記各センサーからワ
    イヤレス伝送された検出信号に基づいて使用者の生体活
    性度を判定する携帯型のモニター本体とから構成される
    ことを特徴とする生体活性度モニターシステム。
  8. 【請求項8】    腕時計型の心拍センサーと、腕時
    計型の身体活動センサーと、前記各センサーからワイヤ
    レス伝送された検出信号に基づいて使用者の生体活性度
    を判定する携帯型のモニター本体とから構成されること
    を特徴とする生体活性度モニターシステム。
  9. 【請求項9】    腕時計型の心拍センサーと、前記
    センサーからワイヤレス伝送された検出信号に基づいて
    心拍数の変動と心拍ゆらぎ変動を計測して使用者の生体
    活性度を判定する携帯型のモニター本体とから構成され
    ることを特徴とする生体活性度モニターシステム。
  10. 【請求項10】  モニター本体は、心拍センサーから
    ワイヤレス伝送された心拍信号パターンを予め記憶され
    た心拍信号テンプレートとパターンマッチングする心拍
    信号パターンマッチング部を備えることを特徴する請求
    項6又は8又は9記載の生体活性度モニターシステム。
  11. 【請求項11】  生体活性度判定手段により判定され
    た生体活性度に基づいて、使用者の周囲環境を制御する
    環境制御機器に制御信号をワイヤレス伝送する手段を備
    えることを特徴する請求項1記載の生体活性度モニター
    システム。
  12. 【請求項12】  生体活性度判定手段により判定され
    た生体活性度が低下すると、警報を発生する警報発生手
    段を備えることを特徴する請求項1記載の生体活性度モ
    ニターシステム。
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