JP2020099546A - 身体支持システム - Google Patents
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Abstract
Description
なお、図1を含む各図において、符号Xはベッド31の長手方向に沿った第1方向を示す。符号Yはベッド31の幅方向に沿った第2方向を示し、符号Zは上下方向に沿った第3方向を示す。第2方向Yは、第1方向Xに直交する方向である。第3方向Zは、第1方向X及び第2方向Yにそれぞれ直交する方向である。第1方向X及び第2方向Yは、水平面に沿う方向である。
ベッド31の構成は、特に限定されない。図1及び図2に示すように、本実施形態では、ベッド31は、第1使用者の身体を支持するボトム36と、ボトム36を支持する架台(本体)46と、架台46を制御するベッド制御部51と、を備えている。ベッド31は、電力を動力源として動作する電動ベッドである。
なお、ベッドは手動のベッドでもよい。また、ベッドは背上げ及び膝上げができない平ベッドでもよい。
なお、図1では、後述する背上げ機構及び膝上げ機構により、背ボトム37及び脚ボトム39を下げた状態を示している。
ボトム36上には、マットレス43が配置されている。マットレス43上に、第1使用者が横たわる。
ベッド制御部51は、背上げ機構及び膝上げ機構を制御する。ベッド制御部51は、AC(Alternating Current)100V電源52に接続される(図2参照)。
第1部材12は、可視光線を遮断できる遮光部である。第1部材12は、有色で非透明な板材等によりU字状に形成されている。なお、第1部材12は、液晶等により可視光線の透過率を調節できてもよい。
第3部材13は、U字状に形成されている。第3部材13は、図示はしないが、樹脂等の比較的剛性の高い材料で形成された本体と、ウレタン等の柔軟な材料で形成されたクッションと、を備えている。クッションは、本体の外面を覆っている。
第3部材13は、第1部材12の内側に配置されている。第1部材12は、図示しない軸受け等により、第3部材13に対して相対的に回転移動できるように第3部材13に支持されている。
第1部材12では、U字に沿った長手方向の中間部12aが、ベッド31の背ボトム37から離間した状態に配置されている。なお、図1では、第1部材12の移動範囲の中で、第1部材12が背ボトム37の上面を含む基準面に最も近づいた退避状態を示している。
照明部14は、第1部材12の中間部12aにおける背ボトム37側の面に取付けられている。照明部14は、交流電圧が印加されたときにベッド31の背ボトム37に向かって可視光線を発する。この例では、照明付きシェード11は照明部14を複数(本実施形態では2つ)備えていて、複数の照明部14は、第2方向Yに互いに離間した状態で並べて配置されている。
照明部14は、第1部材12の中間部12aとベッド31との間の空間を照らす。
アクチュエータは、第3部材13に固定されている。ワイヤは、第1部材12に固定されている。駆動部15は、アクチュエータから突出するワイヤの長さを調節することにより、第3部材13に対して第1部材12を軸受け周りに回転移動させる。
例えば、検出部16は、背ボトム37とマットレス43との間に配置されている。検出部16は、検出結果を定期的にシェード制御部19に送る。
ダイヤル18bは、ダイヤル18bの軸線周りに回転できる。ダイヤル18bを基準位置から軸線周りの一方側に回転させると、ダイヤル18bは、シェード制御部19に対して、第3部材13に対して第1部材12を基準面から離間する(上昇する)ように回転移動させる指示を与える。一方で、ダイヤル18bを基準位置から軸線周りの他方側に回転させると、ダイヤル18bは、シェード制御部19に対して、第3部材13に対して第1部材12を基準面に近づく(下降する)ように回転移動させる指示を与える。
このとき、第1使用者P1が入力部18のボタン18aを押し込んでON状態にすると、シェード制御部19は、照明部14に交流電圧を印加し、照明部14を点灯する。照明部14から発せられた可視光線L2は、第1部材12の中間部12aとベッド31との間の空間を照らし、この可視光線L2が第1使用者P1の周囲を明るく照らす。
ベッドシステム1の動作の第1の例として、検出部16を用いて照明部14を制御する場合について説明する。図4は、ベッドシステム1の動作の第1の例を示すフローチャートである。
予め図3に示すように、ベッド31の背ボトム37が上がり、第1部材12は遮断状態になっている。照明部14は、消灯している。
まず、ステップS11(図4参照)において、第1使用者P1がベッド31上で眠る。このとき、背ボトム37は上がっていても、下がっていてもよい。第1使用者P1は睡眠状態である。背ボトム37の状態に関わらず、第1部材12の遮断状態は続いており、外部から第1使用者P1の頭部に向かう可視光線L1が第1部材12により遮断され、第1使用者P1は眠った状態を続けやすくなる。
ステップS11が終了すると、ステップS13に移行する。
次に、ステップS15において、シェード制御部19は、第1使用者P1が睡眠状態から覚醒状態になったか否かを判断する。このとき、第1使用者P1は睡眠状態であるため、ステップS15でNoと判断され、ステップS13に移行する。
ステップS13及びステップS15を組にして繰り返すうちに、第1使用者P1が睡眠状態から覚醒状態になったとする。このとき、ステップS15でYesと判断され、ステップS17に移行する。
予め図3に示すように、ベッド31の背ボトム37が上がり、第1部材12は遮断状態になっている。照明部14は、消灯している。
次に、ステップS21において、計測部17による現在の時刻の測定を行い、ステップS23に移行する。
次に、ステップS23において、シェード制御部19は、計測部17の測定結果が記憶された(予め定められた)時刻になったか否かを判断する。このとき、計測部17の測定結果は記憶された時刻になっていないとすると、ステップS23でNoと判断され、ステップS21に移行する。
ステップS21及びステップS23を組にして繰り返すうちに、計測部17の測定結果が記憶された時刻になったとする。このとき、ステップS23でYesと判断され、ステップS25に移行する。
なお、第1使用者P1等が入力部18のダイヤル18bを回転させると、シェード制御部19は駆動部15により第1部材12を回転移動させる。
一般的に、身体支持システムを複数有する多床室において、部屋の明るさは部屋の場所によらず一律である。夜間や早朝等には、多床室の使用者同士で生活の時間を合わせる必要があるため、同じ時間に入眠したり、起床したりすることがある。これにより、使用者が生活リズムを乱し、使用者の生活の質が下がるという問題がある。例えば、早朝や夜間の読書、テレビ鑑賞、趣味作業等が、使用の制限を受けていた。本実施形態の身体支持システム1では、第1部材12により外部からの可視光線L1を遮断しつつ、照明部14により照明付きシェード11とベッド31との間を明るく照らすことができるため、多床室の他の使用者に及ぼす影響を抑えて、身体支持システム1内を所望の明るさにすることができる。
シェード制御部19は、計測部17の測定結果が予め定められた時刻になったときに、照明部14を点灯させ、駆動部15により第3部材13に対して第1部材12を移動させる。外部から第1使用者P1に向かう可視光線L1が第1使用者P1に当たりやすくなるとともに、照明部14から発せられた可視光線L2により第1使用者P1の周囲がさらに明るくなり、第1使用者P1がさらに目を覚ましやすくなる。
なお、この動作において照明部14を点灯させなくてもよい。
この変形例のように構成することにより、照明部62による可視光線L3が第1使用者P1の手元以外の部分を明るく照らすのを抑制することができる。
さらに、ベッドシステム2は、第1部材12よりも遮音性が高く、第1部材12に設けられた第2部材64を備える。ここで言う遮音性は、空気伝達音及び固体伝達音を遮断する性能のことを意味する。
第2部材64は、例えばウレタン、ゴムやグラスウール等で形成できる。なお、第3部材13は第2部材64と同様にウレタン等で形成されているため、第3部材13は第1部材12よりも遮音性が高くなる。
第2部材64は、例えば第1部材12における背ボトム37とは反対側の面に取付けられている。
ベッドシステム2が第2部材64を備えることにより、第2部材64を介して音が伝達され難くなる。これにより、ベッド31上の空間を、第1使用者P1の好みにより適した、パーソナル性のより高いものにすることができる。
検出部16により第1使用者P1が覚醒状態から睡眠状態になったことを検出したときに、第1部材12を退避状態から遮断状態にするように制御してもよい。
照明部は、ベッド31に取付けられていてもよい。この場合であっても、照明部は、第1部材12に向かって可視光線を発することにより、第1部材12の一部とベッド31との間の空間を照らす。照明部が発した可視光線は、第1部材12により遮断される。
第4部材73は、アクリル等の無色透明な板材等によりU字状に形成されている。この例では、第4部材73は第1使用者P1の上半身を覆う程度の大きさである。なお、第4部材73は第1使用者P1の全身を覆う程度の大きさでもよい。一対の照明部14は、第4部材73における背ボトム37側の面に、互いに第2方向Yに離間して取付けられている。
図8に示すように、フィルム72は、第1電極72aと、第1電極72aに対向するように配置された第2電極72bと、第1電極72aと第2電極72bとの間に配置された配向粒子72cと、を備えている。なお、図8及び後述する図9では、配向粒子72cの個々の形状までは示していない。
第1電極72a及び第2電極72bは、一対の照明部14を結ぶ所定の方向に長く形成されている。
第1電極72aの前記所定の方向の一方側の端部に、ケーブル74が接続されている。第2電極72bの前記所定の方向の他方側の端部に、ケーブル75が接続されている。ケーブル74,75は、電極72a,72bにおける互いに反対側となる端部にそれぞれ接続されている。図7に示すように、ケーブル74,75は、シェード制御部19に接続されている。フィルム72には、シェード制御部19からケーブル74,75を介して電圧を調節した交流電圧が供給される。
なお、フィルムとして、液晶分子を用いた液晶方式のフィルム、酸化・還元反応を利用したエレクトロクロミック方式のフィルム等を用いてもよい。
例えば、前記実施形態では、第1部材12は、可視光線の全てを遮断できなくても、可視光線の少なくとも一部を遮断できればよい。ここで言う可視光線の少なくとも一部とは、可視光線のうちの一部の波長、可視光線の所定の波長のうちの一部等を意味する。
ベッドシステムの照明部が、ベッド31により支持される第1使用者P1の頭部を照らすように構成してもよい。ベッド31により支持された状態で眠っていた第1使用者P1は、頭部を照らされることにより目が覚める。このように構成することにより、ベッドシステムを目覚ましとして用いることができる。
身体支持システムはベッドシステム1に限定されず、椅子システム、ソファシステム等でもよい。例えば、身体支持システムが椅子システムである場合には、装置は椅子である。身体支持システムは、夜行バス用、飛行機用、人工透析用等としても用いることができる。
11,61 照明付きシェード(照明付き外部光線遮断器具)
12,71 第1部材(遮光部)
14,62 照明部
31 ベッド(装置)
64 第2部材
P1 第1使用者
Claims (4)
- 照明付き外部光線遮断器具と、
使用者の身体を支持し、前記照明付き外部光線遮断器具が取付けられる装置と、
を備え、
前記照明付き外部光線遮断器具は、
可視光線の少なくとも一部を遮断でき、前記装置に取付けられる第1部材と、
前記第1部材と前記装置との間の空間を照らす照明部と、
を備える身体支持システム。 - 前記照明部は、前記第1部材に取付けられ、前記使用者を照らす請求項1に記載の身体支持システム。
- 前記第1部材よりも遮音性が高く、前記第1部材に設けられた第2部材を備える請求項1又は2に記載の身体支持システム。
- 前記照明部は、前記装置により支持される前記使用者の手元のみを照らす請求項1から3のいずれか一項に記載の身体支持システム。
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