JPH09252964A - 断熱調理器具 - Google Patents

断熱調理器具

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JPH09252964A
JPH09252964A JP6304796A JP6304796A JPH09252964A JP H09252964 A JPH09252964 A JP H09252964A JP 6304796 A JP6304796 A JP 6304796A JP 6304796 A JP6304796 A JP 6304796A JP H09252964 A JPH09252964 A JP H09252964A
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JP
Japan
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main body
heat
container
joint
body container
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JP6304796A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hosooka
裕 細岡
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外筒の接合部と肩部材との係合部位が露出
しないようにし、あるいは係合部位に隙間が生じないよ
うにする。 【解決手段】 有底円筒状の内外筒5,6間を真空排気
してなる真空二重構造の本体容器1と、該本体容器1内
に出し入れ自在に収納される加熱調理用の内容器2と、
該内容器2を収納した状態で前記本体容器1の開口部1
aを閉蓋する断熱構造の蓋体3とを備えた断熱調理器具
において、前記内外筒5,6上端の接合部5a,6a
を、合成樹脂製の肩部材7に対して係合支持するととも
に、前記接合部5a,6aの上部および外側部を目隠し
部材27でカバーして、接合部5a,6aと肩部材7と
の係合部位が露出しないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、シチュー等の液
状食品を保温状態で収容しつつ煮込み調理するための断
熱調理器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シチュー等の液状食品を保温状態で収容
しつつ煮込み調理するための断熱調理器具は、実開平4
ー14024号公報にも開示されているように、従来か
ら良く知られている。
【0003】この断熱調理器具は、真空二重構造の本体
容器と、該本体容器内に出し入れ自在に収納される内容
器と、該内容器を収納した状態で前記本体容器の開口部
を閉蓋する断熱構造の蓋体とを備えて構成されている。
【0004】ところで、図24に示すように、上記構成
の断熱調理器具における本体容器1は、有底円筒状の内
外筒5,6上端部を逆L字状に屈曲して形成された接合
部5a,6aを溶接により接合し、その後内外筒5,6
間を真空排気することにより製作されることとなってお
り、前記接合部5a,6aは、前記本体容器1の上部外
周に無理嵌め結合される合成樹脂製の肩部材7の上面に
形成された環状の凹溝7cに対して係合支持されること
となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に構成した場合、接合部5a,6aを溶接した際に肉盛
りが生じて接合部5a,6aの厚さが一定しないところ
から、これを係合支持するための凹溝7cの幅を余裕を
みて形成しなければならない。従って、接合部5a,6
aと凹溝7cとの間に上方に開放された隙間Sが生じて
しまうこととなり、見映えが良くないばかりでなく、ゴ
ミ等が侵入するおそれがある。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、内外筒の接合部と肩部材との係合部位が露出しな
いようにし、あるいは係合部位に隙間が生じないように
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の基本構
成では、上記課題を解決するための手段として、有底円
筒状の内外筒間を真空排気してなる真空二重構造の本体
容器と、該本体容器内に出し入れ自在に収納される加熱
調理用の内容器と、該内容器を収納した状態で前記本体
容器の開口部を閉蓋する断熱構造の蓋体とを備えた断熱
調理器具において、前記内外筒上端の接合部を、合成樹
脂製の肩部材に対して係合支持するとともに、前記接合
部の上部および外側部を目隠し部材でカバーして、接合
部と肩部材との係合部位が露出しないようにしている。
【0008】本願発明の第1の基本構成において、前記
目隠し部材を、前記接合部の下端に対して係合した状態
で取り付け、あるいは前記肩部材に対して係合した状態
で取り付けた場合、目隠し部材の取付が簡単となる点で
好ましい。
【0009】また、前記目隠し部材を前記肩部材と一体
に形成した場合、構造が簡略化できるとともに、部品点
数が低減できる点で好ましい。
【0010】本願発明の第2の基本構成では、上記課題
を解決するための手段として、有底円筒状の内外筒間を
真空排気してなる真空二重構造の本体容器と、該本体容
器内に出し入れ自在に収納される加熱調理用の内容器
と、該内容器を収納した状態で前記本体容器の開口部を
閉蓋する断熱構造の蓋体とを備えた断熱調理器具におい
て、前記内外筒上端の接合部を、合成樹脂製の肩部材に
対して係合支持するとともに、該肩部材を、前記接合部
の下端および外側部に対して係合する第1部材と、該第
1部材に対して係合するとともに第1部材を前記接合部
側へ押圧する第2部材とにより構成して、接合部と肩部
材との係合部位に隙間が生じないようにしている。
【0011】本願発明の第2の基本構成において、前記
第1部材を、前記外筒上端部に対して無理嵌め状態で取
り付け、あるいは前記第2部材を、前記外筒上端部に対
して無理嵌め状態で取り付けた場合、本体容器への肩部
材の組付と同時に接合部と肩部材との係合部位に生じる
隙間の解消ができる点で好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な発明の実施の形態について詳述
する。
【0013】第1の実施の形態 図1および図5には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる断熱調理器具が示されている。
【0014】この断熱調理器具は、図1に示すように、
有底円筒状の本体容器1と、該本体容器1内に出し入れ
自在に収納される有底円筒状の内容器2と、該内容器2
を収納した状態で前記本体容器1の開口部1aを閉蓋す
る蓋体3とを備えて構成されている。符号4は内容器2
の開口部2aを閉蓋する透明な中蓋である。
【0015】前記本体容器1は、ステンレス製の有底円
筒状の内筒5と外筒6との間を真空排気してなる真空二
重容器からなっており、その外周上端部には、合成樹脂
製の環状の肩部材7が無理嵌め結合により取り付けられ
ている。なお、前記内外筒5,6の上端開口縁には、互
いに溶接により接合された逆L字状の接合部5a,6a
がそれぞれ一体に延設されている。このようにしたこと
により、内外筒5,6の接合による本体容器1の製作が
容易且つ確実となる。
【0016】前記内外筒5,6上端の接合部5a,6a
は、図3に示すように、前記肩部材7の外周上部に形成
された環状の切欠部26に対して係合支持されており、
前記接合部5a,6aの上部および外側部は、合成樹脂
製の目隠し部材27でカバーされている。該目隠し部材
27は、前記本体容器1の上端口縁を覆う断面逆L字状
の環状体からなっており、その下端には、前記接合部5
a,6aの下端に係合する係合凸部28が一体に突設さ
れている。
【0017】本体容器1と肩部材7とは次のようにして
組み立てられる。
【0018】即ち、本体容器1(即ち、内外筒5,6)
の接合部5a,6aの下端に対して係合凸部28を係合
させつつ上方から目隠し部材27を圧入した後、肩部材
7を下方から本体容器1の上端外周に圧入する。このよ
うにすれば、接合部5a,6aと肩部材7との係合部位
(即ち、接合部5a,6a)の上面および外側面が目隠
し部材27によってカバーされることとなり、溶接時に
接合部5a,6aに肉盛りが生じた場合であっても、後
処理を施す必要がないとともに、前記係合部位が露出し
ないので見映えも良くなるし、ゴミ等が係合部位に侵入
するおそれもなくなる。
【0019】また、前記内筒5の内周面には、上下方向
中間部において上方の大径部5bと下方の小径部5cと
の境となる段部5dが形成されている。このような形状
とすれば、本体容器1の内周面上部と内容器2との間に
半径方向に所定幅を有す空間Aが形成されることとな
り、内容器2を上下方向に等しい径を有するものとして
も、内容器2に取り付けられる把手取付用のブラケット
8(後述する)を収納するための空間が確保できるので
ある。つまり、内容器2の容量増大と洗浄作業の容易化
とを図り得ることとなるのである。符号25は本体容器
1の底部を覆う合成樹脂製の底部材である。
【0020】前記内外筒5,6の底部5e,6b間に
は、両底部5e,6bに対してそれぞれ当接して補強作
用をなすスペーサ13が介設されている。該スペーサ1
3は、下方が開放されたハット形状とされており、その
上面には、前記内筒底部5eに当接される所定面積を有
するドーナツ状の当接面13aが形成され、その下端に
は、前記外筒底部6bに当接されるフランジ状の当接面
13bが形成されている。このように構成すると、本体
容器1の底部構造が強化され、内容器2の収納時の衝撃
等に十分耐え得るものとなる。しかも、スペーサ13と
内外筒底部5e,6bとの接触面積を大きく確保できる
ところから、1個で十分な補強効果を発揮できるととも
に、内外筒底部5,6への傷発生をも確実に防止でき
る。さらに、スペーサ13をプレス加工で容易に成形で
きる。
【0021】また、前記スペーサ13の側壁部13cに
は、スペーサ13内と内外筒5,6間の空間部とを連通
する連通孔14が形成されている。なお、該連通孔14
は、円形のものでもよく、スリット状のものでもよい。
そして、前記スペーサ13に囲まれた外筒底部6bに
は、真空排気のための排気口15が形成されており、該
排気口15の外側に配置されるロー材16を保持するた
めの保持部材17がスポット溶接により固着されてい
る。このように構成すれば、別個に排気口15を形成す
る必要がなくなり、構造的に簡略化できる。符号18は
ゲッタ19を保持するためのゲッタ保持部である。
【0022】前記内容器2は、加熱調理用の鍋からなっ
ており、本体容器1内に収納された状態において、本体
容器開口部1aより内容器開口部2aが下方に位置するよ
うに本体容器1より浅い形状とされている。
【0023】そして、この内容器2外周上端部の互いに
反対となる位置には、前記空間Aおよび本体容器1の開
口部1aの口縁を経て本体容器1の外側に向かって延び
る一対のブラケット8,8が固着されている。該各ブラ
ケット8は、前記内容器2の上端外周に固着された垂直
部8aと、該垂直部8aの上端から外向きに延設された
水平部8bとからなる逆L字状の金具とされており、そ
の水平部8bは前記本体容器1の上端口縁に対して面接
触状態で懸架されている。該水平部8bの先端にはビス
止め用の取付座8cが形成されており、該取付座8cに
は、前記内容器2を持ち上げるための合成樹脂製の把手
9がビス止めにより取り付けられている。
【0024】このように構成したことにより、内容器2
を本体容器1内に懸架収納する際にブラケット8と本体
容器1の口縁とが面接触状態となり、本体容器1の口縁
に傷が付くおそれがなくなる。つまり、従来上記傷付き
防止のために本体容器1の口縁に貼設されていた保護シ
ールが不要となるのである。なお、図6に示すように、
ブラケット8の水平部8bを縦向き板状とした場合であ
っても、把手9の下端から前記ブラケット水平部8bの
下方に向かってカバー部9aを延設すれば、ブラケット
水平部8bと本体容器1口縁との直接接触が回避される
こととなり、本体容器1の口縁を傷付けるおそれはなく
なる。
【0025】前記蓋体3は、下面を構成する合成樹脂製
の底板3aと、上面を構成するステンレス製の天板3b
と、該天板3bと底板3aとを外周部において結合する合
成樹脂製の蓋リング3cとによって構成されており、内
部には断熱材10が配設されている。このことにより蓋
体3における断熱性能が高められることとなっている。
【0026】ところで、図5に示すように、蓋体3にお
ける底板3a、天板3bおよび蓋リング3cの結合は、
天板3bの外周縁を蓋リング3cに係合しつつ底板3a
を天板3bに押し当てることにより行われており、蓋リ
ング3cと天板3bとの係合を確実ならしめるために、
底板3aと天板3bとの間に弾性体を介設していたが、
本実施の形態においては、前記蓋体3の天板3bの外周
縁に断面L字状の係合片29を一体に延設する一方、前
記肩リング3cの内周面に円周方向等間隔に多数のリブ
30を形成して、該係合片29の外端とリブ30の内端
とを係合させることにより、蓋リング3cと天板3bと
の係合を確実ならしめている。このようにすれば、リブ
30の形成により蓋リング3cが補強できるとともに、
従来用いられていた弾性体が不要となる。
【0027】なお、蓋体3の構造(即ち、底板3a、天
板3bおよび蓋リング3cの結合構造)は図7ないし図
9に示すようにしてもよい。
【0028】即ち、図7に示すように、係合片29の先
端に下向きの溶着部29aを一体に延設して、該溶着部
29aを底板3aの外周縁に対して加熱溶着したり、図
8に示すように、前記溶着部29aを底板3aの外周縁
に形成した環状溝31に対して加熱溶着したり、図9に
示すように、前記溶着部29aの先端を水平に折り曲げ
て底板3aの外周縁に対して加熱溶着したりしてもよ
い。こようにすれば、蓋体3は防水構造となり、丸洗い
が可能となる。
【0029】また、前記蓋体3の下面中心部には、前記
中蓋4のツマミ32を蓋体3の閉蓋時に収納するため
に、底板3aを上向きにくぼませてなり且つ上面に開口
34を有する凹部33が形成されており、前記開口34
には、前記ツマミ32を押圧して中蓋4のガタ付きを防
止するための断面ハット状の押圧部材35がスプリング
36によりツマミ32の方向に付勢された状態で設けら
れている。このように構成すれば、蓋体3の閉蓋時に中
蓋ツマミ32が押圧部材35によって押圧されることと
なり、中蓋4のガタ付きが防止でき、野外等において持
ち運ぶ際にも安心である。
【0030】なお、前記押圧部材35の構造は、図10
および図11に示すようにしてもよい。
【0031】即ち、図10に示すように、前記凹部33
における開口34の口縁から上方に向かって天板3bに
まで達する筒状部33aを一体に突設して天板3bの補
強を行うようにしてもよく、図11に示すように、凹部
33の側周部に一対の開口37,37を形成して押圧部
材35を該開口37,37に沿って案内させるようにし
てもよい。
【0032】前記蓋体3は、前記肩部材7に形成された
ヒンジ受け38に対して着脱自在とされたヒンジユニッ
ト39を介して本体容器1に連結されており(図2参
照)、その外周縁には、閉蓋時において前記各把手9の
ブラケット8における水平部8bを係合するための切欠
凹部11が形成されている。このことにより、蓋体3の
閉蓋時においては蓋体3は本体容器1の上部開口1aを
密閉することとなる。なお、前記切欠部11は、前記把
手9,9との係合により内容器2の本体容器1内での位
置決めをも行うこととなっている。符号12は、本体容
器1を持ち上げるための取っ手であり、該取っ手12は
前記把手9の直下方に位置せしめられこととなってい
る。
【0033】前記ヒンジ受け38は、図4に示すよう
に、前記肩部材7に一体に形成された上方が開放された
箱状体からなっており、内部には、前記ヒンジユニット
39をロックするロック機構40が設けられている。該
ロック機構40は、互いに重合した状態で挿入され且つ
上面にそれぞれ係止爪43,44を有する一対の筒体4
1,42と、該筒体41,42を離間方向に付勢するコ
イルスプリング45とからなっており、前記筒体41,
42の外端には、前記ヒンジ受け38の両側壁に形成さ
れた穴46,47から突出する操作部48,49がそれ
ぞれ一体に形成されている。符号50はヒンジ受け38
の下端に形成されたゴミ取り出し用の開口、56は後述
する吊り手57を支持するための支持台、80は蓋体3
を閉蓋状態でロックするロック手段である。
【0034】一方、前記ヒンジユニット39は、前記蓋
体3のヒンジピン51(図2参照)を軸支する軸受台5
2と、該軸受台52から一体に垂設されて前記ヒンジ受
け38内に挿入される下方が開放された係合筒53とか
らなっており、該係合筒53の両側壁には、前記ロック
機構40における係止爪43,44が内方から係合する
係合穴54,55がそれぞれ形成されている。
【0035】上記のように構成したことにより、ヒンジ
ユニット39の係合筒53をヒンジ受け38内に挿入す
ると、ロック機構40の係止爪43,44が係合穴5
4,55にそれぞれ自動的に係合されることとなり、ワ
ンタッチでロックできる。そして、ロック機構40の操
作部48,49をコイルスプリング45の付勢力に抗し
て押圧すれば、係止爪43,44と係合穴54,55と
の係合が解除され、ヒンジユニット39はワンタッチで
アンロックできる。また、ロック機構40のロック・ア
ンロックは、筒体41,42の重合スライドにより行わ
れるため、ヒンジユニット39のガタ付きがなくなると
ともに、コイルスプリング45も筒体41,42内に隠
れたままなので見映えがよくなる。
【0036】なお、上記ヒンジ機構(即ち、ヒンジ受け
38およびヒンジユニット39)の構造は、図12ない
し図16に示すようにしてもよい。
【0037】即ち、図12に示すように、ロック機構4
0を、一対の係止爪43,44と該係止爪43,44を
連結する樹脂バネ58と前記係止爪43,44に一体形
成された操作部48,49とにより構成してもよく、図
13に示すように、ヒンジユニット39における係合筒
53の両側壁に樹脂バネ式の切り起こし片59,60を
それぞれ形成して該切り起こし片59,60をヒンジ受
け38両側壁の係合穴54,55にそれぞれ係合させ、
前記切り起こし片59,60を直接押圧操作することに
よりアンロックするようにしてもよく、図14に示すよ
うに、ヒンジユニット39における係合筒53の両側壁
に樹脂バネ式の切り起こし片59,60をそれぞれ形成
して該切り起こし片59,60をヒンジ受け38の両側
壁内面に形成した係合突部61,62にそれぞれ係合さ
せ、前記ヒンジ受け38の両側壁にそれぞれ形成した樹
脂バネ式の押圧片63,64を押圧操作することにより
アンロックするようにしてもよく、図15に示すよう
に、ヒンジユニット39における軸受台52から一対の
樹脂バネ式の係合爪65,66を垂設して該係合爪6
5,66をヒンジ受け38両側壁の係合穴54,55に
それぞれ係合させ、前記係合爪65,66を直接押圧操
作することによりアンロックするようにしてもよく、図
16に示すように、ヒンジユニット39における軸受台
52から一対の樹脂バネ式の係合爪65,66を垂設し
て該係合爪65,66をヒンジ受け38両側壁の係合穴
54,55にそれぞれ係合させ、且つ前記ヒンジ受け3
8の両側壁上部に形成された切欠溝67,68を介して
突出する操作部69,70を前記係合爪65,66に一
体形成して該操作部69,70を押圧操作することによ
りアンロックするようにしてもよい。上記いずれの場合
にも構造の簡略化を図ることができる。
【0038】ところで、この断熱調理器具を野外等で持
ち運ぶ使用形態に適するように、持ち運び用の吊り手5
7が本体容器1に取り付けられているが、前記吊り手5
7は、図1および図2に示すように、その基端部57a
を本体容器1の取っ手12の下方に位置して前記肩部材
7に内方から挿入される枢支ピン71に対して回動自在
に枢支することにより取り付けられており、その基端部
57aに連続して吊り手57を鉛直姿勢(換言すれば、
吊り持ち姿勢)とする際に前記本体容器取っ手12およ
び内容器把手9との干渉を回避するための湾曲部57b
が形成されている。なお、前記吊り手基端部57aの逸
脱を防止するために前記本体容器取っ手12下面から前
記枢支ピン71の先端に近接する抜け止めリブ72が一
体に垂設されている。
【0039】第2の実施の形態 図17には、本願発明の第2の実施の形態にかかる断熱
調理器具における本体容器の要部が示されている。
【0040】この場合、目隠し部材27は、肩部材7の
切欠部26に形成された係合突部73と目隠し部材27
の内側面に形成された係合突起74との無理嵌め係合に
より取り付けられている。つまり、目隠し部材27は肩
部材7に対して取り付けられているのである。このよう
にすると、目隠し部材27の取付がワンタッチで行える
という利点がある。その他の構成および作用効果は第1
の実施の形態と同様なので重複を避けて説明を省略す
る。
【0041】第3の実施の形態 図18には、本願発明の第3の実施の形態にかかる断熱
調理器具における本体容器の要部が示されている。
【0042】この場合、目隠し部材27は、肩部材7の
切欠部26に形成された係合突部73と目隠し部材27
の内側面に形成された係合突起74との無理嵌め係合に
より取り付けられている。つまり、目隠し部材27は肩
部材7に対して取り付けられているのである。このよう
にすると、目隠し部材27の取付がワンタッチで行える
という利点がある。また、前記目隠し部材27の内側面
には、接合部5a,6aの外面に当接されて位置決め作
用をなす多数のリブ75が形成されている。その他の構
成および作用効果は第1の実施の形態と同様なので重複
を避けて説明を省略する。
【0043】第4の実施の形態 図19には、本願発明の第4の実施の形態にかかる断熱
調理器具における本体容器の要部が示されている。
【0044】この場合、目隠し部材27は、肩部材7と
一体に形成されている。このようにすると、構造が簡略
となるとともに組付作業性も向上する。その他の構成お
よび作用効果は第1の実施の形態と同様なので重複を避
けて説明を省略する。
【0045】第5の実施の形態 図20には、本願発明の第5の実施の形態にかかる断熱
調理器具における本体容器の要部が示されている。
【0046】この場合、肩部材7に円周方向等間隔で多
数の上下方向に貫通する貫通穴76を形成し、該貫通穴
76の外側内壁に形成された係合突部77と目隠し部材
27の外側面に形成された係合突起78との無理嵌め係
合により目隠し部材27は取り付けられている。つま
り、目隠し部材27は肩部材7に対して取り付けられて
いるのである。このようにすると、目隠し部材27の取
付がワンタッチで行えるという利点がある。この場合、
接合部5a,6aは水平とされており、目隠し部材27
と肩部材7との間に挟持されることとなっている。従っ
て、肩部材7は目隠し部材27により本体容器1の口縁
に固定されることとなるので、無理嵌め結合とする必要
はない。なお、目隠し部材27の上面と肩部材7の上面
とは隙間なく連続せしめられている。その他の構成およ
び作用効果は第1の実施の形態と同様なので重複を避け
て説明を省略する。
【0047】第6の実施の形態 図21には、本願発明の第6の実施の形態にかかる断熱
調理器具における本体容器の要部が示されている。
【0048】この場合、肩部材7に円周方向等間隔で多
数の上下方向に貫通する貫通穴76を形成し、該貫通穴
76の内側内壁に形成された係合突部77と目隠し部材
27の下端部に形成された係合突起78との無理嵌め係
合により目隠し部材27は取り付けられている。つま
り、目隠し部材27は肩部材7に対して取り付けられて
いるのである。このようにすると、目隠し部材27の取
付がワンタッチで行えるという利点がある。この場合、
接合部5a,6aは水平とされており、目隠し部材27
と肩部材7との間に挟持されることとなっている。従っ
て、肩部材7は目隠し部材27により本体容器1の口縁
に固定されることとなるので、無理嵌め結合とする必要
はない。なお、目隠し部材27の上面と肩部材7の上面
とは隙間なく連続せしめられている。その他の構成およ
び作用効果は第1の実施の形態と同様なので重複を避け
て説明を省略する。
【0049】第7の実施の形態 図22には、本願発明の第7の実施の形態にかかる断熱
調理器具における本体容器の要部が示されている。
【0050】この場合、肩部材7は、内外筒5,6の接
合部5a,6aの下端および外側部に対して係合する第
1部材7aと、該第1部材7aに対して係合するととも
に第1部材7aを前記接合部5a,6a側へ押圧する第
2部材7bとにより構成されている。前記第1部材7a
は、外筒6の上部に対して無理嵌め結合されており、前
記第2部材7bの内周面には、前記第1部材7aの外周
面に対して圧入する際に第1部材7aを接合部5a,6
a側へ押圧するテーパ面79が形成されている。このよ
うにすると、肩部材7の組付時に第1部材7aが接合部
5a,6aに密着することとなり、本体容器1への肩部
材7の組付と同時に接合部5a,6aと肩部材7との係
合部位に生じる隙間の解消ができる。その他の構成およ
び作用効果は第1の実施の形態と同様なので重複を避け
て説明を省略する。
【0051】第8の実施の形態 図23には、本願発明の第8の実施の形態にかかる断熱
調理器具における本体容器の要部が示されている。
【0052】この場合、肩部材7は、内外筒5,6の接
合部5a,6aの下端および外側部に対して係合する第
1部材7aと、該第1部材7aに対して係合するととも
に第1部材7aを前記接合部5a,6a側へ押圧する第
2部材7bとにより構成されている。前記第2部材7b
は、外筒6の上部に対して無理嵌め結合されており、該
第2部材7bの内周面には、外筒6の上部に対して無理
嵌めする際に第1部材7aを接合部5a,6a側へ押圧
するテーパ面79が形成されている。このようにする
と、肩部材7の組付時に第1部材7aが接合部5a,6
aに密着することとなり、本体容器1への肩部材7の組
付と同時に接合部5a,6aと肩部材7との係合部位に
生じる隙間の解消ができる。その他の構成および作用効
果は第1の実施の形態と同様なので重複を避けて説明を
省略する。
【0053】
【発明の効果】本願発明によれば、有底円筒状の内外筒
間を真空排気してなる真空二重構造の本体容器と、該本
体容器内に出し入れ自在に収納される加熱調理用の内容
器と、該内容器を収納した状態で前記本体容器の開口部
を閉蓋する断熱構造の蓋体とを備えた断熱調理器具にお
いて、前記内外筒上端の接合部を、合成樹脂製の肩部材
に対して係合支持するとともに、前記接合部の上部およ
び外側部を目隠し部材でカバーして、接合部と肩部材と
の係合部位が露出しないようにし、あるいは前記内外筒
上端の接合部を、合成樹脂製の肩部材に対して係合支持
するとともに、該肩部材を、前記接合部の下端および外
側部に対して係合する第1部材と、該第1部材に対して
係合するとともに第1部材を前記接合部側へ押圧する第
2部材とにより構成して、接合部と肩部材との係合部位
に隙間が生じないようにしたので、本体容器の外観が良
好になるとともに、従来ユーザに不安を与えていた係合
部位へのゴミの侵入のおそれもなくなるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具の側面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具における本体容器の要部を示す拡大断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具におけるヒンジ機構を示す一部を断面とした拡大正
面図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具における蓋体の外周部構造を示す要部拡大断面図で
ある。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具における内容器把手の取付構造の他の例を示す拡大
断面図である。
【図7】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具における蓋体の外周部構造の他の例を示す要部拡大
断面図である。
【図8】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具における蓋体の外周部構造の他の例を示す要部拡大
断面図である。
【図9】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調理
器具における蓋体の外周部構造の他の例を示す要部拡大
断面図である。
【図10】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調
理器具における蓋体の中央部構造の他の例を示す要部断
面図である。
【図11】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調
理器具における蓋体の中央部構造の他の例を示す要部拡
大断面図である。
【図12】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調
理器具におけるヒンジ機構の他の例を示す一部を断面と
した拡大正面図である。
【図13】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調
理器具におけるヒンジ機構の他の例を示す一部を断面と
した拡大正面図である。
【図14】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調
理器具におけるヒンジ機構の他の例を示す一部を断面と
した拡大正面図である。
【図15】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調
理器具におけるヒンジ機構の他の例を示す一部を断面と
した拡大正面図である。
【図16】本願発明の第1の実施の形態にかかる断熱調
理器具におけるヒンジ機構の他の例を示す一部を断面と
した拡大正面図である。
【図17】本願発明の第2の実施の形態にかかる断熱調
理器具における本体容器の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図18】本願発明の第3の実施の形態にかかる断熱調
理器具における本体容器の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図19】本願発明の第4の実施の形態にかかる断熱調
理器具における本体容器の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図20】本願発明の第5の実施の形態にかかる断熱調
理器具における本体容器の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図21】本願発明の第6の実施の形態にかかる断熱調
理器具における本体容器の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図22】本願発明の第7の実施の形態にかかる断熱調
理器具における本体容器の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図23】本願発明の第8の実施の形態にかかる断熱調
理器具における本体容器の要部を示す拡大断面図であ
る。
【図24】従来の断熱調理器具における本体容器の要部
を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1は本体容器、1aは開口部、2は内容器、3は蓋体、
5は内筒、5aは接合部、6は外筒、6aは接合部、7
は肩部材、7aは第1部材、7bは第2部材、27は目
隠し部材、28は係合凸部、73は係合突部、74は係
合突起、76は貫通穴、77は係合突部、78は係合突
起、79はテーパ面。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状の内外筒間を真空排気してな
    る真空二重構造の本体容器と、該本体容器内に出し入れ
    自在に収納される加熱調理用の内容器と、該内容器を収
    納した状態で前記本体容器の開口部を閉蓋する断熱構造
    の蓋体とを備えた断熱調理器具であって、前記内外筒上
    端の接合部を、合成樹脂製の肩部材に対して係合支持す
    るとともに、前記接合部の上部および外側部を目隠し部
    材でカバーしたことを特徴とする断熱調理器具。
  2. 【請求項2】 前記目隠し部材は、前記接合部の下端に
    対して係合した状態で取り付けられていることを特徴と
    する前記請求項1記載の断熱調理器具。
  3. 【請求項3】 前記目隠し部材は、前記肩部材に対して
    係合した状態で取り付けられていることを特徴とする前
    記請求項1記載の断熱調理器具。
  4. 【請求項4】 前記目隠し部材は、前記肩部材と一体に
    形成されていることをことを特徴とする前記請求項1記
    載の断熱調理器具。
  5. 【請求項5】 有底円筒状の内外筒間を真空排気してな
    る真空二重構造の本体容器と、該本体容器内に出し入れ
    自在に収納される加熱調理用の内容器と、該内容器を収
    納した状態で前記本体容器の開口部を閉蓋する断熱構造
    の蓋体とを備えた断熱調理器具であって、前記内外筒上
    端の接合部を、合成樹脂製の肩部材に対して係合支持す
    るとともに、該肩部材を、前記接合部の下端および外側
    部に対して係合する第1部材と、該第1部材に対して係
    合するとともに第1部材を前記接合部側へ押圧する第2
    部材とにより構成したことを特徴とする断熱調理器具。
  6. 【請求項6】 前記第1部材は、前記外筒上端部に対し
    て無理嵌め状態で取り付けられていることを特徴とする
    前記請求項5記載の断熱調理器具。
  7. 【請求項7】 前記第2部材は、前記外筒上端部に対し
    て無理嵌め状態で取り付けられていることを特徴とする
    前記請求項5記載の断熱調理器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005192697A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Thermos Kk 断熱調理容器
CN111417330A (zh) * 2017-07-07 2020-07-14 概念集团有限责任公司 用于真空绝热制品的接合构造

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JP2005192697A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Thermos Kk 断熱調理容器
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