JP2513665Y2 - 断熱調理器具 - Google Patents

断熱調理器具

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JP2513665Y2 JP1993011768U JP1176893U JP2513665Y2 JP 2513665 Y2 JP2513665 Y2 JP 2513665Y2 JP 1993011768 U JP1993011768 U JP 1993011768U JP 1176893 U JP1176893 U JP 1176893U JP 2513665 Y2 JP2513665 Y2 JP 2513665Y2
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、シチュー等の液状食
品を保温状態で大量に収容するための断熱調理器具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シチュー等の液状食品を保温状態で収容
する断熱調理器具は、実開平4ー14024号公報にも
開示されているように、従来から良く知られている。
【0003】この断熱調理器具は、断熱構造の本体容器
と、該本体容器内に出し入れ自在に収納される内容器
と、該内容器を収納した状態で前記本体容器の開口部を
閉蓋する断熱構造の蓋体とを備えて構成されている。
【0004】ところで、この断熱調理器具の場合、本体
容器を持ち上げるための把持部となる把手が必要となる
とともに、内容器を持ち上げるための把持部となる把手
も必要となる。一方、本体容器は、蓋体により密閉状態
で閉蓋されることとなっているため、密閉性を考慮する
と内容器持ち上げ用の把手を本体容器内に位置せしめる
のが望ましいが、その場合、把手の温度が高くなって内
容器取り出し操作が素手で行えない場合が生ずるおそれ
がある。一方、内容器側の把手を本体容器外に位置せし
めようとすると、蓋体による密閉性が損なわれるおそれ
が生ずる。
【0005】そこで、上記公知例においては、本体容器
側の把手を省略し、内容器側の把手を本体容器外方に臨
ましめて、本体容器側に形成された係合部材と係脱可能
ならしめるようにし、さらに、前記把手が嵌合すべき切
欠を蓋体側に形成することによって、本体容器持ち上げ
用の把手を内容器持ち上げ用の把手で兼用し且つ蓋体に
よる密閉性をも確保するようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
におけるように、内容器側の把手を本体容器側の係合部
材に対して係脱自在とすることにより本体容器持ち上げ
用の把手として兼用する場合、内容器を本体容器に収納
する度に内容器側の把手と係合部材との係合を行わなけ
ればならず、内容器収納操作が面倒となるおそれがあ
る。また、係合操作が不完全な場合には、把手を把持し
た際に内容器と本体容器とが分離してしまうおそれがあ
るばかりでなく、蓋体側の切欠と把手との位置ズレによ
り密閉性が損なわれるおそれが生ずる。
【0007】本願考案は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、本体容器に対する内容器の位置合わせを容易なら
しめるとともに、蓋体による密閉性をも確保し得るよう
にすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案では、上
記課題を解決するための手段として、断熱構造の本体容
器1と、該本体容器1内に出し入れ自在に収納される加
熱調理用の内容器2と、該内容器2を収納した状態で前
記本体容器1の開口部1aを閉蓋する断熱構造の蓋体3
とを備えた断熱調理器具において、前記本体容器1に、
本体容器1を持ち上げるための把持部となる一対の本体
把手6,6を相対向する位置に突設する一方、前記内容
器2に、該内容器2を持ち上げるための把持部となる一
対の内容器把手8,8をそれぞれ連結具7,7を介して
前記蓋体3と前記本体容器1との間から前記本体把手
6,6の上方に位置して外方に突出するように設けると
ともに、該各内容器把手8に、前記本体把手6の両外側
下端に近接する位置まで垂下して該本体把手6に対して
外被り状態で嵌合する垂下側壁8b,8bをそれぞれ一体
に形成し且つ該各垂下側壁8bに、前記連結具7をビス
9によりそれぞれ固定して、該連結具7の固定部を目隠
しするカバー部8cを前記各垂下側壁8bに連続してそ
れぞれ一体に突設している。
【0009】請求項2の考案では、前記請求項1記載の
断熱調理器具において、前記各内容器把手8と各本体把
手6との間に、半径方向外側に向って開口する把持空間
Sをそれぞれ形成するとともに、前記各内容器把手8の
下面内奥部に、前記把持空間Sへの手指の挿入範囲を規
制する位置決め突部8dをそれぞれ一体に突設してい
る。
【0010】
【作用】請求項1の考案では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0011】即ち、本体容器1内へ内容器2を収納する
際に、内容器2側の把手8,8に、本体容器1側の把手
6,6の両外側下端に近接する位置まで垂下して該本体
把手6に対して外被り状態で嵌合する垂下側壁8b,8b
をそれぞれ一体に形成したことにより、内容器2の収納
時においては内容器把手8,8を本体把手6,6にそれ
ぞれ外被り状態で被嵌するだけで内容器2の位置決めが
容易に行えるとともに、蓋体3による密閉性も確保され
ることとなる。また、外側から見ると、本体把手6と内
容器把手8とがあたかも1個だけ存在するように見える
ため、本体容器1を持ち上げ用とする場合には、本体把
手6,6を把持するだけでよくなる。また、各垂下側壁
8bの内面側にビス9により固定された連結具7の固定
部は、各垂下側壁8bに一体形成された、カバー部8c
によって外方から見えないように目隠しされることとな
る。
【0012】請求項2の考案では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0013】即ち、内容器2を持ち上げようとする場合
には、内容器把手8,8と本体把手6,6との間の把持
空間Sに意識的に手指を挿入することにより内容器把手
8,8が把持されることとなるとともに、前記把持空間
Sに挿入された手指は、位置決め突部8dへの当接によ
り挿入範囲を規制されることとなる。
【0014】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、断熱構造の本
体容器1と、該本体容器1内に出し入れ自在に収納され
る加熱調理用の内容器2と、該内容器2を収納した状態
で前記本体容器1の開口部1aを閉蓋する断熱構造の蓋
体3とを備えた断熱調理器具において、前記本体容器1
に、本体容器1を持ち上げるための把持部となる一対の
本体把手6,6を相対向する位置に突設する一方、前記
内容器2に、該内容器2を持ち上げるための把持部とな
る一対の内容器把手8,8をそれぞれ連結具7,7を介
して前記蓋体3と前記本体容器1との間から前記本体把
手6,6の上方に位置して外方に突出するように設ける
とともに、該各内容器把手8に、前記本体把手6の両外
側下端に近接する位置まで垂下して該本体把手6に対し
て外被り状態で嵌合する垂下側壁8b,8bをそれぞれ一
体に形成するようにしているので、本体容器1内へ内容
器2を収納する際に、内容器2側の把手8,8を本体容
器1a側の把手6,6に外被り状態で被嵌するだけで、
内容器2の位置決めが容易に行え、しかも蓋体3bによ
る密閉性も確保されることとなり、内容器2の位置決め
性および密閉性に優れたものが得られるという実用的な
効果がある。
【0015】また、本体容器1側の本体把手6,6に対
して内容器2側の把手8,8を外被り状態で被嵌するよ
うにしているので、外側から見ると、本体把手6,6と
内容器把手8,8とがあたかも1個だけ存在するように
見えることとなり、意匠的に優れたものとなるという効
果もある。
【0016】また、前記各垂下側壁8bに、前記連結具
7をビス9によりそれぞれ固定して、該連結具7の固定
部を目隠しするカバー部8cを前記各垂下側壁8bに連
続してそれぞれ一体に突設しているので、連結具7の固
定部が外方から見えることがなくなって外観上の見映え
が良くなるとともに、内容器把手8を把持する際に高い
温度となっているおそれのある連結具7に触れるおそれ
がなくなって安全性が向上するという効果もある。
【0017】請求項2の考案によれば、前記請求項1記
載の断熱調理器具において、前記各内容器把手8と各本
体把手6との間に、半径方向外側に向って開口する把持
空間Sをそれぞれ形成しているので、本体容器1を持ち
上げ用とする場合には、本体把手6,6が把持され、内
容器2を持ち上げようとする場合には、内容器把手8,
8と本体把手6,6との間の把持空間Sに意識的に手指
を挿入しなければ内容器把手8,8を把持することが難
しいこととなり、内容器2を本体容器1から分離して持
ち上げてしまうという失敗のおそれがなくなるという効
果もある。
【0018】また、前記各内容器把手8の下面内奥部
に、前記把持空間Sへの手指の挿入範囲を規制する位置
決め突部8dをそれぞれ一体に突設しているので、手指
を挿入し過ぎて高い温度となっているおそれのある連結
具7に触れるということがなくなり、安全性が向上する
という効果もある。
【0019】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願考案の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0020】実施例1 図1ないし図6には、本願考案の実施例1にかかる断熱
調理器具が示されている。
【0021】本実施例の断熱調理器具は、図1に示すよ
うに、有底円筒状の本体容器1と、該本体容器1内に出
し入れ自在に収納される有底円筒状の内容器2と、該内
容器2を収納した状態で前記本体容器1の開口部1aを
閉蓋する蓋体3とを備えて構成されている。符号4は内
容器2の開口部2aを閉蓋する中蓋である。
【0022】前記本体容器1は、ステンレス製の真空二
重容器からなっており、その外周上端部には、環状の本
体肩部材5が取り付けられており、該本体肩部材5の互
いに反対となる位置には、本体容器1を持ち上げるため
の把持部となる一対の本体把手6,6が一体に突設され
ている。
【0023】前記内容器2は、加熱調理用の鍋からなっ
ており、本体容器1内に収納された状態において、本体
容器開口部1aより内容器開口部2aが下方に位置するよ
うに本体容器1より浅い形状とされている。
【0024】そして、この内容器2外周上端部の互いに
反対となる位置には、前記本体容器1の開口部1aの口
縁を経て本体容器1の外側に向かって延びる一対の連結
具7,7が固着されており、該連結具7,7の外端に
は、前記本体把手6,6に対して上方および周方向両側
からそれぞれ外被り状態で被嵌され、内容器2を持ち上
げるための把持部となる内容器把手8,8が設けられて
いる(図2および図3参照)。
【0025】本実施例の場合、前記内容器把手8は、手
指を掛ける部分となる水平部8aと、該水平部8aの周方
向両端部から前記本体把手6の両外側下端に近接する位
置まで垂下される一対の垂下側壁8b,8bとによって構
成されており、前記各連結具7の上端部にL字状に屈曲
形成された取付部7aは、前記垂下側壁8b,8bの内面
側に対してビス9,9を介して固着されている。そし
て、前記連結具7の固定部(具体的には、取付部7aお
よびビス9)の側方および下方を目隠しするカバー部8
cが前記各垂下側壁8bに連続してそれぞれ一体に突設
されている。
【0026】前記内容器把手8は、半径方向外端が前記
本体把手6の外端より少なくとも内側に位置せしめられ
る形状とされている。なお、内容器把手8を本体把手6
に被嵌せしめた状態においては、内容器把手水平部8a
と本体把手6との間には、半径方向外向きに開口し且つ
手指を挿入可能とされる把持空間Sが形成されることと
なっている。また、前記各内容器把手8の下面内奥部に
は、前記把持空間Sへの手指の挿入範囲を規制する位置
決め突部8dがそれぞれ一体に突設されている。該位置
決め突部8dは、前記把持空間Sへの手指の挿入し過ぎ
を規制するものであり、これにより手指と連結具7(高
温となっている場合がある)との接触を回避できること
となっている。
【0027】前記蓋体3は、下面を構成する合成樹脂製
の底板3aと、上面を構成するステンレス製の天板3b
と、該天板3bと底板3aとを外周部において結合する合
成樹脂製の肩リング3cとによって構成されている。前
記底板3aは皿状を呈しており、その内部には断熱材1
0が配設されている。また、前記天板3bは上向きに凸
な円弧状を呈しており、その内部には断熱空間11が形
成されている。このことにより蓋部における断熱性能が
高められることとなっている。
【0028】前記天板3bの外周縁は、図4に示すよう
に、前記底板3aの外周に対して無理嵌め12された肩
リング3cの上端縁と底板3aとの間で挟着固定されるこ
ととなっており、底板3aと天板3bとの外周部間には環
状のシール部材13が介設されている。なお、天板3b
において該シール部材13と対応する部分は平担面とさ
れている。このように構成したことにより、蓋体3の丸
洗いが可能となるとともに、蓋体3を図4示すように裏
向きに置いた場合に、天板3bの曲面の存在により外周
部に手指Fを挿入可能な空間が形成されることとなり、
蓋体3の取り上げが容易に行える。
【0029】前記蓋体3は、本体容器1の開口部1a口
縁において本体把手6,6から90°の位相差を持つ位
置にヒンジ14を介して連結されており、図5に示すよ
うに、開蓋時において底板3aの深さは、底板3aの底面
が本体容器1の口縁上方位置より内方に位置せしめられ
るように設定されており、該底板3a底面には、図6に
示すように、底板3a底面に付着した露Dをヒンジ14
側へ導くガイドリブ15,15が形成されている。この
ようにしたことにより、蓋体3の開蓋時には、底板3a
底面に蓋した露Dは、ガイドリブ15,15に案内され
て、ヒンジ14側から本体容器1内へ流下することとな
り、本体容器1の外側へ流下してテーブル等を汚すとい
うことがなくなる。
【0030】しかして、前記蓋体3の外周縁には、閉蓋
時において内容器把手8,8の連結具7,7を嵌挿する
ための切欠部16,16が形成されており、蓋体3の閉
蓋時においては蓋体3の外周縁は内容器把手8,8の内
周側に当接されることとなっている。このことにより、
本体容器1の密閉性が確保されることとなっている。
【0031】上記のように構成したことにより、本実施
例によれば、本体容器1内へ内容器2を収納する際に、
内容器2側の把手8,8を本体容器1側の把手6,6に
外被り状態で被嵌するだけで、内容器2の位置決めが容
易に行え、しかも蓋体3による密閉性も確保されること
となり、内容器2の位置決め性および密閉性に優れた断
熱調理器具が得られる。
【0032】また、本体容器1側の把手6,6に対して
内容器2側の把手8,8を外被り状態で被嵌するように
しているため、外側から見ると、本体把手6と内容器把
手8とがあたかも1個だけ存在するように見えることと
なり、意匠的に優れたものとなるとともに、本体容器1
を持ち上げ用とする場合には、本体把手6,6が把持さ
れ、内容器2を持ち上げようとする場合には、内容器把
手8,8と本体把手6,6との間の把持空間Sに意識的
に手指を挿入しなければ内容器把手8,8を把持するこ
とが難しいこととなり、内容器2を本体容器1から分離
して持ち上げてしまうという失敗のおそれがなくなる。
【0033】また、各垂下側壁8bには、前記連結具7
をビス9によりそれぞれ固定して、該連結具7の固定部
を目隠しするカバー部8cが前記各垂下側壁8bに連続
してそれぞれ一体に突設されているので、連結具7の固
定部が外方から見えることがなくなって外観上の見映え
が良くなるとともに、内容器把手8を把持する際に高い
温度となっているおそれのある連結具7に触れるおそれ
がなくなって安全性が向上する。
【0034】また、各内容器把手8の下面内奥部には、
前記把持空間Sへの手指の挿入範囲を規制する位置決め
突部8dがそれぞれ一体に突設されているので、手指を
挿入し過ぎて高い温度となっているおそれのある連結具
7に触れるということがなくなり、安全性が向上する。
【0035】実施例2 図7には、本願考案の実施例2にかかる断熱調理器具に
おける蓋体の要部が示されている。
【0036】本実施例の場合、蓋体3における天板3b
の内面側に補強用のカバー17が配設されている。この
ようにすることにより、天板3bの強度向上が図れるの
である。その他の構成および作用効果は実施例1と同様
なので重複を避けて説明を省略する。
【0037】実施例3 図8には、本願考案の実施例3にかかる断熱調理器具に
おける蓋体の要部が示されている。
【0038】本実施例の場合、天板3bの外周縁は肩リ
ング3cに対して無理嵌め18されている。その他の構
成および作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて
説明を省略する。
【0039】実施例4 図9には、本願考案の実施例4にかかる断熱調理器具に
おける連結具と内容器把手との連結構造が示されてい
る。
【0040】本実施例の場合、連結具7の端部を内容器
把手8の垂直部8bに連結するためのビス9の外端側に
は袋ナット19が螺着されている。その他の構成および
作用効果は実施例1と同様なので重複を避けて説明を省
略する。
【0041】本願考案は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例1にかかる断熱調理器具の内
部の一部を開示した側面図である。
【図2】本願考案の実施例1にかかる断熱調理器具の一
部を切除した半截平面図である。
【図3】本願考案の実施例1にかかる断熱調理器具にお
ける把手部分を示す正面図である。
【図4】本願考案の実施例1にかかる断熱調理器具にお
ける蓋体を裏向きとした部分断面図である。
【図5】本願考案の実施例1にかかる断熱調理器具の開
蓋状態を示す要部側面図である。
【図6】本願考案の実施例1にかかる断熱調理器具の開
蓋状態を示す要部正面図である。
【図7】本願考案の実施例2にかかる断熱調理器具にお
ける蓋体の要部断面図である。
【図8】本願考案の実施例3における断熱調理器具にお
ける蓋体の要部断面図である。
【図9】本願考案の実施例4にかかる断熱調理器具にお
ける内容器把手部分の要部断面図である。
【符号の説明】
1は本体容器、1aは開口部、2は内容器、2aは開口
部、3は蓋体、6は本体把手、7は連結具、8は内容器
把手、8aは水平部、8bは垂直部、8cはカバー部、8
dは位置決め突部、Sは把持空間。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱構造の本体容器(1)と、該本体容器
    (1)内に出し入れ自在に収納される加熱調理用の内容器
    (2)と、該内容器(2)を収納した状態で前記本体容器
    (1)の開口部(1a)を閉蓋する断熱構造の蓋体(3)とを
    備えた断熱調理器具であって、前記本体容器(1)には、
    本体容器(1)を持ち上げるための把持部となる一対の本
    体把手(6),(6)が相対向する位置に突設され、前記内
    容器(2)には、該内容器(2)を持ち上げるための把持部
    となる一対の内容器把手(8),(8)がそれぞれ連結具
    (7),(7)を介して前記蓋体(3)と前記本体容器(1)と
    の間から前記本体把手(6),(6)の上方に位置して
    外方に突出するように設けられており、該各内容器把手
    (8)には、前記本体把手(6)の両外側下端に近接する位
    置まで垂下して該本体把手(6)に対して外被り状態で
    嵌合する垂下側壁(8b),(8b)がそれぞれ一体に形成さ
    れ、該各垂下側壁(8b)には、前記連結具(7)がビ
    ス(9)によりそれぞれ固定されて、該連結具(7)の
    固定部を目隠しするカバー部(8c)が前記各垂下側壁
    (8b)に連続してそれぞれ一体に突設されていること
    を特徴とする断熱調理器具。
  2. 【請求項2】 前記各内容器把手(8)と各本体把手
    (6)との間には、半径方向外側に向って開口する把持空
    間(S)がそれぞれ形成されており、前記各内容器把手
    (8)の下面内奥部には、前記把持空間(S)への手指
    の挿入範囲を規制する位置決め突部(8d)がそれぞれ
    一体に突設されていることを特徴とする前記請求項1記
    載の断熱調理器具。
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JPH0729938Y2 (ja) * 1990-12-10 1995-07-12 日本酸素株式会社 断熱調理容器
EP0654619A1 (de) * 1993-11-24 1995-05-24 Firma Carl Freudenberg Lagerung für schwingendes Bauteil

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