JPH09252850A - ベッドサイドテーブル - Google Patents

ベッドサイドテーブル

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JPH09252850A
JPH09252850A JP6479696A JP6479696A JPH09252850A JP H09252850 A JPH09252850 A JP H09252850A JP 6479696 A JP6479696 A JP 6479696A JP 6479696 A JP6479696 A JP 6479696A JP H09252850 A JPH09252850 A JP H09252850A
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Masaru Suzuki
優 鈴木
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Paramount Bed Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 うっかり床部の上昇操作を行って、テーブル
と床部の側柵等がぶつかり合っても、破損することのな
いようにする。 【解決手段】 台車11に立設した支柱部12上端部側
に甲板13を変位可能に支持する。前記支柱部12にお
いて、ローラ15を介し、可動支柱12bを基部支柱1
2aに対して、円滑に昇降可能に装着し、基部支柱12
a側に、ガススプリング16のシリンダ部16aを固定
する一方、ロッド部16b先端近傍を、可動支柱12b
頂部の蓋部材17に固定すると共に、ロッド部16b先
端を蓋部材17から突出させ、甲板受け19内におい
て、ロッド部16b先端における操作軸24を押すこと
でロック状態を解除するための操作レバー23を、前記
ロッド部16b先端に対向するように近接配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小物置台や食事台
として活用するベッドサイドテーブルを、床部昇降機能
を備えたベッドの側面から差し入れた状態において、う
っかり床部の上昇操作を行って、前記テーブルと床部の
側柵等がぶつかり合うようなことがあっても、破損する
ことのないようにした、ベッドサイドテーブルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりベッドの側面から差し入れて、
小物置台、食事台としてベッドサイドテーブルが活用さ
れている。かかるベッドサイドテーブルには、移動用キ
ャスタを備えた台車と、台車に立設した支柱部と、支柱
部上端部に取り付けた甲板とを有する構造のものがあ
り、前記支柱部は伸縮機能を備えて、甲板の支持高さを
調節し、使いやすい高さにするようにしている。ところ
で最近のベッドは、多機能化、電動化へと移行する傾向
にある。例えばベッドは、床部を起伏調節する機構の
他、床部全体を昇降調節する機構などを備え、これらの
機構を電動式とし、使用者の手の届きやすいまくら元傍
らに配置した操作信号入力手段(リモコンスイッチ)に
よって、床部を所望の傾斜状態としたり、床部全体を昇
降させてベッドへの乗り降りや、治療時に都合の良い高
さとすることができるようにしている。
【0003】このようなベッドに前述のようなベッドサ
イドテーブルを用いると、例えば、図4に示すように、
ベッドサイドテーブル1をベッド2の側面側から差し入
れて使用するわけであるが、この場合、ベッドサイドテ
ーブル1は、移動用キャスタ付の台車3に装着した伸縮
可能な支柱部4を、図示しない調節機構によって調節し
て、甲板5を前記ベッド2における側柵6の直上に位置
するように支持している。前記支柱部4における調節機
構は、例えば台車3側に立設した基部支柱に伸縮自在に
装着した可動支柱を、締め付け手段により固定する機構
のものや、支柱部内にガススプリングを内蔵して、可動
支柱を伸縮可能に、且つ所望の長さに固定支持する構造
のものが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ベッドサイドテーブル1における支柱部4は、いずれに
しても、使用者が調節機構を操作しない限り、支柱部4
は固定されたままであるから、ベッドサイドテーブル1
をベッド2に差し入れた状態で、ベッド2の床部を上昇
させると、ベッド2における側柵6と甲板5とが押し合
う状態となって側柵6または甲板5が破損するおそれが
ある(図5参照)。本発明はこのような不都合を解消す
るために提案されたものであって、小物置台や食事台と
して活用するベッドサイドテーブルを、床部昇降機能を
備えたベッドの側面から差し入れた状態において、うっ
かり床部の上昇操作を行って、前記テーブルと床部の側
柵等がぶつかり合うようなことがあっても、破損するこ
とのないようにした、ベッドサイドテーブルを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、移動用キャスタを備えた台車と、伸
縮機能を有すると共に伸縮固定手段を備え、台車に立設
した支柱部と、支柱部頂部側に支持した甲板とを有する
ベッドサイドテーブルにおいて、前記伸縮固定手段を、
手動的に固定/固定解除操作する構成とする一方、甲板
に上方側への荷重がかかる際に自動的に固定解除する構
成として、支柱部を伸長させるようにした。また本発明
は、移動用キャスタを備えた台車と、ガススプリングに
より伸縮可能とすると共に伸縮固定する機能を有し、前
記台車に立設した支柱部と、支柱部頂部側に支持した甲
板とを有するベッドサイドテーブルにおいて、前記支柱
部は、台車側に固設した基部支柱と、基部支柱に昇降可
能に装着した可動支柱とを有し、前記ガススプリング
は、シリンダ部とロッド部とを備え、前記シリンダ部を
基部支柱側に固定する一方、ロッド部を、基部支柱側か
ら可動支柱側に、長軸方向に指向させて配置し、前記ロ
ッド部先端近傍を、可動支柱の頂部に装着した蓋部材に
固定すると共に、ロッド部先端を蓋部材から突出させ、
前記甲板の裏面に甲板受けを取り付けると共に、甲板受
けに取り付けたブラケットを、前記可動支柱頂部から可
動支柱内に遊嵌して、可動支柱頂部近傍に変位可能に取
り付けるようにし、前記甲板受け内に前記ロッド部先端
を臨入させると共に、ガススプリングのロッド部をロッ
ク解除するための操作レバーを前記ロッド部先端に対向
するように近接配置し、甲板がベッドの上昇動作によっ
て、下からの持ち上げる側の荷重が掛かった際に、甲板
が甲板受けと共に傾斜変位することで、操作レバーがロ
ッド部先端に当接して押圧することで、ガススプリング
のロック状態を解除するようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるベッドサイ
ドテーブルについて、一つの実施の形態を挙げ、添付の
図面に基づいて以下説明する。図1にベッドサイドテー
ブル10を示し、このベッドサイドテーブル10は、台
車11と、台車11に立設した支柱部12と、支柱部1
2上端部側において支持した甲板13とを有するもので
ある。
【0007】前記台車11は、長尺で幅狭な胴部11a
と、この胴部11a両端側にキャスタ保持部11b、1
1cとを有している。これらキャスタ保持部11b、1
1cのうち、キャスタ保持部11bは、胴部11aおよ
びキャスタ保持部11cにおける上面よりも突出してい
ると共に、上面中央に前記支柱部12を立設している。
また、かかるキャスタ保持部11bには、支柱部12を
介して加わる荷重に耐え得るように比較的大径の移動用
キャスタ14(50φ)を装着している。一方のキャス
タ保持部11cには比較的小径のキャスタ(図示せず)
を装着している。
【0008】前記支柱部12は、台車11におけるキャ
スタ保持部11b中央に固設した基部支柱12aと、基
部支柱12aに進退可能に装着した可動支柱12bとを
有している。前記基部支柱12aは、中空の長円筒状の
ものであり、前記可動支柱12bは、基部支柱12aに
比較して一廻り大きくした寸法を有する中空の長円筒状
のものである。また前記基部支柱12aの上端部には、
図2に示すように可動支柱12b内壁面に接触するよう
にローラ15が張り出し形成され、かかるローラ15に
よって、可動支柱12bは基部支柱12aに対して、円
滑に昇降可能に装着している。さらに、基部支柱12a
側には、ガススプリング16を構成するシリンダ部16
aが固定される一方、前記シリンダ部16aおよびガス
スプリング16を構成するロッド部16bを、基部支柱
12a側から可動支柱12b側に、長軸方向に指向させ
て配置すると共に、ロッド部16b先端近傍を、可動支
柱12bの頂部に装着した蓋部材17に固定すると共
に、ロッド部16b先端を蓋部材17から突出させてい
る。
【0009】前記甲板13は、長方形状の板の角部に丸
みを付与すると共に、周縁に沿って盛り上げ形成した、
例えば軟質性部材によって構成した周縁部材18を有し
ている(図1参照)。かかる甲板13には、裏面に甲板
受け19が取り付けられ、この甲板受け19には前記可
動支柱12b頂部から可動支柱12b内に遊嵌させるた
めのブラケット20が取り付けられている。このブラケ
ット20は、可動支柱12bの横断面長手側寸法よりも
小さく、上部側を図中、右方の可動支柱12b内壁側に
寄った形状とすると共に、下部側を逆側に左方の可動支
柱12b内壁側に寄った形状としている。すなわち、前
記ブラケット20を可動支柱12b頂部から可動支柱1
2b内に遊嵌して、可動支柱12b頂部近傍における回
動軸aを中心に、変位可能に取り付けるようにしてい
る。さらにブラケット20の下部側において、左方の可
動支柱12b内壁に密接することで甲板13からの通常
荷重を受けるように、可動支柱12b内壁に対応した形
状の接触部21を有し、可動支柱12b内壁から離れた
右方側に適宜なクッション部材22を設けている。な
お、このクッション部材22の他にばね部材を適用する
こともできる。
【0010】そして、前記可動支柱12bの頂部の蓋部
材17に取り付けたガススプリング16のロッド部16
b先端近傍から、甲板受け19内にロッド部16b先端
を臨入させると共に、ロッド部16bのシリンダ部16
aに対するロック状態を解除するための操作レバー23
が、前記ロッド部16b先端に対向するように近接配置
されている。前記ロッド部16b先端には、後述するシ
リンダ部16a内のピストンに設けたオイル流路を開閉
する開閉弁を開閉するための操作軸24が突出してい
る。
【0011】そこで前記ガススプリング16について概
略説明すると、ガススプリング16は、シリンダ部16
a内に移動可能に設けた隔壁(図示せず)によって、シ
リンダ部16a内の末端側に高圧ガスを封入してガス室
を構成すると共に、前記隔壁を隔ててオイルを隔壁を介
して封入してオイル室を構成し、このオイル室内にロッ
ド部16bをピストン(図示省略)を介して進退可能に
装着し、ピストンは、オイル室を二分すると共に、ピス
トンに前記二分されたオイル室を連通するオイル流路を
形成して、このオイル流路に流路を開閉する開閉弁(図
示省略)を設け、この開閉弁を開閉するための操作軸2
4を操作レバー23が押圧することで、開閉弁を作動し
てオイル流路を開放し、ピストンをオイル室内で移動で
きるようにして、ロッド部16bをシリンダ部16aに
対し伸縮作動する構成とし、前記操作軸24を開放して
開閉弁によりオイル流路を遮断してピストンをオイル室
内で拘束し、ロッド部16bを拘束状態とする機能のも
のである。
【0012】以上のような構成のベッドサイドテーブル
10を、使用者の横たわる床部昇降機能を有したベッド
において使用するに際し、甲板13の支持高さをベッド
の床部、側柵の高さに対応して調節する。操作レバー2
3を操作して、対向配置するロッド部16b先端の操作
軸24を押圧し、ロッド部16bのロック状態を解除す
る。操作者は、前記操作レバー23を操作しつつ、甲板
13を掴み、可動支柱12bを上げ下げすることができ
る。そして、甲板13を前記ベッドの床部の高さより高
め、すなわち側柵の上枠より上にいくように合わせた
ら、操作レバー23から手を離すことで、ガススプリン
グ16におけるロッド部16bを拘束状態とすることが
でき、甲板13を所望の高さで支持することができる。
次いで前記ベッド側面からベッド下方の床面に台車11
を押し込んでいき、甲板13を使用者の居る床部上にも
たらすことができる。
【0013】ここで、使用者が傍らにあるリモコンスイ
ッチ(手元スイッチ)によって、床部を上昇させる方に
操作すると、ベッドの側柵が甲板受け19にあたり、上
方向への力が加わる。すると、前記甲板13を支える甲
板受け19は、可動支柱12b頂部近傍における回動軸
aを中心に、ブラケット20が変位することで図中反時
計廻りに傾斜変位する(図3参照)。この際、可動支柱
12b内において、ブラケット20下部側に設けたクッ
ション部材22が可動支柱12b内壁に押しつけられて
変形し、前記甲板受け19および甲板13が所定角度傾
斜するのを許容している。前記甲板受け19が傾斜する
と、甲板受け19側に取り付けた操作レバー23も変位
し、操作レバー23と対向配置するロッド部16b先端
の操作軸24の位置が、前記ブラケット20の回動軸a
の位置よりも図中、左方にあるため、操作レバー23と
操作軸24とが接近し、やがて操作レバー23によって
操作軸24が押し込まれ、あたかも操作レバー23を手
動によって解除操作したと同じ状態となり、ガススプリ
ング16におけるロッド部16bのロックが解除状態と
なり、可動支柱12bを上方に動かして、ベッドからの
上方へかかる荷重をかわすことができ、甲板受け19お
よび甲板13が破損するようなことはない。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明によれば、小物置台として
活用するベッドサイドテーブルを床部昇降機能を備えた
ベッドの側面から差し入れた状態において、不用意に床
部昇降を行って、前記テーブルと床部の側柵等がぶつか
り合うようなことがあっても、自動的に支柱部の拘束状
態が解除されて支柱部が伸長するので、使用者の不注意
操作、誤操作等によって、ベッドサイドテーブル、およ
びベッドを損傷するようなことはない。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベッドサイドテーブルの外観斜
視説明図である。
【図2】図1に示すベッドサイドテーブルの要部断面説
明図である。
【図3】本発明にかかるベッドサイドテーブルの作用説
明図である。
【図4】床部昇降型ベッドに、ベッドサイドテーブルを
組み合わせた一例を示す、模式的な説明図である。
【図5】図4に示す床部昇降型ベッドを上昇操作した際
の、不都合を示した模式的説明図である。
【符号の説明】
10 ベッドサイドテーブル 11 台車 11a 胴部 11b、11c キャスタ保持部 12 支柱部 12a 基部支柱 12b 可動支柱 13 甲板 14 移動用キャスタ 15 ローラ 16 ガススプリング 16a シリンダ部 16b ロッド部 17 蓋部材 18 周縁部材 19 甲板受け 20 ブラケット 21 接触部 22 クッション部材 23 操作レバー 24 操作軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動用キャスタを備えた台車と、伸縮
    機能を有すると共に伸縮固定手段を備え、台車に立設し
    た支柱部と、支柱部頂部側に支持した甲板とを有するベ
    ッドサイドテーブルにおいて、前記伸縮固定手段を、手
    動的に固定/固定解除操作する構成とする一方、甲板に
    上方側への荷重がかかる際に自動的に固定解除する構成
    として、支柱部を伸長させるようにしたことを特徴とす
    るベッドサイドテーブル。
  2. 【請求項2】 移動用キャスタを備えた台車と、ガス
    スプリングにより伸縮可能とすると共に伸縮固定する機
    能を有し、前記台車に立設した支柱部と、支柱部頂部側
    に支持した甲板とを有するベッドサイドテーブルにおい
    て、前記支柱部は、台車側に固設した基部支柱と、基部
    支柱に昇降可能に装着した可動支柱とを有し、前記ガス
    スプリングは、シリンダ部とロッド部とを備え、前記シ
    リンダ部を基部支柱側に固定する一方、ロッド部を、基
    部支柱側から可動支柱側に、長軸方向に指向させて配置
    し、前記ロッド部先端近傍を、可動支柱の頂部に装着し
    た蓋部材に固定すると共に、ロッド部先端を蓋部材から
    突出させ、前記甲板の裏面に甲板受けを取り付けると共
    に、甲板受けに取り付けたブラケットを、前記可動支柱
    頂部から可動支柱内に遊嵌して、可動支柱頂部近傍に変
    位可能に取り付けるようにし、前記甲板受け内に前記ロ
    ッド部先端を臨入させると共に、ガススプリングのロッ
    ド部をロック解除するための操作レバーを前記ロッド部
    先端に対向するように近接配置し、甲板がベッドの上昇
    動作によって、下からの持ち上げる側の荷重が掛かった
    際に、甲板が甲板受けと共に傾斜変位することで、操作
    レバーがロッド部先端に当接して押圧することで、ガス
    スプリングのロック状態を解除するようにしたことを特
    徴とするベッドサイドテーブル。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139858A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Toyo Vending Kk オーバーベッドテーブル
JP2011182896A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toyo Vending Kk ベッドサイドテーブル
JP2014108276A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Tachi-S Parts Co Ltd ベッドサイドテーブル
JP2014140753A (ja) * 2014-02-14 2014-08-07 Toyo Vending Kk ベッドサイドテーブル
JP2016131640A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 ベッドサイドテーブル

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