JP2002325803A - 手押し車タイプの段差解消機 - Google Patents

手押し車タイプの段差解消機

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JP2002325803A
JP2002325803A JP2001134273A JP2001134273A JP2002325803A JP 2002325803 A JP2002325803 A JP 2002325803A JP 2001134273 A JP2001134273 A JP 2001134273A JP 2001134273 A JP2001134273 A JP 2001134273A JP 2002325803 A JP2002325803 A JP 2002325803A
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JP
Japan
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wheelchair
elevator
pushcart
wheelbarrow
frame
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JP2001134273A
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English (en)
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Junichi Abe
順一 安部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小回りが可能で、玄関のように、狭い面積内
においても車椅子を昇降可能かつ移動可能とした手押し
車タイプの段差解消機を提供する。 【解決手段】 車椅子Bを支持して段差位置を昇降して
段差を解消するための手押し車タイプの段差解消機Aで
あって、水平面で回転可能であって双方向に移動可能な
台部分3と操作ハンドル1を有する手押し車からなり、
この手押し車の台部分3には、それ自体が伸縮可能な昇
降機4が搭載されており、その昇降機4を搭載した手押
し車の台部分3は、昇降機4が縮小した状態では、車椅
子の主輪B2の間に出入れできる幅と高さを有し、昇降
機4が伸張した状態では、車椅子のフレームB1を押し
上げて、車椅子Bの車輪のレベルを段差の高さ以上に上
昇させるようにした。昇降機4の上面に車椅子のフレー
ムB1を支持するスライドテーブル5をスライドレール
6を介して取り付けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子の段差に対
する障害を解消する手押し車タイプの段差解消機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、車椅子に乗ったまま段差位置
を昇降するための段差解消機として、例えば、特開平9
−108268号公報、特開2001−31379号公
報に開示されているように、車椅子を搭載する台車に昇
降機を設け、車椅子を搭載した台車の床レベルを昇降可
能にした構造のものが多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな段差解消機は、それ自体が車椅子そのものを載置し
て昇降するものであるため、車椅子の搭載面を車椅子の
大きさよりも大きくする必要がある。そのため、玄関の
ような狭い面に設置できない、設置面のための安定化工
事を必要とする、持ち運びできず、外出先で使用できな
い等の問題がある。
【0004】本願発明が解決しようとする課題は、それ
自体が小回りが可能で、玄関のように、狭い面積内にお
いても車椅子を昇降可能かつ移動可能とした手押し車タ
イプの段差解消機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手押し車タイプ
の段差解消機は、車椅子を支持して段差位置を昇降して
段差を解消するための手押し車タイプの段差解消機であ
って、水平面で回転可能であって双方向に移動可能な台
部分と操作ハンドルを有する手押し車からなる。そし
て、この手押し車の台部分には、それ自体が伸縮可能な
昇降機が搭載されており、その昇降機を搭載した手押し
車の台部分は、昇降機が縮小した状態では、車椅子の主
輪の間に出入れできる幅と高さを有し、昇降機が伸張し
た状態では、車椅子のフレームを押し上げて、車椅子の
車輪のレベルを段差の高さ以上に上昇させるようにした
ものである。
【0006】さらに、昇降機の上面に手押し車のフレー
ムを支持するスライドテーブルをスライドレールを介し
て取り付けることもできる。
【0007】上記の構造によって、小回りが利く段差解
消機を得ることができ、この段差解消機は段差が存在す
る箇所が通常の家庭の玄関のように狭い箇所であって
も、操作可能であって、また、持ち運びも可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付各図に示す実施例によ
って本発明の実施の形態を説明する。
【0009】図1は、本発明に係る手押し車タイプの段
差解消機Aの外観を示す。
【0010】図1に示すように、本発明の段差解消機A
は、その一方の端部に取り付けられたハンドル1の操作
で、水平面で回転可能であって、何れの方向にも移動可
能なようにその四隅にキャスター2を設けた台部分3を
有する手押し車タイプのものである。4は、その台部分
3に取り付けられた昇降機であって、図示しない車椅子
の搭乗者あるいは他の操作員が持つコントローラのスイ
ッチ操作によって操作され、下方から支持した車椅子を
押し上げ、あるいは、下降させるためのものである。さ
らに、5は、車椅子を下方から支持するために、昇降機
4の上面に移動可能に取り付けられらたスライドテーブ
ルを示す。6は、スライドテーブル5を段差解消機Aの
前後方向に滑動するためのスライドレールである。この
スライドテーブル5のためのスライド機構としては、小
型モーターを配置し、さらに、起動、停止を制御する制
御装置を取り付け、リモート操作を可能とすることがで
きる。
【0011】図2は、図1に示す段差解消機Aを車椅子
に取り付けるための取り付け部材7の構造の詳細を示
す。同図に示すように、取り付け部材7は、図1に示す
昇降機構4の上端に取り付けられたスライドテーブル5
に車椅子のフレームB1を載置するための設置溝8と、
その部分を覆うロックプレート9を備えている。このロ
ックプレート9は、ピン10周りに回転可能に取り付け
られており、その一端はバネ11によってバイアスさ
れ、その他端側には、ロックプレート9の抑え部材12
が配置されている。13はロックプレート9を回転させ
るためのソレノイドを示す。コントローラのスイッチ操
作によって、ソレノイド13に通電すると、プランジャ
ー14が押し出されて、ロックプレート9が車椅子のフ
レームB1を覆い、抑え部材12内に収まる。これによ
って、本願発明の段差解消機Aは簡単に、且つ、確実に
車椅子に取り付けることができる。また、ソレノイド1
3への通電を絶つとプランジャー14が引っ込み、ロッ
クプレート9がバネ11に引っ張られることによって車
椅子のフレームB1を覆わないようになるので、簡単に
車椅子から取り外すことができる。この取り付け部材4
は、図1に示す昇降機4の上端に取り付けられたスライ
ドテーブル5の前後左右の4箇所に取り付けられてい
る。
【0012】図3は、本発明に係る手押し車タイプの段
差解消機Aを、車椅子Bの下に挿入し、車椅子Bを上昇
させた状態を示す。ただし、図3では図2に示した取り
付け部材7は省略して示している。
【0013】同図に示すように、車椅子Bの下に挿入し
た段差解消機Aは、昇降機4を上昇して、スライドテー
ブル5に車椅子BのフレームB1を図2に示した取り付
け部材7で支持する。
【0014】さらに、昇降機4を上昇させることによっ
て、車椅子Bを段差を越えて持ち上げることができる。
具体的には、車椅子Bの搭乗者あるいは他の操作員が持
つコントローラのスイッチ操作によってモーター15を
作動する。このモーター15の作動によって、笠歯車機
構16を介して連結された駆動ロッド17が回転し、こ
れによって、パンタグラフ18が伸縮して、車椅子のフ
レームB1を支持するスライドテーブル5を上下動さ
せ、これによって段差解消機Aに取り付けられた車椅子
Bが昇降する。この昇降機4には、上下移動量を記憶で
きる記憶装置を取り付け、記憶装置で記憶した上下移動
量に達したら自動的に停止する制御手段が設けられてい
る。さらに、昇降機4に距離センサーを取り付け、制御
装置に対して前記距離センサーの出力値を入力するイン
ターフェイスを操作員が持つコントローラに設け、制御
装置に段差の高さを自動認識させることで、所定高さで
自動的に停止することができ、コントローラによる安全
操作が確保される。
【0015】この実施例では、昇降機としてパンタグラ
フ機構を用いた例を示したが、台部分3を車椅子Bの下
に挿入できるように縮小し、また、支持後、車椅子Bを
段差の高さ以上に押し上げる機能を有するものであれば
如何なるタイプのものも使用できる。しかしながら、段
差解消機A全体を軽量化し、持ち運びに便利なように小
型化し、さらに、機構そのものを保守作業を簡単にし、
作動を安定化するためには、パンタグラフ機構を用いる
のがよい。
【0016】図4は、本発明の段差解消機Aの動作を示
す。ただし、図4では図2に示した取り付け部材7は省
略して示している。
【0017】同図(a)においては昇降機4を縮小して
車椅子Bの下で且つその主輪B2の間に挿入している。
この状態から、昇降機4を伸張してスライドテーブル5
上に車椅子Bを載置し、さらに伸張して、段差以上に車
椅子Bを持ち上げる(図4(b))。そして、段差解消
機Aの操作ハンドル1を持って車椅子Bを段差の真近ま
で移動させ、図1で説明したようにスライドテーブル5
をスライドレール6上を滑動させて、車椅子Bを段差上
に搬送する(図4(c))。車椅子Bを段差の箇所で持
ち上げ搬送したのち、昇降機4を縮小して、任意の位置
で待機させる(図4(d))。この待機状態で、この段
差解消機Aは、平面積で車椅子の半分以下、台部分は高
さで、20cm程度であるので、通常の玄関口のような
狭い箇所でも全く嵩張ることがない。
【0018】
【発明の効果】本発明の段差解消機は、車椅子より小さ
い押し車形式であって、操作が簡単で、自在に持ち運び
が可能で、相当の段差でも車椅子を昇降且つ搬送するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段差解消機の外観を示す。
【図2】本発明の段差解消機を車椅子に取り付けるため
の取り付け部材の構造を示す。
【図3】本発明の段差解消機を車椅子の下に挿入し、上
昇させた状態を示す。
【図4】本発明の段差解消機の動作を示す。
【符号の説明】
A 段差解消機 1 ハンドル 2 キャスター 3 台部分 4 昇降機 5 スライドテーブル 6 スライドレール 7 取り付け部材 8 設置溝 9 ロックプレート 10 ピン 11 バネ 12 抑え部材 13 ソレノイド 14 プランジャー 15 モーター 16 笠歯車機構 17 駆動ロッド 18 パンタグラフ B 車椅子 B1 車椅子のフレーム B2 車椅子の主輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 順一 福岡県北九州市小倉北区馬借1丁目7番1 号 総合保健センター3階 福祉用具研究 開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子を支持して段差位置を昇降して段
    差を解消するための手押し車タイプの段差解消機であっ
    て、 水平面で回転可能であって双方向に移動可能な台部分と
    操作ハンドルを有する手押し車からなり、 この手押し車の台部分には、それ自体が伸縮可能な昇降
    機が搭載されており、 その昇降機を搭載した手押し車の台部分は、 昇降機が縮小した状態では、車椅子の主輪の間に出入れ
    できる幅と高さを有し、 昇降機が伸張した状態では、車椅子のフレームを押し上
    げて、車椅子の車輪のレベルを段差の高さ以上に上昇さ
    せるようにした手押し車タイプの段差解消機。
  2. 【請求項2】 昇降機の上面に車椅子のフレームを支持
    するスライドテーブルをスライドレールを介して取り付
    けた請求項1に記載の手押し車タイプの段差解消機。
JP2001134273A 2001-05-01 2001-05-01 手押し車タイプの段差解消機 Pending JP2002325803A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302441A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Hitachi Building Systems Co Ltd 段差解消装置
ES2304870A1 (es) * 2007-02-20 2008-10-16 Ignacio Garcia Garcia Dispositivo de elevacion mejorado.
CN104973485A (zh) * 2014-04-04 2015-10-14 陈立元 方便老弱病残上下楼装置
JP2016083176A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社モルテン 簡易組立可能な車椅子用昇降装置
KR102044146B1 (ko) * 2019-07-02 2019-11-13 정재성 이동식 휠체어 리프트 장치
CN113208825A (zh) * 2021-05-13 2021-08-06 湖南应用技术学院 一种快拼快拆式举升升降轮椅

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