JPH09251797A - 半導体記憶装置、その救済方法及びその試験方法 - Google Patents

半導体記憶装置、その救済方法及びその試験方法

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JPH09251797A
JPH09251797A JP8061487A JP6148796A JPH09251797A JP H09251797 A JPH09251797 A JP H09251797A JP 8061487 A JP8061487 A JP 8061487A JP 6148796 A JP6148796 A JP 6148796A JP H09251797 A JPH09251797 A JP H09251797A
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fuse
circuit
defective cell
redundant
semiconductor memory
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Yasuhiko Maki
康彦 牧
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置に関し、ヒューズを実際に切
断する前に、ヒューズ切断後の状態を仮に設定してメモ
リの救済やその試験を行うことにより試験時間の短縮化
及びコストダウンを図る。 【解決手段】 メモリセル11と、セル11に生じた不
良セルを救済する冗長回路12と、当該装置の電源投入
を検出する検出回路13と、ヒューズ41を有し、検出
回路13の信号S1を受けてヒューズ41の切断前に電
圧VAを出力し、ヒューズ41の切断後には電圧VBを
出力するプログラム回路14と、信号S1を受けてヒュ
ーズ41の切断前に電圧VBを出力する電圧生成回路1
5と、ヒューズ切断後の電圧VB又はヒューズの切断前
の電圧VBのいずれかを選択する選択回路16と、ヒュ
ーズ切断前の電圧VBに従って不良セルを冗長回路12
と置き換えるように選択回路16を制御する制御回路1
7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置、
その救済方法及びその試験方法に関するものであり、更
に詳しく言えば、冗長回路付きRAM、その不良セルの
救済方法及び救済後の試験に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化及び情
報処理システムの多機能化により、大容量のRAM(随
時書込み読出し可能なメモリ)やROM(読出し専用メ
モリ)等の半導体メモリが要求されている。半導体メモ
リは1ビットの不良が生じた場合にも製品として出荷で
きないので廃棄しなければならない。そこで、生産歩留
りの向上及び信頼性の向上を図るために、不良を生じた
メモリセルを救済する冗長回路を備えた半導体メモリが
製造されている。
【0003】図5は、従来例に係る冗長回路付きRAM
の構成図を示している。図5(A)において、1はメモ
リセル、2はメモリセルに生じた不良セルを救済する冗
長回路、3はアドレスを入力してデータを書込み又は読
出す書込み・読出し部、4は不良セルと冗長回路2とを
置き換えるセル置換制御部である。セル置換制御部4
は、図5(B)に示すように、電源投入検出信号S1に
基づいてオン・オフするp型の電界効果トランジスタT
Pと、不良セルを救済するときに切断されるヒューズ4
Aと、ヒューズ4Aの切断の有無によって得られる御電
圧VAを保持するラッチ回路4Bから成る。制御電圧V
Aはヒューズ4Aを切断しないときは「L」(ロー)レ
ベルになり、ヒューズ4Aを切断したときは、「H」
(ハイ)レベルになる。
【0004】次に、従来技術に係る半導体メモリの救済
方法について説明する。まず、ウエハ状態の半導体メモ
リを試験装置にセットし、冗長回路2で救済できる不良
セルを検出する。次いで、救済可能な不良セルが検出さ
れた場合は、当該半導体メモリを試験装置から取外して
レーザ装置にセットする。そして、レーザ装置により、
ヒューズ4Aを実際に切断する。その後、冗長回路2に
より不良セルが救済できているか否かを判定する。この
ために、当該半導体メモリをレーザ装置から取外して試
験装置に再セットする。そして、当該半導体メモリの電
源をオンする。すると、電源投入検出信号(パワーリセ
ット信号)S1を入力したトランジスタTPは、信号S
1=「L」レベルに基づいて制御電圧VA=「H」レベ
ルをラッチ回路4Bに出力するように動作する。信号S
1は不図示の検出回路からトランジスタTPのゲートへ
出力される。
【0005】制御電圧VAは不図示のビット線選択回路
に出力され、ビット線選択回路は、不良セルが接続され
たビット線を出力から切り離し、冗長回路2の冗長ビッ
ト線を出力に接続する。これにより、信号S1が「H」
レベルになっても、メモリセル1に生じた不良セルが冗
長回路2と置き換わるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では救済可能な不良セルが検出されると、半導体メモ
リをレーザ装置にセットし、ヒューズ4Aをレーザによ
り実際に切断している。このため、次のような問題があ
る。 (1)ヒューズ切断後に、冗長回路2により不良セルが
守備良く救済できているか否かを判定するために、当該
半導体メモリをレーザ装置から取外して試験装置に再セ
ットしなければならない。再セットに要する時間が全体
の試験時間の短縮化を妨げている。試験時間の増加は試
験コストのアップにつながり、メモリの低廉化の妨げと
なる。
【0007】(2)また、ヒューズ切断後の試験におい
て、冗長回路2が不良であって、本来の不良セルが救済
できないと判定された場合、ヒューズ4Aを切断したこ
と、及び、冗長回路2により不良セルが救済できている
か否かを判定すること自体が無駄になる恐れがある。冗
長回路2が不良であるか否かはヒューズを切断した状態
を作らないと判断が付かないものである。
【0008】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、ヒューズを実際に切断する前に、
ヒューズ切断後の状態を仮に設定してメモリの救済やそ
の試験を行うことにより試験時間の短縮化及びコストダ
ウンを図ることが可能となる半導体記憶装置、その救済
方法及びその試験方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置は、その一実施の形態を図1に示すように、冗長回
路を備えたメモリと、ヒューズを備えたヒューズ回路
と、当該装置の電源投入を検出して前記ヒューズ回路の
ヒューズを切断したときの信号レベルと同一レベルの信
号を出力する検出回路と、前記検出回路の出力又は前記
ヒューズ回路の出力のいずれかを選択して前記メモリに
出力し該メモリに生じた不良セルを前記冗長回路と置き
換える選択回路と、前記ヒューズの切断後はヒューズ回
路の出力を選択し、ヒューズ切断前は前記検出回路の出
力を選択するように前記選択回路を制御する制御回路と
を備えていることを特徴とする。
【0010】半導体記憶装置の救済方法は、ヒューズを
切断することにより不良セルを冗長回路に置き換える半
導体記憶装置の救済方法において、前記冗長回路で救済
できる不良セルを検出し、前記救済可能な不良セルが検
出された場合、前記ヒューズを実際に切断する前に、前
記ヒューズ切断後の電圧を作成し、前記作成されたヒュ
ーズ切断後の電圧に基づいて前記不良セルを冗長回路と
置き換えて救済可能か否かを判定し、前記不良セルが救
済可能と判定された場合に、前記ヒューズを実際に切断
することを特徴とする。
【0011】半導体記憶装置の試験方法は、ヒューズを
切断することにより不良セルを救済する冗長回路を備え
た半導体記憶装置の試験方法において、前記冗長回路で
救済できる不良セルを検出し、前記救済可能な不良セル
が検出された場合、前記ヒューズを実際に切断する前
に、前記ヒューズ切断後の電圧を作成し、前記作成され
たヒューズ切断後の電圧に基づいて前記不良セルを冗長
回路と置き換えた状態でヒューズ切断後の試験を行うこ
とを特徴とし、上記目的を達成する。
【0012】本発明の半導体記憶装置の動作を説明す
る。まず、検出回路が当該装置の電源投入を検出する
と、検出回路から選択回路にヒューズを切断したときの
信号レベルと同一のレベルの信号が出力される。そし
て、制御回路は、ヒューズの切断後はヒューズ回路の出
力を選択し、ヒューズ切断前は、検出回路の出力を選択
するように選択回路の選択を切り換えるように動作す
る。したがって、選択回路からのヒューズ回路の出力又
は検出回路の出力によって、冗長回路は、メモリセルに
生じた不良セルと置き換わるように動作する。
【0013】このように本発明の半導体記憶装置では、
電源投入を検出してヒューズを切断したときの号信号レ
ベルと同一レベルの信号を出力する検出回路を設けてい
るので、ヒューズを実際に切断しなくても、ヒューズを
切断したときと同一のレベルの信号に基づいて不良セル
を冗長回路と置き換えることができる(本発明の半導体
記憶装置の救済方法)。したがって、実際にヒューズを
切断しなくても、ヒューズ切断後の冗長回路を含めたチ
ップ全体の試験を行うことが可能となる。
【0014】また、本発明の半導体記憶装置の試験方法
では、ヒューズを切断したときと同一のレベルの信号に
基づいて不良セルを冗長回路と置き換えた状態でヒュー
ズ切断後の試験を行っている。したがって、実際にヒュ
ーズを切断した後に、冗長回路を含めたチップ全体の試
験を行う場合に比べて、無駄な時間を省くことができ
る。
【0015】
【実施の形態】次に、図を参照しながら本発明の実施の
形態について説明をする。図1〜4は、本発明の実施の
形態に係る半導体記憶装置の説明図である。図1は、冗
長回路付き半導体メモリの構成図を示している。この半
導体メモリはヒューズを備えており、これを切断するこ
とにより不良セルを冗長回路と置き換えることができ
る。図1において、11はメモリセルである。12は、
メモリセル12に生じた不良セルを救済する冗長回路で
ある。冗長回路12は冗長メモリセル、冗長ビット線、
冗長ワード線及び冗長センスアンプを有している。13
は、当該装置の電源投入を検出して電源投入検出信号S
1を出力する検出回路(パワーオンリセット検出回路)
である。100 は不良セルを冗長回路12と置き換えるた
めの制御を行うセル置換制御部である。セル置換制御部
100 は、プログラム回路14、電圧生成回路15、選択
回路16及び制御回路17とを有している。セル置換制
御部100 については図2において説明する。
【0016】18はアドレスを入力するアドレスレジス
タである。19はアドレスをデコードするロウ・デコー
ダである。20はデータを書込み又はデータを読み出す
ライト&センスアンプである。21はビット線を選択す
るビット線選択回路である。22は選択制御信号S1を
入力する冗長端子である。a〜nはヒューズ切断情報で
ある。ヒューズ切断情報a〜nは、外部で作成したもの
を試験用パッドを介して入力するか、または、当該メモ
リ内部で作成したもの使用する。ヒューズ切断情報a〜
nをメモリ内部で作成する場合については、図3で説明
する。
【0017】図2は、セル置換制御部の構成図である。
図2において、プログラム回路14はp型の電界効果ト
ランジスタTP1とヒューズ41から成る。プログラム
回路14は、検出回路13からの電源投入検出信号S1
を入力し、ヒューズ41を切断したときと、それを切断
しないときとに応じて異なった信号論理の制御電圧VA
を出力するように動作する。ヒューズを切断したとき
は、信号S1=「L」レベルでトランジスタTP1が一
瞬オンするので、「H」(ハイ)レベルの制御電圧VA
を出力する。ヒューズ41を切断しないときは、信号S
1=「L」レベルでトランジスタTP1が一瞬オンする
ので、「L」(ロー)レベルの制御電圧VAを出力す
る。
【0018】電圧生成回路15はp型の電界効果トラン
ジスタTP2から成る。トランジスタTP2は、電源投
入検出信号S1=「L」レベルに基づいてヒューズ41
を切断したときと同じ信号論理のヒューズ切断等価制御
電圧VB=「H」レベルを出力するように動作する。選
択回路16は2つのトランスファーゲートTG1、TG
2と、p型の電界効果トランジスタTP3と、ラッチ回
路61から成る。選択回路16は、プログラム回路41
による制御電圧VA又は電圧生成回路15によるヒュー
ズ切断等価制御電圧VBのいずれかを選択するように動
作する。例えば、ゲートTG1は制御回路17からのゲ
ート制御信号S3に基づいてオン又はオフし、ゲートT
G3は制御回路17からのゲート制御信号S3バー(上
線を省略する)に基づいてオン又はオフする。トランジ
スタTP3は電源投入検出信号S1=「L」レベルに基
づいてオンし、ゲートTG1又はTG2を通過する制御
電圧VA又はVBをスイッチ制御する。ラッチ回路61
はトランジスタTP3を通過した制御電圧VA又はVB
をラッチするように動作する。
【0019】制御回路17は、選択制御信号S2及びヒ
ューズ切断情報a〜nを入力し、制御電圧VA又はヒュ
ーズ切断等価制御電圧VBに基づいて不良セルを冗長回
路12と置き換えるように選択回路16を制御する。制
御回路17は、n本のヒューズ切断情報a〜nと選択制
御信号S1をデコードしてゲート制御信号S3を出力す
るn+1入力NAND論理回路71と、ゲート制御信号
S3を反転するインバータ72から成る。
【0020】図3は、ヒューズ切断情報生成回路の構成
図を示している。図3において、G1〜Gnはヒューズ
切断情報生成回路であり、nはヒューズの本数であり、
アドレスの本数でもある。ヒューズ切断情報生成回路
は、n入力NAND論理回路31とn個のアドレスレジ
スタA1〜Anから成り、2n 本のビット線の中から1
本のビット線を選ぶためのヒューズ切断情報a〜nを作
成する。本実施の形態では、アドレスレジスタA1〜A
nは図1に示したアドレスレジスタ18を兼用してい
る。
【0021】次に、図4(A)及び図4(B)を参照し
ながら、本発明の実施の形態に係る半導体メモリの救済
方法について説明する。まず、従来技術と同様にウエハ
状態の半導体メモリを試験装置にセットし、冗長回路1
2で救済できる不良セルを検出する。不良セルは、当該
半導体メモリに電源を供給し、アドレスと試験データを
与え、測定プローブを試験パッドに当てて検出する。
【0022】次いで、救済可能な不良セルが検出された
場合は、ヒューズ41を実際に切断する前に、ヒューズ
41を切断したときと同じ論理のヒューズ切断等価制御
電圧VBに基づいて不良セルを仮に冗長回路12と置き
換え、救済可能か否かを判定する。選択制御信号S2は
「H」レベルに設定する。信号S2は冗長端子22から
制御回路17へ供給する。
【0023】ここで、本発明の半導体メモリは次のよう
な動作をする。まず、電源を一度切断し、図4(A)に
示すように、再度電源を投入する。すると、検出回路1
3は電源投入を検出する。一方で、検出回路13からの
電源投入検出信号(パワーリセット信号)S1を入力し
たプログラム回路14は、ヒューズ41を切断しないと
きの制御電圧VAを選択回路に出力する。他方で、電源
投入検出信号S1に基づいて電圧生成回路15は、ヒュ
ーズ41を切断したときと同じ信号論理のヒューズ切断
等価制御電圧VBを選択回路16に出力する。電圧生成
回路15のトランジスタTP2は、電源投入検出信号S
1=「L」レベルに基づいて制御電圧VB=「H」レベ
ルをゲートTG1に出力するように動作する。
【0024】そして、選択制御信号S2=「H」レベル
及びヒューズ切断情報a〜nを入力した制御回路17
は、メモリセル11に生じた不良セルを制御電圧VBに
よって冗長回路12と置き換えるために選択回路16を
制御する。ここで、ヒューズ切断情報生成回路G1〜G
nは、オペレータ又は試験装置の指示に従い、切断した
いヒューズ41を選択するためのヒューズ切断情報a〜
nを制御回路17に出力する。
【0025】また、ゲートTG1は制御回路17からの
ゲート制御信号S3=「L」レベルに基づいてオフし、
ゲートTG2はゲート制御信号S3バー(上線を省略す
る)=「H」レベルに基づいてオンする。また、トラン
ジスタTP3は電源投入検出信号S1=「L」レベルに
基づいて一瞬オンし、ゲートTG2を通過する制御電圧
VBをラッチ回路61に出力する。ラッチ回路61はト
ランジスタTP3を通過した制御電圧VBをラッチする
ように動作する。
【0026】したがって、ラッチ回路61は、制御電圧
VBをビット線選択回路21に出力するように動作す
る。ビット線選択回路21は、不良セルが接続されたビ
ット線を出力から切り離し、冗長回路12の冗長ビット
線を出力に接続する。これによりメモリセル11に生じ
た不良セルが冗長回路12と置き換わるようになる。ま
た、本実施の形態では従来技術とは異なり救済可能の判
定を次のように行う。当該半導体メモリを試験装置にセ
ットしたまま、測定プローブを試験パッドに当てて冗長
回路12が動作するか否かを試験する。この試験で、パ
ス(PASS)と判定された半導体メモリが本当の救済
可能なチップとなる。フェイル(FAIL)の場合は、
冗長回路12に不良があり、本当の意味での救済可能な
チップではないため、レーザ装置によるヒューズカット
は行わない。したがって、冗長回路12の置き換えによ
って不良セルが救済可能と判定された場合のみヒューズ
41を実際に切断する。ヒューズ41はレーザ装置によ
り切断する。
【0027】ヒューズ切断後の半導体メモリは次のよう
な動作をする。まず、ヒューズ切断後は常に、図4
(B)に示すように選択制御信号S2を「L」レベルに
設定する。そして、検出回路13が当該装置の電源投入
を検出すると、一方で、検出回路13からの電源投入検
出信号S1を入力したプログラム回路14は、制御電圧
VAを選択回路に出力する。なお、プログラム回路14
のトランジスタTP1は、電源投入検出信号S1=
「L」レベルに基づいて制御電圧VA=「H」レベルを
ゲートTG1に出力するように動作する。また、トラン
ジスタTP2も信号S1=「L」レベルを受けて制御電
圧VB=「H」レベルをゲートTG2に出力するが、選
択制御信号S2を入力した制御回路17は、メモリセル
11に生じた不良セルを制御電圧VAによって冗長回路
12と置き換えるために選択回路16を次のように制御
する。
【0028】例えば、ゲートTG1は制御回路17から
のゲート制御信号S3=「H」レベルに基づいてオン
し、ゲートTG2はゲート制御信号S3バー(上線を省
略する)=「L」レベルに基づいてオフする。また、ト
ランジスタTP3は電源投入検出信号S1=「L」レベ
ルに基づいて一瞬オンし、ゲートTG2を通過する制御
電圧VAをラッチ回路61に出力する。ラッチ回路61
はトランジスタTP3を通過した制御電圧VAをラッチ
するように動作する。なお、トランジスタTP3がオフ
となり、選択制御信号S2やヒューズ切断情報a〜nの
信号論理に関係無くラッチ回路61の状態は保持され
る。
【0029】したがって、ラッチ回路61は、制御電圧
VAをビット線選択回路21に出力するように動作する
ので、ビット線選択回路21は、不良セルが接続された
ビット線を出力から切り離し、冗長回路12の冗長ビッ
ト線を出力に接続する。これにより、制御電圧VAに基
づいて、不良セルが冗長回路12と置き換わるようにな
り、冗長回路によって不良セルを救済した半導体メモリ
が完成する。
【0030】このように本発明の実施の形態に係る冗長
回路付き半導体メモリでは、電源投入検出信号S1=
「L」レベルに基づいてヒューズ41を切断したときと
同じ信号論理のヒューズ切断等価制御電圧VB=「H」
レベルを出力する電圧生成回路15が設けられている。
したがって、ヒューズ41を実際にレーザ装置等により
切断しなくても、ヒューズを切断したときと同じような
ヒューズ切断等価制御電圧VBに基づいて不良セルを冗
長回路12と置き換えることができる。
【0031】本発明の半導体メモリの救済方法では、冗
長回路12によって救済可能な不良セルが検出される
と、ヒューズ41を実際に切断する前に、ヒューズ切断
等価制御電圧VBと選択制御信号S2とに基づいて不良
セルを仮に冗長回路12と置き換え、救済可能か否かを
判定している。したがって、実際に半導体メモリをレー
ザ装置にセットする前に、ヒューズ切断後の冗長回路1
2を含めたチップ全体の試験を行うことが可能となる。
【0032】また、本発明の半導体メモリの試験方法で
は、ヒューズ切断等価制御電圧VBに基づいて不良セル
を冗長回路12と置き換えた状態でヒューズ切断後の試
験を行っている。したがって、実際にヒューズを切断し
た後に、冗長回路12を含めたチップ全体の試験を行う
場合に比べて、無駄な時間を省くことができる。ヒュー
ズ切断前の試験において、救済可能と判定されたチップ
はヒューズ切断後に100%良品となるので、ヒューズ
切断後の試験が省略できる。また、冗長回路12が万が
一不良していた場合等において、早期に救済を断念する
ことができる。レーザ装置に当該半導体メモリをセット
したり、そのヒューズを切断したりする無駄な時間が削
減できる。
【0033】これにより、RAM等の半導体メモリの試
験時間を削減すること、及び、コストダウンを図ること
が可能となる。また、半導体メモリがRAM等の汎用品
の場合は補助パッドが多く設けられるので、本実施の形
態では、この補助パッドを介してヒューズ切断情報a〜
nを入力するようにする。ヒューズ切断情報a〜nはウ
エハ試験の段階でのみ必要とするので、最終パッドをバ
ンプに引き出さないで済み、パッド数やバンプ数の増加
が防げる。スタンダードセル(S/C)等のようなチッ
プにおいては、試験パッドを増やすことで対処する。
【0034】なお、試験パッドを設けることができない
場合は、本実施の形態のように既存のアドレスレジスタ
A1〜Anの出力を論理回路31でデコードすることに
よりヒューズ切断情報a〜nを得る。このようにして
も、ヒューズ切断情報a〜nは、冗長端子22を「H」
レベルとして電源をリセットする間のみに必要なため、
通常動作に何らの影響も与えない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置では、ヒューズを実際に切断しなくても、ヒュー
ズを切断したときと同じ信号論理のヒューズ切断等価制
御電圧に基づいて不良セルを冗長回路と置き換えること
ができる(本発明の半導体記憶装置の救済方法)。した
がって、実際にヒューズを切断する前に、ヒューズ切断
後の冗長回路を含めたチップ全体の試験を行うことが可
能となる。
【0036】また、本発明の半導体記憶装置の試験方法
では、実際にヒューズを切断することなく、ヒューズ切
断等価制御電圧に基づいて不良セルを冗長回路と置き換
えた状態でヒューズ切断後の試験を行っている。したが
って、実際にヒューズを切断した後に、冗長回路を含め
たチップ全体の試験を行う場合に比べて、無駄な時間を
省くことができる。
【0037】これにより、半導体メモリの試験時間の削
減及びそのコストダウンに寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体メモリの構成
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るセル置換制御部の構
成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るヒューズ切断情報生
成回路の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に半導体メモリの救済時の
信号波形図である。
【図5】従来例に係る半導体メモリの構成図である。
【符号の説明】
1,11…メモリセル、2,12…冗長回路、3…書込
み・読出し部、4,100 …セル置換制御部、13…検出
回路、14…プログラム回路、15…電圧生成回路、1
6…選択回路、17…制御回路、18,A1〜An…ア
ドレスレジスタ、19…ロウ・デコーダ、20…ライト
&センスアンプ、21…ビット線選択回路、22…冗長
端子、31…n1入力NAND論理回路、4A,41…
ヒューズ、4B,61…ラッチ回路、71…n+1入力
NAND論理回路、72…インバータ、G1〜Gnはヒ
ューズ切断情報生成回路、TP,TP1〜TP3…p型
の電界効果トランジスタ、TG1,TG2…トランスフ
ァーゲート。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長回路を備えたメモリと、 ヒューズを備えたヒューズ回路と、 当該装置の電源投入を検出して前記ヒューズ回路のヒュ
    ーズを切断したときの信号レベルと同一レベルの信号を
    出力する検出回路と、 前記検出回路の出力又は前記ヒューズ回路の出力のいず
    れかを選択して前記メモリに出力し該メモリに生じた不
    良セルを前記冗長回路と置き換える選択回路と、 前記ヒューズの切断後はヒューズ回路の出力を選択し、
    ヒューズ切断前は前記検出回路の出力を選択するように
    前記選択回路を制御する制御回路とを備えていることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記選択回路によって選択された前記検
    出回路の出力又は前記ヒューズ回路の出力を電源投入期
    間中保持する記憶回路を備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒューズの選択を許可する選択制御
    信号及び前記ヒューズを選ぶヒューズ切断情報に基づい
    て前記選択回路の選択を切り換える制御回路を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記選択制御信号を入力する冗長端子
    と、前記ヒューズ切断情報を入力する試験用パッドを設
    けていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリに入力するアドレス又はデー
    タを利用して前記ヒューズ切断情報を作成することを特
    徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 ヒューズを切断することにより不良セル
    を冗長回路に置き換える半導体記憶装置の救済方法にお
    いて、前記冗長回路で救済できる不良セルを検出し、前
    記救済可能な不良セルが検出された場合、前記ヒューズ
    を実際に切断する前に、前記ヒューズ切断後の電圧を作
    成し、前記作成されたヒューズ切断後の電圧に基づいて
    前記不良セルを冗長回路と置き換えて救済可能か否かを
    判定し、前記不良セルが救済可能と判定された場合に、
    前記ヒューズを実際に切断することを特徴とする半導体
    記憶装置の救済方法。
  7. 【請求項7】 ヒューズを切断することにより不良セル
    を救済する冗長回路を備えた半導体記憶装置の試験方法
    において、前記冗長回路で救済できる不良セルを検出
    し、前記救済可能な不良セルが検出された場合、前記ヒ
    ューズを実際に切断する前に、前記ヒューズ切断後の電
    圧を作成し、前記作成されたヒューズ切断後の電圧に基
    づいて前記不良セルを冗長回路と置き換えた状態でヒュ
    ーズ切断後の試験を行うことを特徴とする半導体記憶装
    置の試験方法。
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