JPH09251463A - 言語変換切り替え支援方法及び装置並びに言語変換方法及び装置並びに文書編集方法及び装置並びに言語変換切り替え方法及び装置 - Google Patents

言語変換切り替え支援方法及び装置並びに言語変換方法及び装置並びに文書編集方法及び装置並びに言語変換切り替え方法及び装置

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JPH09251463A
JPH09251463A JP8084521A JP8452196A JPH09251463A JP H09251463 A JPH09251463 A JP H09251463A JP 8084521 A JP8084521 A JP 8084521A JP 8452196 A JP8452196 A JP 8452196A JP H09251463 A JPH09251463 A JP H09251463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 言語変換システム並びにフォントの種類の切
り替えを容易に行えるようにすること 【解決手段】 入力部1を介して使用しようとする言語
の種類が管理プロセス7に与えられると、管理プロセス
は、内蔵する言語に対応する言語変換システム,フォン
トの種類の対応表からその言語を入力するために必要な
言語変換システムを抽出しOS2に対して言語変換シス
テムの切り替え命令を発し、また、アプリケーション3
に対してフォントの切り替えコマンドを発する。アプリ
ケーションは受け取ったコマンドに基づきOSに対して
フォント切り替えを要求する。このように、使用者は、
使用する言語の種類を入力するという1回の処理によ
り、管理プロセスが必要な命令を各部に行い、言語変換
システム,フォントとの切り替えが行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、言語変換切り替え
支援方法及び装置並びに言語変換方法及び装置並びに文
書編集方法及び装置並びに言語変換切り替え方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどの情報処理装置におい
て、日本語や中国語等の漢字を入力する場合の入力方法
の一つとして、キーボード等の入力装置から、仮名など
の読みを入力し、その仮名などに対応する漢字等を検出
して出力(仮名−漢字変換処理)するものがある。そし
て、ワープロソフトなどのアプリケーションと独立して
上記仮名−漢字変換処理を受け持つ言語変換システム
(FEP,IM等とも称されている)があり、情報処理
装置に実装されるOSから、変換元の仮名等を言語変換
システムに与え、所定の変換処理により得られた候補デ
ータを、OSを介して或いは直接アプリケーションに対
して送るようになっている。
【0003】また、1つの情報処理装置で、日本語,中
国語等の複数の言語を使用可能とした多言語入力システ
ムでは、少なくとも各言語に対応した言語変換システム
を1種類ずつ用意する必要がある。そして、使用する言
語に応じて必要な言語変換システムを選択し、さらに、
その言語で使用する文字フォントを選択した後、実際の
入力処理を行うことになる。
【0004】さらに、一つの文書中で、日本語と中国語
など複数言語を混在した文章を入力する場合には、異な
る言語を入力する都度、使用する言語に応じた言語変換
システムに切り替える必要があり、係る言語切り替えの
方法には、次に示すようなものがある。
【0005】対応する言語用の言語変換システムの切り
替えと、特定の言語で使用する文字フォントの切り替え
がそれぞれ独立しており、切り替えは手動で別々に行
う。つまり、切り替えたい言語用の言語変換システムを
OSなどが定める方法でユーザーが切替指示を行い、切
り替えた後、使用しているアプリケーションの文字フォ
ントの設定を対応する言語用に変更する。そして、各切
り替え処理は、使用者が所定の仕様に沿って行う。
【0006】そして、上記切替処理は、新規文章の入力
はもちろんのこと、現在使用中の言語変換システムと異
なる他の言語ですでに入力された部分を修正する場合に
は、その修正処理を行う前に、その修正対象の言語に対
応した言語変換システムに切り替えるとともに、使用す
る文字フォントを指示した後、修正する文字を入力する
ことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の変換方法にあっては、以下に示す問題を有し
ている。すなわち、言語変換システムと文字フォントの
切り替えを別々に行わなければならないため、手順が煩
雑になる。そして、言語変換システムの切り替えを忘れ
ると、正常な変換処理ができないのはもちろんのこと、
文字フォントの切り替えを忘れると、正常な変換処理が
できても最終的に表示する際に、文字ばけを生じる。さ
らに、一度言語を切り替えてから再び、切り替える前に
入力した箇所を修正する場合、その言語及びフォントに
再度切り替える必要がある。そして、1つの文書中に、
複数の言語が存在する場合には、新規入力及び修正処理
を行う場合に、頻繁に言語変換システムの切り替えと、
それに基づく文字フォントの切り替えを行わなければな
らず、非常に煩雑となる。
【0008】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、使用者が直接切り替え命令を与えることなく、或い
は少ない命令要求回数でもって言語変換の切り替え、す
なわち、言語変換システムを切り替えたり、フォントの
種類を切り替えることを行える言語変換切り替え支援方
法及び装置並びに言語変換方法及び装置並びに文書編集
方法及び装置並びに言語変換切り替え方法及び装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る言語変換切り替え支援装置では、
言語変換システム種類情報を受信する受信部(10)
と、前記受信部を介して受信された前記言語変換システ
ム種類情報に対応したフォント種類情報を抽出する処理
部(切り替え処理部11)と、その抽出されたフォント
種類情報を出力する送信部(12)とを備えるように構
成した(請求項1:主として第2の実施の形態に対
応)。
【0010】また、別の解決手段としては、フォント種
類情報を受信する受信部(10)と、前記受信部を介し
て受信された前記フォント種類情報に対応した言語変換
システム種類情報を抽出する処理部(切り替え処理部1
1)と、その抽出された言語変換システム種類情報を出
力する送信部(12)とを備えるように構成してもよい
(請求項2:主として第3の実施の形態に対応)。
【0011】さらには、言語種類情報を受信する受信部
(10)と、前記受信部を介して受信された前記言語種
類情報に対応した言語変換システム種類情報と、フォン
ト種類情報を抽出する処理部(切り替え処理部11)
と、その抽出された言語変換システム種類情報並びにフ
ォント種類情報を出力する送信部(12)とを備えるよ
うに構成してもよい(請求項3:主として第1の実施の
形態に対応)。
【0012】そして好ましくは、言語変換システム種類
情報と言語種類情報とを対応付けて記憶する変換システ
ム記憶手段(13)と、言語種類情報とフォント種類情
報とを対応付けて記憶するフォント名記憶手段(15)
とを備え、前記処理部が、前記各記憶手段をアクセス
し、それに格納された所定のデータを読み出す機能を有
することである(請求項4)。
【0013】また、前記処理部で抽出されるフォント種
類情報が、使用中のアプリケーションに対するフォント
切り替えのコマンドであるとより好ましい(請求項
5)。そして、それを実現するために、アプリケーショ
ン名とそのアプリケーションにおけるフォント切り替え
のコマンド情報とを対応付けて記憶するアプリケーショ
ン記憶手段(14)をさらに備え、前記処理部が、前記
アプリケーション記憶手段をアクセスし、読み出したコ
マンド情報と、別途抽出したフォント名とに基づいて前
記フォント切り替えコマンドを生成するようにするとよ
い(請求項5)。
【0014】本発明に係る言語変換切り替え支援方法で
は、言語変換システム種類情報を受け取り、その受け取
った言語変換システム種類情報に対応したフォント種類
情報を抽出し、その抽出されたフォント種類情報をフォ
ントを切り替える手段へ出力するようにした(請求項1
2)。
【0015】また、フォント種類情報を受け取り、その
受け取ったフォント種類情報に対応した言語変換システ
ム種類情報を抽出し、その抽出された言語変換システム
種類情報を言語変換システムを切り替える手段へ出力す
るようにしてもよい(請求項13)。
【0016】また、言語種類情報を受け取り、その受け
取った言語種類情報に対応した言語変換システム種類情
報と、フォント種類情報をそれぞれ抽出し、その抽出さ
れた言語変換システム種類情報を言語変換システム切り
替え装置(実施の形態では「OS2」)へ、また抽出し
たフォント種類情報をフォント切り替え装置(実施の形
態では「アプリケーション3」或いは「OS2」)へ出
力するようにしてもよい(請求項14)。
【0017】さらにまた、請求項12の処理を行うこと
を前提として、好ましくは予め言語変換システム種類情
報と言語種類情報とを対応付けて記憶するとともに、言
語種類情報とフォント種類情報とを対応付けて記憶して
おき、上記記憶した情報に基づいて与えられた言語変換
システム種類情報に対応する言語種類情報を抽出し、そ
の抽出した言語種類情報に対応するフォント種類情報を
抽出することにより、出力すべきフォント種類情報を得
るようにすることである(請求項15)。
【0018】また、請求項13の処理を行うことを前提
として、好ましくは予め言語変換システム種類情報と言
語種類情報とを対応付けて記憶するとともに、言語種類
情報とフォント種類情報とを対応付けて記憶しておき、
上記記憶した情報に基づいて与えられたフォント種類情
報に対応する言語種類情報を抽出し、その抽出した言語
種類情報に対応する言語変換システム種類情報を抽出す
ることにより、出力すべき言語変換システム種類情報を
得るようにすることである(請求項16)。
【0019】さらにまた、請求項12または14の方法
を実施するに際し、前記抽出されるフォント種類情報
が、使用中のアプリケーションに対するフォント切り替
えのコマンドとするとより好ましい(請求項17)。そ
の場合に、アプリケーション名とそのアプリケーション
におけるフォント切り替えのコマンド情報とを対応付け
て記憶しておき、使用中のアプリケーション名を取得す
るとともに、その取得したアプリケーション名をキーに
して前記記憶した情報をアクセスし、前記アプリケーシ
ョン名に対応するコマンド情報を読み出し、その読み出
したコマンド情報に、別途抽出したフォント名を合成し
て前記フォント切り替えコマンドを生成するようにする
とよい(請求項18)。
【0020】また、本発明に係る言語変換方法では、複
数の種類の言語変換システムを備え、所定の言語変換シ
ステムに切り替えて変換処理し、処理結果を所定のフォ
ントで出力する言語変換方法であって、請求項12,1
4,15,17,18のいずれか1項に記載の言語変換
切り替え支援方法を実行してフォント種類情報またはフ
ォント切り替えコマンドを求め、得られたフォント種類
情報またはフォント切り替えコマンドに基づいて使用す
るフォントを切り替え、その切り替えたフォントを用い
て、前記言語変換システムで得られた前記処理結果を出
力するようにした(請求項19)。
【0021】そして、係る方法を実施するための本発明
に係る言語変換装置では、複数の種類の言語変換システ
ムを備え、所定の言語変換システムに切り替えて変換処
理し、処理結果を所定のフォントで出力する言語変換装
置であって、請求項1,3〜6のいずれか1項に記載の
言語変換切り替え支援装置を備え、前記処理結果が、前
記言語変換切り替え支援装置で決定されたフォント種類
情報に対応した種類のフォントで、前記言語変換システ
ムの処理結果が出力されるようにした(請求項7)。
【0022】また、本発明に係る言語変換方法の別の解
決手段としては、複数の種類の言語変換システムを備
え、所定の言語変換システムに切り替えて変換処理する
言語変換方法あって、請求項13,14,16のいずれ
か1項に記載の言語変換切り替え支援方法を実行して得
られた言語変換システム種類情報に対応した言語変換シ
ステムを選択し、その選択した言語変換システムを用い
て言語変換するようにした(請求項20)。
【0023】そして、係る方法を実施するための本発明
に係る言語変換装置では、複数の種類の言語変換システ
ムを備え、所定の言語変換システムに切り替えて変換処
理する言語変換装置であって、請求項2〜6のいずれか
1項に記載の言語変換切り替え支援装置を備え、与えら
れたフォント種類情報に基づいて前記言語変換切り替え
支援装置で抽出された言語変換システム種類情報に対応
した言語変換システムを選択し、その選択した言語変換
システムを用いて言語変換するようにしてもよい(請求
項8)。
【0024】また、本発明に係る文書編集方法として
は、複数の言語変換システムとフォントを用いるととも
に、それらを切り替え設定しながら文書を作成する文書
編集方法において、言語種類情報または言語変換システ
ム種類情報を受け取り、その受け取った情報に基づいて
請求項12,14,15,17,18のいずれか1項に
記載の言語変換切り替え支援方法を実行してフォント種
類情報またはフォント切り替えコマンドを抽出し、その
抽出結果に基づいて使用するフォントの種類を設定す
る。そして、入力された仮名を所定の言語変換システム
を用いて変換し、その変換結果を前記設定した種類のフ
ォントで出力するようにした(請求項21)。
【0025】そして、それを実施するための本発明に係
る文書編集装置では、複数の言語変換システムと複数の
フォントとを有するとともに、それらを切り替え設定し
ながら文書を作成する文書編集装置において、言語種類
情報を選択する選択部(入力部1,ポインタP等)と、
言語変換システム種類情報の選択する選択部(変換シス
テム6)の少なくとも一方と、請求項1,3〜6のいず
れか1項に記載の言語変換切り替え支援装置を備える。
そして、前記選択部で選択された言語種類情報または言
語変換システム種類情報を前記言語変換切り替え支援装
置に与えるようにし、前記言語変換切り替え支援装置か
ら送信されるフォント種類情報に基づいて使用するフォ
ントの種類を設定し、入力された仮名を所定の言語変換
システムを用いて変換し、その変換結果を前記設定した
種類のフォントで出力するようにした(請求項9)。
【0026】また本発明に係る文書編集方法の別の解決
手段としては、複数の言語変換システムとフォントを有
するとともに、それらを切り替え設定しながら文書を作
成する文書編集方法において、言語種類情報またはフォ
ント種類情報を受け取り、受け取った情報に基づいて請
求項13,14,16のいずれか1項に記載の言語変換
切り替え支援方法を実行して言語変換システム種類情報
を抽出し、その抽出結果に基づいて使用する言語変換シ
ステムを設定する。そして、入力された仮名を前記設定
された言語変換システムを用いて変換し、その変換結果
を所定のフォントで出力するようにしてもよい(請求項
22)。
【0027】そして係る方法を実施するための本発明に
係る文書編集装置の別の解決手段としては、複数の言語
変換システムと複数のフォントを有するとともに、それ
らを切り替え設定しながら文書を作成する文書編集装置
において、フォント種類情報を選択する選択部と、請求
項2〜6のいずれか1項に記載の言語変換切り替え支援
装置を備え、前記選択部で選択されたフォント種類情報
を前記言語変換切り替え支援装置に与えるようにした。
そして、前記言語変換切り替え支援装置から送信される
言語変換システム種類情報に基づいて使用する言語変換
システムを設定し、入力された仮名を前記設定された言
語変換システムを用いて変換し、その変換結果を所定の
フォントで出力するようにした(請求項10)。
【0028】そして、好ましくは、すでに作成された文
書中の所定の文字を選択し、その選択した文字について
フォント種類情報を抽出し、その抽出したフォント種類
情報に基づいて、前記言語変換システムの切り替えとフ
ォントの切り替えの少なくとも一方を行うようにするこ
とである(請求項23)。そして、これはすでに作成さ
れた文書中の所定の文字についてのフォント種類情報を
抽出するフォント種類情報抽出部(OS2)を備え、そ
の抽出されたフォント種類情報に基づいて、言語変換シ
ステムの切り替えとフォントの切り替えの少なくとも一
方を行うようにするようにした文書編集装置により実現
できる(請求項11)。
【0029】上記した各構成では、例えば言語に対応す
る言語変換システムを使用者が切り替えると、その切り
替え命令に従って言語変換システムが切り替わる。さら
に、従来であれば、使用するフォントの切り替え命令も
使用者が入力しなければならないが、本発明では、請求
項1などに規定する支援装置が使用する言語変換システ
ム種類情報を受け取り(実施の形態では、選択された
(切り替わった)言語変換システムからその情報を受け
取るようにしているが、OS等から受け取るようにして
もよい)、その言語変換システムに対応した使用すべき
文字フォントの種類が決定され、そのフォント種類情報
が出力される。従って、その情報を受けた所定の装置
(例えばアプリケーション等)が、フォントの切り替え
を自動的に行う。つまり、使用者は1回の入力で2つの
切り替えが行われ、切り替え操作がより容易になる。
【0030】また、請求項2等に規定した支援装置で
は、上記と逆にフォントの種類情報を与えると、それに
対応する言語変換システム種類情報が抽出される。従っ
て、例えば使用者が文字フォントの切り替え命令を入力
すると、それに従って、フォントが切り替わり、さらに
支援装置で対応する言語変換システム情報が決定され、
出力されるので、やはり使用者は1回の入力で2つの言
語変換環境の切り替えが行える。
【0031】さらに、請求項3等に規定する支援装置で
は、使用する言語種類情報の入力を受けるだけで、それ
に必要な言語変換システム種類情報並びにフォント種類
情報が抽出されるので、それに基づいて与えられた言語
で入力処理するのに適した言語変換環境に切り替わる。
そして、この切り替えのための命令の入力も言語の種類
の1回の指示ですむ。しかも、入力の形態が使用する
「言語の種類」であるので、言語変換システムやフォン
トの概念等に詳しくない人でも違和感なく変更指示の入
力が可能となる。
【0032】また、請求項11,23のように構成する
と、言語切り替え処理を行う前に、すでに入力した箇所
にカーソル,ポインタ等を移動すると、その部分に示さ
れる文字に設定されている言語情報等に対応する言語変
換システム,フォントを抽出し、それに自動的に切り替
わる。すなわち、既に入力した箇所に対する再編集の際
に、自動的に言語変換環境が切り替わるので、使用者は
切り替え処理を行う必要がなくなる。
【0033】一方、課題を解決する別の手段として、本
発明に係る言語変換切り替え方法では、表示画面を予め
複数の領域に分割するとともに、各領域に言語変換情報
を設定しておき、前記表示画面上に形成された文字入力
するためのウインドウが、前記複数の領域のうちのどの
領域上に位置しているかを判断し、位置している領域に
設定された言語変換情報をウインドウに直接または間接
的(ウインドウに対しては領域名を登録し、領域名と言
語変換情報は別のメモリに記憶させておく)に関連づけ
て登録し、あるウインドウが動作可能となった際には、
前記関連づけて登録された言語変換情報を読み出し、そ
の言語変換情報に応じた言語変換環境に切り替えるよう
にした(請求項25)。
【0034】そして、それを実現するための装置の発明
としては、表示画面を予め複数の領域に分割するととも
に、各領域ごとに言語変換情報(言語変換システム種類
情報,文字フォント種類情報)を設定し、その設定した
領域と言語変換情報との対応付けを記憶する記憶手段
と、前記表示画面上に形成された文字入力するためのウ
インドウが、前記複数の領域のうちのどの領域上に位置
しているかを検出するウインドウ検出手段(実施の形態
では図21のフローチャートのST41〜43)とを備
え、あるウインドウに文字入力する際には、前記検出さ
れた領域に設定された言語変換情報に応じた言語変換環
境(言語変換システム,文字フォント)に切り替える手
段(同ST44〜46)とを備えて構成することである
(請求項24)。
【0035】これにより、ウインドウを画面上の所定位
置に移動するだけで、言語変換システム等が自動的に切
り替わる。
【0036】また、課題を解決するさらに別の手段とし
て、本発明に係る言語変換切り替え方法では、電子メー
ルの本文の作成領域の言語変換環境を切り替える言語変
換切り替え方法であって、前記本文の作成前に、入力さ
れた受取人に関する情報を取得し、予め登録されたその
受取人に対応する言語変換情報を抽出し、前記本文の作
成領域の言語変換環境を、前記抽出された言語変換情報
に応じたものに設定するようにした(請求項27)。
【0037】そして、係る方法を実施するための装置と
しては、電子メールの本文の作成領域の言語変換環境を
切り替える言語変換切り替え装置であって、受取人に関
する情報と、言語変換情報(実施の形態では「言語の種
類」)とを対応づけて記憶する記憶手段(実施の形態で
は、図27に示すデータ構造で記憶している)を設け、
受取人に関する情報(実施の形態では、受取人の欄に記
載された文字列)を取得し、取得した情報をキーに前記
記憶手段をアクセスして対応する言語変換情報を抽出す
る手段と(ST50,51)、抽出された言語変換情報
に応じた言語変換環境(言語変換システム,文字フォン
ト)に切り替える手段(ST53)とを備えて構成した
(請求項26)。
【0038】また、受け取ったメールに対する返事用の
電子メールの本文の作成領域の言語変換環境を切り替え
る言語変換切り替え方法であって、返事用の電子メール
であることを検出した場合に、前記本文の作成前に、受
け取ったメールの差出人に関する情報を取得し、予め登
録されたその差出人に対応する言語変換情報を抽出し、
前記本文の作成領域の言語変換環境を、前記抽出された
言語変換情報に応じたものに設定するようにしてもよい
(請求項29)。
【0039】そして、係る方法を実施するための装置と
しては、受け取った電子メールに対する返事用の電子メ
ールの本文の作成領域の言語変換環境を切り替える言語
変換切り替え装置であって、受け取った電子メールの差
出人に関する情報と、言語変換情報(実施の形態では
「言語の種類」)とを対応づけて記憶する記憶手段(実
施の形態では図27に示すデータ構造で記憶している)
を設け、返事用の電子メールであることを検出した際
に、前記受け取った電子メールの差出人に関する情報を
取得し、取得した情報をキーに前記記憶手段をアクセス
して対応する言語変換情報を抽出する手段と(ST60
〜62)、抽出された言語変換情報に応じた言語変換環
境(言語変換システム,文字フォント)に切り替える手
段(ST64)とを備えて構成することである(請求項
28)。
【0040】上記した各構成では、電子メールの本文を
作成するに際し、相手先(送信の場合には相手先,返事
用のメールの場合には受け取ったメールの差出人)のデ
ータを取得することにより、自動的にその相手に応じた
言語変換環境に切り替わるので、特に異なる国などにメ
ールを送るために本文を作成するような場合には、頻繁
に言語変換システムやフォントの切り替え処理が必要と
なるが、本発明では係る処理が自動的に行われるので、
本文の文書作成に集中できる。
【0041】一方、課題を解決するさらに別の手段とし
て、本発明に係る言語変換切り替え方法では、作成した
ファイルに付属する属性情報として、言語変換情報を持
たせて記憶させておき、前記ファイルを開いた際に、前
記記憶された言語変換情報を抽出し、その抽出された言
語変換情報に応じた言語変換環境に切り替えるようにし
た(請求項31)。
【0042】そして、その方法を実施するための装置の
発明としては、作成したファイルに付属する属性情報と
して、言語変換情報を持たせて記憶させておき、前記記
憶された言語変換情報を抽出する抽出手段と、前記ファ
イルの内容の編集を行う際に、前記抽出された言語変換
情報に応じた言語変換環境に切り替える手段とを備えて
構成した(請求項30)。
【0043】つまり、一度作成したファイルを開くと、
作成した際に格納された言語変換環境に関する情報に基
づいて自動的にその作成時の言語変換環境に切り替わ
る。よって、使用者は切り替えのための命令を入力する
必要がなくなる。
【0044】一方、課題を解決するさらに別の手段とし
て、本発明に係る言語変換切り替え装置では、所定の言
語用のキーボードに、その言語に応じた言語換情報を記
憶するROM等の記憶手段を設ける。そして、前記キー
ボードをコンピュータ本体に接続した際に、前記記憶手
段に格納された言語変換情報を取得する手段(ST7
0,71)と、その取得した言語変換情報に応じた言語
変換環境(言語変換システム,文字フォント)に切り替
える手段(ST72)とを備えて構成した(請求項3
2)。係る構成にすると、キーボードを交換すると、自
動的にそれにあった言語変換環境に切り替わる。従っ
て、変換ミスによる文字化けがなくなる。
【0045】一方、課題を解決する別の手段として、本
発明に係る言語変換切り替え方法では、標準時間とその
標準時間の国名に関するデータを備えた情報処理装置に
用いられ、国名と言語変換情報とを対応づけて記憶させ
ておき、前記標準時間の国名が変更された場合に、前記
記憶させた情報をアクセスして得られたその国名に応じ
た言語変換情報で指定される言語変換環境に切り替える
ようにした(請求項34)。
【0046】そして、係る方法を実施するための装置の
発明としては、標準時間とその標準時間の国名に関する
データを備えた情報処理装置に用いられ、国名と言語変
換情報とを対応づけて記憶する記憶手段と、前記標準時
間の国名の変更を検出する検出手段(ST80,81)
と、前記検出手段により国名の変更を検出した際に、前
記国名に対応する言語変換情報を前記記憶手段から読み
出し、その読み出した言語変換情報に応じた言語変換環
境に切り替える手段(ST82,83)とを備えて構成
した(請求項33)。
【0047】一方、課題を解決する別の手段として、本
発明に係る言語変換切り替え方法では、文字入力可能な
入力領域(20)を分割して複数の領域(20a〜20
d)に割り付けするとともに、各領域に対して、文字入
力を行う際の言語変換情報を設定し、文字を入力しよう
とする領域を選択した際に、その領域の選択を検出し
(ST90,91)、検出した領域に設定された前記言
語変換情報を読み出すとともに、その言語変換情報に応
じた言語変換環境に切り替える(ST92)ようにした
(請求項36)。
【0048】そして、係る方法を実施するために適した
装置の発明としては、文字入力可能な入力領域(20)
を分割して複数の領域(20a〜20d)に割り付けす
るとともに、各領域に対して、文字入力を行う際の言語
変換情報を設定する手段と、前記領域が複数存在する際
に、所定の領域を選択する領域選択手段(実施の形態で
はポインタ,カーソル等)と、その選択された領域に設
定された前記言語変換情報を読み出すとともに、その言
語変換情報に応じた言語変換環境に切り替える手段とを
備えて構成した(請求項35)。
【0049】文書の入力領域に対して任意に設定された
所定の領域を選択すると、その領域に対して設定されて
いる言語変換情報に従い、言語変換環境が切り替わる。
従って、文字がない場所であっても、領域内であれば所
定の言語変換環境に切り替わるので、特に、DTP等に
適する。
【0050】一方、課題を解決する別の手段として、本
発明に係る言語変換切り替え方法では、予め単語に対応
する言語変換情報を関連づけて記憶しておき、入力され
た文書中に存在する単語が選択された際には、前記記憶
された情報から前記選択された単語に対応する言語変換
情報を検出し、次いで、その検出された言語変換情報に
応じた言語変換環境に切り替えるようにした(請求項3
8)。
【0051】そして、係る方法を実施するために適した
装置の発明では、入力された文書中に存在する単語を選
択する単語選択手段と、前記単語選択手段により選択さ
れた単語に対応する言語変換情報を検出する手段と、そ
の検出された言語変換情報に応じた言語変換環境に切り
替える手段とを備えて構成した(請求項37)。
【0052】すなわち、すでに入力した文字などを修正
するようにした際に、単に文字単独ではなく、単語とし
てとらえ、単語の属性から使用すべき言語変換環境を抽
出し、切り替える。従って、例えば異なる言語間で一部
の文字が共通して使用されるような場合であっても、確
実に使用すべき言語変換環境に切り替えることができ
る。
【0053】*用語の定義 各種情報の「受信」,「送信」は、本明細書では、コン
ピュータ内部でのデータ転送のことを意味し、ハード
的、ソフト的のいずれも含む。
【0054】言語変換とは、与えられた仮名に対応する
漢字等に変換することをいい、日本語の仮名漢字変換の
他、中国語変換、韓国語変換等がある。なお、本明細書
でいう「仮名」は、ひらがなやカタカナのように日本語
の「仮名」はもちろんのことそれに限ることはなく、各
言語の読み等に対応するもので、中国語では「ピンイ
ン」や「注音(チュウイン)」等があり、韓国語では
「ハングル文字」などがある。
【0055】さらに、その入力の方式は問わない。つま
り、日本語であれば、いわゆる仮名入力やローマ字入力
その他種々の入力方式があるが、いずれのものでもよ
い。また、韓国語のようにハングル文字を2分割し、偏
の部分とつくりの部分に分けて入力して一つの文字を入
力するようにしたり、或いは仮名に対応するコードを入
力するなど種々の方式を取ることができる。すなわち、
要は仮名(読み等)に対応する情報を与えるものであれ
ば何でもよい。
【0056】言語変換情報とは、所望の言語変換を行う
ための言語変換環境に切り替えるための命令元となる情
報で、実施の形態では、「言語の種類」,「言語変換シ
ステム名」,「フォント名」の3種類がある。
【0057】また、言語変換環境とは、所望の言語変換
を行うために必要な言語変換システムとフォントにより
設定された言語の入力環境である。
【0058】そして、その言語変換環境の切り替えは、
言語変換システムの切り替えとフォント切り替えの少な
くとも一方の処理をいう。さらに、抽出された環境が、
現在の環境と同じ場合には、再設定してもよく、或いは
それを検出して切り替えないようにしてもよく、両者を
含む概念である。
【0059】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る言語変換切
り替え装置の第1の実施の形態を示している。同図に示
すように、各種の文字入力や各種の切り替えその他の制
御命令等が入力部1からオペレーティングシステム(O
S)2に与えられ、OS2では、与えられた命令等に基
づく処理を自己或いはそのOS2に接続されたアプリケ
ーション3等で実行させ、その結果を出力部4に出力す
るようになっている。さらにOS2は、上記文字列の入
出力に加え、言語変換システムの切り替えやフォントの
切り替えを実際に行う(なお、切り替え命令は、アプリ
ケーション3等から与えられる)。
【0060】そして、入力部1としては、例えばキーボ
ード,マウス,トラックボール等があり、出力部4とし
ては、例えばCRT等の表示装置や、プリンタ等があ
る。そして、本発明との関係でいえば、変換結果を出力
する部分である。
【0061】さらに、上記アプリケーション3は、ワー
プロや文書編集装置等の主として文字を扱うものの他、
CADや表計算ソフト等の一部に文字を利用するものな
ど、多種多様のものがある。さらに、複数の言語を表示
するため、文字フォントの切り替え命令がこのアプリケ
ーション3からOS2に対して出力されるようになって
いる。
【0062】さらに、本例では、多言語を扱える装置で
あるので、各言語に応じた文字フォントが格納された日
本語,中国語,韓国語フォントメモリ部5a〜5c(な
お、以後特に区別をする必要がない場合には、単にフォ
トメモリ部5と記載する)が、OS2に接続されてい
る。本例では、日本語,中国語,韓国語の3つの言語を
扱うようにしたため、それにあわせて3種類のフォント
メモリ部5a〜5cが用意されている。そして、この複
数のフォントメモリ部5a〜5cのうち使用するメモリ
部の選択は、アプリケーション3からOS2に送られる
切り替え命令に従ってOS2が所定のフォントメモリ部
5に格納されたフォントデータを読み出し、出力部4に
出力するようになっている。
【0063】さらに、各言語に応じた仮名−漢字変換等
を行う日本語,中国語,韓国語変換システム6a〜6c
(なお、以後特に各言語の言語変換システムを区別する
必要がない場合には、単に言語変換システム6と記載す
る)が、OS2に接続されその切り替えが管理されてい
る。
【0064】この言語変換システム6は、OS2から与
えられる仮名に基づいて変換処理をし、対応する漢字等
の候補をOS2を介してアプリケーション3に出力した
り(フロントエンドプロセッサの場合)、OS2からア
プリケーション3を介して与えられた仮名に基づいて変
換処理をし、対応する漢字等の候補をアプリケーション
3に出力したりする(バックエンドプロセッサの場
合)。そして、どの言語変換システムを使用するかは、
OS2からの命令により選択されるようになっている。
なお、この仮名−漢字変換処理自体は従来のものと同様
であるで、その詳細な説明を省略する。
【0065】ここで本発明では、入力部1から使用言語
の選択命令を受け、その受け取った選択命令に基づいて
言語変換システムの切り替え並びに対応すべき文字フォ
ントへの切り替えを決定し、必要な要求信号を、OS
2,アプリケーション3に出力する管理プロセス7を設
けている。
【0066】そして、管理プロセス7の具体的な内部構
成は、図2のようになっている。同図に示すように、入
力部1から発せられた使用言語の選択命令が受信部10
を介して切り替え処理部11に与えられるようになって
いる。この選択命令の入力は、例えば図3に示すように
出力部4であるディスプレイ上にアイコン化されて表示
された言語ボタンBのうち、使用する言語の部分に入力
部1としてのマウス(図示省略)を操作してポインタP
を移動する(図示の例では「日本語」を選択)とともに
クリックすることにより、使用する言語(図示の場合に
は「日本語」)が、管理プロセス7に与えられる。
【0067】切り替え処理部11は、フォント切り替え
や、言語変換システムの切り替えの要否を決定し、切り
替える場合には、OS2やアプリケーション3に対して
送信部12を介して所定の要求を出力するようになって
いる。
【0068】そして、出力する要求の内容は、切り替え
処理部11に接続された変換システム表13,アプリケ
ーション表14並びにフォント名表15に格納されたデ
ータをアクセスすることにより決定するようになってい
る。
【0069】変換システム表13は、使用する言語変換
システムと言語の種類とを対応づけるもので、そのデー
タ構造は、図4に示すようになっている。すなわち、使
用する言語の種類が日本語の場合には日本語変換システ
ム6aを用い、使用する言語の種類が中国語の場合には
中国語変換システム6bを用い、使用する言語の種類が
韓国語の場合には韓国語変換システム6cを用いるとい
うような対応付けをしたデータを格納している。
【0070】また、アプリケーション表14は、アプリ
ケーションと、そのアプリケーションで用いられるフォ
ント切り替えのための命令(コマンド)とを対応づける
もので、そのデータ構造は図5に示すようになってい
る。すなわち、例えばAワープロ(アプリケーション)
を使用中にフォントを切り替える場合に発するコマンド
が「ChangeFont %1」とすると、図示のように両者を
対にして格納する。そして、「%1」には、フォント名
が入力される。
【0071】フォント名表15は、使用する言語の種類
と使用する文字フォントとを対応づけるもので、そのデ
ータ構造は図6に示すようになっている。そして、この
表に格納されたフォント名が、上記したアプリケーショ
ン表14に格納された切り替えコマンド列の「%1」に
代入されることになる。
【0072】そして、上記各表に格納されたデータに基
づいて出力されるデータの例を示すと、切り替え処理部
11からアプリケーション3に向けて出力されるフォン
ト切り替えコマンドの一例を示すと、図7に示す(アプ
リケーションとしてAワープロを使用している)ように
なり、これを送信データAとする。また、切り替え処理
部11からOS2に対しては、図8に示すようなデータ
フォーマット、すなわち、切り替える言語変換システム
のシステム名が出力されるようになり、これを送信デー
タBとする。
【0073】さらに、管理プロセス7の機能は、図9に
示すフローチャートのようになっている。すなわち、言
語ボタンBが押された(実際の処理はアイコン部分にポ
インタPを合わせてクリック)のを受信部10を介して
切り替え処理部11を受けると、その押されたボタンの
言語の種類を認識する(ST11)。
【0074】次に、変換システム表13をアクセスし、
与えられた言語の種類に対応する言語変換システム(例
えば、言語が「日本語」の場合には「日本語変換システ
ム」)を取得する(ST12)。そして、その取得した
言語変換システムへの切り替え要求を、送信部12を介
してOS2に対してデータBのデータフォーマットにし
たがって送信する(ST13)。
【0075】次いで、フォント名表15をアクセスし、
与えられた言語に対応するフォント(例えば、言語が
「日本語」の場合には「日本語フォント」)を取得する
(ST14)。さらに、現在使用中のアプリケーション
の種類を取得するとともに(ST15)、アプリケーシ
ョン表14をアクセスし、取得したアプリケーション名
があるか否かを判断する(ST16)。そして、ある場
合には、そのアプリケーションにおけるフォント切り替
えのコマンドを取得するとともに、そのコマンド中の
「%1」を上記ステップ14で得られたフォント名に置
き換えて正式なフォント切り替えのコマンドを生成し、
データAのデータフォーマットにしたがってアプリケー
ション3に対してその生成したコマンドを送信する(S
T17)。
【0076】すなわち、本実施の形態では、使用者は、
使用する言語のボタンを選択すると、それを受けた管理
プロセス7が、その選択された言語のための言語変換シ
ステムへの切り替え命令及びアプリケーションに対する
フォント切り替えコマンドを生成し出力するので、使用
者は1回の選択処理を行うだけで自動的にその選択され
た言語を使用可能な環境に切り替えることができる。
【0077】なお、上記した構成のうち、主として管理
プロセス7部分が本発明に係る言語変換切り替え支援装
置に対応する実施の形態である。そして、言語変換切り
替え装置に対応する実施の形態としては、管理プロセス
7に言語変換システム6等を加えたものとなる。さら
に、管理プロセス7,言語変換システム6,アプリケー
ション3,OS2並びに入・出力部1,4等を備えたも
のが、文書編集装置の実施の形態となる。係る点は、以
下に示す第2,第3の実施の形態でも同様である。
【0078】次に、上記した実施の形態を用いた言語変
換切り替え方法の実施の形態を説明する。まず、現在選
択されている言語変換システム,文字フォントでは対応
できない文字の入力を行う場合には、文字入力に先立ち
対応する言語変換システム等に切り替える必要がある。
そこで図3に示すようにディスプレイ4上に表示されて
いる言語選択ボタンBを用いて、入力しようとする言語
のボタンを選択する。仮に、現在日本語以外の言語用の
言語変換システム,文字フォントが使用可能な環境にお
かれているとして、日本語の入力をする場合を想定する
と、図3に示すように、言語ボタンBのうち日本語の領
域にポインタPを移動し(マウス等の操作による)、そ
の状態でマウスをクリックしたり、キーボードの選択
(エンター)キーを押下することにより、管理プロセス
7に対して使用言語の選択命令として「日本語」が与え
られる。
【0079】管理プロセス7では、選択命令(日本語)
に基づいて変換システム表13をアクセスし、日本語を
使用するために必要な言語変換システムとして、「日本
語変換システム」を検出する。そして、OS2に対して
「日本語変換システム」への切り替え命令を送る。この
命令に従いOS2は、自己が管理する複数の言語変換シ
ステム6の中から、日本語変換システム6aを選択し、
以後その日本語変換システム6aを動作可能状態にする
(入力された仮名が日本語変換システム6aに与えられ
るようにする)。
【0080】また、管理プロセス7では、選択命令(日
本語)に基づいて文字フォント表15をアクセスし、日
本語を使用するために必要な文字フォントとして、「日
本語フォント」を検出する。さらに、現在使用中のアプ
リケーションの種類(例えば「Bワープロ」)を取得
し、さらにその取得したアプリケーション名をキーにし
てアプリケーション表14をアクセスし、そのアプリケ
ーションにおける文字フォント切り替え命令のコマンド
(「Font(%1)」)を取得し、%1を検出した文字フ
ォント名に置き換え(合成し)、正式な文字フォント切
り替えコマンド(「Font(日本語フォント)」)を生成
し、アプリケーション3に対して送る。すると、アプリ
ケーション3は、受信したコマンドに基づき、使用する
文字フォントを日本語フォントに切り替える。
【0081】このように、使用者の処理としては、選択
ボタンから日本語を選択した1回の処理であるが、この
1回の処理に基づいてその日本語を使用するために必要
な日本語変換システム,日本語フォントを使用可能状態
に置き換えられる。
【0082】図10は、本発明に係る言語変換切り替え
装置の第2の実施の形態を示している。同図に示すよう
に、基本的な構成は、第1の実施の形態と同様である
が、言語変換システム6の内部構造を変えて、管理プロ
セス7に対して所定の命令を通信可能としている。
【0083】すなわち、図11に示すように、言語変換
システム6は、受信部20を介してOS2からの「切り
替え命令」や変換処理の基となる「仮名」を変換処理部
21が受け取るように構成している。そして、変換処理
部21にて与えられた「仮名」に対応する「漢字候補」
を抽出し、送信部22を介してOS22に返送するよう
に構成している(フロントエンドプロセッサの場合)。
この機能は従来から備えているもので、具体的な図示は
省略したが、第1の実施の形態における言語変換システ
ム6でも同様の構成となっている。
【0084】ここで本実施の形態では、送信部22の送
信先として、管理プロセス7も追加し、自己が使用する
言語変換システムとして選択された場合に、それを管理
プロセス7に伝達するようにしている。
【0085】そして、その管理プロセス7に送信する際
のデータフォーマットは、図12に示すように自己の言
語変換システムで使用する使用言語(中国語変換システ
ム6bの場合には「中国語」)を送るようになってい
る。
【0086】さらに、係る使用言語を管理プロセス7に
送るための言語変換システム6の機能は、図13に示す
フローチャートのように、自己の言語変換システムが選
択されたのを受けて、データCのフォーマットに従い、
管理プロセス7に対して自己が処理する言語データ(日
本語変換システムの場合には日本語,中国語変換システ
ムの場合には中国語)を送るようになっている。
【0087】また、本実施の形態の管理プロセス7のブ
ロック構成図は、図14に示すように基本的には第1の
実施の形態と同様である。但し、受信部10は、言語変
換システムからデータを受け取るようになり、また送信
部12は、アプリケーションにのみ送るようになってい
る。そして、切り替え処理部11の機能が図15に示す
フローチャートのようになっている点で異なるが、その
他の構成並びに作用効果は上記した第1の実施の形態の
ものと同様である。
【0088】切り替え処理部11の機能について説明す
ると、まず、受信部10を介して所定の言語変換システ
ム6から送られて来た使用言語を取得する(ST2
1)。そして、フォント名表15をアクセスし、与えら
れた言語に対応するフォント(例えば、言語が「日本
語」の場合には「日本語フォント」)を取得する(ST
22)。さらに、現在使用中のアプリケーションの種類
を取得するとともに(ST23)、アプリケーション表
14をアクセスし、取得したアプリケーション名がある
か否かを判断する(ST24)。そして、ある場合に
は、そのアプリケーションにおけるフォント切り替えの
コマンドを取得するとともに、そのコマンド中の「%
1」を上記ステップ14で得れたフォント名に置き換え
て正式なフォント切り替えのコマンドを生成し、データ
Aのデータフォーマットにしたがってアプリケーション
3に対してその生成したコマンドを送信する(ST2
5)。
【0089】なお、その他の構成並びに作用効果は上記
した第1の実施の形態と同様であるので、その詳細な説
明を省略する。
【0090】次に、上記した実施の形態の装置を用いた
言語変換切り替え方法の実施の形態を説明する。まず、
現在選択されている言語変換システム,文字フォントで
は対応できない文字の入力を行う場合には、文字入力に
先立ち対応する言語変換システム等に切り替える必要が
ある。
【0091】そこで、使用者は、従来と同様の言語変換
システムの切り替え(選択)処理を行い、その命令をO
S2に与える。この時、選択の方法としては、第1の実
施の形態と同様に、ディスプレイ4上に表示された所定
のアイコンをクリック等することにより行う点で共通す
る。但し、選択されたアイコンに基づく命令の送信先
が、第1の実施の形態では管理プロセス7であり、第2
の実施の形態ではOS2である点で異なる。さらに、命
令の意味も第1の実施の形態では「使用する言語」であ
るのに対し、第2の実施の形態では「言語変換システム
の切り替え」である点で異なる。
【0092】そして、この言語変換システムの切り替え
命令にしたがって、OS2は、使用する言語変換システ
ムを選択し、その旨該当する言語変換システムに通知す
る(仮に中国語変換システムが選択されたとすると、中
国語変換システム6bが動作可能状態となる。この中国
語変換システム6bは、自己が処理する言語である中国
語をデータCにしたがって管理プロセス7に送る。
【0093】管理プロセス7では、与えられた使用言語
(中国語)に基づいて文字フォント表15をアクセス
し、中国語を使用するために必要な文字フォントとし
て、「中国語フォント」を検出する。さらに、現在使用
中のアプリケーションの種類(例えば「Bワープロ」)
を取得し、さらにその取得したアプリケーション名をキ
ーにしてアプリケーション表14をアクセスし、そのア
プリケーションにおける文字フォント切り替え命令のコ
マンド(「Font(%1)」)を取得し、%1を検出した
文字フォント名に置き換え、正式な文字フォント切り替
えコマンド(「Font(中国語フォント)」)を生成し、
アプリケーション3に対して送る。すると、アプリケー
ション3は、受信したコマンドに基づき、使用する文字
フォントを中国語フォントに切り替える。
【0094】すなわち、従来であれば、使用者は、入力
する言語に応じた言語変換システムを選択する処理と、
文字フォントを選択する処理の計2回行う必要があった
が、本実施の形態では、使用者は、従来と同様の処理に
従って使用する言語変換システムを選択するだけで、そ
の言語変換システムに応じた文字フォントは管理プロセ
ス7が、アプリケーションに対するフォント切り替え命
令を発するので、1回の処理のみとなり、操作性が向上
する。また、この実施の形態では、OS2側で選択され
た文字のフォン情報等を管理するようにしたが、本発明
はこれに限ることはなく、アプリケーション側で検出・
管理するようにしてもよい。この場合に、アプリケーシ
ョンがOSの機能(言語変換システムへのデータ送信)
を利用するようになる。
【0095】つまり、本実施の形態では、各言語用の言
語変換システム6は、自身が選択されたときにその情報
を管理プロセス7に知らせる。そして、管理プロセス7
は、新たに切り替えられた言語変換システム6から、入
力を始める言語を判別し、文字フォント切り替えの要求
を稼働中のアプリケーションにアプリケーション固有の
方法で送出するようになる。
【0096】また、上記した第2の実施の形態の図12
に示す言語変換システム並びに図14に示す管理プロセ
スのブロック構成図は同様にし、図14中管理プロセス
7へ送信先をOS2にするとともに、所定のブロックの
機能を適宜変えることにより、以下に示す言語変換切り
替え装置の第3の実施の形態が構成できる。
【0097】すなわち、本実施の形態では、複数の言語
が存在し、すでに入力した文字を修正などする場合に適
するものである。つまり、ディスプレイ上に表示された
入力・変換済みの文字の箇所にカーソルを移動してくる
と、OS2は、そのカーソルの該当する文字の文字フォ
ントを検出し、現在使用中の文字フォントか否かを判断
し、異なる場合には、現在使用中の言語変換システムに
対して使用すべき文字フォントが変わった旨を通知する
ようにする。本実施の形態では、係る機能を有するOS
2を含むシステムを前提とする。
【0098】そして、本実施の形態も第2の実施の形態
と同様に言語変換システム6に管理プロセス7に対する
通信機能を付与する。そして、その送信するデータ(デ
ータD)のデータフォーマットを図16に示すようにO
S2からた与えられた使用すべきフォント名としてい
る。
【0099】さらに、係るフォント名(データD)を管
理プロセス7に送るための言語変換システム6の機能
は、図17に示すフローチャートのように、OS2から
与えられた文字フォントについての情報を、データDの
フォーマットに従い、管理プロセス7に対して送るよう
になっている。
【0100】さらに、管理プロセス7の切り替え処理部
11の機能は、図18に示すようなフローチャートにす
る。すなわち、現在使用中の言語変換システム(入力し
ようとする文字に適した言語変換システムとは限らな
い)から送られた適切な文字フォントを取得し、それが
フォント名表15にあるか否かを判断する(ST31,
ST32)。
【0101】そして、フォント名表15にある場合に
は、そのフォント名から使用すべき言語を検出し、その
言語をキーにして言語変換システムをアクセスし、その
言語に対応する言語変換システムを検出する(SR3
3,ST34)。次いで、得られた言語変換システムへ
の切り替えデータをOS2に対してデータBのデータフ
ォーマットにしたがって出力する(ST35)。
【0102】次に、上記した実施の形態を用いた言語変
換切り替え方法の実施の形態を説明する。まず、図19
(A)に示すように、所定の方法により言語変換システ
ム6,文字フォントを切り替えながら文字を入力し、複
数言語(図示の場合には日本語と中国語)が混在した文
書を作成する。現在は、中国語変換システム及び中国フ
ォントが動作可能状態となっている。そして中国語の
「好」の字を入力した後でカーソルCの位置を同図
(B)に示すように日本語の文字列の位置に移動したと
する。
【0103】すると、OS2は、カーソルが属する文字
が日本語フォントで表示されていることがわかるので、
使用文字フォントを日本語フォントに切り替えるととも
に、現在使用中の中国語変換システム6bに対して文字
フォントとして日本語フォントを使用するように命令す
る。そして、その命令を受けた言語変換システムは、そ
の文字情報を管理プロセス7に伝達し、管理プロセスで
は、その与えられた文字フォントについての情報(日本
語フォント)を必要とする言語として、日本語を検出
し、さらにその日本語を扱うために必要な言語変換シス
テムとして日本語変換システムを検出する。
【0104】そして、その検出した日本語変換システム
への切り替え命令をOS2に対して出力する。その切り
替え命令を受けたOS2は、日本語変換システムに切り
替え、以後日本語変換システムを用いた仮名−漢字変換
処理を行う。このようにすることにより、すでに入力し
た文字を修正したり、挿入する場合には、自動的に文字
フォント,言語変換システムが切り替えられるので、使
用者は、切り替えのために命令を入力する必要がなく、
操作性が向上する。
【0105】つまり、本実施の形態では、言語変換シス
テム6がOS2を介して得たカーソル上の文字フォント
情報を、言語変換システム自身が管理プロセス7に知ら
せ、それを受理した管理プロセス7が、その文字フォン
トを使用する言語の言語変換システムを検索して、該当
する言語変換システムに切り替える要求をOS2に送出
するようになる。
【0106】また、上記した各実施の形態は、所定のも
のを単独で実装しても良いが、複数の形態を一つの処理
装置に実装し、必要に応じて使い分けると良い。そし
て、3つの形態を合わせたものとしては、管理プロセス
7の切り替え処理部11の機能を図20に示すようにす
るとよい。
【0107】すなわち、通常は、要求待ちの待機状態
(ST0)になっており、受信部10を介して要求を受
けると、その要求の種類を判断する(ST1,ST
2)。要求の種類は、上記した各実施の形態に合わせて
3種類ある。すなわち、言語変換システムから与えられ
る言語変換システム名(データC)と、同じく言語変換
システムから与えられるフォント名(データD)並びに
入力部から送られる使用言語の3つである。
【0108】そして、言語変換システム名の場合には、
ステップ3に進み、フォント切り替え処理を実行する。
すなわち、図15に示すフロー(第2の実施の形態)を
実施し、文字フォントの切り替え命令を発する。また、
フォント名の場合には、ステップ4に進み、言語変換シ
ステム切り替え処理を実行する。すなわち、図18に示
すフロー(第3の実施の形態)を実施し、言語変換シス
テム切り替え命令を発する。さらに、使用言語の場合に
は、ステップ5に進み、言語ボタン処理を実行する。す
なわち、図9に示すフロー(第1の実施の形態)を実施
し、OS2に対して言語変換システムの切り替え命令を
送るとともに、アプリケーションに対して使用する文字
フォントの切り替え命令を発する。
【0109】なお、具体的な図示は省略するが、任意の
2つの実施の形態を使用する場合には、図20に示すフ
ローチャートから使用しない処理ステップを除去すれば
よい。
【0110】図21,図22は、本発明に係る言語変換
切り替え装置の第4の実施の形態の要部を示している。
すなわち、本実施の形態では、入力処理中のウインドウ
の画面上の位置に応じて言語変換システム,文字フォン
トの切り替えを自動的に行えるようにしたものである。
【0111】図22に示すように、ディスプレイ4は、
現在選択されている言語変換システムを表示したり、各
種のメニューバーを表示するシステム領域4aと、実際
に文字の入出力表示可能な作業領域4bを有し、作業領
域4bを複数(図示の例では4つ)の領域に分割し、各
領域ごとに使用言語領域を設定する。この例では、所定
の言語変換システムを使用する日本語領域(左上),中
国語領域(右上),韓国語領域(左下)と、言語変換シ
ステムを使用しない英語領域(右下)としている。
【0112】そして、各領域には、予めその領域で文字
を処理する場合の対応する言語と言語変換システム・文
字フォントが関連付けて格納されている。そして、文字
を入力するためのウインドウWが設定されると、そのウ
インドウWが存在する領域を検出し、その領域名(或い
はその領域に対応する言語変換システム・文字フォン
ト)をそのウインドウWに割り付けるようになってい
る。
【0113】そして、ポインタPがウインドウW内に存
在する場合には、そのウインドウWに割り付けられた言
語変換システム等に切り替え、その切り替えられた言語
変換システムの種類をディスプレイ4上のシステム領域
4aに表示するようにしている。なお、係る現在使用さ
れている言語変換システムの表示は、本例では図示する
ようにその言語の国旗を模式化したマークMで示すよう
にしている。
【0114】さらに、設定したウインドウWの全域が1
つの言語領域内のみに存在するとは限らず、図22に示
すように、複数の領域にまたがって存在する場合が多々
ある。係る場合には、本例では最も多く存在している領
域(図示の例では日本語領域)に基づいて使用する言語
変換システム等を決定するようにしている。
【0115】さらにまた、ウインドウWを異なる領域に
移動した場合には、その移動先の領域についての言語変
換システム,文字フォントのウインドウWに割り付け
る。したがって、以後そのウインドウWで文字入力をす
る場合には、新たに割り付けられた言語変換システムに
したがって、変換処理されて文字が表示される。
【0116】そして、上記原理に従って処理される機能
が、図21に示すようなフローチャートのようになって
いる。すなわち、ウインドウが新たに生成されたり、ウ
インドウが移動して存在位置が異なったか否かを判断す
る(ST41)。なお、ウインドウの移動とは、文字通
り生成されたウインドウがそのままの形状で別の場所に
移動する場合はもちろんであるが、ウインドウの寸法形
状が変化(拡大/縮小)する場合も含む。
【0117】そして、該当するウインドウがあった場合
は、そのウインドウと4つの領域との重なりあった部分
の面積をそれぞれ求め、最も面積の大きかった領域を検
出し、その領域に割り当てられている言語変換システム
名及び文字フォント名をウインドウ番号と関連づけて格
納する(ST42,ST43)。
【0118】また、ポイントPの存在位置を検出し、ポ
イントが所定のウインドウの上にある場合には、そのウ
インドウをキーにOSに記憶された関連付けられた言語
(文字フォント)並びに言語変換システムを読出すとと
もに、動作可能状態に切り替える(ST44〜ST4
6)。そして、切り替えが終了すると、その切り替えた
言語変換システムを示すマークMをディスプレイ4上の
領域4aに出力表示する(ST47)。
【0119】次に、上記した実施の形態を用いた言語変
換切り替え方法の実施の形態を説明する。まず図22に
示すように、文字を入力するためのウインドウWを設定
する。すると、そのウインドウWが最も多く存在する領
域を求める。そして、図示の例では日本語領域に最も多
く存在するので、ウインドウWでは日本語変換システム
及び日本語フォントを用いて入力処理すべくそのウイン
ドウ名と領域名(日本語領域)とを対にしてOSに記憶
する。なお、領域名にはその領域で使用する言語変換シ
ステムと文字フォントが関連付けて格納されているの
で、記憶された領域名に基づいて使用すべき言語変換シ
ステム及び文字フォントを抽出し、使用することができ
る。つまり、領域名の記憶は、言語変換システムと文字
フォント名を間接的に記憶しているのと同じであり、係
る言語変換システム名等を直接記憶するようにしてもも
ちろんよい。
【0120】次いで、そのウインドウW内に実際に文字
を入力すべくポインタP(カーソルの場合も同様)を移
動してくる。そして、ポインタPが存在するウインドウ
Wに関連付けて記憶された言語変換システム等を読出
し、その読出したシステム(日本語変換システム)が選
択される。従って、システム領域4aに表示されるマー
クMは日本の国旗となり、現在が日本語入力モードとな
っていることを示している。そして、以後日本語変換シ
ステムを用いて入力した仮名を漢字に変換し、日本語フ
ォントを用いてウインドウW内の所定位置に変換した漢
字を表示する。
【0121】また図23に示すように、1つの作業領域
4b中に複数のウインドウを設定し、各ウインドウに交
互に飛び、並列的に文字の入力作業をすることがある。
このように同時に複数のウインドウが設定されている場
合は、各ウインドウを設定した際に、図21に示すステ
ップ41〜43の処理を実行し、各ウインドウ名と関連
付けて領域名(或いはそのウインドウで用いる言語変換
システム及び文字フォント)を記憶する。すなわち、ウ
インドウW1には日本語領域(日本語変換システム及び
日本語フォント)が関連付けて記憶される。また、ウイ
ンドウW2には中国語領域(中国語変換システム及び中
国語フォント)が関連付けて記憶される。また、ウイン
ドウW3には韓国語領域(韓国語変換システム及び韓国
語フォント)が関連付けて記憶される。なお、ウインド
ウW4は、英語領域で言語変換システムは使用しないの
で、使用言語変換システムはなしとして記憶される。
【0122】そして、ポインタPの位置を検索し、図示
の場合にはウインドウW1内にポインタPがあるので、
そのウインドウW1に関連付けられて記憶された日本語
変換システムが起動(日本語の国旗のマークMが表示)
し、ウインドウW1に日本語を入力可能となる。
【0123】そして、ポインタPを図23の位置から図
24の位置に移動すると、ウインドウW3に関連付けら
れて記憶された韓国語変換システムに切り替わり、言語
変換システムの種類を示すマークMも韓国の国旗に変わ
る。したがって、以後、ウインドウW3内で仮名を入力
すると、韓国語に変換され、韓国語フォントにしたがっ
て表示される。
【0124】さらに、ポインタをウインドウW2内に移
動すると、中国語変換システムに切り替わるとともに中
国語フォントが使用されるので、中国語の文字が入力可
能となり、また、ポインタをウインドウW4内に移動す
ると、言語変換システムは起動しないので、入力した文
字がそのまま表示される。
【0125】このようにポインタを移動するだけで、図
21のステップ45,46を実行し必要な言語変換シス
テムと文字フォントに切り替わるので、使用者は、各ウ
インドウで入力処理をする都度言語変換システムの切り
替え処理並びに文字フォントの切り替え処理を行う必要
がなく、作業性が向上する。
【0126】一方、図25に示すように、ウインドウW
1を移動し、中国語領域内におく。すると、ウインドウ
W1が移動したので図21のステップ41の分岐判断で
Yesとなるため、ウインドウW1に対しステップ42
の処理を実行し、ウインドウW1が属する領域を求め、
ウインドウW1に対して中国語領域(中国語変換システ
ム,中国語フォント)を関連付けて記憶する。すなわ
ち、記憶内容が日本語領域から中国語領域に書き替えら
れる。
【0127】したがって、その後に文字を入力する場合
には、中国語変換システムにしたがって処理され、中国
語フォントが表示される。このように、ウインドウを移
動するだけで、言語変換システム及び文字フォントの切
り替え処理が行えるので、作業が簡単となる。
【0128】なお、上記した実施の形態でのウインドウ
は、同一ファイルのものでもよく、或いは異なるファイ
ルのものでもよい。なおまた、本実施の形態では各ウイ
ンドウで使用すべき言語変換システム・文字フォントを
検出するとともに、それを関連付けて格納し、ウインド
ウがアクティブになった際にはその格納したデータに基
づいて言語変換システム等の切り替えをOSで行うよう
にしたが、本発明はこれに限ることはなく、上記した各
実施の形態で示したように管理プロセスを別途設け、そ
の管理プロセスで図21に示すフローを実施し、切り替
え命令の出力を行うようにしてももちろんよい(以下の
実施の形態でも同じ)。
【0129】図26〜図28は、本発明に係る言語変換
切り替え方法及び装置の第5の実施の形態の要部を示し
ている。本形態では、電子メールの本文作成の際に使用
する言語変換システム及び文字フォントの切り替えを行
うのに適したものである。
【0130】電子メールは、図26に示すように、表示
画面4内に受取人(To:),差出人(From:),
題名(Subject:)の部分4cと、実際の電信内
容(本文)を入力する本文の作業領域4dに区分けでき
る。そして、受取人に関する情報である受取人のID等
を入力し、さらに本文領域4dに所定の文章を入力す
る。次いで、システム領域4aに表示されている送信ボ
タンB1をクリックすると、受取人にメールが送信され
るようになっている。
【0131】ここで本実施の形態では、図27に示すよ
うに、受取人に関する情報としての相手名(ID)とそ
れに対応する言語変換情報としてのメール本文作成の際
に使用する言語を対にしたテーブルを作成しておく。そ
して、図28に示すフローチャートに従い、受取人の名
前を取得し(ST50)、その受取人の名前をキーに上
記テーブル(対応表)をアクセスし使用する言語を取得
する(ST51)。そして、読み取った言語に対応する
言語変換システムに切り替える(ST52,ST5
3)。
【0132】この切り替えは、例えば第1の実施の形態
で示したように、図4のような変換システム表を利用し
て言語の種類に対応する言語変換システムを取得するこ
とにより行える。なお、この切り替えに伴い、システム
領域4aに表示される言語変換システムの種類のマーク
Mもその言語変換システムに応じたものになる(図示の
例では、受取人の「Watanabe@rzb」に対す
る使用言語は日本語であるので、言語変換システムも日
本語変換システムが選択され、マークMも日本の国旗を
模式化したものとなる。
【0133】また、同時に文字フォントの切り替えも、
図5に示すアプリケーション表と図6に示すフォント名
表を利用してメールの本文を作成しているアプリケーシ
ョンに対して文字フォントに切り替えコマンド命令を発
することにより切り替えることができる。
【0134】通常同一の相手に対して電子メールを書く
時は、使用する言語は一定である。したがって、上記し
たように予め相手先とそれに対応する言語を登録してお
くことにより、相手の名前を指定するだけでその名前に
応じた言語変換システムに切り替わるので、逐一使用者
が、言語変換環境(言語変換システム,フォント)の切
り替え処理を行う必要がないので処理が簡単となる。
【0135】図29〜図31は、本発明に係る言語変換
切り替え方法及び装置の第6の実施の形態の要部を示し
ている。本形態でも上記した第5の実施の形態と同様に
電子メールの本文作成の際に使用する言語変換システム
及び文字フォントの切り替えを行うのに適したものであ
るが、本実施の形態では、受け取ったメールに対して返
事を送る際に使用するものである。
【0136】すなわち、送られて来たメールの一例を示
すと、受取人(To:)の欄に使用者のIDが示され、
差出人(From:)の欄に、差出人に関する情報とし
ての相手方のIDが示される。さらに、送られて来た内
容は本文領域4dに表示される。そして、システム領域
4aには返事ボタンB2が表示されており、その返事ボ
タンB2をクリックすると、図30に示すように受取人
と差出人を逆にした送信用のメール(本文を除く)の雛
形が生成される。
【0137】この時、送られて来たメールの差出人(図
示の例では「li@ch」)を検出し、その差出人が予
め対応表(図27と同一のデータ構造で作成される)に
記憶されている場合には、対応する言語(例えば中国
語)で返事を作成できるように、上記返事ボタンB2の
クリックにより生成された雛形のうちの返事を書くため
の本文の作成領域4fの言語変換システムに切り替え
る。これにともない、システム領域4aに表示される言
語変換システムを現すマークMも中国の国旗を模式化し
たものとなる。
【0138】そして、上記方法を実施するための装置と
しては、図31に示すフローチャートの機能をOS等に
組み込むことにより構成できる。すなわち、返事ボタン
が押されたか否かを判断し(ST60)、押された場合
には相手方である受け取ったメールの差出人の名前を読
み取る(ST61)。
【0139】ここで、上記分岐判断処理を設けたのは、
以下の理由からである。後述するように通常は本実施の
形態と上記した第5の実施の形態とを組み合わせて使用
することになる。そして、通常のメールを送信する場合
には、相手方である受取人の名前を読み取るというよう
に、取得する名前の欄が異なる。よって、本実施の形態
では返事ボタンが押されたのを検出することにより、返
事のメール作成であることを検出し、正しい箇所の名前
を読み取ることができるようにしている。
【0140】次いで、その差出人の名前をキーに上記テ
ーブル(対応表)をアクセスし使用する言語を取得する
(ST62)。そして、読み取った言語に対応する言語
変換システムに切り替える(ST63,ST64)。ま
た、同時に文字フォントの切り替えも、図5に示すアプ
リケーション表と図6に示すフォント名表を利用してメ
ールの本文を作成しているアプリケーションに対して文
字フォントに切り替えコマンド命令を発することにより
切り替えることができる。
【0141】通常電子メールを受け取った時に返事を出
す場合、同一の相手に対して使用する言語は一定であ
る。したがって、上記したように予め相手先とそれに対
応する言語を登録しておくことにより、相手の名前を指
定するだけでその名前に応じた言語変換システムに切り
替わるので、逐一使用者が切り替え処理を行う必要がな
いので処理が簡単となる。
【0142】なお、上記した第5の実施の形態と第6の
実施の形態はそれぞれ独立して説明したが、好ましくは
第5の実施の形態と第6の実施の形態は組み合わせて使
用するようにすることである。
【0143】図32は、本発明の第7の実施の形態を説
明する図である。すなわち、本実施の形態では、ファイ
ルの属性によって言語変換システムを切り替えるように
している。つまり、あるアプリケーションを使用して作
成したファイルは、実際のデータ(文字等)を格納する
データ領域Dと関連付けて、ファイル名,作成/修正日
付やサイズ等を格納した属性領域Zが作成される。
【0144】そこで本実施の形態では、属性領域Zに、
言語変換情報としてデータ領域中で使用した「言語デー
タ」を格納する項目を設け、ファイルを開く際にその言
語データ項目に登録された言語データを取得し、取得し
た言語に対応した言語変換システム,文字フォントに切
り替えるようにする(図示の場合には、言語が「日本
語」であるので、日本語変換システム,日本語フォント
に切り替わる)。
【0145】なお、係る言語に基づく切り替え処理は、
例えば、第1の実施の形態で示したように、図4のよう
な変換システム表を利用して言語の種類に対応する言語
変換システムを取得することにより行える。また、文字
フォントの切り替えも、図5に示すアプリケーション表
と図6に示すフォント名表を利用してメールの本文を作
成しているアプリケーションに対して文字フォントに切
り替えコマンド命令を発することにより切り替えること
ができる。
【0146】そして、各表に格納したデータをアクセス
して切り替えコマンドを生成等する処理部は、アプリケ
ーション内に保有させてもよく、また、OS内、さらに
は管理プロセスのような独立した処理部で構成してもよ
い。
【0147】図33〜図35は、本発明の第8の実施の
形態を説明する図である。すなわち、本実施の形態で
は、コンピュータに接続されたキーボードの種類によっ
て言語変換システムを切り替えるようにしている。つま
り、入力部を構成するキーボードは、入力操作の簡便さ
を図るため、多種多様なものが開発され、異なる種類の
キーボードを同一のコンピュータに接続できるようにな
っている。
【0148】キーボードの一例を示すと、英語用キーボ
ードは例えば図33に示すようなものがあり、日本語用
キーボードは例えば図34に示すようなものがある。両
者の違いは、日本語用キーボードの場合には、「仮名キ
ー」と「変換キー」を有している点にある。また、具体
的な図示は省略するが、各国の言語に応じた仮名(読
み)を入力するのに適した中国語用のキーボードや韓国
語用のキーボードなどもある。
【0149】そこで、本実施の形態では、キーボードに
実装されたROM(記憶手段)に予めどの言語用のキー
ボードなのかの「言語の種類」を登録しておく。そし
て、コンピュータ側に、図35に示すフローチャートの
機能を組み込む。
【0150】すなわち、キーボードが接続されたか否か
を判断し(ST70)、接続された場合には、キーボー
ド内のROMから「言語の種類」の情報を読み取る(S
T71)。そして、読み取った言語の種類に応じた言語
変換システムを起動させるようにする(ST72)。な
お、言語から対応する言語変換システムの起動は、上記
した各実施の形態のものと同様であるので、詳細な説明
を省略する。
【0151】図36,図37は、本発明の第9の実施の
形態を説明する図である。すなわち、本実施の形態で
は、タイムゾーンによって言語変換システム等を切り替
えるようにしている。つまり、例えばコンピュータによ
っては、内部時計の時刻を設定するだけでなく、その時
間を標準時間とする国名を併せて登録するようにしたシ
ステムがある。そして、各国間の時差に関するデータも
保有させておく。
【0152】これにより、通常は、標準時間を表示して
おき、登録した国名と異なる国名を選択すると、時差デ
ータに基づいてその選択し他国の現在の時間(現地時
間)を算出し、出力できるようになる。
【0153】係るシステムを搭載したコンピュータ(単
に「国名」のみを登録するもので、時差に基づく各国の
現地時間を表示できないものも含む)を前提とし、図3
6に示すような国名と言語を対応づけた対応表を作成し
登録しておく。そして、図37に示すフローチャートを
実行できる処理部(OS,管理プロセスなど)をさらに
設けるようにする。
【0154】すなわち、標準時間が変更されたか否かを
監視し(ST80)、変更された場合には、その標準時
間の国名を読み取り、その読み取った国名をキーにして
対応表をアクセスし、その国に対応した言語を求める
(ST81,82)。そして、読み取った言語に応じた
言語変換システムに切り替える(ST83)。また、こ
れに併せて文字フォントもその言語に応じたフォントに
切り替える。なお、言語から対応する言語変換システム
の起動は、上記した各実施の形態のものと同様であるの
で、詳細な説明を省略する。
【0155】なおまた、ステップ80で標準時間の変更
の有無を分岐判断処理するようにしているが、最終的に
知りたい情報は国名であるので、国名が設定・変更され
たことを検出することができれば、ステップ80の判断
は係る国名の変更の有無としてもよい。但し、時間を変
えずに国名だけを変えるのはあまりないので、本例では
標準時間の変更を監視するようにした。
【0156】係る構成にすると、例えば、コンピュータ
で使用する時間の種類が日本標準時の場合には、OS等
が日本語変換システムに切り替えるとともに、日本語フ
ォントを使用するように設定するようになる。
【0157】図38〜図40は、本発明の第10の実施
の形態を示す説明する図である。すなわち、本実施の形
態では、ワープロ,DTP,文書編集装置等の文書を処
理可能な装置において、表示画面4に表示された入力領
域20を所定位置(図中破線で示す位置)で分割して紙
面の割付を行い、複数の領域20a〜20dを設定する
ことのできる装置を前提とする。そして本発明では、各
領域ごとに使用する言語を併せて設定するようにする。
図示の例では、領域20aは中国語,領域20bは日本
語,領域20cは韓国語,領域20dは英語を設定す
る。
【0158】そして、使用に際しては、入力する領域を
ポインタPで選択するので、そのポインタPの位置を検
出し、そのポインタPの存在する領域に設定された言語
に対応する言語変換システムに切り替えるとともに、そ
の言語変換システムの種類を示すマークMを表示画面4
のシステム領域4aに表示する。さらに、これにあわせ
て文字フォントも所定のものに切り替える。
【0159】すなわち、図38ではポインタPが領域2
0bに位置しているので、言語変換システムは自動的に
日本語用に切り替わっている。従って、その領域で文字
を入力しようとすると、コンピュータ側で言語変換環境
が切り替えられるので、使用者は、言語変換システムを
自分で切り替えることなく、そのまま文字を入力して
も、日本語が出力される。
【0160】そして、図39に示すように、ポインタP
を移動して領域20aに持ってくると、その領域20b
に設定された中国語に対応した中国語変換システム,文
字フォントに自動的に切り替わる。つまり、言語変換シ
ステムの切り替え命令を使用者が積極的に行わなくて
も、その領域に適した言語変換システム等に切り替わる
ので、使用者は、文字を入力することに専念でき、切り
替えミスによる文字化けもなく、作業性が向上する。
【0161】そして、係る処理を実行するための装置と
しては、各領域に設定した言語に関する情報を記憶する
記憶部と、図40に示すフローチャートを実行する処理
部とを設けることである。
【0162】なお、第3の実施の形態では、文字単位に
割り付けられた言語の属性に基づいてポインタ(カーソ
ル)の移動に応じた言語変換システムの切り替えを行う
ようにしたが、本実施の形態では、文字単位ではなく紙
面を分割して形成された領域単位でポインタの位置を検
出し言語変換システムの切り替えを行うようにしてい
る。これにより、文字が未入力の部分であっても、同一
の領域に属する位置では、同一の言語を簡単に(使用者
が言語変換システムの切り替えを行うことなく)入力す
ることができるようになる。
【0163】また、第4の実施の形態では、出力画面自
体に予め各言語の入力領域を設定しているのに対し、本
実施の形態では、1つの紙面中に多段組,枠組み等によ
り分割した領域に対して言語を設定しているので、本実
施の形態では、領域が自由に設定でき特にDTPなどに
おいて有効に機能する。
【0164】図41〜図44は、本発明の第11の実施
の形態を説明する図である。すなわち、第3の実施の形
態では、すでに入力した文字にカーソル(ポインタ)を
位置させると、それを検出しそのカーソル等が示す文字
の属性をOSから受け取り、その属性(言語)に応じた
言語変換システム等に切り替えるようにしたが、本実施
の形態では、係るカーソル等で選択された、すでに入力
した文字についての言語の判断を単語単位で行うように
している。
【0165】具体的には、図41に示すような単語と言
語を対応させた辞書データを作成し記憶しておく。そし
て、図42に示すフローチャートを実行する処理部を設
ける。この処理部は、上記した各実施の形態と同様にO
S内に組み込んでもよく、管理プロセスのように独立し
たものを設置してもよく、その実施形態は任意である。
さらに、具体的な図示は省略するが、言語に対応した言
語変換システムや文字フォントへの対応表も設ける。
【0166】そして、上記した処理部の処理について説
明すると、まず、単語が選択されたか否かを判断する
(ST95)。文字の修正処理などを行う場合には、通
常種々の方法により修正対象の単語或いは文章を範囲指
定し、その後修正する正しい文字を入力するようにな
る。従って、係る範囲を指定することにより、単語が選
択されたことを検知する。また、そのように直接的に単
語が指定される場合に限らず、カーソル(ポインタ)の
付近の単語を探し、それを抽出するようにしてもよい。
そして、後者の場合のステップ95の実際の分岐判断
は、「カーソルの位置を検出し、その周囲に単語がある
か」になる。
【0167】そして、単語が選択・抽出されたならば、
ステップ95に飛び、その単語をキーにして図41に示
したデータ構造からなる辞書をアクセスし、その単語に
対応する言語を取得する。そのようにして言語が取得さ
れたならば、上記した各実施の形態と同様の処理に従
い、言語に対応した言語変換システムや文字フォントへ
の切り替え処理を行う(ST97)。
【0168】上記構成の実施の形態では、例えば図43
に示すように日本語と中国語が混在している文書があ
り、現在日本語変換システムが起動している場合におい
て、ポインタPを移動し、図44に示すように下側に表
示されている単語が選択されたとすると、係る単語をキ
ーに辞書をサーチし、言語が中国語であることが検出さ
れる。従って、それに基づき中国語変換システムに自動
的に切り替わる。また、それに伴い、言語変換システム
の種類を示すマークも中国語用のものになる。
【0169】本実施の形態では、文字単位で言語の属性
が特定できないようなタイプのOSに適する。すなわ
ち、現在の一般的なコンピュータであれば中国語フォン
トに対するコードと日本語フォントに対するコードがそ
れぞれ与えられているので、外観が同じ日本語の「好」
と中国語の「好」という文字であっても、コンピュータ
側では区別できている。
【0170】しかし、フォントとコードが統一され、同
一または類似する外観の文字を1つの文字として扱うよ
うにすると、「好」等の複数の言語で共通に使用される
文字が指定されると、第3の実施の形態のものでは正確
に言語変換システムを切り替えることができなくなる。
しかし、本実施の形態では、単語単位で行うので、たと
え一部に共通の文字が使用されていても、その文字の言
語を正確に認識できるので、言語変換システムの切り替
えを精度よく行うことができる。
【0171】なお、第4の実施の形態以降の各実施の形
態では、いずれも使用する言語に基づいて言語変換の環
境を切り替えるようにしたが、本発明はこれに限る必要
はなく、言語変換種類情報(言語変換システム名)やフ
ォント種類情報(フォント名)を登録しておき、それに
基づいて切り替えるようにしてもよい。すなわち、第
2,第3の実施の形態で示した支援装置・方法を組み合
わせるようにしてもよいのである。
【0172】さらには、上記した各実施の形態では、各
言語で使用する言語変換システムとフォントをそれぞれ
1つずつの例を示したが、一方または双方が複数備えて
いるものでもよい。
【0173】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る言語変換切
り替え支援方法及び装置並びに言語変換方法及び装置並
びに文書編集方法及び装置並びに言語変換切り替え方法
及び装置では、従来は所望の言語変換環境にするために
は、言語変換システムの切り替え設定と、フォントの切
り替え設定の2つの処理をそれぞれ別々に行わなければ
ならなかったが、本発明では、1方の命令を与えるだけ
で、他方の切り替えも自動的に行える。さらに、使用す
る言語の入力や、言語環境とは異なる処理に起因して自
動的に入力しようとする文字に適した言語変換環境に切
り替わることができる。
【0174】よって作業性が向上し、使用者は文字の入
力に注意を注ぐことができるので、効率のよい文書入力
・編集ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る言語変換システムの第1の実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態における管理プロセスの内部
構造を示すブロック図である。
【図3】言語の切り替え命令を与えるための入力部の一
例を示す図である。
【図4】変換システム表のデータ構造を示す図である。
【図5】アプリケーション表のデータ構造を示す図であ
る。
【図6】フォント名表のデータ構造を示す図である。
【図7】送信データAのデータフォーマットを示す図で
ある。
【図8】送信データBのデータフォーマットを示す図で
ある。
【図9】管理プロセス(特に切り替え処理部)の機能を
示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る言語変換システムの第2の実施
の形態を示すブロック図である。
【図11】第2の実施の形態における言語変換システム
の内部構造を示すブロック図である。
【図12】送信データCのデータフォーマットを示す図
である。
【図13】第2の実施の形態における言語変換システム
の機能の一部を示すフローチャートである。
【図14】第2の実施の形態における管理プロセスの内
部構造を示すブロック図である。
【図15】第2の実施の形態における管理プロセスの機
能を示すフローチャートである。
【図16】送信データDのデータフォーマットを示す図
である。
【図17】第3の実施の形態における言語変換システム
の機能の一部を示すフローチャートである。
【図18】第3の実施の形態における管理プロセスの機
能を示すフローチャートである。
【図19】第3の実施の形態の作用を説明する図であ
る。
【図20】第1〜第3の実施の形態を合成した装置にお
ける管理プロセスの機能を説明するフローチャートであ
る。
【図21】本発明の第4の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図22】その作用を説明する図である。
【図23】その作用を説明する図である。
【図24】その作用を説明する図である。
【図25】その作用を説明する図である。
【図26】本発明の第5の実施の形態を説明する図であ
る。
【図27】第5,第6の実施の形態で用いられる相手先
と使用言語を関連づけた対応表のデータ構造を示す図で
ある。
【図28】本発明の第5の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図29】本発明の第6の実施の形態を説明する図であ
る。
【図30】本発明の第6の実施の形態を説明する図であ
る。
【図31】本発明の第6の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図32】本発明の第7の実施の形態を説明する図であ
る。
【図33】本発明の第8の実施の形態を説明する図であ
る。
【図34】本発明の第8の実施の形態を説明する図であ
る。
【図35】本発明の第8の実施の形態を説明する図であ
る。
【図36】本発明の第9の実施の形態で用いられる国名
と言語の対応表のデータ構造を示す図である。
【図37】本発明の第9の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【図38】本発明の第10の実施の形態を説明する図で
ある。
【図39】本発明の第10の実施の形態を説明する図で
ある。
【図40】本発明の第10の実施の形態を説明するフロ
ーチャートである。
【図41】本発明の第11の実施の形態で用いられる単
語と言語の対応表のデータ構造を示す図である。
【図42】本発明の第11の実施の形態を説明するフロ
ーチャートである。
【図43】本発明の第11の実施の形態を説明する図で
ある。
【図44】本発明の第11の実施の形態を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 入力部 2 OS 3 アプリケーション 4 出力部 5 文字フォントメモリ部 6 言語変換システム 7 管理プロセス

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 言語変換システム種類情報を受信する受
    信部と、 前記受信部を介して受信された前記言語変換システム種
    類情報に対応したフォント種類情報を抽出する処理部
    と、 その抽出されたフォント種類情報を出力する送信部とを
    備えた言語変換切り替え支援装置。
  2. 【請求項2】 フォント種類情報を受信する受信部と、 前記受信部を介して受信された前記フォント種類情報に
    対応した言語変換システム種類情報を抽出する処理部
    と、 その抽出された言語変換システム種類情報を出力する送
    信部とを備えた言語変換切り替え支援装置。
  3. 【請求項3】 言語種類情報を受信する受信部と、 前記受信部を介して受信された前記言語種類情報に対応
    した言語変換システム種類情報と、フォント種類情報を
    抽出する処理部と、 その抽出された言語変換システム種類情報並びにフォン
    ト種類情報を出力する送信部とを備えた言語変換切り替
    え支援装置。
  4. 【請求項4】 言語変換システム種類情報と言語種類情
    報とを対応付けて記憶する変換システム記憶手段と、 言語種類情報とフォント種類情報とを対応付けて記憶す
    るフォント名記憶手段とを備え、 前記処理部が、前記各記憶手段をアクセスし、それに格
    納された所定のデータを読み出す機能を有するようにし
    た請求項1〜3のいずれか1項に記載の言語変換切り替
    え支援装置。
  5. 【請求項5】 前記処理部で抽出されるフォント種類情
    報が、使用中のアプリケーションに対するフォント切り
    替えのコマンドであること特徴とする請求項1または3
    に記載の言語変換切り替え支援装置。
  6. 【請求項6】 アプリケーション名とそのアプリケーシ
    ョンにおけるフォント切り替えのコマンド情報とを対応
    付けて記憶するアプリケーション記憶手段を備え、 前記処理部が、前記アプリケーション記憶手段をアクセ
    スし、読み出したコマンド情報と、別途抽出したフォン
    ト名とに基づいて前記フォント切り替えコマンドを生成
    するようにした請求項5に記載の言語変換切り替え支援
    装置。
  7. 【請求項7】 複数の種類の言語変換システムを備え、
    所定の言語変換システムに切り替えて変換処理し、処理
    結果を所定のフォントで出力する言語変換装置であっ
    て、 請求項1,3〜6のいずれか1項に記載の言語変換切り
    替え支援装置を備え、 前記処理結果が、前記言語変換切り替え支援装置で決定
    されたフォント種類情報に対応した種類のフォントで前
    記言語変換システムの処理結果が出力されるようにした
    言語変換装置。
  8. 【請求項8】 複数の種類の言語変換システムを備え、
    所定の言語変換システムに切り替えて変換処理する言語
    変換装置であって、 請求項2〜6のいずれか1項に記載の言語変換切り替え
    支援装置を備え、 与えられたフォント種類情報に基づいて前記言語変換切
    り替え支援装置で抽出された言語変換システム種類情報
    に対応した言語変換システムを選択し、その選択した言
    語変換システムを用いて言語変換するようにした言語変
    換装置。
  9. 【請求項9】 複数の言語変換システムと複数のフォン
    トとを有するとともに、それらを切り替え設定しながら
    文書を作成する文書編集装置において、 言語種類情報を選択する選択部と、言語変換システム種
    類情報の選択する選択部の少なくとも一方と、 請求項1,3〜6のいずれか1項に記載の言語変換切り
    替え支援装置を備え、 前記選択部で選択された言語種類情報または言語変換シ
    ステム種類情報を前記言語変換切り替え支援装置に与え
    るようにし、 前記言語変換切り替え支援装置から送信されるフォント
    種類情報に基づいて使用するフォントの種類を設定し、 入力された仮名を所定の言語変換システムを用いて変換
    し、その変換結果を前記設定した種類のフォントで出力
    するようにした文書編集装置。
  10. 【請求項10】 複数の言語変換システムと複数のフォ
    ントを有するとともに、それらを切り替え設定しながら
    文書を作成する文書編集装置において、 フォント種類情報を選択する選択部と、 請求項2〜6のいずれか1項に記載の言語変換切り替え
    支援装置とを備え、 前記選択部で選択されたフォント種類情報を前記言語変
    換切り替え支援装置に与えるようにし、 前記言語変換切り替え支援装置から送信される言語変換
    システム種類情報に基づいて使用する言語変換システム
    を設定し、 入力された仮名を前記設定された言語変換システムを用
    いて変換し、その変換結果を所定のフォントで出力する
    ようにした文書編集装置。
  11. 【請求項11】 すでに作成された文書中の所定の文字
    についてのフォント種類情報を抽出するフォント種類情
    報抽出部を備え、 その抽出されたフォント種類情報に基づいて、言語変換
    システムの切り替えとフォントの切り替えの少なくとも
    一方を行うようにした請求項9または10に記載の文書
    編集装置。
  12. 【請求項12】 言語変換システム種類情報を受け取
    り、 その受け取った言語変換システム種類情報に対応したフ
    ォント種類情報を抽出し、 その抽出されたフォント種類情報をフォントを切り替え
    る手段へ出力するようにした言語変換切り替え支援方
    法。
  13. 【請求項13】 フォント種類情報を受け取り、 その受け取ったフォント種類情報に対応した言語変換シ
    ステム種類情報を抽出し、 その抽出された言語変換システム種類情報を言語変換シ
    ステムを切り替える手段へ出力するようにした言語変換
    切り替え支援方法。
  14. 【請求項14】 言語種類情報を受け取り、 その受け取った言語種類情報に対応した言語変換システ
    ム種類情報と、フォント種類情報をそれぞれ抽出し、 その抽出された言語変換システム種類情報を言語変換シ
    ステム切り替え装置へ出力し、抽出されたフォント種類
    情報をフォント切り替え装置へ出力するようにした言語
    変換切り替え支援方法。
  15. 【請求項15】 予め言語変換システム種類情報と言語
    種類情報とを対応付けて記憶するとともに、言語種類情
    報とフォント種類情報とを対応付けて記憶しておき、 上記記憶した情報に基づいて与えられた言語変換システ
    ム種類情報に対応する言語種類情報を抽出し、その抽出
    した言語種類情報に対応するフォント種類情報を抽出す
    ることにより、出力すべきフォント種類情報を得るよう
    にした請求項12に記載の言語変換切り替え支援方法。
  16. 【請求項16】 予め言語変換システム種類情報と言語
    種類情報とを対応付けて記憶するとともに、言語種類情
    報とフォント種類情報とを対応付けて記憶しておき、 上記記憶した情報に基づいて与えられたフォント種類情
    報に対応する言語種類情報を抽出し、その抽出した言語
    種類情報に対応する言語変換システム種類情報を抽出す
    ることにより、出力すべき言語変換システム種類情報を
    得るようにした請求項13に記載の言語変換切り替え支
    援方法。
  17. 【請求項17】 前記抽出されるフォント種類情報が、
    使用中のアプリケーションに対するフォント切り替えの
    コマンドであることを特徴とする請求項12または14
    に記載の言語変換切り替え支援方法。
  18. 【請求項18】 アプリケーション名とそのアプリケー
    ションにおけるフォント切り替えのコマンド情報とを対
    応付けて記憶しておき、 使用中のアプリケーション名を取得するとともに、その
    取得したアプリケーション名をキーにして前記記憶した
    情報をアクセスし、前記アプリケーション名に対応する
    コマンド情報を読み出し、 その読み出したコマンド情報に、別途抽出したフォント
    名を合成して前記フォント切り替えコマンドを生成する
    ようにした請求項17に記載の言語変換切り替え支援方
    法。
  19. 【請求項19】 複数の種類の言語変換システムを備
    え、所定の言語変換システムに切り替えて変換処理し、
    処理結果を所定のフォントで出力する言語変換方法であ
    って、 請求項12,14,15,17,18のいずれか1項に
    記載の言語変換切り替え支援方法を実行してフォント種
    類情報またはフォント切り替えコマンドを求め、 得られたフォント種類情報またはフォント切り替えコマ
    ンドに基づいて使用するフォントを切り替え、 その切り替えたフォントを用いて、前記言語変換システ
    ムで得られた前記処理結果を出力するようにした言語変
    換方法。
  20. 【請求項20】 複数の種類の言語変換システムを備
    え、所定の言語変換システムに切り替えて変換処理する
    言語変換方法あって、 請求項13,14,16のいずれか1項に記載の言語変
    換切り替え支援方法を実行して得られた言語変換システ
    ム種類情報に対応した言語変換システムを選択し、その
    選択した言語変換システムを用いて言語変換するように
    した言語変換方法。
  21. 【請求項21】 複数の言語変換システムとフォントを
    用いるとともに、それらを切り替え設定しながら文書を
    作成する文書編集方法において、 言語種類情報または言語変換システム種類情報を受け取
    り、 その受け取った情報に基づいて請求項12,14,1
    5,17,18のいずれか1項に記載の言語変換切り替
    え支援方法を実行してフォント種類情報またはフォント
    切り替えコマンドを抽出し、その抽出結果に基づいて使
    用するフォントの種類を設定し、 入力された仮名を所定の言語変換システムを用いて変換
    し、その変換結果を前記設定した種類のフォントで出力
    するようにした文書編集方法。
  22. 【請求項22】 複数の言語変換システムとフォントを
    有するとともに、それらを切り替え設定しながら文書を
    作成する文書編集方法において、 言語種類情報またはフォント種類情報を受け取り、 受け取った情報に基づいて請求項13,14,16のい
    ずれか1項に記載の言語変換切り替え支援方法を実行し
    て言語変換システム種類情報を抽出し、その抽出結果に
    基づいて使用する言語変換システムを設定し、 入力された仮名を前記設定された言語変換システムを用
    いて変換し、その変換結果を所定のフォントで出力する
    ようにした文書編集方法。
  23. 【請求項23】 すでに作成された文書中の所定の文字
    を選択し、 その選択した文字についてフォント種類情報を抽出し、 その抽出したフォント種類情報に基づいて、前記言語変
    換システムの切り替えとフォントの切り替えの少なくと
    も一方を行うようにした請求項21または22に記載の
    文書編集方法。
  24. 【請求項24】 表示画面を予め複数の領域に分割する
    とともに、各領域ごとに言語変換情報を設定し、その設
    定した領域と言語変換情報との対応付けを記憶する記憶
    手段と、 前記表示画面上に形成された文字入力するためのウイン
    ドウが、前記複数の領域のうちのどの領域上に位置して
    いるかを検出するウインドウ検出手段とを備え、 あるウインドウに文字入力する際には、前記検出された
    領域に設定された言語変換情報に応じた言語変換環境に
    切り替える手段とを備えた言語変換切り替え装置。
  25. 【請求項25】 表示画面を予め複数の領域に分割する
    とともに、各領域に言語変換情報を設定しておき、 前記表示画面上に形成された文字入力するためのウイン
    ドウが、前記複数の領域のうちのどの領域上に位置して
    いるかを判断し、位置している領域に設定された言語変
    換情報をウインドウに直接または間接的に関連づけて登
    録し、 あるウインドウが動作可能となった際には、前記関連づ
    けて登録された言語変換情報を読み出し、その言語変換
    情報に応じた言語変換環境に切り替えるようにした言語
    変換切り替え方法。
  26. 【請求項26】 電子メールの本文の作成領域の言語変
    換環境を切り替える言語変換切り替え装置であって、 受取人に関する情報と、言語変換情報とを対応づけて記
    憶する記憶手段を設け、 受取人に関する情報を取得し、取得した情報をキーに前
    記記憶手段をアクセスして対応する言語変換情報を抽出
    する手段と、 抽出された言語変換情報に応じた言語変換環境に切り替
    える手段とを備えた言語変換切り替え装置。
  27. 【請求項27】 電子メールの本文の作成領域の言語変
    換環境を切り替える言語変換切り替え方法であって、 前記本文の作成前に、入力された受取人に関する情報を
    取得し、予め登録されたその受取人に対応する言語変換
    情報を抽出し、 前記本文の作成領域の言語変換環境を、前記抽出された
    言語変換情報に応じたものに設定するようにした言語変
    換切り替え方法。
  28. 【請求項28】 受け取った電子メールに対する返事用
    の電子メールの本文の作成領域の言語変換環境を切り替
    える言語変換切り替え装置であって、 受け取った電子メールの差出人に関する情報と、言語変
    換情報とを対応づけて記憶する記憶手段を設け、 返事用の電子メールであることを検出した際に、前記受
    け取った電子メールの差出人に関する情報を取得し、取
    得した文字列をキーに前記記憶手段をアクセスして対応
    する言語変換情報を抽出する手段と、 抽出された言語変換情報に応じた言語変換環境に切り替
    える手段とを備えた言語変換切り替え装置。
  29. 【請求項29】 受け取ったメールに対する返事用の電
    子メールの本文の作成領域の言語変換環境を切り替える
    言語変換切り替え方法であって、 返事用の電子メールであることを検出した場合に、前記
    本文の作成前に、受け取った電子メールの差出人に関す
    る情報を取得し、予め登録されたその差出人に対応する
    言語変換情報を抽出し、 前記本文の作成領域の言語変換環境を、前記抽出された
    言語変換情報に応じたものに設定するようにした言語変
    換切り替え方法。
  30. 【請求項30】 作成したファイルに付属する属性情報
    として、言語変換情報を持たせて記憶させておき、 前記記憶された言語変換情報を抽出する抽出手段と、 前記ファイルの内容の編集を行う際に、前記抽出された
    言語変換情報に応じた言語変換環境に切り替える手段と
    を備えた言語変換切り替え装置。
  31. 【請求項31】 作成したファイルに付属する属性情報
    として、言語変換情報を持たせて記憶させておき、 前記ファイルを開いた際に、前記記憶された言語変換情
    報を抽出し、 その抽出された言語変換情報に応じた言語変換環境に切
    り替えるようにした言語変換切り替え方法。
  32. 【請求項32】 所定の言語用のキーボードに、その言
    語に応じた言語変換情報を記憶するROM等の記憶手段
    を設け、 前記キーボードをコンピュータ本体に接続した際に、前
    記記憶手段に格納された言語変換情報を取得する手段
    と、 その取得した言語変換情報に応じた言語変換環境に切り
    替える手段とを備えた言語変換切り替え装置。
  33. 【請求項33】 標準時間とその標準時間の国名に関す
    るデータを備えた情報処理装置に用いられ、 国名と言語変換情報とを対応づけて記憶する記憶手段
    と、 前記標準時間の国名の変更を検出する検出手段と、 前記検出手段により国名の変更を検出した際に、前記国
    名に対応する言語変換情報を前記記憶手段から読み出
    し、その読み出した言語変換情報に応じた言語変換環境
    に切り替える手段とを備えた言語変換切り替え装置。
  34. 【請求項34】 標準時間とその標準時間の国名に関す
    るデータを備えた情報処理装置に用いられ、 国名と言語変換情報とを対応づけて記憶させておき、 前記標準時間の国名が変更された場合に、前記記憶させ
    た情報をアクセスして得られたその国名に応じた言語変
    換情報で指定される言語変換環境に切り替えるようにし
    た言語変換切り替え方法。
  35. 【請求項35】 文字入力可能な入力領域を分割して複
    数の領域に割り付けするとともに、各領域に対して、文
    字入力を行う際の言語変換情報を設定する手段と、 前記領域が複数存在する際に、所定の領域を選択する領
    域選択手段と、 その選択された領域に設定された前記言語変換情報を読
    み出すとともに、その言語変換情報に応じた言語変換環
    境に切り替える手段とを備えた言語変換切り替え装置。
  36. 【請求項36】 文字入力可能な入力領域を分割して複
    数の領域に割り付けするとともに、各領域に対して、文
    字入力を行う際の言語変換情報を設定し、 文字を入力しようとする領域を選択した際に、 その領域の選択を検出し、検出した領域に設定された前
    記言語変換情報を読み出すとともに、その言語変換情報
    に応じた言語変換環境に切り替えるようにした言語変換
    切り替え方法。
  37. 【請求項37】 入力された文書中に存在する単語を選
    択する単語選択手段と、 前記単語選択手段により選択された単語に対応する言語
    変換情報を検出する手段と、 その検出された言語変換情報に応じた言語変換環境に切
    り替える手段とを備えた言語変換切り替え装置。
  38. 【請求項38】 予め単語に対応する言語変換情報を関
    連づけて記憶しておき、 入力された文書中に存在する単語が選択された際には、
    前記記憶された情報から前記選択された単語に対応する
    言語変換情報を検出し、 次いで、その検出された言語変換情報に応じた言語変換
    環境に切り替えるようにした言語変換切り替え方法。
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