JPH09251159A - 入力タッチパネル付き液晶表示装置 - Google Patents
入力タッチパネル付き液晶表示装置Info
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- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
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- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
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- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/133388—Constructional arrangements; Manufacturing methods with constructional differences between the display region and the peripheral region
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タッチパネル及び液晶表示画面に与える影響
は少なく、かつタッチパネルと液晶表示パネルの剥がれ
を防止する課題を解決した透明入力タッチパネル付き液
晶表示装置の提供。 【解決手段】 液晶表示パネル５０上に透明入力タッチ
パネル１を設置した構造の透明入力タッチパネル付き液
晶表示装置において、透明入力タッチパネル１と液晶表
示パネル５０の間の透明入力タッチパネル１の有効エリ
アと液晶表示パネル５０の画素エリアに相当する領域に
透明粘着シート層２（Ａ）を設け、かつ前記粘着シート
（Ａ）の平面方向外方に、前記透明粘着シート層（Ａ）
より大きな粘着力を有する粘着シート層３（Ｂ）および
／または接着シート層（Ｃ）をさらに有することを特徴
とする液晶表示装置。
は少なく、かつタッチパネルと液晶表示パネルの剥がれ
を防止する課題を解決した透明入力タッチパネル付き液
晶表示装置の提供。 【解決手段】 液晶表示パネル５０上に透明入力タッチ
パネル１を設置した構造の透明入力タッチパネル付き液
晶表示装置において、透明入力タッチパネル１と液晶表
示パネル５０の間の透明入力タッチパネル１の有効エリ
アと液晶表示パネル５０の画素エリアに相当する領域に
透明粘着シート層２（Ａ）を設け、かつ前記粘着シート
（Ａ）の平面方向外方に、前記透明粘着シート層（Ａ）
より大きな粘着力を有する粘着シート層３（Ｂ）および
／または接着シート層（Ｃ）をさらに有することを特徴
とする液晶表示装置。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、液晶表示装置と入力装置（タッ
チパネル）との組み合わせ構造に関する。
チパネル）との組み合わせ構造に関する。
【０００２】
【従来技術】従来の構造は、タッチパネルを液晶表示パ
ネルの前面に配置する場合、表示画面とタッチパネルの
間は間隙を設けている。これはタッチするときにタッチ
パネルの歪みが液晶画面に触れ、色むらが起きるのを防
ぐためである。しかし、間隙があると表示画面とタッチ
パネルの間に空気層ができ、光線透過率が下がるため、
表示品位が落ちる要因にもなっている。これらを解決す
るために、タッチパネルと下部保持板または表示画面の
間を透明両面粘着シートで接着し、空気層をなくすこと
が考案されている（実公平３−３７０５５、特開平７−
１０５７８１）。ここで、透明粘着シートによりプラス
チック基板のタッチパネルと液晶表示パネルを貼り付け
た場合、熱や経時変化などの影響により両者に反りが生
じ、透明粘着シートが液晶表示パネルまたはタッチパネ
ルから剥がれることがおきる。これは、透明度を上げる
ため、基材の無い粘着シートを用い、タッチパネル上か
らの押圧で液晶表示面に色むらが発生することを抑える
ため、粘度を低くすることにより、粘着力が下がったた
めに発生している。
ネルの前面に配置する場合、表示画面とタッチパネルの
間は間隙を設けている。これはタッチするときにタッチ
パネルの歪みが液晶画面に触れ、色むらが起きるのを防
ぐためである。しかし、間隙があると表示画面とタッチ
パネルの間に空気層ができ、光線透過率が下がるため、
表示品位が落ちる要因にもなっている。これらを解決す
るために、タッチパネルと下部保持板または表示画面の
間を透明両面粘着シートで接着し、空気層をなくすこと
が考案されている（実公平３−３７０５５、特開平７−
１０５７８１）。ここで、透明粘着シートによりプラス
チック基板のタッチパネルと液晶表示パネルを貼り付け
た場合、熱や経時変化などの影響により両者に反りが生
じ、透明粘着シートが液晶表示パネルまたはタッチパネ
ルから剥がれることがおきる。これは、透明度を上げる
ため、基材の無い粘着シートを用い、タッチパネル上か
らの押圧で液晶表示面に色むらが発生することを抑える
ため、粘度を低くすることにより、粘着力が下がったた
めに発生している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】タッチパネルと液晶表
示パネルを基材なし透明粘着シートで接着させた場合に
おいて、剥がれを防止するために粘着強度を上げるとシ
ートそのものの硬度が硬くなり、タッチパネル押圧時、
液晶表示画面に与える影響が大きくなる。そこで、本発
明は、タッチパネル及び液晶表示画面に与える影響は少
なく、かつタッチパネルと液晶表示パネルの剥がれを防
止する課題を解決した透明入力タッチパネル付き液晶表
示装置の提供を目的とする。
示パネルを基材なし透明粘着シートで接着させた場合に
おいて、剥がれを防止するために粘着強度を上げるとシ
ートそのものの硬度が硬くなり、タッチパネル押圧時、
液晶表示画面に与える影響が大きくなる。そこで、本発
明は、タッチパネル及び液晶表示画面に与える影響は少
なく、かつタッチパネルと液晶表示パネルの剥がれを防
止する課題を解決した透明入力タッチパネル付き液晶表
示装置の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示パネ
ル上に透明入力タッチパネルを設置した構造の入力タッ
チパネル付き液晶表示装置において、透明入力タッチパ
ネルと液晶表示パネルの間の透明入力タッチパネルの有
効エリアと液晶表示パネルの画素エリアに相当する領域
に透明シート層（Ａ）を設け、かつ前記透明シート層
（Ａ）の平面方向外方に、前記透明シート層（Ａ）より
大きな粘着力を有する粘着シート層（Ｂ）および／また
は接着シート層（Ｃ）をさらに設けることにより、前記
課題を解決した液晶表示装置を提供することを特徴とす
るものである。本発明の液晶表示装置の構成を以下図面
に基づいて説明する。図１および２に本発明の液晶表示
装置の一例の構造を示す。タッチパネル１は例えば抵抗
膜方式であれば、上部基板１ａに透明導電膜を設けたフ
ィルム基板を用い、その下に一定の間隔を保つための微
小のスペーサ１ｂがあり、その下に導電膜を設けた下基
板１ｃがある。ここでタッチパネル１の下基板１ｃの構
成材料としては、ガラスもしくは透明合成樹脂、例えば
ポリカーボネートを使用する。但し、本発明で使用する
タッチパネル１は、液晶表示パネル５０上に貼着して使
用することのできる形状あるいは構造のものであればよ
く、特にこの図１および２に示される構造あるいは形状
のものに限定されるものではない。タッチパネル１の有
効エリアと液晶表示パネル５０の画面エリアに相当する
タッチパネル１の下基板１ｃと液晶表示パネルの５０ａ
の偏光板の間には、透明シート層２が形成されている。
該透明シート層２としては、透明粘着シート層および透
明弾性体層が挙げられる。これら透明シート層２を設け
ることにより、ニュートンリング等も発生せずタッチパ
ネルの透明性を損なうことを防止するという機能と共
に、透明シート層が透明粘着シート層である場合には、
タッチパネル１と液晶表示パネル５０を貼着し、タッチ
パネル１と液晶表示パネル５０に反りが生じ、両者の剥
がれが生じるのを防止するという機能をも併せ有するも
のである。さらに、この透明粘着シート層は粘着性に加
えて弾性を有するものは、該弾性によってタッチパネル
の変形を吸収することができるので好ましい。さらに、
透明シート層２が透明弾性体である場合には、タッチパ
ネルの変形を吸収して、液晶表示装置に変形を生ずるの
を防止することができるの程度の弾性を有するものを言
う。さらに、本発明においては、透明シート層２とは別
に、前記透明シート層２の外側に不透明であっても良
く、かつシート層２より大きい粘着力を有する粘着およ
び／または接着シート層３を有することを特徴とする。
前記のような粘着および／または接着シート層３を設け
ることにより、タッチパネル１の有効エリアと液晶表示
パネル５０の画面エリアに相当する領域内に設けられる
前記透明シート層２は粘着力のないもの、あるいは弱い
ものであっても良いので、該透明シート層２に要求され
る前記の透明性あるいは弾性等の要件を満足する材料の
選択の幅が広がる。
ル上に透明入力タッチパネルを設置した構造の入力タッ
チパネル付き液晶表示装置において、透明入力タッチパ
ネルと液晶表示パネルの間の透明入力タッチパネルの有
効エリアと液晶表示パネルの画素エリアに相当する領域
に透明シート層（Ａ）を設け、かつ前記透明シート層
（Ａ）の平面方向外方に、前記透明シート層（Ａ）より
大きな粘着力を有する粘着シート層（Ｂ）および／また
は接着シート層（Ｃ）をさらに設けることにより、前記
課題を解決した液晶表示装置を提供することを特徴とす
るものである。本発明の液晶表示装置の構成を以下図面
に基づいて説明する。図１および２に本発明の液晶表示
装置の一例の構造を示す。タッチパネル１は例えば抵抗
膜方式であれば、上部基板１ａに透明導電膜を設けたフ
ィルム基板を用い、その下に一定の間隔を保つための微
小のスペーサ１ｂがあり、その下に導電膜を設けた下基
板１ｃがある。ここでタッチパネル１の下基板１ｃの構
成材料としては、ガラスもしくは透明合成樹脂、例えば
ポリカーボネートを使用する。但し、本発明で使用する
タッチパネル１は、液晶表示パネル５０上に貼着して使
用することのできる形状あるいは構造のものであればよ
く、特にこの図１および２に示される構造あるいは形状
のものに限定されるものではない。タッチパネル１の有
効エリアと液晶表示パネル５０の画面エリアに相当する
タッチパネル１の下基板１ｃと液晶表示パネルの５０ａ
の偏光板の間には、透明シート層２が形成されている。
該透明シート層２としては、透明粘着シート層および透
明弾性体層が挙げられる。これら透明シート層２を設け
ることにより、ニュートンリング等も発生せずタッチパ
ネルの透明性を損なうことを防止するという機能と共
に、透明シート層が透明粘着シート層である場合には、
タッチパネル１と液晶表示パネル５０を貼着し、タッチ
パネル１と液晶表示パネル５０に反りが生じ、両者の剥
がれが生じるのを防止するという機能をも併せ有するも
のである。さらに、この透明粘着シート層は粘着性に加
えて弾性を有するものは、該弾性によってタッチパネル
の変形を吸収することができるので好ましい。さらに、
透明シート層２が透明弾性体である場合には、タッチパ
ネルの変形を吸収して、液晶表示装置に変形を生ずるの
を防止することができるの程度の弾性を有するものを言
う。さらに、本発明においては、透明シート層２とは別
に、前記透明シート層２の外側に不透明であっても良
く、かつシート層２より大きい粘着力を有する粘着およ
び／または接着シート層３を有することを特徴とする。
前記のような粘着および／または接着シート層３を設け
ることにより、タッチパネル１の有効エリアと液晶表示
パネル５０の画面エリアに相当する領域内に設けられる
前記透明シート層２は粘着力のないもの、あるいは弱い
ものであっても良いので、該透明シート層２に要求され
る前記の透明性あるいは弾性等の要件を満足する材料の
選択の幅が広がる。
【０００５】通常、一般的に使用される基材なし透明粘
着シート材、たとえばアクリル粘着材の厚さは０．２〜
０．３ｍｍであるが、本発明において透明シート層とし
て使用する基材なし透明粘着シート層の厚さは好ましく
は０．４〜６ｍｍ、さらに好ましくは１〜３ｍｍであ
る。前記透明粘着シート層の厚さが０．４ｍｍより薄い
と、固定時に液晶パネルの液晶層の間隔が一定に保つこ
とが困難になり、色むらが発生しやすくなる。また、透
明粘着シート層の厚さが６ｍｍより大きいと表示とタッ
チ位置に視差が生じる。さらに該透明粘着シート層の粘
着強度は、好ましくは１０〜５、０００ｇ程度である。
透明粘着シート層は、透明性および弾性度の観点から、
例えばポリアクリル酸エステル、ポリシリコーン、ポリ
エステル等を主要な構成成分として、基材を用いること
なく形成されたものである。また、本発明において透明
シート層として使用する透明弾性体も、透明性および弾
性度の観点から、シリコーンが好ましい。該透明弾性体
は少なくともその一部を色付き弾性体で構成することが
できる。例えば図６に示すように透明シート層２を着色
シリコーン層８と透明シリコーン層９を設置すること
で、表示アイコンに着色した液晶表示装置も得ることが
可能である。前記粘着および／または接着シート層３
は、前記透明シート層２とは異なり、透明性が問題にな
らないので基材を用いても良く、また該層のピール強度
は、前記透明シート層のピール強度に比較して著しく大
きいものが好ましく、通常、１〜５ｋｇ程度のものであ
る。前記粘着シート層３を構成する粘着剤としては、粘
着強度の大きいゴム系粘着剤例えばブチルゴム系粘着
剤、アクリル系粘着剤等の粘着剤が挙げられる。また、
前記粘着剤に代えて、あるいは粘着剤と併用して接着剤
を使用することができる。また、前記粘着および／また
は接着シート層３の基材としては、粘着シート層あるい
は接着シートの基材として通常使用されているものが挙
げられるが、特に本発明においては、緩衝機能を有する
ものが好ましく、このような基材として不織布、アクリ
ルフォ−ム等が挙げられる。前記のような粘着力の大き
い粘着および／またはシート層３を設置することによ
り、タッチパネル有効エリア内は液晶表示パネル５０の
表示に実質的に影響の無いように、粘着力が弱いか、あ
るいは全く無い軟らかい透明シート層２を使用した場合
であっても、タッチパネル１と液晶表示パネル５０に反
りが生じ、両者の剥がれが生じるのを防止することがで
きるし、さらに落下衝撃等の機械的衝撃による剥がれに
対しても有効である。
着シート材、たとえばアクリル粘着材の厚さは０．２〜
０．３ｍｍであるが、本発明において透明シート層とし
て使用する基材なし透明粘着シート層の厚さは好ましく
は０．４〜６ｍｍ、さらに好ましくは１〜３ｍｍであ
る。前記透明粘着シート層の厚さが０．４ｍｍより薄い
と、固定時に液晶パネルの液晶層の間隔が一定に保つこ
とが困難になり、色むらが発生しやすくなる。また、透
明粘着シート層の厚さが６ｍｍより大きいと表示とタッ
チ位置に視差が生じる。さらに該透明粘着シート層の粘
着強度は、好ましくは１０〜５、０００ｇ程度である。
透明粘着シート層は、透明性および弾性度の観点から、
例えばポリアクリル酸エステル、ポリシリコーン、ポリ
エステル等を主要な構成成分として、基材を用いること
なく形成されたものである。また、本発明において透明
シート層として使用する透明弾性体も、透明性および弾
性度の観点から、シリコーンが好ましい。該透明弾性体
は少なくともその一部を色付き弾性体で構成することが
できる。例えば図６に示すように透明シート層２を着色
シリコーン層８と透明シリコーン層９を設置すること
で、表示アイコンに着色した液晶表示装置も得ることが
可能である。前記粘着および／または接着シート層３
は、前記透明シート層２とは異なり、透明性が問題にな
らないので基材を用いても良く、また該層のピール強度
は、前記透明シート層のピール強度に比較して著しく大
きいものが好ましく、通常、１〜５ｋｇ程度のものであ
る。前記粘着シート層３を構成する粘着剤としては、粘
着強度の大きいゴム系粘着剤例えばブチルゴム系粘着
剤、アクリル系粘着剤等の粘着剤が挙げられる。また、
前記粘着剤に代えて、あるいは粘着剤と併用して接着剤
を使用することができる。また、前記粘着および／また
は接着シート層３の基材としては、粘着シート層あるい
は接着シートの基材として通常使用されているものが挙
げられるが、特に本発明においては、緩衝機能を有する
ものが好ましく、このような基材として不織布、アクリ
ルフォ−ム等が挙げられる。前記のような粘着力の大き
い粘着および／またはシート層３を設置することによ
り、タッチパネル有効エリア内は液晶表示パネル５０の
表示に実質的に影響の無いように、粘着力が弱いか、あ
るいは全く無い軟らかい透明シート層２を使用した場合
であっても、タッチパネル１と液晶表示パネル５０に反
りが生じ、両者の剥がれが生じるのを防止することがで
きるし、さらに落下衝撃等の機械的衝撃による剥がれに
対しても有効である。
【０００６】前記粘着および／または接着シート層３
は、種々の態様で設置することができる。図１に示すも
のは、透明シート層２の外周全体に前記粘着および／ま
たは接着シート層３を接触して設けたものである。前記
粘着および／または接着シート層３は、必ずしも単一の
材料で形成されている必要はなく、化学的材料および／
または物理的性質の異なるで複数の材料で構成されたも
のであっても良く、例えば、図３に示すように４隅部分
のみは耐衝撃性を考慮して、特に衝撃強度の大きいゴム
系粘着シート層３１で形成しても良い。さらに、粘着お
よび／または接着シート層層３は、必ずしも透明シート
層２の外周全体に設ける必要はなく、外周の一部に、例
えば、耐衝撃性を必要とする透明シート層２のコーナー
部のみに設けても良い。但し、この場合には、コ−ナ−
部のみに設けるシート層３は、耐衝撃性が大きいだけで
はなく、図１のように透明シート層２の外周全体に設置
する場合に比較して、より粘着強度の高いものを使用す
るのが好ましい。また、前記図１および２に示す粘着お
よび／または接着シート層３は、透明シート層２の外周
に直接に接触して設けられているが、前記粘着および／
またはシート層３は必ずしも透明シート層２の外周に直
接に接触して設ける必要はなく、透明粘着シート層２と
離間して設けられたものであっても良い。
は、種々の態様で設置することができる。図１に示すも
のは、透明シート層２の外周全体に前記粘着および／ま
たは接着シート層３を接触して設けたものである。前記
粘着および／または接着シート層３は、必ずしも単一の
材料で形成されている必要はなく、化学的材料および／
または物理的性質の異なるで複数の材料で構成されたも
のであっても良く、例えば、図３に示すように４隅部分
のみは耐衝撃性を考慮して、特に衝撃強度の大きいゴム
系粘着シート層３１で形成しても良い。さらに、粘着お
よび／または接着シート層層３は、必ずしも透明シート
層２の外周全体に設ける必要はなく、外周の一部に、例
えば、耐衝撃性を必要とする透明シート層２のコーナー
部のみに設けても良い。但し、この場合には、コ−ナ−
部のみに設けるシート層３は、耐衝撃性が大きいだけで
はなく、図１のように透明シート層２の外周全体に設置
する場合に比較して、より粘着強度の高いものを使用す
るのが好ましい。また、前記図１および２に示す粘着お
よび／または接着シート層３は、透明シート層２の外周
に直接に接触して設けられているが、前記粘着および／
またはシート層３は必ずしも透明シート層２の外周に直
接に接触して設ける必要はなく、透明粘着シート層２と
離間して設けられたものであっても良い。
【０００７】図４に本発明の液晶表示装置の別の構成例
を示す。液晶表示パネル５０とタッチパネル１の下基板
１ｃの間の透明シート層２の外側に、粘着および／また
は接着シート層３に代えて、あるいは該シート層３の外
側に上下両面に粘着および／または接着層１０、１１を
有するスペーサ４を備えた構成のものである。透明シー
ト層２が、基材を用いることなく形成されている透明シ
ート層２、特に基材の無い透明粘着シートである場合に
は、経時変化でその厚みが薄くなっていき、タッチパネ
ルとの間隔が変化し、液晶表示パネルに与える影響が大
きくなる場合が生ずることがあるが、前記のようなスペ
ーサ４を使用することにより、この影響を防止すること
ができる。前記スペーサ４は、例えばＡＢＳ樹脂のよう
な材質で構成される。また、前記スペーサ４は、ＬＥＤ
ライトチップ７等のような発光素子を配設させることが
できる。そして、該発光素子には図５に示すようにサイ
ドライトとしての機能を持たせることができる。これに
より、反射タイプの液晶表示パネルでも暗視界での表示
認識をあげることができる。特に、透明シート層２が光
拡散板の役目をはたし、光照度が上がる。前記のような
ＬＥＤライトチップ７をスペーサが有する場合には、ス
ペーサの厚みは、１〜０．５ｍｍ程度である。本発明の
液晶表示パネルとしては、ポリマーフィルム、ガラス等
の通常の液晶表示装置用基板を用いたものが使用できる
が、ポリマーフィルムを基板として用いたものに対して
特に有用である。
を示す。液晶表示パネル５０とタッチパネル１の下基板
１ｃの間の透明シート層２の外側に、粘着および／また
は接着シート層３に代えて、あるいは該シート層３の外
側に上下両面に粘着および／または接着層１０、１１を
有するスペーサ４を備えた構成のものである。透明シー
ト層２が、基材を用いることなく形成されている透明シ
ート層２、特に基材の無い透明粘着シートである場合に
は、経時変化でその厚みが薄くなっていき、タッチパネ
ルとの間隔が変化し、液晶表示パネルに与える影響が大
きくなる場合が生ずることがあるが、前記のようなスペ
ーサ４を使用することにより、この影響を防止すること
ができる。前記スペーサ４は、例えばＡＢＳ樹脂のよう
な材質で構成される。また、前記スペーサ４は、ＬＥＤ
ライトチップ７等のような発光素子を配設させることが
できる。そして、該発光素子には図５に示すようにサイ
ドライトとしての機能を持たせることができる。これに
より、反射タイプの液晶表示パネルでも暗視界での表示
認識をあげることができる。特に、透明シート層２が光
拡散板の役目をはたし、光照度が上がる。前記のような
ＬＥＤライトチップ７をスペーサが有する場合には、ス
ペーサの厚みは、１〜０．５ｍｍ程度である。本発明の
液晶表示パネルとしては、ポリマーフィルム、ガラス等
の通常の液晶表示装置用基板を用いたものが使用できる
が、ポリマーフィルムを基板として用いたものに対して
特に有用である。
【０００８】
【実施例】図２に本発明の液晶表示装置の１例の断面図
を示す。タッチパネル１の上基板１ａはポリエステル、
ポリカーボネート等の透明フィルムに透明導電薄膜を設
けた、厚さ０．１ｍｍ程度のフィルム基板より構成され
たものである。タッチパネル１の下基板１ｃは、厚さ１
ｍｍ程度のガラスもしくはポリカーボネートより構成さ
れるものである。前記上基板１ａと下基板１ｃの間に、
小径（２０μｍ程度）のスペーサーを配置した。タッチ
パネル１の有効エリアと液晶表示パネル５０の画面エリ
アに相当するタッチパネル１の下基板１ｃと液晶表示パ
ネル５０の偏光板５０ａの間には、基板の無いアクリル
系の粘着剤で厚みが０．５ｍｍ程度で、ピール粘着強度
が１０ｇ程度の透明粘着シート層２により、タッチパネ
ル１の下基板１ｃと液晶表示パネル５０の偏光板５０ａ
が粘着されている。前記透明粘着シート層２の外周に接
して、基材が不織布であり、該基材の両面にブチルゴム
系粘着剤層を設けて構成され、その総厚が前記透明粘着
シート層２の厚さと同程度の０．５ｍｍ程度で、またピ
ール粘着強度は１ｋｇ程度の粘着シート層３が配置さ
れ、該シート層３により、タッチパネル１の下基板１ｃ
と液晶表示パネル５０の偏光板５０ａが強固に粘着され
たタッチパネル付き液晶表示装置が構成されている。
を示す。タッチパネル１の上基板１ａはポリエステル、
ポリカーボネート等の透明フィルムに透明導電薄膜を設
けた、厚さ０．１ｍｍ程度のフィルム基板より構成され
たものである。タッチパネル１の下基板１ｃは、厚さ１
ｍｍ程度のガラスもしくはポリカーボネートより構成さ
れるものである。前記上基板１ａと下基板１ｃの間に、
小径（２０μｍ程度）のスペーサーを配置した。タッチ
パネル１の有効エリアと液晶表示パネル５０の画面エリ
アに相当するタッチパネル１の下基板１ｃと液晶表示パ
ネル５０の偏光板５０ａの間には、基板の無いアクリル
系の粘着剤で厚みが０．５ｍｍ程度で、ピール粘着強度
が１０ｇ程度の透明粘着シート層２により、タッチパネ
ル１の下基板１ｃと液晶表示パネル５０の偏光板５０ａ
が粘着されている。前記透明粘着シート層２の外周に接
して、基材が不織布であり、該基材の両面にブチルゴム
系粘着剤層を設けて構成され、その総厚が前記透明粘着
シート層２の厚さと同程度の０．５ｍｍ程度で、またピ
ール粘着強度は１ｋｇ程度の粘着シート層３が配置さ
れ、該シート層３により、タッチパネル１の下基板１ｃ
と液晶表示パネル５０の偏光板５０ａが強固に粘着され
たタッチパネル付き液晶表示装置が構成されている。
【０００９】
【効果】本発明は、タッチパネル及び液晶表示画面に与
える影響は少なく、かつタッチパネルと液晶表示パネル
の剥がれを防止する課題を解決した透明入力タッチパネ
ル付き液晶表示装置を提供することができた。
える影響は少なく、かつタッチパネルと液晶表示パネル
の剥がれを防止する課題を解決した透明入力タッチパネ
ル付き液晶表示装置を提供することができた。
【図１】実施例１の液晶表示装置の斜視図である。
【図２】実施例１の液晶表示装置の断面図である。
【図３】透明粘着シート層２のコーナーに粘着シート層
３を配置した液晶表示装置の斜視図である。
３を配置した液晶表示装置の斜視図である。
【図４】透明粘着シート層２に突出スペーサを配置した
液晶表示装置の断面図である。
液晶表示装置の断面図である。
【図５】透明粘着シート層２にＬＥＤライトチップを配
置した液晶表示装置の断面図である。
置した液晶表示装置の断面図である。
【図６】複数の色付き半透明シリコーンシートを所望の
位置に配置した液晶表示装置の断面図である。
位置に配置した液晶表示装置の断面図である。
【図７】従来例（特開平７−１０５７８１）の液晶表示
装置の断面図である。
装置の断面図である。
１ タッチパネル １ａ 上基板 １ｂ スペーサ １ｃ 下基板 ２ 透明シート層 ３ 粘着および／または接着シート層 ３１ ゴム系粘着シート ４ スペーサ ５０ 液晶表示パネル ５０ａ 偏光板 ５０ｂ 上基板 ５０ｃ 下基板 ５０ｄ 反射板 ５１ 液晶表示パネル ５２ 液晶表示パネル ５３ 液晶表示パネル ５４ 液晶表示パネル ６ スペーサ基材 ７ ＬＥＤライトチップ ８ 着色シリコーン層 ９ 透明シリコーン層 １０ 粘着および／または接着層 １１ 粘着および／または接着層
Claims (7)
- 【請求項１】 液晶表示パネル上に透明入力タッチパネ
ルを設置した構造の透明入力タッチパネル付き液晶表示
装置において、透明入力タッチパネルと液晶表示パネル
の間の透明入力タッチパネルの有効エリアと液晶表示パ
ネルの画素エリアに相当する領域に透明シート層（Ａ）
を設け、かつ前記透明シート（Ａ）の平面方向外方に、
前記透明シート層（Ａ）より大きな粘着力を有する粘着
シート層（Ｂ）および／または接着シート層（Ｃ）をさ
らに有することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 透明シート層（Ａ）が、基材のないアク
リル系粘着剤からなる請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項３】 透明シート層（Ａ）が、透明弾性体であ
る請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項４】 透明シート層（Ａ）の少なくとも一部
が、着色されたものである請求項１、２または３記載の
液晶表示装置。 - 【請求項５】 透明入力タッチパネルと液晶表示パネル
の間の透明シート層（Ａ）の外側に、粘着シート層
（Ｂ）および／または接着シート層（Ｃ）に代えて、あ
るいは粘着シート層（Ｂ）および／または接着シート層
（Ｃ）の外側に、さらにスペーサ（Ｄ）を有するもので
ある請求項１、２、３または４記載の液晶表示装置。 - 【請求項６】 スペーサ（Ｄ）が、発光素子をを有する
ものである請求項５記載の液晶表示装置。 - 【請求項７】 発光素子がサイドライトとしての機能を
有するものである請求項６記載の液晶表示装置。
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