JP3038028B2 - 透明タッチパネル - Google Patents

透明タッチパネル

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JP3038028B2
JP3038028B2 JP6806491A JP6806491A JP3038028B2 JP 3038028 B2 JP3038028 B2 JP 3038028B2 JP 6806491 A JP6806491 A JP 6806491A JP 6806491 A JP6806491 A JP 6806491A JP 3038028 B2 JP3038028 B2 JP 3038028B2
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JP
Japan
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touch panel
fixed electrode
transparent touch
side film
movable electrode
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JP6806491A
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Inventor
賢一郎 伊倉
達男 石橋
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、光透過性の高い視認
性に優れた透明タッチパネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＬＣＤ（液晶ディスプレイ）など
のディスプレイ上に配置し、入力装置として使用する透
明タッチパネルがあった。
【０００３】このような、透明タッチパネルは、図２に
示すように、ＩＴＯなどの透明な可動電極３が形成され
た可動電極側フィルム２と、ＩＴＯなどの透明な固定電
極６が形成されたガラスなどの固定電極板７とが、スペ
ーサー４などによってわずかな間隙で隔てられ、両電極
３・６が対向するようにその周縁を接着剤５で貼着した
構成のものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の透明
タッチパネルにおいては、可動電極側フィルムと固定電
極板との光透過率によって透明タッチパネル全体の光透
過率が決まるが、透明タッチパネルは多数の構成部材か
らなるものであり、透明タッチパネル全体の光透過率は
きわめて小さくなる。
【０００５】たとえば、反射型のＬＣＤ上にこのタッチ
パネルがセットされた場合など、ＬＣＤの視認性が非常
に悪くなるという欠点があった。
【０００６】したがって、この発明の目的は上記の問題
を解決し、光透過性の高い視認性に優れた透明タッチパ
ネルを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の透明タッチパネルは、一方の面に可動
電極が形成された可動電極側フィルムと一方の面に固定
電極が形成された固定電極側フィルムとが可動電極と固
定電極とが対向するようにスペーサーを介して積層さ
れ、固定電極側フィルムの固定電極が形成されていない
面に支持基板が密着するように積層され、支持基板の固
定電極側フィルムが積層されていない面に低反射層が形
成されるように構成した。
【０００８】
【実施例】この発明を、図面を参照しながらさらに詳し
く説明する。
【０００９】図１はこの発明の透明タッチパネルの一実
施例を示す断面図である。図中、１はハードコート層、
２は可動電極側フィルム、３は可動電極、４はスペーサ
ー、５は周縁接着層、６は固定電極、８は低反射層、９
は固定電極側フィルム、１０は全面接着層、１１は支持
基板をそれぞれ示す。
【００１０】可動電極側フィルム２として、厚さ１２５
μｍのポリエチレンテレフタレートフィルムの上面にハ
ードコート層１を形成し、下面にＩＴＯの可動電極３を
形成したものを用いた。また、固定電極側フィルム９と
して、厚さ１００μｍのポリエチレンテレフタレートフ
ィルムの上面にＩＴＯの固定電極６を形成し、下面には
アクリル系透明接着剤をロールコーターで塗布して全面
接着層１０を形成し、その上に離型フィルムを貼ったも
のを用いた。
【００１１】これらの両電極フィルム２・９を使用し、
通常の透明タッチパネルの製造方法にしたがって、スペ
ーサー４を形成し、両電極フィルム２・９を周縁接着層
５で貼り合わせた。
【００１２】一方、厚さ１ｍｍの両電極フィルム２・９
と同じ大きさのポリカーボネート板を支持基板１１とし
て用意し、この片面に屈折率１．３のフッ素系樹脂溶液
をコーティングして乾燥膜厚を０．１μｍとした単層の
低反射層８を形成した。
【００１３】次に、固定電極側フィルム９に形成された
全面接着層１０の離型フィルムを剥がして支持基板１１
の低反射層８が形成されていない面と位置を合わせ、真
空下で貼着して図１に示すような構成の透明タッチパネ
ルを得た。
【００１４】透明タッチパネルに使用する両電極フィル
ム２・９の光透過率は、５５０ｎｍで８５％であった。
また、支持基板１１として用いた片面低反射処理をした
ポリカーボネート板の光透過率は９４％であった。透明
タッチパネル全体の光透過率は、７４％となった。な
お、図２に示される構成の従来の低反射層８を有しない
透明タッチパネル全体の光透過率は７１％であった。
【００１５】このように、透明タッチパネルを構成する
ことによって光透過率が改善され、ＬＣＤの視認性が改
良された。
【００１６】低反射層８は、光の散乱を大きくしたタイ
プではなく、結果的に高透過率となる。
【００１７】なお、低反射層８は、機械的強度が大きい
ものではないため、透明タッチパネルの下面に設けるほ
うが好ましい。この場合、透明タッチパネルの下に位置
することになるディスプレイ面と摩擦することがないた
め、光透過率を向上させるために有用な構成である。
【００１８】なお、この発明は以上の実施例に限定され
るものではない。低反射層８は２層以上形成されるよう
に構成してもよい。また、ハードコート層１が形成され
ていないものであってもよい。
【００１９】
【発明の効果】この発明の透明タッチパネルは、一方の
面に可動電極が形成された可動電極側フィルムと一方の
面に固定電極が形成された固定電極側フィルムとが可動
電極と固定電極とが対向するようにスペーサーを介して
積層され、固定電極側フィルムの固定電極が形成されて
いない面に支持基板が密着するように積層され、支持基
板の固定電極側フィルムが積層されていない面に低反射
層が形成されるように構成されている。
【００２０】したがって、透明タッチパネルを構成する
各部材が低反射層によって光透過性が高まるので、透明
タッチパネル全体として光透過率の大きいものとなる。
また、透明タッチパネルが、ＬＣＤなどのディスプレイ
や、画像を有するＩＣカードなどの上にセットされたと
き、透明タッチパネルを介して下の画像を見たときの視
認性が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の透明タッチパネルの一実施例を示す
断面図である。
【図２】従来の透明タッチパネルを示す断面図である。
【符号の説明】
１ ハードコート層 ２ 可動電極側フィルム ３ 可動電極 ４ スペーサー ５ 周縁接着層 ６ 固定電極 ７ 固定電極板 ８ 低反射層 ９ 固定電極側フィルム １０ 全面接着層 １１ 支持基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01H 13/70 H01H 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一方の面に可動電極が形成された可動電
    極側フィルムと一方の面に固定電極が形成された固定電
    極側フィルムとが可動電極と固定電極とが対向するよう
    にスペーサーを介して積層され、固定電極側フィルムの
    固定電極が形成されていない面に支持基板が密着するよ
    うに積層され、支持基板の固定電極側フィルムが積層さ
    れていない面に低反射層が形成されたことを特徴とする
    透明タッチパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6006444B1 (ja) * 2015-04-01 2016-10-12 株式會社 彰甫 直火グリルパン及びその製造方法

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