JPH02282225A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JPH02282225A
JPH02282225A JP1142657A JP14265789A JPH02282225A JP H02282225 A JPH02282225 A JP H02282225A JP 1142657 A JP1142657 A JP 1142657A JP 14265789 A JP14265789 A JP 14265789A JP H02282225 A JPH02282225 A JP H02282225A
Authority
JP
Japan
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liquid crystal
touch panel
polarizing plate
crystal cell
crystal display
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Pending
Application number
JP1142657A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenya Yokoi
研哉 横井
Fuyumi Matsumoto
松本 冬美
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02282225A publication Critical patent/JPH02282225A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示素子に関し、詳しくは、表示品質に優
れ曲面表示にも好適な液晶表示素子に関する。また、本
発明はタッチパネルを備えた液晶表示素子に関する。 〔従来の技術〕 従来、この種の液晶表示素子としては、TN型(ツィス
テッドネマチック型)の液晶セルを用いたものが主流を
占めている。これは、2枚の透明電極付き基板間に90
’の螺旋構造を有する液晶層を設けた液晶セルと、この
液晶セルを挟むように配設した上下一対の偏光子とから
構成される。このTN型液晶表示素子は、液晶表示素子
の主流を占めるものであったが、近年のドツトマトリク
ス型の液晶表示素子が大型化するに伴い時分割数が増大
し、従来のTN型液晶表示素子の時分割特性では対応が
困難になってきており、特にデユーティ比1764以上
の時分割駆動ではコントラスト、視角等の表示特性が低
下してしまう。 そこで、最近では、このような1’N型のものに代えて
、SBEあるいはSTNと称されるモードの表示方式の
液晶表示素子が提案され、既に実用化されている。これ
は、2枚の透明電極付き基板間に、基板に対し略水平に
配向され、厚さ方向に120°以上360°以下、たと
えば180°なるねじれ角度に捻れた構造を有し正の誘
電異方性を示す液晶層を設けた液晶セルと、この液晶セ
ルを挟むように配置した上下一対の偏光子とから構成さ
れている。 このようなSBEあるいはSTNと称されるモートの表
示方式においては、液晶の複屈折を利用しているため△
口・d(Δn:nQ−no、 n6 :液晶分子の長軸
方向の屈折率、no:液晶分子の短軸方向の屈折率、d
:セルギャップ=液晶層の厚さ)の僅かな変化により色
変化するため、セル内のギャップdに部分的な変化があ
ると、色ムラが発生してしまう。このため、この種の液
晶セルでは、セルギャップの制御が容易な研磨ガラス板
などを上下基板として用いるようにしている。 一方、最近では液晶表示素子の薄型・軽量化ないしは加
工の容易性、低コスト化などの点から、基板として10
0.程度の厚さのポリエステル、ポリエーテルサルフォ
ン等の可撓性フィルム基板を用いることが注目されてい
る。 また、液晶セルを挟むように配設される一対の偏光板も
、通常は100〜200
【の厚さのフィルム状のものが用いられる。さらに、液晶セルの駆動回路基板としてポリイミド等のフレキシブル回路基板を用いることにより、全体としてフレキシブルな液晶表示装置とすることができ、液晶セルのシール強度、ギャップの均一性の保たれる範囲で曲面表示とすることが可能となる。 また、入力装置として、キーボードスイッチの他に透明タッチパネルスイッチが用いられている。 そして、最近では液晶表示素子と透明タッチパネルスイッチを積層、一体化して表示機能と入力機能を兼ね備えたタッチパネル付き液晶表示素子が実用化されている。 〔発明が解決しようとする課題〕
このような液晶表示素子に用いられる偏光板は、明るさ
、コントラスト、視角特性、表示画素の浮遊感などの点
から、液晶セルの両面に直接貼付することが望ましい。 しかし、偏光板を取替えて使用する場合や、液晶セルと
別に接するように設置する場合、基板と偏光板との界面
でニュートンリング等の干渉縞、及び部分的な界面の密
着等が発生する。また、偏光板を直接貼付した可撓性フ
ィルム基板よりなるフレキシブル液晶表示素子は、その
偏光板の厚み、剛性などの点から湾曲状態とすることが
困難であり、無理に曲げようとすると液晶セルの可撓性
フィルム基板に応力が加わり、凹凸が発生する。従って
、可撓性フィルム基板を用いた液晶表示素子特有のセル
ギャップ変化による色ムラが発生する。しかし、液晶セ
ル単独においては、曲率半径150nn+程度まで湾曲
させても色ムラを発生することなく曲面表示させること
ができるため、偏光板は液晶セルの両側に接するように
配設すればよい。ところが、この場合においても、可撓
性フィルム基板と偏光板との界面でニュートンリング等
の干渉縞や部分的な密着状態が発生し、表示品質が損な
われてしまう。 一方、上述のタッチパネル付き液晶表示素子においては
、液晶セルと透明タッチパネルスイッチの積層体の上下
に各々、上偏光板と下偏光板を設けた場合、透明タッチ
パネルスイッチへの入力時に反りを生じ、上偏光板と透
明タッチパネルスイッチの界面と、透明タッチパネルス
イッチと液晶セルの界面でニュー1−ンリング等の干渉
縞、及び部分的な密着等が発生する。また、液晶セルの
上下に各々、上偏光板と下偏光板を設け、透明タッチパ
ネルスイッチと積層した場合においても、透明タッチパ
ネルスイッチと上偏光板の界面で同様の干渉縞、及び密
着等が発生してしまう。このため、一般にニュートンリ
ング等の干渉縞、及び部分的な界面の密着等が発生する
界面は1表示領域の外側にスペーサ部材などを設は十分
な距離に離して置かなければならなくなり、タッチパネ
ル付き液晶表示素子としては非常に厚いものとなってい
た。 本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、基板と偏光板との界面でのニュー
1−ンリング等の干渉縞の発生や、部分的な界面の密着
等のない良好なる表示品質の液晶表示素子を提供するこ
とを目的とする。 また、本発明は上記の良好なる表示品質を備えたタッチ
パネル付き液晶表示素子を提供することを目的とする。 さらに、本発明は上記の良好なる表示品質を備えた曲面
表示可能な液晶表示素子を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成すべく、請求項1記載の発明では、内側
に各々表示用透明電極を有し配向処理された一対の基板
間に液晶層を挟持させた液晶セルと、該液晶セルの両側
に各々設けた上偏光板及び下偏光板とから構成される液
晶表示素子において、前記偏光板と接する前記液晶セル
の少なくとも一方の基板表面」二にスペーサ材を分散配
置した。 また、請求項2記載の発明では、内側に各々表示用透明
電極を有し配向処理された一対の基板間に液晶層を挟持
させた液晶セルと、該液晶セルの両側に各々設けた上偏
光板及び下偏光板とから構成される液晶表示素子におい
て、少なくとも一方の前記偏光板の液晶セル側表面に凹
凸加工により凹凸を形成した。 また、請求項3記載の発明では、内側に各々表示用透明
電極を有し配向処理された一対の基板間に液晶層を挟持
させた液晶セルと、内側に各々透明電極を有する一対の
基板を離間配置させて複数のスイッチを形成した透明タ
ッチパネルスイッチと、前記液晶セルの上下又は前記液
晶セルと前記透明タッチパネルスイッチとの積層体の上
下に各々設けた上偏光板及び下偏光板とから構成される
タッチパネル付き液晶表示素子において、前記上偏光板
と前記透明タッチパネルスイッチの接する一方の基板表
面と、前記明透タッチパネルスイッチと前記液晶セルの
接する一方の基板表面とのうちの少なくとも一方の表面
上に、スペーサ材を分散配置した。 また、請求項4記載の発明では、内側に各々表示用透明
電極を有し配向処理された一対の基板間に液晶層を挟持
させた液晶セルと、内側に各々透明電極を有する一対の
基板を離間配置させて複数のスイッチを形成した透明タ
ッチパネルスイッチと、前記液晶セルの上下又は前記液
晶セルと前記透明タッチパネルスイッチとの積層体の上
下に各々設けた上偏光板及び下偏光板とから構成される
タッチパネル付き液晶表示素子において、前記上偏光板
と前記透明タッチパネルスイッチの接する一方の基板表
面と、前記タッチパネルスイッチと前記液晶セルの接す
る一方の基板表面とのうちの少なくとも一方の表面上に
、凹凸加工により凹凸を形成した。 さらに、請求項5記載の発明では、上記各液晶表示素子
における各基板を可撓性フィルム基板より構成し、素子
全体を湾曲構造とした。 〔作  用〕 請求項1記載の発明によれば、偏光板と接する液晶セル
の基板表面上にスペーサ材を分散配置したので、スペー
サ材の存在により、基板と偏光板との界面でのニュート
ンリング等の干渉縞、及び部分的な界面の密着等の発生
が防止される。このようなスペーサ材は上下偏光板と接
する液晶セルの各基板表面上に分散配置するのがよいが
、そのうちの少なくとも一方において分散配置されてい
ればよい。 請求項2記載の発明によれば、偏光板の液晶セル側表面
に凹凸加工により凹凸を形成したので、凹凸の存在によ
り、請求項1記載の発明と同様に、基板と偏光板との界
面でのニュートンリング等の干渉縞、及び部分的な界面
の密着等の発生が防止される。このような凹凸加工によ
る凹凸は、両方の偏光板に形成するのがよいが、少なく
とも一方の偏光板について形成されていればよい。 請求項3記載の発明によれば、上偏光板と透明タッチパ
ネルスイッチの接する一方の基板表面と透明タッチパネ
ルスイッチと液晶セルの接する一方の基板表面に、ある
いは透明タッチパネルスイッチと上偏光板の接する一方
の基板表面にスペーサ材を分散配置したので、スペーサ
材の存在により、それぞれの界面において、ニュートン
リング等の干渉縞、及び部分的な密着等の発生が同様に
防止される。 請求項4記載の発明によれば、上偏光板と透明タッチパ
ネルスイッチの接する一方の基板表面に、あるいは透明
タッチパネルスイッチの接する一方の基板表面と透明タ
ッチパネルスイッチと液晶セルの接する一方の基板表面
に凹凸加工により凹凸を形成したので、凹凸の存在によ
り、それぞれの界面において、ニュートンリング等の干
渉縞、及び部分的な密着等の発生が同様に防止される。 請求項5記載の発明によれば、各基板に可撓性フィルム
基板を用いるとともに、スペーサ材の分散配置あるいは
凹凸加工により凹凸の形成を行ったので、これらにより
、上記と同様それぞれの界面におけるニュートンリング
等の干渉縞、及び部分的な密着等の発生がなく、良好な
表示品質による曲面表示が可能となる。 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。 先ず、請求項1記載の発明の一実施例を第1図に基づい
て説明する。なお、この実施例は請求項5記載の発明の
実施例にもなっている。 第1図において1,11は上側及び下側の可撓性フィル
ム基板であり、各基板I、11にはそれぞれ表示用の透
明電極2.12が形成され、さらに配向膜3,13が形
成され配向処理が施されている。基板1,1工の厚さは
本例では100μmとなっている。この一対の基板1,
11は離間、対向して配置され、ギャップ材4により均
一な間隔を保ちながらシール剤5で封止され、その間に
液晶が封入されて液晶層6が形成され、液晶セルフが構
成されている。そしてこの液晶セルフは所定の曲面状態
に湾曲され、液晶セルフと上側偏光板8、下側偏光板J
8との間にはそれぞれ直径7μm程度のスペーサ材9.
■9が均一に分散配置され、両者間を均一な間隔に保ち
、視角特性の向上、液晶モジュールとしての自由なデザ
イン等を目的として曲面状態に湾曲された液晶表示素子
が構成されている。スペーサ材9,19の材料としては
ガラス、プラスチック等が使用されるが、液晶セルフ中
のギャップ材4と同し材質としても良い。 上記のような構成において、スペーサ材9,19が分散
配置されていないとすると、偏光板8,18と基板1,
11との部分的な密着状態が発生し、そのため背景色が
異なって見えるようになる。また、基板1.11と偏光
板8,18の間で生ずるニュートンリングと呼ばれる干
渉縞は空気層に対する等厚干渉であり、dを空気層の厚
さ、λを波長、nを空気の屈折率、Nを整数値とすると
、d=Nλ/2nとなるごとに1本ずつ干渉縞が現われ
る。この干渉縞はNの増加にしたがい鮮明度が低下し、
dが3μm程度になると目視できなくなり、また干渉縞
の間隔が0.2nnnn以下上なると目視できなくなる
。 しかるに、上記実施例によれば、可撓性フィルム基板1
,11と偏光板8,18の間には直径7μm程度のスペ
ーサ材9,19を分散しであるので5部分的な密着状態
が発生することはなく、また目視可能な次数Nでの干渉
縞も観察されることもなく、良好なる表示品質が得られ
るようになる。また上記構成により、液晶表示素子は曲
率半径]、50 mn程度の曲面状態に湾曲することが
できた。 上記液晶表示素子と駆動回路基板との接続は、駆動回路
基板として駆動LSI等を搭載したポリイミド製FPC
を用い、ポル1−メルト性を有する異方性導電膜により
液晶セルの接続用電極部を熱圧着して行われる。 また、上記において下側偏光板18を反射板付き偏光板
としてもよく、この場合においてもスペーサ材は1pm
程度と非常に小さいため表示画素の浮遊塵は生しない。 次に、請求項Jの発明による別の実施例について第2図
に基づいて説明する。 第2図において第1図に相当する部分は同一符号を用い
て示す。本実施例の構成上の特徴は、通常のスペーサ材
9’、Iff’を低融点ないしは低温軟化剤10.20
で被覆したものを用い、偏光板8,18に分散した後、
加温し、軟化接着しているところにある。 第1図の実施例の場合、可撓性フィルム基板1,11と
偏光板8.18の間に分散したスペーサ材9,19は固
定型となっていないため、偏光板8,18の配設時等で
のゴミの除去、洗浄等の処理を行なった場合、スペーサ
材9,19が移動したり、除去されてしまうおそれがあ
る。ところが、第2図の実施例によれば、スペーサ9’
、19’が低融点軟化剤10.20により偏光板8,1
8に軟化接着されているため、上記のような不都合が生
じることはなく、信頼性を一層向上させることができる
。 なお、上記においてはスペーサ材9’ 、 19’を偏
光板8,18に軟化接着する構成としたが、液晶セルフ
=15 に悪影響を与えないように軟化温度を設定し、セル化前
の可撓性フィルム基板1,11上にスペーサ材9’、1
9’を軟化接着させるようにしても、上記と同様の効果
を得ることができる。本例の液晶表示素子の湾曲化の方
法としては液晶セルフの両側に偏光板8,18を配設し
た後に湾曲状態としてもよく、液晶セルフを単独で湾曲
状態とした後、その上下に偏光板8,18を配設させる
ようにしてもよい。 また、第1図及び第2図には曲面表示可能なフレキシブ
ル液晶表示素子を例示したが、曲面状でないフラットな
液晶表示素子においても上記の如きスペーサ材の採用は
可能であり、この場合にも同様に、基板と偏光板との界
面でのニュートンリング等の干渉縞の発生や、部分的な
界面の密着等が防止され、良好なる品質を確保すること
ができるようになる。 次に、請求項2記載の発明の一実施例を第3図に基づい
て説明する。まず、上下一対の基板1,11が離間状態
で対向して設けられている。これらの基板1,11の内
側対向面には各々表示用透明電極2,12−16= がマトリックス状に形成され、さらに、その表面には配
向膜3,13が形成されて配向処理されている。 このような基板工、11は、ギャップ材4により均一な
間隔に保ちながらシール剤5で封止され、その間に液晶
が封入されて液晶層6が形成されている。 これらにより、液晶セルフが構成されている。さらに、
液晶セルフの上下両側には各々偏光板8.18が設けら
れている。 しかして、本実施例では、偏光板8,18の液晶セル側
(基板1,11側)の表面は、アンチグレア処理に用い
られるものと同様な、紫外線硬化型コーティング剤21
.31により凹凸加工されて、微細な凹凸22.32が
形成されている。 本実施例によれば、液晶セルフと別に接するように配設
させる偏光板8.I8の内側表面にコーティング剤21
 、31により凹凸加工した凹凸22.32が形成され
ているので、各部で点状に接触することになり、部分的
な密着状態が発生しない。また、目視可能な次数Nでの
ニュートンリングもtR察されることもなく、良好なる
表示品質が得られたものである。 偏光板8,18の内側表面についての凹凸加工法として
は、サンドブラストや溶剤処理等によるものでもよい。 また、本実施例では、両方の偏光板8゜18の内側表面
を凹凸加工したが、何れか一方のみとし、他方の偏光板
を液晶セルフに直接貼付させるようにしてもよい。 つづいて、請求項2記載の発明による別の実施例を第4
図により説明する。この実施例は請求項5記載の発明の
実施例にもなっている。基本的には、第3図の実施例と
同様であり、相当する部分は同一符号を用いて示す。本
実施例の構成上の特徴は、一対の基板1,11として可
撓性フィルム基板を用いることにより、液晶セルフを所
定の曲面状態に湾曲させた湾曲構造のものとした点であ
る。即ち、視角特性の向上、液晶モジュールとしての自
由なデザイン等を目的として曲面状態に湾曲化させたフ
レキシブル液晶表示素子となっている。 このような構成においては、可撓性フィルム基板1,1
1と偏光板8,18との密着状態や、ニュートンリング
の発生は、前記実施例のような平坦なものより、−層顕
著なものとなる。 しかして、本実施例でも、液晶セルフの上下両側に配設
させる偏光板8,18の液晶セル側表面にコーティング
剤:2L、31により凹凸加工した凹凸22.32を形
成するものである。よって、微細な凹凸22゜32によ
る密着防止等の効果が、より効果的に発揮される。本実
施例によれば、曲率半径150nwn程度の曲面状態に
湾曲化させても、表示品質の損なわれない曲面表示の可
能なフレキシブル液晶表示素子となったものである。 なお、本実施例の場合、下偏光板18として、反射板付
き偏光板を用いてもよい。また、液晶表示素子としての
湾曲化の方法としては、液晶セルフの両側に偏光板8,
18を配設させた後で湾曲させるようにしてもよく、液
晶セルフ単独で湾曲状態とした後でその両側に偏光板8
,18を配設させるようにしてもよい。 次に、請求項3記載の発明の一実施例を第5図に基づい
て説明する。 先ず、本実施例と対比されるべき従来のタッチパネル付
き液晶表示素子の構成例を第6図に示し、以下に説明す
る。 上基板41及び下基板51には、それぞれ表示用透明電
極42.52が形成され、更に配向膜43,53が形成
され配向処理が施されている。この一対の上下基板4]
、、51は離間、対向して配設され、ギャップ材44に
より均一な間隔を保ちながら、シール剤45で封止され
、その間に液晶が封入されて液晶層47が構成されてい
る。さらに、液晶セル47の上部に、透明電極62.7
2が形成された一対の上下基板61.71が対向して配
設され、突起材63により離間して非接触状態とされて
おり、軽く押すことにより透明電極62.72が接触し
てスイッチングする透明タッチパネルスイッチ64が積
層されている。そして、この積層体の上下に各々上偏光
板48と下偏光板58が設けられている。なお、49は
粘着剤である。 ところが、以上の構成であると、透明タッチパネルスイ
ッチ64への入力時に反りを生じ、上偏光板48と透明
タッチパネルスイッチ64との界面と、透明タッチパネ
ルスイッチ64と液晶セル47の界面でニュートンリン
グ等の干渉縞、及び部分的な密着等が発生してしまう。 そこで従来では、上偏光板48と透明タッチパネルスイ
ッチ64との間の周囲、及び透明スイッチパネルスイッ
チ64と液晶セル47との間の周囲に、それぞれスペー
サ部材65.66を設け、上記のような現象の発生を防
止している。 しかし、このようにすると素子全体が非常に厚いものと
なる不都合があった。 本実施例に係る液晶表示素子の構成を第5図に示す。第
5図において第6図に相当する部分は同一符号を用いて
示す。 本実施例の構成上の特徴は、上偏光板48の透明タッチ
パネルスイッチ側表面と、透明タッチパネルスイッチ6
4の液晶セル側表面に、ギャップ材44に用いられるも
のと同様なスペーサ材80.85を各々分散配置したこ
とにある。スペーサ材料としては、ガラス、プラスチッ
クなどが用いられ、その粒径は8μm程度のものが適当
である。 しかるに、本実施例によれば、分散配置されたスペーサ
材80.85により、点状の接触が行われることになり
、部分的な密着状態や、目視可能な次数Nでのニュート
ンリングも観察されることなく、良好なる表示品質が得
られるようになる。 なお、上記ではスペーサ材80.85の形状としては球
状のものを用いたが、円筒(ファイバー)状のものであ
ってもよく、また、透明タッチパネルスイッチ64の上
偏光板側の表面と、液晶セル47の透明タッチパネルス
イッチ側の表面に、スペーサ材を分散配置してもよい。 つづいて、請求項3記載の発明による別の実施例を第7
図に基づいて説明する。 先ず、本実施例と対比させるべき従来のタッチパネル付
き液晶表示素子の構成例を第8図に示し、以下に説明す
る。なお、第8図において第6図に相当する部分は同一
符号を用いて示す。 第8図に示すタッチパネル付き液晶表示素子は、液晶セ
ル47の両面に上偏光板48と下偏光板58を配置し、
その上に透明タッチパネルスイッチ64を積層して構成
されている。ところが、以上の構成であると、やはり透
明タッチパネルスイッチ64と上偏光板48の界面で前
述と同様の干渉縞、及び密着等が発生してしまう。そこ
で、上偏光板48と透明タッチパネルスイッチ64との
間の周囲にスペーサ材67を設け、上記のような現象の
発生を防止している。しかし、このようにすると第6図
の構成例と同様、素子全体が非常に厚いものとなる不都
合があった。 本実施例に係る液晶表示素子の構成を第7図に示す。第
8図において第7図に相当する部分は同一符号を用いて
示す。 本実施例でも液晶セル47の上偏光板48の透明タッチ
パネルスイッチ側の表面に第6図と同様のスペーサ材9
0を分散配置する。このスペーサ材90により、点状の
接触が行われることになり、部分的な密着状態や、目視
可能な次数Nでのニュートンリングも観察されることな
く良好なる表示品質が得られるようになる。なお、透明
タッチパネルスイッチ64の上偏光板側の表面にスペー
サ材を分散配置してもよい。 つづいて、請求項3記載の発明によるさらに別の実施例
を第9図に基づいて説明する。 本実施例は、基本的には、第7図の実施例と同様であり
、相当する部分は同一符号を用いて示す。 本実施例の構成上の特徴は、スペーサ材90’を低融点
ないしは低温軟化剤9】で被覆したものを用い、目的と
する基板に分散配置した後、加温し、軟化接着している
ところにある。第5図及び第7図の実施例の場合、分散
配置したスペーサ材80,85.90は固定されていな
いため、ゴミや異物の除去、洗浄などの処理を行なった
場合、スペーサ材80,85.90が移動したり、除去
されてしまうおそれがある。 ところが、本実施例によれば、スペーサ材90’が低融
点ないし低温軟化剤91により軟化接着されているため
、上記のような不都合を生じることはなく、信頼性を一
層向上させることができる。 なお、低融点ないしは低温軟化剤で被覆したスペーサ材
の使用は、第5図の実施例の構成においても実施可能で
あることは言うまでもない。また、第5図、第7図及び
第9図の各実施例において、下偏光板58として反射板
付き偏光板を用いることもできる。 次に、請求項4記載の発明による一実施例を第10図に
基づいて説明する。本実施例と対比されるべき従来のタ
ッチパネル付き液晶表示素子は第6図に示すタイプのも
のである。すなわち、本実施例は液晶セル47と透明タ
ッチパネルスイッチ64との積層体の両側に上偏光板4
8及び下偏光板58を配設した構造を有している。第1
0図において第6図に相当する部分は同一符号を用いて
示す。 本実施例では、上偏光板48の透明タッチパネルスイッ
チ側の表面と、透明タッチパネルスイッチ64の液晶セ
ル側の表面に、アンチグレア処理に用いられるものと同
様な紫外線硬化型のコーティング材68.78により凹
凸加工されて、微細な凹凸69゜79がそれぞれ形成さ
れている。この凹凸69 、79により、点状の接触が
行われることになり、部分的な密着状態や、目視可能な
次数Nでのニュートンリングも観察されることなく、良
好なる表示品質が得られるようになる。 なお、表面の凹凸加工としてはサンドブラストや溶剤処
理等によるものでも良く、また、透明タッチパネルスイ
ッチ64の上偏光板側の表面と、液晶セル47の透明タ
ッチパネルスイッチ側の表面に、凹凸を形成してもよい
。 つづいて、請求項4記載の発明による別の実施例のタッ
チパネル付液晶表示素子を第11図に基づいて説明する
。本実施例と対比されるべき従来のタッチパネル付き液
晶表示素子は第8図に示すタイプのものである。すなわ
ち、本実施例は液晶セル47の両面に上偏光板48及び
下偏光板58が配設され、さらにその上に透明タッチパ
ネルスイッチ64が積層された構造を有している。第1
1図において第8図に相当する部分は同一符号を用いて
示す。 本実施例では、上偏光板48の透明タッチパネルスイッ
チ側の表面に上記と同様のコーティング剤95による凹
凸加工により凹凸96が形成されている。 よって、この構成においても凹凸96の各部で点状の接
触が行われることにより、部分的な密着状態や、目視可
能な次数Nでのニュートンリングも観察されることなく
、良好なる表示品質が得られるようになる。 なお、透明タッチパネルスイッチ64の上偏光板側の表
面に凹凸を形成してもよい。また、第10図及び第11
図の実施例においてともに下偏光板58として反射板付
き偏光板を用いることもできる。さらに凹凸加工は、極
薄のプラスチックフィルムに形成したものを目的とする
基板表面に貼合わせてもよい。 〔発明の効果〕 以上詳細に説明したように、請求項1ないし4記載の各
発明によれば、偏光板と液晶セルとの間、偏光板と透明
タッチパネルスイッチの間、あるいは透明タッチパネル
スイッチと液晶セルの間にスペーサ材を分散配置又は微
細な凹凸を形成したので、これらの界面でのニュートン
リング等の干洋縞、及び部分的な密着等の発生を防止す
ることができ、良好なる表示品質を確保することができ
る。 また請求項3及び4の発明によれば、タッチパネル付き
液晶表示素子としての薄型化、軽量化が可能となる。 また、請求項5記載の発明によれば、上記の利点に加え
て、十分な曲面表示の得られるフレキシブル液晶表示素
子を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1記載の発明の一実施例を示す断面図、
第2図は請求項1記載の発明の別の実施例を示す断面図
、第3図は請求項2記載の発明の一実施例を示す断面図
、第4図は請求項2記載の発明の別の実施例を示す断面
図、第5図は請求項3記載の発明の一実施例を示す断面
図、第6図は第5図の実施例と対比すべき従来のタッチ
パネル付き液晶表示素子の構成例を示す断面図、第7図
は請求項3記載の発明の別の実施例を示す断面図、第8
図は第7図の実施例と対比すべき従来のタッチパネル付
き液晶表示素子の構成例を示す断面図、第9図は請求項
3記載の発明のさらに別の実施例を示す断面図、第10
図は請求項4記載の発明の一実施例を示す断面図、第1
1図は請求項4記載の発明の別の実施例を示す断面図で
ある。 1、.11,41.51・・基板 2.12,42.52・・・透明電極 3.13,43.53・・・配向膜 4.44・・ギャップ材 5.45・・・シール剤 6.46・・液晶層 7.47・・・液晶セル 8.18,48.58・・・偏光板 9.9’、19.19’、80,85,90,90’・
・スペーサ材10.20.91・・・低融点軟化剤 21.31.68,78.95・・コーティング剤22
.32,69,79.96・・・凹凸特許出願人 株式
会社 リ   コ 代 理 人 弁理士 池浦敏明(ばか1名)第3 図 第4 図 第7図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内側に各々表示用透明電極を有し配向処理された
    一対の基板間に液晶層を挟持させた液晶セルと、該液晶
    セルの両側に各々設けた上偏光板及び下偏光板とから構
    成される液晶表示素子において、前記偏光板と接する前
    記液晶セルの少なくとも一方の基板表面上にスペーサ材
    を分散配置したことを特徴とする液晶表示素子。
  2. (2)内側に各々表示用透明電極を有し配向処理された
    一対の基板間に液晶層を挟持させた液晶セルと、該液晶
    セルの両側に各々設けた上偏光板及び下偏光板とから構
    成される液晶表示素子において、少なくとも一方の前記
    偏光板の液晶セル側表面に凹凸加工により凹凸を形成し
    たことを特徴とする液晶表示素子。
  3. (3)内側に各々表示用透明電極を有し配向処理された
    一対の基板間に液晶層を挟持させた液晶セルと、内側に
    各々透明電極を有する一対の基板を離間配置させて複数
    のスイッチを形成した透明タッチパネルスイッチと、前
    記液晶セルの上下に、又は前記液晶セルと前記透明タッ
    チパネルスイッチとの積層体の上下に各々設けた上偏光
    板及び下偏光板とから構成されるタッチパネル付き液晶
    表示素子において、前記上偏光板と前記透明タッチパネ
    ルスイッチの接する一方の基板表面と、前記透明タッチ
    パネルスイッチと前記液晶セルの接する一方の基板表面
    とのうちの少なくとも一方の表面上に、スペーサ材を分
    散配置したことを特徴とするタッチパネル付き液晶表示
    素子。
  4. (4)内側に各々表示用透明電極を有し配向処理された
    一対の基板間に液晶層を挟持させた液晶セルと、内側に
    各々透明電極を有する一対の基板を離間配置させて複数
    のスイッチを形成した透明タッチパネルスイッチと、前
    記液晶セルの上下又は前記液晶セルと前記前記タッチパ
    ネルスイッチとの積層体の上下に各々設けた上偏光板及
    び下偏光板とから構成されるタッチパネル付き液晶表示
    素子において、前記上偏光板と前記明透タッチパネルス
    イッチの接する一方の基板表面と、前記透明タッチパネ
    ルスイッチと前記液晶セルの接する一方の基板表面との
    うちの少なくとも一方に、凹凸加工により凹凸を形成し
    たことを特徴とするタッチパネル付き液晶表示素子。
  5. (5)前記各基板が可撓性フィルム基板からなり、素子
    全体が湾曲構造をなしていることを特徴とする請求項1
    ないし4のうちのいずれか一項に記載の液晶表示素子。
JP1142657A 1988-10-24 1989-06-05 液晶表示素子 Pending JPH02282225A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26784388 1988-10-24
JP63-267843 1988-10-24
JP1-21565 1989-01-31

Publications (1)

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JPH02282225A true JPH02282225A (ja) 1990-11-19

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ID=17450397

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JP1142657A Pending JPH02282225A (ja) 1988-10-24 1989-06-05 液晶表示素子

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002341792A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Minolta Co Ltd 表示パネル及び該パネルを備えた曲面型表示装置
JP2005134460A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、および電気光学装置の製造方法
JP2005134461A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Seiko Epson Corp 電気光学装置、およびそれを用いた電子機器
US7190503B2 (en) 2003-10-28 2007-03-13 Seiko Epson Corporation Electro-optical device, method of manufacturing the same, and electronic apparatus
JP2015031952A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 トゥルーリー オプトエレクトロニクス リミテッド ディスプレイ端末
KR20160014872A (ko) * 2014-07-29 2016-02-12 삼성디스플레이 주식회사 휴대용 전자장치

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