JPH09250205A - 鉄筋結束機 - Google Patents

鉄筋結束機

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JPH09250205A
JPH09250205A JP8059622A JP5962296A JPH09250205A JP H09250205 A JPH09250205 A JP H09250205A JP 8059622 A JP8059622 A JP 8059622A JP 5962296 A JP5962296 A JP 5962296A JP H09250205 A JPH09250205 A JP H09250205A
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Akio Oowari
聡夫 大割
Sadao Yuguchi
貞雄 湯口
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OKI JUSHI KOGYO KK
OOKI JUSHI KOGYO KK
Sumitomo Corp
Kanzaki Shokai KK
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OKI JUSHI KOGYO KK
OOKI JUSHI KOGYO KK
Sumitomo Corp
Kanzaki Shokai KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤループの捩り部の高さを小さくするこ
とにより、鉄筋の腐食の原因となるコンクリートからの
ワイヤの露出を防止することを可能とした構造が簡単で
かつ軽量の鉄筋結束機を提供する。 【解決手段】 本体1と、この本体1の先端部に開閉可
能に設けた一対の溝付き湾曲部材2A,2Bを備えたル
ープ形成部3とからなり、本体1が、鉄筋60の交差部
を包囲するように閉じさせた状態にした湾曲部材2A,
2Bの溝部にワイヤ4を送り、ワイヤ4のループを形成
させるワイヤ供給部5と、1台のモータ21により、湾
曲部材2A,2Bの開閉、上記ループを形成した後、上
記溝部に送り出されるワイヤ4を切断するカッタ36の
進退、および形成された上記ループを捩り、上記ワイヤ
4により鉄筋60を結束させる一対の間隔をおいて並設
したピン部材37の進退、回転を順次行わせる駆動機構
6とを備えた構成としてあるた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築工事現場にお
いて縦横に配置された鉄筋の交差部をワイヤで結束する
可搬式の鉄筋結束機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築工事現場における鉄筋結束作
業を改善するものとして図29に示す鉄筋結束機が提案
されている(特公平5-13223号公報)。この鉄筋結束機
は、本体101の先端部にJ形のループ形成部102
と、本体101の後部にワイヤリール103とを備え、
ループ形成部102は往復型駆動装置104により進退
し、ワイヤ105はワイヤリール103からモータ10
6により駆動される一対のピンチローラ107により送
り出される。さらに、このワイヤ105は図示しないソ
レノイドにより駆動されるワイヤ切断部108およびモ
ータ109により回転させられる棒状のワイヤ捩り部1
10を経てループ形成部102に供給される。そして、
開いた状態のループ形成部102内に鉄筋111の交差
部を位置させ、ループ形成部102を後退させることに
より閉じ、ループ形成部102にワイヤ105を供給し
てワイヤループ112を形成し、ワイヤ切断部108に
よりワイヤ105を切断した後、ワイヤ捩り部110に
てワイヤのループ112を捩るように形成されている。
【0003】さらに、モータ,各種の歯車,各種のカ
ム,クラッチおよびローラ等から構成される駆動機構に
より、ワイヤリールからワイヤをJ形のループ形成部に
供給し、ワイヤループを形成し、ワイヤを切断し、ワイ
ヤループを捩るようにした鉄筋結束機が公知である(実
開平5-3495号(実願平3-51329号のマイクロフィル
ム))。この鉄筋結束機は、ワイヤをループ形成部に供
給した後、J形の先端部の近傍に設けたカッタにより切
断し、棒状のワイヤ捩り部に設けた鉤形のフックにより
ワイヤループを引っ掛けて捩るように形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特公平5-1322
3号公報に開示の第1の鉄筋結束機の場合、往復型駆動
装置104、モータ106、ソレノイドおよびモータ1
09と4種類の駆動装置が用いられている。このため、
装置が嵩高となるだけでなく、重くなり、この装置によ
る鉄筋結束作業の能率は必然的に悪くなる。また、上記
ループは棒状のループ捩り部110により捩られてい
る。即ち、上記ループはその一点で捩られている。この
ため、ループ捩り部110に近い部分だけが捩れ易く、
上記ループの捩れ部の高さが大きくなる。この結果、鉄
筋をコンクリート内に埋設した状態にした場合に、この
ワイヤの捩れ部が露出し、この露出した部分が鉄筋の腐
食の原因になるという問題がある。さらに、鉄筋の交差
部をワイヤで複数回ループを形成して結束する必要があ
るが、この鉄筋結束機の場合は、このワイヤの複数回の
ループを形成することは困難なように考えられる。
【0005】上述した第2の鉄筋結束機の場合、ワイヤ
ループの形成後、ループ捩り部からかなり離れたJ形を
したループ形成部の先端部の近くにてワイヤが切断され
るようになっている。このため、実願平3-51329号のマ
イクロフィルムに示された例によれば、少なくともワイ
ヤの捩れ部から少なくともワイヤループの3/4周分が
はみ出し、無駄な部分となる。また、この鉄筋結束機の
場合も上記第1の鉄筋結束機と同様に棒状のループ捩り
部によりワイヤループは、その一点にて捩られている。
このため、上記同様にワイヤループの捩れ部の高さが高
くなるとともに、上述した無駄な部分がさらにこの捩れ
部の上に延びるため、ワイヤがコンクリートから露出す
る結果、鉄筋の腐食を招来するという問題が生じる。さ
らに、この鉄筋結束機には、駆動機構にモータ,各種の
歯車,各種のカム,クラッチおよびローラ等、種々の機
械要素を用られており、その構造があまりにも複雑にな
っている。
【0006】本発明は、斯る従来の問題をなくすことを
課題としてなされたもので、ワイヤループの捩り部の高
さを小さくすることにより、鉄筋の腐食の原因となるコ
ンクリートからのワイヤの露出を防止することを可能と
した構造が簡単でかつ軽量の鉄筋結束機を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、本体と、この本体の先端部に開閉可能
に設けた一対の溝付き湾曲部材を備えたループ形成部と
からなり、上記本体が、鉄筋の交差部を包囲するように
閉じさせた状態にした上記一対の湾曲部材の溝部にワイ
ヤを送り、ワイヤのループを形成させるワイヤ供給部
と、1台のモータにより、上記一対の湾曲部材の開閉、
上記ループを形成した後、上記溝部に送り出されるワイ
ヤを切断するカッタの進退、および形成された上記ルー
プを捩り、上記ワイヤにより鉄筋を結束させる一対の間
隔をおいて並設したピン部材の進退、回転を順次行わせ
る駆動機構とを備えた構成とした。
【0008】また、第2発明は、上記一対の湾曲部材
が、リンク機構により連動可能に形成され、上記駆動機
構が、上記モータにより駆動されて回転する第1雄ねじ
部材と、この第1雄ねじ部材と平行に配置され、この第
1雄ねじ部材を介して上記モータにより駆動されて回転
する第2雄ねじ部材と、上記第1雄ねじ部材に螺合する
雌ねじ部を備え、この雌ねじ部に対して相対的に第1雄
ねじ部が正転すると上記ループ形成部から遠のく方向で
ある後方に向けて移動するとともに、外周部に軸方向に
延びる複数の突条を備え、中間部材を介して上記リンク
機構に結合され、上記後方に向けて移動することにより
上記湾曲部材を閉じ、上記ループ形成部に向かう方向で
ある前方に向けて移動することにより上記湾曲部材を開
く第1環状部と、上記第2雄ねじ部材に螺合する雌ねじ
部を備え、この雌ねじ部に対して、上記第2雄ねじ部材
が上記第1雄ねじ部材の正転に伴って、相対的に回転す
る場合には前方に向けて移動するとともに、外周部に軸
方向に延びる複数の突条を備え、上記カッタおよびピン
部材と一体的に進退可能に、かつ一体的に回転可能に形
成され、上記前方に向けて移動することにより上記カッ
タを前進させて上記ワイヤを切断する位置を超えて移動
させ、かつ上記ピン部材を上記ループを捩り得る位置ま
で突出させる第2環状部と、上記第1環状部の上記突条
と係合、離脱し、鉄筋結束作業の開始前の初期状態であ
る第1の状態では、上記第1環状部の正転を拘束し、軸
に沿った方向の移動を許容する状態とし、第2の状態で
は、上記第1の状態における位置から移動した後、後部
ストッパ面に当たり、後方に向かう方向の移動を拘束さ
れた上記第1環状部の前方に向かう方向の移動を許容す
るとともに、逆転を拘束し、正転を許容する状態とし、
第3,第4の各状態、および第1の状態へと第5の状態
では、上記第2の状態を保つ一対の第1爪部材と、上記
第2環状部の上記突条と係合、離脱し、上記第1,第
2,第3の状態では、上記第2環状部の回転を拘束し、
軸方向の移動を許容する状態とし、上記第4,第5の状
態では、上記第1雄ねじ部材の正転に伴う上記第2雄ね
じ部材の回転と同方向の上記第2環状部の回転を許容
し、これとは反対の方向のこの第2環状部の回転を拘束
し、上記第3の状態における位置から移動した後、前部
ストッパ面に当たり、前方に向かう方向の移動を拘束さ
れた上記第2環状部の後方に向かう方向の移動を許容す
る状態とする一対の第2爪部材と、上記カッタおよび上
記ピン部材を摺動させるガイド部を有するとともに、上
記ワイヤを上記ループ形成部の入口部に向けてガイドす
るガイド溝を前面に有し、上記ピン部材とともに回転可
能に設けたヘッド部とを備え、上記第1環状部が前進位
置にあり、上記第2環状部が後退位置にある上記第1の
状態から上記第1雄ねじ部材を正転させることにより上
記第2,第3の状態にし、さらに上記第1雄ねじ部材を
正転させることにより上記第4の状態とし、さらに上記
第1雄ねじ部材を正転させることにより上記第5の状態
とし、その後上記第1雄ねじ部材を逆転させることによ
り上記第1の状態へ移行可能に形成された構成とした。
【0009】第3発明は、上記ヘッド部のガイド溝が、
出口部でかつ上記ループを捩るために上記ヘッド部が回
転する時の前進側に、溝上に突出したオーバーハング部
を備えるとともに、上記ワイヤの進む方向に沿ってより
前方に向かうように傾斜している構成とした。
【0010】第4発明は、上記ヘッド部の前面が、上記
ループを捩るために上記ヘッド部が回転する時の上記ガ
イド溝の入口部、出口部の追従側部分を、端部に向かっ
て上記ガイド溝の側壁が低くなるように傾斜面として形
成された構成とした。
【0011】第5発明は、上記ループ形成部が、上記湾
曲部材の溝部の入口側に、このこの溝部の入口部の底面
と同じ方向に傾斜するとともに、上記ワイヤが進む方向
において前方が低くなる段部を形成するガイド面を有す
る固定ガイド部材を備えた構成とした。
【0012】第6発明は、上記湾曲部材が、上記ワイヤ
が進む方向に沿って先細となる形状の溝部を備えた構成
とした。
【0013】第7発明は、上記中間部材が、上記第1環
状部と一体的に移動可能で、かつこの第1環状部とは相
対的に回転可能に設けた第1部材と、この第1部材が正
方向、逆方向のいずれの方向に移動する場合にもばねを
介してこの第1部材により、この第1部材の移動方向と
同方向に作動させられ、上記リンク機構を直接作動させ
る第2部材とからなる構成とした。
【0014】第8発明は、上記ワイヤ供給部が、ワイヤ
を挟んで送り出す一対の溝付き歯車の出口側に、上記ヘ
ッド部のガイド溝の幅方向と長手方向に延びる平面と平
行な平面内において上記長手方向に対して傾斜させて上
記ワイヤを上記ガイド溝に導くガイド孔を穿設したガイ
ド部材を備えた構成とした。
【0015】第9発明は、上記モータが、直流電源によ
り作動し、その電流を予め設定した値以下となるように
してトルク制限される構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態を図
面にしたがって説明する。図1〜3は、本発明に係る鉄
筋結束機を示し、本体1とこの本体1の先端部に開閉可
能に設けた一対の溝付き湾曲部材2A,2Bを備えたル
ープ形成部3とからなっている。本体1は、ワイヤ4を
ループ形成部3に送給するワイヤ供給部5と以下に詳述
するようにワイヤ4の切断、湾曲部材の開閉、ワイヤル
ープの捩り等を行う駆動機構6とを備えている。また、
本体1の前部、即ち図2において左端部には、湾曲部材
2A,2Bの両側、計4箇所に突出部7が設けてあり、
本体1の後部には取っ手8が形成されている。この突出
部7は、鉄筋の交差部を捩りの中心部に位置させる働き
をする他、湾曲部材2A,2Bが、鉄筋或いは他の物に
当たって破損するのを防止する働きをしている。
【0017】ワイヤ供給部5は、ワイヤ4が巻かれたワ
イヤリール11と、回転自在に設けた溝付きガイドロー
ラ12,13と、第1モータ14により駆動される一対
の溝付き歯車15A,15Bを有するワイヤ送り出し部
16と、ワイヤ4を傾斜させてガイドするガイド孔17
を有するとともに、固定された環状のガイド部材18と
からなっている。なお、本明細書においては、モータ或
いはモータと減速機との組み合わせをモータと表現す
る。駆動機構6は、第2モータ21、第1雄ねじ部材2
2、第2雄ねじ部材23、第1環状部24、第2環状部
25、一対の第1爪部材26A,26B、一対の第2爪
部材27A,27Bおよびヘッド部28を有している。
第1雄ねじ部材22は、第2モータ21により駆動さ
れ、正逆転可能となっている。第2雄ねじ部材23は、
第1雄ねじ部材22と平行に配置され、減速機29を介
して結合され、この第1雄ねじ部材22とともに同方向
に回転可能となっている。
【0018】第1環状部24は、第1雄ねじ部材22に
螺合する雌ねじ部を備え、この雌ねじ部に対して相対的
に第1雄ねじ部22が正転すると、図2において右方、
即ち後方に向けて移動するとともに、外周部に軸方向に
延びる複数の突条30を備えている。また、この第1環
状部24には、第1雄ねじ部材22、第1環状部24が
回転しても回転せず、第1環状部24とともに軸方向に
移動するプレート31が適宜軸受を介して設けられてい
る。さらに、このプレート31を貫通させて、かつ第
1,第2雄ねじ部材22,23と平行に棒部材32が設
けてあり、このプレート31の両側に配設したコイルば
ね33,34を介してプレート31により棒部材32が
上記軸方向に移動させられるようになっている。
【0019】第2環状部25は、第2雄ねじ部材23に
螺合する雌ねじ部43(図16,17参照:後述)を備
え、この雌ねじ部43に対して、第2雄ねじ部材23が
相対的に正転する場合には、図2において左方、即ち前
方に向けて移動可能に設けられている。また、この第2
環状部25の外周部には軸方向に延びる複数の突条35
A,35Bが設けられている。さらに、この第2環状部
25の前方の端面には、一本のカッタ36と2本のピン
部材37が突設されている。第1爪部材26A,26B
は、異なる位置で第1雄ねじ部材22の突条30に係合
するように配置され、かつ先端部が第1爪部材26A,
26Bを常時押圧するようにばねにより付勢されてい
る。第2爪部材27A,27Bもまた、異なる位置で第
2雄ねじ部材23の突条35A,35Bに係合するよう
に配置され、かつ先端部が第1爪部材26A,26Bを
常時押圧するようにばねにより付勢されている。
【0020】ヘッド部28は、カッタ36を摺動させる
ガイド溝38、およびピン部材37を摺動させるガイド
孔39を有し、固定された上記ガイド部材18内に回転
可能に嵌入している。そして、第2環状部25とともに
カッタ36およびピン部材37が回転すると、これらと
一緒にヘッド部28も回転するようになっている。ま
た、ヘッド部28の前方の端面の中央部には、上記ガイ
ド孔17により導かれたワイヤ4を上記ループ形成部
3、さらに詳しくは湾曲部材2Aの入口部に導くガイド
溝40が穿設してある。このガイド溝40の底面は、図
2において、上方より下方の方が前方に位置するように
傾斜しており、ワイヤ4は上記入口部と同じ方向に傾斜
するように形成されている。また、ガイド溝40の出口
部で、かつワイヤ4のループを捩るためにヘッド部28
が回転する時の前進側に、溝上に突出したオーバーハン
グ部41が設けられている。
【0021】ループ形成部3は、上述したように湾曲部
材2A,2Bを備えており、これらはピン51,52に
より回転可能に本体1に支持されている。また、湾曲部
材2A,2Bには、ワイヤ4が進む方向に沿って先細と
なる形状の溝部53,54が形成してあり、ここに示す
例の場合では、湾曲部材2A,2Bが閉じると湾曲部材
2Aの先端部が湾曲部材2Bの溝部54内に入った状態
となる。そして、溝部53と溝部54との間で、ワイヤ
4が進む時の前方が低くなる段差が生じるようになって
いる。
【0022】一方、湾曲部材2A,2Bには、長孔を有
するリンク機構を形成するリンク部材55,56が固定
されており、この長孔の部分にてピン57を介して上記
棒部材32と係合している。そして、棒部材32が、前
方、即ち図2において左方へ移動することにより湾曲部
材2A,2Bが開き、図2に示す状態となる。これとは
逆に、棒部材32が後方に移動することにより湾曲部材
2A,2Bが閉じる。上述したように、棒部材32とプ
レート31との間にはコイルばね33,34が介在させ
てあるので、プレート31の前方或いは後方への移動に
対して、棒部材32は幾分遅れて移動する。即ち、コイ
ルばね33或いはコイルばね34によるばね力がある程
度大きくなってから棒部材32は移動し始める。したが
って、プレート31が移動しても湾曲部材2A,2Bは
直ちに開き或いは閉じるのではなく、幾分遅れて作動す
るようになっている。
【0023】また、例えば湾曲部材2A,2Bが閉じた
状態において、湾曲部材2A,2Bにこれを開かせる方
向の力が作用した場合、コイルばね33によるばね力が
ある程度大きくなるまでは、湾曲部材2A,2Bは開く
方向に作動可能となっている。即ち、プレート31と湾
曲部材2A,2Bとは間接的に結合されているが、両者
は剛に結合されているのではなく、両者間に多少の遊び
が生じ得るように結合されている。この遊びが、ワイヤ
4を円滑に進めるのに役立っている。さらに、このコイ
ルばね33が無い場合、湾曲部材2A,2Bが閉じた際
に、湾曲部材2A,2B、リンク部材55,56の長
孔、棒部材32、第1環状部24等の位置、寸法の精度
が良くないと円滑に作動しない。実際の試作品では、湾
曲部材2A,2Bを閉じる際、リンク部材55,56と
棒部材32との係合部は12mm移動して停止するのに
対して第1環状部24は14mm移動する。したがっ
て、湾曲部材2A,2Bが閉じる際にコイルばね33は
初期状態よりも2mm縮んでおり、これにより上記各部
材の位置、寸法の誤差を許容できるようになっている。
【0024】このコイルばね33はまた、湾曲部材2
A,2Bを閉じる際に、例えば作業者が誤って両部材間
に手を挟んだ場合には、クッションの作用をするととも
に、両部材間に鉄筋等を挟んだ場合には、モータ等に作
用する負荷を緩和する作用をする。一方、湾曲部材2
A,2Bが閉じた状態から開いた状態に戻る場合、後述
するように、第2モータ21の逆転により第1環状部2
4が前進して棒部材32を前進させると同時に、第2環
状部25が後退してカッタ36、ピン部材37を後退さ
せるようになっている。そして、この場合に、湾曲部材
2A,2Bが、例えば鉄筋により開く動作を妨げられた
としても、コイルばね34を設けてあるため、カッタ3
6,ピン部材37の後退は可能となっている。この場
合、第1環状部24、第2環状部25は、後述する初期
状態に戻り、湾曲部材2A,2Bは閉じた状態、或いは
不完全に開いた状態となっているため、コイルばね34
は初期状態よりも縮んだ状態になっている。そして、こ
の鉄筋結束機を移動させて、障害となっている鉄筋から
引き離すと、コイルばね34の力により湾曲部材2A,
2Bは開く。
【0025】さらに、湾曲部材2Aの溝部53の入口部
には、上記ガイド溝40により導かれたワイヤ4を溝部
53に導く固定ガイド部材58が設けてある。この固定
ガイド部材58のガイド面58Aは傾斜しており、この
ガイド面58Aから溝部53に進む時に、前方が低くな
る段差を形成している。この段差および湾曲部材2A,
2B間に形成される上記段差は、ワイヤ4をより円滑に
進めるのに役立っている。また、固定ガイド部材58は
ワイヤ4を最初に湾曲部材2Aの曲率よりも大きい曲率
で湾曲させるのに役立っている。なお、図4に示すよう
に、固定ガイド部材58のガイド面58Aは、その幅方
向に段差を有する形状にするのが好ましい。この場合、
ガイド溝40を含む平面に対して傾斜して進入して来る
ワイヤ4は、最初は図4において矢印Xで示すようにガ
イド面58Aの左側の上段部に進み、2周になると矢印
Yで示すようにガイド面58Aの右側の下段部に進むよ
うになる。即ち、ワイヤ4は重なり合うことなく順次ガ
イド溝40の幅方向にずれて行き、円滑にループが形成
される。
【0026】さらに、図5に示すように、ガイド面58
Aを傾斜面としてもよい。この場合も、ワイヤ4は1周
目は矢印Xで示すように、2周目は矢印Yで示すように
進む。ここに示す鉄筋結束機の場合、ループ形成部3は
固定ガイド部材58を備えているが、この固定ガイド部
材58は必ずしも必要とするものではなく、この固定ガ
イド部材58に代えて、これと実質的に同様の形状のガ
イド部を湾曲部材2Aに固定して、湾曲部材2Aと一体
的に作動させるように形成してもよい。また、上記鉄筋
結束機の上記各モータは、例えば図示しないバッテリに
より作動させられる。したがって、第1,第2モータ1
4,21としてはDCモータが使用される。
【0027】さらに、図示する例の場合、第2モータ2
1を流れる電流の上限値を定め、これ以上の電流が流れ
ないように形成されている。DCモータの場合、ここを
流れる電流とDCモータが生じるトルクとは比例する。
したがって、電流の上限値を制限するとモータが生じる
トルクがある値、即ち上記ループを捩り過ぎない程度の
トルクに達するとDCモータの回転は止まってしまう。
そして、第2モータ21の回転が停止すると、図示しな
いセンサによりこの回転の停止が検出され、逆転が始ま
るようになっている。なお、鉄筋径、鉄筋結束機の状態
等により捩る場合の最適なトルクは変わり得る故、上記
上限値を調整可能とするのが望ましい。
【0028】続いて、上記鉄筋結束機の動作とともにそ
の構造の詳細について記述する。上述した図1〜3に示
す鉄筋結束機は初期状態である第1の状態を示し、ワイ
ヤ4の先端部は、ガイド孔17の出口部に位置し、第1
環状部24は、図2において左方に位置し、第2環状部
25は右方に位置し、湾曲部材2A,2Bは開いてい
る。また、第1環状部24の突条30と第1爪部材26
Aとが係合し、第1環状部24の正転が規制され、第2
環状部25の突条35Aと第2爪部材27A,27Bと
が係合し、第2環状部25の回転が規制された状態とな
っている。そして、この第1の状態で、鉄筋60の交差
部を囲むようにループ形成部3を位置させる。この場
合、上述したように、突出部7により、鉄筋60の交差
部を捩りの中心部に位置させることが容易になってい
る。
【0029】図6,7は、第1,第2環状部24,25
と第1爪部材26A,26Bおよび27A,27Bの詳
細を示している。第1爪部材26Aは、突条30と係合
することにより第1環状部24の正転のみを規制し、第
1爪部材26Bは、突条30と係合することにより第1
環状部24の逆転のみを規制する。なお、図6,7で
は、正転は矢印で示すように右回りを意味している。そ
して、第1の状態では、第1爪部材26Bと突条30と
は離れている。また、第2爪部材27Bは、突条35A
或いは突条35Bと係合することにより第2環状部25
の逆転を規制し、第2爪部材27Aは、突条35Aと係
合することにより第2環状部25の正転を規制する。そ
して、第1の状態では、第2爪部材27A,27Bと突
条35Aとが係合している。なお、突条30と突条35
Bは第1、第2環状部24,25の移動ストロークより
短いのに対して、突条35Aは少なくとも第2環状部2
5の移動ストロークと同じ長さを有している。
【0030】図8,9は、上記鉄筋結束機の第2の状態
を示している。この状態では、第2モータ21により第
1雄ねじ部材22が正転させられ、第1爪部材26Aに
より正転を規制された第1環状部24が後部ストッパ面
61に向けて、後方に移動する。さらに、第1環状部2
4の後方への移動とともにプレート31が後方に移動
し、同時にプレート31とともに棒部材32も後方に移
動する。そして、ピン57を介して棒部材32と係合し
たリンク部材55,56の先端部が後方に引かれて、湾
曲部材2A,2Bを閉じた状態にする位置に棒部材32
が到達すると図示しないセンサにより棒部材32の到達
が検出され、第2モータ21は停止するようになってい
る。なお、第1環状部24が後方に移動した結果、第1
爪部材26Aと突条30との係合は解除され、第1爪部
材26Bと突条30とが係合した状態となる。この結
果、第1環状部24の正転は可能となるが、逆転は規制
される。
【0031】また、第1雄ねじ部材22が正転すると同
時に、第2雄ねじ部材23も正転して、第2爪部材27
Bにより正転を規制された第2環状部25が前方に向け
て移動する。第2環状部25が前方に移動することによ
り、カッタ36,ピン部材37も前方に移動する。第1
雄ねじ部材22と第2雄ねじ部材23との間には減速機
29が介在させてあり、第2雄ねじ部材23は第1雄ね
じ部材22よりも減速されて回転駆動される。このよう
にすることにより、湾曲部材2A,2Bが閉じるとき
は、第1雄ねじ部材22とともに作動させ、閉じる力を
弱くし、例えば誤って湾曲部材2A,2B間に作業者が
手を挟んでも怪我をしないようしてある。即ち、第2モ
ータ21自身の駆動トルクは小さくしてある。また、第
2雄ねじ部材23を減速して回転させることにより、第
2雄ねじ部材23の回転時のトルクを大きくしてあり、
後述するカッタ36によるワイヤ4の切断、ピン部材3
7によるループの捩りの際に大きな力が出るようになっ
ている。また、第2雄ねじ部材23を減速して回転させ
ることにより、カッタ36,ピン部材37の前方への移
動量が過大にならないようにしてある。
【0032】図10は、湾曲部材2A,2Bが閉じた状
態の鉄筋結束機を示し、湾曲部材2Bの溝部54の入口
部に湾曲部材2Aの先端部が入り込んで、湾曲部材2A
の溝部53から湾曲部材2Bの溝部54へとワイヤ4が
円滑に進むようになっている。図11は、上記鉄筋結束
機の第3の状態を示している。この状態では、第1モー
タ14により互いに噛合う一対の歯車15A,15Bを
回転させ、ワイヤ4をガイド孔17,ガイド溝40,固
定ガイド部材58を経て、湾曲部材2A,2Bに送られ
る。さらに、この湾曲部材2A,2Bの溝部53,54
に沿ってワイヤ4を複数回、例えば2.5回或いは3回
巻回させ、ワイヤのループ62の形成が行われる。第1
モータ14の回転数は図示しないセンサにより検出さ
れ、この第1モータ14は予め定められた回転数だけ作
動して自動的に停止する。
【0033】図12,13に示すように、歯車15Aは
軸71により支持板72に回転可能に支持され、歯車1
5Bは、ピン73により回転可能に支持されたL形の支
持部材74に回転可能に支持されている。軸71は、回
転可能に支持板72を貫通して、第1モータ14により
回転させられる駆動軸75と自在接手76を介して結合
されている。そして、直接的には第1モータ14により
歯車15Aが駆動され、歯車15Bが歯車15Aと噛合
うことにより歯車15Aと同期回転するようになってい
る。なお、歯車15A,15Bは、中心部に例えば断面
V形をした溝を備えている。
【0034】図13において、支持部材74の上部は、
一方の端部が本体1の内壁部に支持されたコイルばね7
7により常時、歯車15Aに向けて付勢されている。即
ち、歯車15Bは、常時歯車15Aと噛合うように付勢
されている。また、図13において、支持部材74の下
方の端部にはカム78が係合している。このカム78
は、本体1の壁部を貫通した軸79を中心として回転可
能となっている。さらに、本体1の外側にて、軸79に
は、これと一体的に回転するようにハンドル80が取り
付けてある。そして、図12,13は、カム78の短径
部が支持部材74の下方の上記端部に係合し、コイルば
ね77の力により端部が上昇した状態を示している。こ
の場合、歯車15A,15Bは噛み合った状態に保たれ
る。
【0035】一方、図12,13に示す状態からハンド
ル80を回転させて、カム78の長径部を上記端部に係
合させることにより、コイルばね77の力に打ち勝っ
て、上記端部が下方に移動し、支持部材74は、図13
において左回りの方向に回転する。この結果、歯車15
Bは歯車15Aから離れる方向に移動し、歯車15A,
15Bの溝により形成されるワイヤ4の通路は広くな
る。したがって、例えばワイヤリール11の交換して、
新しいワイヤ4を歯車15A,15B間に通す場合に
は、上述したようにハンドル80により歯車15A,1
5Bを離すようにすれば、ワイヤ4を歯車15A,15
B間に容易に導くことができる。なお、ハンドル80に
より歯車15A,15Bを離す場合、歯車15A,15
Bの噛合いを完全になくすと、再度歯車15Bを歯車1
5Aに押し付けた場合に、両者が容易に噛合うとは限ら
ないため、多少の噛合いは残すようにするのが望まし
い。
【0036】また、歯車15A,15Bにより、ワイヤ
4はガイド孔17に円滑に進入するように、図12,1
3に示されるように上記鉄筋結束機の側方、前方のいず
れの方向から見ても傾斜した状態で送り出される。特
に、図13に示されるように、ワイヤ4はガイド溝40
に対して斜めの方向に進入し、ガイド溝40の出口部の
図13において右側を通って固定ガイド部材58へと進
む。そして、この右側の部分には、オーバーハング部4
1が形成してあり、このオーバーハング部41によりワ
イヤ4がガイド溝40から外れるのを効果的に防止され
ている。
【0037】図14,15は、上記鉄筋結束機の第4,
第5の状態を示している。まず、第4の状態では、さら
に第2モータ21により第1雄ねじ部材22とともに第
2雄ねじ部材23が、再度正転を始め、第1環状部24
は同じ位置で正転するだけであるのに対して、第2環状
部25は第2爪部材27Aにより正転を規制され、カッ
タ36,ピン部材37とともに前方に移動する。そし
て、カッタ36の前進によりワイヤ4がガイド孔17の
出口部で切断されるとともに、ピン部材37がヘッド部
28の前面から突出する。上述したように、第2雄ねじ
部材23は減速して回転させられ、ワイヤ4を切断する
際にカッタ36を前進させる力が大きくなるようになっ
ている。さらに、カッタ36は、ワイヤ4を切断するだ
けではなく、ヘッド部28側のワイヤ4の切断部をヘッ
ド部28の前面に押し出す位置迄前進する(図17参
照)。この点に関してはさらに後述する。
【0038】ピン部材37がヘッド部28の前面に突出
するとともに、カッタ36が前記位置迄前進すると、図
16に示すように第2環状部25は、第2雄ねじ部材2
3に設けた前部ストッパ面81に当たり、前進を停止す
る。第2雄ねじ部材22が減速して回転させられること
により、ピン部材37の前進速度は小さくなっており、
その前進量が過大にならないようになっている。第2環
状部24が前部ストッパ面81に当たると、第2爪部材
27Aと突条35Aとは離れ、第2環状部24は正転可
能となる。ところで、図16に示すように、第2雄ねじ
部材23の雄ねじ部の前端部の周囲にフランジ部材82
が設けられている。
【0039】一方、第2環状部25はこのフランジ部材
82が嵌入できる空間83を内部に有するとともに、こ
の空間83の後部側の開口部に上述した雌ねじ部43を
備え、その内径はフランジ部材82の外径よりも小さく
なっている。そして、このフランジ部材82の雌ねじ部
43側の端面が前部ストッパ面81になっている。フラ
ンジ部材82の前方側には棒状部材が突出しており、そ
の基部84は円形の両側部を平行に切り取った形状の断
面を有るとともに、先端部85は上記円形より小径の円
形の断面を有し、基部84から先端部85へはテーパ部
86を介して続いている。一方、上記空間83の開口部
に近い内壁部には2枚の板ばね87が間隔をあけて平行
に配置してある。そして、図16に示すように第2環状
部25が後退した位置にある第3の状態では、図18に
示すように板ばね87は基部84の両側部のフラット部
をばね力により押し付けた状態を続けている。なお、図
19は基部84が板ばね87と係合している状態にある
場合において、第2雄ねじ部材23のみが回転し、板ば
ね87が基部84の円弧部により押し広げられた状態を
示している。これに対して、図17に示すように第2環
状部25が前進した状態になると、板ばね87は基部8
4とは離れ、かつ断面円形の先端部85とも係合しない
状態となる。これらについては、後述する。
【0040】上記第5の状態では、上記第4の状態に続
き、第2モータ21が正転を続ける。この場合、第1環
状部24は同じ位置で正転し、第2環状部25は同じ位
置で正転する。同時に、ピン部材37がヘッド部28と
ともに旋回して、ループ62が捩られる。上述したよう
に、第2モータ21を流れる電流の上限値が定められて
おり、第2モータ21によるトルクが予め定めた値に達
すると第2モータ21は停止する。第2モータ21の回
転の停止が図示しないセンサにより検出されると、第2
モータ21は逆転を開始する。第2環状部24は、逆転
が規制されているため、第2雄ねじ部材23に沿って後
退を始める。この第2環状部24が予め定められた位置
まで後退すると、この位置に達したことが図示しないセ
ンサにより検出され、第2モータ21の逆転は終了す
る。即ち、鉄筋結束機は上記第1の状態に戻る。
【0041】図20〜28を参照して、さらに詳説す
る。図20は、図13におけるヘッド部28だけを示し
たもので、二点鎖線で示すようにピン部材37によりル
ープ62が図中実線の矢印にて示される方向に引っ張ら
れた状態で捩られる。図21に示すように、カッタ36
はワイヤ4を切断して、さらに、ヘッド部28側のワイ
ヤ4の端部がヘッド部28の外側に位置するまで前進す
る。一方、ヘッド部28の前面は、図20において破線
の矢印で示すようにヘッド部28が正転する時、即ちル
ープ62を捩る時に、ガイド溝40の入口部,出口部の
追従側部分を、端部に向かってガイド溝40の側壁が低
くなるように、傾斜面として形成されている。具体的に
は、図20〜24においてA,Bで示す扇形の端面が、
ガイド溝40の端部に向かって溝深さが小さくなるよう
に傾斜している。なお、図22〜24は、ヘッド部28
のみを示し、他は省略してあり、図25〜28は、ルー
プ62の捩られる状態を明らかにするために示したもの
で、この捩りと直接関係のない部分は、省略してある。
【0042】オーバーハング部41は、ループ62の捩
りのために回転する時の追従側が開口しているため、こ
の捩りを開始すると直ちにこのオーバーハング部41か
らループ62は外れる。また、上述したように、ヘッド
部28のA,Bで示す端面を傾斜させて形成してあるた
め、上記捩りを開始すると直ちにガイド溝40からルー
プ62は外れる。さらに、図21に示すようにワイヤ4
の端面をヘッド部28の外部に押出して上記捩りを行う
ため、この部分がループ62が捩られた後に、捩り部か
ら突出するような状態になることはなく、この捩り部の
高さH(図28参照)を低くすることが可能となってい
る。即ち、このワイヤ4の端部がカッタ36のガイド溝
38内に位置していると、ループ62を捩るためにヘ
ッド部28が回転した時にガイド部材18の内壁でワイ
ヤ4の先端部が擦られて、屈曲し、ループ62の捩り部
から突出した状態となる。カッタ36は、斯るワイヤ4
の突出を生じないようにしたものである。また、上述し
たように、ワイヤ4はピン部材37により両側に引っ張
られた状態で捩られるため、捩り部の高さHが低くな
る。捩り部の高さHが低くなる結果、鉄筋60がコンク
リートで覆われた際、この捩り部がコンクリートからは
み出すことがなくなり、このはみ出しに起因する鉄筋の
腐食という問題もなくなる。
【0043】上述したように、第2環状部25に一定の
トルクが作用し、第2モータ21を流れる電流が上限値
に達する迄ループ62が捩られると、第2モータ21が
停止し、さらに逆転を開始し、上記第1の状態に戻る。
即ち、第2モータ21により第1雄ねじ部材22が逆方
向に回転し、第1爪部材26Bにより逆転を規制された
第1環状部24が前方に移動する。第1環状部24が前
方に移動することにより棒部材32が後方に移動して湾
曲部材2A,2Bが開いて、鉄筋結束部から鉄筋結束機
を外すことが可能となる。同時に、第2雄ねじ部材23
も逆転を始め、逆転を規制された第2環状部25が、カ
ッタ36,ピン部材37とともに図17に示す位置から
回転することなく後方に移動する。
【0044】ここで、ループ62の捩りが終了して、第
2雄ねじ部材23が逆転を開始した際に、ループ62の
捩り部が緩むのを防止するために、図7に示すように突
条35Bの数を多くして、第2環状部25の逆転角度を
できる限り小さくなるようになっている。さらに、第2
環状部材25が後退し、突条35Bと第2爪部材27B
との係合状態が解除され、第2環状部材25の逆転が可
能となる。その後、板ばね87と基部84とが係合する
ことにより、第2環状部材25が、逆転している第2雄
ねじ部材22と共に逆回転を始める。この第2環状部材
25が、最大で1回転するまでに、突条35Aと爪部材
27Bとが係合し、第2環状部材25は初期の回転角度
状態に戻る。なお、第2モータ21については、突条3
5Bと第2爪部材27Bとの係合状態が解除される位置
の近くに第2環状部材25が達すると、これがその位置
に達したことを図示しないセンサにより検出され、逆転
している第2モータ21に対して停止信号が出力され
る。この第2モータ21は、停止信号が出力された後、
多少惰性で回転を続け、板ばね87と基部84とは図1
8,図19に示す状態を繰り返し、その後停止する。即
ち、上記鉄筋結束機は、図1〜3に示す初期状態に戻
る。このように、上記鉄筋結束機は、1回の押しボタン
操作により、上記第1の状態から順次第5の状態へと移
行していった後、上記第1の状態に戻って停止するよう
になっている。
【0045】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1本
発明によれば、本体と、この本体の先端部に開閉可能に
設けた一対の溝付き湾曲部材を備えたループ形成部とか
らなり、上記本体が、鉄筋の交差部を包囲するように閉
じさせた状態にした上記一対の湾曲部材の溝部にワイヤ
を送り、ワイヤのループを形成させるワイヤ供給部と、
1台のモータにより、上記一対の湾曲部材の開閉、上記
ループを形成した後、上記溝部に送り出されるワイヤを
切断するカッタの進退、および形成された上記ループを
捩り、上記ワイヤにより鉄筋を結束させる一対の間隔を
おいて並設したピン部材の進退、回転を順次行わせる駆
動機構とを備えた構成としてある。
【0046】このように、駆動機構を1台のモータによ
り駆動するようにしてあるため、構造が簡単で、軽量化
され、鉄筋結束の作業性の向上を可能にするという効果
を奏する。
【0047】また、第2発明によれば、上記一対の湾曲
部材が、リンク機構により連動可能に形成され、上記駆
動機構が、上記モータにより駆動されて回転する第1雄
ねじ部材と、この第1雄ねじ部材と平行に配置され、こ
の第1雄ねじ部材を介して上記モータにより駆動されて
回転する第2雄ねじ部材と、上記第1雄ねじ部材に螺合
する雌ねじ部を備え、この雌ねじ部に対して相対的に第
1雄ねじ部が正転すると上記ループ形成部から遠のく方
向である後方に向けて移動するとともに、外周部に軸方
向に延びる複数の突条を備え、中間部材を介して上記リ
ンク機構に結合され、上記後方に向けて移動することに
より上記湾曲部材を閉じ、上記ループ形成部に向かう方
向である前方に向けて移動することにより上記湾曲部材
を開く第1環状部と、上記第2雄ねじ部材に螺合する雌
ねじ部を備え、この雌ねじ部に対して、上記第2雄ねじ
部材が上記第1雄ねじ部材の正転に伴って、相対的に回
転する場合には前方に向けて移動するとともに、外周部
に軸方向に延びる複数の突条を備え、上記カッタおよび
ピン部材と一体的に進退可能に、かつ一体的に回転可能
に形成され、上記前方に向けて移動することにより上記
カッタを前進させて上記ワイヤを切断する位置を超えて
移動させ、かつ上記ピン部材を上記ループを捩り得る位
置まで突出させる第2環状部と、上記第1環状部の上記
突条と係合、離脱し、鉄筋結束作業の開始前の初期状態
である第1の状態では、上記第1環状部の正転を拘束
し、軸に沿った方向の移動を許容する状態とし、第2の
状態では、上記第1の状態における位置から移動した
後、後部ストッパ面に当たり、後方に向かう方向の移動
を拘束された上記第1環状部の前方に向かう方向の移動
を許容するとともに、逆転を拘束し、正転を許容する状
態とし、第3,第4の各状態、および第1の状態へと第
5の状態では、上記第2の状態を保つ一対の第1爪部材
と、上記第2環状部の上記突条と係合、離脱し、上記第
1,第2,第3の状態では、上記第2環状部の回転を拘
束し、軸方向の移動を許容する状態とし、上記第4,第
5の状態では、上記第1雄ねじ部材の正転に伴う上記第
2雄ねじ部材の回転と同方向の上記第2環状部の回転を
許容し、これとは反対の方向のこの第2環状部の回転を
拘束し、上記第3の状態における位置から移動した後、
前部ストッパ面に当たり、前方に向かう方向の移動を拘
束された上記第2環状部の後方に向かう方向の移動を許
容する状態とする一対の第2爪部材と、上記カッタおよ
び上記ピン部材を摺動させるガイド部を有するととも
に、上記ワイヤを上記ループ形成部の入口部に向けてガ
イドするガイド溝を前面に有し、上記ピン部材とともに
回転可能に設けたヘッド部とを備え、上記第1環状部が
前進位置にあり、上記第2環状部が後退位置にある上記
第1の状態から上記第1雄ねじ部材を正転させることに
より上記第2,第3の状態にし、さらに上記第1雄ねじ
部材を正転させることにより上記第4の状態とし、さら
に上記第1雄ねじ部材を正転させることにより上記第5
の状態とし、その後上記第1雄ねじ部材を逆転させるこ
とにより上記第1の状態へ移行可能に形成された構成と
してある。
【0048】このため、上記第1発明による効果に加え
て、上記ループの捩りの際に、一対のピン部材によりル
ープを両側に引っ張る方向に力を作用させつつ捩る結
果、ループの捩り部の高さが低くなる。さらに、上記カ
ッタを切断位置を超えて移動させるようにしてあるた
め、ループを捩るために上記ヘッド部を回転させた際に
ワイヤの切断部が、これとヘッド部の周囲の内壁と間の
摩擦により屈曲し、ループの捩り部から突出するように
なることが避けられる。この結果、鉄筋をコンクリート
内に埋設した際にコンクリートからワイヤが露出するの
を防止でき、鉄筋の腐食を抑制できる等の効果を奏す
る。
【0049】さらに、第3発明によれば上記ヘッド部の
ガイド溝が、出口部でかつ上記ループを捩るために上記
ヘッド部が回転する時の前進側に、溝上に突出したオー
バーハング部を備えるとともに、上記ワイヤの進む方向
に沿ってより前方に向かうように傾斜している構成とし
てある。このため、上記各発明による効果に加えて、ル
ープ形成時にワイヤがガイド溝から外れることがなくな
り、さらに一層の作業性の向上が可能になるという効果
を奏する。
【0050】さらに、第4発明によれば、上記ヘッド部
の前面が、上記ループを捩るために上記ヘッド部が回転
する時の上記ガイド溝の入口部、出口部の追従側部分
を、端部に向かって上記ガイド溝の側壁が低くなるよう
に傾斜面として形成された構成としてある。このため、
上記発明による効果に加えて、ループの捩り時に、ルー
プがガイド溝から外れ、円滑にループの捩りを行うこと
が可能となるという効果を奏する。
【0051】さらに、第5発明によれば上記ループ形成
部が、上記湾曲部材の溝部の入口側に、このこの溝部の
入口部の底面と同じ方向に傾斜するとともに、上記ワイ
ヤが進む方向において前方が低くなる段部を形成するガ
イド面を有する固定ガイド部材を備えた構成としてあ
る。このため、上記各発明による効果に加えて、ループ
形成時、ワイヤが進み易くなり、ループ形成が円滑に行
われ、ワイヤを送る力を小さくでき、作業性の向上、装
置の小型化が可能になるという効果を奏する。
【0052】さらに、第6発明によれば、上記湾曲部材
が、上記ワイヤが進む方向に沿って先細となる形状の溝
部を備えた構成としてある。このため、上記各発明によ
る効果に加えて、ループ形成時、ワイヤを確実に前方の
溝に導くことが可能になり、ループ形成の信頼性を高め
ることができるという効果を奏する。
【0053】さらに、第7発明によれば、上記中間部材
が、上記第1環状部と一体的に移動可能で、かつこの第
1環状部とは相対的に回転可能に設けた第1部材と、こ
の第1部材が正方向、逆方向のいずれの方向に移動する
場合にもばねを介してこの第1部材により、この第1部
材の移動方向と同方向に作動させられ、上記リンク機構
を直接作動させる第2部材とからなる構成としてある。
このため、上記各発明による効果に加えて、上記湾曲部
材が閉じた際に、例えば作業者が誤って湾曲部材に手が
挟まれても、ばねがクッションの働きをし、怪我を防
ぎ、湾曲部材に鉄筋を挟んでも、ばねがクッションの働
きをし、モータ等の駆動部に過負荷が作用するのを防止
する。また、上記ばねを設けているため、上記湾曲部材
を閉じても、多少湾曲部材が開く方向に動作できる遊び
が生じ、ワイヤが湾曲部材の溝内を進む際に、ワイヤと
溝の底面との間に隙間が生じ、上記ループの形成を助
け、より一層作業性の向上と駆動部の小型化に寄与し得
る。さらに、湾曲部材が開く場合に、湾曲部材が鉄筋等
の障害物に当たって湾曲部材が開く動作が妨げられて
も、カッタ、ピン部材等は作動して初期状態に戻り、障
害がなくなった後、湾曲部材も開くことができ、上記同
様にモータ等に過負荷を与えることはない等の効果を奏
する。
【0054】さらに、第8発明によれば、上記ワイヤ供
給部が、ワイヤを挟んで送り出す一対の溝付き歯車の出
口側に、上記ヘッド部のガイド溝の幅方向と長手方向に
延びる平面と平行な平面内において上記長手方向に対し
て傾斜させて上記ワイヤを上記ガイド溝に導くガイド孔
を穿設したガイド部材を備えた構成としてある。このた
め、上記各発明による効果に加えて、上記ループの形成
をさらに円滑にするという効果を奏する。
【0055】さらに、第9発明によれば、上記モータ
が、電流を予め設定した値以下となるようにしてトルク
制限される構成としてある。このため、上記各発明によ
る効果に加えて、モータにより生じるトルクが過大にな
るのを防止し、上記ループの捩り過ぎをなくすととも
に、捩りの程度を一定にすることが可能になるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る鉄筋結束機の第1の状態を示す
平面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 図2に示す固定ガイド部材の一例を示す斜視
図である。
【図5】 図2に示す固定ガイド部材の他の例を示す斜
視図である。
【図6】 第1環状部材,第1爪部材の係合状態の一例
を示す部分断面図である。
【図7】 第2環状部材,第2爪部材の係合状態の一例
を示す部分断面図である。
【図8】 図2と同じ位置での断面で、本発明に係る鉄
筋結束機の第2の状態を示す図である。
【図9】 図3と同じ位置での断面で、本発明に係る鉄
筋結束機の第2の状態を示す図である。
【図10】 本発明に係る鉄筋結束機の第2の状態のと
きの左側面図である。
【図11】 図2と同じ位置での断面で、本発明に係る
鉄筋結束機の第3の状態を示す図である。
【図12】 図11で示す鉄筋結束機のワイヤ送り出し
機構の要部を示す部分断面図である。
【図13】 図12で示すワイヤ送り出し機構を適宜本
体の壁部を省略して、前方から見た状態を示した部分断
面図である。
【図14】 図2と同じ位置での断面で、本発明に係る
鉄筋結束機の第4,5の状態を示す図である。
【図15】 図3と同じ位置での断面で、本発明に係る
鉄筋結束機の第4,5の状態を示す図である。
【図16】 本発明に係る鉄筋結束機の第2の状態にお
ける第2雄ねじ部材、第2環状部、ヘッド部およびその
隣接部を示す部分断面図である。
【図17】 本発明に係る鉄筋結束機の第3,4の状態
における第2雄ねじ部材、第2環状部、ヘッド部および
その隣接部を示す部分断面図である。
【図18】 図16のXVIII−XVIII線部分断面図であ
る。
【図19】 図18と同じ位置における別の状態を示す
部分断面図である。
【図20】 図1に示す鉄筋結束機のヘッド部を示す図
である。
【図21】 図20のXXI−XXI線断面図である。
【図22】 図20に示すヘッド部を側方から見た図で
ある。
【図23】 図20に示すヘッド部を上方から見た図で
ある。
【図24】 図20に示すヘッド部を下方から見た図で
ある。
【図25】 図20に示すヘッド部から突出したピン部
材によるワイヤのループの捩り開始前の状態の概略を示
す斜視図である。
【図26】 図20に示すヘッド部から突出したピン部
材によるワイヤのループの捩りの途中の状態の概略を示
す斜視図である。
【図27】 図20に示すヘッド部から突出したピン部
材によるワイヤのループの捩りの完了時の状態の概略を
示す斜視図である。
【図28】 図20に示すヘッド部から突出したピン部
材により捩られたワイヤのループを示す斜視図である。
【図29】 従来の鉄筋結束機を示す断面図である。
【符号の説明】
1:本体 2A,2B:湾曲
部材 3:ループ形成部 4:ワイヤ 5:ワイヤ供給部 6:駆動機構 7:突出部 11:ワイヤリー
ル 14:第1モータ 15A,15B:
歯車 16:ワイヤ送り出し部 17:ガイド孔 18:ガイド部材 21:第2モータ 22:第1雄ねじ部材 23:第2雄ねじ
部材 24:第1環状部 25:第2環状部 26A,26B:第1爪部材 27A,27B:
第2爪部材、28:ヘッド部 2
9:カップリング 30:突条 32:棒部材 33:コイルばね 34:コイルば
ね、35A,35B:突条 36:カッタ 37:ピン部材 38:ガイド溝 39:ガイド孔 40:ガイド溝 41:オーバーハング部 53:溝部 54:溝部 55:リンク部材 56:リンク部材 58:固定ガイド
部材、60:鉄筋 61:後部
ストッパ面 62:ループ 78:カム 81:前部ストッパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯口 貞雄 大阪府大阪市西区本田1丁目4番36号 株 式会社神崎商会内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、この本体の先端部に開閉可能に
    設けた一対の溝付き湾曲部材を備えたループ形成部とか
    らなり、 上記本体が、鉄筋の交差部を包囲するように閉じさせた
    状態にした上記一対の湾曲部材の溝部にワイヤを送り、
    ワイヤのループを形成させるワイヤ供給部と、 1台のモータにより、上記一対の湾曲部材の開閉、上記
    ループを形成した後、上記溝部に送り出されるワイヤを
    切断するカッタの進退、および形成された上記ループを
    捩り、上記ワイヤにより鉄筋を結束させる一対の間隔を
    おいて並設したピン部材の進退、回転を順次行わせる駆
    動機構とを備えたことを特徴とする鉄筋結束機。
  2. 【請求項2】 上記一対の湾曲部材が、リンク機構によ
    り連動可能に形成され、 上記駆動機構が、上記モータにより駆動されて回転する
    第1雄ねじ部材と、 この第1雄ねじ部材と平行に配置され、この第1雄ねじ
    部材を介して上記モータにより駆動されて回転する第2
    雄ねじ部材と、 上記第1雄ねじ部材に螺合する雌ねじ部を備え、この雌
    ねじ部に対して相対的に第1雄ねじ部が正転すると上記
    ループ形成部から遠のく方向である後方に向けて移動す
    るとともに、外周部に軸方向に延びる複数の突条を備
    え、中間部材を介して上記リンク機構に結合され、上記
    後方に向けて移動することにより上記湾曲部材を閉じ、
    上記ループ形成部に向かう方向である前方に向けて移動
    することにより上記湾曲部材を開く第1環状部と、 上記第2雄ねじ部材に螺合する雌ねじ部を備え、この雌
    ねじ部に対して、上記第2雄ねじ部材が上記第1雄ねじ
    部材の正転に伴って、相対的に回転する場合には前方に
    向けて移動するとともに、外周部に軸方向に延びる複数
    の突条を備え、上記カッタおよびピン部材と一体的に進
    退可能に、かつ一体的に回転可能に形成され、上記前方
    に向けて移動することにより上記カッタを前進させて上
    記ワイヤを切断する位置を超えて移動させ、かつ上記ピ
    ン部材を上記ループを捩り得る位置まで突出させる第2
    環状部と、 上記第1環状部の上記突条と係合、離脱し、鉄筋結束作
    業の開始前の初期状態である第1の状態では、上記第1
    環状部の正転を拘束し、軸に沿った方向の移動を許容す
    る状態とし、第2の状態では、上記第1の状態における
    位置から移動した後、後部ストッパ面に当たり、後方に
    向かう方向の移動を拘束された上記第1環状部の前方に
    向かう方向の移動を許容するとともに、逆転を拘束し、
    正転を許容する状態とし、第3,第4の各状態、および
    第1の状態へと第5の状態では、上記第2の状態を保つ
    一対の第1爪部材と、 上記第2環状部の上記突条と係合、離脱し、上記第1,
    第2,第3の状態では、上記第2環状部の回転を拘束
    し、軸方向の移動を許容する状態とし、上記第4,第5
    の状態では、上記第1雄ねじ部材の正転に伴う上記第2
    雄ねじ部材の回転と同方向の上記第2環状部の回転を許
    容し、これとは反対の方向のこの第2環状部の回転を拘
    束し、上記第3の状態における位置から移動した後、前
    部ストッパ面に当たり、前方に向かう方向の移動を拘束
    された上記第2環状部の後方に向かう方向の移動を許容
    する状態とする一対の第2爪部材と、 上記カッタおよび上記ピン部材を摺動させるガイド部を
    有するとともに、上記ワイヤを上記ループ形成部の入口
    部に向けてガイドするガイド溝を前面に有し、上記ピン
    部材とともに回転可能に設けたヘッド部とを備え、 上記第1環状部が前進位置にあり、上記第2環状部が後
    退位置にある上記第1の状態から上記第1雄ねじ部材を
    正転させることにより上記第2,第3の状態にし、さら
    に上記第1雄ねじ部材を正転させることにより上記第4
    の状態とし、さらに上記第1雄ねじ部材を正転させるこ
    とにより上記第5の状態とし、その後上記第1雄ねじ部
    材を逆転させることにより上記第1の状態へ移行可能に
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載の鉄筋結束
    機。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド部のガイド溝が、出口部でか
    つ上記ループを捩るために上記ヘッド部が回転する時の
    前進側に、溝上に突出したオーバーハング部を備えると
    ともに、上記ワイヤの進む方向に沿ってより前方に向か
    うように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載
    の鉄筋結束機。
  4. 【請求項4】 上記ヘッド部の前面が、上記ループを捩
    るために上記ヘッド部が回転する時の上記ガイド溝の入
    口部、出口部の追従側部分を、端部に向かって上記ガイ
    ド溝の側壁が低くなるように傾斜面として形成されたこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の鉄筋結束機。
  5. 【請求項5】 上記ループ形成部が、上記湾曲部材の溝
    部の入口側に、このこの溝部の入口部の底面と同じ方向
    に傾斜するとともに、上記ワイヤが進む方向において前
    方が低くなる段部を形成するガイド面を有する固定ガイ
    ド部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の鉄筋
    結束機。
  6. 【請求項6】 上記湾曲部材が、上記ワイヤが進む方向
    に沿って先細となる形状の溝部を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の鉄筋結束機。
  7. 【請求項7】 上記中間部材が、上記第1環状部と一体
    的に移動可能で、かつこの第1環状部とは相対的に回転
    可能に設けた第1部材と、この第1部材が正方向、逆方
    向のいずれの方向に移動する場合にもばねを介してこの
    第1部材により、この第1部材の移動方向と同方向に作
    動させられ、上記リンク機構を直接作動させる第2部材
    とからなることを特徴とする請求項2に記載の鉄筋結束
    機。
  8. 【請求項8】 上記ワイヤ供給部が、ワイヤを挟んで送
    り出す一対の溝付き歯車の出口側に、上記ヘッド部のガ
    イド溝の幅方向と長手方向に延びる平面と平行な平面内
    において上記長手方向に対して傾斜させて上記ワイヤを
    上記ガイド溝に導くガイド孔を穿設したガイド部材を備
    えたことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載
    の鉄筋結束機。
  9. 【請求項9】 上記モータが、直流電源により作動し、
    その電流を予め設定した値以下となるようにしてトルク
    制限されたことを特徴とする請求項1から8のいずれか
    に記載の鉄筋結束機。
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