JPS61191764A

JPS61191764A - 鉄筋の結束装置

Info

Publication number: JPS61191764A
Application number: JP60029939A
Authority: JP
Inventors: 湯口　貞雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-02-18
Filing date: 1985-02-18
Publication date: 1986-08-26
Also published as: GB2171038A; FR2577594B3; JPH0513223B2; GB2171038B; DE3603752A1; US4685493A; GB8600032D0; FR2577594A1; CA1245948A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】主粟上立租且分！本発明は鉄筋の結束装置に関するものであり、更に詳し
くは鉄筋工事現場に於いて柱筋、梁筋、差筋あるいは壁
筋等の交叉部に結束用の鋼線を捲回固着するために使用
する可搬式の鉄筋結束装置に関するものである。

従来互伎血ビルディングや橋脚等の鉄筋コンクリート構造物の構築
に際し、柱筋、梁筋、差筋、あるいは壁筋等の鉄筋の交
叉部に結束用の鋼線を捲回固着するため、バッカーやホ
ッチキス式鉄筋結束機を始めとする各種の結束具や結束
装置が使用されている。例えばハツカ−による場合は、
鉄筋の交叉部に焼鈍した鋼線を二つ折りにして撞付けた
後、該鋼線のループにハ゛ツカ−を引掛は相互に捩り合
わせることによ−〕で鉄筋の交叉部を結束している。

血所左荒扱支よ立上工支刑１点上記の如く手動式結束具、例えばハツカ−によって鉄筋
の交叉部を結束する場合には、鋼線の二つ折りから捲回
後の捩り合わせ迄のすべての作業が現場作業者の経験と
勘に頼って実施されるから、鋼線の硬度や太さに差があ
る場合等に交叉部の結束強度を一定の水準に維持するこ
とは実際問題として殆ど期待し得す、鉄筋構造物の強度
や寸法精度の確保に悪影響を与えていた。また、このよ
うな手動式の結束具を使用する鉄筋工事は、一般に作業
能率が低く、結果的に建設工事費の低減が阻害される。

また、ホッチキス式鉄筋結束機には、構造上の制約から
鉄筋の結束力が充分でないという実用上の難点が認めら
れ、更にコスト面からもその使用可能範囲が大幅に制約
されている。

本発明は、鉄筋工事現場で汎用されている鋼線結束具乃
至は結束装置に認められた上記の如き不都合を解消する
ことのできる自動結束装置を提供することをその主要な
目的とするものである。

本発明の他の主要な目的は、構造の簡易性と作動の確実
性に優れた、現場作業の省力化に好適な鉄筋結束装置を
提供することにある。

い　占　　゛　るための斯かる目的に鑑みて本発明は、鉄筋工事現場で鉄筋（５
０）、（５０）　ｉ交叉部に鋼線を自動的に結束するた
めに使用する可搬式結束装置であって、把手（１）付き
のフレーム（２）上に、結束線として使用する鋼線（３
）の巻取りリール（４）と、該巻取りリール（４）から
の鋼線（３）の引出し経路（５）に設けられた鋼線送出
し機構（Ｆ）と、前記鋼線（３）の引出し経路（５）の
端末部（６）に駆動値−Ｚ（Ｄ）を介して前進・後退自
在に配設された鋼線ループ形成機構（Ｌ）と、該鋼線ル
ープ形成機構（夏、）と前記鋼線（３）の引出し経路（
５）の端末部（６）との間に鋼線（３）との係合部位を
臨ませた鋼線切断機構（Ｃ）ならびに鋼線捩り合わせ機
構（Ｔ）とを取付けた鉄筋の結束装置を要旨とするもの
である。

１里本発明装置を使用することによって、鉄筋の交叉部は、
焼鈍処理を施した鋼線によって強固に自動締着される。

また、本発明装置によれば、鉄筋の交叉部は、予め設定
された締付は圧の作用下に迅速、且つ正確に締付けられ
るから、鉄筋工事の省力化ならびに鉄筋構造物の建設コ
ストの低減に対しても注目すべき効果が達成される。

、火施堕ｌ第１図は本発明装置の全体構造を例示する一部分を断面
にした正面図であり、第２図は鋼線切断機構の概略構造
を例示する正面図である。

これらの図面に見られるように本発明装置は、鉄筋工事
現場で異なる位置に形成された鉄筋（５０）、（５０）
の交叉部に結束線として機能する鋼線（３）を捲回固着
する可搬式の結束装置を構成するため、把手（１）およ
び起動用押しボタンスイッチ（２５）付きのフレーム（
２）上に鋼線（３）の巻取りリール（４）、鋼線送出し
機構（Ｆ）、鋼線ループ形成機構（Ｌ）、鋼線切断機構
（Ｃ）、ならびに鋼線捩り合わせ機構（Ｔ）を起動・停
止自在に装着している。

鋼線送出し機構（Ｆ）は、後記鋼線ループ形成機構（Ｌ
）を形成する可動締付は部材（７）の移動経路に付設さ
れたマイクロスイッチ（８）が押されることによって起
動するモータ（９）、ならびに該モータ（９）の回転軸
に接続されたウオームおよびウオームホイール（１０）
を介して回転し、巻取リリール（４）から巻戻された鋼
線（３）を引出し経路（５）に沿って送出すフィードロ
ーラ（１１）から構成されている。

モータ（９）は、鋼線（３）に予め設定された送出し長
さを与えるステップ送り機能を有するものであれば、公
知のステップモーフやパルスモータあるいは交流モータ
等から自由に選択することができる。

鋼線ループ形成機構（Ｌ）は、ソレノイｒ′パルプある
いは流体圧シリンダ機構等の往復型駆動装置（Ｄ）に接
続され、滑り軸受（１５）を介して前進・後退自在に支
持された可動締付は部材（７）と、該可動締付は部材（
７）に形成されたループ状の鋼線挿通路（１２）と連通
ずる円弧状の鋼線挿通路（１３）を有する静止締付は部
材（１４）から構成されている０図示する態様に於いて
は、出力１０ｋｇ、ストローク３０ａｍのソレノイドが
、往復型駆動装置（Ｄ）として可動締付は部材（７）に
連設されており、また該可動締付部材が前記滑り軸受（
１５）の近傍に内装された図示しない加圧スプリングに
よって常時前進側に付勢され静止締付部材（１４）との
間に鉄筋（５０）、（５０）の挿通口（２４）を開口せ
しめている。可動締付は部材（７）および静止締付は部
材（１４）は、第３図に示すように２本の鉄筋（５０）
、（５０）の交叉部に鋼線（３）をループ状に巻付ける
ため、前記鋼線挿通路（１２）、（１３）から内側に向
かって延び鋼線（３）の縮径ルートとして機能するスリ
ット（１５）、（１６）を備えている。尚、静止締付は
部材（１４）に設けられたスリット（１６）の端部には
、可動締付は部材（７）のスリット（１５）からの鋼線
（３）の進入を容易にするため端面に向かって円錐状に
開いた受口（１７）が形成されている。

一方、前記鋼線ループ形成機構（Ｌ）と、鋼線（３）の
引出し経路（５）の端末部（６）との間には、第２図に
その概略構造を示す鋼線切断機構（Ｃ）が設けられてお
り、更に該鋼線切断機構に隣接して鋼線捩り合わせ機ｔ
ｒＲ（Ｔ）が設けられている。

まず鋼線切断機構（Ｃ）は、鋼線（３）が嵌まり込む円
筒状の案内部材（１７）と、該案内部材の端壁面に装着
された固定刃（１８）と、ソレノイド等の駆動装置（１
９）に接続され前記固定刃（１８）に対して前進・後退
自在に係合する可動刃（２０）から構成されており、該
鋼線切断機構（Ｃ）は、可動締付は部材（７）の鋼線送
出し側端面が静止締付は部材（１４）の鋼線受入れ側端
面に当接し、受口（１７）を介して鋼線挿通路（１２）
と（１３）とが連通したことを検出するセンサ（２１）
付きの制御回路に接続されている。また鋼線捩り合わせ
機構（Ｔ）は、鋼線切断機構（Ｃ）の駆動装置（１９）
の停止、例えばソレノイドの消磁と同時に起動し、引出
し経路（５）の端末部（６）から引出され前記鋼線切断
機構（Ｃ）によって剪断された鋼線（３）の一端と、こ
れに交叉するように鋼線挿通路（１３）から送出された
細線（３）の他端とを捩り合わせるツウ・イスタ（２２
）付きのモータ（２３）から構成されている。モータ（
２３）は、鋼線（３）の交叉部が所定回数だけ捩り合わ
された後回転を停止し、引出し経路（５）、鋼線挿通路
（１２）、（１３）との間に、前記ツウイスタ（２２）
を介して後続の鋼線（３）用の連通経路を形成し得るよ
うに前記制御回路によって回転数と停止位置が予め調整
されている。

以下、本発明装置の作動順序を説明する。

■　鉄筋（５０）、（５０）の交叉部を、可動締付は部
材（１７）と静止締付は部材（１４）との間に開口して
いる挿通口（２４）からこれらの締付は部材によって囲
繞されたスペース内に引入れる。

■　起動用押しボタンスイッチ（２５）を押して往復型
駆動装置（Ｄ）を構成しているソレノイｌ′を励磁し、
可動締付は部材（７）の後退運動を介してその鋼線送出
し側端面を静止締付は部材（１４）の鋼線受入れ側端面
に密着させる。

■　可動締付は部材（７）が後退ストロークの途上でマ
イクロス任ノチ（８）を押し、前記制御回路に組込まれ
たリレー（図示省略）の励磁を介してモータ（９）を起
動する。斯くして、巻取りリール（４）上に巻回されて
しする鋼線（３）は、フィードローラ（１１）の回転に
より引出し経＠（５）内に引出され、該引出し経路の端
末部（６）から鋼線ｔＪＪ断機構＜ｃ＞　、’ンウイス
タ（２２）　、連通状態にある鋼線挿通路（１２）、（
１３）を経てツウイスタ（２２）　？こ到達し、該ツウ
イスタ上に鋼線（３）の交叉を形成す・乙。

これと同時に鉄筋（５０）、（５０）の交叉部器よ、Ｆ
ａ径した鋼線（３）のループによって囲繞される。鋼線
（３）の先端部が第１図Ｇこ示すようにツウイスタ（２
２）の端部から突出した瞬間にモータ（９）が停止する
。

■　センサ（２１）によって鋼線挿通路（１２）と（１
３）の連通が検出されると、鋼線切断機構（Ｃ）のソレ
ノイド（１９）が励磁され、案内部材（１７）の端壁面
に装着された固定刃（１８）と、前記ソレノイド（１９
）に接続された可動刃（２０）とが噛合い係合してツウ
イスタ（２２）と引出し経路（５）の端末部（６）との
間で鋼線（３）を剪断する。

■　前記ソレノイド（１９）の消磁と共に前記制御回路
を介して鋼線捩り合わせ機構（Ｔ）のモータ（２３）が
起動し、ツウイスタ（２２）上に形成された鋼線（３）
の交叉部を所定回数だけ捩り合わせる。斯くして、鉄筋
（５０）、（５０）の交叉部は、前記捩り合わせにより
更に縮径した鋼線（３）のループによって強固に締付け
られ、コンクリ−Ｉ・の打設に好適な結束状態を取得す
る。

■　モータ（２３）の回転が停止するのと同時に、前記
制御回路を介して往復型駆動装置（Ｄ＞のソレノイドが
消磁状態に切替えられ、可動締付は部材（７）は前記加
圧スプリングによる付勢下に前進して静止締付は部材（
１４）から離間し、後続の鉄筋結束動作に備えて鉄筋（
５０）、（５０）の挿通口を開口状態に復元させる。以
後、前記作動順序に従って鉄筋の結束動作を繰返すこと
によって鉄筋構造物の構築作業が進められる。

丞已１生効−果以上の説明から理解し得る如（、本発明装置を使用する
ことによって、鉄筋の交叉部を鋼線によって所定の締付
は圧の作用下に強固に、且つ、迅速に結束することがで
きる。本発明によれば、鉄筋の結束作業を全自動的な態
様で実施することができるから、鉄筋工事の省力化なら
びに工事費の低減に於いても顕著な効果を発揮すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の全体構造を例示する一部分を断面
にした正面図であり、第２図は鋼線切断機構の概略構造
を例示する正面図である。また第３図は可動締付は部材ならびに静止締付は部材に
設けられた鋼線揮通路とスリットの形状を示す横断面図
である。（５０）・−鉄筋、（１）−・・把手、（２）−・フレ
ーム、（３）−鋼線、（４）−巻取リリール、（５）・
−鋼線引出し経路、（Ｆ）−・鋼線送出し機構、（Ｄ）
−駆動装置、（Ｌ）−鋼線ループ形成機構、（６）−・
−引出し２経路の端末部、（Ｃ）−・鋼線切断機構、（
Ｔ）・−・・鋼線限り合わせ機構。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鉄筋工事現場で鉄筋の交叉部に鋼線を自動的に結
束するために使用する可搬式結束装置であって、把手付
きのフレーム上に、結束線として使用する鋼線の巻取り
リールと、該巻取りリールからの鋼線の引出し経路に設
けられた鋼線送出し機構と、前記鋼線の引出し経路の端
末部に駆動装置を介して前進・後退自在に配設された鋼
線ループ形成機構と、該鋼線ループ形成機構と前記鋼線
の引出し経路の端末部との間に鋼線との係合部位を臨ま
せた鋼線切断機構ならびに鋼線捩り合わせ機構とを取付
けたことを特徴とする鉄筋の結束装置。