JPH09248979A - 中綴折りの折りぐせ付け方法及びその折りぐせ付け装置 - Google Patents
中綴折りの折りぐせ付け方法及びその折りぐせ付け装置Info
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- JPH09248979A JPH09248979A JP10068096A JP10068096A JPH09248979A JP H09248979 A JPH09248979 A JP H09248979A JP 10068096 A JP10068096 A JP 10068096A JP 10068096 A JP10068096 A JP 10068096A JP H09248979 A JPH09248979 A JP H09248979A
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中綴じ折した枚葉紙の折り曲げ部を短時間て
確実に押し潰して、十分に折ぐせを付けることができる
中綴折りの折りぐせ付け方法およびその装置を提供する
こと。 【解決手段】 中綴じ折の状態に成形された枚葉紙3を
搬送手段80によってその表裏面間を挟圧した状態で加
速して一対のプレスローラ82,83に衝突させること
で、綴じ位置近傍背面に衝撃を加え、その後に、綴じ位
置の背部から順に前記プレスローラ82,83でプレス
処理を加えることで、中綴じ折のくせ付けを強化する。
確実に押し潰して、十分に折ぐせを付けることができる
中綴折りの折りぐせ付け方法およびその装置を提供する
こと。 【解決手段】 中綴じ折の状態に成形された枚葉紙3を
搬送手段80によってその表裏面間を挟圧した状態で加
速して一対のプレスローラ82,83に衝突させること
で、綴じ位置近傍背面に衝撃を加え、その後に、綴じ位
置の背部から順に前記プレスローラ82,83でプレス
処理を加えることで、中綴じ折のくせ付けを強化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中綴折りされた枚
葉紙の折りぐせを付ける方法及びその装置に関するもの
である。
葉紙の折りぐせを付ける方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】印刷や複写された葉紙を一冊分積み重ね
た枚葉紙を綴じ処理する方法には、枚葉紙の一端縁を綴
じる平綴じ法、枚葉紙の一端縁の一隅を綴じるコーナー
綴じ法、枚葉紙の中央を綴じると共にその綴じ位置で2
つ折に枚葉紙を折り曲げる中綴じ折法があり、これらの
綴じ処理方法を行なうことを可能にする綴機、いわゆる
中綴折機が開発されている。
た枚葉紙を綴じ処理する方法には、枚葉紙の一端縁を綴
じる平綴じ法、枚葉紙の一端縁の一隅を綴じるコーナー
綴じ法、枚葉紙の中央を綴じると共にその綴じ位置で2
つ折に枚葉紙を折り曲げる中綴じ折法があり、これらの
綴じ処理方法を行なうことを可能にする綴機、いわゆる
中綴折機が開発されている。
【0003】図4は、このような中綴折機を用いた綴じ
処理システムの構成の一例を示すもので、簡単に説明す
ると、綴処理システム1は、葉紙を所定の順番で重ねた
枚葉紙3として送り出す丁合機5と、丁合機5が送り出
した枚葉紙3が供給口7に供給されると、その枚葉紙3
に対して所定の綴じ折り処理をして排出口9に送り出す
中綴折機11と、この中綴折機11が排出口9に送り出
した枚葉紙3に対して所定の後処理を実施する後処理機
13とで構成されている。
処理システムの構成の一例を示すもので、簡単に説明す
ると、綴処理システム1は、葉紙を所定の順番で重ねた
枚葉紙3として送り出す丁合機5と、丁合機5が送り出
した枚葉紙3が供給口7に供給されると、その枚葉紙3
に対して所定の綴じ折り処理をして排出口9に送り出す
中綴折機11と、この中綴折機11が排出口9に送り出
した枚葉紙3に対して所定の後処理を実施する後処理機
13とで構成されている。
【0004】丁合機5は、周知のように上下方向に多段
に用紙棚T1〜T10が設けられ、用紙棚T1には1頁
目の葉紙P1、用紙棚T2には2頁目の葉紙P2・・・
用紙棚T10には10頁目の葉紙P10と各頁毎の葉紙
が積載されていて、各用紙棚T1〜T10から順番に1
枚ずつ用紙を繰り出して供給口7に連絡した受け渡しト
レイ15上に枚葉紙3を形成する葉紙繰り出し機構17
とを備えた構成をなしている。
に用紙棚T1〜T10が設けられ、用紙棚T1には1頁
目の葉紙P1、用紙棚T2には2頁目の葉紙P2・・・
用紙棚T10には10頁目の葉紙P10と各頁毎の葉紙
が積載されていて、各用紙棚T1〜T10から順番に1
枚ずつ用紙を繰り出して供給口7に連絡した受け渡しト
レイ15上に枚葉紙3を形成する葉紙繰り出し機構17
とを備えた構成をなしている。
【0005】中綴折機11は、枚葉紙3を綴じるステッ
チャー21、平綴(コーナ綴も兼ねる)用ストッパ2
3、中綴用ストッパ24とを備える綴じ部およびストッ
パ63と折りナイフ59、一対の折りローラ61、61
とを備える折曲部28および枚葉紙3を供給口7から排
出口9に搬送する搬送路とを備えている。
チャー21、平綴(コーナ綴も兼ねる)用ストッパ2
3、中綴用ストッパ24とを備える綴じ部およびストッ
パ63と折りナイフ59、一対の折りローラ61、61
とを備える折曲部28および枚葉紙3を供給口7から排
出口9に搬送する搬送路とを備えている。
【0006】搬送路は、供給口7から綴じ部まで枚葉紙
3を、モータ38から減速プーリ40を介して駆動され
る搬送ベルト42によって搬送する第1の搬送部19、
第1の搬送部19の終端から2つに分路(K点)し、そ
の一方の排出口9までの傾斜ガイド板による第2の搬送
部26、他方の折曲部28までの搬送ベルト42によ第
3の搬送部30、折曲部28から排出口9までの一対の
折りローラ61、61と送り出しローラ72、72とに
よる第4の搬送部32とにより形成され、分路点Kに切
替ゲート板34を配置して構成されている。
3を、モータ38から減速プーリ40を介して駆動され
る搬送ベルト42によって搬送する第1の搬送部19、
第1の搬送部19の終端から2つに分路(K点)し、そ
の一方の排出口9までの傾斜ガイド板による第2の搬送
部26、他方の折曲部28までの搬送ベルト42によ第
3の搬送部30、折曲部28から排出口9までの一対の
折りローラ61、61と送り出しローラ72、72とに
よる第4の搬送部32とにより形成され、分路点Kに切
替ゲート板34を配置して構成されている。
【0007】平綴用ストッパ23は、ソレノイド54の
駆動によって搬送路上に進退可能に支持されており、平
綴またはコーナ綴の場合に先端を搬送路上に突出させ、
第1の搬送部19により送られてくる枚葉紙3を、ステ
ッチャー21による綴じ位置が枚葉紙3の一端縁または
一隅となる平綴じ位置に位置決め・停止させる。
駆動によって搬送路上に進退可能に支持されており、平
綴またはコーナ綴の場合に先端を搬送路上に突出させ、
第1の搬送部19により送られてくる枚葉紙3を、ステ
ッチャー21による綴じ位置が枚葉紙3の一端縁または
一隅となる平綴じ位置に位置決め・停止させる。
【0008】中綴用ストッパ24は、ソレノイド56の
駆動によって搬送路上に進退可能に支持されており、中
綴の場合にソレノイド56の駆動によって先端を搬送経
路上に突出させ、第1の搬送部19により送られてくる
枚葉紙3を、ステッチャー21による綴じ位置が枚葉紙
3の中央になる中綴じ位置に位置決め・停止させる。
駆動によって搬送路上に進退可能に支持されており、中
綴の場合にソレノイド56の駆動によって先端を搬送経
路上に突出させ、第1の搬送部19により送られてくる
枚葉紙3を、ステッチャー21による綴じ位置が枚葉紙
3の中央になる中綴じ位置に位置決め・停止させる。
【0009】切替ゲート板34は、ソレノイド74の駆
動によって第1の搬送部19に連通する搬送路を第2お
よび第3の搬送部26、30に択一的に切り替える。枚
葉紙3の綴が平綴やコーナ綴である場合には、ソレノイ
ド74によって駆動され、第2の搬送部26に連通さ
れ、平綴やコーナ綴を終えた枚葉紙3は第2の搬送部2
6を経由して排出口9に送られる。
動によって第1の搬送部19に連通する搬送路を第2お
よび第3の搬送部26、30に択一的に切り替える。枚
葉紙3の綴が平綴やコーナ綴である場合には、ソレノイ
ド74によって駆動され、第2の搬送部26に連通さ
れ、平綴やコーナ綴を終えた枚葉紙3は第2の搬送部2
6を経由して排出口9に送られる。
【0010】枚葉紙3の綴が中綴である場合には、ソレ
ノイド74によって駆動され、第1の搬送部19に第3
の搬送部30が連通され、中綴を終えた枚葉紙3(図5
(a)参照、52は綴じ針)は第3の搬送部26を経由
して折曲部28に送られる。
ノイド74によって駆動され、第1の搬送部19に第3
の搬送部30が連通され、中綴を終えた枚葉紙3(図5
(a)参照、52は綴じ針)は第3の搬送部26を経由
して折曲部28に送られる。
【0011】折曲部28は、第3の搬送部30の延長線
上に配置され、ステッチャー21によって中綴じされた
枚葉紙3の中綴じ位置を押し出す折りナイフ59と、枚
葉紙3に対して折りナイフ59とは反対側に配置されて
折りナイフ59によって押し出された枚葉紙3(図5
(b)参照)の背部を挟圧して折り付ける一対の折りロ
ーラ61、61とを備えて、枚葉紙3を中綴じ折の状態
にする。
上に配置され、ステッチャー21によって中綴じされた
枚葉紙3の中綴じ位置を押し出す折りナイフ59と、枚
葉紙3に対して折りナイフ59とは反対側に配置されて
折りナイフ59によって押し出された枚葉紙3(図5
(b)参照)の背部を挟圧して折り付ける一対の折りロ
ーラ61、61とを備えて、枚葉紙3を中綴じ折の状態
にする。
【0012】この折曲部28には、中綴じ位置が前記折
りナイフ59による折箇所となるように、枚葉紙3の端
部の位置を規制する枚葉紙3のサイズに応じて位置調整
可能にされたストッパ63を備え、第3の搬送部30か
ら送られてくる枚葉紙3を位置決め・停止させる。
りナイフ59による折箇所となるように、枚葉紙3の端
部の位置を規制する枚葉紙3のサイズに応じて位置調整
可能にされたストッパ63を備え、第3の搬送部30か
ら送られてくる枚葉紙3を位置決め・停止させる。
【0013】折曲部28で処理された中綴じ折の状態の
枚葉紙3は、折曲部28の一対の折りローラ61、61
と、このローラ61、61よりも紙排出口9寄りに配置
された一対の送り出しローラ72、72によって、排出
口9に送り出される。
枚葉紙3は、折曲部28の一対の折りローラ61、61
と、このローラ61、61よりも紙排出口9寄りに配置
された一対の送り出しローラ72、72によって、排出
口9に送り出される。
【0014】後処理機13は、通常、排出口9から排出
される枚葉紙3に対して、その周辺部を揃える小口の切
り揃え等の後処理を行う裁断機、あるいは場合によって
は更に折りぐせを付けるプレス機等であるが、図示例の
場合は、本発明に係る中綴折りの折りぐせ付け装置が連
結されている。
される枚葉紙3に対して、その周辺部を揃える小口の切
り揃え等の後処理を行う裁断機、あるいは場合によって
は更に折りぐせを付けるプレス機等であるが、図示例の
場合は、本発明に係る中綴折りの折りぐせ付け装置が連
結されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した中綴折機11
による中綴じ折処理では、例えば、折丁の厚みが3mm
近く、あるいはそれ以上になると、折りローラ61、6
1による挟圧力を高めたとしても、折り曲げ部に十分な
折ぐせを付けることができず、処理後には、用紙の腰の
強さに起因したスプリングバック現象によって折りが開
いてしまい(図5(c)参照)、その後、枚葉紙の小口
を切り揃える裁断処理等を行う際に、正確に切り揃える
ことができなくなる等の問題がある。
による中綴じ折処理では、例えば、折丁の厚みが3mm
近く、あるいはそれ以上になると、折りローラ61、6
1による挟圧力を高めたとしても、折り曲げ部に十分な
折ぐせを付けることができず、処理後には、用紙の腰の
強さに起因したスプリングバック現象によって折りが開
いてしまい(図5(c)参照)、その後、枚葉紙の小口
を切り揃える裁断処理等を行う際に、正確に切り揃える
ことができなくなる等の問題がある。
【0016】この問題を解消するために更にプレス機で
押圧して折りぐせを付けることがなされるが、プレス機
で押圧して確実に折りぐせを付けるには、長時間を要し
簡単にスプリングバック現象を取り除くことができない
という問題がある。
押圧して折りぐせを付けることがなされるが、プレス機
で押圧して確実に折りぐせを付けるには、長時間を要し
簡単にスプリングバック現象を取り除くことができない
という問題がある。
【0017】本発明は、上記問題に鑑みなされたもの
で、中綴じ折した枚葉紙の折り曲げ部を短時間て確実に
押し潰して、十分に折ぐせを付けることができる中綴折
りの折りぐせ付け方法およびその装置を提供することを
目的とする。
で、中綴じ折した枚葉紙の折り曲げ部を短時間て確実に
押し潰して、十分に折ぐせを付けることができる中綴折
りの折りぐせ付け方法およびその装置を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、中
綴じされた枚葉紙の綴じ位置を折ナイフで押圧して一対
の折ローラ間に押し込み前記枚葉紙を折り曲げ、前記折
り曲げ後の枚葉紙を加速し、前記加速された枚葉紙の前
記綴じ位置近傍背面を一対のプレスローラに衝突させて
前記一対のプレスローラ間に送りこみ、前記プレスロー
ラの衝突に続く前記プレスローラの挟圧により前記折り
曲げ後の枚葉紙の折りぐせ付けを行なうことを特徴とす
る中綴折りの折りぐせ付け方法とすることにより達成さ
れる。
綴じされた枚葉紙の綴じ位置を折ナイフで押圧して一対
の折ローラ間に押し込み前記枚葉紙を折り曲げ、前記折
り曲げ後の枚葉紙を加速し、前記加速された枚葉紙の前
記綴じ位置近傍背面を一対のプレスローラに衝突させて
前記一対のプレスローラ間に送りこみ、前記プレスロー
ラの衝突に続く前記プレスローラの挟圧により前記折り
曲げ後の枚葉紙の折りぐせ付けを行なうことを特徴とす
る中綴折りの折りぐせ付け方法とすることにより達成さ
れる。
【0019】また、本発明の上記目的は、中綴折りされ
た枚葉紙を折り状態を維持して加速する搬送手段と、前
記搬送手段の後段に配置され前記加速された枚葉紙を挟
圧搬送する一対のプレスローラとを備え、前記一対のプ
レスローラの内の一方のローラを他方のローラに接近・
離間自在とされてなることを特徴とする中綴折りの折り
ぐせ付け装置により達成される。
た枚葉紙を折り状態を維持して加速する搬送手段と、前
記搬送手段の後段に配置され前記加速された枚葉紙を挟
圧搬送する一対のプレスローラとを備え、前記一対のプ
レスローラの内の一方のローラを他方のローラに接近・
離間自在とされてなることを特徴とする中綴折りの折り
ぐせ付け装置により達成される。
【0020】本発明の上記解決手段によれば、折ナイフ
と折りローラとで中綴じ折の状態に成形された枚葉紙を
加速して、まず、折りぐせを付ける一対のプレスローラ
に綴じ位置近傍背面を衝突させて衝撃を加えて、綴じ位
置の背部における枚葉紙の腰を折り、その後、綴じ位置
の背部から順に前記一対のプレスローラにより挟圧を行
なっている。
と折りローラとで中綴じ折の状態に成形された枚葉紙を
加速して、まず、折りぐせを付ける一対のプレスローラ
に綴じ位置近傍背面を衝突させて衝撃を加えて、綴じ位
置の背部における枚葉紙の腰を折り、その後、綴じ位置
の背部から順に前記一対のプレスローラにより挟圧を行
なっている。
【0021】したがって、中綴じ折したときの折丁の厚
みが多少厚くても最初のプレスローラの衝突による衝撃
により折り曲げ箇所のスプリングバックが大幅に弱めら
れ、その後のプレス処理で折り曲げ部を確実に押し潰し
て、十分な折ぐせを短時間で付けることができる。
みが多少厚くても最初のプレスローラの衝突による衝撃
により折り曲げ箇所のスプリングバックが大幅に弱めら
れ、その後のプレス処理で折り曲げ部を確実に押し潰し
て、十分な折ぐせを短時間で付けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る中綴折りの折
りぐせ付け装置の例を図を参照して説明する。図1は、
本発明に係る中綴折りの折りぐせ付け装置の構成を示す
正面図、図2は、図1のA−A線に沿う要部断面図、図
3は、図1の動作の説明図である。なお、図4は、図1
に示す中綴折りの折りぐせ付け装置を採用した一例の綴
じ処理システムの構成図であり、中綴折機は前述したと
おりであるのでその説明は省略する。
りぐせ付け装置の例を図を参照して説明する。図1は、
本発明に係る中綴折りの折りぐせ付け装置の構成を示す
正面図、図2は、図1のA−A線に沿う要部断面図、図
3は、図1の動作の説明図である。なお、図4は、図1
に示す中綴折りの折りぐせ付け装置を採用した一例の綴
じ処理システムの構成図であり、中綴折機は前述したと
おりであるのでその説明は省略する。
【0023】図1および図2に示す中綴折りの折りぐせ
付け装置13は、図4を参照して説明したように中綴折
機11の排出口9に連結され、中綴折りされた枚葉紙3
を受け取り、その枚葉紙3の折りぐせを強化するもの
で、排出口9に排出された中綴折の状態の枚葉紙3をそ
の表裏面間を挟圧した状態で綴じ位置の背を先にして加
速する搬送手段80と、この搬送手段80によって搬送
されてくる枚葉紙3の背が衝突するように搬送方向前方
に配置されて衝突した枚葉紙3を引ぎ込んでプレス処理
する一対のプレスローラ82、83とを備えた構成をな
している。
付け装置13は、図4を参照して説明したように中綴折
機11の排出口9に連結され、中綴折りされた枚葉紙3
を受け取り、その枚葉紙3の折りぐせを強化するもの
で、排出口9に排出された中綴折の状態の枚葉紙3をそ
の表裏面間を挟圧した状態で綴じ位置の背を先にして加
速する搬送手段80と、この搬送手段80によって搬送
されてくる枚葉紙3の背が衝突するように搬送方向前方
に配置されて衝突した枚葉紙3を引ぎ込んでプレス処理
する一対のプレスローラ82、83とを備えた構成をな
している。
【0024】搬送手段80は、枚葉紙3を挾む上下一対
の搬送ベルト84、85と、搬送ベルト85を搬送ベル
ト84側へバネ87によって付勢するガイドローラ86
とで構成され、一対の搬送ベルト84、85のそれぞれ
は、各搬送ベルト84、85が掛けられている駆動ロー
ラのスプロケット88と回転駆動するモータMの回転軸
に取り付けられたスプロケット89間に掛け渡されたチ
ェーン97の駆動により駆動される。
の搬送ベルト84、85と、搬送ベルト85を搬送ベル
ト84側へバネ87によって付勢するガイドローラ86
とで構成され、一対の搬送ベルト84、85のそれぞれ
は、各搬送ベルト84、85が掛けられている駆動ロー
ラのスプロケット88と回転駆動するモータMの回転軸
に取り付けられたスプロケット89間に掛け渡されたチ
ェーン97の駆動により駆動される。
【0025】一対の搬送ベルト84、85に挾まれた枚
葉紙3は、ガイドローラ86によって折り状態を維持、
あるいは余圧されながら、一対の搬送ベルト84、85
の移動速度にしたがって加速される。この場合、枚葉紙
3に加えられる挟圧力および加速は枚葉紙3の腰の強さ
等に応じてバネ87およびモータMの回転速度が設定さ
れる。
葉紙3は、ガイドローラ86によって折り状態を維持、
あるいは余圧されながら、一対の搬送ベルト84、85
の移動速度にしたがって加速される。この場合、枚葉紙
3に加えられる挟圧力および加速は枚葉紙3の腰の強さ
等に応じてバネ87およびモータMの回転速度が設定さ
れる。
【0026】上下一対のプレスローラ82、83は、下
側のプレスローラ82が機枠94(全体は図示していな
い)に固定支持された軸受91に回転自在に支持されて
おり、上側のプレスローラ83が軸受91に上下方向摺
動自在に嵌合されたスライダー93に回転自在に支持さ
れている。スライダー93は一端が機枠94に取付けら
れたバネ95の他端に連結されている。バネ95は、一
対のプレスローラ82、83間に枚葉紙3を挾んだとき
にはプレスローラ83をプレスローラ82に向って付勢
する謂わば戻しバネである。
側のプレスローラ82が機枠94(全体は図示していな
い)に固定支持された軸受91に回転自在に支持されて
おり、上側のプレスローラ83が軸受91に上下方向摺
動自在に嵌合されたスライダー93に回転自在に支持さ
れている。スライダー93は一端が機枠94に取付けら
れたバネ95の他端に連結されている。バネ95は、一
対のプレスローラ82、83間に枚葉紙3を挾んだとき
にはプレスローラ83をプレスローラ82に向って付勢
する謂わば戻しバネである。
【0027】一対のプレスローラ82、83間は、例え
ば、0、5mm程度の間隔があけられていて、衝突した
枚葉紙3を一対のプレスローラ82、83間に引き込む
ようにされている。なお、0、5mm程度の間隔は無調
整で中綴じ折りされる枚葉紙3の大部分の厚みに対応で
きる間隔である。
ば、0、5mm程度の間隔があけられていて、衝突した
枚葉紙3を一対のプレスローラ82、83間に引き込む
ようにされている。なお、0、5mm程度の間隔は無調
整で中綴じ折りされる枚葉紙3の大部分の厚みに対応で
きる間隔である。
【0028】また一対のプレスローラ82、83は、こ
れらのローラ間に枚葉紙3を引き込むために回転駆動さ
れる。その回転駆動は、各プレスローラ82、83に取
り付けられたスプロケット98、99に、搬送ベルト8
4、85の駆動ローラのスプロケット88を経由するチ
ェーン97が掛け渡されていて、モータMによって回転
駆動される。
れらのローラ間に枚葉紙3を引き込むために回転駆動さ
れる。その回転駆動は、各プレスローラ82、83に取
り付けられたスプロケット98、99に、搬送ベルト8
4、85の駆動ローラのスプロケット88を経由するチ
ェーン97が掛け渡されていて、モータMによって回転
駆動される。
【0029】つまり、モータMは、搬送手段80におけ
る駆動ローラ88の駆動源として利用されると同時に、
プレスローラ82、83の駆動源としても利用され、駆
動源の有効利用を図っている。
る駆動ローラ88の駆動源として利用されると同時に、
プレスローラ82、83の駆動源としても利用され、駆
動源の有効利用を図っている。
【0030】次に、中綴折りの折りぐせ付け装置13に
よる作用を図3を参照して説明する。中綴折りの折りぐ
せ付け装置13では、中綴折機11の中綴じ折部28に
おける折ナイフ59と折リローラ61とで中綴じ折の状
態に成形された枚葉紙3は、まず、図3の(a)に示す
ように、搬送ベルト84、85間に挿入され、図3の
(b)に示すように、搬送ベルト84、85間で挟圧し
た状態で加速される。
よる作用を図3を参照して説明する。中綴折りの折りぐ
せ付け装置13では、中綴折機11の中綴じ折部28に
おける折ナイフ59と折リローラ61とで中綴じ折の状
態に成形された枚葉紙3は、まず、図3の(a)に示す
ように、搬送ベルト84、85間に挿入され、図3の
(b)に示すように、搬送ベルト84、85間で挟圧し
た状態で加速される。
【0031】ついで、加速された枚葉紙3は図3の
(c)に示すように、搬送方向に待機している一対のプ
レスローラ82、83に綴じ位置近傍背面が衝突させら
れる。この衝突で、綴じ位置近傍背面に衝撃F1,F2
が加えられ、この衝撃F1,F2によって、綴じ位置の
背部における枚葉紙3の腰が折られる。
(c)に示すように、搬送方向に待機している一対のプ
レスローラ82、83に綴じ位置近傍背面が衝突させら
れる。この衝突で、綴じ位置近傍背面に衝撃F1,F2
が加えられ、この衝撃F1,F2によって、綴じ位置の
背部における枚葉紙3の腰が折られる。
【0032】そして、衝撃F1,F2によって腰が折ら
れた紙葉束3は、図3の(d)に示すように、プレスロ
ーラ82、83の回転によってこれらの一対のローラ8
2、83間に引き込んで、ローラ83の自重とバネ95
による押圧力によって押し潰しを図り、折くせを強固な
ものにする。
れた紙葉束3は、図3の(d)に示すように、プレスロ
ーラ82、83の回転によってこれらの一対のローラ8
2、83間に引き込んで、ローラ83の自重とバネ95
による押圧力によって押し潰しを図り、折くせを強固な
ものにする。
【0033】このように、衝突による衝撃によって枚葉
紙の腰を折った後に、一対のプレスローラ82、83に
よる加圧を行うと、折丁の厚みが3mmを超えるような
場合であっても、折り曲げ部を確実に押し潰して、図3
の(d)に示したように十分な折ぐせを付けることがで
きる。
紙の腰を折った後に、一対のプレスローラ82、83に
よる加圧を行うと、折丁の厚みが3mmを超えるような
場合であっても、折り曲げ部を確実に押し潰して、図3
の(d)に示したように十分な折ぐせを付けることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
最初のプレスローラの衝突による衝撃により折り曲げ箇
所のスプリングバックが大幅に弱められ、その後のプレ
ス処理で折り曲げ部を確実に押し潰して、十分な折ぐせ
を短時間で付けることができ、折丁の厚みが3mmを超
えるような場合であっても、その後の枚葉紙の小口を切
り揃える裁断処理等を速やかに、かつ、正確に切り揃え
ることができる。
最初のプレスローラの衝突による衝撃により折り曲げ箇
所のスプリングバックが大幅に弱められ、その後のプレ
ス処理で折り曲げ部を確実に押し潰して、十分な折ぐせ
を短時間で付けることができ、折丁の厚みが3mmを超
えるような場合であっても、その後の枚葉紙の小口を切
り揃える裁断処理等を速やかに、かつ、正確に切り揃え
ることができる。
【図1】本発明に係る中綴折りの折りぐせ付け装置の構
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う要部断面図である
【図3】図1の動作の説明図である。
【図4】図1に示す中綴折りの折りぐせ付け装置を採用
した一例の綴じ処理システムの構成図である。
した一例の綴じ処理システムの構成図である。
【図5】中綴じ折りの説明図である。
3 枚葉紙 5 丁合機 7 供給口 9 排出口 11 中綴折機 19 第1の搬送部 21 ステッチャー 23 平綴用ストッパ 24 中綴用ストッパ 26 第2の搬送部 28 折曲部 30 第3の搬送部 32 第4の搬送部 34 切替ゲート板 59 折りナイフ 61 折りローラ 72 送り出しローラ 80 搬送手段 82、83 プレスローラ 84、85 搬送ベルト 86 ガイドローラ 87、95 バネ 88、98、99 スプロケット 89 モータ 91 軸受 93 スライダー 94 機枠 97 チェーン
Claims (2)
- 【請求項1】 中綴じされた枚葉紙の綴じ位置を折ナイ
フで押圧して一対の折ローラ間に押し込み前記枚葉紙を
折り曲げ、前記折り曲げ後の枚葉紙を加速し、前記加速
された枚葉紙の前記綴じ位置近傍背面を一対のプレスロ
ーラに衝突させて前記一対のプレスローラ間に送りこ
み、前記プレスローラの衝突に続く前記プレスローラの
挟圧により前記折り曲げ後の枚葉紙の折りぐせ付けを行
なうことを特徴とする中綴折りの折りぐせ付け方法。 - 【請求項2】 中綴折りされた枚葉紙を折り状態を維持
して加速する搬送手段と、前記搬送手段の後段に配置さ
れ前記加速された枚葉紙を挟圧搬送する一対のプレスロ
ーラとを備え、前記一対のプレスローラの内の一方のロ
ーラを他方のローラに接近・離間自在とされてなること
を特徴とする中綴折りの折りぐせ付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10068096A JPH09248979A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 中綴折りの折りぐせ付け方法及びその折りぐせ付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10068096A JPH09248979A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 中綴折りの折りぐせ付け方法及びその折りぐせ付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248979A true JPH09248979A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=14280473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10068096A Pending JPH09248979A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 中綴折りの折りぐせ付け方法及びその折りぐせ付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248979A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001260564A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-09-25 | Watkiss Automation Ltd | 小冊子を製造するための方法および装置 |
KR100404751B1 (ko) * | 2001-07-19 | 2003-11-07 | (주)케이알디씨 | 제본기를 위한 다매 접지장치 |
JP2007118518A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 冊子仕上装置、後処理装置、および画像形成システム |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP10068096A patent/JPH09248979A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001260564A (ja) * | 2000-03-07 | 2001-09-25 | Watkiss Automation Ltd | 小冊子を製造するための方法および装置 |
KR100404751B1 (ko) * | 2001-07-19 | 2003-11-07 | (주)케이알디씨 | 제본기를 위한 다매 접지장치 |
JP2007118518A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 冊子仕上装置、後処理装置、および画像形成システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040526 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041026 |