JPH0924731A - 建設機械の前窓開閉装置およびそれに用いるロック機構 - Google Patents

建設機械の前窓開閉装置およびそれに用いるロック機構

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JPH0924731A
JPH0924731A JP20138395A JP20138395A JPH0924731A JP H0924731 A JPH0924731 A JP H0924731A JP 20138395 A JP20138395 A JP 20138395A JP 20138395 A JP20138395 A JP 20138395A JP H0924731 A JPH0924731 A JP H0924731A
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cam groove
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 建設機械の前窓6をキャビンの前面と天井面
との間で往復移動させる前窓開閉装置において、前窓6
を往復駆動させるギヤードケーブル15のエンドブラケ
ット14の前方に、カム溝30および第2のガイドロー
ラ27を備えたロックレバー26を上ガイドレール8内
を転動するように連結し、前窓6の上部ローラ10の軸
33をカム溝30に係合したロック機構20を備えてい
る前窓開閉装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械の前窓開閉
装置およびそれに用いるロック機構に関する。さらに詳
しくは、建設機械などのキャビンの前窓を電気駆動など
によりその前面の閉止位置から天井面の格納位置に往復
移動させるための前窓開閉装置、およびその前窓を閉止
位置や格納位置でガタつかないようにロックする機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベルなどの建設機械の前窓開
閉装置としては、キャビンの前面から天井面にわたって
左右一対で前後方向に設けられるガイドレールにより、
前窓の上下の左右側面に設けたローラを案内し、前窓を
キャビンの前面と天井面の格納位置との間で移動させる
手動式の開閉装置が知られている。さらに自動車のルー
フウインドの開閉装置と同様に、前窓の上端部の左右に
連結した左右一対の押し引きコントロールケーブル、と
くにギヤードケーブルをモータ駆動で同調して往復操作
する電動式の開閉装置も知られている。それらの装置で
は前窓をキャビン前面に閉止したとき、窓枠の内面に設
けたウェザーストリップないしシール部材に前窓の周辺
を押圧させるロック機構が採用されている。
【0003】手動操作式の開閉装置では、ロック機構は
前窓が外部から開かないようにするロック作用と前窓を
ウェザーストリップに押圧するシール作用を兼ねている
ので、通常は住宅の窓に用いられているものと同じ構成
の、回転レバーでカム機構を操作するものを採用してい
る。このものは開閉動作とロック動作とが別個である。
一方、実開平4−62774号公報では、前窓をその下
端を中心として前倒し方向に押しつける動作(手動によ
る動作)により、上端のローラを楔状のガイドに係合さ
せ、その反力によりロックさせるものが提案されてい
る。このものは窓を閉じる動作と連続する動作だけで、
摩擦力によるロック作用が奏される。また実開平4−1
16574号公報では、前窓を前倒し方向に押しつける
ときに自動的に引掛かるラッチないしキャッチを採用し
ている。このものは窓を開けるときにスプリングに抗し
てラッチを解除しながら開く。
【0004】他方、電動式の開閉装置では、駆動部と連
結していることから通常は外部からは開けることができ
ないので、ロック機構はシール作用ないしガタ抑制作用
が中心となる。たとえば図10に示す開閉装置Bでは、
上ガイドレール101内を転動する2個のガイドローラ
102を備えたエンドブラケット103の後端に、押し
引き駆動が可能なギヤードケーブル104を連結し、エ
ンドブラケット103の先端は、リンク105を介して
前窓106の上端近辺107に回動自在に連結してい
る。なお前面に沿う前ガイドレール108の上端と上ガ
イドレール101の前端とは円弧状の接続部109で滑
らかに連結されており、前ガイドレール108の下部1
10は前窓106の下降動作を前方へ寄せる動作に変換
するべく、前側に傾斜している。
【0005】この開閉装置では前窓106の上部ローラ
111がガイドレールの円弧状の接続部109を回ると
きに前窓106の上端が上下動する。さらに前窓106
を窓枠に当接させるときも前窓106の上端が上下動す
る。前述のリンク105はそれらの上下動を吸収しつ
つ、ギヤードケーブル104の押し引き両方向の駆動力
を伝達するためにエンドブラケット103に対して回動
自在にしているが、そのため閉止位置においてリンク1
05が上下に振られ、前窓106に上下方向のガタ(矢
印G)が生ずる。したがってこのものには、たとえば自
動車のドアロックと同様の、閉止動作により自動的にロ
ックするラッチ機構を設け、別個のアクチュエータでそ
のロックを解除するようにしている。
【0006】他方、リンク105に設けた前後2個のロ
ーラをガイドレール内に案内させてリンクが回動しない
ようにしたものが知られている(特開平4−36561
9号公報)。このものは、リンク105自体は回動しな
いものの、リンク105の前窓との連結部に上下の遊び
のための長穴を設けている。したがってこのものも閉止
時の前窓に上下のガタが生ずる。このものも窓の開閉駆
動とは駆動源を別にするロック機構を備えている。さら
にキャビン前面に落ち込んだ前窓を引き上げるために、
前窓の他端にギヤードケーブルとは別個の引きコントロ
ールケーブルを連結し、窓を開ける初期に、その引きコ
ントロールケーブルで前窓の下端を上向きに駆動するよ
うにしている。
【0007】また前面から天井面にかけて円弧状のガイ
ドレールを設け、そのガイドレールに円筒面の一部から
なる窓板を走行させる開閉装置において、窓板側にロッ
ク機構を設けたものが提案されている(特開平6−24
244号公報)。このものも窓板の走行駆動とは別個の
ロック用アクチュエータを採用している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電動式開閉
装置では、走行用の駆動部とは別個のロック用アクチュ
エータを用いているので、重量、取りつけスペースおよ
びコストが加重され、しかも全体の機構や制御回路が複
雑になり、ユニット同士のレイアウトも困難である。本
発明は第1に、開閉駆動の駆動源とは別個のロック用ア
クチュエータを用いずに前窓をロックし得る、電気駆動
式の前窓の開閉装置およびそれに用いるロック機構を提
供することを技術課題としている。なお、電気駆動の開
閉装置に対し、実開平4−62774号公報のロック機
構を適用することも考えられる。しかし前窓を前倒しに
する駆動源として窓走行用のギヤードケーブルをそのま
ま使用すると、楔作用に基づく大きい摩擦抵抗がギヤー
ドケーブルに直接かかるので、ギヤードケーブルや駆動
装置に大きい負担がかかる。そのため実際にはそのまま
転用することはできない。
【0009】さらに本出願人は、モータ駆動の引きコン
トロールケーブルで前窓の下端を上向きに付勢せず、前
窓の下端を上向きに付勢する定加重バネにより前窓の重
量を軽減させると共に、前窓の上端に連結したギヤード
ケーブルのみで前窓を走行駆動させることを提案してい
る(未公開の特願平6−214707号参照)。本発明
はそのような開閉装置において、前窓の開き動作の初期
に、前窓をできるだけ効率よく引き上げることができる
ようにすることを第2の課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の建設機械の前窓
開閉装置は、建設機械のキャビンの前面に上下方向に設
けられる前ガイドレール、天井面に沿って前後方向に設
けられる上ガイドレールおよびそれらのガイドレール間
を接続する円弧状の接続部からなる左右一対のガイドレ
ールと、それらのガイドレール内を転動する左右の上部
ローラおよび下部ローラを備え、キャビン前面の閉止位
置と天井面の格納位置との間で移動する前窓と、前窓の
上端近辺と回動自在に連結して、その上端近辺を上ガイ
ドレールに沿って前後に往復駆動する左右の駆動要素
と、前窓の閉止位置における動きを拘束するロック機構
とを有し、そのロック機構が、前窓の上端近辺と駆動要
素との間に介在された、前窓の閉止位置の近辺におけ
る、駆動要素の前進で前窓の下降を許し、後退で上方へ
引き上げるカム機構を備えていることを特徴としてい
る。
【0011】前記ロック機構は、上ガイドレールと平行
に走行するようにガイドされると共に、その前端部に、
前側に向かって上昇する斜め方向のカム溝が形成された
ロックレバーと、前窓の上端近辺に設けられると共に、
前記ロックレバーのカム溝内に、カム溝に沿って移動自
在に、かつ、回動自在に連結されるガイドピンとから構
成することができる。その場合、ガイドピンを上部ロー
ラと同心状に配置するのが好ましい。またロックレバー
の走行をガイドする機構に、前窓が格納位置に達する近
辺でロックレバーの先端側の下向きの動きもたらす段差
部を設けてもよい。その場合はロックレバーに、上ガイ
ドレール内を転動する前後2個のガイドローラを設け、
上ガイドレール内に前記段差部を設けると共に、前記カ
ム溝に、それぞれ緩い角度で傾斜する前ロック部および
後ロック部と、それらを連結する係合部とを設けるのが
好ましい。
【0012】本発明のロック機構は、建設機械のキャビ
ンの前面部の閉止位置と天井部の格納位置との間で移動
する前窓開閉装置における前窓のロック機構であって、
前窓の上端を前後に駆動する駆動要素の先端に連結され
ると共に、天井面に沿って前後に走行するようにガイド
され、かつその前端部に、前側に向かって上昇する斜め
方向のカム溝が形成されたロックレバーと、前窓の上端
近辺にキャビンの左右方向に設けられると共に、前記ロ
ックレバーのカム溝内に、カム溝に沿って移動自在に、
かつ、回動自在に連結されるガイドピンとを備えている
ことを特徴としている。カム溝は、緩い角度で傾斜する
ロック部と、そのロック部と連続する、急な角度で傾斜
する係合部とから構成することができる。またロックレ
バーは、上ガイドレール内を転動する前後2個のガイド
ローラにより案内するのが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の前窓開閉装置において、前窓を閉じた
状態から天井面に格納する場合は、駆動要素が後退する
と、ロック機構のカム作用により、前窓が上に引き揚げ
られ、さらに駆動要素により後方に引かれる。それによ
り上部ローラが接続部を回って上ガイドレールに乗り上
げ、下部ローラは前ガイドレールに沿って上昇する。な
お上部ローラが一旦上ガイドレールに乗り上げると、ガ
イドローラは上ガイドレールによって上下方向の動きが
拘束されるので、前窓の上部近辺はそのまま後方に引か
れ、前窓は全体に後方に向かって回動しながら天井面の
格納位置側に移動する。そして下部ローラが上ガイドレ
ールに乗り上げた時点で格納動作が完了する。
【0014】格納状態から前面に移動させる場合は、駆
動要素が前進し、前窓の上部近辺を前進させる。そのと
きも上部ローラは上ガイドレールでガイドされているの
で、そのまま前進する。下部ローラは円弧状の接続部を
通って前ガイドレールに入り、下降する。それにより前
窓は前方に回動しながら閉止位置に移動する。上部ロー
ラが接続部を通って前ガイドレールに入るときは、ロッ
ク機構のカム作用により駆動部の前進に伴って下降し、
下向きに押し込まれる。そして閉止位置に達して駆動要
素が停止すると、前窓の上端近辺はカム作用により上下
方向の動きが拘束される。すなわちロック作用が奏され
る。
【0015】ロックレバーの走行をガイドする機構に、
前窓が格納位置に達する近辺でロックレバーの先端側の
下向きの動きもたらす段差部を設けた開閉装置では、前
窓が格納位置の近辺に達したとき、ロックレバーの先端
が段差部により下方向に動く。そのためロックレバーと
前窓の連結部の上下方向のガタを拘束し、上部ローラを
ガイドレールの下面に押圧することができる。すなわち
天井格納時のロック作用が奏される。
【0016】本発明のロック機構では、駆動要素の先端
に連結されたロックレバーの斜め方向のカム溝と、前窓
の上端近辺に設けられるガイドピンとが係合しているの
で、駆動要素の前進時には前窓の上端近辺を下向きに付
勢し、後退時には上向きに付勢する。そのため前窓の上
端近辺が上下移動しうる前面部にあるときは、駆動要素
の前進に伴ってガイドピンを下向きに押え、前窓のロッ
ク作用を奏する。また駆動要素が後退するときは、ガイ
ドピンを介して前窓の上端近辺を上向きに引き上げる。
しかし前窓の上端近辺が上ガイドレールの内部にあると
きは、上下移動が拘束されるので、駆動要素の前進・後
退に伴って単に上ガイドレールに沿って前進後退するだ
けである。
【0017】カム溝に、緩い角度で傾斜するロック部
と、そのロック部と連続する、急な角度で傾斜する係合
部とを設ける場合は、ガイドピンが緩い傾斜のロック部
に当接している状態では、駆動要素の前進・後退に対し
て少しだけ上下動する。そのため引き上げ力および押し
下げ力を大きくすることができる。他方、ガイドピンが
急角度の係合部と係合しているときは、すなわち上部ロ
ーラが接続部を回って上ガイドレールに乗り上げるとき
は、ほとんど上下動させる作用がなく、そのため前進・
後退のために効率的な係合作用をする。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の好ましい実施の形態を説明する。図1は本発明のロッ
ク機構の一実施形態を示す概略側面図、図2はそのロッ
ク機構を備えた開閉装置の全体を示す概略側面図、図3
はその概略斜視図、図4は図1のIV-IV 線断面図、図5
は図1のロック機構の要部概略斜視図、図6および図7
はそのロック機構の作用を示す概略側面図、図8および
図9はそれぞれ格納位置側のロック機構の一実施形態を
示す概略側面図である。
【0019】まず図2および図3を参照しながら開閉装
置を説明する。図2において符号1は建設機械のキャビ
ンであり、オペレータ2の姿勢でわかるように図1の左
側が前側である。開閉装置Aはキャビン1の前面3から
天井面4にかけて設けられ、一部はキャビン1の後面5
に達する。この開閉装置Aは、キャビンの前面3の開口
部を閉止している前窓6を想像線Rで示すように上端を
天井面4に沿って後方に滑らせ、下端を前面3に沿って
上方に滑らせて傾斜させ、さらにそのまま天井面4まで
移動させて格納するためのものである。
【0020】図3に示すように、開閉装置Aはキャビン
の前面3の側柱に上下方向に設けられる左右一対の前ガ
イドレール7、7と、天井面3に前後方向に設けられる
左右一対の上ガイドレール8、8と、それらを滑らかに
接続する円弧状の接続部(図2の符号9)とからなるガ
イドレールを備えている。それらのガイドレールは通
常、キャビン3に一体に設けられる。そして前窓6の側
面の上下には、それぞれガイドレール内を転動する左右
一対の上部ローラ10、10および下部ローラ11、1
1が回転自在に取りつけられている。
【0021】図2に示すように、それぞれの上ガイドレ
ール8内には、前後一対のガイドローラ12、13を有
するエンドブラケット14が走行自在に設けられてお
り、そのエンドブラケット14の後端にギヤードケーブ
ル15の前端がピン16により回動自在に連結されてい
る。なお上ガイドレール8が直線状であれば、エンドブ
ラケット14とギヤードケーブル15との連結部は回動
自在でなくてもよい。エンドブラケット14およびギヤ
ードケーブル15は、請求項1にいう駆動要素である。
図3に示すように、左右のギヤードケーブル15、15
は上ガイドレール8と平行に配設されたガイドユニット
17内のガイド溝17aおよびガイドパイプ18によっ
て案内され、キャビン1の後方の公知の駆動ユニット1
9まで配索されている。そして左右のギヤードケーブル
15は、モータMで駆動される駆動ユニット19のギヤ
と噛み合い、左右が同調して往復駆動される。以上の構
成は、たとえば図10の従来の開閉装置と実質的に同じ
である。上記のギヤードケーブル15は芯線の廻りに螺
旋歯を設けた公知のものであり、可撓性を有し、押し引
き両方向の力を伝達し得る。
【0022】図1〜2の開閉装置Aにおいては、エンド
ブラケット14の前端と前窓6の上端近辺とが、従来の
装置におけるリンク(図10の符号105)に代えて、
本発明の一実施形態であるロック機構20により連結さ
れている。さらに前窓6の下端にはピン21によって引
きコントロールケーブル22の端部が連結され、その引
きコントロールケーブル22はキャビン1の天井部の前
後に設けた方向転換プーリ23、24によって方向転換
された上で、定荷重バネ25により常時矢印U方向に付
勢されている。なおこの定荷重バネ25を利用した付勢
手段(バランス手段)は、本出願人の出願にかかわる特
願平6−214707号(未公開)に記載の構成と同じ
である。定荷重バネ25はたとえばうず巻きスプリング
などにより構成され、窓の重量の1/5〜1/2程度の
範囲で、そのストロークの全体にかけてほぼ一定の付勢
力を有するものである。
【0023】つぎに図1、図4および図5を参照して、
ロック機構20およびその周辺の構成を説明する。エン
ドブラケット14の前端には、前側のガイドローラ12
と同軸廻りに回動自在にロックレバー26が連結されて
いる。なお上ガイドレール8が直線状であれば、ロック
レバー26はエンドブラケット14に対して回動しなく
てもよく、たとえば同一部材であってもよい。ロックレ
バー26の中央部にはロックレバー26の傾き角度を規
制する第3のガイドローラ27が軸28により回転自在
に設けられている。その第3のガイドローラ27は図4
に示すように、エンドブラケット14の2個のガイドロ
ーラ12、13と共に上ガイドレール8内を転動する。
前窓6の上部ローラ10は上ガイドレール8および接続
部9内を転動する。なお場合により前ガイドレール7の
上端近辺まで下降するようにしてもよい。ロックレバー
26は図5に示すように、板状の形態を呈しており、そ
の前端部は下向きに曲げられ、全体として前方に向かっ
て上昇する傾斜方向に延びるカム溝30が形成されてい
る。カム溝30はその前半分が傾斜の急な係合部31で
あり、後半分は傾斜が緩いロック部32である。
【0024】そのカム溝30には、図4に示すように、
前窓6の上部ローラ10の軸33が挿入されている。す
なわち上部ローラ10の軸33がカム溝30と係合する
ガイドピンとなっている。なおこの実施形態では、軸3
3の周囲に、カム溝30との係合を滑らかにするための
パイプ状のローラ34を嵌合しているが、省略すること
もできる。また本実施形態では上部ローラ10の軸33
をカム溝30に係合させているが、前窓6の上端部に別
個にピンないしローラを水平方向に配設し、そのピンな
どをカム溝30と係合させるようにしてもよい。
【0025】なお図1の符号23は前述の引きコントロ
ールケーブル22用の方向転換プーリであり、本実施形
態では引きコントロールケーブル22は導管22aとそ
れによって案内される内索22bとから構成される。ま
た符号17は前述のガイドユニットであり、図4に示す
ように、ギヤードケーブル15を摺動自在に案内するガ
イド溝17aが形成されており、そのガイド溝17aは
横方向に開口するスリット17bで外部と連通してい
る。そして三角形状のエンドブラケット14の上部に
は、そのスリット17bを通る連結部材17cによって
ギヤードケーブル15と連結されるピン16が回転自在
に連結されている。また図4に示す上部ローラ10の軸
33には、引きコントロールケーブル22の内索22a
をガイドするプーリ35が同心状に回転自在に設けられ
ている。
【0026】つぎに図1、図6および図7を参照してロ
ック機構20の作用を説明する。前窓6がキャビン1の
前部開口を閉じている図1の状態では、前窓6の上部ロ
ーラ10は円弧状の接続部9の下端近辺ないし前ガイド
レール7内に落ち込んでおり、上部ローラ10の軸33
はロックレバー26のカム溝30のロック部32の下端
近辺と係合している。そしてこの状態では前窓6の下端
は図2のように、前ガイドレール7の下端部と当接して
いる。
【0027】一方、ロックレバー26は2個のローラ1
2および27により上ガイドレール8内に係合してお
り、上部ローラ10の軸33はカム溝30のロック部3
2と係合しているので、下方からの反力はロックレバー
26を後退させる力に変換される。しかしロックレバー
26はギヤードケーブル15を介して図2〜3の駆動ユ
ニット19に連結されているので、ギヤードケーブル1
5の摺動摩擦抵抗および駆動ユニット19の減速機の抵
抗などにより、その後退方向の動きが拘束されている。
しかも本実施形態ではカム溝30のロック部32の傾斜
が緩いため、ロックレバー26に加わる上向きの力は、
減少して後退方向に伝えられる。逆にいえばロックレバ
ー26の拘束力はロック部32の傾斜面で増大されてい
る。このようにして前窓6の上向きの移動はほぼ確実に
拘束され、下側における前ガイドレール7の下端との係
合と相俟って、上下のガタ付き(図10のG)が抑制さ
れる。すなわちロック作用が奏される。
【0028】なお図1〜2の定荷重バネ25には前窓6
の重量を引き上げる力はないが、その付勢力により前窓
6の重量の幾分かをバランスするように支持しているた
め、定荷重バネ25を有しない開閉装置に比べると、前
窓6がガタつき易くなる傾向がある。しかし本実施形態
では、定荷重バネ25を設けているにも関わらず、上記
のロック機構20の拘束力により、充分にガタつきが抑
制される。
【0029】この状態から図2の駆動ユニット19が作
動してギヤードケーブル15を矢印C方向に引き込む
と、エンドブラケット14が引かれ、ロックレバー26
が同じく矢印C方向に引かれる。そうすると図6に示す
ようにカム溝30の下側の側縁が上部ローラ10の軸3
3を上昇させようとする。そのため、上部ローラ10は
接続部9に沿って円弧状(矢印P方向)に転動し、前窓
6をいくらか後向きに傾斜させながら、前ガイドレール
7に沿って矢印U方向に上昇させる。そしてロックレバ
ー26がさらに後退すると、図7に示すように、上部ロ
ーラ10が接続部9の上面に乗り上げ、それと共にその
軸33が係合部31内に入ってくる。この係合部31で
はカム溝30の傾斜が急であるので、ロックレバー26
の後退方向の力があまり減少されずに軸33に伝えら
れ、前窓6の上端部を水平方向に引くことになる。そし
てそれと共に、前窓6の下部ローラ11は前ガイドレー
ル7に沿って上昇し、最終的には接続部9を経て上ガイ
ドレール8に乗り上げる。したがって前窓6は図2にお
ける想像線の状態を経て、天井面の格納位置に格納され
る。
【0030】前窓6を格納位置からキャビン前面の閉止
位置に移動させる場合は、前述とは逆の動作による。す
なわち駆動ユニット19が逆方向に駆動すると、ギヤー
ドケーブル15が前方に押し出され、エンドブラケット
14およびロックレバー26を前進させる。それにより
まず下部ローラ11が接続部9を通って前ガイドレール
7内に落ち込み、前窓6は図2の想像線Rのように傾斜
しながら前側に移動する。そして上部ローラ10が接続
部9にかかるときから、前窓6はほぼ自重により下方に
落ちようとする。そのとき軸33がカム溝30と係合し
ているので、軸33は図7および図6の順にカム溝30
の係合部31およびロック部32内を移動し、最終的に
図1のようにロック部32の下端と係合する。そしてそ
の位置で前述のようにロック作用により拘束される。
【0031】なお図1の上ガイドレール8の符号36で
示す部位では、上ガイドレール8の上面がいくらか下方
に下がっており、そのため上下のガイド面間の隙間Sが
狭くなっている。この部位36で隙間Sを狭くしている
のは、前窓6が開くときに上下方向に振れないようにす
るためである。
【0032】他方、前窓6がギヤードケーブル15の前
進動作により閉止位置に来る場合は、図6のように前窓
6はその自重で前ガイドレール7内に落ち込むので、そ
の勢いでエンドブラケット14の後側のガイドローラ1
3は隙間S内に引き込まれるが、その場合も前窓6は上
下方向に大きく振れない。なお前窓6の自重がギヤード
ケーブル15に対して張力として作用するので、ギヤー
ドケーブル15にとって不利な押し方向の荷重はそれほ
ど大きくならない。また閉止状態にある前窓6を開ける
動作の場合は、ギヤードケーブル15には引き方向の荷
重が加わるだけであるので、問題がない。
【0033】つぎに図8を参照して前窓の格納状態にお
けるロック機構(後部ロック機構)40を説明する。上
ガイドレール8はガイドローラ12、13、27や上ロ
ーラ10の転動を許すために前述の狭くなっている部位
36を除けば各ローラの直径よりいくらか幅が広くなっ
ている。さらにロックレバー26には前述のように、斜
め方向のカム溝30が形成されており、上部ローラ10
の軸33はカム溝30内をいくらか上下に動ける状態で
ある。そのため前窓6が格納位置にきたときも上下方向
のガタ(図8の矢印G2)が生ずる。図8の後部ロック
機構40はそのような格納状態における前窓6の上下方
向のガタG2を抑制するものである。
【0034】図8において上ガイドレール8の後方に
は、通常の位置から後方に向かっていくらか下方に傾斜
する傾斜部41が設けられ、さらにそれからいくらか平
行に延びた平行部42があり、再び上方に傾斜する傾斜
部43が設けられている。それらの傾斜部41、43お
よび平行部42は請求項4および5にいう段差部であ
る。さらにカム溝30の前方には、緩い傾斜の第2ロッ
ク部32aが設けられている。このような後部ロック機
構40では、ロックレバー26の後側のガイドローラ
(エンドブラケットの前側のガイドローラ)12が上方
に傾斜する傾斜部41ないしその後方のもとの高さの部
位に入り、前側のガイドローラ(第3のガイドローラ)
27が平行部42にあるときは、ロックレバー26が図
8の実線で示す前下がりの状態になり、上部ローラ10
の軸33は第2ロック部32aに入る。したがってカム
溝30の第2ロック部32aが上部ローラの軸33を下
方に押え込み、前窓6のガタG2が抑えられる。すなわ
ちロック作用が奏される。なお後側のガイドローラ12
が平行部42に入り、前側のガイドローラ27が後ろ下
がりの傾斜部41に入ったときはロックレバー26が前
上りに傾くが、上部ローラ10の軸33はカム溝30内
を上下に動けるので、上部ローラ10の転動には影響が
ない。
【0035】上記の実施形態では、後下がりの傾斜部4
1と、平行部42と、後上りの傾斜部43が設けられて
いるが、図9に示すように、単に後上りの傾斜部44を
設けるだけでもよい。また第2ロック部32aは省略す
ることもできる。この実施形態では、前窓を格納した状
態で同じようにロックレバー26の前端が下がり、軸3
3がカム溝30の上端により押し下げられ、ロック作用
が奏される。
【0036】前記の実施形態ではロックレバーのカム溝
を「く」字状に形成しているが、円弧状であってもよ
い。さらに前記の実施形態ではロックレバーにカム溝を
形成し、前窓の上端にそのカム溝と係合するガイドピン
(上部ローラの軸33)を設けているが、逆に前窓の上
端部にカム溝を設け、ロックレバーにガイドピンを設け
るようにしてもよい。その場合は前窓が前ガイドレール
内に落ち込んだ状態で、前上りになるカム溝を前窓上部
に形成すればよい。この場合、前窓の傾斜と共にカム溝
の傾斜が変化するが、前窓の開閉動作は前述の実施形態
の場合と実質的に同じである。
【0037】
【発明の効果】本発明の前窓開閉装置は、駆動要素に過
重な負担をかけることなく、前窓がキャビンの前面を閉
止した状態で、駆動要素の動きを利用してロック機構が
前窓の上下方向のガタを効果的に抑制することができ、
また駆動要素の動きにより、ロック解除することができ
る。また後部ロック機構を備えた前窓開閉装置では、前
窓が格納位置にある場合に、窓の開閉動作を利用して、
前窓の上下方向のガタを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロック機構の一実施形態を示す概略側
面図である。
【図2】図1のロック機構を備えた開閉装置の全体を示
す概略側面図である。
【図3】図2の開閉装置の概略斜視図である。
【図4】図1のIV-IV 線断面図である。
【図5】図1のロック機構の要部概略斜視図である。
【図6】図1のロック機構の作用を示す概略側面図であ
る。
【図7】図1のロック機構の作用を示す概略側面図であ
る。
【図8】本発明に関わる格納位置側のロック機構の一実
施形態を示す概略側面図である。
【図9】本発明に関わる格納位置側のロック機構の他の
実施形態を示す概略側面図である。
【図10】従来の前窓開閉装置の一例を示す概略側面図
である。
【符号の説明】
1 キャビン A 開閉装置 6 前窓 7 前ガイドレール 8 上ガイドレール 9 接続部 10 上部ローラ 11 下部ローラ 14 エンドブラケット 15 ギヤードケーブル 20 ロック機構 26 ロックレバー 27 ガイドローラ 30 カム溝 31 係合部 32 ロック部 33 軸 40 後部ロック機構 32a 第2ロック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E05C 19/02 E05C 19/02 B E05D 15/38 E05D 15/38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のキャビンの前面に上下方向に
    設けられる前ガイドレール、天井面に沿って前後方向に
    設けられる上ガイドレールおよびそれらのガイドレール
    間を接続する円弧状の接続部からなる左右一対のガイド
    レールと、それらのガイドレール内を転動する左右の上
    部ローラおよび下部ローラを備え、キャビン前面の閉止
    位置と天井面の格納位置との間で移動する前窓と、前窓
    の上端近辺と回動自在に連結して、その上端近辺を上ガ
    イドレールに沿って前後に往復駆動する左右の駆動要素
    と、前窓の閉止位置における動きを拘束するロック機構
    とを有し、そのロック機構が、前窓の上端近辺と駆動要
    素との間に介在された、前窓の閉止位置の近辺におけ
    る、駆動要素の前進で前窓の下降を許し、後退で上方へ
    引き上げるカム機構を備えている、建設機械の前窓開閉
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構が、上ガイドレールと平
    行に走行するようにガイドされると共に、その前端部
    に、前側に向かって上昇する斜め方向のカム溝が形成さ
    れたロックレバーと、前窓の上端近辺に設けられると共
    に、前記ロックレバーのカム溝内に、カム溝に沿って移
    動自在に、かつ、回動自在に連結されるガイドピンとを
    備えている請求項1記載の開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドピンが上部ローラと同心状に
    配置されている請求項2記載の開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記ロックレバーの走行をガイドする機
    構に、前窓が格納位置に達する近辺でロックレバーの先
    端側の下向きの動きもたらす段差部が設けられている請
    求項2記載の開閉装置。
  5. 【請求項5】 前記ロックレバーが、上ガイドレール内
    を転動する前後2個のガイドローラを有し、上ガイドレ
    ール内に前記段差部が設けられており、前記カム溝が、
    それぞれ緩い角度で傾斜する前ロック部および後ロック
    部と、それらを連結する係合部とを備えている、請求項
    4記載の開閉装置。
  6. 【請求項6】 建設機械のキャビンの前面部の閉止位置
    と天井部の格納位置との間で移動する前窓開閉装置にお
    ける前窓のロック機構であって、前窓の上端を前後に駆
    動する駆動要素の先端に連結されると共に、天井面に沿
    って前後に走行するようにガイドされ、かつその前端部
    に、前側に向かって上昇する斜め方向のカム溝が形成さ
    れたロックレバーと、前窓の上端近辺にキャビンの左右
    方向に設けられると共に、前記ロックレバーのカム溝内
    に、カム溝に沿って移動自在に、かつ、回動自在に連結
    されるガイドピンとを備えている、建設機械の前窓開閉
    装置のロック機構。
  7. 【請求項7】 前記カム溝が、緩い角度で傾斜するロッ
    ク部と、そのロック部と連続する、急な角度で傾斜する
    係合部とを備えている請求項6記載のロック機構。
  8. 【請求項8】 前記ロックレバーが、前窓を支持するロ
    ーラを案内する上ガイドレール内を転動する前後2個の
    ガイドローラを有する請求項6または7記載のロック機
    構。
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