JPH09245447A - 光学式記録媒体のための再生装置 - Google Patents

光学式記録媒体のための再生装置

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JPH09245447A
JPH09245447A JP8192796A JP8192796A JPH09245447A JP H09245447 A JPH09245447 A JP H09245447A JP 8192796 A JP8192796 A JP 8192796A JP 8192796 A JP8192796 A JP 8192796A JP H09245447 A JPH09245447 A JP H09245447A
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JP
Japan
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pickup head
reproducing apparatus
optical
positioning mechanism
recording medium
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JP8192796A
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Ryoichi Harada
良一 原田
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Bosch Corp
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Zexel Corp
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的記録媒体用の再生装置におけるピック
アップヘッドの円滑な運動を確保して読み取りエラーを
生じることがないようにすること。 【解決手段】 光媒体4の記録情報を光学的に読み取る
ためのピックアップヘッド5と、ピックアップヘッド5
を所望の位置に位置決めするためピックアップヘッド5
と歯車結合された位置決め機構6とを備えて成る再生装
置1において、再生装置1のパワーオンからパワーオフ
までの期間中、ピックアップヘッド5がその移動可能範
囲4B〜4Cを少なくとも1回移動するように位置決め
機構6を駆動させる。この1回の移動は、クリーニング
モードスイッチCSを押したときに行う構成でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROMディ
スク等の如き光学的に情報が記録されている光学的記録
媒体の記録内容を再生するための再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】オーディオ、ビデオ、コンピュータシス
テム等において、各種の情報記録のために光学的記録媒
体が用いられている。光学的記録媒体としては、光ディ
スクと呼ばれている、コンパクトディスク、CD−RO
Mディスクなどがあり、これらはいずれも極めて幅の狭
い記録トラック上に多量の情報を光学的に記録するよう
にした点に特徴を有する。光ディスクに記録された情報
は、スピンドルモータによって回転駆動せしめられてい
る光ディスクの半径方向に沿って微小移動可能なように
ウォーム歯車装置等を用いた適宜の案内移動機構に結合
されたピックアップヘッドを用いて読み出され、再生さ
れる。
【0003】このため、ピックアップヘッドからはレー
ザ光が光ディスクに対して出力され、集光レンズにより
直径数ミクロン程度のレーザスポットに集束され、光デ
ィスク面のピットを照射する。そして、光ディスク面に
照射されたレーザスポットは、光ディスク面にうねりが
あってもプラス・マイナス0.1ミクロン以内の焦点精
度になるようにフォーカス制御され、ピット列(トラッ
ク)の中心をプラス・マイナス0.1ミクロン以内の精
度でトレースするようトラッキング制御が行われてい
る。
【0004】このレーザスポットはアルミニウム反射膜
で反射されるが、ピットの有無によって反射光が変化す
るので、その反射光をピックアップヘッド内の光検出器
に導いて検出することにより、記録されたデジタル信号
を読み取ることができる。また、クロストーク(トラッ
クの読み取りミス)を防ぐためのトラッキングは回折格
子により3個のスポットをつくり、中央のメインスポッ
トの両側にサブスポットをわずかにずらして照射するこ
とにより、そのサブスポットの反射光量の差で信号を検
出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、光ディス
クに代表される光学的記録媒体のための再生装置は、上
述の如く、極めて高精度の位置制御を要求されるもので
あるところ、一般に、ピックアップヘッドをウォーム歯
車装置等の減速機構を用いて案内ロッドに沿って所望量
だけ移動させ所要の記録トラックに対向させる位置決め
サーボシステムが採用されている。ピックアップヘッド
はこのような適宜の歯車式減速機構を用いて光学的記録
媒体の所要のトラックに対向するように位置決めされる
ので、装置を長期間使用しなかった場合、又はホコリの
多い場所で使用した場合、ウォーム歯車装置のウォーム
ギア等にホコリが付着したり又はグリス切れなどにより
その駆動が円滑に行われず、読み取りエラーが頻発しや
すいという問題点を有している。
【0006】本発明の目的は、したがって、光学的記録
媒体用の再生装置におけるピックアップヘッドの円滑な
運動を確保して読み取りエラーを生じることがないよう
にした、光学式記録媒体のための再生装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1の発明の特徴は、光媒体に記録されている記
録情報を光学的に読み取るためのピックアップヘッド
と、該ピックアップヘッドを前記光媒体の所望の位置に
位置決めするため該ピックアップヘッドと歯車結合され
た位置決め機構とを備えて成る光学式記録媒体のための
再生装置において、該再生装置のパワーオンからパワー
オフまでの期間中、前記ピックアップヘッドがその移動
可能範囲を少なくとも1回移動するように前記位置決め
機構を駆動させるようにした点にある。この1回の移動
は、例えば装置の電源オン時に行ってもよいし、又はそ
の電源オフ時に行ってもよい。
【0009】この構成によると、再生装置を1回使用す
る毎にピックアップヘッドが少なくとも光学式記録媒体
の読み取りのための移動可能範囲を少なくとも1回移動
するので、ピックアップヘッドと位置決め機構との間の
歯車の噛合状態を常に円滑に保つことができ、ピックア
ップヘッドによる光学式記録媒体上の情報の読み取りエ
ラーを減少させることができる。なお、電源オフ時にお
いて、その直前の電源オン時からそれまでにピックアッ
プヘッドが光学式記録媒体の読み取りのための移動可能
範囲を少なくとも1回移動したことが確認されていれ
ば、ピックアップヘッドの一回の移動、すなわちフルト
ラック移動を省略するように構成することもできる。
【0008】請求項2の発明の特徴は、光ディスクに設
けられた記録トラックに記録されている記録情報を光学
的に読み取るためのピックアップヘッドと、該ピックア
ップヘッドを前記光ディスクの半径方向の所望の位置に
位置決めするため該ピックアップヘッドと歯車結合され
た位置決め機構とを備えて成る光学式記録ディスクのた
めの再生装置において、該再生装置のパワーオンからパ
ワーオフまでの期間中、前記ピックアップヘッドがその
移動可能範囲を少なくとも1回移動するように前記位置
決め機構を駆動させる点にある。この1回の移動は、例
えば装置の電源オン時に行ってもよいし、又はその電源
オフ時に行ってもよい。
【0009】この構成によると、再生装置を1回使用す
る毎にピックアップヘッドが少なくとも光ディスクの最
内周トラックに対応する位置と最外周トラックに対応す
る位置との間を1往復するので、ピックアップヘッドと
位置決め機構との間の歯車の噛合状態を常に円滑に保つ
ことができ、ピックアップヘッドによる光ディスク上の
情報の読み取りエラーを減少させることができる。な
お、電源オフ時において、その直前の電源オン時からそ
れまでにピックアップヘッドが光ディスクの最内周トラ
ックに対応する位置と最外周トラックに対応する位置と
の間を1回移動したことが確認されていれば、ピックア
ップヘッドのフルトラック移動を省略するように構成す
ることもできる。
【0010】請求項3の発明の特徴は、光媒体に記録さ
れている記録情報を光学的に読み取るためのピックアッ
プヘッドと、該ピックアップヘッドを前記光媒体の所望
の位置に位置決めするため該ピックアップヘッドと歯車
結合された位置決め機構とを備えて成る光学式記録媒体
のための再生装置において、クリーニングモードスイッ
チを設け、該クリーニングモードスイッチが操作された
ことに応答して前記ピックアップヘッドがその移動可能
範囲を少なくとも1回移動するように前記位置決め機構
を駆動させる点にある。
【0011】クリーニングモードスイッチを設けたこと
により、操作者がクリーニングモードスイッチを押して
オン状態とする等の所要の操作を行うことにより、ピッ
クアップヘッドをいつでも光ディスクの最内周トラック
に対応する位置と最外周トラックに対応する位置との間
を最低1回移動させることができる。したがって、この
操作を適宜のタイミングでこまめに行うことにより、ピ
ックアップヘッドと位置決め機構との間の歯車の噛合状
態を常に円滑に保つことができ、ピックアップヘッドに
よる光ディスク上の情報の読み取りエラーを減少させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明による光ディスク再生装置
の実施の形態の一例を示す概略構成図である。光ディス
ク再生装置1は、スピンドルモータ2によって直結回転
駆動されるスピンドル3を有し、スピンドル3に光学式
記録媒体である光ディスク4が装着される構成となって
いる。光ディスク4の記録面4Aには同心円状に多数の
記録トラックが極めて狭いピッチ(例えば1.6μmの
ピッチ)で形成されており、図1ではその最外周トラッ
クが符号4Bで示され、最内周トラックが符号4Cで示
されている。
【0014】光ディスク4の記録面4Aの各トラックに
光学的に記録された情報を光学的に読み取るため、光学
式のピックアップヘッド5が光ディスク4の記録面4A
に対向する位置に設けられている。このピックアップヘ
ッド5は位置決め機構6と歯車結合され、位置決め機構
6のスレッドモータ61によりピックアップヘッド5を
光ディスク4の記録面4Aの所望のトラック位置に対向
するよう位置決めできる構成となっている。
【0015】図2を参照してピックアップヘッド5及び
位置決め機構6について詳しく説明する。ピックアップ
ヘッド5は光ディスク4の記録面4Aの各記録トラック
のピット列の状態を光学的に読み取るためのレーザ光を
利用した公知の光学系が収納されているハウジング51
を有している。図2では、ハウジング51の上面にその
光学系の集光用のレンズ52が見えており、このレンズ
52によってレーザ光を記録トラック上のピットに照射
し、それによる反射光をレンズ52によって内部の光学
系に取り込む公知の構成である。
【0016】位置決め機構6は、ピックアップヘッド5
に形成された貫通孔(図示せず)と遊嵌状態に挿通され
ている案内ロッド62と、案内ロッド62と平行に配置
されたウォーム63とを備えている。案内ロッド62及
びウォーム63は一対の支持ブロック64、65により
支持されている。本実施の形態では、案内ロッド62の
各端部は支持ブロック64、65によって固定されてお
り、ウォーム63の一端は支持ブロック64によって回
転自在に軸承けされている。そして、ウォーム63の他
端部は支持ブロック65を貫通しており、ウォーム63
の貫通部分が支持ブロック65において回転自在に軸承
けされている。ウォーム63の他端は、図示しないフレ
ームに固定されているスレッドモータ61の回転出力軸
61Aと軸合わせしてカップリング部材66によって連
結されている。したがって、スレッドモータ61によっ
てウォーム63を任意の方向に回転させることができ
る。
【0017】ウォーム63の回転によりピックアップヘ
ッド5を案内ロッド62の軸線に沿って移動させ、ピッ
クアップヘッド5を所望の位置に位置決めすることがで
きるようにするため、ピックアップヘッド5のハウジン
グ51内にはウォーム63と噛み合って回転するウォー
ム歯車(図示せず)がハウジング51内に回転自在に枢
支されて設けられている。この結果、スレッドモータ6
1によりウォーム63が回転すると所定の減速比でウォ
ーム歯車が低速回転し、ピックアップヘッド5を案内ロ
ッド62の軸方向に沿ってゆっくりと移動させることが
できる。
【0018】なお、ピックアップヘッド5と位置決め機
構6とを上述の如くウォーム歯車装置を用いて連結して
ピックアップヘッド5の位置決めのための運動を行わせ
る構成それ自体は公知であるから、ここでは、ピックア
ップヘッド5と位置決め機構6とに関するこれ以上の詳
しい説明は省略する。
【0019】図1に戻ると、ピックアップヘッド5によ
って光ディスク4の記録トラックから読み出されて再生
されたデジタル再生信号S1は信号処理回路7に送られ
て処理され、再生データ信号S2が出力端子8から出力
される。
【0020】信号処理回路7からはまた、光ディスク4
からの読み出しに基づくサブフレーム周期信号が出力さ
れ、このサブフレーム周期信号が、ピックアップヘッド
5が読み取りのために対向位置しているトラックの線速
度検出信号S3としてスピンドルモータ2のためのサー
ボ回路9に供給される。
【0021】サーボ回路9には、マイクロコンピュータ
10からの線速度切換制御信号S4が供給されている。
一方、信号処理回路7には、マイクロコンピュータ10
からの線速度切換制御信号S4に応じた再生速度モード
制御信号S5がマイクロコンピュータ10から供給され
ており、標準線速度時にはエラー訂正能力を高くし、倍
線速度時にはエラー訂正能力を低くするエラー訂正能力
の切り換えが行われる。
【0022】標準線速度Vのときは、線速度検出信号S
3の周波数が7.35kHzとなるようサーボ回路9に
よってスピンドルモータ2にサーボが掛けられ、倍線速
度2Vのときは、線速度検出信号S3が14.7kHz
となるようサーボ回路9によってスピンドルモータ2に
サーボが掛けられる。
【0023】図1に示した光ディスク再生装置1は、さ
らに、デジタル再生信号S1に含まれるピックアップヘ
ッド5の位置情報を参照し、マイクロコンピュータ10
から与えられる指令値信号S7に従ってピックアップヘ
ッド5の位置のサーボ制御を行うサーボ制御部11を備
えている。サーボ制御部11は公知の構成のマイクロコ
ンピュータにサーボ制御用のサーボ制御プログラムを格
納したものであり、サーボ制御部11内においてこのサ
ーボ制御プログラムが実行されることにより、ピックア
ップヘッド5を所定の記録トラック位置に対向させるこ
とができる。
【0024】サーボ制御部11はまた、光ディスク再生
装置1のパワーオンからパワーオフまでの期間中、ピッ
クアップヘッド5がその移動可能範囲を少なくとも1回
移動するクリーニング動作を位置決め機構6に実行させ
る機能を有している。本実施の形態では、光ディスク再
生装置1の図示しない電源スイッチをオンとした際に該
クリーニング動作のための所定のプログラムが実行さ
れ、ピックアップヘッド5が最外周トラック位置4Bか
ら最内周トラック位置4Cまで移動する構成とされてい
る。
【0025】以下、図3を参照してサーボ制御部11の
動作につき詳細に説明する。図3はサーボ制御部11に
格納されているサーボ制御プログラムを示すフローチャ
ートである。サーボ制御プログラム20は、光ディスク
再生装置1の図示しない電源スイッチがオンされたこと
に応答して起動され、実行される。サーボ制御プログラ
ム20の実行が開始されると、先ずステップ21でピッ
クアップヘッド5を最外周トラック位置4Bに対向させ
るべくスレッドモータ61を回転させるためのモータ駆
動信号S8がサーボ制御部11から位置決め機構6のス
レッドモータ61に与えられる。ステップ22では、ピ
ックアップヘッド5が最外周トラック位置4Bに位置し
たか否かが判別され、ピックアップヘッド5が最外周ト
ラック位置4Bに位置していないと判別されるとその判
別結果はNOとなり、ステップ21に戻り、最外周トラ
ック位置4Bに向けてピックアップヘッド5をさらに移
動させる。このようにしてピックアップヘッド5が最外
周トラック位置4Bに対向したときにステップ22の判
別結果はYESとなりステップ23に入る。
【0026】ステップ23ではピックアップヘッド5を
最内周トラック位置4Cに対向させるべくスレッドモー
タ61を回転させるためのモータ駆動信号S8がサーボ
制御部11から位置決め機構6のスレッドモータ61に
与えられる。ステップ24では、ピックアップヘッド5
が最内周トラック位置4Cに位置したか否かが判別さ
れ、ピックアップヘッド5が最内周トラック位置4Cに
位置していないと判別されるとその判別結果はNOとな
り、ステップ23に戻り、最内周トラック位置4Cに向
けてピックアップヘッド5をさらに移動させる。このよ
うにしてピックアップヘッド5が最内周トラック位置4
Cに対向したときにステップ24の判別結果はYESと
なりステップ25に入り、ピックアップヘッド5の移動
がそこで停止せしめられる。
【0027】このように、光ディスク再生装置1の電源
が投入されたときには、ピックアップヘッド5は少なく
とも最外周トラック位置4Bと最内周トラック位置4C
との間を1回移動するフルトラック移動を行うことにな
る。このため、ピックアップヘッド5と位置決め機構6
との間の歯車結合部にゴミが付着していてもこれを取り
除き、ピックアップヘッド5の円滑な移動を保証するこ
とができる。また、電源を投入するたびにフルトラック
移動が少なくとも1回行われるので、グリス切れを有効
に防止することができる。
【0028】なお、上記の実施の形態ではピックアップ
ヘッド5を1回だけフルトラック移動する場合の構成に
ついて説明したが、図3において、ステップ24の判別
結果がYESとなった場合、ステップ21に戻し、ピッ
クアップヘッド5を再び最外周トラック位置に向けて移
動させ、光ディスク再生装置1の電源投入時にピックア
ップヘッド5を最外周トラック位置4Bと最内周トラッ
ク位置4Cとの間で1往復させるように構成してもよ
い。このため、例えばステップ24の判別結果がYES
となったならばステップ21に戻るループを形成し、こ
のループを所定回数実行したときにステップ25に入る
ように構成することができる。フルトラック移動の回数
を増せば、その分塵、埃等の除去を有効に行うことがで
きる。
【0029】上記実施の形態では、光学式記録媒体とし
てCD−ROMを用いた場合について説明したが、本発
明はこの実施の形態に限定されるものではなく、光学式
記録媒体として他の公知の記録体を用いた再生装置につ
いても同様に適用することができる。
【0030】また、図1に示した実施の形態では、装置
の電源投入時にピックアップヘッド5がその移動可能範
囲を少なくとも1回移動する構成としたが、光ディスク
再生装置1のパワーオンからパワーオフまでの期間中に
おいて適宜のタイミングでピックアップヘッド5のフル
トラック移動を実現する他の構成を採用することもでき
る。例えば、光ディスク再生装置1の電源スイッチをオ
フとした時に、ピックアップヘッド5のフルトラック移
動を行ってもよい。電源スイッチオフ時にピックアップ
ヘッド5のフルトラック移動を行うことの利点は、電源
オン時には直ちに所要の再生動作に入れるのでフルトラ
ック移動のための待ち時間を生じることがない点であ
る。
【0031】次に請求項3の発明の実施の形態について
説明する。図1に基づいて説明した請求項1又は2の発
明では、電源オンからオフまでの適宜のタイミングにお
いてピックアップヘッド5の少なくとも一回のフルトラ
ック移動をサーボ制御部11において所定の一定タイミ
ングで行う構成となっている。これに対し、請求項3の
発明では、クリーニングモードスイッチを別途設け、操
作者がこのクリーニングモードスイッチを操作した場合
にピックアップヘッド5のフルトラック移動を行うよう
にした点で請求項1又は2の発明と異なっている。この
ため、例えばクリーニングモードスイッチCKをサーボ
制御部11に接続し、クリーニングモードスイッチCK
を押した場合に図3のステップ21〜25が実行され、
それ以外の状態ではステップ26のみが実行される構成
とすればよい。
【0032】図4には、請求項3の発明の実施の形態を
示す概略構成図が示されている。図4の各部において図
1の各部と同一の部分には同一の符号が付されている。
図4に示す光ディスク再生装置30は、クリーニングモ
ードスイッチCKがサーボ制御部11に接続されている
点、及びサーボ制御部11に格納されているサーボ制御
プログラムが図3のそれとは異なっている点で図1に示
した光ディスク再生装置1と差異を有している。
【0033】図5は、光ディスク再生装置30のサーボ
制御部11に格納されているサーボ制御プログラム40
を示すフローチャートである。以下、図5のフローチャ
ートを参照しながら図4に示す光ディスク再生装置30
のクリーニングモードの動作についてのみ説明するが、
その他の点については図1に示す光ディスク再生装置1
と同様である。
【0034】サーボ制御プログラム40は、図3のステ
ップ26に相当する通常再生処理のみを実行する主制御
プログラム41と、常開式の押しボタンスイッチである
クリーニングモードスイッチCSがオンとなったことに
対応して割り込み処理で実行される割り込みプログラム
42とから成っている。クリーニングモードスイッチC
Sが操作されておらずオフ状態であれば、電源オンと同
時に主制御プログラム41が起動されて実行され、ステ
ップ41Aにおいて図3のステップ26に相応する通常
再生処理が実行される。この状態においてクリーニング
モードスイッチCSがオンとされると、割り込みプログ
ラム42が起動され、その実行が開始される。割り込み
プログラム42のステップ42A〜42Eは図3のステ
ップ21〜25に対応しており、図3のステップ21〜
25に従う制御動作と同様の制御動作を実行し、ピック
アップヘッド5を一回だけフルトラック移動させること
ができる。したがって、ここでは、ステップ42A〜4
2Eに従う作動の詳細な説明を繰り返すことを省略す
る。
【0035】このように、図4に示す光ディスク再生装
置30では、クリーニングモードスイッチCSをオンと
した場合にのみピックアップヘッド5のフルトラック移
動を1回だけ行うことになる。したがって、操作者が任
意のタイミング、例えば再生動作の開始前、終了後、又
は再生動作と次の再生動作の間等においてクリーニング
モードスイッチCSをオンとするだけで、ピックアップ
ヘッド5のフルトラック移動を行わせることができる。
このため、ピックアップヘッド5のフルトラック移動の
タイミングを自由に選択できるほか、クリーニングモー
ドスイッチCSを続けてオンとすることによりピックア
ップヘッド5のフルトラック移動を自由に何回でも続け
て実行させることができるので、ウォーム歯車装置の歯
車に付着した塵、埃等の汚れまたはグリス切れの状態に
応じてピックアップヘッド5のフルトラック移動を任意
に実行させることが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、所定のタ
イミングで、又はクリーニングモードスイッチを操作す
ることによりピックアップヘッドのフルトラック移動を
行う構成としたので、ピックアップヘッドと位置決め機
構との内の歯車結合部分に付着したゴミの除去及びグリ
ース切れによるピックアップヘッドの動きに不具合が生
じるのを適切に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学式記録媒体のための再生装置
の実施の形態の一例を示す概略構成図。
【図2】図1に示したピックアップヘッドと位置決め機
構とを拡大して詳細に示す拡大詳細図。
【図3】図1のサーボ制御部において実行されるサーボ
制御プログラムを示すフローチャート。
【図4】請求項3の発明の実施の形態の一例を示す概略
構成図。
【図5】図4のサーボ制御部において実行されるサーボ
制御プログラムを示すフローチャート。
【符号の説明】
1、30 光ディスク再生装置 4 光ディスク 4B 最外周トラック 4C 最内周トラック 5 ピックアップヘッド 6 位置決め機構 61 スレッドモータ 63 ウォーム 11 サーボ制御部 20、40 サーボ制御プログラム CK クーリングモードスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光媒体に記録されている記録情報を光学
    的に読み取るためのピックアップヘッドと、該ピックア
    ップヘッドを前記光媒体の所望の位置に位置決めするた
    め該ピックアップヘッドと歯車結合された位置決め機構
    とを備えて成る光学式記録媒体のための再生装置におい
    て、 該再生装置のパワーオンからパワーオフまでの期間中、
    前記ピックアップヘッドがその移動可能範囲を少なくと
    も1回移動するように前記位置決め機構を駆動させるこ
    とを特徴とする光学式記録媒体のための再生装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに設けられた記録トラックに
    記録されている記録情報を光学的に読み取るためのピッ
    クアップヘッドと、該ピックアップヘッドを前記光ディ
    スクの半径方向の所望の位置に位置決めするため該ピッ
    クアップヘッドと歯車結合された位置決め機構とを備え
    て成る光学式記録媒体のための再生装置において、 該再生装置のパワーオンからパワーオフまでの期間中、
    前記位置決め機構を前記ピックアップヘッドがその移動
    可能範囲を少なくとも1回移動するように駆動させるこ
    とを特徴とする光学式記録媒体のための再生装置。
  3. 【請求項3】 光媒体に記録されている記録情報を光学
    的に読み取るためのピックアップヘッドと、該ピックア
    ップヘッドを前記光媒体の所望の位置に位置決めするた
    め該ピックアップヘッドと歯車結合された位置決め機構
    とを備えて成る光学式記録媒体のための再生装置におい
    て、 クリーニングモードスイッチを設け、該クリーニングモ
    ードスイッチが操作されたことに応答して前記ピックア
    ップヘッドがその移動可能範囲を少なくとも1回移動す
    るように前記位置決め機構を駆動させることを特徴とす
    る光学式記録媒体のための再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010146627A1 (ja) * 2009-06-16 2010-12-23 三菱電機株式会社 光ディスク再生装置
JP2013254540A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Mitsubishi Electric Corp ディスク装置

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