JP4038971B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクなどのディスク状記録媒体を用いるディスク装置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスク状記録媒体よりディジタル信号を再生するディスク再生装置として、例えば、コンパクトディスク(CD)からディジタル音声データを再生するCDプレーヤーがある。このCDプレーヤーにおいては、あらかじめディスクに形成されたピットとランドの反射率の違いを、光学ヘッドを用いて読み取ることにより、再生信号を得ている。
【0003】
このCDプレーヤーのように、ディスクよリ光学的手段を用いて信号を再生するディスク再生装置においては、テープ状記録媒体を使った再生装置などに比較して、ランダムアクセスなど操作性が向上しており、また、記録媒体とヘッドとが非接触であるため、記録媒体の劣化が無く、信頼性も非常に高いものとなっている。
【0004】
しかしながら、このようなディスク再生装置においては、傷等によるディスクの欠陥により、ディスクから信号を読み出す再生光学ヘッドのフォーカスやトラッキング等が乱れ、記録されているデータを正常に読み出せず、正常に再生できない(例えば、CDプレーヤーであれば音声が途切れるなど)という問題が生じやすかった。このような問題は、書替え可能なディスク装置、すなわち、ディスク記録装置においても同様に発生し、ディスク記録装置においては、傷等によるディスクの欠陥により、記録光学ヘッドのフォーカスやトラッキング等が乱れ、ディスクに対し正常な記録ができないという問題が生じた。
【0005】
これらの問題を解決するために、 ディスクの欠陥が検出されると、光情報記録媒体上にある交代領域に記録データを記録するか、欠陥セクター又はトラックの直近のセクター又はトラックに記録する手法がとられていた。欠陥セクターの直近のセクターへ記録するものとしては、例えば、特開平5−342759号公報に記載されている手法などがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術のうち、特願平5−342759号公報に記載されている技術では、メモリを用いて、記録時には、記録信号である記録データを一旦メモリに書き込んだ後、メモリから読み出してディスクヘ記録する。その際、書き込み時の転送速度より読み出し時の転送速度を早くし、ディスクの欠陥によりディスクに正常にデータを記録ができないときには、データをメモリに随時蓄積していき、メモリ容量が飽和する前に、直近のセクターに光学ヘッドを移動してデータをディスクに記録するようにしていた。
【0007】
しかしながら、このような方法では欠陥が大きい場合には、光学ヘッドを直近のセクターに移動しただけではでは、そのセクターも欠陥であり、正常な記録をすることが出来ず光学ヘッドの移動、記録の動作を繰り返すことになり、結果的にメモリに書き込まれるデータ量がメモリの容量を超えてしまうという問題がある。特に、上記記録データが、例えばムービーなどの画像データ、或いは音声データのように連続したデータの場合には、データがリアルタイムで入力されるのでメモリ容量のオーバーフローが起こりやすいという問題が生じる。
【0008】
また、光情報記録媒体上にある交代領域に記録データを記録する方法では、交代領域へ光学ヘッドを移動する時間が長く、この期間は記録が停止しているため、メモリ容量のオーバーフローが起こるという問題が生じる。
【0009】
上記従来技術ではメモリ容量がオーバーフローした場合、その後記録を再開することには配慮されていなかった。
【0010】
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、ディスクの欠陥によりメモリ容量がオーバーフローした場合でも、欠陥個所を避けて記録を再開し、結果的に記録動作に対する信頼性の高い光ディスク装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、撮像素子からの画像信号を画像データに変更処理する、或いは前記変更された画像データを表示手段に表示する画像信号に再度変更処理する画像信号処理手段と、該画像信号処理手段からの画像データを記録データにするためにエンコード/デコード処理、変復調、ECC(Error Correction Code)付加、或いはディスク状記録媒体へ記録するための記録フォーマットへの変換等を行う記録再生信号処理手段と、該記録データを一時記憶するメモリと、上記記録データをディスク状記録媒体に記録する或いはディスク状記録媒体内の記録データを再生する記録再生手段と、ディスクの欠陥を検出する記録再生検出手段と、光学ヘッドのフォーカスやトラッキング制御、ディスクの回転制御、アドレス位置を制御するシーク制御等の記録および/または再生位置を制御する記録および/または再生位置制御手段と、記録データが上記メモリの容量を超えたことを検出するメモリ容量オーバーフロー検出手段とを備え、ディスクの欠陥等で記録が出来ず上記メモリにデータが蓄積されメモリ容量がオーバーフローし、上記メモリ容量オーバーフロー検出手段によりメモリ容量のオーバーフローを検出した場合、上記システム制御手段は、上記メモリの読み出し動作、及び上記記録再生手段による記録動作を一旦停止し、上記記録および/または再生位置制御手段により、メモリ容量のオーバーフロー発生時に上記記録および/または再生位置検出手段が検出した記録位置から任意の距離離れた位置に上記ヘッドを移動した後、上記システム制御手段により記録を再開する以下の動作を行うようにした。
【0012】
本発明では、記録データ用メモリの容量を超えたことを検出する手段を備え、メモリ容量オーバーフロー検出手段の出力をシステム制御手段に供給し、メモリ容量オーバーフロー検出手段によりメモリ容量のオーバーフローが検出された場合、上記メモリ容量オーバーフロー検出手段の出力により、ディスク状記録媒体上での記録の再開位置を記録および/または再生位置制御手段により制御し、記録を再開するようにした。
【0013】
まず、ディスクの欠陥が小さい場合について述べる。ディスクの欠陥によりディスクに対し正常な記録が行われない状態になった直前の光学ヘッドのトラック位置(正常記録位置)に光学ヘッドを戻す動作をし、再度記録動作を行う(記録リトライ動作)。上記動作を少なくとも1回以上行う。上記記録リトライ動作を任意の回数繰り返す。しかしながら、ディスク状記録媒体における傷等の欠陥のある部分は、記録が不可能な領域であると言えるため、記録は不能であるので、前記記録リトライ動作を一旦停止し、記録不能が生じたトラック位置に隣接する次のトラック位置に光学ヘッドを移動させる動作を行い、前記移動したトラック位置から記録を開始する。このとき、ディスクに対し正常な記録が行われなかった場合はメモリ容量がオーバーフローしていなければ、さらに次の隣接するトラックに光学ヘッドを移動し、再度記録動作を行う(記録リトライ動作)。上記動作を少なくとも1回以上行う。この間、撮像素子からの画像データは、途切れなくメモリに蓄積し、光学ヘッドの記録準備が出来次第、前記メモリに蓄積された画像データを順次記録する。また、この欠陥が小さい場合には、メモリ容量が満杯になる前に記録可能となるので、一連の記録動作が終了した時点において、光学ヘッドを介して、ディスク状記録媒体に設けられているディスク管理情報エリアに、記録不可能領域の位置等を示す情報を書き込む。欠陥が小さい場合は、上記方法で問題ないが、欠陥が大きな場合はメモリ容量がオーバーフローしてしまう。
【0014】
次に、ディスクの欠陥の大きな場合について述べる。ディスクの欠陥が大きい場合、上記の隣のトラックへの記録リトライ動作では、記録不能が続き、メモリ内の記録データが吐き出されなくなり、また画像データはリアルタイムで順次メモリに蓄積されていくため、画像データ量がメモリ内の蓄積容量を越えてしまう。このとき、記録データが上記メモリの容量を超えたことを検出するメモリ容量オーバーフロー検出手段によりメモリ容量のオーバーフローを検出し、検出出力をシステム制御手段に入力する。システム制御手段はメモリの読み出し動作、及び記録再生手段による記録動作を一旦停止させ、記録および/または再生位置制御手段により、ディスクの欠陥によりメモリ容量オーバーフローの発生時に上記記録および/または再生位置検出手段が検出した記録位置から任意の距離離れた位置に光学ヘッドを移動した後、上記システム制御手段により記録を再開する。
【0015】
ここで、任意距離離れた位置とは、メモリ容量のオーバーフロー発生時に記録していた位置(トラック、セクター等)の直近の位置を除くことである。
【0016】
さらに、記録動作を一旦停止する場合は、記録一時停止モードにしてもデータの記録動作のみ停止し、サーボ等は動作状態のままにしてもよい。
【0017】
さらに、記録動作を一旦停止後に、メモリデータのクリアおよび/またはシステム制御手段のリセットを行うようにしてもよい。
【0018】
また、メモリ容量のオーバーフロー発生後から記録の再開までの上記記録データは破棄しておくようにしてもよい。
【0019】
また、記録動作を一旦停止する場合、光情報記録媒体上にある記録領域にディスク管理情報を記録してから一旦停止するようにしてもよい。
【0020】
また、任意の距離離れた位置に上記ヘッドを移動した領域にディスクの欠陥がある場合には、上記ヘッドの移動を少なくとも1回以上繰り返して行い、記録領域がなくなるまで継続するようにしてもよい。
【0021】
また、メモリ容量オーバーフローが発生した場合には、記録が正常に行われなかったことをユーザに知らせるようにしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に係るディスク装置の概略構成を示すブロック図である。
【0024】
図1において、1は撮影手段で、撮影光学系2やCCD(撮像素子)3やA/D変換器4などからなり、被写体像を撮影光学系2によってCCD3上に結像させ、CCD3により画像信号を得て、これをA/D変換器4によってディジタル化して出力する。5は、撮影手段1からの画像信号を画像データに変換処理する画像信号処理手段で、この画像信号処理手段5は、音声情報信号入力手段であるマイクロフォン14からの音声情報信号をも処理するようになっている。また、再生時には、画像信号処理手段5は、後記記録再生信号処理手段6からの画像データを表示出力用の画像情報信号に変換処理するようになっており、さらに、この画像信号処理手段5は、後記記録再生信号処理手段6からの音声データを音声出力用の音声情報信号に変換処理するようになっている。
【0025】
6は記録再生信号処理手段で、画像信号処理手段5からの画像データ(音声データを含む)を、ディスク状記録媒体9へ記録するための記録フォーマットにしたがった記録データに変換するため、あるいは、ディスク状記録媒体9から再生された記録データを画像データ(音声データを含む)に変換処理するため、エンコード/デコード処理、変調/復調処理、ECC付加/誤り訂正処理などの処理を行う。7は上記記録データを一時記憶するメモリである。
【0026】
8は記録再生手段、9は図示せぬスピンドルモータによって回転駆動されるディスク状記録媒体(光ディスク)、10はレーザ源(レーザダイオード)や光学系や光検出器等からなる光学ヘッドであり、記録再生手段8は、光学ヘッド10によって、上記メモリ7に記憶された上記記録データを上記光ディスク9へ記録し、また、光学ヘッド10によって、光ディスク9から再生された上記記録データを上記メモリ7に一時記憶させる。
【0027】
ここで、光ディスク9への記録および/または再生方法を、図5を用いて説明する。
【0028】
前記記録データは所定のパワーの光ビームを出力する発光素子(半導体レーザ)16、光ディスクからの反射光を検出する受光素子(フォトダイオード)17、ハーフミラー、コリメータレンズ、対物レンズ、及び対物レンズをディスク面に垂直の方向、半径方向に駆動することにより光ビームのフォーカス及びトラック位置を制御するアクチエータ18を有している。レーザ等からなる光学ヘッド10から記録媒体9であるディスクに記録される。記録または再生位置制御手段11では記録に必要なサーボ制御、例えば、光学ヘッド10のアクチェータ18を制御するフォーカスやトラッキング制御、スピンドルモータ19を制御するディスクの回転制御、アドレス位置を制御するシーク制御等を行う。12は光学ヘッドのフォーカスやトラッキング等のはずれを検出するフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、或いは、記録媒体上のアドレス信号等により、上記光ディスク9における記録または再生位置を検出する記録または再生位置検出手段である。
【0029】
15はLCD等よりなる画像表示手段である。そして、再生時には、光学ヘッド10で読み取られた光ディスク9上のデータ(レーザ光で照射された光ディスクからの反射光を、反射光量差として光学ヘッド10の光検出器で読み取ったデータ)が、記録再生手段8を経て、再生された記録データとしてメモリ7に一旦蓄積された後、記録再生信号処理手段6で元の画像データに変換され、画像信号処理手段5を経て、この画像表示手段15に表示される。
【0030】
21は、装置全体の統括制御を司る制御マイコンよりなるシステム制御手段で、このシステム制御手段21によって、上述した装置の各部の制御や、全体の統括管理を行う。メモリ容量オーバーフロー検出手段22はメモリ7のメモリ容量を監視しており、メモリ容量がオーバーフローした場合、システム制御手段21に検出結果を出力する。記録再生検出手段23はディスクの欠陥等による記録が不能なことを検出し、結果をシステム制御21に出力する。
【0031】
次に、本実施形態における、傷等のディスクの欠陥による光学ヘッドのフォーカスやトラッキング等が乱れ、光ディスクに対し正常な記録が行われない状態になったときの処理の手法を、図2のフロー図を用いて説明する。
【0032】
記録の場合について述べる。
【0033】
(1)記録時に上記記録不能が発生した場合、具体的にはまず、ステップS1でリトライ回数を0にリセットし、ステップS2で記録再生検出手段23の検出手段により記録が出来ていないかを判断する。記録可能の場合は記録を再開する。ここで、記録不能と判断した場合はでリトライ回数が任意の回数であるN回以下かどうかを判定するステップS3に進む。
【0034】
(2)ステップS3でリトライ回数がN回以下の場合はメモリ容量がオーバーフローしているかどうかを判断するステップS4に進む。ここで、リトライ回数がN回を超えている場合は記録動作を一時停止するステップS7へ進む。
【0035】
(3)ステップS4でメモリ容量がオーバーフローしているかどうかを判断する。メモリ容量がオーバーフローしていない場合はステップS5で記録不能が生じたトラック位置に直近の隣接する次のトラックの位置に光学ヘッドを移動させるジャンプ動作を行い、ステップS6でリトライ回数を1回増やして、ステップS2に戻る。メモリ容量がオーバーフローするまでリトライする。上記動作を少なくとも1回以上行う。この間、撮像素子からの画像データは、途切れなくメモリに蓄積し、光学ヘッドの記録準備が出来次第、前記メモリに蓄積された画像データを順次記録する。メモリ容量がオーバーフローする前に記録可能となった場合には、一連の記録動作が終了した時点において、光学ヘッドを介して、ディスク状記録媒体に設けられているディスク管理情報エリアに、記録不可能領域の位置等を示す情報を書き込む。(ステップS12)ステップS4でメモリ容量がオーバーフローしている場合は記録動作を一時停止するステップS7へ進む。
【0036】
(4)ステップS7で記録動作を一時停止しする。ここで、光情報記録媒体上にある記録領域にディスク管理情報を記録してから一旦停止するようにしてもよい。
【0037】
(5)次にステップS8でリトライ回数を0にリセットし、光学ヘッドを移動するステップ9に進む。ここで、メモリデータのクリアおよび/またはシステム制御手段のリセットを行うようにしてもよい。また、ここでメモリ容量のオーバーフロー発生後から記録の再開までの上記記録データは破棄しておくようにしてもよい。
【0038】
(6)ステップS9で記録および/または再生位置制御手段により、ディスクの欠陥によりメモリ容量オーバーフローの発生時に上記記録および/または再生位置検出手段が検出した記録位置から任意の距離離れた位置に光学ヘッドを移動する。
【0039】
(7)次にステップS2で記録再生検出手段23の検出手段により記録が出来ていないかを判断する。記録可能の場合は記録を再開する。ここで、記録不能と判断した場合はでリトライ回数が任意の回数であるM回以下かどうかを判定するステップS10に進む。
【0040】
(8)ステップS10でリトライ回数がM回以下の場合はステップS11でリトライ回数を1回増やして、ステップS9に戻る。ここで、リトライ回数がM回を超えている場合は記録動作を停止する。
【0041】
図3は、本発明の記録動作を示す図である。図3の1は記録不能がディスク上に存在する傷等の欠陥の場合における記録動作を示す。画像データAからCまでの情報をディスク状記録媒体に記録した後ディスク位置4上の欠陥により画像データDを記録出来ずにトラックジャンプの記録リトライ動作が生じている。その後欠陥であることを判断した後ディスク上の位置4を飛ばしてディスク上位置5より画像データDを順に記録が開始される。再生は、記録媒体上の情報順番に再生され、4の位置はディスク管理情報よりあらかじめ飛ばす位置であることを認識し、4は飛ばして再生される。この方法では、ディスク上の欠陥上に画像データを記録しないので、データ信頼性が向上する。また、再生時もディスク欠陥の位置があらかじめ分かり、再生時は欠陥位置を飛ばして再生するだけなので、再生への影響も少ない。図3の2はメモリ容量のオーバーフローが発生時、記録データを連続させて記録する場合の記録動作を示す。画像データAからCまでの情報をディスク状記録媒体に記録した後ディスク位置5から7までの欠陥により画像データDを記録出来ずにトラックジャンプの記録リトライ動作が生じており、ディスク位置6でメモリ容量のオーバーフローが起こっている。メモリ容量のオーバーフローが起こったディスク位置6より後のデータは破棄しており、光学ヘッドを移動させて、ディスク上の位置9に画像データDを、引き続きディスク上位置10に画像データEと順次記録される。その後、メモリ容量のオーバーフローがなくなった時点からの画像データJは順次メモリに記憶され、ディスク上に記録される。図3の3はメモリ容量のオーバーフローが発生時、メモリをクリアしてから記録する場合の記録動作を示す。画像データAからCまでの情報をディスク状記録媒体に記録した後ディスク位置4から7までの欠陥により画像データDを記録出来ずにトラックジャンプの記録リトライ動作が生じており、ディスク位置6でメモリ容量のオーバーフローが起こっている。メモリ容量のオーバーフローが起こったディスク位置6でメモリをクリアし、その後順次画像データをメモリに記憶し、光学ヘッドを移動させて、ディスク上の位置9に画像データG、引き続きディスク上位置10に画像データHと順次記録される。
【0042】
図4は本発明の図3に示すシステムフローに於いて、メモリ容量がオーバーフローを起こし記録が中断した場合には、ユーザーに画像表示手段15より例えば「ディスクの汚れ、傷などにより、録画が中断した部分があります」等の文字表示、或いは図柄で表示する。或いはLED等の表示手段20に表示させ、ユーザに警告する。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、ディスクの欠陥等で記録が出来ず順次メモリにデータが蓄積されていきメモリ容量がオーバーフローし、上記メモリ容量オーバーフロー検出手段によりメモリ容量のオーバーフローを検出した場合、上記システム制御手段は、上記メモリの読み出し動作、及び上記記録再生手段による記録動作を一旦停止し、上記記録および/または再生位置制御手段により、メモリ容量のオーバーフロー発生時に上記記録および/または再生位置検出手段が検出した記録位置から任意の距離離れた位置に上記ヘッドを移動した後、上記システム制御手段により記録を再開するようにしたので、欠陥のあるディスクでの記録でも、途中で記録が止まって、大切な記録機会を逃すことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す図で、ディスク装置システム構成を示す図である。
【図2】本発明の1実施例のシステムフローを示す図である。
【図3】本発明の1実施例の記録動作を示す図である。
【図4】本発明の1実施例におけるディスク装置の表示部を示す図である。
【図5】本発明の1実施例のディスク装置システム構成詳細図である。
【符号の説明】
1・・撮影手段 2・・撮影光学系 3・・撮像素子部 4・・A/D変換器 5・・画像信号処理手段 6・・記録再生信号処理手段
7・・メモリ 8・・記録再生手段 9・・記録媒体 10・・光学ヘッド 11・・記録および/または再生位置制御手段 12・・記録および/または再生位置検出手段 14・・マイクロホン 15・・画像表示手段 16・・発光素子(半導体レーザ) 17・・受光素子(フォトダイオード) 18・・アクチェータ 19・・スピンドルモータ 20・・表示手段 21・・システム制御手段 22・・メモリ容量オーバーフロー検出手段 23・・記録再生検出手段。
Claims (6)
- 画像情報信号をディスク状記録媒体に記録するための記録データに変換し、或いは上記ディスク状記録媒体から再生された記録データを画像情報信号に変換する記録再生信号処理手段と、上記記録データを一時記憶するメモリと、上記記録データを上記ディスク状記録媒体に記録し或いは上記ディスク状記録媒体から記録データを再生する記録再生手段と、上記ヘッドのフォーカスやトラッキング制御、上記ディスク状記録媒体の回転制御をする記録再生位置制御手段と、データの記録状態を検出する記録再生検出手段と、全体の制御を司るシステム制御手段とを、備えた光ディスク装置であって、
記録データが上記メモリの容量を超えたことを検出するメモリ容量オーバーフロー検出手段を設け、ディスクの欠陥等で記録が出来ず上記メモリにデータが蓄積されメモリ容量がオーバーフローし、上記メモリ容量オーバーフロー検出手段によりメモリ容量オーバーフローを検出した場合、上記システム制御手段は、上記メモリの読み出し動作、及び上記記録再生手段による記録動作を一旦停止し、上記記録再生位置制御手段により、メモリ容量オーバーフローの発生時に上記記録再生位置検出手段が検出した記録位置から任意の距離離れた位置に上記ヘッドを移動した後、上記システム制御手段により、上記メモリに記憶されている記録データの続きから記録を再開することを特徴とした光ディスク装置。 - 画像情報信号をディスク状記録媒体に記録するための記録データに変換し、或いは上記ディスク状記録媒体から再生された記録データを画像情報信号に変換する記録再生信号処理手段と、上記記録データを一時記憶するメモリと、上記記録データを上記ディスク状記録媒体に記録し或いは上記ディスク状記録媒体から記録データを再生する記録再生手段と、上記ヘッドのフォーカスやトラッキング制御、上記ディスク状記録媒体の回転制御をする記録再生位置制御手段と、データの記録状態を検出する記録再生検出手段と、全体の制御を司るシステム制御手段とを、備えた光ディスク装置であって、
記録データが上記メモリの容量を超えたことを検出するメモリ容量オーバーフロー検出手段を設け、ディスクの欠陥等で記録が出来ず上記メモリにデータが蓄積されメモリ容量がオーバーフローし、上記メモリ容量オーバーフロー検出手段によりメモリ容量オーバーフローを検出した場合、上記システム制御手段は、上記メモリの読み出し動作、及び上記記録再生手段による記録動作を一旦停止し、上記メモリをクリアし、上記記録再生位置制御手段により、メモリ容量オーバーフローの発生時に上記記録再生位置検出手段が検出した記録位置から任意の距離離れた位置に上記ヘッドを移動した後、上記システム制御手段により、上記メモリをクリアした後上記メモリに記憶された記録データから記録を再開することを特徴とした光ディスク装置。 - 請求項1または2に記載のディスク装置において、記録動作を一旦停止する場合、記録一時停止モードになることを特徴とした光ディスク装置。
- 請求項1または2に記載のディスク装置において、任意距離離れた位置とは、メモリ容量のオーバーフロー発生時に記録していた位置の直近の位置を除くことを特徴とした光ディスク装置。
- 請求項2に記載のディスク装置において、上記記録動作を一旦停止後に、システム制御手段のリセットを行うことを特徴とした光ディスク装置。
- 請求項1に記載のディスク装置において、メモリ容量のオーバーフロー発生後から記録の再開までの上記記録データは破棄しておくこと特徴とした光ディスク装置。
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