JP2004272988A - ディスク記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスク記録時に、シーク動作あるいはディスク回転変化音を記録しないようにする。
【解決手段】一連の記録動作を行った後に、最後に記録したアドレス情報を記憶し、その後行われる、管理情報記録、各種学習の後に、前記記憶したアドレス位置近傍に戻った後に記録動作を終了させることで、その後の記録開始時に、記録開始位置まで移動するシーク動作、回転変化音等が発生しないようにする。
【効果】マイク等による音声記録時に、シーク動作、ディスク回転変化音等の騒音を記録することを防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】一連の記録動作を行った後に、最後に記録したアドレス情報を記憶し、その後行われる、管理情報記録、各種学習の後に、前記記憶したアドレス位置近傍に戻った後に記録動作を終了させることで、その後の記録開始時に、記録開始位置まで移動するシーク動作、回転変化音等が発生しないようにする。
【効果】マイク等による音声記録時に、シーク動作、ディスク回転変化音等の騒音を記録することを防止する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク型記録メディアを用いたディスク記録装置で、特に、ディスク記録装置と一体となった撮像素子を有する映像入力手段やマイク入力手段からの映像および音声情報を記録可能なディスク型記録メディアを有するディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像素子を有する映像入力手段やマイク入力手段と、ディスク型記録メディアを有するディスク記録装置とが一体としているものがある。その時、記録中のディスクへのアクセス音の対策として、マイク入力時にはサーボ動作を実行しない様にし、サーボ系のアクセス音がマイクに入力しないようにしたもの(例えば、特許文献1参照)、或いは、サーボ動作を行う前に一旦音声情報をディスク以外の媒体に一旦蓄積させた後、サーボ形の立ち上げ動作を行い、その後蓄積媒体からディスクに記録を行うことで、サーボ系のアクセス音を記録しないようにしたものが有る(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
上記、一時記憶の蓄積媒体として半導体メモリを使い、ディスク型記録メディアとの組み合わせて、ディスク型記録メディアへの記録開始準備が出来るまで半導体メモリに一時記録するものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−357598号公報
【特許文献2】
特開2001−357599号公報
【特許文献3】
特開平11−4410号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、ディスク型記録メディアを内蔵したディスク記録装置において、そのディスク型記録メディアを記録状態に持っていく記録開始時において、そのサーボ系が駆動した際に発生する騒音や振動によって、マイク入力手段への音声雑音等を防止する方法についての記載である。しかしその内容は、記録開始時にサーボ系が発生する騒音を、マイク入力手段に音声雑音として記録しないように、マイクの記録タイミングを変えるものであり、サーボ系のシーケンス自体を変えるものではない。
【0006】
次に、従来のディスク型記録メディアを内蔵したディスク記録装置を使用する場合の一般的な動作シーケンスを示す。
ユーザが記録開始ボタンを操作したと同時にディスク記録装置は回転制定、記録開始位置にヘッド移動を行い、その後実際の画像、音声データの記録開始を行うが、それまでには数秒の時間が必要である。その為、その時間内でユーザは貴重な、残しておきたい記録画像、音声を逃す可能性がある。従い、ユーザが記録開始した瞬間から画像、音声記録はスタートし、それを一時的に貯める記憶手段に貯め、ディスク記録手段側が、記録準備が出来た後に一旦貯めた記録データをディスクに記録していた。その場合、ディスク記録装置が立ち上がる回転制定の音、光学ヘッドを目的のアドレス位置に移動するシーク動作の音がすべて記録され、騒音になる。
【0007】
また、従来は記録した情報の後に、その記録情報がどのくらいの容量で、ディスク上のどの場所に記録されているかを表す管理情報をディスクの内周側に記録していた。ディスク記録では、ディスク内周側は同じ記録速度で記録する場合、内周側の回転速度を早くしなければならず、その回転時に発生する回転音は内周の管理領域に記録するときの方が、より騒音が大きくなる。
【0008】
さらに、光学ヘッドを所定の位置に移動するためのシーク動作では、シークモータを駆動するため、やはり駆動の騒音は大きく、問題となる。
【0009】
特に、ユーザがRec. Pauseを繰り返した場合(記録、停止を繰り返した場合)、その度に記録部の最後まで記録した後、記録停止のための管理情報記録をし、その場で停止し、次の記録ではその管理領域で回転静定し、その後記録位置まで位置付けするシークが発生するため、管理領域の内周側の高速回転の音、シークの音、外周側の回転速度に戻すための回転変化音の3つが記録されていた。
【0010】
更に、サーボ系の学習、或いは記録条件を決めるための学習領域は、ディスクに決められた領域があり、その領域にて行うことが一般的であるが、前記学習のための領域も、ディスクの内周側にあるため、その場所での学習を行った後に、元の場所に戻るためには上記同様その騒音が問題となる。特に、記録、停止を繰り返しながら記録を行う、間欠記録時には、一連の記録動作を行った後、間欠の記録停止時には、システム的に学習を行う時間が有るため、このタイミングで学習を行うのがよく、学習終了後にその場で停止した場合、次の記録時には、学習位置からの立ち上げ動作となるため、上記同様騒音が問題となる。
【0011】
本発明の目的は、この様なディスク記録装置を用いて音声を記録する際にディスク記録装置の騒音が入力映像信号や入力音声信号に与える影響を低減するサーボ系シーケンスシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、画像或いは音声をデジタル情報に変換し、信号処理する画像信号処理手段と、前記画像信号処理手段により生成された画像或いは音声データをディスクに記録するための記録データに変換する記録再生信号処理手段と、上記記録データを一時記憶するメモリと、上記記録データをディスク上に記録する光ヘッド゛と、全体の制御を司るシステム制御手段とを、備えたディスク記録装置であって、一連の記録を行った後、前回記録した最終アドレスを保持し、管理領域記録の後に、前記保持された記録の最終アドレス近傍にシークで戻った後に記録停止するようにした。或いは、間欠記録の停止タイミングで行っていた学習処理では、前記間欠記録で記録した最終アドレスを保持し、学習を終了した後、保持された記録の最終アドレス近傍にシークで戻した後に記録停止するようにした。
【0013】
以上説明したように、本発明では、一連の記録動作を行った後に行われる管理情報記録、各種学習の後に、前回記録場所に戻った後に記録動作を終了させるため、その後の記録開始時に、記録開始位置まで移動するシーク動作等が発生しないため、マイク等の音声記録にシーク等の騒音を記録することが防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図1を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例であるディスク記録装置1の概略構成である。2は被写体像をCCD、A/D変換器等からなる撮像素子部3の受光面上に結像させる撮影手段、4は前記撮像素子からの画像信号を画像データに変更処理する画像信号処理手段、この画像信号処理手段4は、音声情報信号入力手段であるマイクロフォン14からの音声情報信号をも処理する。6は画像信号処理手段4からの画像データを記録データにするためにエンコード/デコード処理、変復調、ECC付加、或いはディスク状記録媒体9へ記録するための記録フォーマットへの変換等を行う記録再生信号処理手段。5は前記記録データを一時記憶するメモリ、8は上記記録データをディスク状記録媒体9に記録する信号に変換する記録再生手段(再生に関しては後述する)である。10は所定のパワーの光ビームを出力する発光素子(半導体レーザ)16、光ディスクからの反射光を検出する受光素子(フォトダイオード)17、ハーフミラー、コリメータレンズ、対物レンズ、及び対物レンズをディスク面に垂直の方向、半径方向に駆動することにより光ビームのフォーカス及びトラック位置を制御するアクチエータ18等からなる光ヘッドである。
【0015】
前記記録再生手段8からの信号は、前記光ヘッドを通り記録媒体9であるディスクに記録される。サーボ制御手段11では光記録に必要なサーボ制御、例えば、光学ヘッド10のアクチェータ18を制御するフォーカスやトラッキング制御、SNPモータ19を制御するディスクの回転制御、ディスク上の半径方向のアドレス位置に位置付けするためのラック、ピニオン13とシークモータ12によるシーク制御等を行う。上記制御では、光学ヘッドのフォーカスやトラッキング等の位置ズレを検出するフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、或いは、記録媒体上のアドレス信号等により、上記記録媒体9における記録または再生位置を検出することも行い、その検出に応じて制御を行う。これらすべての部位の制御、管理はシステム制御手段7である制御マイコンで行う。
【0016】
再生は、ディスクに書かれた情報をレーザ光で反射されたディスクからの反射光量差として光検出器で構成される光学ヘッド10で読みとり、記録再生手段8を通り記録再生信号処理手段6で元の画像データに変換し、画像信号処理手段4を経て画像表示手段15であるLCDに表示させる。これらの部位の制御、管理もシステム制御手段7で行う。
【0017】
ディスクは、ディスク内周側から順番に、装置のサーボ条件、記録条件を決めるために使用する装置のテスト領域、その外周側にディスク上に記録されているユーザデータを管理するための管理情報記録部、更にその外周側にユーザデータ記録部が配置されている。上記ユーザデータ及び、管理情報は、記録再生信号処理手段6により生成され、記録再生手段8で記録信号に変換されディスクに記録される。記録位置管理は、システム制御手段7で行い、装置のサーボ条件、記録条件を決めるためのシステム制御もシステム制御手段7で行う。
【0018】
次に図2において、従来の記録停止時の一連の動作を、ディスク位置を示しながら説明する。
従来の記録方法は、(1)において、ユーザデータ記録部を記録後、前期ユーザデータを記録した個所の記録情報を管理情報記録部に記録するためのヘッド移動(シーク動作)を行った後に管理情報を記録した後その場で回転停止する。
【0019】
(2)において、ユーザが更に記録開始した場合、その場所で回転制定した後、その場所のアドレスを読み、実際の記録位置と異なるため、記録開始位置にヘッド移動を行い、記録を行う。この場合、回転制定するところからヘッド移動するまで全てが記録マイクに記録される。また、回転制定する場所が、内周側になるため、回転速度が余計に速くなるため、その騒音及び、ヘッド移動先の回転速度に変更するため、その変化音までもが記録されることとなる。
【0020】
(3)も(2)と同様の動作で、同じく記録マイク動作時に回転制定音、ヘッド移動音、ヘッド移動先の回転速度に変えるための回転変化音が記録される。また、このヘッド移動音、回転変化音は、外周側へ行くほどヘッド移動音は長く、回転変化音は差が大きくなるため、より大きく聞こえることになる。
【0021】
(4)は記録最後に学習が入る場合である。特に記載されていないが、例えば、映像の記録速度と、ディスク記録速度に差が有る場合などにおいて、ディスク記録装置が、ディスク記録で間欠記録を行う場合において、記録最後の停止前に、例えば記録条件を再調整する為の学習が行われた場合において、記録終了後、学習を終えた後、その場所で停止することになる。この場合、次にユーザ或いはディスク記録装置が記録開始する場合において、(2)(3)と同様、内周側にヘッドが居るため、その場所での回転制定音、ヘッド移動音、回転変化音が同じく記録されてしまう。
【0022】
次に図3において、本発明の記録停止時の一連の動作を、ディスク位置を示しながら説明する。
本発明の記録方法は、(1)において、ユーザデータ記録部を記録後、ユーザデータ記録部の最後の記録位置の情報をシステム制御手段7により記憶しておく。次に、前期ユーザデータを記録した個所の記録情報を管理情報記録部に記録するためのヘッド移動(シーク動作)を行った後に管理情報を記録し、その後、上記記憶していたユーザデータ記録部の最後のアドレス近傍にヘッドを移動させた後に回転停止する。
【0023】
(2)において、ユーザが更に記録開始した場合、その場所で回転制定し、その場所のアドレスを読むと、実際の記録位置近傍になるため、記録開始位置へのヘッド移動が行われないため、ヘッド移動に伴う騒音、更に回転変化音も記録マイク記録されずに済む。
【0024】
(3)も(2)と同様の動作で、同じく記録マイク動作時に回転制定音、ヘッド移動音、ヘッド移動先の回転速度に変えるための回転変化音が記録されることは無い。
【0025】
(4)は記録最後に学習が入る場合である。この場合も(2)(3)と同様の動作で、同じく記録マイク動作時に回転制定音、ヘッド移動音、ヘッド移動先の回転速度に変えるための回転変化音が記録されることは無い。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたことから明らかなように本発明は、一連の記録動作を行った後に、最後に記録したアドレス情報を記憶し、その後行われる、管理情報記録、各種学習の後に、前記記憶したアドレス位置近傍に戻った後に記録動作を終了させるため、その後の記録開始時に、記録開始位置まで移動するシーク動作、回転変化音等が発生しないため、マイク等による音声記録時に、シーク動作、ディスク回転変化音等の騒音を記録することを防止できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムブロック図である。
【図2】従来のディスク記録のシーケンス図である。
【図3】本発明にディスク記録のシーケンス図である。
【符号の説明】
1・・ディスク記録装置、 2・・撮影手段、 3・・撮像素子部、
4・・画像信号処理手段、 5・・メモリ、 6・・記録再生信号処理手段、
7・・システム制御手段、 8・・記録再生手段、 9・・光ディスク、
10・・光ヘッド、 11・・サーボ制御手段、 12・・シークモータ、
13・・ラック、ピニオン、 14・・マイクロフォン、 15・・LCD、
16・・発光素子、 17・・受光素子、 18・・アクチェータ、
19・・SPNモータ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク型記録メディアを用いたディスク記録装置で、特に、ディスク記録装置と一体となった撮像素子を有する映像入力手段やマイク入力手段からの映像および音声情報を記録可能なディスク型記録メディアを有するディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、撮像素子を有する映像入力手段やマイク入力手段と、ディスク型記録メディアを有するディスク記録装置とが一体としているものがある。その時、記録中のディスクへのアクセス音の対策として、マイク入力時にはサーボ動作を実行しない様にし、サーボ系のアクセス音がマイクに入力しないようにしたもの(例えば、特許文献1参照)、或いは、サーボ動作を行う前に一旦音声情報をディスク以外の媒体に一旦蓄積させた後、サーボ形の立ち上げ動作を行い、その後蓄積媒体からディスクに記録を行うことで、サーボ系のアクセス音を記録しないようにしたものが有る(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
上記、一時記憶の蓄積媒体として半導体メモリを使い、ディスク型記録メディアとの組み合わせて、ディスク型記録メディアへの記録開始準備が出来るまで半導体メモリに一時記録するものがある(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−357598号公報
【特許文献2】
特開2001−357599号公報
【特許文献3】
特開平11−4410号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、ディスク型記録メディアを内蔵したディスク記録装置において、そのディスク型記録メディアを記録状態に持っていく記録開始時において、そのサーボ系が駆動した際に発生する騒音や振動によって、マイク入力手段への音声雑音等を防止する方法についての記載である。しかしその内容は、記録開始時にサーボ系が発生する騒音を、マイク入力手段に音声雑音として記録しないように、マイクの記録タイミングを変えるものであり、サーボ系のシーケンス自体を変えるものではない。
【0006】
次に、従来のディスク型記録メディアを内蔵したディスク記録装置を使用する場合の一般的な動作シーケンスを示す。
ユーザが記録開始ボタンを操作したと同時にディスク記録装置は回転制定、記録開始位置にヘッド移動を行い、その後実際の画像、音声データの記録開始を行うが、それまでには数秒の時間が必要である。その為、その時間内でユーザは貴重な、残しておきたい記録画像、音声を逃す可能性がある。従い、ユーザが記録開始した瞬間から画像、音声記録はスタートし、それを一時的に貯める記憶手段に貯め、ディスク記録手段側が、記録準備が出来た後に一旦貯めた記録データをディスクに記録していた。その場合、ディスク記録装置が立ち上がる回転制定の音、光学ヘッドを目的のアドレス位置に移動するシーク動作の音がすべて記録され、騒音になる。
【0007】
また、従来は記録した情報の後に、その記録情報がどのくらいの容量で、ディスク上のどの場所に記録されているかを表す管理情報をディスクの内周側に記録していた。ディスク記録では、ディスク内周側は同じ記録速度で記録する場合、内周側の回転速度を早くしなければならず、その回転時に発生する回転音は内周の管理領域に記録するときの方が、より騒音が大きくなる。
【0008】
さらに、光学ヘッドを所定の位置に移動するためのシーク動作では、シークモータを駆動するため、やはり駆動の騒音は大きく、問題となる。
【0009】
特に、ユーザがRec. Pauseを繰り返した場合(記録、停止を繰り返した場合)、その度に記録部の最後まで記録した後、記録停止のための管理情報記録をし、その場で停止し、次の記録ではその管理領域で回転静定し、その後記録位置まで位置付けするシークが発生するため、管理領域の内周側の高速回転の音、シークの音、外周側の回転速度に戻すための回転変化音の3つが記録されていた。
【0010】
更に、サーボ系の学習、或いは記録条件を決めるための学習領域は、ディスクに決められた領域があり、その領域にて行うことが一般的であるが、前記学習のための領域も、ディスクの内周側にあるため、その場所での学習を行った後に、元の場所に戻るためには上記同様その騒音が問題となる。特に、記録、停止を繰り返しながら記録を行う、間欠記録時には、一連の記録動作を行った後、間欠の記録停止時には、システム的に学習を行う時間が有るため、このタイミングで学習を行うのがよく、学習終了後にその場で停止した場合、次の記録時には、学習位置からの立ち上げ動作となるため、上記同様騒音が問題となる。
【0011】
本発明の目的は、この様なディスク記録装置を用いて音声を記録する際にディスク記録装置の騒音が入力映像信号や入力音声信号に与える影響を低減するサーボ系シーケンスシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、画像或いは音声をデジタル情報に変換し、信号処理する画像信号処理手段と、前記画像信号処理手段により生成された画像或いは音声データをディスクに記録するための記録データに変換する記録再生信号処理手段と、上記記録データを一時記憶するメモリと、上記記録データをディスク上に記録する光ヘッド゛と、全体の制御を司るシステム制御手段とを、備えたディスク記録装置であって、一連の記録を行った後、前回記録した最終アドレスを保持し、管理領域記録の後に、前記保持された記録の最終アドレス近傍にシークで戻った後に記録停止するようにした。或いは、間欠記録の停止タイミングで行っていた学習処理では、前記間欠記録で記録した最終アドレスを保持し、学習を終了した後、保持された記録の最終アドレス近傍にシークで戻した後に記録停止するようにした。
【0013】
以上説明したように、本発明では、一連の記録動作を行った後に行われる管理情報記録、各種学習の後に、前回記録場所に戻った後に記録動作を終了させるため、その後の記録開始時に、記録開始位置まで移動するシーク動作等が発生しないため、マイク等の音声記録にシーク等の騒音を記録することが防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図1を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例であるディスク記録装置1の概略構成である。2は被写体像をCCD、A/D変換器等からなる撮像素子部3の受光面上に結像させる撮影手段、4は前記撮像素子からの画像信号を画像データに変更処理する画像信号処理手段、この画像信号処理手段4は、音声情報信号入力手段であるマイクロフォン14からの音声情報信号をも処理する。6は画像信号処理手段4からの画像データを記録データにするためにエンコード/デコード処理、変復調、ECC付加、或いはディスク状記録媒体9へ記録するための記録フォーマットへの変換等を行う記録再生信号処理手段。5は前記記録データを一時記憶するメモリ、8は上記記録データをディスク状記録媒体9に記録する信号に変換する記録再生手段(再生に関しては後述する)である。10は所定のパワーの光ビームを出力する発光素子(半導体レーザ)16、光ディスクからの反射光を検出する受光素子(フォトダイオード)17、ハーフミラー、コリメータレンズ、対物レンズ、及び対物レンズをディスク面に垂直の方向、半径方向に駆動することにより光ビームのフォーカス及びトラック位置を制御するアクチエータ18等からなる光ヘッドである。
【0015】
前記記録再生手段8からの信号は、前記光ヘッドを通り記録媒体9であるディスクに記録される。サーボ制御手段11では光記録に必要なサーボ制御、例えば、光学ヘッド10のアクチェータ18を制御するフォーカスやトラッキング制御、SNPモータ19を制御するディスクの回転制御、ディスク上の半径方向のアドレス位置に位置付けするためのラック、ピニオン13とシークモータ12によるシーク制御等を行う。上記制御では、光学ヘッドのフォーカスやトラッキング等の位置ズレを検出するフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、或いは、記録媒体上のアドレス信号等により、上記記録媒体9における記録または再生位置を検出することも行い、その検出に応じて制御を行う。これらすべての部位の制御、管理はシステム制御手段7である制御マイコンで行う。
【0016】
再生は、ディスクに書かれた情報をレーザ光で反射されたディスクからの反射光量差として光検出器で構成される光学ヘッド10で読みとり、記録再生手段8を通り記録再生信号処理手段6で元の画像データに変換し、画像信号処理手段4を経て画像表示手段15であるLCDに表示させる。これらの部位の制御、管理もシステム制御手段7で行う。
【0017】
ディスクは、ディスク内周側から順番に、装置のサーボ条件、記録条件を決めるために使用する装置のテスト領域、その外周側にディスク上に記録されているユーザデータを管理するための管理情報記録部、更にその外周側にユーザデータ記録部が配置されている。上記ユーザデータ及び、管理情報は、記録再生信号処理手段6により生成され、記録再生手段8で記録信号に変換されディスクに記録される。記録位置管理は、システム制御手段7で行い、装置のサーボ条件、記録条件を決めるためのシステム制御もシステム制御手段7で行う。
【0018】
次に図2において、従来の記録停止時の一連の動作を、ディスク位置を示しながら説明する。
従来の記録方法は、(1)において、ユーザデータ記録部を記録後、前期ユーザデータを記録した個所の記録情報を管理情報記録部に記録するためのヘッド移動(シーク動作)を行った後に管理情報を記録した後その場で回転停止する。
【0019】
(2)において、ユーザが更に記録開始した場合、その場所で回転制定した後、その場所のアドレスを読み、実際の記録位置と異なるため、記録開始位置にヘッド移動を行い、記録を行う。この場合、回転制定するところからヘッド移動するまで全てが記録マイクに記録される。また、回転制定する場所が、内周側になるため、回転速度が余計に速くなるため、その騒音及び、ヘッド移動先の回転速度に変更するため、その変化音までもが記録されることとなる。
【0020】
(3)も(2)と同様の動作で、同じく記録マイク動作時に回転制定音、ヘッド移動音、ヘッド移動先の回転速度に変えるための回転変化音が記録される。また、このヘッド移動音、回転変化音は、外周側へ行くほどヘッド移動音は長く、回転変化音は差が大きくなるため、より大きく聞こえることになる。
【0021】
(4)は記録最後に学習が入る場合である。特に記載されていないが、例えば、映像の記録速度と、ディスク記録速度に差が有る場合などにおいて、ディスク記録装置が、ディスク記録で間欠記録を行う場合において、記録最後の停止前に、例えば記録条件を再調整する為の学習が行われた場合において、記録終了後、学習を終えた後、その場所で停止することになる。この場合、次にユーザ或いはディスク記録装置が記録開始する場合において、(2)(3)と同様、内周側にヘッドが居るため、その場所での回転制定音、ヘッド移動音、回転変化音が同じく記録されてしまう。
【0022】
次に図3において、本発明の記録停止時の一連の動作を、ディスク位置を示しながら説明する。
本発明の記録方法は、(1)において、ユーザデータ記録部を記録後、ユーザデータ記録部の最後の記録位置の情報をシステム制御手段7により記憶しておく。次に、前期ユーザデータを記録した個所の記録情報を管理情報記録部に記録するためのヘッド移動(シーク動作)を行った後に管理情報を記録し、その後、上記記憶していたユーザデータ記録部の最後のアドレス近傍にヘッドを移動させた後に回転停止する。
【0023】
(2)において、ユーザが更に記録開始した場合、その場所で回転制定し、その場所のアドレスを読むと、実際の記録位置近傍になるため、記録開始位置へのヘッド移動が行われないため、ヘッド移動に伴う騒音、更に回転変化音も記録マイク記録されずに済む。
【0024】
(3)も(2)と同様の動作で、同じく記録マイク動作時に回転制定音、ヘッド移動音、ヘッド移動先の回転速度に変えるための回転変化音が記録されることは無い。
【0025】
(4)は記録最後に学習が入る場合である。この場合も(2)(3)と同様の動作で、同じく記録マイク動作時に回転制定音、ヘッド移動音、ヘッド移動先の回転速度に変えるための回転変化音が記録されることは無い。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたことから明らかなように本発明は、一連の記録動作を行った後に、最後に記録したアドレス情報を記憶し、その後行われる、管理情報記録、各種学習の後に、前記記憶したアドレス位置近傍に戻った後に記録動作を終了させるため、その後の記録開始時に、記録開始位置まで移動するシーク動作、回転変化音等が発生しないため、マイク等による音声記録時に、シーク動作、ディスク回転変化音等の騒音を記録することを防止できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムブロック図である。
【図2】従来のディスク記録のシーケンス図である。
【図3】本発明にディスク記録のシーケンス図である。
【符号の説明】
1・・ディスク記録装置、 2・・撮影手段、 3・・撮像素子部、
4・・画像信号処理手段、 5・・メモリ、 6・・記録再生信号処理手段、
7・・システム制御手段、 8・・記録再生手段、 9・・光ディスク、
10・・光ヘッド、 11・・サーボ制御手段、 12・・シークモータ、
13・・ラック、ピニオン、 14・・マイクロフォン、 15・・LCD、
16・・発光素子、 17・・受光素子、 18・・アクチェータ、
19・・SPNモータ。
Claims (2)
- 画像或いは音声をデジタル情報に変換し、信号処理する画像信号処理手段と、前記画像信号処理手段により生成された画像或いは音声データをディスクに記録するための記録データに変換する記録再生信号処理手段と、上記記録データを一時記憶するメモリと、上記記録データをディスク上に記録する光ヘッド゛と、全体の制御を司るシステム制御手段とを、備えたディスク記録装置であって、上記記録データは、ユーザデータと、前記ユーザデータを管理する管理情報とからなり、上記ユーザデータを記録した後に上記管理情報をディスク上に記録し、
上記管理情報の記録終了後、最後に記録したユーザデータ記録位置近傍に光ヘッドを位置付けすることを特徴としたディスク記録装置。 - 画像或いは音声をデジタル情報に変換し、信号処理する画像信号処理手段と、前記画像信号処理手段により生成された画像或いは音声データをディスクに記録するための記録データに変換する記録再生信号処理手段と、上記記録データを一時記憶するメモリと、上記記録データをディスク上に記録する光ヘッド゛と、全体の制御を司るシステム制御手段とを、備えたディスク記録装置であって、上記記録データは、ユーザデータと、前記ユーザデータを管理する管理情報とからなり、上記ユーザデータを記録した後に上記ディスクへの記録を最適化するための学習処理をディスク上所定の位置にて動作させ、上記学習処理終了後、最後に記録したユーザデータ記録位置近傍に光ヘッドを位置付けすることを特徴としたディスク記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003060788A JP2004272988A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | ディスク記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003060788A JP2004272988A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | ディスク記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004272988A true JP2004272988A (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=33123187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003060788A Pending JP2004272988A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | ディスク記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004272988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100742327B1 (ko) * | 2005-05-10 | 2007-07-26 | 삼성전자주식회사 | 적응적 ws 학습수행을 통한 ws 최적화방법 및 이를적용한 광기록장치 |
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2003
- 2003-03-07 JP JP2003060788A patent/JP2004272988A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100742327B1 (ko) * | 2005-05-10 | 2007-07-26 | 삼성전자주식회사 | 적응적 ws 학습수행을 통한 ws 최적화방법 및 이를적용한 광기록장치 |
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