JPH09244417A - 湿式現像装置 - Google Patents

湿式現像装置

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JPH09244417A
JPH09244417A JP8067896A JP8067896A JPH09244417A JP H09244417 A JPH09244417 A JP H09244417A JP 8067896 A JP8067896 A JP 8067896A JP 8067896 A JP8067896 A JP 8067896A JP H09244417 A JPH09244417 A JP H09244417A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿式現像装置において、現像液進入側の部分
で生じるエッジ効果を低減し、画質に優れた転写画像が
得られるようにするう。 【解決手段】 現像ローラ13と感光体ドラム11との
間に形成される液ニップのうち、現像液進入側の液ニッ
プ形成領域にブレード16を挿入して、現像液進入側に
おける液ニップの形成を規制することにより、現像液進
入側の部分で生じるエッジ効果を低減するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式の電子写真法
により作像を行う複写機、ファクシミリ、プリンタ等の
湿式現像装置に係り、詳しくは、現像ローラと潜像担持
体との間に形成される液ニップのうち、現像液進入側の
液ニップの形成を規制するようにした湿式現像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、潜像担持体上に形成された潜像
を、液体キャリアにトナーが分散されてなる現像液を用
いて現像することにより、トナー像を前記潜像担持体上
に形成し、このトナー像を転写材に転写して画像形成を
行う湿式現像装置が知られている。この装置では、現像
時に潜像担持体の表面にトナーを付着させたり、転写時
に潜像担持体の表面から転写材にトナーを移動させたり
するために、液体キャリアで荷電したトナー粒子の静電
泳動という現象を利用している。
【0003】潜像担持体表面に現像液を供給する方式と
して、現在では現像ローラ方式が一般的である。この方
式は、現像ローラが回転することで現像液溜り部から現
像液を汲み上げて潜像担持体表面へ運ぶようにしたもの
で、潜像担侍体表面への現像液の供給が常に十分な状態
になることに加え、現像ローラ自身が対向電極としても
機能するので、静電潜像の高速現像に適している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような現像ローラ
方式においても、一般の乾式電子写真の現像と同様に、
画像にエッジ効果を生じる。エッジ効果とは、静電潜像
の輪郭部においては電界強度が強くなるために、その部
分が現像過多になる現象を言う。以下、エッジ効果につ
いて説明する。図14は、エッジ効果を説明するための
模式図であり、図14(a)は対向電極が遠いとき、同
図(b)は対向電極が近いときの状態をそれぞれ示して
いる。図14(a)に示すように、エッジ効果は対向電
極1と感光体層2上の静電潜像4との間の現像電界3の
不均一性により生じ、現像時には静電潜像4上に形成さ
れるトナー像5のエッジ部分5aが現像過多となる。一
方、図14(b)に示すように、対向電極1と感光体層
2の距離を近づけると、現像電界3の方向および強度を
静電潜像部一体にわたって均一にすることができるの
で、エッジ効果を低減することができる。こうした理由
から、現像装置においては現像ローラ(対向電極)と潜
像担持体(感光層)とのギャップの間隔を狭くすること
が試みられている。しかし、あまり狭くすると現像能力
が低下するうえ、画像にコスレ等の異常画像が生じるた
め、現在では150μm程度の距離とすることがー般的
である。
【0005】エッジ効果は先にも述べたように、現像ロ
ーラと潜像担持体との距離が広いほど顕著になる。つま
り実際の現像装置の構成においては、図15に示すよう
に、現像ローラ6と潜像担持体としての感光体ドラム7
との間に形成される液ニップ8のうち、現像液進入側の
液ニップ形成領域b(以下、領域bという)でエッジ効
果が増長される。この領域bにおいては、現像ローラ6
と感光体ドラム7との間が離れているために静電潜像が
現像される機会は少なく、主に画像エッジ部の現像に大
きく寄与する。一方、現像ローラ6と感光体ドラム7と
の間が狭い液ニップ形成領域a(以下、領域aという)
においては、本来あるべき静電潜像が忠実に現像され
る。つまり、エッジ効果の少ない忠実な現像を行うに
は、領域bに存在する液ニップは不必要であり、領域a
に存在する液ニップだけ存在していれば良いことにな
る。しかし、現像ローラ6と感光体ドラム7の断面はい
ずれも円であるため、ギャップの間隔を(現像ローラの
円周方向で)均一にすることはできず、必ずギャップの
狭い領域から広い領域まで含むことになる。すなわち、
断面が円形の現像ローラ6や感光体ドラム7を用いた現
像装置では、領域bにおけるエッジ効果を低減すること
は困難であった。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像液進入側の部分
で生じるエッジ効果を低減し、画質に優れた転写画像を
得ることができる湿式現像装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像担持体の表面に静電潜像を
形成し、現像液を現像ローラにより現像液溜り部から潜
像担持体表面に搬送することにより、前記静電潜像の現
像を行う湿式現像装置において、上記現像ローラと潜像
担持体との間に形成される液ニップのうち、現像液進入
側の液ニップの形成を規制する液ニップ規制手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記液ニップ規制手段として、現像液進入側の液ニ
ップ形成領域に挿入されたブレードを用いたことを特徴
とするものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記ブレードを導線性部材により構成し、該導電性
部材に現像液中のトナー粒子の電荷と同極性のバイアス
電圧を印加することを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、上記ブレードの先端を、潜像担持体に接触した状態
で配置したことを特徴とするものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項2の発明におい
て、上記ブレードの先端を、潜像担持体に接触しない状
態で配置したことを特徴とするものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項2の発明におい
て、上記潜像担持体の回転が停止している間は上記ブレ
ードの先端を潜像担持体に接触させ、前記潜像担持体が
回転している間は前記ブレードの先端を潜像担持体に接
触させないようにすることを特徴とするものである。
【0013】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、上記液ニップ規制手段として、現像液進入側の液ニ
ップ形成領域に向けて所定圧の空気を噴射する空気噴射
手段を用いたことを特徴とするものである。
【0014】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、上記液ニップ規制手段として、上記現像ローラ上を
搬送される現像液の膜厚を所定の厚さに規制する膜厚規
制手段を用いたことを特徴とするものである。
【0015】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、上記膜厚規制手段として、上記現像ローラに隣接し
て配置された余剰液除去ローラを用いたことを特徴とす
るものである。
【0016】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、上記余剰液除去ローラの駆動を、上記現像ローラ
と潜像担持体との間に液ニップが形成された後に開始す
ることを特徴とするものである。
【0017】請求項11の発明は、請求項8の発明にお
いて、上記膜厚規制手段として、上記現像ローラに隣接
して配置されたブレードを用いたことを特徴とするもの
である。
【0018】請求項12の発明は、請求項11の発明に
おいて、上記ブレードと現像ローラとの隣接距離を可変
に構成し、上記現像ローラと潜像担持体との間に液ニッ
プが形成された後に前記現像ローラに隣接させることを
特徴とするものである。
【0019】請求項13の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記液ニップ規制手段として、所定領域にのみバ
イアス電圧を印加可能な現像ローラを用い、該現像ロー
ラ上であって、現像液進入側の液ニップ形成領域と接す
る部分においてのみバイアス電圧を増加することを特徴
とするものである。
【0020】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、上記現像ローラを、導電体領域が複数に分割さ
れ、かつそれぞれの導電体領域が絶縁層によって電気的
に絶縁された構造を有する分割現像ローラとし、該分割
現像ローラの所定の導電体領域に異なる電圧を印加する
ことにより、前記分割現像ローラ上であって、現像液進
入側の液ニップ形成領域と接する部分においてのみバイ
アス電圧を増加するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0021】請求項1乃至14の発明においては、現像
ローラと潜像担持体との間に形成される液ニップのう
ち、エッジ効果を生じやすい現像液進入側における液ニ
ップの形成が規制される。
【0022】とくに請求項2の発明においては、現像液
進入側の液ニップ領域に挿入されたブレードにより現像
液進入側の空間が塞がれるため、現像液進入側における
液ニップの形成が規制される。
【0023】とくに請求項3の発明においては、ブレー
ドにはトナー粒子の電荷と同極性のバイアス電圧が印加
されるので、現像液中のトナー粒子がブレード表面に引
き寄せられることがない。
【0024】とくに請求項4の発明においては、ブレー
ドの先端が常に潜像担持体の表面に接触しているので、
潜像担持体側での液ニップの形成が完全に規制される。
【0025】とくに請求項5の発明においては、ブレー
ドの先端が常に潜像担持体から離れているので、ブレー
ドの接触及び摩擦による潜像担持体上の静電潜像への悪
影響が防止される。
【0026】とくに請求項6の発明においては、潜像担
持体が停止している間も、また回転している間も液ニッ
プの形成が規制され、同時にブレードの接触及び摩擦に
よる潜像担持体上の静電潜像への悪影響も防止される。
【0027】とくに請求項7の発明においては、現像液
進入側の液ニップ形成領域に向かって噴射される所定圧
の空気により、該液ニップ形成領域に滞留する現像液は
現像領域側へ押されるので、現像液進入側における液ニ
ップの形成が規制される。
【0028】とくに請求項8の発明においては、現像ロ
ーラ上の現像液の膜厚が所定の厚さに規制されるので、
現像ローラによって潜像担持体に搬送される現像液の表
面速度を減少させることなしに現像液入射側の液ニップ
形成を規制することができる。
【0029】とくに請求項9の発明においては、現像ロ
ーラに隣接して配置された余剰液除去ローラの液除去力
により現像液の膜厚が所定の厚さまで除去されるので、
余剰液除去ローラを通過した現像ローラ上の現像液には
液ニップを形成するだけの余剰現像液がなくなり、現像
液入射側の液ニップの形成が規制される。
【0030】とくに請求項10の発明においては、上記
余剰液除去ローラの駆動が液ニップの形成後となるの
で、現像開始直後に現像液が潜像担持体へ触れることな
くすり抜けてしまう現象が回避される。
【0031】とくに請求項11の発明においては、現像
ローラに隣接して配置されたブレードの現像ローラとの
接距離に応じて現像液の膜厚が所定の厚さまで除去され
るので、現像液進入側における液ニップの形成が規制さ
れる。
【0032】とくに請求項12の発明においては、上記
ブレードの現像ローラへの隣接が液ニップの形成後とな
るので、現像開始直後に現像液が潜像担持体へ触れるこ
となくすり抜けてしまう現象が回避される。
【0033】とくに請求項13の発明においては、現像
液進入側の液ニップ形成領域に現像電界が形成されない
ので、現像液進入側で液ニップが生じても、液ニップ形
成領域においては静電潜像への現像が行われ難くなる。
【0034】とくに請求項14の発明においては、複数
の導電体領域に分割された分割現像ローラのうち、選択
された所定の導電体領域においてのみバイアス電圧が増
加するので、選択された所定の導電体領域に対応する液
ニップ形成領域では現像電界が形成されなくなる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した場
合の実施形態について説明する。図2は、本実施形態に
係る複写機の要部概略構成図である。図2において、潜
像担持体である感光体ドラム11は、図示しないモータ
等の駆動手段によって複写時にはー定速度で矢印方向に
回転駆動される。そして図示しないメインチャージャに
より暗中にてー様に帯電された後に、図示されていない
露光装置により原稿光像が照射結像されて静電潜像が感
光体ドラム1の外周表面上に担持される。その後、上記
静電潜像は湿式現像装置12の部分を通過する間に現像
される。
【0036】湿式現像装置12においては、現像ローラ
13が感光体ドラム11と近接対向して配置されてい
る。現像ローラ13は図示しないモータ等の駆動手段に
よって感光体ドラム11と逆回転方向である矢印方向に
回転駆動される。現像ローラ13の感光体ドラム11と
反対側にはローラ上の余分な現像液を掻き取るためのス
クレーパ14が取り付けられており、現像ローラ13と
スクレーパ14により囲まれた領域15には、図示して
いない現像液給液手段により現像液が供給され、現像液
溜り部15を形成している。現像ローラ13によって現
像液溜り部15から汲み上げられた現像液は、現像ロー
ラ13によって領域aおよび領域bに到達し、ここで潜
像への現像が行われる。この領域bに形成される液ニッ
プで静電潜像に現像が行われると、先に説明したように
エッジ効果が増長されることになる。よって、この領域
bに存在する液ニップの形成を規制することにより、エ
ッジ効果の少ない現像画像を得ることがができる。次
に、図2のように構成された複写機において、領域bに
おける液ニップの形成を、領域bの近傍に配置した液ニ
ップ規制手段により規制するようにした実施形態1〜5
について説明する。 [実施形態1]図1は、実施形態1の構成図であり、図
2と同等部分を同一符号で示す。この実施形態1の複写
機では、現像液進入側の領域bに、ニップ規制手段とし
てのブレード16が挿入されている。ブレード16の先
端は感光体ドラム11の表面から数μmの位置に設定さ
れている。この実施形態1の構成においては、領域bに
挿入されたブレード16により領域bの空間が塞がれる
ため、領域bにおける液ニップの形成を規制することが
できる。また、ブレード16の先端が感光体ドラム11
の表面に接触していないので、ブレード16の接触及び
摩擦による感光体ドラム11上の静電潜像への悪影響を
防ぐことができる。なお、現像ローラ13と感光体ドラ
ム11のギャップ距離は狭いところで150μm程度で
あり、また現像ローラ13上に付着する現像液量は、ー
般的には80μm程度(現像ローラ13の回転速度に大
きく依存する)なので、ブレード16の先端部の厚みは
数十μm程度とすることが好ましい。また、この実施形
態ではブレード16の位置を固定しているが、スライド
機構等により突き出し量を調整自在としてもよい。ただ
し、ブレード16の突き出し量は、その後の領域aにお
ける現像効率に大きく影響を及ぼすので、その突き出し
量の調整が厳密に行える機構であることが好ましい。
【0037】[実施形態2]図3は、実施形態2の構成
図であり、図1と同等部分を同一符号で示す。この実施
形態2の複写機では、領域bに挿入されているブレード
17が導電性部材により形成されており、さらに電源1
8により現像液中のトナー粒子の電荷と同極性のバイア
ス電圧が印加されている。その他の構成は図1と同じで
ある。この実施形態2の構成においても、領域bに挿入
されたブレード17により領域bの空間が塞がれるた
め、領域bにおける液ニップの形成を規制することがで
きる。さらに、ブレード17には現像液中のトナー粒子
の電荷と同極性のバイアス電圧が印加されているので、
トナー粒子のブレード17への固着を防止することがで
きる。図3はトナ一粒子が負の電荷を有している場合の
例を示している。ブレード17に加えるバイアス電圧の
大きさはブレード17の先端と感光体ドラム11表面と
の距離によるが、それが数十μm程度であるならば、放
電による悪影響を考慮して数十V程度とする。また、現
像ローラ13と感光体ドラム11のギャップ距離は狭い
ところで150μm程度であり、また現像ローラ13上
に付着する現像液量はー般的には80μm程度(現像ロ
ーラ13の回転速度に大きく依存する)なので、ブレー
ド17の先端部の厚みは数十μm程度であることが好ま
しい。また、この実施形態においても、ブレード17の
位置を固定してもよいし、スライド機構等により突き出
し量を調整自在としてもよい。 (以下、余白)
【0038】[実施形態3]図4は、実施形態3の構成
図であり、図1と同等部分を同一符号で示している。こ
の実施形態3の複写機では、領域bにブレード16が挿
入され、かつその先端が感光体ドラム11の表面に接触
している。その他の構成は図1と同じである。この実施
形態3の構成においては、現像中もブレード16の先端
が感光体ドラム11の表面に接触しているので、領域b
の感光体ドラム11側での液ニップの形成を完全に規制
することができる。しかも、感光体ドラム11が停止し
ている間もブレード16の先端は感光体ドラム11の表
面に接触しているので、ブレード16と感光体ドラム1
1の隙間から現像液が回り込み、そこにトナー粒子が固
着し、その固着トナーが感光体ドラム11側に付着して
感光体汚れを発生させるなどの不具合を防止することが
できる。なお、ブレード16は常に感光体ドラム11に
接触しているので、ブレード17の接触及び摩擦による
感光体ドラム11上の静電潜像への悪影響を防ぐため
に、ブレード16の素材は感光体ドラム11の表面を傷
つけない程度の硬度を有し、かつ摩擦帯電を生じないも
のが好ましい。例えば、ゴム系の素材で比較的硬度の高
いもの等を用いることができる。また、現像ローラ13
と感光体ドラム11のギャップ距離は狭いところで15
0μm程度であり、また現像ローラ13上に付着する現
像液量は一般的には80μm程度(現像ローラの回転速
度に大きく依存する)なので、ブレード16の先端部の
厚みは数十μm程度であることが好ましい。また、この
実施形態においても、ブレード16の位置を固定しても
よいし、突き出し量をスライド機構等により調整自在に
構成してもよい。
【0039】[実施形態4]図5は、実施形態4の構成
図であり、図1と同等部分を同一符号で示している。こ
の実施形態4の複写機では、領域bに挿入されているブ
レード19の先端を感光体ドラム11の表面に接触させ
たり離間させたりするための離接機構20が設けられて
いる。この離接機構としては、例えばモータやソレノイ
ドを駆動源としてもよいが、駆動範囲が数μmと狭いの
で、精密な位置決めを行うためにPZT素子等を用いる
ことが好ましい。図5は離接機構20としてPZT素子
21を用いたものについて示している。このPZT素子
21は取り付けステー22により固定されている。ま
た、PZT素子21には電源23が接続されており、こ
の電源23により印可される電圧をスイッチ9で切り替
えることによりブレード16を図中の矢印方向へ駆動し
ている。この離接動作は、感光体ドラム11の回転が停
止している間はブレード16の先端を感光体ドラム11
の表面に接触させ、また感光体ドラム11が回転してい
る間はブレード16の先端を感光体ドラム11の表面か
ら数μm離すようにする。この実施形態4の構成におい
ては、感光体ドラム11が停止している間は、ブレード
16の先端が感光体ドラム11の表面に接触しているの
で、ブレード16と感光体ドラム11の隙間から現像液
が回り込み、そこにトナー粒子が固着し、その固着トナ
ーが感光体ドラム11側に付着して感光体汚れを発生さ
せるなどの不具合を防止することができる。また、感光
体ドラム11が回転している間は、感光体ドラム11の
表面から離間したブレード16により領域bの空間が塞
がれるため、領域bにおける液ニップの形成を規制する
ことができる。感光体ドラム11の回転中はブレード1
6と感光体ドラム11が接触していないので、ブレード
16の接触及び摩擦による感光体ドラム11上の静電潜
像への悪影響を防ぐことができる。なお、ブレード16
は感光体ドラム11の回転中は感光体ドラム11と接触
していないので、ブレード16の素材は特に限定されな
い。また、現像ローラ13と感光体ドラム11のギャッ
プ距離は狭いところで150μm程度であり、また現像
ローラ13上に付着する現像液量はー般的には80μm
程度(現像ローラの回転速度に大きく大きく依存する)
なので、ブレード16の先端部の厚みは数十μm程度で
あることが好ましい。また、この実施形態においても、
ブレード16の位置を固定してもよいし、突き出し量を
スライド機構等により調整自在に構成してもよい。
【0040】[実施形態5]図6は、実施形態5の構成
図であり、図1と同等部分を同一符号で示している。こ
の実施形態5の複写機では、現像液進入側の領域bに向
けて圧縮空気を噴射する空気噴射手段としてのエアーノ
ズル24が現像ローラ13上に設けられている。この実
施形態5の構成においては、現像液進入側の領域bに向
けて噴射される圧縮空気により、領域b滞留する現像液
は領域a側へ押し込まれるので、領域bにおける液ニッ
プの形成を規制することができる。なお、圧縮空気を送
り込む方向は、現像ローラ13による感光体ドラム11
の表面への現像液給液が妨げられないように、できるだ
け感光体ドラム側に向けることが好ましい。またノズル
の形状はスリット状とし、スリット幅は数十μm程度が
好ましい。
【0041】次に、図2のように構成された複写機にお
いて、領域bにおける液ニップの形成を、現像ローラ1
3上に配置された液膜規制手段により規制するようにし
た実施形態6〜8について説明する。ここでは、図7に
示すように、現像液が現像ローラ13によって、現像液
溜り部15から感光体ドラム11へ搬送される過程にお
いて、現像ローラ13上に付着した現像液の膜厚を抑制
するための機構として液膜規制手段25を設けている。
この液膜規制手段25を通過した現像液表面の速度は、
この機構によってー時的に遅くなっても構わないが、領
域aの直前においては現像ローラ13と同速度に復元し
ていなくてはならない。そのため、液膜規制手段25は
現像液表面の速度を失速させない機構とするか、または
失速したとしても復元できるように現像ニップよりでき
るだけ離して取り付けることが好ましい。なお、図7に
おいては、図2と同等部分を同一符号で示す。
【0042】[実施形態6]図8は、実施形態6の構成
図であり、図7と同等部分を同一符号で示す。この実施
形態6の複写機では、現像液が現像ローラ13によっ
て、現像液溜り部15から感光体ドラム11へ搬送され
る過程において、現像ローラ13上に付着した現像液の
膜厚を規制する膜厚規制手段としてのスクイズローラ2
6が現像ローラ13に隣接して設けられている。現像ロ
ーラ13とスクイズローラ26のギャップ距離は、目標
とする現像液の膜厚と同程度(現像ローラ13の回転速
度にもよるが70μm程度)とするのが望ましい。ま
た、スクイズローラ26の回転方向はどちらでもよく、
スクイズローラ26には同ローラ上に付着した現像液を
除去するスクレーパ27が取り付けられている。図8で
は、スクイズローラ26を時計方向に回転させている。
この実施形態6の構成においては、現像ローラ13に隣
接して配置されたスクイズローラ26の液除去力により
現像液の膜厚が所定の厚さまで除去され、スクイズロー
ラ26を通過した現像ローラ13上の現像液には液ニッ
プを形成するだけの余剰現像液がなくなるため、現像液
入射側の領域bにおける液ニップの形成を規制すること
ができる。なお、スクイズローラ26の回転速度を変更
することにより、液ニップの量を調整することができ
る。また、スクイズローラ26を現像ローラ13に対し
て離接可能に構成し、スクイズローラ26と現像ローラ
13とのギャップ距離を変更することにより、液ニップ
の量を調整することができる。
【0043】また、図8の構成において、スクイズロー
ラ26により膜厚が規制されることにより、感光体ドラ
ム11と現像ローラ13との間に液ニップが形成されに
くい場合には、次にような制御を行う。すなわち、現像
開始直後はスクイズローラ26を回転させず、感光体ド
ラム11と現像ローラ13により現像液が領域bに液ニ
ップが形成された後にスクイズローラ26を回転させ
る。あるいは、現像開始直後はスクイズローラ26の回
転速度を遅くし、感光体ドラム11と現像ローラ13に
より現像液が領域bに液ニップが形成された後にスクイ
ズローラ26の回転を速くする。これによると、現像開
始直後に現像液が感光体ドラム11へ触れることなし
に、ギャップの間をすり抜けてしまう現象を回避するこ
とができる。
【0044】なお、スクイズローラ26を通過した現像
液表面の速度は、スクイズローラ26によって一時的に
遅くなっても構わないが、領域aの直前においては現像
ローラ13と同速度に復元していなくてはならない。な
ぜならば、現像液表面の速度が低下すると、感光体ドラ
ム11の表面に到達可能な単位時間当たりの現像液量も
それに応じて低下するため、現像能力が低下するからで
ある。そのため、スクイズローラ26は現像液表面の速
度を失速させないように、図8のように時計方向の回転
とするか、または図中で左回転とした場合には失速した
現像液の表面速度が復元できるように領域aよりもでき
るだけ離して取り付けることが好ましい。
【0045】[実施形態7]図9は、実施形態7の構成
図であり、図2と同等部分を同一符号で示す。この実施
形態7の複写機では、現像液が現像ローラ13によっ
て、現像液溜り部15から感光体ドラム11へ搬送され
る過程において、現像ローラ13上に付着した現像液の
膜厚を規制するブレード28が設けられている。現像ロ
ーラ13とブレード28先端のギャップ距離は、目標と
する現像液の膜厚と同程度(現像ローラ13の回転速度
にもよるが40μm程度)とするのが望ましい。この実
施形態7の構成においては、現像ローラ13に隣接して
配置されたブレード28の液除去力により現像液の膜厚
が所定の厚さまで除去され、ブレード28を通過した現
像ローラ13上の現像液には液ニップを形成するだけの
余剰現像液がなくなるため、現像液入射側の領域bにお
ける液ニップの形成を規制することができる。
【0046】なお、ブレード28を通過した現像液表面
の速度は、ブレード28によってー時的に遅くなっても
構わないが、先の実施形態6で説明したように、領域a
の直前においては現像ローラ13と同速度に復元してい
なくてはならない。そのため、ブレード28の先端によ
り失速した現像液の表面速度が復元するように、ブレー
ド28は領域aよりできるだけ離して取り付けることが
好ましい。
【0047】また、別系統の給液手段を現像液進入側に
設けておき、現像ローラ13の回転直後だけは、この給
液手段から領域bに現像液を供給し、液ニップが形成さ
れた直後に給液を中止することにより、現像開始直後に
現像液が感光体ドラム11へ触れることなしに、ギャッ
プの間をすり抜けてしまう現象を回避することができ
る。
【0048】[実施形態8]図10は、実施形態8の構
成図であり、図9と同等部分を同一符号で示しているこ
の実施形態8の複写機では、図9と同一位置に配置され
ているブレード29の先端を現像ローラ13の表面に接
近させたり離間させたりするための離接機構30が設け
られている。この離接機構としては、駆動範囲が数十μ
m程度あればよいので、例えばモータやソレノイドを駆
動源としてもよい。精密な位置決めを行うためにPZT
素子等を用いることが好ましい。図10は離接機構30
としてPZT素子31を用いたものについて示してい
る。このPZT素子31は取り付けステー32により固
定されている。また、PZT素子31には電源33が接
続されており、この電源33により印加される電圧をス
イッチ34で切り替えることによりブレード29の現像
ローラ13への離接動作を実現している。この実施形態
8の構成においては、現像開始直後は離接機構30を駆
動してブレード29の先端を現像ローラ13から離間さ
せることにより、ブレード29による液除去力を遮断又
は弱める。これにより、現像開始直後に現像液が感光体
ドラム11へ触れることなしに、ギャップの間をすり抜
けてしまう現象を回避することができる。そして、領域
bに液ニップが形成された後に離接機構30を駆動して
ブレード29の先端を現像ローラ13に接近させる。す
ると現像ローラ13に接近したブレード29の液除去力
により現像液の膜厚が所定の厚さまで除去され、ブレー
ド29を通過した現像ローラ13上の現像液には液ニッ
プを形成するだけの余剰現像液がなくなるため、現像液
入射側の領域bにおける液ニップの形成を規制すること
ができる。
【0049】次に、図2のように構成された複写機にお
いて、領域bに生じるエッジ効果を、所定領域にのみバ
イアス電圧を印加可能な現像ローラにより除去するよう
にした実施形態9、10について説明する。 [実施形態9]図11は、実施形態9の構成図であり、
図2と同等部分を同一符号で示す。この実施形態9の複
写機では、ローラ上の所定の領域36にのみバイアス電
圧を印加可能な現像ローラ35が設けられている。この
実施形態9の構成においては、例えば感光体ドラム11
の表面電位が+1kV、トナー粒子が負電荷を有する時
に、現像ローラ35の領域36に示した部分においての
みバイアスの電位を+1kV程度以上にすると、領域b
に相当する部分には現像電界が形成されなくなるので、
領域bで液ニップが生じてたとしても、この領域では静
電潜像への現像は行われない。したがって、領域bにお
いて液ニップの形成を規制した場合と同等の効果を得る
ことができる。なお、現像ローラ35の領域36は、常
に領域bと対向している必要があるため、現像ローラ3
5の回転とともに順次領域36の位置を変更できるよう
な構成とする。
【0050】[実施形態10]図12は、実施形態10
の構成図であり、図9と同等部分を同一符号で示す。ま
た、図13は図12に示す分割現像ローラ37の概念斜
視図である。この実施形態10では、所定領域にのみバ
イアス電圧を印加可能な現像ローラとして、図13に示
すように回転軸の中心から放射線状に電気的に絶縁分割
された分割現像ローラ37が用いられている。この分割
現像ローラ37の各導電体領域38は、代表例の1つで
示すように短冊形に形成されている。また、分割現像ロ
ーラ37の各導電体領域への電圧の供給には、例えばリ
ング状の分割電極39を用いることができる。この分割
電極39は、回転する分割現像ローラ37の一端に接触
し、分割現像ローラ37と連れ回りしないように支承さ
れている。分割電極39は電気絶縁した状態で2分割さ
れており、分割電極39の電極部39a、39bには、
図12に示すように電源41、42からそれぞれバイア
ス電圧が印加されている。そして、回転する分割現像ロ
ーラ37の各導電体領域には、その時接触している分割
電極39の電位に相当する電圧が印加される。この実施
形態10の構成において、例えば感光体ドラム11の表
面電位が+1kV、トナー粒子が負電荷を有する時に、
現像ローラ35の領域36に示した部分においてのみバ
イアスの電位を+1kV程度以上にすると、現像ローラ
37の領域36に相当する部分には現像電界が形成され
なくなるので、領域bで液ニップが生じてたとしても、
この領域では静電潜像への現像は行われない。したがっ
て、領域bにおいて液ニップの形成を規制した場合と同
等の効果を得ることができる。また、分割電極39の電
極部39aの範囲を適宜選択することにより、液ニップ
の量をきめ細かく調整することができる。
【発明の効果】請求項1乃至14の発明によれば、現像
ローラと潜像担持体との間に形成される液ニップのう
ち、現像液進入側における液ニップの形成が規制される
ので、現像液進入側の部分で生じるエッジ効果が低減
し、画質に優れた転写画像を得ることができる。
【0051】とくに請求項2の発明によれば、現像液進
入側の液ニップ領域に挿入されたブレードにより現像液
進入側の空間が塞がれ、現像液進入側における液ニップ
の形成が規制されるので、エッジ効果の少ない転写画像
を得ることができる。
【0052】とくに請求項3の発明によれば、ブレード
にトナー粒子の電荷と同極性のバイアス電圧を印加する
ようにしたので、現像液中のトナー粒子がブレード表面
に引き寄せられることがなくなり、トナー粒子のブレー
ドへの固着を防ぐことができる。
【0053】とくに請求項4の発明によれば、ブレード
の先端が常に潜像担持体の表面に接触しているので、潜
像担持体側での液ニップの形成が完全に規制することが
できる。
【0054】とくに請求項5の発明によれば、ブレード
の先端が常に潜像担持体から離れているので、ブレード
の接触及び摩擦による潜像担持体上の静電潜像への悪影
響を防止することができる。
【0055】とくに請求項6の発明によれば、潜像担持
体が停止している間も、また回転している間も液ニップ
の形成を規制することができる。また、同時にブレード
の接触及び摩擦による潜像担持体上の静電潜像への悪影
響も防止されるので、エッジ効果の少ない転写画像を得
ることができる。
【0056】とくに請求項7の発明によれば、空気噴射
手段から噴射される所定圧の空気により現像液進入側に
おける液ニップの形成が規制されるので、エッジ効果の
少ない転写画像を得ることができる。
【0057】とくに請求項8の発明によれば、膜厚規制
手段により現像ローラ上の現像液の膜厚が所定の厚さに
規制されるので、現像ローラによって潜像担持体に搬送
される現像液の表面速度を減少させることなしに現像液
入射側の液ニップ形成を規制することができる。
【0058】とくに請求項9の発明によれば、余剰液除
去ローラの液除去力により現像液の膜厚を所定の厚さま
で除去することにより、現像液入射側の液ニップの形成
が規制されるので、エッジ効果の少ない転写画像を得る
ことができる。また、余剰液除去ローラの回転速度を変
更することにより、液ニップの量を調整することができ
る。
【0059】とくに請求項10の発明によれば、余剰液
除去ローラの駆動が液ニップの形成後となるので、現像
開始直後に現像液が潜像担持体へ触れることなくすり抜
けてしまう現象を回避することができる。
【0060】とくに請求項11の発明によれば、現像ロ
ーラに隣接して配置されたブレードの現像ローラとの離
接距離に応じて現像液の膜厚が所定の厚さまで除去する
ことにより、現像液進入側における液ニップの形成が規
制されるので、エッジ効果の少ない転写画像を得ること
ができる。また、ブレードと現像ローラとの距離を変更
することにより、液ニップの量を調整することができ
る。
【0061】とくに請求項12の発明によれば、ブレー
ドの現像ローラへの隣接が液ニップの形成後となるの
で、現像開始直後に現像液が潜像担持体へ触れることな
くすり抜けてしまう現象を回避することができる。(以
下、余白)
【0062】とくに請求項13の発明によれば、現像液
進入側の液ニップ形成領域に現像電界が形成されず、現
像液進入側で液ニップが生じても、液ニップ形成領域に
よれば静電潜像への現像が行われ難くなるので、エッジ
効果の少ない転写画像を得ることができる。
【0063】とくに請求項14の発明によれば、複数の
導電体領域に分割された分割現像ローラのうち、選択さ
れた所定の導電体領域においてのみバイアス電圧を増加
するようにしたので、選択された所定の導電体領域に対
応する液ニップ形成領域では現像電界が形成されなくな
る。よって、現像液進入側で液ニップが生じても、液ニ
ップ形成領域によれば静電潜像への現像が行われ難くな
るので、エッジ効果の少ない転写画像を得ることができ
る。また、導電体領域の範囲を適宜選択することによ
り、液ニップの量をきめ細かく調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る複写機の要部概略構成図。
【図2】実施形態に係る複写機の要部概略構成図。
【図3】実施形態2に係る複写機の要部概略構成図。
【図4】実施形態3に係る複写機の要部概略構成図。
【図5】実施形態4に係る複写機の要部概略構成図。
【図6】実施形態5に係る複写機の要部概略構成図。
【図7】実施形態に係る複写機の要部概略構成図。
【図8】実施形態6に係る複写機の要部概略構成図。
【図9】実施形態7に係る複写機の要部概略構成図。
【図10】実施形態8に係る複写機の要部概略構成図。
【図11】実施形態9に係る複写機の要部概略構成図。
【図12】実施形態10に係る複写機の要部概略構成
図。
【図13】実施形態10における分割現像ローラの概念
斜視図。
【図14】エッジ効果を説明するための模式図。
【図15】エッジ効果を説明するための模式図。
【符号の説明】 11 感光体ドラム 12 湿式現像装置 13 現像ローラ 14 スクレーパ 15 現像液溜り部 16 ブレード 20 離接機構 24 エアーノズル 25 液膜規制手段 26 スクイズローラ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体の表面に静電潜像を形成し、現
    像液を現像ローラにより現像液溜り部から潜像担持体表
    面に搬送することにより、前記静電潜像の現像を行う湿
    式現像装置において、 上記現像ローラと潜像担持体との間に形成される液ニッ
    プのうち、現像液進入側の液ニップの形成を規制する液
    ニップ規制手段を設けたことを特徴とする湿式現像装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1の発明において、 上記液ニップ規制手段として、現像液進入側の液ニップ
    形成領域に挿入されたブレードを用いたことを特徴とす
    る湿式現像装置。
  3. 【請求項3】請求項2の発明において、 上記ブレードを導線性部材により構成し、該導電性部材
    に現像液中のトナー粒子の電荷と同極性のバイアス電圧
    を印加することを特徴とする湿式現像装置。
  4. 【請求項4】請求項2の発明において、 上記ブレードの先端を、潜像担持体に接触した状態で配
    置したことを特徴とする湿式現像装置。
  5. 【請求項5】請求項2の発明において、 上記ブレードの先端を、潜像担持体に接触しない状態で
    配置したことを特徴とする湿式現像装置。
  6. 【請求項6】請求項2の発明において、 上記潜像担持体の回転が停止している間は上記ブレード
    の先端を潜像担持体に接触させ、前記潜像担持体が回転
    している間は前記ブレードの先端を潜像担持体に接触さ
    せないようにすることを特徴とする湿式現像装置。
  7. 【請求項7】請求項1の発明において、 上記液ニップ規制手段として、現像液進入側の液ニップ
    形成領域に向けて所定圧の空気を噴射する空気噴射手段
    を用いたことを特徴とする湿式現像装置。
  8. 【請求項8】請求項1の発明において、 上記液ニップ規制手段として、上記現像ローラ上を搬送
    される現像液の膜厚を所定の厚さに規制する膜厚規制手
    段を用いたことを特徴とする湿式現像装置。
  9. 【請求項9】請求項8の発明において、 上記膜厚規制手段として、上記現像ローラに隣接して配
    置された余剰液除去ローラを用いたことを特徴とする湿
    式現像装置。
  10. 【請求項10】請求項9の発明において、 上記余剰液除去ローラの駆動を、上記現像ローラと潜像
    担持体との間に液ニップが形成された後に開始すること
    を特徴とする湿式現像装置。
  11. 【請求項11】請求項8の発明において、 上記膜厚規制手段として、上記現像ローラに隣接して配
    置されたブレードを用いたことを特徴とする湿式現像装
    置。
  12. 【請求項12】請求項11の発明において、 上記ブレードと現像ローラとの隣接距離を可変に構成
    し、上記現像ローラと潜像担持体との間に液ニップが形
    成された後に前記現像ローラに隣接させることを特徴と
    する湿式現像装置。
  13. 【請求項13】請求項1の発明において、 上記液ニップ規制手段として、所定領域にのみバイアス
    電圧を印加可能な現像ローラを用い、該現像ローラ上で
    あって、現像液進入側の液ニップ形成領域と接する部分
    においてのみバイアス電圧を増加することを特徴とする
    湿式現像装置。
  14. 【請求項14】請求項13の発明において、 上記現像ローラを、導電体領域が複数に分割され、かつ
    それぞれの導電体領域が絶縁層によって電気的に絶縁さ
    れた構造を有する分割現像ローラとし、該分割現像ロー
    ラの所定の導電体領域に異なる電圧を印加することによ
    り、前記分割現像ローラ上であって、現像液進入側の液
    ニップ形成領域と接する部分においてのみバイアス電圧
    を増加するようにしたことを特徴とする湿式現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100866550B1 (ko) * 2006-08-09 2008-11-03 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 클리닝 장치 및 화상 형성 장치
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