JP2003094710A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2003094710A JP2003094710A JP2001286862A JP2001286862A JP2003094710A JP 2003094710 A JP2003094710 A JP 2003094710A JP 2001286862 A JP2001286862 A JP 2001286862A JP 2001286862 A JP2001286862 A JP 2001286862A JP 2003094710 A JP2003094710 A JP 2003094710A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナーと磁性キャリアからなる二成分画形剤
を使用するトナージェット方式の画像形成装置におい
て、小粒径のトナーを使用した場合であっても、簡易な
構成でもって安定したトナーの飛翔性を確保して良質な
画像形成を行うことができるようにする。 【解決手段】 作像ユニットのトナー通過制御部材16
におけるトナー通過孔17の画形剤搬送ロール12の回
転方向A上流側であってその搬送ロール12と間隔をあ
けて対向する位置に、その搬送ロール12との間に振動
電界を形成するための電圧を印加する振動電界形成用電
極30を配置した。しかも、画形剤搬送ロール12にお
ける磁石ロール13の振動電界形成用電極30と対向す
る部分に、N極の磁極とS極の磁極をスリープ14の回
転方向Aに対して交互に複数繰り返した状態で配置し
た。
を使用するトナージェット方式の画像形成装置におい
て、小粒径のトナーを使用した場合であっても、簡易な
構成でもって安定したトナーの飛翔性を確保して良質な
画像形成を行うことができるようにする。 【解決手段】 作像ユニットのトナー通過制御部材16
におけるトナー通過孔17の画形剤搬送ロール12の回
転方向A上流側であってその搬送ロール12と間隔をあ
けて対向する位置に、その搬送ロール12との間に振動
電界を形成するための電圧を印加する振動電界形成用電
極30を配置した。しかも、画形剤搬送ロール12にお
ける磁石ロール13の振動電界形成用電極30と対向す
る部分に、N極の磁極とS極の磁極をスリープ14の回
転方向Aに対して交互に複数繰り返した状態で配置し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電したトナーを
画像情報に応じて選択的に飛翔させて画像形成を行う方
式(いわゆるトナージェット方式)を採用したプリン
タ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に
関するものである。
画像情報に応じて選択的に飛翔させて画像形成を行う方
式(いわゆるトナージェット方式)を採用したプリン
タ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】このトナージェット方式の画像形成装置
は、その画像形成部が、図6に例示するように、回転す
るトナー搬送体110と対向電極120の間に、多数の
トナー通過孔131とその各通過孔131におけるトナ
ーの通過及び遮断を制御する制御電極132を形成して
なるトナー通過制御部材130を配置した構成からなる
ものであって、そのトナー搬送体110により搬送され
る帯電したトナーTを、トナー通過制御部材130にお
ける制御電極132に画像情報に応じた電圧を印加する
ことにより所定のトナー通過孔131を通して対向電極
120にむけ選択的に飛翔させ、最終的に、その飛翔さ
せたトナーTを記録用紙等の記録媒体140に直接又は
トナー像担持体(150)を介して静電的に吸着させる
ことにより画像を形成するようになっている。
は、その画像形成部が、図6に例示するように、回転す
るトナー搬送体110と対向電極120の間に、多数の
トナー通過孔131とその各通過孔131におけるトナ
ーの通過及び遮断を制御する制御電極132を形成して
なるトナー通過制御部材130を配置した構成からなる
ものであって、そのトナー搬送体110により搬送され
る帯電したトナーTを、トナー通過制御部材130にお
ける制御電極132に画像情報に応じた電圧を印加する
ことにより所定のトナー通過孔131を通して対向電極
120にむけ選択的に飛翔させ、最終的に、その飛翔さ
せたトナーTを記録用紙等の記録媒体140に直接又は
トナー像担持体(150)を介して静電的に吸着させる
ことにより画像を形成するようになっている。
【0003】そして、このようなトナージェット方式の
画像形成装置は、特開平4−182151号公報、特開
平4−305473号公報等において提案されており、
例えば電子写真方式を採用する画像形成装置と比べた場
合、その構成部品が少なくなるうえに画像形成プロセス
も少なくなり、より簡易に画像形成ができるという利点
を有している。
画像形成装置は、特開平4−182151号公報、特開
平4−305473号公報等において提案されており、
例えば電子写真方式を採用する画像形成装置と比べた場
合、その構成部品が少なくなるうえに画像形成プロセス
も少なくなり、より簡易に画像形成ができるという利点
を有している。
【0004】ところで、この画像形成装置では、トナー
搬送体110上のトナーTをその搬送体110と制御電
極132間に形成される電界による静電気力によりトナ
ー搬送体110からトナーTを引き剥がし、引き剥がさ
れたトナーTをトナー搬送体110と対向電極120間
に形成される電界に従い前記記録媒体140又はトナー
像担持体にむけて飛翔させている。また、トナー搬送体
110と対向電極120間に形成する電界を小さくする
と、その電界がトナー搬送体110とトナーT間の付着
力よりも小さくなるため、トナーTはトナー搬送体11
0から引き離されず、記録媒体140又はトナー像担持
体に飛翔しなくなる。このため、トナー搬送体110と
対向電極120間で形成される電界、即ち制御電極13
2の制御時に印加する電圧と、制御電極132とトナー
搬送体110の離間距離とが、トナーTの飛翔性に大き
な影響を与えることになる。
搬送体110上のトナーTをその搬送体110と制御電
極132間に形成される電界による静電気力によりトナ
ー搬送体110からトナーTを引き剥がし、引き剥がさ
れたトナーTをトナー搬送体110と対向電極120間
に形成される電界に従い前記記録媒体140又はトナー
像担持体にむけて飛翔させている。また、トナー搬送体
110と対向電極120間に形成する電界を小さくする
と、その電界がトナー搬送体110とトナーT間の付着
力よりも小さくなるため、トナーTはトナー搬送体11
0から引き離されず、記録媒体140又はトナー像担持
体に飛翔しなくなる。このため、トナー搬送体110と
対向電極120間で形成される電界、即ち制御電極13
2の制御時に印加する電圧と、制御電極132とトナー
搬送体110の離間距離とが、トナーTの飛翔性に大き
な影響を与えることになる。
【0005】このことから、上記画像形成装置では、そ
のトナーの飛翔を良好に制御し、十分な濃度の画像を形
成するためには、制御電極132への電圧を大きくする
か、あるいは、制御電極132とトナー搬送体110の
離間距離を小さくしてトナー搬送体110と制御電極1
32間に形成される電界を大きくする必要がある。
のトナーの飛翔を良好に制御し、十分な濃度の画像を形
成するためには、制御電極132への電圧を大きくする
か、あるいは、制御電極132とトナー搬送体110の
離間距離を小さくしてトナー搬送体110と制御電極1
32間に形成される電界を大きくする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このト
ナージェット方式の画像形成装置においては、制御電極
に印加する電圧を大きくした場合には、隣接する制御電
極との間でリークが発生するようになり、この結果、制
御電極による解像度を上げることが困難となり、また、
制御電圧駆動用のICのコストアップを招くという問題
がある。
ナージェット方式の画像形成装置においては、制御電極
に印加する電圧を大きくした場合には、隣接する制御電
極との間でリークが発生するようになり、この結果、制
御電極による解像度を上げることが困難となり、また、
制御電圧駆動用のICのコストアップを招くという問題
がある。
【0007】また、制御電極とトナー搬送体の離間距離
を小さくした場合には、わずかな距離の変動がトナーの
飛翔のための電界の大きな変動につながりやすくなり、
この結果、画像の濃度変動を誘発してしまうという問題
がある。
を小さくした場合には、わずかな距離の変動がトナーの
飛翔のための電界の大きな変動につながりやすくなり、
この結果、画像の濃度変動を誘発してしまうという問題
がある。
【0008】この他にも、トナージェット方式の画像形
成装置において高画質化を目的として小粒径のトナーを
使用した場合には、その粒径の小径化によりトナーとト
ナー搬送体との付着力が増大するため、かかるトナーを
トナー搬送体から良好に引き離して飛翔させるために
は、前述したように制御電極に印加する電圧をさらに大
きくしたり、あるいは制御電極とトナー搬送体の離間距
離をさらに小さくしなければならず、この結果、上記の
各問題がより顕著に現われるようになる。
成装置において高画質化を目的として小粒径のトナーを
使用した場合には、その粒径の小径化によりトナーとト
ナー搬送体との付着力が増大するため、かかるトナーを
トナー搬送体から良好に引き離して飛翔させるために
は、前述したように制御電極に印加する電圧をさらに大
きくしたり、あるいは制御電極とトナー搬送体の離間距
離をさらに小さくしなければならず、この結果、上記の
各問題がより顕著に現われるようになる。
【0009】また、このような画像形成装置において
は、トナーとして、トナー成分のみからなる一成分画形
剤と、トナーと磁性キャリアからなる二成分画形剤のい
ずれかを使用することが可能であるが、そのうち一成分
画形剤を使用した場合には、次のような不具合がある。
は、トナーとして、トナー成分のみからなる一成分画形
剤と、トナーと磁性キャリアからなる二成分画形剤のい
ずれかを使用することが可能であるが、そのうち一成分
画形剤を使用した場合には、次のような不具合がある。
【0010】すなわち、一般に、トナー搬送体に圧接す
るように弾性部材を配置し、その弾性部材とトナー搬送
体との圧接部にトナーを通過させることにより帯電した
トナー層をトナー搬送体上に形成するが、この際、トナ
ー搬送体の表面に均一なトナー層となるようにトナーを
担持させることが困難であり、また、トナーの帯電量が
低く不均一になりやすくなる。この結果、トナー通過制
御部材におけるトナーの飛翔状態が変動して画像の濃度
も変動する場合がある。このような現象は、一成分画形
剤として小粒径のものを使用した場合には、さらに顕著
になる。しかも、小粒径のトナーを使用した場合には、
前述したような小粒径トナーの使用による特有な問題が
同様に発生してしまう。
るように弾性部材を配置し、その弾性部材とトナー搬送
体との圧接部にトナーを通過させることにより帯電した
トナー層をトナー搬送体上に形成するが、この際、トナ
ー搬送体の表面に均一なトナー層となるようにトナーを
担持させることが困難であり、また、トナーの帯電量が
低く不均一になりやすくなる。この結果、トナー通過制
御部材におけるトナーの飛翔状態が変動して画像の濃度
も変動する場合がある。このような現象は、一成分画形
剤として小粒径のものを使用した場合には、さらに顕著
になる。しかも、小粒径のトナーを使用した場合には、
前述したような小粒径トナーの使用による特有な問題が
同様に発生してしまう。
【0011】一方、このような一成分画形剤を使用した
場合における不具合の発生を避けるために、二成分画形
剤を使用することも考えられるが、この二成分画形剤を
使用した場合にも、次のような不具合がある。
場合における不具合の発生を避けるために、二成分画形
剤を使用することも考えられるが、この二成分画形剤を
使用した場合にも、次のような不具合がある。
【0012】一般に、周面に複数の磁極が配置された磁
界発生部材とその磁界発生部材の外側で回転する回転部
材からなる画形剤搬送体を用い、その回転部材上にトナ
ーとトナーを摩擦帯電させる磁性キャリアが混合された
2成分画形剤を磁気ブラシ状(トナーが付着するキャリ
アが鎖状に連なって穂立ち状に存在する状態)に担持さ
せ、この画形剤をトナー通過制御部材に対向する部分に
搬送させる。しかし、トナーに比べて粒径が大きいキャ
リアがトナー通過制御部材のトナー通過孔を塞いで詰ま
らせてしまったり、鉄粒子等からなるキャリアを介して
制御電極と画形剤搬送体との間でリークが発生してしま
うという問題がある。
界発生部材とその磁界発生部材の外側で回転する回転部
材からなる画形剤搬送体を用い、その回転部材上にトナ
ーとトナーを摩擦帯電させる磁性キャリアが混合された
2成分画形剤を磁気ブラシ状(トナーが付着するキャリ
アが鎖状に連なって穂立ち状に存在する状態)に担持さ
せ、この画形剤をトナー通過制御部材に対向する部分に
搬送させる。しかし、トナーに比べて粒径が大きいキャ
リアがトナー通過制御部材のトナー通過孔を塞いで詰ま
らせてしまったり、鉄粒子等からなるキャリアを介して
制御電極と画形剤搬送体との間でリークが発生してしま
うという問題がある。
【0013】これに対し、特開平8−118709号公
報に示すように、トナー通過孔の周囲にトナー粒子を蓄
積するトナー蓄積用空間を制御電極よりも低く窪んだ形
態で形成して、画形剤搬送体に保持される二成分画形剤
による磁気ブラシの穂先が、そのトナー蓄積用空間に蓄
積されているトナーに接触しないように構成する方法が
提案されている。この方法では、トナー通過孔付近に存
在するトナーが磁気ブラシの穂先により掻き取られて減
少し、もってトナー通過孔を通過するトナー量が減少し
て画像濃度が低下することを防止するようにしている。
報に示すように、トナー通過孔の周囲にトナー粒子を蓄
積するトナー蓄積用空間を制御電極よりも低く窪んだ形
態で形成して、画形剤搬送体に保持される二成分画形剤
による磁気ブラシの穂先が、そのトナー蓄積用空間に蓄
積されているトナーに接触しないように構成する方法が
提案されている。この方法では、トナー通過孔付近に存
在するトナーが磁気ブラシの穂先により掻き取られて減
少し、もってトナー通過孔を通過するトナー量が減少し
て画像濃度が低下することを防止するようにしている。
【0014】しかし、この方法は、トナー通過孔近傍領
域で磁気ブラシのキャリアからトナーを静電気力により
引き剥がす方式であるため、そのトナーの飛翔を良好な
ものとするためには、前述したように制御電極に印加す
る電圧を大きくしたり、あるいは制御電極と画形剤搬送
体の離間距離を小さくしなければならない。なお、磁気
ブラシの穂先がトナー蓄積用空間に蓄積されているトナ
ーに接触しないように構成する関係から、制御電極と画
形剤搬送体の離間距離を小さくすることには自ずと限界
がある。
域で磁気ブラシのキャリアからトナーを静電気力により
引き剥がす方式であるため、そのトナーの飛翔を良好な
ものとするためには、前述したように制御電極に印加す
る電圧を大きくしたり、あるいは制御電極と画形剤搬送
体の離間距離を小さくしなければならない。なお、磁気
ブラシの穂先がトナー蓄積用空間に蓄積されているトナ
ーに接触しないように構成する関係から、制御電極と画
形剤搬送体の離間距離を小さくすることには自ずと限界
がある。
【0015】また、トナーの飛翔電界を大きくするため
に、キャリアの抵抗値を低くすることが考えられるが、
この場合には、かかるキャリアを介して前記したような
リークが発生しやすくなる。さらに、この場合において
制御電極に印加する電圧を大きくしてトナーを飛翔させ
るための電界を大きくすることは、キャリアが飛翔して
しまうという問題が発生するため適切ではない。
に、キャリアの抵抗値を低くすることが考えられるが、
この場合には、かかるキャリアを介して前記したような
リークが発生しやすくなる。さらに、この場合において
制御電極に印加する電圧を大きくしてトナーを飛翔させ
るための電界を大きくすることは、キャリアが飛翔して
しまうという問題が発生するため適切ではない。
【0016】本発明は、以上のような各課題を解決する
ためになされたものであり、その主な目的とするところ
は、トナーと磁性キャリアからなる二成分画形剤を使用
するトナージェット方式の画像形成装置として、たとえ
小粒径のトナーを使用した場合であっても、制御電極に
印加する電圧を比較的大きめに設定したり、あるいは制
御電極と画形剤搬送体の離間距離を比較的小さめに設定
することなく、しかもキャリアに起因したトナー通過孔
の目詰まりやリークの発生もなく、簡易な構成でもって
安定したトナーの飛翔性を確保して良質な画像形成を行
うことができるものを提供することにある。
ためになされたものであり、その主な目的とするところ
は、トナーと磁性キャリアからなる二成分画形剤を使用
するトナージェット方式の画像形成装置として、たとえ
小粒径のトナーを使用した場合であっても、制御電極に
印加する電圧を比較的大きめに設定したり、あるいは制
御電極と画形剤搬送体の離間距離を比較的小さめに設定
することなく、しかもキャリアに起因したトナー通過孔
の目詰まりやリークの発生もなく、簡易な構成でもって
安定したトナーの飛翔性を確保して良質な画像形成を行
うことができるものを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、周面に複数の磁極が配置
された磁界発生部材とその磁界発生部材の外側で回転す
る回転部材からなり、その回転部材上に所定の極性に帯
電されたトナーと磁性キャリアからなる2成分画形剤を
磁気ブラシ状に担持して搬送する画形剤搬送体と、この
画形剤搬送体と対向配置された対向電極と、この対向電
極と前記画形剤搬送体との間に配置され、複数のトナー
通過孔とその各通過孔におけるトナーの通過及び遮断を
画像情報に応じて制御する制御電極を形成してなるトナ
ー通過制御部材とを備えた画像形成装置において、前記
トナー通過制御部材におけるトナー通過孔の前記画形剤
搬送体の回転方向上流側であってその画形剤搬送体と間
隔をあけて対向する位置に、その画形剤搬送体との間に
振動電界を形成するための電圧を印加する振動電界形成
用電極を配置し、かつ、前記画形剤搬送体における磁界
発生部材の前記振動電界形成用電極と対向する部分に、
N極の磁極とS極の磁極を円筒部材の回転方向に対して
交互に複数繰り返した状態で配置することを特徴とする
ものである。
め、本発明の画像形成装置は、周面に複数の磁極が配置
された磁界発生部材とその磁界発生部材の外側で回転す
る回転部材からなり、その回転部材上に所定の極性に帯
電されたトナーと磁性キャリアからなる2成分画形剤を
磁気ブラシ状に担持して搬送する画形剤搬送体と、この
画形剤搬送体と対向配置された対向電極と、この対向電
極と前記画形剤搬送体との間に配置され、複数のトナー
通過孔とその各通過孔におけるトナーの通過及び遮断を
画像情報に応じて制御する制御電極を形成してなるトナ
ー通過制御部材とを備えた画像形成装置において、前記
トナー通過制御部材におけるトナー通過孔の前記画形剤
搬送体の回転方向上流側であってその画形剤搬送体と間
隔をあけて対向する位置に、その画形剤搬送体との間に
振動電界を形成するための電圧を印加する振動電界形成
用電極を配置し、かつ、前記画形剤搬送体における磁界
発生部材の前記振動電界形成用電極と対向する部分に、
N極の磁極とS極の磁極を円筒部材の回転方向に対して
交互に複数繰り返した状態で配置することを特徴とする
ものである。
【0018】このような画像形成装置によれば、回転す
る画形剤搬送体により磁気ブラシ状に担持されて搬送さ
れる2成分画形剤中のトナーが、トナー通過制御部材の
トナー通過孔と対向する作像領域に達する前の段階で、
その画形剤搬送体と振動電界形成用電極の間に形成され
る振動電界によりキャリアから引き剥がされて画形剤搬
送体上の画形剤とその電極の間で往復運動しながら移動
するようになる。
る画形剤搬送体により磁気ブラシ状に担持されて搬送さ
れる2成分画形剤中のトナーが、トナー通過制御部材の
トナー通過孔と対向する作像領域に達する前の段階で、
その画形剤搬送体と振動電界形成用電極の間に形成され
る振動電界によりキャリアから引き剥がされて画形剤搬
送体上の画形剤とその電極の間で往復運動しながら移動
するようになる。
【0019】しかも、この振動電界形成用電極を通過す
る際の画形剤搬送体上においてトナーと磁性キャリアで
形成される磁気ブラシは、N極の磁極とS極の磁極が交
互に複数繰り返された磁界発生部材の領域における磁界
の影響を受ける。すなわち、その各磁極上では磁気ブラ
シが立った状態となる一方で、その磁極間では磁気ブラ
シが寝た状態となり、この双方の状態が振動電界形成用
電極との対向領域という短区間で繰り返されることとな
る。磁気ブラシが立った部分では、画形剤が疎の状態で
あり、磁気ブラシの根元部分からもトナーが引き剥がさ
れるため、画形剤搬送体上の画形剤と振動電界形成用電
極間を往復運動するトナー量が多くなる一方、磁気ブラ
シが寝た部分では、画形剤が密の状態であり、磁気ブラ
シ表面部分のみのトナーが引き剥がされるため、往復運
動するトナー量が少ない状態となる。
る際の画形剤搬送体上においてトナーと磁性キャリアで
形成される磁気ブラシは、N極の磁極とS極の磁極が交
互に複数繰り返された磁界発生部材の領域における磁界
の影響を受ける。すなわち、その各磁極上では磁気ブラ
シが立った状態となる一方で、その磁極間では磁気ブラ
シが寝た状態となり、この双方の状態が振動電界形成用
電極との対向領域という短区間で繰り返されることとな
る。磁気ブラシが立った部分では、画形剤が疎の状態で
あり、磁気ブラシの根元部分からもトナーが引き剥がさ
れるため、画形剤搬送体上の画形剤と振動電界形成用電
極間を往復運動するトナー量が多くなる一方、磁気ブラ
シが寝た部分では、画形剤が密の状態であり、磁気ブラ
シ表面部分のみのトナーが引き剥がされるため、往復運
動するトナー量が少ない状態となる。
【0020】このように振動電界形成用電極と前記磁極
配置の磁界発生部材の領域との間に磁気ブラシが立った
部分を複数形成することで、十分な量のトナーをキャリ
アから引き剥がして浮遊状態(クラウド状態)とし、浮
遊状態のトナーがトナー通過孔の近傍に運ばれる。
配置の磁界発生部材の領域との間に磁気ブラシが立った
部分を複数形成することで、十分な量のトナーをキャリ
アから引き剥がして浮遊状態(クラウド状態)とし、浮
遊状態のトナーがトナー通過孔の近傍に運ばれる。
【0021】これにより、トナー通過孔を通過させるべ
きトナーは、浮遊状態にあるトナーであり、画形剤搬送
体と制御電極の離間距離が比較的大きい条件下であって
も、制御電極により形成される電界を画形剤搬送体から
トナーを引き剥がすための強力な電界にする必要がない
ため、比較的小さい電圧を印加するだけで足りるように
なる。以上のことは、小粒径のトナーを使用した場合に
も同様に得られる作用効果である。
きトナーは、浮遊状態にあるトナーであり、画形剤搬送
体と制御電極の離間距離が比較的大きい条件下であって
も、制御電極により形成される電界を画形剤搬送体から
トナーを引き剥がすための強力な電界にする必要がない
ため、比較的小さい電圧を印加するだけで足りるように
なる。以上のことは、小粒径のトナーを使用した場合に
も同様に得られる作用効果である。
【0022】また、この発明の上記画像形成装置におい
ては、前記磁極を交互に複数繰り返した状態で配置する
磁界発生部材の領域を、振動電界形成用電極の円筒部材
の回転方向における幅よりも広く設定するとよい。この
際、その磁界発生部材の領域は、その電極の円筒部材回
転方向における上流側端部および下流側端部のいずれか
らも突出するような幅に設定することが好ましい。
ては、前記磁極を交互に複数繰り返した状態で配置する
磁界発生部材の領域を、振動電界形成用電極の円筒部材
の回転方向における幅よりも広く設定するとよい。この
際、その磁界発生部材の領域は、その電極の円筒部材回
転方向における上流側端部および下流側端部のいずれか
らも突出するような幅に設定することが好ましい。
【0023】このように構成した場合には、振動電界形
成用電極と対向する領域において、画形剤搬送体上に形
成される磁気ブラシの立った部分の高さがほぼ同じ高さ
に形成されるようになる。これにより、その電極との対
向領域において、振動電界によるトナーのキャリアから
の引き剥がしを効率よく行うことができる。
成用電極と対向する領域において、画形剤搬送体上に形
成される磁気ブラシの立った部分の高さがほぼ同じ高さ
に形成されるようになる。これにより、その電極との対
向領域において、振動電界によるトナーのキャリアから
の引き剥がしを効率よく行うことができる。
【0024】さらに、この発明の上記各画像形成装置に
おいては、トナー通過制御部材におけるトナー通過孔の
画形剤搬送体の回転方向下流側となる位置であってその
画形剤搬送体と間隔をあけて対向する位置に、トナーの
帯電極性と同極性の電圧を印加するトナー回収用電極を
配置するとよい。
おいては、トナー通過制御部材におけるトナー通過孔の
画形剤搬送体の回転方向下流側となる位置であってその
画形剤搬送体と間隔をあけて対向する位置に、トナーの
帯電極性と同極性の電圧を印加するトナー回収用電極を
配置するとよい。
【0025】このように構成した場合には、先のクラウ
ド状態になったトナーが、トナー通過孔の画形剤搬送体
の回転方向下流側となる位置で、トナー回収用電極によ
って形成される電界により画形剤搬送体上の画形剤に静
電的に引き付けられるようになる。これにより、画像形
成に供しないトナーが画形剤搬送体に確実に回収される
ようになるため、クラウド状態になったトナーがトナー
通過孔等に不用意に付着することや或る隙間等から機外
に漏れ出るようなことが抑制される。
ド状態になったトナーが、トナー通過孔の画形剤搬送体
の回転方向下流側となる位置で、トナー回収用電極によ
って形成される電界により画形剤搬送体上の画形剤に静
電的に引き付けられるようになる。これにより、画像形
成に供しないトナーが画形剤搬送体に確実に回収される
ようになるため、クラウド状態になったトナーがトナー
通過孔等に不用意に付着することや或る隙間等から機外
に漏れ出るようなことが抑制される。
【0026】ここで、上記トナーは、負極性又は正極性
に帯電し得る、所定の色に着色された樹脂微粒子(粉
体)であればよい。また、上記磁性キャリアは、前記ト
ナーと混合攪拌することでトナーを摩擦帯電させ、その
トナーを保持した状態で画形剤搬送体の磁力により当該
搬送体上に磁気ブラシを形成することが可能な磁性粒子
であればよい。このようなトナーと磁性キャリアとして
は、例えば、電子写真方式における二成分画形剤を同様
に使用することができる。また、このトナーについて
は、高画質化を実現する観点からは、平均粒径が4〜1
5μm程度の小粒径トナーを使用することが好ましい。
に帯電し得る、所定の色に着色された樹脂微粒子(粉
体)であればよい。また、上記磁性キャリアは、前記ト
ナーと混合攪拌することでトナーを摩擦帯電させ、その
トナーを保持した状態で画形剤搬送体の磁力により当該
搬送体上に磁気ブラシを形成することが可能な磁性粒子
であればよい。このようなトナーと磁性キャリアとして
は、例えば、電子写真方式における二成分画形剤を同様
に使用することができる。また、このトナーについて
は、高画質化を実現する観点からは、平均粒径が4〜1
5μm程度の小粒径トナーを使用することが好ましい。
【0027】上記画形剤搬送体は、前記したような磁界
発生部材と円筒部材とからなるものであり、帯電したト
ナーと磁性キャリアを磁気ブラシ状に担持してトナー通
過制御部材のトナー通過孔との対向領域(作像領域)に
搬送することができる構造体であればよい。
発生部材と円筒部材とからなるものであり、帯電したト
ナーと磁性キャリアを磁気ブラシ状に担持してトナー通
過制御部材のトナー通過孔との対向領域(作像領域)に
搬送することができる構造体であればよい。
【0028】特に、その磁界発生部材おいて振動電界形
成用電極と対向する領域に交互に複数繰り返した状態で
配置するN極の磁極とS極の磁極は、かかる磁極の影響
を受ける画形剤搬送体(円筒部材)上のトナーおよび磁
気キャリアからなる磁気ブラシの先端部が上記電極に対
してほとんど接しない非接触状態となるように、その磁
力や設置間隔などを設定することが好ましい。
成用電極と対向する領域に交互に複数繰り返した状態で
配置するN極の磁極とS極の磁極は、かかる磁極の影響
を受ける画形剤搬送体(円筒部材)上のトナーおよび磁
気キャリアからなる磁気ブラシの先端部が上記電極に対
してほとんど接しない非接触状態となるように、その磁
力や設置間隔などを設定することが好ましい。
【0029】上記対向電極は、トナー通過制御部材のト
ナー通過孔を通過したトナーが静電的に引き寄せられる
ような電界を画形剤搬送体との間で形成することができ
るものであればよく、その形態(板形態、ロール形態、
ベルト形態など)や設置形式(固定した設置形式、周回
移動する設置形式など)についても如何なるものであっ
てもよく特に制約されない。
ナー通過孔を通過したトナーが静電的に引き寄せられる
ような電界を画形剤搬送体との間で形成することができ
るものであればよく、その形態(板形態、ロール形態、
ベルト形態など)や設置形式(固定した設置形式、周回
移動する設置形式など)についても如何なるものであっ
てもよく特に制約されない。
【0030】また、この対向電極は、トナー通過孔を通
過して飛翔するトナーを記録用紙等の記録媒体に直接付
着させて画像を形成する場合には、その記録媒体のトナ
ー通過制御部材とは反対側に配置すればよい。さらに、
この対向電極は、トナー通過孔を通過して飛翔するトナ
ーをドラム形態、ベルト形態等からなるトナー像担持回
転体(中間回転体)に一旦付着させた後、記録媒体に転
写して画像を形成するように構成した場合には、そのト
ナー像担持回転体のトナー通過孔と対向する裏面側に独
立して配置するか、あるいは、そのトナー像担持回転体
の裏面側等に電極層として形成することにより配置すれ
ることができる。
過して飛翔するトナーを記録用紙等の記録媒体に直接付
着させて画像を形成する場合には、その記録媒体のトナ
ー通過制御部材とは反対側に配置すればよい。さらに、
この対向電極は、トナー通過孔を通過して飛翔するトナ
ーをドラム形態、ベルト形態等からなるトナー像担持回
転体(中間回転体)に一旦付着させた後、記録媒体に転
写して画像を形成するように構成した場合には、そのト
ナー像担持回転体のトナー通過孔と対向する裏面側に独
立して配置するか、あるいは、そのトナー像担持回転体
の裏面側等に電極層として形成することにより配置すれ
ることができる。
【0031】上記トナー通過制御部材は、絶縁性の基材
に、トナー通過孔を例えば画形剤搬送体の回転軸に沿っ
て列状に並べて複数形成するとともに、その各トナー通
過孔の周囲となる基材の片面に制御電極を形成したもの
である。トナー通過孔は、トナーが通過し得る大きさ及
び形状の孔からなるものであり、その数については例え
ば形成すべき画像の画素数に相応した数にすればよい。
制御電極には、例えば、トナーの帯電極性と同極性の電
圧及びその逆極性の電圧が切り換えられて印加されるこ
とにより、トナー通過孔におけるトナーの通過を許可し
たり、トナー通過孔におけるトナーの通過を遮断する方
向の電界が形成される。この制御電極に印加する制御電
圧の切り換えは、画像情報(信号)に基づいて行われ
る。
に、トナー通過孔を例えば画形剤搬送体の回転軸に沿っ
て列状に並べて複数形成するとともに、その各トナー通
過孔の周囲となる基材の片面に制御電極を形成したもの
である。トナー通過孔は、トナーが通過し得る大きさ及
び形状の孔からなるものであり、その数については例え
ば形成すべき画像の画素数に相応した数にすればよい。
制御電極には、例えば、トナーの帯電極性と同極性の電
圧及びその逆極性の電圧が切り換えられて印加されるこ
とにより、トナー通過孔におけるトナーの通過を許可し
たり、トナー通過孔におけるトナーの通過を遮断する方
向の電界が形成される。この制御電極に印加する制御電
圧の切り換えは、画像情報(信号)に基づいて行われ
る。
【0032】そして、上記振動電界形成用電極は、特に
制約されるものではなく、基本的に、導電性材料を用い
て、上記した特定の位置において画形剤搬送体上のトナ
ーが確実かつ均等にクラウド状態となるような振動電界
を十分に形成し得る寸法形状に形成されるものであれば
よい。この電極に印加する振動電界形成用の電圧は、特
に制約されるものではなく、代表的には交流電圧であ
る。
制約されるものではなく、基本的に、導電性材料を用い
て、上記した特定の位置において画形剤搬送体上のトナ
ーが確実かつ均等にクラウド状態となるような振動電界
を十分に形成し得る寸法形状に形成されるものであれば
よい。この電極に印加する振動電界形成用の電圧は、特
に制約されるものではなく、代表的には交流電圧であ
る。
【0033】また、上記トナー回収用電極は、特に制約
されるものではなく、基本的に、導電性材料を用いて、
上記した特定の位置においてクラウド状態となって浮遊
するトナーを画形剤搬送体に静電的に引き付ける方向の
電界を十分に形成し得る寸法形状に形成されるものであ
ればよい。この電極に印加する電圧は、トナーを画形剤
搬送体側に戻すため、トナーの帯電極性と同極性の(直
流)電圧である。
されるものではなく、基本的に、導電性材料を用いて、
上記した特定の位置においてクラウド状態となって浮遊
するトナーを画形剤搬送体に静電的に引き付ける方向の
電界を十分に形成し得る寸法形状に形成されるものであ
ればよい。この電極に印加する電圧は、トナーを画形剤
搬送体側に戻すため、トナーの帯電極性と同極性の(直
流)電圧である。
【0034】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1及び図2は
本発明の実施の形態1に係るトナージェット式の画像形
成装置を示すものであり、図1はその全体の構成を示す
概要図、図2はその要部(作像ユニット)の構成を示す
説明図である。
本発明の実施の形態1に係るトナージェット式の画像形
成装置を示すものであり、図1はその全体の構成を示す
概要図、図2はその要部(作像ユニット)の構成を示す
説明図である。
【0035】この画像形成装置は、図1に示すように、
トナーTを画像情報に応じて飛翔させて画像を形成する
作像ユニット1と、この作像ユニット1と間隔をあけて
対向して配置される対向電極2と、この対向電極2と作
像ユニット1の間を通過するように回転し、作像ユニッ
ト1から飛翔されるトナーTが担持されるトナー像担持
ベルト3と、このトナー像担持ベルト3に担持されたト
ナー像を記録用紙Pに転写する転写ロール4と、記録用
紙Pに転写されたトナー像を定着する定着装置5とでそ
の主要部が構成されている。図中において、符号6はト
ナー像担持ベルト3の表面に残留付着するトナー等を除
去して清掃する回転ブラシ式等のクリーニング装置、7
は作像ユニット1の後述するトナー通過制御部材の制御
動作(制御電圧の印加動作)を入力される画像情報(信
号)に基づいて制御する画像書き込み制御装置を示し、
一点鎖線は記録用紙Pの搬送経路を示す。
トナーTを画像情報に応じて飛翔させて画像を形成する
作像ユニット1と、この作像ユニット1と間隔をあけて
対向して配置される対向電極2と、この対向電極2と作
像ユニット1の間を通過するように回転し、作像ユニッ
ト1から飛翔されるトナーTが担持されるトナー像担持
ベルト3と、このトナー像担持ベルト3に担持されたト
ナー像を記録用紙Pに転写する転写ロール4と、記録用
紙Pに転写されたトナー像を定着する定着装置5とでそ
の主要部が構成されている。図中において、符号6はト
ナー像担持ベルト3の表面に残留付着するトナー等を除
去して清掃する回転ブラシ式等のクリーニング装置、7
は作像ユニット1の後述するトナー通過制御部材の制御
動作(制御電圧の印加動作)を入力される画像情報(信
号)に基づいて制御する画像書き込み制御装置を示し、
一点鎖線は記録用紙Pの搬送経路を示す。
【0036】作像ユニット1は、図2に示すように、ト
ナー像担持ベルト3側の端部に開口部が形成されるとと
もにその反対側の端部に画形剤収容部11bが形成され
たハウジング11を備えたものであり、ハウジング11
の内部に、磁気ブラシ式の画形剤搬送ロール12及び画
形剤攪拌搬送用の2つのオーガー15を配置する一方
で、その開口部及びその付近に、複数のトナー通過孔1
7及び制御電極18が形成されたトナー通過制御部材1
6、振動電界形成用電極30及びトナー回収用電極40
を配置してなるものである。この作像ユニット1では、
トナーとして、負極性に帯電するトナーTと磁性キャリ
アからなる二成分画形剤を使用している。
ナー像担持ベルト3側の端部に開口部が形成されるとと
もにその反対側の端部に画形剤収容部11bが形成され
たハウジング11を備えたものであり、ハウジング11
の内部に、磁気ブラシ式の画形剤搬送ロール12及び画
形剤攪拌搬送用の2つのオーガー15を配置する一方
で、その開口部及びその付近に、複数のトナー通過孔1
7及び制御電極18が形成されたトナー通過制御部材1
6、振動電界形成用電極30及びトナー回収用電極40
を配置してなるものである。この作像ユニット1では、
トナーとして、負極性に帯電するトナーTと磁性キャリ
アからなる二成分画形剤を使用している。
【0037】画形剤搬送ロール12は、周面に複数の磁
極(N極,S極)が所定の順および間隔で固定された磁
石ロール13と、その磁石ロール13の外側で矢印A方
向に回転する非磁性の円筒部材(スリーブ)14からな
るロールであり、ハウジング11の開口部付近に配置さ
れている。磁石ロール13は固定されていて回転しな
い。また、この画形剤搬送ロール12は、そのスリーブ
14上に二成分画形剤が磁気ブラシ状に担持されるが、
この磁気ブラシ状の画形剤層を一定の層厚にするための
層厚規制部材19がハウジング10の内部に設けられて
いる。さらに、この画形剤搬送ロール12のスリーブ1
4は接地されている。
極(N極,S極)が所定の順および間隔で固定された磁
石ロール13と、その磁石ロール13の外側で矢印A方
向に回転する非磁性の円筒部材(スリーブ)14からな
るロールであり、ハウジング11の開口部付近に配置さ
れている。磁石ロール13は固定されていて回転しな
い。また、この画形剤搬送ロール12は、そのスリーブ
14上に二成分画形剤が磁気ブラシ状に担持されるが、
この磁気ブラシ状の画形剤層を一定の層厚にするための
層厚規制部材19がハウジング10の内部に設けられて
いる。さらに、この画形剤搬送ロール12のスリーブ1
4は接地されている。
【0038】また、画形剤搬送ロール12は、図2や図
4に示すように、特にその磁石ロール13のうちで振動
電界形成用電極30と対向する部分13aに、N極の磁
極とS極の磁極をスリーブ14の回転方向Aに対して交
互に複数(図示の例では2、5回)繰り返した状態で配
置している。しかも、このときのN極の磁極とS極の磁
極は、かかる磁極の影響を受けるスリーブ14上におけ
る画形剤の磁気ブラシの先端部が振動電界形成用電極3
0にほとんど接しない非接触状態となるように、その磁
力や設置間隔などを設定している。
4に示すように、特にその磁石ロール13のうちで振動
電界形成用電極30と対向する部分13aに、N極の磁
極とS極の磁極をスリーブ14の回転方向Aに対して交
互に複数(図示の例では2、5回)繰り返した状態で配
置している。しかも、このときのN極の磁極とS極の磁
極は、かかる磁極の影響を受けるスリーブ14上におけ
る画形剤の磁気ブラシの先端部が振動電界形成用電極3
0にほとんど接しない非接触状態となるように、その磁
力や設置間隔などを設定している。
【0039】さらに、磁石ロール13の振動電界形成用
電極30と対向する部分(領域)13aは、図4に示す
ように、そのスリーブ14の回転方向Aにおける幅Xが
振動電界形成用電極30の上記回転方向Aにおける幅Y
(>X)よりも広くなるように設定している。本実施例
において、その磁石ロール13の対向部分13aは、振
動電界形成用電極30の上記回転方向Aにおける上流側
端部30aおよび下流側端部30bのいずれからも突出
するような幅Xになるように設定しており、N極の磁極
が1つずつ振動電界形成用電極30の両端部30a,3
0bから突出した位置に配置されるように構成してい
る。
電極30と対向する部分(領域)13aは、図4に示す
ように、そのスリーブ14の回転方向Aにおける幅Xが
振動電界形成用電極30の上記回転方向Aにおける幅Y
(>X)よりも広くなるように設定している。本実施例
において、その磁石ロール13の対向部分13aは、振
動電界形成用電極30の上記回転方向Aにおける上流側
端部30aおよび下流側端部30bのいずれからも突出
するような幅Xになるように設定しており、N極の磁極
が1つずつ振動電界形成用電極30の両端部30a,3
0bから突出した位置に配置されるように構成してい
る。
【0040】ハウジング11の画形剤収容部11bは、
中央部が仕切り壁11cで仕切られるとともに両端部で
連通した2列の循環型搬送路が形成されたものであり、
所定量の二成分画形剤が収容されている。2つのオーガ
ー15はいずれも、回転軸15aに羽根部15bが螺旋
状に形成されたものであり、上記画形剤収容部11bの
各循環用搬送路内にそれぞれ回転可能に配置されてい
る。
中央部が仕切り壁11cで仕切られるとともに両端部で
連通した2列の循環型搬送路が形成されたものであり、
所定量の二成分画形剤が収容されている。2つのオーガ
ー15はいずれも、回転軸15aに羽根部15bが螺旋
状に形成されたものであり、上記画形剤収容部11bの
各循環用搬送路内にそれぞれ回転可能に配置されてい
る。
【0041】トナー通過制御部材16は、図3に示すよ
うに、絶縁性の基材に、画形剤搬送ロール12の回転軸
にそって開口形状がほぼ四角形のトナー通過孔17を1
列に並べた状態で複数形成するとともに、その基材の画
形剤搬送ロール12側の表面にトナー通過孔17の周囲
を取り囲むように制御電極18を形成したものである。
また、このトナー通過制御部材16は、その基材のトナ
ー像担持ベルト3側の表面にトナー通過孔17の周囲を
取り囲むようにシールド電極20を形成しているが、こ
のシールド電極20は省略しても構わない。基材として
は、ポリイミド等の合成樹脂フィルムのような可撓性を
有するものが使用される。制御電極18及びシールド電
極20は、金属材料にて形成されるものであり、例え
ば、エッチング処理加工法により形成される。
うに、絶縁性の基材に、画形剤搬送ロール12の回転軸
にそって開口形状がほぼ四角形のトナー通過孔17を1
列に並べた状態で複数形成するとともに、その基材の画
形剤搬送ロール12側の表面にトナー通過孔17の周囲
を取り囲むように制御電極18を形成したものである。
また、このトナー通過制御部材16は、その基材のトナ
ー像担持ベルト3側の表面にトナー通過孔17の周囲を
取り囲むようにシールド電極20を形成しているが、こ
のシールド電極20は省略しても構わない。基材として
は、ポリイミド等の合成樹脂フィルムのような可撓性を
有するものが使用される。制御電極18及びシールド電
極20は、金属材料にて形成されるものであり、例え
ば、エッチング処理加工法により形成される。
【0042】このようなトナー通過制御部材16は、例
えば、そのトナー通過孔17がトナー像担持ベルト3と
近接対向する位置に配置したうえで、その基材の端部領
域をハウジング11における開口部の周囲となる外表面
に固定することにより取り付けられる。また、制御電極
18には、画像書き込み制御装置7から制御電圧が画像
情報に応じて切り替えられて印加されるようになってい
る。なお、このトナー通過制御部材16にあっては、必
要に応じて、制御電極18及びシールド電極20の表面
に絶縁層を形成してもよい。また、シールド電極20を
省略する場合には、制御電極18をトナー像担持ベルト
3側の基材面に形成することも可能である。また、トナ
ー通過孔17は、千鳥配列となるように形成してもよ
い。
えば、そのトナー通過孔17がトナー像担持ベルト3と
近接対向する位置に配置したうえで、その基材の端部領
域をハウジング11における開口部の周囲となる外表面
に固定することにより取り付けられる。また、制御電極
18には、画像書き込み制御装置7から制御電圧が画像
情報に応じて切り替えられて印加されるようになってい
る。なお、このトナー通過制御部材16にあっては、必
要に応じて、制御電極18及びシールド電極20の表面
に絶縁層を形成してもよい。また、シールド電極20を
省略する場合には、制御電極18をトナー像担持ベルト
3側の基材面に形成することも可能である。また、トナ
ー通過孔17は、千鳥配列となるように形成してもよ
い。
【0043】振動電界形成用電極30は、例えばアルミ
ニウム等の導電材料からなるものであり、トナー通過制
御部材16のトナー通過孔17から画形剤搬送ロール1
2(スリーブ14)の回転方向(A)上流側であってそ
の画形剤搬送ロール12と間隔(L1)をあけて対向す
る位置に配置されている。また、この振動電界形成用電
極30は、画形剤搬送ロール12の軸方向のほぼ全域に
わたって配置されている。さらに、この振動電界形成用
電極30には、画形剤搬送ロール12との間で振動電界
(E1)を形成するための交流電圧が第1電源25から
印加されるようになっている。
ニウム等の導電材料からなるものであり、トナー通過制
御部材16のトナー通過孔17から画形剤搬送ロール1
2(スリーブ14)の回転方向(A)上流側であってそ
の画形剤搬送ロール12と間隔(L1)をあけて対向す
る位置に配置されている。また、この振動電界形成用電
極30は、画形剤搬送ロール12の軸方向のほぼ全域に
わたって配置されている。さらに、この振動電界形成用
電極30には、画形剤搬送ロール12との間で振動電界
(E1)を形成するための交流電圧が第1電源25から
印加されるようになっている。
【0044】トナー回収用電極40は、例えばアルミニ
ウム等の導電材料からなるものであり、トナー通過制御
部材16のトナー通過孔17から画形剤搬送ロール12
の回転方向(A)下流側であってその画形剤搬送ロール
12と間隔(L2)をあけて対向する位置に配置されて
いる。また、このトナー回収用電極40は、画形剤搬送
ロール12の軸方向のほぼ全域にわたって配置されてい
る。さらに、このトナー回収用電極30には、画形剤搬
送ロール12との間でトナーTがトナー搬送ロール12
側に引き寄せられるような電界(E2)を形成するため
の直流電圧が第2電源26から印加されるようになって
いる。
ウム等の導電材料からなるものであり、トナー通過制御
部材16のトナー通過孔17から画形剤搬送ロール12
の回転方向(A)下流側であってその画形剤搬送ロール
12と間隔(L2)をあけて対向する位置に配置されて
いる。また、このトナー回収用電極40は、画形剤搬送
ロール12の軸方向のほぼ全域にわたって配置されてい
る。さらに、このトナー回収用電極30には、画形剤搬
送ロール12との間でトナーTがトナー搬送ロール12
側に引き寄せられるような電界(E2)を形成するため
の直流電圧が第2電源26から印加されるようになって
いる。
【0045】トナー像担持ベルト3は、例えばポリイミ
ド等の合成樹脂にカーボン等の導電剤を分散させた材料
からなる無端ベルトである。また、この担持ベルト3
は、駆動ロールを含む複数のベルト支持ロール8a,8
bに張架されて矢印B方向に回転駆動するように配置さ
れているとともに、トナー通過制御部材16のトナー通
過孔17と所定の間隔をあけた位置を通過して周回する
ように配置されている。
ド等の合成樹脂にカーボン等の導電剤を分散させた材料
からなる無端ベルトである。また、この担持ベルト3
は、駆動ロールを含む複数のベルト支持ロール8a,8
bに張架されて矢印B方向に回転駆動するように配置さ
れているとともに、トナー通過制御部材16のトナー通
過孔17と所定の間隔をあけた位置を通過して周回する
ように配置されている。
【0046】対向電極2は、アルミニウムからなる金属
板であり、トナー像担持ベルト3のトナー通過孔17を
中心にして対向するベルト内周面側に、そのベルト内周
面に当接した状態又は所定の間隔をあけて状態で固定配
置されている。また、この対向電極2には、負極性に帯
電するトナーをトナー像担持ベルト3の外周面側に静電
的に引き寄せて付着させるために正極性の直流電圧が第
3電源27から印加されるようになっている。
板であり、トナー像担持ベルト3のトナー通過孔17を
中心にして対向するベルト内周面側に、そのベルト内周
面に当接した状態又は所定の間隔をあけて状態で固定配
置されている。また、この対向電極2には、負極性に帯
電するトナーをトナー像担持ベルト3の外周面側に静電
的に引き寄せて付着させるために正極性の直流電圧が第
3電源27から印加されるようになっている。
【0047】転写ロール4は、例えば支持ロール8aに
支持されているトナー像担持ベルト3の部分に接触して
回転するロールであり、トナーの帯電極性と逆極性の電
圧(正極性の直流電圧)が電源(図示省略)から印加さ
れるようになっている。定着装置5は、例えば、加熱源
を有する加熱ロール5aとこの加熱ロールに圧接して回
転する加圧ロール5bとを有するものである。
支持されているトナー像担持ベルト3の部分に接触して
回転するロールであり、トナーの帯電極性と逆極性の電
圧(正極性の直流電圧)が電源(図示省略)から印加さ
れるようになっている。定着装置5は、例えば、加熱源
を有する加熱ロール5aとこの加熱ロールに圧接して回
転する加圧ロール5bとを有するものである。
【0048】そして、この作像ユニット1においては、
図2や図4に示すように、トナー通過制御部材16とト
ナー像担持ベルト3との間隙については、100〜10
00μm、望ましくは150〜300μmに設定され
る。また、画形剤搬送ロール12と振動電界形成用電極
30の間隙L1と画形剤搬送ロール12とトナー回収用
電極40の間隙L2についてはいずれも、200〜10
00μm、望ましくは300〜600μmに設定され
る。振動電界形成用電極30の厚みとトナー回収用電極
40の厚みについてはいずれも、50〜1000μm、
望ましくは100〜500μmに設定される。
図2や図4に示すように、トナー通過制御部材16とト
ナー像担持ベルト3との間隙については、100〜10
00μm、望ましくは150〜300μmに設定され
る。また、画形剤搬送ロール12と振動電界形成用電極
30の間隙L1と画形剤搬送ロール12とトナー回収用
電極40の間隙L2についてはいずれも、200〜10
00μm、望ましくは300〜600μmに設定され
る。振動電界形成用電極30の厚みとトナー回収用電極
40の厚みについてはいずれも、50〜1000μm、
望ましくは100〜500μmに設定される。
【0049】また、振動電界形成用電極30は、例え
ば、そのトナー通過孔17側の端部30aを、制御電極
18の端部からの離間距離(M1)が50〜2000μ
mとなる位置に配置するとよい。また、振動電界形成用
電極30の画形剤搬送ロール12の回転方向Aに沿う幅
寸法Yは、0.5〜10mm程度に設定するとよい。一
方、トナー回収用電極40については、そのトナー通過
孔17側の端部40aを、制御電極18の端部からの離
間距離(M2)が50〜2000μmとなる位置に配置
するとよい。また、トナー回収用電極40の画形剤搬送
ロール12の回転方向Aに沿う幅寸法は0.5〜10m
m程度に設定するとよい。
ば、そのトナー通過孔17側の端部30aを、制御電極
18の端部からの離間距離(M1)が50〜2000μ
mとなる位置に配置するとよい。また、振動電界形成用
電極30の画形剤搬送ロール12の回転方向Aに沿う幅
寸法Yは、0.5〜10mm程度に設定するとよい。一
方、トナー回収用電極40については、そのトナー通過
孔17側の端部40aを、制御電極18の端部からの離
間距離(M2)が50〜2000μmとなる位置に配置
するとよい。また、トナー回収用電極40の画形剤搬送
ロール12の回転方向Aに沿う幅寸法は0.5〜10m
m程度に設定するとよい。
【0050】本実施例では、トナー通過制御部材16と
トナー像担持ベルト3との間隙を200μm、画形剤搬
送ロール12と振動電界形成用電極30の間隙L1と画
形剤搬送ロール12とトナー回収用電極40の間隙L2
をいずれも500μm、振動電界形成用電極30の厚み
とトナー回収用電極40の厚みをいずれも150μmに
それぞれ設定した。また、トナー通過孔17は、その開
口形状を、画形剤搬送ロール12の回転方向Aに沿う辺
の寸法S1が100μm、画形剤搬送ロール12の回転
軸方向に沿う辺の寸法S2が80μmからなるほぼ長方
形のものとし、その隣接するトナー通過孔17の間隔J
が250μmとなるように設定した(図4参照)。トナ
ー通過制御部材16については、基材として厚さ50μ
mのポリイミドフィルムを使用し、制御電極18及びシ
ールド電極20として銅からなる厚さ12.5μmの電
極を形成した。
トナー像担持ベルト3との間隙を200μm、画形剤搬
送ロール12と振動電界形成用電極30の間隙L1と画
形剤搬送ロール12とトナー回収用電極40の間隙L2
をいずれも500μm、振動電界形成用電極30の厚み
とトナー回収用電極40の厚みをいずれも150μmに
それぞれ設定した。また、トナー通過孔17は、その開
口形状を、画形剤搬送ロール12の回転方向Aに沿う辺
の寸法S1が100μm、画形剤搬送ロール12の回転
軸方向に沿う辺の寸法S2が80μmからなるほぼ長方
形のものとし、その隣接するトナー通過孔17の間隔J
が250μmとなるように設定した(図4参照)。トナ
ー通過制御部材16については、基材として厚さ50μ
mのポリイミドフィルムを使用し、制御電極18及びシ
ールド電極20として銅からなる厚さ12.5μmの電
極を形成した。
【0051】また、この実施の形態では、トナーTとし
て重量平均粒径が9μmのポリエステル系トナーを使用
し、磁性キャリアCとして磁性粉分散型キャリア又は樹
脂コートフェライトキャリアを使用した。トナーTにつ
いては、キャリアとの摩擦帯電により画形剤搬送ロール
12上での帯電量が20μC/gとなり得るように設定
した。
て重量平均粒径が9μmのポリエステル系トナーを使用
し、磁性キャリアCとして磁性粉分散型キャリア又は樹
脂コートフェライトキャリアを使用した。トナーTにつ
いては、キャリアとの摩擦帯電により画形剤搬送ロール
12上での帯電量が20μC/gとなり得るように設定
した。
【0052】このトナーの帯電量については絶対値で5
〜50μC/gの範囲に設定することが望ましい。この
帯電量が50μC/gを超える高い値の場合には、トナ
ーのキャリアに対する付着力が強くなりすぎて、トナー
をクラウド状態にできなくなる。反対に、5μC/gを
下回る値の場合には、トナーのキャリアに対する付着力
が弱くなり、キャリアから自然に遊離した未帯電の又は
帯電の低い遊離トナーが発生するため、制御電極18に
印加する制御電圧により形成される電界によるトナー通
過孔17におけるトナーの通過および不通過の制御を良
好に行えなくなる。最悪の場合には、トナー遮断時にお
いてもトナーがトナー通過孔17をしてトナー像担持ベ
ルト3側に飛翔して付着し、かぶりが発生することがあ
る。
〜50μC/gの範囲に設定することが望ましい。この
帯電量が50μC/gを超える高い値の場合には、トナ
ーのキャリアに対する付着力が強くなりすぎて、トナー
をクラウド状態にできなくなる。反対に、5μC/gを
下回る値の場合には、トナーのキャリアに対する付着力
が弱くなり、キャリアから自然に遊離した未帯電の又は
帯電の低い遊離トナーが発生するため、制御電極18に
印加する制御電圧により形成される電界によるトナー通
過孔17におけるトナーの通過および不通過の制御を良
好に行えなくなる。最悪の場合には、トナー遮断時にお
いてもトナーがトナー通過孔17をしてトナー像担持ベ
ルト3側に飛翔して付着し、かぶりが発生することがあ
る。
【0053】また、画形剤搬送ロール12は前記したよ
うに接地(0V)しており、第1電源25から振動電界
形成用電極30に印加する電圧はピーク間電圧
(VP-P)が1.5kV、周波数が2kHzの交流電
圧、第2電源26からトナー回収電極40に印加する電
圧は−500Vに設定した。また、第3電源27から対
向電極2に印加する電圧は+800Vとした。さらに、
トナー通過制御部材16における制御電極18には、ト
ナーの通過を許可する場合には+150Vの電圧を印加
し、トナーの通過を禁止する(遮断する)場合には−1
50Vの電圧を印加した。
うに接地(0V)しており、第1電源25から振動電界
形成用電極30に印加する電圧はピーク間電圧
(VP-P)が1.5kV、周波数が2kHzの交流電
圧、第2電源26からトナー回収電極40に印加する電
圧は−500Vに設定した。また、第3電源27から対
向電極2に印加する電圧は+800Vとした。さらに、
トナー通過制御部材16における制御電極18には、ト
ナーの通過を許可する場合には+150Vの電圧を印加
し、トナーの通過を禁止する(遮断する)場合には−1
50Vの電圧を印加した。
【0054】次に、このような画像形成装置の動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0055】画像形成時において、図2に示すように、
作像ユニット1の2つのオーガー15は所定の方向に回
転しており、これによりハウジング11の画形剤収容部
11b内においてトナーTと磁性キャリアCよりなる2
成分画形剤を攪拌してトナーを負極性に摩擦帯電させる
とともに循環搬送路内で循環移動させるようにその画形
剤を搬送している。このように循環搬送される2成分画
形剤は、画形剤搬送ロール12と対向する領域におい
て、磁石ロール13の磁力によりスリーブ14上に担持
されるとともに、スリーブ14の回転方向Aにそって搬
送される。スリーブ14上を搬送される2成分画形剤
は、その搬送途中で層厚規制部材19により所定の層厚
に規制される(図5)。
作像ユニット1の2つのオーガー15は所定の方向に回
転しており、これによりハウジング11の画形剤収容部
11b内においてトナーTと磁性キャリアCよりなる2
成分画形剤を攪拌してトナーを負極性に摩擦帯電させる
とともに循環搬送路内で循環移動させるようにその画形
剤を搬送している。このように循環搬送される2成分画
形剤は、画形剤搬送ロール12と対向する領域におい
て、磁石ロール13の磁力によりスリーブ14上に担持
されるとともに、スリーブ14の回転方向Aにそって搬
送される。スリーブ14上を搬送される2成分画形剤
は、その搬送途中で層厚規制部材19により所定の層厚
に規制される(図5)。
【0056】次いで、画形剤搬送ロール12に担持され
た2成分画形剤は、そのスリーブ14の回転に伴ってト
ナー通過制御部材16にむけて搬送されるが、振動電界
形成用電極30を通過する際に、図5に示すように、そ
の電極30と搬送ロール12の間に形成される振動電界
(E1)により、2成分画形剤中のキャリアCからトナ
ーTが引き剥がされ、引き剥がされたトナーTはその電
極30と搬送ロール12上の2成分画形剤間を往復移動
しながら搬送される。すなわち、磁石ロール13の振動
電界形成用電極30との対向領域13aにおいて、磁石
ロール13上に交互に繰り返して配置されたN極とS極
の磁極による磁界により、各磁極上に2成分画形剤の磁
気ブラシの立った状態が形成されることになる。これに
より、磁気ブラシの立った部分が複数存在することで、
磁気ブラシの根元部分からもトナーTが引き剥がされ、
多くのトナーが前記往復運動をするようになる。
た2成分画形剤は、そのスリーブ14の回転に伴ってト
ナー通過制御部材16にむけて搬送されるが、振動電界
形成用電極30を通過する際に、図5に示すように、そ
の電極30と搬送ロール12の間に形成される振動電界
(E1)により、2成分画形剤中のキャリアCからトナ
ーTが引き剥がされ、引き剥がされたトナーTはその電
極30と搬送ロール12上の2成分画形剤間を往復移動
しながら搬送される。すなわち、磁石ロール13の振動
電界形成用電極30との対向領域13aにおいて、磁石
ロール13上に交互に繰り返して配置されたN極とS極
の磁極による磁界により、各磁極上に2成分画形剤の磁
気ブラシの立った状態が形成されることになる。これに
より、磁気ブラシの立った部分が複数存在することで、
磁気ブラシの根元部分からもトナーTが引き剥がされ、
多くのトナーが前記往復運動をするようになる。
【0057】このようにして搬送されるトナーTは、電
極30を通過した後にトナー通過孔17と対向する作像
領域においてクラウド状態となり、浮遊しながらトナー
通過孔17の近傍に運ばれる。
極30を通過した後にトナー通過孔17と対向する作像
領域においてクラウド状態となり、浮遊しながらトナー
通過孔17の近傍に運ばれる。
【0058】そして、トナー通過制御部材16における
制御電極18に正極性の制御電圧が印加されたトナー通
過孔17では、トナーの通過が許可されるため、かかる
トナー通過孔17近傍に存在するトナーTが、画形剤搬
送ロール12と対向電極2の間に形成される電界によ
り、当該トナー通過孔17を通過してトナー像担持ベル
ト3にむけて飛翔し、矢印B方向に回転する担持ベルト
3の外表面に静電的に付着する。
制御電極18に正極性の制御電圧が印加されたトナー通
過孔17では、トナーの通過が許可されるため、かかる
トナー通過孔17近傍に存在するトナーTが、画形剤搬
送ロール12と対向電極2の間に形成される電界によ
り、当該トナー通過孔17を通過してトナー像担持ベル
ト3にむけて飛翔し、矢印B方向に回転する担持ベルト
3の外表面に静電的に付着する。
【0059】一方、制御電極18に負極性の制御電圧が
印加されたトナー通過孔17では、トナーの通過が禁止
されるため、かかるトナー通過孔17近傍に存在するト
ナーTは、当該通過孔17を通過しない。また、このよ
うに作像に関与しなかったトナーTは、クラウド状態の
まま、画形剤搬送ロール12の回転に伴う空気流により
前記作像領域からその回転方向下流側に運ばれる。そし
て、かかるトナーTは、トナー回収用電極40を通過す
る際に、図5に示すように、その電極40と画形剤搬送
ロール12の間に形成される電界(E2)により、その
搬送ロール12側に戻されて当該ロール12上の2成分
画形剤に引き付けられ、その後、オーガー15により新
たに供給されるトナーと共に次の作像工程で再利用され
る。
印加されたトナー通過孔17では、トナーの通過が禁止
されるため、かかるトナー通過孔17近傍に存在するト
ナーTは、当該通過孔17を通過しない。また、このよ
うに作像に関与しなかったトナーTは、クラウド状態の
まま、画形剤搬送ロール12の回転に伴う空気流により
前記作像領域からその回転方向下流側に運ばれる。そし
て、かかるトナーTは、トナー回収用電極40を通過す
る際に、図5に示すように、その電極40と画形剤搬送
ロール12の間に形成される電界(E2)により、その
搬送ロール12側に戻されて当該ロール12上の2成分
画形剤に引き付けられ、その後、オーガー15により新
たに供給されるトナーと共に次の作像工程で再利用され
る。
【0060】このような作像工程によりトナー像担持ベ
ルト3には、作像ユニット1から画像情報に応じて選択
的に噴射されるトナーからなるトナー像が形成される。
このトナー像担持ベルト3上のトナー像は、その担持ベ
ルト3と転写ロール4の間に所定のタイミングで搬送供
給される記録用紙Pに対して静電的に転写され、しかる
後、その記録用紙Pが定着装置5を通過するように搬送
されて加熱ロール5aと加圧ロール5bの間で加熱加圧
されることにより定着される。以上の工程を経ることに
より、基本的な画像形成が行われる。
ルト3には、作像ユニット1から画像情報に応じて選択
的に噴射されるトナーからなるトナー像が形成される。
このトナー像担持ベルト3上のトナー像は、その担持ベ
ルト3と転写ロール4の間に所定のタイミングで搬送供
給される記録用紙Pに対して静電的に転写され、しかる
後、その記録用紙Pが定着装置5を通過するように搬送
されて加熱ロール5aと加圧ロール5bの間で加熱加圧
されることにより定着される。以上の工程を経ることに
より、基本的な画像形成が行われる。
【0061】以上のように、この画像形成装置では、特
に、画形剤搬送ロール12により磁気ブラシ状に担持し
て搬送する2成分画形剤を振動電界形成用電極30によ
り形成される振動電界内を通過させることで、2成分画
形剤中のキャリアCからトナーTを引き剥がしつつ作像
領域でクラウド状態にしてからトナー通過孔17の近傍
に運ぶようにしているため、その搬送ロール12と制御
電極18の離間距離(W)が比較的大きい条件下であっ
ても、トナーをトナー通過孔12を通してトナー像担持
ベルト3にむけて良好に飛翔させることできる。また、
この際、制御電極18により形成する電界がトナー通過
孔17におけるトナーの通過を可能にする程度の強度の
電界で十分であることから、制御電極18に印加する制
御電圧については、例えば前記したような150V程度
の小さい電圧で済み、特に大きくする必要がない。
に、画形剤搬送ロール12により磁気ブラシ状に担持し
て搬送する2成分画形剤を振動電界形成用電極30によ
り形成される振動電界内を通過させることで、2成分画
形剤中のキャリアCからトナーTを引き剥がしつつ作像
領域でクラウド状態にしてからトナー通過孔17の近傍
に運ぶようにしているため、その搬送ロール12と制御
電極18の離間距離(W)が比較的大きい条件下であっ
ても、トナーをトナー通過孔12を通してトナー像担持
ベルト3にむけて良好に飛翔させることできる。また、
この際、制御電極18により形成する電界がトナー通過
孔17におけるトナーの通過を可能にする程度の強度の
電界で十分であることから、制御電極18に印加する制
御電圧については、例えば前記したような150V程度
の小さい電圧で済み、特に大きくする必要がない。
【0062】しかも、この実施の形態では、磁石ロール
13の振動電界形成用電極30との対向してN極とS極
の磁極が交互に配された領域13aの幅Xをその磁極の
幅Yよりも広くしているため、電極30と対向する領域
において、2成分画形剤の磁気ブラシの立った部分の高
さをほぼ同じ高さにすることができ、効率よく2成分画
形剤中のキャリアCからナーTを引き剥がすことができ
る。これにより、作像領域で十分な量のトナーを確実に
クラウド状態にすることが可能となる。
13の振動電界形成用電極30との対向してN極とS極
の磁極が交互に配された領域13aの幅Xをその磁極の
幅Yよりも広くしているため、電極30と対向する領域
において、2成分画形剤の磁気ブラシの立った部分の高
さをほぼ同じ高さにすることができ、効率よく2成分画
形剤中のキャリアCからナーTを引き剥がすことができ
る。これにより、作像領域で十分な量のトナーを確実に
クラウド状態にすることが可能となる。
【0063】したがって、この画像形成装置では、制御
電極18に印加する電圧を比較的大きめにしたり、ある
いは制御電極18と画形剤搬送ロール12の離間距離を
比較的小さめにすることなく、安定したトナーの飛翔性
を確保することができるようになる。この結果、トナー
の飛翔性能に起因した濃度変動等のような画質欠陥が発
生することのない良質な画像形成を行うことができる。
しかも、このような安定したトナーの飛翔性の確保ひい
ては良質の画像形成の実現は、平均粒径が小さい小粒径
のトナーを使用した場合であっても、確実に得られる。
電極18に印加する電圧を比較的大きめにしたり、ある
いは制御電極18と画形剤搬送ロール12の離間距離を
比較的小さめにすることなく、安定したトナーの飛翔性
を確保することができるようになる。この結果、トナー
の飛翔性能に起因した濃度変動等のような画質欠陥が発
生することのない良質な画像形成を行うことができる。
しかも、このような安定したトナーの飛翔性の確保ひい
ては良質の画像形成の実現は、平均粒径が小さい小粒径
のトナーを使用した場合であっても、確実に得られる。
【0064】また、この画像形成装置では、作像工程に
関与しないクラウド状態にあるトナーがトナー回収用電
極40により形成される電界により画形剤搬送ロール1
2に確実に回収されるため、かかるトナーがトナー通過
孔17等に不用意に付着することや或る隙間等から機外
に漏れ出るようなことがほとんどない。この結果、トナ
ー通過孔17がトナーの付着により目詰まりしてトナー
通過制御部材16の性能(特に解像度)が低下すること
や、トナー漏れにより装置内が汚れることが抑制される
ため、良質な画像形成を長期にわたり安定して行うこと
ができる。
関与しないクラウド状態にあるトナーがトナー回収用電
極40により形成される電界により画形剤搬送ロール1
2に確実に回収されるため、かかるトナーがトナー通過
孔17等に不用意に付着することや或る隙間等から機外
に漏れ出るようなことがほとんどない。この結果、トナ
ー通過孔17がトナーの付着により目詰まりしてトナー
通過制御部材16の性能(特に解像度)が低下すること
や、トナー漏れにより装置内が汚れることが抑制される
ため、良質な画像形成を長期にわたり安定して行うこと
ができる。
【0065】なお、この実施の形態1では、トナー像担
持回転体としてトナー像担持ベルト3を使用する場合に
ついて例示したが、そのベルト3に代えて、例えばトナ
ー像担持ドラム等の異なる形態からなるトナー像担持回
転体を使用するように構成しても構わない。
持回転体としてトナー像担持ベルト3を使用する場合に
ついて例示したが、そのベルト3に代えて、例えばトナ
ー像担持ドラム等の異なる形態からなるトナー像担持回
転体を使用するように構成しても構わない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、制御電極に印加する電圧を比較的大きめ
に設定したり、あるいは制御電極と画形剤搬送体の離間
距離を比較的小さめに設定することなく、簡易な構成で
もって安定したトナーの飛翔性を確保して良質な画像形
成を行うことができる。しかも、この際、トナーをキャ
リアから良好に引き剥がすことができる。また、その画
像形成時においてキャリアに起因したトナー通過制御部
材におけるトナー通過孔の目詰まりや制御電極と画形剤
搬送体間でのリークが発生することもない。そして、こ
のような効果は、たとえ小粒径のトナーを使用した場合
であっても同様に得ることができため、より高画質の画
像が得られる画像形成を行うことも可能となる。
装置によれば、制御電極に印加する電圧を比較的大きめ
に設定したり、あるいは制御電極と画形剤搬送体の離間
距離を比較的小さめに設定することなく、簡易な構成で
もって安定したトナーの飛翔性を確保して良質な画像形
成を行うことができる。しかも、この際、トナーをキャ
リアから良好に引き剥がすことができる。また、その画
像形成時においてキャリアに起因したトナー通過制御部
材におけるトナー通過孔の目詰まりや制御電極と画形剤
搬送体間でのリークが発生することもない。そして、こ
のような効果は、たとえ小粒径のトナーを使用した場合
であっても同様に得ることができため、より高画質の画
像が得られる画像形成を行うことも可能となる。
【図1】 実施の形態1に係る画像形成装置の全体を示
す概要図。
す概要図。
【図2】 作像ユニットを主に示す拡大断面図。
【図3】 (a)はトナー通過制御部材におけるトナー
通過孔及びその制御電極の構成を示す一部平面図、
(b)は(a)のB−B線に沿う断面図。
通過孔及びその制御電極の構成を示す一部平面図、
(b)は(a)のB−B線に沿う断面図。
【図4】 作像ユニットの要部(作像領域部及びその周
辺部)の構成を示す説明図。
辺部)の構成を示す説明図。
【図5】 画像形成時における作像ユニットの要部の状
態を示す説明図。
態を示す説明図。
【図6】 従来のトナージェット方式による画像形成部
の構成を模式的に示す説明図。
の構成を模式的に示す説明図。
2…対向電極、12…画形剤搬送ロール(画形剤搬送
体)、13…磁石ロール(磁界発生部材)、13a…対
向領域、14…スリーブ(円筒部材)、16…トナー通
過制御部材、17…トナー通過孔、18…制御電極、3
0…電界形成用電極、40…トナー回収用電極、T…ト
ナー、C…磁性キャリア、A…回転方向。
体)、13…磁石ロール(磁界発生部材)、13a…対
向領域、14…スリーブ(円筒部材)、16…トナー通
過制御部材、17…トナー通過孔、18…制御電極、3
0…電界形成用電極、40…トナー回収用電極、T…ト
ナー、C…磁性キャリア、A…回転方向。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C162 AE25 AE31 AE32 AE47 AE74
AE79 AE84 AJ10 AJ26 CA02
CA12 CA24
2H029 DB04
2H031 AA01 AB02 AB09 AC08 AC19
AC30 AC33 BA05 BA09 DA05
EA03
Claims (3)
- 【請求項1】 周面に複数の磁極が配置された磁界発生
部材とその磁界発生部材の外側で回転する回転部材から
なり、その回転部材上に所定の極性に帯電されたトナー
と磁性キャリアからなる2成分画形剤を磁気ブラシ状に
担持して搬送する画形剤搬送体と、この画形剤搬送体と
対向配置された対向電極と、この対向電極と前記画形剤
搬送体との間に配置され、複数のトナー通過孔とその各
通過孔におけるトナーの通過及び遮断を画像情報に応じ
て制御する制御電極を形成してなるトナー通過制御部材
とを備えた画像形成装置において、 前記トナー通過制御部材におけるトナー通過孔の前記画
形剤搬送体の回転方向上流側であってその画形剤搬送体
と間隔をあけて対向する位置に、その画形剤搬送体との
間に振動電界を形成するための電圧を印加する振動電界
形成用電極を配置し、 かつ、前記画形剤搬送体における磁界発生部材の前記振
動電界形成用電極と対向する部分に、N極の磁極とS極
の磁極を円筒部材の回転方向に対して交互に複数繰り返
した状態で配置することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記磁極を交互に複数繰り返した状態で
配置する磁界発生部材の領域を、前記振動電界形成用電
極の円筒部材の回転方向における幅よりも広く設定した
請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記トナー通過制御部材におけるトナー
通過孔の前記画形剤搬送体の回転方向下流側となる位置
であってその画形剤搬送体と間隔をあけて対向する位置
に、トナーの帯電極性と同極性の電圧を印加するトナー
回収用電極を配置した請求項1又は2に記載の画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001286862A JP2003094710A (ja) | 2001-09-20 | 2001-09-20 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001286862A JP2003094710A (ja) | 2001-09-20 | 2001-09-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 2001-09-20 JP JP2001286862A patent/JP2003094710A/ja active Pending
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