JPH1165299A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH1165299A JPH1165299A JP9223508A JP22350897A JPH1165299A JP H1165299 A JPH1165299 A JP H1165299A JP 9223508 A JP9223508 A JP 9223508A JP 22350897 A JP22350897 A JP 22350897A JP H1165299 A JPH1165299 A JP H1165299A
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/10—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
- G03G15/101—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer for wetting the recording material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現像装置(現像電極)の表面に付着したトナ
ーと逆極性のイオンによって発生する汚れを防止し、長
期間に亘って良好な画質が得られるような画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 回動式の現像手段(現像装置4)の表面
が現像領域Dを通過した後から掻き取り手段(掻き取り
装置9)の位置に至るまでの間の領域内であって、現像
手段4の表面に対向した位置に、トナー粒子と逆極性の
イオンを現像手段の表面から引き離す方向の電界を付与
する電界付与手段(電界付与電極15)を設ける。
ーと逆極性のイオンによって発生する汚れを防止し、長
期間に亘って良好な画質が得られるような画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 回動式の現像手段(現像装置4)の表面
が現像領域Dを通過した後から掻き取り手段(掻き取り
装置9)の位置に至るまでの間の領域内であって、現像
手段4の表面に対向した位置に、トナー粒子と逆極性の
イオンを現像手段の表面から引き離す方向の電界を付与
する電界付与手段(電界付与電極15)を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、オンデマンド型の湿式カラー画像形成装置に
適用して好適なものである。
し、特に、オンデマンド型の湿式カラー画像形成装置に
適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】液体現像剤を用いて電子写真法により転
写材に画像を記録するオンデマンド型の画像形成装置と
しては、従来一般に図11に示すような構成を有する装
置が使用されている。
写材に画像を記録するオンデマンド型の画像形成装置と
しては、従来一般に図11に示すような構成を有する装
置が使用されている。
【0003】図11において、1は感光ドラムである像
担持体であり、この像担持体1は図11において矢印で
示す方向(時計方向)に回転される。また、像担持体1
の周囲には、像担持体1の回転方向に沿って、帯電装置
2,露光装置3,回動式の現像装置(現像電極)4,ス
クイーズ装置5,転写装置6,クリーニングブレード
7,及び除電装置8が順次に配設されている。そして、
帯電装置2は図示しない電源に接続されており、転写装
置6はコロナ帯電器を用いて電源E2 に接続されてい
る。
担持体であり、この像担持体1は図11において矢印で
示す方向(時計方向)に回転される。また、像担持体1
の周囲には、像担持体1の回転方向に沿って、帯電装置
2,露光装置3,回動式の現像装置(現像電極)4,ス
クイーズ装置5,転写装置6,クリーニングブレード
7,及び除電装置8が順次に配設されている。そして、
帯電装置2は図示しない電源に接続されており、転写装
置6はコロナ帯電器を用いて電源E2 に接続されてい
る。
【0004】次に、図9の画像形成装置の動作について
述べると、以下の通りである。まず、像担持体1が回転
する過程において帯電装置2により像担持体1の表面
(感光面)が例えば正(+)に帯電され、次いで露光装
置3により像担持体1の表面が露光されてこの表面に静
電潜像10が形成される。次いで、回動式の現像装置
(現像電極)4により液体現像剤11が像担持体1の表
面に付与され、この表面に静電潜像10に基いてトナー
像12が形成される。なお、液体現像剤11は正(+)
または負(−)に帯電したトナー粒子を絶縁性液体に分
散してなるものである。ここでは、トナー粒子を正
(+)に帯電するようにしている。従って、現像装置4
から液体現像剤11が像担持体1の静電潜像10に供給
され、これに伴い液体現像剤11に含まれる正(+)の
トナー粒子が静電潜像10へ電気泳動され、現像処理が
なされる。
述べると、以下の通りである。まず、像担持体1が回転
する過程において帯電装置2により像担持体1の表面
(感光面)が例えば正(+)に帯電され、次いで露光装
置3により像担持体1の表面が露光されてこの表面に静
電潜像10が形成される。次いで、回動式の現像装置
(現像電極)4により液体現像剤11が像担持体1の表
面に付与され、この表面に静電潜像10に基いてトナー
像12が形成される。なお、液体現像剤11は正(+)
または負(−)に帯電したトナー粒子を絶縁性液体に分
散してなるものである。ここでは、トナー粒子を正
(+)に帯電するようにしている。従って、現像装置4
から液体現像剤11が像担持体1の静電潜像10に供給
され、これに伴い液体現像剤11に含まれる正(+)の
トナー粒子が静電潜像10へ電気泳動され、現像処理が
なされる。
【0005】次いで、現像後にスクイーズ装置5により
像担持体1に存在する液体現像剤11における余剰な絶
縁性液が取り除かれる。その後、搬送ローラ14により
転写材13が像担持体1へ搬送され、転写装置6により
転写材13の背面からトナー像12のトナー粒子とは逆
極性の電荷、例えば負(−)の電荷が付与され、これに
応じて、像担持体1のトナー像12を形成するトナー粒
子が転写材13に吸引されてトナー像12が転写材13
に転写される。その後、クリーニングブレード7により
像担持体1の表面に残留するトナー粒子が取り除かれる
と共に、除電装置9により像担持体1の表面に残留する
電荷が取り除かれる。また、現像装置4に付着している
トナーは、現像領域Dを通過した後に、掻き取り装置9
によって除去される。
像担持体1に存在する液体現像剤11における余剰な絶
縁性液が取り除かれる。その後、搬送ローラ14により
転写材13が像担持体1へ搬送され、転写装置6により
転写材13の背面からトナー像12のトナー粒子とは逆
極性の電荷、例えば負(−)の電荷が付与され、これに
応じて、像担持体1のトナー像12を形成するトナー粒
子が転写材13に吸引されてトナー像12が転写材13
に転写される。その後、クリーニングブレード7により
像担持体1の表面に残留するトナー粒子が取り除かれる
と共に、除電装置9により像担持体1の表面に残留する
電荷が取り除かれる。また、現像装置4に付着している
トナーは、現像領域Dを通過した後に、掻き取り装置9
によって除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置では、現像装置4の表面に残留
したトナーと逆極性のイオン(トナーと反対の極性を有
するイオン)によって汚れが発生することがあり、特に
縦長の連続画像を印刷したときにそれが顕著である。
うな従来の画像形成装置では、現像装置4の表面に残留
したトナーと逆極性のイオン(トナーと反対の極性を有
するイオン)によって汚れが発生することがあり、特に
縦長の連続画像を印刷したときにそれが顕著である。
【0007】このような汚れが発生する原因について図
12〜図14を参照して具体的に述べると、次の通りで
ある。液体現像剤として正(+)に帯電したトナーを用
いて、像担持体1にトナー像12を形成する場合、図1
2に示すように画像形成領域Kでは像担持体1と現像電
極4との間の電位差によって現像電極4から像担持体1
に向かう現像電界18が形成され、この現像電界18に
よって正(+)に帯電したトナー粒子19が像担持体1
の表面に向かって移動して付着し、トナーと逆極性の負
イオン20が現像装置4側に移動して付着する。現像装
置4に付着した逆極性の負イオン21は、図13におい
て矢印で示す如く掻き取り装置9の先端部と現像装置4
の表面との間に発生する溶媒22の流動に伴って搬送さ
れ、その一部は溶媒22と共に除去されるが、現像装置
4の表面の近傍に存在する負イオン23は掻き取り装置
9をくぐり抜け、現像装置4に付着したまま再び現像領
域Dに移送される。
12〜図14を参照して具体的に述べると、次の通りで
ある。液体現像剤として正(+)に帯電したトナーを用
いて、像担持体1にトナー像12を形成する場合、図1
2に示すように画像形成領域Kでは像担持体1と現像電
極4との間の電位差によって現像電極4から像担持体1
に向かう現像電界18が形成され、この現像電界18に
よって正(+)に帯電したトナー粒子19が像担持体1
の表面に向かって移動して付着し、トナーと逆極性の負
イオン20が現像装置4側に移動して付着する。現像装
置4に付着した逆極性の負イオン21は、図13におい
て矢印で示す如く掻き取り装置9の先端部と現像装置4
の表面との間に発生する溶媒22の流動に伴って搬送さ
れ、その一部は溶媒22と共に除去されるが、現像装置
4の表面の近傍に存在する負イオン23は掻き取り装置
9をくぐり抜け、現像装置4に付着したまま再び現像領
域Dに移送される。
【0008】このように負イオン23が現像装置4に付
着した状態で、像担持体1の表面上に画像を形成しない
白地印刷を行った場合、像担持体1の表面の電位が現像
装置4より高くなるため、図14に示すように像担持体
1から現像装置4に向かう現像電界24が形成され、こ
の現像電界24によって正(+)に帯電したトナー粒子
19が現像装置4の表面に向かって移動して付着する
が、現像装置4の表面に存在する負イオン23によっ
て、負(−)の極性を帯びた、すなわち極性が反転した
トナー粒子25が発生し、この負極性のトナー粒子25
が前記現像電界24の作用によって像担持体1側に移動
して付着する現象が発生し、これに起因して印刷後の白
地部に汚れが発生する場合がある。
着した状態で、像担持体1の表面上に画像を形成しない
白地印刷を行った場合、像担持体1の表面の電位が現像
装置4より高くなるため、図14に示すように像担持体
1から現像装置4に向かう現像電界24が形成され、こ
の現像電界24によって正(+)に帯電したトナー粒子
19が現像装置4の表面に向かって移動して付着する
が、現像装置4の表面に存在する負イオン23によっ
て、負(−)の極性を帯びた、すなわち極性が反転した
トナー粒子25が発生し、この負極性のトナー粒子25
が前記現像電界24の作用によって像担持体1側に移動
して付着する現象が発生し、これに起因して印刷後の白
地部に汚れが発生する場合がある。
【0009】特に、縦長の連続画像の印刷を行った場合
には、トナーと逆極性の負イオン23が現像装置4側に
連続的に供給されて現像電極面に付着している負イオン
23の付着密度が高くなるため、縦長の連続画像の印刷
を行った後の白地部に、逆極性化したトナーによる汚れ
が発生し易くなる。
には、トナーと逆極性の負イオン23が現像装置4側に
連続的に供給されて現像電極面に付着している負イオン
23の付着密度が高くなるため、縦長の連続画像の印刷
を行った後の白地部に、逆極性化したトナーによる汚れ
が発生し易くなる。
【0010】このような問題に対して、従来では、現像
装置4のクリーニングブレード7の先端部分の精度を向
上させて掻き取り性能を向上させる一方、クリーニング
ブレード7が摩耗した場合にはすぐに交換することで対
処してきたが、印刷速度の高速化とともにクリーニング
ブレード7の摩耗期間も短くなり、メンテナンス費用が
嵩むという大きな問題点があるのが実状である。
装置4のクリーニングブレード7の先端部分の精度を向
上させて掻き取り性能を向上させる一方、クリーニング
ブレード7が摩耗した場合にはすぐに交換することで対
処してきたが、印刷速度の高速化とともにクリーニング
ブレード7の摩耗期間も短くなり、メンテナンス費用が
嵩むという大きな問題点があるのが実状である。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、現像装置(現像電極)
の表面に付着したトナーと逆極性のイオンによって発生
する汚れを防止し、長期間に亘って良好な画質が得られ
るような画像形成装置を提供することにある。
れたものであって、その目的は、現像装置(現像電極)
の表面に付着したトナーと逆極性のイオンによって発生
する汚れを防止し、長期間に亘って良好な画質が得られ
るような画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、像担持体と、この像担持体の表面に
静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像
に液体現像剤を供給してトナー像を形成する回動式の現
像手段と、前記現像手段が現像領域を通過した後に前記
現像手段の表面に付着した液体現像剤を除去する掻き取
り手段と、前記トナー像を形成した後に前記像担持体の
表面にある余剰の液体現像剤を除去する除去手段と、前
記像担持体の表面に形成された前記トナー像を転写材の
表面に転写する転写手段とを少なくとも備えた画像形成
装置において、前記回動式の現像手段の表面が前記現像
領域を通過した後から前記掻き取り手段の位置に至るま
での間の領域内であって、前記現像手段の表面に対向し
た位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを前記現像手段
の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付与手段
を設けるようにしている。
めに、本発明では、像担持体と、この像担持体の表面に
静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像
に液体現像剤を供給してトナー像を形成する回動式の現
像手段と、前記現像手段が現像領域を通過した後に前記
現像手段の表面に付着した液体現像剤を除去する掻き取
り手段と、前記トナー像を形成した後に前記像担持体の
表面にある余剰の液体現像剤を除去する除去手段と、前
記像担持体の表面に形成された前記トナー像を転写材の
表面に転写する転写手段とを少なくとも備えた画像形成
装置において、前記回動式の現像手段の表面が前記現像
領域を通過した後から前記掻き取り手段の位置に至るま
での間の領域内であって、前記現像手段の表面に対向し
た位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを前記現像手段
の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付与手段
を設けるようにしている。
【0013】また、本発明では、上述の画像形成装置に
おいて、前記電界付与手段と現像手段との間の空隙部或
いは前記電界付与手段と現像手段との接触部に、液体現
像剤或いは現像液用溶剤を供給する供給手段を配設する
ようにしている。
おいて、前記電界付与手段と現像手段との間の空隙部或
いは前記電界付与手段と現像手段との接触部に、液体現
像剤或いは現像液用溶剤を供給する供給手段を配設する
ようにしている。
【0014】また、本発明では、像担持体と、この像担
持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像に液体現像剤を供給してトナー像を形成す
る回動式の現像手段と、前記現像手段が現像領域を通過
した後に前記現像手段の表面に付着した液体現像剤を除
去する掻き取り手段と、前記トナー像を形成した後に前
記像担持体の表面にある余剰の液体現像剤を除去する除
去手段と、前記像担持体の表面に形成された前記トナー
像を転写材の表面に転写する転写手段とを少なくとも備
えた画像形成装置において、前記掻き取り手段に、トナ
ー粒子と逆極性のイオンを前記現像手段の表面から引き
離す方向の電界を付与する電界付与機能を付与せしめる
ようにしている。
持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像に液体現像剤を供給してトナー像を形成す
る回動式の現像手段と、前記現像手段が現像領域を通過
した後に前記現像手段の表面に付着した液体現像剤を除
去する掻き取り手段と、前記トナー像を形成した後に前
記像担持体の表面にある余剰の液体現像剤を除去する除
去手段と、前記像担持体の表面に形成された前記トナー
像を転写材の表面に転写する転写手段とを少なくとも備
えた画像形成装置において、前記掻き取り手段に、トナ
ー粒子と逆極性のイオンを前記現像手段の表面から引き
離す方向の電界を付与する電界付与機能を付与せしめる
ようにしている。
【0015】また、本発明では、像担持体と、この像担
持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像に液体現像剤を供給してトナー像を形成す
る回動式の現像手段と、前記現像手段が現像領域を通過
した後に前記現像手段の表面に付着した液体現像剤を除
去する掻き取り手段と、前記トナー像を形成した後に前
記像担持体の表面にある余剰の液体現像剤を除去する除
去手段と、前記像担持体の表面に形成された前記トナー
像を転写材の表面に転写する転写手段とを少なくとも備
えた画像形成装置において、前記回動式の現像手段の表
面が前記掻き取り手段を通過した後から前記現像領域に
至るまでの間の領域内であって、前記現像手段の表面に
対向した位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを前記現
像手段の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付
与手段を設けるようにしている。
持体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像に液体現像剤を供給してトナー像を形成す
る回動式の現像手段と、前記現像手段が現像領域を通過
した後に前記現像手段の表面に付着した液体現像剤を除
去する掻き取り手段と、前記トナー像を形成した後に前
記像担持体の表面にある余剰の液体現像剤を除去する除
去手段と、前記像担持体の表面に形成された前記トナー
像を転写材の表面に転写する転写手段とを少なくとも備
えた画像形成装置において、前記回動式の現像手段の表
面が前記掻き取り手段を通過した後から前記現像領域に
至るまでの間の領域内であって、前記現像手段の表面に
対向した位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを前記現
像手段の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付
与手段を設けるようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1〜図10を参照して説明する。なお、図図1〜図1
0において、図11〜図14と同様の部分には同一の符
号を付して重複する説明を省略する。
図1〜図10を参照して説明する。なお、図図1〜図1
0において、図11〜図14と同様の部分には同一の符
号を付して重複する説明を省略する。
【0017】図1は、本発明を適用した画像形成装置の
第1実施形態を示すものであって、この第1実施形態に
係る画像形成装置においては、現像領域Dと掻き取り装
置9との間に電界付与電極15が電界付与手段として設
けられている。すなわち、回動式の現像装置(現像手
段)4の表面が現像領域Dを通過した後から掻き取り装
置(掻き取り手段)9の位置に至るまでの間の領域内で
あって、現像装置4の表面に対向した位置に、トナーと
逆極性のイオンを現像装置1の表面から引き離す方向の
電界を付与する電界付与電極15が電界付与手段として
設けられている。
第1実施形態を示すものであって、この第1実施形態に
係る画像形成装置においては、現像領域Dと掻き取り装
置9との間に電界付与電極15が電界付与手段として設
けられている。すなわち、回動式の現像装置(現像手
段)4の表面が現像領域Dを通過した後から掻き取り装
置(掻き取り手段)9の位置に至るまでの間の領域内で
あって、現像装置4の表面に対向した位置に、トナーと
逆極性のイオンを現像装置1の表面から引き離す方向の
電界を付与する電界付与電極15が電界付与手段として
設けられている。
【0018】この電界付与電極15は、現像装置4の表
面に付着したイオンを現像装置4の表面から引き離す方
向の電界を付与するのに有効な一例である。前記電界付
与電極15としては、例えばワイヤ或いは棒電極や板状
電極等が用いられ、本実施形態においては図1及び図2
(a)に示すように1本のワイヤ或いは棒電極から成る
電界付与電極15が現像装置4の軸方向に沿って平行に
配置されて現像装置4の表面に対して僅かな間隔を隔て
て対向配置されている。なお、図2(b)に示すように
現像装置4の周方向に沿って複数本の電界付与電極15
を配置するようにしても良い。そして、電界付与電極1
5には図1に示すように電源E1 が接続され、この電源
E1 から電界付与電極15に直流電圧或いは直流を重畳
した交流電圧が印加される。これにより、図3に示すよ
うに、電界付与電極15と印刷装置4との間の領域には
現像装置4の表面に付着した負イオン21を現像装置4
の表面から引き離す方向の電界26、すなわち贈担持体
1から現像装置4に向かう方向の電界26が付与(発
生)されるようになっている。
面に付着したイオンを現像装置4の表面から引き離す方
向の電界を付与するのに有効な一例である。前記電界付
与電極15としては、例えばワイヤ或いは棒電極や板状
電極等が用いられ、本実施形態においては図1及び図2
(a)に示すように1本のワイヤ或いは棒電極から成る
電界付与電極15が現像装置4の軸方向に沿って平行に
配置されて現像装置4の表面に対して僅かな間隔を隔て
て対向配置されている。なお、図2(b)に示すように
現像装置4の周方向に沿って複数本の電界付与電極15
を配置するようにしても良い。そして、電界付与電極1
5には図1に示すように電源E1 が接続され、この電源
E1 から電界付与電極15に直流電圧或いは直流を重畳
した交流電圧が印加される。これにより、図3に示すよ
うに、電界付与電極15と印刷装置4との間の領域には
現像装置4の表面に付着した負イオン21を現像装置4
の表面から引き離す方向の電界26、すなわち贈担持体
1から現像装置4に向かう方向の電界26が付与(発
生)されるようになっている。
【0019】このような構成の画像形成装置によれば、
現像装置4の表面が現像領域Dを通過した後から掻き取
り装置9の位置に至るまでの間の領域に設けられた電界
付与電極15により、現像装置4の表面に付着した負イ
オン21を現像装置4の表面から引き離す方向の電界2
6が付与されるため、掻き取り装置9にて掻き取られる
溶媒27の中に負イオンが集中され、多くの負イオンが
溶媒30と共に掻き取られることとなる(図3参照)。
その結果、掻き取り装置9を通過した後の現像装置4の
表面上における負イオン量を低減させることができ、印
刷後の白地部に汚れが発生するのを防止することができ
る。
現像装置4の表面が現像領域Dを通過した後から掻き取
り装置9の位置に至るまでの間の領域に設けられた電界
付与電極15により、現像装置4の表面に付着した負イ
オン21を現像装置4の表面から引き離す方向の電界2
6が付与されるため、掻き取り装置9にて掻き取られる
溶媒27の中に負イオンが集中され、多くの負イオンが
溶媒30と共に掻き取られることとなる(図3参照)。
その結果、掻き取り装置9を通過した後の現像装置4の
表面上における負イオン量を低減させることができ、印
刷後の白地部に汚れが発生するのを防止することができ
る。
【0020】次に、本発明の第2実施形態に係る画像形
成装置について図4を参照して説明する。この第2実施
形態に係る画像形成装置では、図4に示すように、画像
形成装置の電界付与電極15と現像装置4との間の空隙
部或いは前記電界付与電極15と現像装置4との接触部
に現像液(液体現像剤又は現像液用溶剤)を供給する現
像液供給装置16が配設されている。この現像液供給装
置16は、現像装置4の表面に付着したイオンを電界付
与電極15にて発生される電界によって現像装置4の表
面から引き離し易くする手段の有効な一例である。現像
液供給装置16としては、図5に示す如きノズル形式の
ものが一例として挙げられるが、その他に現像液供給装
置16と電界付与電極15とを共に兼用した部材とする
ことも可能である。すなわち、図6に示すような管状或
いはローラ状の電界付与電極15を用いると共にその電
界付与電極15の内部から現像液を供給するように構成
し、電界付与電極15に現像液供給装置16としての機
能を具備させることも可能である。
成装置について図4を参照して説明する。この第2実施
形態に係る画像形成装置では、図4に示すように、画像
形成装置の電界付与電極15と現像装置4との間の空隙
部或いは前記電界付与電極15と現像装置4との接触部
に現像液(液体現像剤又は現像液用溶剤)を供給する現
像液供給装置16が配設されている。この現像液供給装
置16は、現像装置4の表面に付着したイオンを電界付
与電極15にて発生される電界によって現像装置4の表
面から引き離し易くする手段の有効な一例である。現像
液供給装置16としては、図5に示す如きノズル形式の
ものが一例として挙げられるが、その他に現像液供給装
置16と電界付与電極15とを共に兼用した部材とする
ことも可能である。すなわち、図6に示すような管状或
いはローラ状の電界付与電極15を用いると共にその電
界付与電極15の内部から現像液を供給するように構成
し、電界付与電極15に現像液供給装置16としての機
能を具備させることも可能である。
【0021】このように構成した第2実施形態に係る画
像形成装置よれば、現像液供給装置16を設けて現像液
を電界付与電極15と現像装置4との間に供給するよう
にしたことにより、電界付与電極15と現像装置4との
間に十分な液膜が形成されることとなり、現像装置4付
近の負イオンを現像装置4の表面からより遠くへ引き離
すことができる。そのため、掻き取り装置9を通過した
後の現像装置4の表面上の負イオン量の低減効果をより
効果的に得ることができる。
像形成装置よれば、現像液供給装置16を設けて現像液
を電界付与電極15と現像装置4との間に供給するよう
にしたことにより、電界付与電極15と現像装置4との
間に十分な液膜が形成されることとなり、現像装置4付
近の負イオンを現像装置4の表面からより遠くへ引き離
すことができる。そのため、掻き取り装置9を通過した
後の現像装置4の表面上の負イオン量の低減効果をより
効果的に得ることができる。
【0022】次に、本発明の第3実施形態に係る画像形
成装置について図7を参照して説明する。この第3実施
形態に係る画像形成装置では、現像装置4の表面に付着
した液体現像剤11を除去する掻き取り装置9に、トナ
ー粒子と逆極性のイオンを現像装置の表面から引き離す
方向の電界を作用させるための電位が付与されており、
これにより、掻き取り装置9には電界付与機能が付与せ
しめれられている。このような電位が付与された掻き取
り装置9は、現像装置4の表面に付着した負イオンを現
像装置4の表面から引き離す方向の電界を付与する手段
としての有効な一例である。電位が付与される掻き取り
装置9としては、半導電性のゴムブレード等が有効であ
る。そして、電位を付与すべく掻き取り装置9には図7
に示すように電源E3 が接続され、この電源E3 から掻
き取り装置9に直流電圧或いは直流を重畳した交流電圧
が印加されるようになっている。これにより、図8に示
す如く掻き取り装置9の先端部(掻き取り部)の表面2
8から現像装置4の表面に向かう電界29、すなわち負
イオン21を現像装置4の表面から引き離す方向の電界
29が現像装置4と掻き取り装置9との間に付与される
ようになっている。
成装置について図7を参照して説明する。この第3実施
形態に係る画像形成装置では、現像装置4の表面に付着
した液体現像剤11を除去する掻き取り装置9に、トナ
ー粒子と逆極性のイオンを現像装置の表面から引き離す
方向の電界を作用させるための電位が付与されており、
これにより、掻き取り装置9には電界付与機能が付与せ
しめれられている。このような電位が付与された掻き取
り装置9は、現像装置4の表面に付着した負イオンを現
像装置4の表面から引き離す方向の電界を付与する手段
としての有効な一例である。電位が付与される掻き取り
装置9としては、半導電性のゴムブレード等が有効であ
る。そして、電位を付与すべく掻き取り装置9には図7
に示すように電源E3 が接続され、この電源E3 から掻
き取り装置9に直流電圧或いは直流を重畳した交流電圧
が印加されるようになっている。これにより、図8に示
す如く掻き取り装置9の先端部(掻き取り部)の表面2
8から現像装置4の表面に向かう電界29、すなわち負
イオン21を現像装置4の表面から引き離す方向の電界
29が現像装置4と掻き取り装置9との間に付与される
ようになっている。
【0023】この第3実施形態に係る画像形成装置の構
成によれば、掻き取り装置9が有する電界付与機能によ
り、前記電位を付与した掻き取り装置9の先端部の表面
28と現像装置4との間に、現像装置4の表面に付着し
た負イオン21を引き離す方向の電界29が付与され
る。かくして、この電界29の作用により、掻き取り装
置9にて掻き取られる溶媒30の中すなわち図8におい
て矢印で示した溶媒30の流動の中に負イオンが集中さ
れ、多くの負イオンが溶媒30と共に掻き取られること
となる。その結果、掻き取り装置9を通過した後におけ
る現像装置4の表面上における負イオン量が低減され、
印刷後の白地部に汚れが発生するのを防止することがで
きる。
成によれば、掻き取り装置9が有する電界付与機能によ
り、前記電位を付与した掻き取り装置9の先端部の表面
28と現像装置4との間に、現像装置4の表面に付着し
た負イオン21を引き離す方向の電界29が付与され
る。かくして、この電界29の作用により、掻き取り装
置9にて掻き取られる溶媒30の中すなわち図8におい
て矢印で示した溶媒30の流動の中に負イオンが集中さ
れ、多くの負イオンが溶媒30と共に掻き取られること
となる。その結果、掻き取り装置9を通過した後におけ
る現像装置4の表面上における負イオン量が低減され、
印刷後の白地部に汚れが発生するのを防止することがで
きる。
【0024】次に、本発明の第4実施形態に係る画像形
成装置について図9を参照して説明する。この第4実施
形態に係る画像形成装置では、図9に示すように、回動
式の現像装置4の表面が掻き取り装置9を通過した後か
ら現像領域Dに至るまでの間の領域内であって、現像装
置4の表面に対向した位置に、すなわち、現像液が供給
される領域に、トナー粒子と逆極性のイオンを現像装置
4の表面から引き離す方向の電界31(図10参照)を
付与する電界付与電極17が電界付与手段として設けら
れている。この電界付与電極17は、現像装置4の表面
に付着した負イオン21(図10参照)を現像装置4の
表面から引き離す方向の電界31を付与する有効な一例
である。電界付与電極17としては、ワイヤ又は棒電
極、或いは板状電極等が有効である。そして、この電界
付与電極17は、図9に示すように電源E4 に接続さ
れ、この電源E4 から電界付与電極17に直流電圧或い
は直流を重畳した交流電圧が印加され、これにより電界
付与電極17から現像装置4に向かう電界31すなわち
負イオン21を現像装置4に表面から引き離す方向の電
界31が付与されるようになっている。
成装置について図9を参照して説明する。この第4実施
形態に係る画像形成装置では、図9に示すように、回動
式の現像装置4の表面が掻き取り装置9を通過した後か
ら現像領域Dに至るまでの間の領域内であって、現像装
置4の表面に対向した位置に、すなわち、現像液が供給
される領域に、トナー粒子と逆極性のイオンを現像装置
4の表面から引き離す方向の電界31(図10参照)を
付与する電界付与電極17が電界付与手段として設けら
れている。この電界付与電極17は、現像装置4の表面
に付着した負イオン21(図10参照)を現像装置4の
表面から引き離す方向の電界31を付与する有効な一例
である。電界付与電極17としては、ワイヤ又は棒電
極、或いは板状電極等が有効である。そして、この電界
付与電極17は、図9に示すように電源E4 に接続さ
れ、この電源E4 から電界付与電極17に直流電圧或い
は直流を重畳した交流電圧が印加され、これにより電界
付与電極17から現像装置4に向かう電界31すなわち
負イオン21を現像装置4に表面から引き離す方向の電
界31が付与されるようになっている。
【0025】この第4実施形態に係る画像形成装置の構
成によれば、前記電界付与電極17と現像装置4との間
に、正(+)のトナー粒子19を現像装置4側に移動さ
せて付着させるように作用する電界31が付与され、こ
れに伴い、現像装置4の表面に付着した負(−)のイオ
ン21と正(+)のトナー粒子19とが互いに結合し
て、負(−)の極性を帯びた、すなわち極性が反転した
トナー粒子25ができる。この極性が反転したトナー粒
子25は、前記電界31の作用によって、現像装置4の
表面から離れて液体現像剤11中に分散される。このト
ナー粒子25が現像装置4の表面の負イオン21を運び
去ることによって、現像領域Dに到達した時点での現像
装置4の表面での負イオン量が低減され、ひいては印刷
後の白地部に汚れが発生するのを防止することができ
る。
成によれば、前記電界付与電極17と現像装置4との間
に、正(+)のトナー粒子19を現像装置4側に移動さ
せて付着させるように作用する電界31が付与され、こ
れに伴い、現像装置4の表面に付着した負(−)のイオ
ン21と正(+)のトナー粒子19とが互いに結合し
て、負(−)の極性を帯びた、すなわち極性が反転した
トナー粒子25ができる。この極性が反転したトナー粒
子25は、前記電界31の作用によって、現像装置4の
表面から離れて液体現像剤11中に分散される。このト
ナー粒子25が現像装置4の表面の負イオン21を運び
去ることによって、現像領域Dに到達した時点での現像
装置4の表面での負イオン量が低減され、ひいては印刷
後の白地部に汚れが発生するのを防止することができ
る。
【0026】本発明の実施形態につき述べたが、本発明
はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施形態では液体現像剤11として
正(+)に帯電したトナーを用い、像担持体1の表面を
正(+)に帯電させると共に転写材13の裏面にこれと
は逆の極性の負電荷17を付与するようにしたが、これ
とは反対に、液体現像剤11として負(−)に帯電した
トナーを用い、像担持体1の表面を負(−)に帯電する
と共に転写材13の裏面にこれとは逆の極性の正電荷を
付与するようにした場合にも、本発明を適用可能であ
る。この場合には、既述の第1〜第4実施形態における
電界26,29,31の方向が逆となるように設定すれ
ば良い。
はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施形態では液体現像剤11として
正(+)に帯電したトナーを用い、像担持体1の表面を
正(+)に帯電させると共に転写材13の裏面にこれと
は逆の極性の負電荷17を付与するようにしたが、これ
とは反対に、液体現像剤11として負(−)に帯電した
トナーを用い、像担持体1の表面を負(−)に帯電する
と共に転写材13の裏面にこれとは逆の極性の正電荷を
付与するようにした場合にも、本発明を適用可能であ
る。この場合には、既述の第1〜第4実施形態における
電界26,29,31の方向が逆となるように設定すれ
ば良い。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、回動式の現
像手段の表面が現像領域を通過した後から掻き取り手段
の位置に至るまでの間の領域内であって、現像手段の表
面に対向した位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを現
像手段の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付
与手段を設けるようにしたものであるから、本発明によ
れば、電界付与手段にて付与される電界の作用により、
現像手段の表面に付着しているイオン(トナー粒子と逆
極性のイオン)をその表面から引き離すことができる。
その結果、掻き取り手段にて掻き取られる液体現像剤の
溶媒中に前記イオンが集中されて多くのイオンが溶媒と
共に掻き取られることとなるため、掻き取り手段を通過
した後の現像手段の表面上における負イオン量を低減さ
せることができ、印刷後の白地部に汚れが発生するのを
防止することができる。
像手段の表面が現像領域を通過した後から掻き取り手段
の位置に至るまでの間の領域内であって、現像手段の表
面に対向した位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを現
像手段の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付
与手段を設けるようにしたものであるから、本発明によ
れば、電界付与手段にて付与される電界の作用により、
現像手段の表面に付着しているイオン(トナー粒子と逆
極性のイオン)をその表面から引き離すことができる。
その結果、掻き取り手段にて掻き取られる液体現像剤の
溶媒中に前記イオンが集中されて多くのイオンが溶媒と
共に掻き取られることとなるため、掻き取り手段を通過
した後の現像手段の表面上における負イオン量を低減さ
せることができ、印刷後の白地部に汚れが発生するのを
防止することができる。
【0028】また、請求項2に記載の本発明は、電界付
与手段と現像手段との間の空隙部或いは電界付与手段と
現像手段との接触部に、液体現像剤或いは現像液用溶剤
を供給する供給手段を配設するようにしたものであるか
ら、本発明によれば、前記供給手から供給される液体現
像剤或いは現像液用溶剤にて電界付与手段と現像手段と
の間に十分な液膜が形成されることとなり、トナーと逆
極性のイオンを現像手段の表面からより遠くへ引き離す
ことができる。そのため、掻き取り手段を通過した後の
現像手段の表面上における負イオン量の低減効果をより
効果的に得ることができる。
与手段と現像手段との間の空隙部或いは電界付与手段と
現像手段との接触部に、液体現像剤或いは現像液用溶剤
を供給する供給手段を配設するようにしたものであるか
ら、本発明によれば、前記供給手から供給される液体現
像剤或いは現像液用溶剤にて電界付与手段と現像手段と
の間に十分な液膜が形成されることとなり、トナーと逆
極性のイオンを現像手段の表面からより遠くへ引き離す
ことができる。そのため、掻き取り手段を通過した後の
現像手段の表面上における負イオン量の低減効果をより
効果的に得ることができる。
【0029】また、請求項3に記載の本発明は、掻き取
り手段に、トナー粒子と逆極性のイオンを現像手段の表
面から引き離す方向の電界を付与する電界付与機能を付
与せしめるようにしたものであるから、本発明によれ
ば、掻き取り手段の電界付与機能により、掻き取り手段
にて掻き取られる現像液の溶媒中にトナーと逆極性のイ
オンが集中されて多くのイオンが溶媒と共に掻き取られ
ることとなる。その結果、掻き取り手段を通過した後に
おける現像手段の表面上におけるイオン量を低減させる
ことができ、これにより印刷後の白地部に汚れが発生す
るのを防止することができる。
り手段に、トナー粒子と逆極性のイオンを現像手段の表
面から引き離す方向の電界を付与する電界付与機能を付
与せしめるようにしたものであるから、本発明によれ
ば、掻き取り手段の電界付与機能により、掻き取り手段
にて掻き取られる現像液の溶媒中にトナーと逆極性のイ
オンが集中されて多くのイオンが溶媒と共に掻き取られ
ることとなる。その結果、掻き取り手段を通過した後に
おける現像手段の表面上におけるイオン量を低減させる
ことができ、これにより印刷後の白地部に汚れが発生す
るのを防止することができる。
【0030】また、請求項4に記載の本発明は、回動式
の現像手段の表面が掻き取り手段を通過した後から現像
領域に至るまでの間の領域内であって、現像手段の表面
に対向した位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを現像
手段の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付与
手段を設けるようにしたものであるから、本発明によれ
ば、電界付与手段と現像手段との間に付与される電界の
作用にて、現像手段の表面に付着したイオンとトナー粒
子とが互いに結合して、トナーと逆の極性を帯びた、す
なわち極性が反転したトナー粒子ができ、この極性が反
転したトナー粒子が前記電界の作用によって現像手段の
表面から離れて液体現像剤中に分散されることとなる。
従って、現像手段の表面のイオンはトナー粒子と共に現
像手段の表面から運び去られることとなりるため、現像
領域Dに到達した時点での現像手段の表面上におけるイ
オン量を低減させることができ、これに応じて印刷後の
白地部に汚れが発生するのを防止することができる。
の現像手段の表面が掻き取り手段を通過した後から現像
領域に至るまでの間の領域内であって、現像手段の表面
に対向した位置に、トナー粒子と逆極性のイオンを現像
手段の表面から引き離す方向の電界を付与する電界付与
手段を設けるようにしたものであるから、本発明によれ
ば、電界付与手段と現像手段との間に付与される電界の
作用にて、現像手段の表面に付着したイオンとトナー粒
子とが互いに結合して、トナーと逆の極性を帯びた、す
なわち極性が反転したトナー粒子ができ、この極性が反
転したトナー粒子が前記電界の作用によって現像手段の
表面から離れて液体現像剤中に分散されることとなる。
従って、現像手段の表面のイオンはトナー粒子と共に現
像手段の表面から運び去られることとなりるため、現像
領域Dに到達した時点での現像手段の表面上におけるイ
オン量を低減させることができ、これに応じて印刷後の
白地部に汚れが発生するのを防止することができる。
【0031】以上の如く、各請求項に記載の本発明によ
れば、現像装置(現像電極)の表面に付着したトナーと
逆極性のイオンによって発生する汚れを防止でき、長期
間に亘って良好な画質が得られるような画像形成装置を
提供することができる。
れば、現像装置(現像電極)の表面に付着したトナーと
逆極性のイオンによって発生する汚れを防止でき、長期
間に亘って良好な画質が得られるような画像形成装置を
提供することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像成形装置の構
成図である。
成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る画像成形装置に設
けられる電界付与電極(電界付与手段)を示すものであ
って、(a)は現像装置に対向しては位置された電界付
与電極の平面図、(b)はこの電界付与電極の側面図で
ある。
けられる電界付与電極(電界付与手段)を示すものであ
って、(a)は現像装置に対向しては位置された電界付
与電極の平面図、(b)はこの電界付与電極の側面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施形態に係る画像成形装置にお
いて現像装置の表面に付着した負イオンを引き離す効果
を説明するための説明図である。
いて現像装置の表面に付着した負イオンを引き離す効果
を説明するための説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る画像成形装置の構
成図である。
成図である。
【図5】現像装置と電界付与電極との間の空隙部に現像
液を供給する現像液供給装置を示す平面図である。
液を供給する現像液供給装置を示す平面図である。
【図6】現像液供給装置の変形例を示す図5と同様の平
面図である。
面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る画像成形装置の構
成図である。
成図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る画像成形装置にお
いて現像装置の表面に付着した負イオンを引き離す効果
を説明するための説明図である。
いて現像装置の表面に付着した負イオンを引き離す効果
を説明するための説明図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る画像成形装置の構
成図である。
成図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る画像成形装置に
おいて現像装置の表面に付着した負イオンを引き離す効
果を説明するための説明図である。
おいて現像装置の表面に付着した負イオンを引き離す効
果を説明するための説明図である。
【図11】従来の画像成形装置の構成図である。
【図12】従来の画像成形装置を用いた場合の汚れの発
生状況を説明するための説明図である。
生状況を説明するための説明図である。
【図13】掻き取り装置にて掻き取られない(現像装置
の表面から除去されない)イオンを説明するための説明
図である。
の表面から除去されない)イオンを説明するための説明
図である。
【図14】画像非形成領域においてトナーと逆極性のイ
オンが現像装置の表面の付着することを説明するための
説明図である。
オンが現像装置の表面の付着することを説明するための
説明図である。
1 像担持体 2 帯電装置 3 露光装置 4 現像装置(現像電極) 5 スクイーズ装置 6 転写装置 9 除電装置 10 静電潜像 11 液体現像剤 12 トナー像 13 転写材 16 現像液供給装置 19 トナー粒子 21 現像電極の表面に付着した負イオン 26,29,31 負イオンを引き離す電界 27,30 溶媒 D 現像領域
Claims (4)
- 【請求項1】 像担持体と、この像担持体の表面に静電
潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像に液
体現像剤を供給してトナー像を形成する回動式の現像手
段と、前記現像手段が現像領域を通過した後に前記現像
手段の表面に付着した液体現像剤を除去する掻き取り手
段と、前記トナー像を形成した後に前記像担持体の表面
にある余剰の液体現像剤を除去する除去手段と、前記像
担持体の表面に形成された前記トナー像を転写材の表面
に転写する転写手段とを少なくとも備えた画像形成装置
において、 前記回動式の現像手段の表面が前記現像領域を通過した
後から前記掻き取り手段の位置に至るまでの間の領域内
であって、前記現像手段の表面に対向した位置に、トナ
ー粒子と逆極性のイオンを前記現像手段の表面から引き
離す方向の電界を付与する電界付与手段を設けたことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記電界付与手段と現像手段との間の空
隙部或いは前記電界付与手段と現像手段との接触部に、
液体現像剤或いは現像液用溶剤を供給する供給手段を配
設したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 像担持体と、この像担持体の表面に静電
潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像に液
体現像剤を供給してトナー像を形成する回動式の現像手
段と、前記現像手段が現像領域を通過した後に前記現像
手段の表面に付着した液体現像剤を除去する掻き取り手
段と、前記トナー像を形成した後に前記像担持体の表面
にある余剰の液体現像剤を除去する除去手段と、前記像
担持体の表面に形成された前記トナー像を転写材の表面
に転写する転写手段とを少なくとも備えた画像形成装置
において、 前記掻き取り手段に、トナー粒子と逆極性のイオンを前
記現像手段の表面から引き離す方向の電界を付与する電
界付与機能を付与せしめたことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項4】 像担持体と、この像担持体の表面に静電
潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像に液
体現像剤を供給してトナー像を形成する回動式の現像手
段と、前記現像手段が現像領域を通過した後に前記現像
手段の表面に付着した液体現像剤を除去する掻き取り手
段と、前記トナー像を形成した後に前記像担持体の表面
にある余剰の液体現像剤を除去する除去手段と、前記像
担持体の表面に形成された前記トナー像を転写材の表面
に転写する転写手段とを少なくとも備えた画像形成装置
において、 前記回動式の現像手段の表面が前記掻き取り手段を通過
した後から前記現像領域に至るまでの間の領域内であっ
て、前記現像手段の表面に対向した位置に、トナー粒子
と逆極性のイオンを前記現像手段の表面から引き離す方
向の電界を付与する電界付与手段を設けたことを特徴と
する画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223508A JPH1165299A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 画像形成装置 |
EP98306135A EP0898209A3 (en) | 1997-08-20 | 1998-07-31 | Image forming apparatus |
US09/137,286 US5943536A (en) | 1997-08-20 | 1998-08-20 | Image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9223508A JPH1165299A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1165299A true JPH1165299A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16799254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9223508A Pending JPH1165299A (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5943536A (ja) |
EP (1) | EP0898209A3 (ja) |
JP (1) | JPH1165299A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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