JPH11295992A - 静電現像装置および静電現像方法 - Google Patents

静電現像装置および静電現像方法

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JPH11295992A
JPH11295992A JP9620298A JP9620298A JPH11295992A JP H11295992 A JPH11295992 A JP H11295992A JP 9620298 A JP9620298 A JP 9620298A JP 9620298 A JP9620298 A JP 9620298A JP H11295992 A JPH11295992 A JP H11295992A
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JP
Japan
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toner
liquid
electrostatic
potential
charged
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JP9620298A
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English (en)
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Tamio Fukui
民雄 福井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速現像が可能な静電現像装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 静電潜像からトナー像を形成するいわゆ
る液体トナー現像工程を、トナー付着工程とトナー剥離
工程とに分けることで、現像速度の高速化を図るように
している。まず、トナー付着工程において、静電潜像面
と液体トナー供給電極面との間に挟まれた液体トナー中
のトナー粉は、大きな電位差を有する像領域では多くの
トナー粉が、小さな電位差を有する背景領域ではわずか
なトナー粉が電気泳動し、静電潜像面全体に付着する。
次に、トナー剥離工程においては、静電潜像面全体に付
着したトナー粉は、静電潜像面とトナー剥離電極面との
電位差によって、大きな電位差を有する背景領域では強
い力でトナー剥離電極面方向に電気泳動する。これによ
って、背景領域に付着したトナー粉が剥離される。ま
た、像領域においては、トナー粉は、静電潜像面方向に
電気泳動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電現像装置に関
し、より特定的には、光導電層を有する静電ドラムに形
成された静電潜像を湿式で現像する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、湿式の静電印刷装置等において
用いられる従来の静電現像装置の現像工程を示した図で
ある。図10は、従来の静電現像装置の要部を示した図
である。図11は、従来の静電現像装置における各部の
電位関係およびトナーの移動方向を示す図である。以
下、これら図9〜図11を参照して、従来の静電現像装
置について説明する。
【0003】まず、図9(a)に示すように、静電ドラ
ム(図10参照)の表面に形成された光導電層が、帯電
処理によって、正の高電位(例えば、+800V)に保
たれる。
【0004】次に、図9(b)に示すように、光導電層
に対し、像を形成すべき領域(以下、像領域と称す)
に、光(レーザ光等)が照射される。周知のごとく、光
導電層は、光が照射されると、その部分の正電荷が光エ
ネルギを得て移動する性質を有している。そのため、光
導電層の表面電位は、光が照射されていない背景領域が
+800V、光が照射された像領域が0Vとなる。すな
わち、光導電層の表面には、帯電電位の変化によって像
を表す静電潜像が形成されたことになる。
【0005】次に、図9(c)に示すように、光導電層
の表面には、図10に示すような現像電極との間に、液
体トナーが供給される。この液体トナーは、キャリア液
の中に微細なトナー粉が混入されたものである。なお、
トナー粉は、予め正の電位に帯電している。このとき、
現像電極は、所定の中間電位(例えば、+400V)に
帯電されている。従って、図11に示すように、現像電
極の電位は、光導電層における静電潜像の像領域の電位
よりも高くなり、背景領域の電位よりも低くなる。その
結果、液体トナー中のトナー粉は、像領域上では光導電
層の方向に、背景領域上では現像電極の方向に電気泳動
する。これによって、トナー粉は、静電潜像の像領域の
みに付着することになり、静電潜像がトナー像として現
像されたことになる。なお、光導電層に付着したトナー
は、後の転写工程において、印刷用紙等に転写される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
静電現像装置では、現像電極の電位を静電潜像の像領域
の電位と背景領域の電位との中間付近に設定する必要が
あった。そのため、現像電極と像領域との電位差(図1
1の電位差B)をあまり大きくすることができなかっ
た。トナー粉がキャリア液中を電気泳動する速度は、印
加される電界強度に依存するので、従来の静電現像装置
では、現像工程中にトナー粉が高速に移動しないことに
なる。そのため、従来の静電現像装置では、トナー粉が
静電ドラムに定着するのに長時間を要し、結果として静
電ドラムの回転速度を上げることができなかった。従っ
て、従来の静電現像装置は、高速な現像が行えないとい
う問題点があった。
【0007】それ故に、本発明の目的は、高速現像が可
能な静電現像装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、静電潜像を現像してトナー像を得るための装置
であって、その表面に光導電層を有する静電ドラムと、
静電ドラムの光導電層に、像領域と背景領域とから成る
静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、静電ドラムの
光導電層にトナー液を供給し、かつ当該トナー液に所定
の電圧を印加することにより、静電潜像の像領域および
背景領域の両方にトナー液中のトナー粉を付着させるト
ナー付着手段と、静電ドラムの光導電層に所定の液体を
供給し、かつ当該所定の液体に所定の電圧を印加するこ
とにより、静電潜像の背景領域からトナー粉を剥離する
トナー剥離手段とを備えている。
【0009】上記のように、第1の発明によれば、静電
潜像を現像する工程を、静電潜像全体にトナーを付着さ
せる第1の工程と、静電潜像の背景領域からトナー粉を
剥離する第2の工程とに分けるようにしているので、第
1の工程においてトナー液に印加する電圧を背景領域の
電位と像領域の電位との間に設定する必要がなくなり、
高電圧を印加することができ、結果としてトナー液中で
のトナー粉の移動速度が速くなり、高速現像が可能とな
る。
【0010】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、静電潜像において、像領域はプラスの第1電
位Vbに帯電しており、背景領域はプラスの第2電位V
aに帯電しており、トナー液は、第1および第2電位V
bおよびVaと同極性のプラスの電位に帯電しており、
トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、かつ静電
ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光導電層と
の間にトナー液が供給される液体トナー供給電極を含
み、トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電され、かつ
静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光導電
層との間に所定の液体が供給されるトナー剥離電極を含
み、第1〜第4電位が、少なくとも Vc≧Va>Vb Vd<Va の関係を満たすことを特徴とする。
【0011】第3の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、静電潜像において、像領域はマイナスの第1
電位Vbに帯電しており、背景領域はマイナスの第2電
位Vaに帯電しており、トナー液は、第1および第2電
位VbおよびVaと同極性のマイナスの電位に帯電して
おり、トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、か
つ静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光導
電層との間にトナー液が供給される液体トナー供給電極
を含み、トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電され、
かつ静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
導電層との間に所定の液体が供給されるトナー剥離電極
を含み、第1〜第4電位が、少なくとも Vc≦Va<Vb Vd>Va の関係を満たすことを特徴とする。
【0012】第4の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、静電潜像において、像領域はプラスの第1電
位Vbに帯電しており、背景領域はプラスの第2電位V
aに帯電しており、トナー液は、第1および第2電位V
bおよびVaとは反対極性のマイナスの電位に帯電して
おり、トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、か
つ静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光導
電層との間にトナー液が供給される液体トナー供給電極
を含み、トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電され、
かつ静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
導電層との間に所定の液体が供給されるトナー剥離電極
を含み、第1〜第4電位が、少なくとも Vc≦Va<Vb Vd>Va の関係を満たすことを特徴とする。
【0013】第5の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、静電潜像において、像領域はマイナスの第1
電位Vbに帯電しており、背景領域はマイナスの第2電
位Vaに帯電しており、トナー液は、第1および第2電
位VbおよびVaとは反対極性のプラスの電位に帯電し
ており、トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、
かつ静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
導電層との間にトナー液が供給される液体トナー供給電
極を含み、トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電さ
れ、かつ静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当
該光導電層との間に所定の液体が供給されるトナー剥離
電極を含み、第1〜第4電位が、少なくとも Vc≧Va>Vb Vd<Va の関係を満たすことを特徴とする。
【0014】第6の発明は、第2〜第5のいずれかの発
明に従属する発明であって、第2〜第4電位が、さらに |Vc−Va|<|Va−Vd| の関係を満たすことを特徴とする。
【0015】第7の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、所定の液体は、トナー粉を含まないキャリア
液体である。
【0016】第8の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、静電ドラム、静電潜像形成手段、トナー付着
手段およびトナー剥離手段が複数組設けられ、それぞれ
の組は、静電潜像を異なる色のトナーで現像することを
特徴とする。
【0017】上記のように、第8の発明によれば、カラ
ー印刷が可能となる。
【0018】第9の発明は、静電潜像を現像してトナー
像を得るための方法であって、その表面に光導電層を有
する静電ドラムに、像領域と背景領域とから成る静電潜
像を形成するステップと、静電ドラムの光導電層にトナ
ー液を供給し、かつ当該トナー液に所定の電圧を印加す
ることにより、静電潜像の像領域および背景領域の両方
にトナー液中のトナー粉を付着させるステップと、静電
ドラムの光導電層に所定の液体を供給し、かつ当該所定
の液体に所定の電圧を印加することにより、静電潜像の
背景領域からトナー粉を剥離するステップとを備えてい
る。
【0019】上記のように、第9の発明によれば、静電
潜像を現像する工程を、静電潜像全体にトナーを付着さ
せる第1の工程と、静電潜像の背景領域からトナー粉を
剥離する第2の工程とに分けるようにしているので、第
1の工程においてトナー液に印加する電圧を背景領域の
電位と像領域の電位との間に設定する必要がなくなり、
高電圧を印加することができ、結果としてトナー液中で
のトナー粉の移動速度が速くなり、高速現像が可能とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の詳細な実施形態を説明す
る前に、まずその原理について説明する。図1は、本発
明の静電現像装置で行われる現像工程の一例を示した図
である。図2は、本発明の静電現像装置の要部の構成の
一例を示した図である。図3は、図2の静電現像装置に
おける各部の電位関係およびトナーの移動方向を示す図
である。以下、これら図1〜図3を参照して、本発明の
原理について説明する。なお、図1〜図3は、本発明の
原理の理解のために例示的に示したものであって、本発
明の権利範囲を、これらの図およびこれらの図に関連す
る以下の説明に限定する趣旨ではないことを予め述べて
おく。
【0021】まず、図1(a)に示すように、静電ドラ
ム(図2参照)の表面に形成された光導電層が、帯電処
理によって、正の電位Va(例えば、+800V)に帯
電される。
【0022】次に、図1(b)に示すように、光導電層
に対し、光(レーザ光等)が照射される。前述したよう
に、光導電層は、光が照射されると、その部分の正電荷
が光エネルギを得て移動する性質を有している。そのた
め、光導電層の表面電位は、光が照射されていない背景
領域の電位がVa(例えば、+800V)、光が照射さ
れた像領域の電位がVb(例えば、0V)となる。すな
わち、光導電層の表面には、帯電電位の変化によって像
を表す静電潜像が形成されたことになる。
【0023】ここで、本発明では、静電潜像からトナー
像を形成するいわゆる液体トナー現像工程を、トナー付
着工程とトナー剥離工程とに分けることで、現像速度の
高速化を図るようにしている。以下に、静電潜像面と同
極性に帯電した液体トナーを使用した場合の原理を述べ
る。
【0024】図1(c)に示すトナー付着工程において
は、光導電層に形成された静電潜像面と対向する位置
に、液体トナー供給電極が配置される(図10参照)。
この液体トナー供給電極の電位Vcは、静電潜像面の電
位(Va,Vb)と同極性で、かつその絶対値が背景領
域の電位Vaと同じかもしくはそれよりも大きい電位
(例えば、+1200V)に帯電している。
【0025】また、図1(d)に示すトナー剥離工程に
おいては、静電潜像面と対向する位置に、トナー剥離電
極が配置される(図10参照)。このトナー剥離電極の
電位Vdは、静電潜像面の電位(Va,Vc)と同極性
で、かつその絶対値が背景領域の電位Vaよりも小さい
電位(例えば、+100V)に帯電するか、静電潜像面
の電位と反対極性の電位に帯電している。
【0026】まず、トナー付着工程において、液体トナ
ーは、静電潜像面と液体トナー供給電極面との間に供給
される。静電潜像面と液体トナー供給電極面との間に挟
まれた液体トナー中のトナー粉は、静電潜像面と液体ト
ナー供給電極面との電位差によって発生する電界によっ
て、大きな電位差(図3(a)の電位差D)を有する像
領域では多くのトナー粉が、小さな電位差(図3(a)
の電位差C)を有する背景領域ではわずかなトナー粉が
電気泳動し、静電潜像面全体に付着する(図1(c)参
照)。
【0027】次に、トナー剥離工程においては、静電潜
像面全体に付着したトナー粉は、静電潜像面とトナー剥
離電極面との電位差によって、大きな電位差(図3
(b)の電位差E)を有する背景領域では強い力でトナ
ー剥離電極面方向に電気泳動する。これによって、液体
トナー供給工程で背景領域に付着したトナー粉が剥離さ
れる(図3参照)。また、像領域においては、トナー剥
離電極の電位によってトナー粉の挙動が異なる。すなわ
ち、トナー剥離電極の電位Vdを、像領域の電位Vbと
背景領域の電位Vaとの中間に設定すると(この場合の
像領域の電位差は、図3(b)の電位差F)、トナー粉
は、静電潜像面方向に電気泳動する。また、トナー剥離
電極の電位Vdを、像領域の電位Vbと同じ電位に設定
するときは、電位差がないため、トナー粉の電気泳動は
起こらない。さらに、トナー剥離電極の電位Vdを、像
領域の電位Vbと同極性で、かつその絶対値が像領域の
電位Vbよりも小さい電位、もしくは静電潜像面の電位
(Va,Vb)と反対の極性の電位に設定するときは、
背景領域よりは少ない量のトナー粉がトナー剥離電極面
方向に電気泳動する。
【0028】上記のように、静電潜像面の帯電電位およ
び液体トナーの帯電電位がいずれもプラス極性である場
合、各部の電位関係は、以下の条件を満足する必要があ
る。 Vc≧Va>Vb Vd<Va また、より好ましい条件は、 |Vc−Va|<|Va−Vd| である。
【0029】上記のように、本発明では、トナー付着工
程において、従来の静電現像装置における電圧設定によ
る電界強度よりも大きな電界強度が得られるため、トナ
ー移動速度が増加し、結果的に液体現像の高速化が図れ
ることになる。
【0030】なお、上述した原理および効果は、図4に
示すように、静電潜像面の帯電電位および液体トナーの
帯電電位がいずれもマイナス極性である場合も同様であ
る。ただし、各部の電位関係は、以下の条件を満足する
必要がある。 Vc≦Va<Vb Vd>Va また、より好ましい条件は、 |Vc−Va|<|Va−Vd| である。
【0031】さらに、上述した原理および効果は、図5
に示すように、静電潜像面の帯電電位がプラス極性で、
液体トナーの帯電電位がマイナス極性である場合も同様
である。ただし、各部の電位関係は、以下の条件を満足
する必要がある。 Vc≦Va<Vb Vd>Va また、より好ましい条件は、 |Vc−Va|<|Va−Vd| である。
【0032】さらに、上述した原理および効果は、図6
に示すように、静電潜像面の帯電電位がマイナス極性
で、液体トナーの帯電電位がプラス極性である場合も同
様である。ただし、各部の電位関係は、以下の条件を満
足する必要がある。 Vc≧Va>Vb Vd<Va また、より好ましい条件は、 |Vc−Va|<|Va−Vd| である。
【0033】図7は、本発明の第1の実施形態に係る静
電現像装置の構成を示す図である。図7において、回転
する静電ドラム1の表面には、光導電層が形成されてい
る。静電ドラム1の光導電層を高速に帯電するために、
帯電装置(好ましくは、コロトロンおよびスコロトロ
ン)2が静電ドラム1とわずかな隙間を有して設置され
ている。作像は、結像装置3により行われる。すなわ
ち、帯電した静電ドラム1の面上を集束された光ビーム
(例えば、レーザビーム)で走査することにより、光が
衝突する領域内の光導電体が少なくとも部分的に放電さ
れて静電潜像が形成される。従って、静電潜像は、第1
電位Vbに保たれる像領域と、帯電電位付近の第2電位
Vaに保たれる背景領域とを含んでいる。
【0034】静電ドラム1および光導電層の帯電装置2
としては、この技術分野で良く知られているような任意
の好適な静電ドラムおよび帯電装置を用いればよい。ま
た、静電ドラム1は、それ自身の表面が光導電性を有し
ていても良いし、表面に光導電性を有するシート状の部
材を巻き付けたものであっても良い。また、静電ドラム
1の表面に光導電性を持たせるのに代えて、イオンフロ
ー方式のように、電荷が像の形態に付着する誘電体また
は絶縁体で構成された静電ドラムを用いても良い。さら
に、静電ドラム1は、その表面上に一定の静電潜像を有
していても良い。
【0035】結像装置3は、レーザービーム走査型結像
装置、アレイ型光源を用いた結像装置、ドラム上に原稿
の像を形成するような光集束装置、またはこの技術分野
で知られているようなその他の結像装置であってもよ
い。
【0036】静電ドラム1には、液体トナー供給ユニッ
ト7、トナー剥離ユニット10、帯電しているスクイー
ジローラ11、転写前除電ランプ12、圧胴13、除電
ユニット15およびクリーニングユニット32が配置さ
れている。
【0037】液体トナー供給ユニット7は、トナー供給
ローラ4を含む。トナー供給ローラ4は、好ましくは静
電ドラム1の表面から40μm〜200μmの間隔を空
けて配置されている。また、第1および第2電位Vbお
よびVaと同極性に帯電した液体トナーを使用するとき
は、トナー供給ローラ4の電位Vcは、背景領域の電位
である第2電位Vaと同じ電位か、もしくは同極性でそ
の絶対値が第2電位Vaよりも大きな電位に保たれてい
る。また、第1および第2電位VbおよびVaがマイナ
ス極性で、液体トナーの帯電電位がプラス極性の場合
は、トナー供給ローラ4の電位Vcは、背景領域の電位
である第2電位Vaよりも大きな電位に保たれている。
また、第1および第2電位VbおよびVaがプラス極性
で、液体トナーの帯電電位がマイナス極性の場合は、ト
ナー供給ローラ4の電位Vcは、背景領域の電位である
第2電位Vaよりも小さな電位に保たれている。従っ
て、トナー供給ローラ4は、像領域には強力な電界強度
で多量のトナーを供給し、背景領域にはトナーを供給し
ないか、もしくは供給しても像領域に比べて少量のトナ
ーを供給する。トナー供給ローラ4は、静電ドラム1の
近傍点において、典型的には、静電ドラム1と反対方向
に回転しているが、これは、順方向に回転していてもよ
い。トナー供給ローラ4は、液体トナー容器37中の液
体トナー5をその表面に付着させることで、静電ドラム
1に液体トナー5を供給する。また、トナー供給ローラ
4に付着した過剰な液体トナー5を除去するために、ゴ
ムのような弾性体で構成されたブレード6が液体トナー
容器5の中に配置されている。
【0038】トナー剥離ユニット10は、トナー剥離ロ
ーラ8を含む。トナー剥離ローラ8は、好ましくは静電
ドラム1の表面から40μm〜200μmの間隔を空け
て配置されている。また、第1および第2電位Vbおよ
びVaと同極性に帯電した液体トナーを使用するとき
は、トナー剥離ローラ8の電位Vdは、背景領域の電位
である第2電位Vaと同極性で、その絶対値が第2電位
Vaよりも小さい電位、好ましくは像領域である第1電
位Vbと同レベルの電位に保たれている。また、第1お
よび第2電位VbおよびVaがマイナス極性で、液体ト
ナーの帯電電位がプラス極性の場合は、トナー剥離ロー
ラ8の電位Vdは、背景領域の電位である第2電位Va
よりも小さい電位、好ましくは像領域である第1電位V
bと同レベルの電位に保たれている。また、第1および
第2電位VbおよびVaがプラス極性で、液体トナーの
帯電電位がマイナス極性の場合は、トナー剥離ローラ8
の電位Vdは、背景領域の電位である第2電位Vaより
も大きな電位、好ましくは像領域である第1電位Vbと
同レベルの電位に保たれている。従って、トナー剥離ロ
ーラ8は、液体トナー供給ユニット7で付着した背景領
域の液体トナーを強力な電界強度で剥離する。このと
き、像領域に付着しているトナーは、その状態を保持す
る。トナー剥離ローラ8は、静電ドラム1の近傍点にお
いて、典型的には、静電ドラム1と反対方向に回転して
いるが、これは、順方向に回転していてもよい。トナー
剥離ローラ8は、キャリア液容器38中のキャリア液9
をその表面に付着させることで、静電ドラム1にキャリ
ア液9を供給する。また、キャリア液容器38内には、
静電ドラム1から除去した背景領域の液体トナーをトナ
ー剥離ローラ8から除去するために、ゴムのような弾性
体で構成されたブレード6が配置されている。
【0039】スクイージローラ11は、弾性を有するわ
ずかに導電性の重合体材料で構成されており、トナー粒
子と同極性に数百ボルトから数千ボルトに帯電されてい
る。スクイージローラ11は、静電ドラム1の表面に押
圧され、トナー像を像領域内に圧縮し、かつ像領域から
キャリア液を除去する作用をする。
【0040】転写前除電ランプ12は、電気的な絶縁破
壊を減らし、かつ基板14(典型的には、印刷用紙)へ
のトナー像の転写品質を改善するために、静電ドラム1
に残っている電圧を放電させる作用をする光を静電ドラ
ム1に照射する。
【0041】圧胴13は、トナー像を転写する基板14
を静電ドラム1のトナー像面に導く。圧胴13は、良好
な転写を行うために、適切な電圧および温度に維持され
ており、また静電ドラム1と適切な圧力で接している。
本実施形態では、静電ドラム1から直接、最終転写基板
14に転写を行っているが、少なくとも1つの中間転写
体を介して最終基板14にトナー像が転写される構成で
も良い。
【0042】除電ユニット15は、例えば静電ドラム1
に残っている電圧を中性化させる作用をする光を静電ド
ラム1に送る光源35と、ACコロトロン36とによっ
て構成されており、静電ドラム1の表面の電荷をほぼ0
Vに均一に除電する作用をする。
【0043】クリーニングユニット32は、例えばスポ
ンジのような部材で構成されるクリーニングローラ33
と、光導電性表面を完成させるためのワイパーブレード
34とを含む。クリーニングローラ33には、その洗浄
性をあげるためにキャリア液が供給されている。
【0044】さて、液体トナー供給ユニット7の液体ト
ナー容器37には、随時、メイントナータンク22から
液体トナー5がポンプ18を介して供給されている。一
方、液体トナー容器37からは、液体トナー5がバルブ
37および導管19を通ってメイントナータンク22に
戻されている。すなわち、液体トナー5は、液体トナー
容器37とメイントナータンク22との間を、一定の流
量で循環している。図示しないが、トナー濃度およびト
ナー帯電量を検知するための濃度計および帯電量計が、
液体トナー容器37およびメイントナータンク22また
はこれら2つを結ぶ導管中に設置されており、検知され
た濃度変化および帯電量変化に応じて自動的に、メイン
トナータンク22には、濃縮トナー容器20、帯電制御
剤容器21、メインキャリア液タンク31から、それぞ
れ、濃縮トナー、帯電制御剤、キャリア液30が補充さ
れる。これによって、液体トナー供給ユニット7によっ
て供給される液体トナー5の物性が安定する。
【0045】また、トナー剥離ユニット10やクリーニ
ングユニット32には、メインキャリア液タンク31か
らポンプ40およびポンプ39を介して、キャリア液3
0が供給される。また、メインキャリア液タンク31に
は、クリーニングユニット32やキャリア液容器38か
ら導管25およびフィルタ26を介して戻される。この
とき、フィルタ26は、トナーを含んだキャリア液を、
キャリア液とトナーやその他の不純物とに分離し、トナ
ーやその他の不純物を廃棄物容器29に回収し、キャリ
ア液のみをメインキャリア液タンク31に戻す。
【0046】最終基板14に転写されたトナーは、本技
術分野で一般的なトナー定着工程を経て最終基板14上
に安定した像が形成される。
【0047】図8は、本発明の第2の実施形態に係る静
電現像装置の構成を示す図である。図8において、この
第2の実施形態では、上述した図7の静電現像装置を複
数個並べることにより、発色性の異なるトナーを最終基
板上に重ねて作像することができる。これによって、カ
ラー印刷が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電現像装置で行われる現像工程の一
例を示した図である。
【図2】本発明の静電現像装置の要部の構成の一例を示
した図である。
【図3】図2の静電現像装置における各部の電位関係お
よびトナーの移動方向の第1の例を示す図である。
【図4】図2の静電現像装置における各部の電位関係お
よびトナーの移動方向の第2の例を示す図である。
【図5】図2の静電現像装置における各部の電位関係お
よびトナーの移動方向の第3の例を示す図である。
【図6】図2の静電現像装置における各部の電位関係お
よびトナーの移動方向の第4の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る静電現像装置の
構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る静電現像装置の
構成を示す図である。
【図9】湿式の静電印刷装置等において用いられる従来
の静電現像装置の現像工程を示した図である。
【図10】従来の静電現像装置の要部を示した図であ
る。
【図11】従来の静電現像装置における各部の電位関係
およびトナーの移動方向を示す図である。
【符号の説明】
1…静電ドラム 2…帯電装置 3…結像装置 7…液体トナー供給ユニット 10…トナー剥離ユニット 11…スクイージローラ 12…転写前除電ランプ 13…圧胴 15…除電ユニット 13…クリーニングユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を現像してトナー像を得るため
    の装置であって、 その表面に光導電層を有する静電ドラムと、 前記静電ドラムの光導電層に、像領域と背景領域とから
    成る静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、 前記静電ドラムの光導電層にトナー液を供給し、かつ当
    該トナー液に所定の電圧を印加することにより、前記静
    電潜像の像領域および背景領域の両方にトナー液中のト
    ナー粉を付着させるトナー付着手段と、 前記静電ドラムの光導電層に所定の液体を供給し、かつ
    当該所定の液体に所定の電圧を印加することにより、前
    記静電潜像の背景領域からトナー粉を剥離するトナー剥
    離手段とを備える、静電現像装置。
  2. 【請求項2】 前記静電潜像において、前記像領域はプ
    ラスの第1電位Vbに帯電しており、前記背景領域はプ
    ラスの第2電位Vaに帯電しており、 前記トナー液は、前記第1および第2電位VbおよびV
    aと同極性のプラスの電位に帯電しており、 前記トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記トナー液が供給される液体トナー供
    給電極を含み、 前記トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記所定の液体が供給されるトナー剥離
    電極を含み、 前記第1〜第4電位が、少なくとも Vc≧Va>Vb Vd<Va の関係を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の静
    電現像装置。
  3. 【請求項3】 前記静電潜像において、前記像領域はマ
    イナスの第1電位Vbに帯電しており、前記背景領域は
    マイナスの第2電位Vaに帯電しており、 前記トナー液は、前記第1および第2電位VbおよびV
    aと同極性のマイナスの電位に帯電しており、 前記トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記トナー液が供給される液体トナー供
    給電極を含み、 前記トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記所定の液体が供給されるトナー剥離
    電極を含み、 前記第1〜第4電位が、少なくとも Vc≦Va<Vb Vd>Va の関係を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の静
    電現像装置。
  4. 【請求項4】 前記静電潜像において、前記像領域はプ
    ラスの第1電位Vbに帯電しており、前記背景領域はプ
    ラスの第2電位Vaに帯電しており、 前記トナー液は、前記第1および第2電位VbおよびV
    aとは反対極性のマイナスの電位に帯電しており、 前記トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記トナー液が供給される液体トナー供
    給電極を含み、 前記トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記所定の液体が供給されるトナー剥離
    電極を含み、 前記第1〜第4電位が、少なくとも Vc≦Va<Vb Vd>Va の関係を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の静
    電現像装置。
  5. 【請求項5】 前記静電潜像において、前記像領域はマ
    イナスの第1電位Vbに帯電しており、前記背景領域は
    マイナスの第2電位Vaに帯電しており、 前記トナー液は、前記第1および第2電位VbおよびV
    aとは反対極性のプラスの電位に帯電しており、 前記トナー付着手段は、第3電位Vcに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記トナー液が供給される液体トナー供
    給電極を含み、 前記トナー剥離手段は、第4電位Vdに帯電され、かつ
    前記静電ドラムの光導電層に近接して配置され、当該光
    導電層との間に前記所定の液体が供給されるトナー剥離
    電極を含み、 前記第1〜第4電位が、少なくとも Vc≧Va>Vb Vd<Va の関係を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の静
    電現像装置。
  6. 【請求項6】 前記第2〜第4電位が、さらに |Vc−Va|<|Va−Vd| の関係を満たすことを特徴とする、請求項2〜5のいず
    れかに記載の静電現像装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の液体は、トナー粉を含まない
    キャリア液体である、請求項1に記載の静電現像装置。
  8. 【請求項8】 前記静電ドラム、前記静電潜像形成手
    段、前記トナー付着手段および前記トナー剥離手段が複
    数組設けられ、 それぞれの組は、前記静電潜像を異なる色のトナーで現
    像することを特徴とする、請求項1に記載の静電現像装
    置。
  9. 【請求項9】 静電潜像を現像してトナー像を得るため
    の方法であって、 その表面に光導電層を有する静電ドラムに、像領域と背
    景領域とから成る静電潜像を形成するステップと、 前記静電ドラムの光導電層にトナー液を供給し、かつ当
    該トナー液に所定の電圧を印加することにより、前記静
    電潜像の像領域および背景領域の両方にトナー液中のト
    ナー粉を付着させるステップと、 前記静電ドラムの光導電層に所定の液体を供給し、かつ
    当該所定の液体に所定の電圧を印加することにより、前
    記静電潜像の背景領域からトナー粉を剥離するステップ
    とを備える、静電現像方法。
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