JPH09244130A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH09244130A
JPH09244130A JP8057993A JP5799396A JPH09244130A JP H09244130 A JPH09244130 A JP H09244130A JP 8057993 A JP8057993 A JP 8057993A JP 5799396 A JP5799396 A JP 5799396A JP H09244130 A JPH09244130 A JP H09244130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
camera
information
size
screen
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8057993A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Tsunefuji
克彦 恒藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8057993A priority Critical patent/JPH09244130A/ja
Publication of JPH09244130A publication Critical patent/JPH09244130A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のJIS135型フィルムと同一の幅を有
しながら撮影画面サイズの大型化が可能で、さらに、プ
リント時のプリントマスクサイズの設定や引き延ばしレ
ンズの焦点距離の設定を自動的に行わせることのできる
フィルムを使用するカメラを提供する。 【解決手段】JIS135型フィルムと同一の幅を有す
るフィルム1が適用可能なカメラであり、該フィルム1
には画面毎に1つのパーフォレーション3が配設され、
撮影画面近傍に撮影情報の記録領域7が設けられてお
り、該領域7には撮影画面サイズに応じてプリンタの画
面マスクサイズや引き延ばしレンズの焦点距離を自動的
に変更するための撮影画面サイズ識別情報が格子状配列
パターン上に写し込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、詳しく
は、撮影画像をプリントする際の処理情報を被写体像と
ともにフィルムに記録するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のJIS規格準拠の135型フィル
ムに対して撮影画面サイズを拡大するためにパーフォレ
ーションを廃止したフィルムと、従来の135型フィル
ムのパーフォレーション付きフィルムの双方を使用する
ことができ、さらに、撮影画面サイズ変更も可能なカメ
ラに関するものとして、特開平5−165125号公報
に開示されたカメラおよびフィルムパトローネが提案さ
れている。
【0003】また、特開平5−165127号公報に開
示されたカメラは、やはり、上記パーフォレーション廃
止フィルム、または、パーフォレーション付きフィルム
を適用し、撮影画面サイズを変更することができ、その
サイズ変更に伴う撮影駒数の補正・表示を行うことが可
能なものとして提案されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
のカメラにより撮影されたネガフィルムを用いてプリン
トを行う場合、撮影画面サイズに応じてプリントの画面
マスクサイズの設定や引き延ば用レンズの焦点距離の設
定などを手動で行わなければならず、プリント作業を迅
速にしかも正確に行うことが困難であった。
【0005】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、フィルムに撮影された画像をプリ
ントする場合、マスクサイズやレンズの焦点距離の設定
を自動的に行わせることができるように、設定に必要な
情報を撮影時にフィルム上に記録することが可能なカメ
ラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
カメラは、撮影フィルムの画像を引き伸ばしてプリント
するとき、撮影画面サイズに応じてプリンタの画面マス
クサイズや引き延ばしレンズの焦点距離を自動的に変更
するための画面サイズ識別情報を撮影画面の近傍に写し
込む撮影情報写し込み手段を有する。上記カメラにより
撮影されたネガフィルムを基にプリントを行う場合、該
ネガフィルムに記録された画面サイズ識別情報によっ
て、プリントの画面マスクサイズや引き延ばしレンズの
焦点距離の設定を自動的に行うことができる。
【0007】本発明の請求項2記載のカメラは、装填さ
れたフィルムにそのカメラ特有の撮影画面サイズを露光
するカメラであって、該カメラで撮影されたフィルム画
像のプリント処理の際に、上記カメラ特有の撮影画面サ
イズを識別できるように該撮影画面サイズ情報を露光さ
れた撮影画面の近傍に写し込む撮影情報写し込み手段を
具備する。上記カメラにより撮影されたフィルムの画像
をプリントする場合、上記撮影画面サイズ情報を読み取
って、撮影画面サイズを識別してプリントを行う。
【0008】本発明の請求項3記載のカメラは、上記請
求項2記載のカメラにおいて、上記撮影情報写し込み手
段により記録される情報は、プリント装置のマスクサイ
ズまたは焦点距離変更用の情報である。上記カメラにて
撮影されたフィルムによりプリント装置でプリントを行
う場合、上記撮影画面サイズ情報を読み取って、プリン
ト装置のマスクサイズまたは焦点距離の変更が行われ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。本発明の実施の形態を示すカメラの
説明に先立って、該カメラに適用可能なフィルムについ
て説明する。図1は、上記フィルムの撮影画面の配置図
である。このフィルム1は、前記特開平5−16512
5号等で提案されたフィルムを改良して画面サイズを更
に大きくし、高画質化を可能にしたものである。
【0010】上記フイルム1の幅は、JIS規格( K 7
519-1982)の「135型フイルム・パトローネ」、ある
いは、ISO規格(1007「Photography-135-size film
andmagazine-Specification」)等で規定されているフ
ィルムと同一の幅の35mmとする(以下、上記規格準
拠のフィルムをJIS135型フィルムと記載する)。
この35mm幅に縦寸法32mmの画面2を配置する。
画面2の横寸法は、A4サイズ(JIS規格)の比率を
採用し、45mmとした。この画面2のサイズは、24
×36mmの、所謂、ライカサイズの画面と比較する
と、縦寸法で1.33倍、面積で1.66倍になり、同
一プリントサイズに引き伸ばしたとき、引き伸ばし倍率
が低くなり、高画質のプリントが得られる。以下、上記
画面2の画面サイズをSZ32サイズと呼称する。
【0011】さらに、このフィルム1の画面サイズSZ
32内にパノラマプリントの画面2P を設定することも
できる。この画面2P のサイズは15.8mm×45m
m(縦横比1:2.85)の大画面となり、引き伸ばし
倍率の大きいパノラマプリントにおいて、大きな画質改
善が得られる。
【0012】図2は、図1のフィルム1の画面サイズS
Z32である画面2の詳細な配置を示す図である。前述
したようにSZ32サイズの縦寸法は32mm、横寸法
は45mmであって、画面と画面の間に寸法2mm×2
mmの1つのパーフォレーシヨン3を配し、フィルムを
数駒ずつ切断するためのカットラインを常にパーフォレ
ーション3の右側の幅(4)の範囲内のカット位置5と
する。
【0013】パーフォレーション3と画面2端の隙間で
ある上記幅(4)を2.67mmとすると、1画面のピ
ッチは50.67mmとなる。この画面ピッチは後述す
るライカサイズ画面のピッチ38mmの4/3であり、
ライカサイズ4駒分に対してSZ32サイズの3駒分が
同じ長さとなるように設定している。
【0014】また、画面と画面の間のパーフォレーショ
ン3の位置の上方のフィルム幅方向に沿った範囲にカメ
ラから光学的に撮影情報等を写し込んで記録する情報記
録領域6を設定する。上記領域への光学的な情報の写し
込み方法については、カメラに設けたLEDアレー等に
より記録する方法がすでに実現されており、良く知られ
ている。
【0015】上記情報記録領域6は、パーフォレーショ
ン3に対して位置的に対向しており、フィルムの切断位
置を上述したようにパーフォレーション3の右側の位置
5としておけば、常に画面とペアの状態で管理できる。
また、このパーフォレーション3に対向する方向で、情
報記録領域6を介した反対側の位置にラボ処理機械に撮
影画面サイズ識別情報を伝達するための格子状配列パタ
ーンの光学的記録領域として撮影画面情報記録領域7が
設けられている。図2では、上記撮影画面情報記録領域
7として4ビットの例を示しているがこのビット数に限
定する必要はない。なお、ラボへの伝達情報の内容につ
いては後述する。
【0016】次に、上述したSZ32サイズとして使用
可能なフィルム1をライカサイズとして撮影するときの
画面設定について説明する。図3は、上述のフィルム1
をライカサイズとして撮影するときの画面10を示す図
である。1画面ピッチはJIS135型フィルムと同し
く38mmであり、画面間の隙間(21)は2mmであ
る。
【0017】また、現在行われているパノラマプリント
の設定も可能で、このときは12.32mm×35.1
8mmの画面範囲10P がプリントされる。また、従来
のJIS135型フィルムに比べてパーフォレーション
3を小さくし、フィルムの縁によせて片側のみに設置し
たため、画面とフィルム縁の間に広い領域が確保でき
る。
【0018】次に、上記記録領域の利用方法について説
明する。上記記録領域は、各種情報記録領域として利用
し、SZ32画面(図2)の撮影画面情報記録領域7と
同様のラボヘの撮影画面情報記録領域17と、後述する
ビット情報記録領域18と、上記領域18に記録された
ビット情報の内容や記録方式を識別するビット識別情報
記録領域19として使用する。なお、領域17、18、
19に記録される情報はそれぞれ光学的に写し込まれ
る。
【0019】まず、上述のSZ32サイズ、または、ラ
イカサイズでの記録領域7、または、17の撮影画面情
報の記録方法について説明する。なお、記録領域7と記
録領域17とは同一仕様同様であるので記録領域7につ
いてのみ説明する。図4は、上記領域7の拡大図であ
り、領域7には7a、7b、7c、7dの4つの領域が
あって、4ビットの情報が記録可能である。即ち、16
種類の状態を表すことが可能である。
【0020】次に、その記録領域の使用例を示すと、領
域7aは、SZ32サイズの撮影かライカサイズの撮影
かを示す領域であり、SZ32サイズの撮影時にはカメ
ラでこの領域を露光させる。領域7bは、パノラマプリ
ントのための撮影かどうかが記録され、パノラマ時には
この領域をカメラで露光させる。この領域7a,7bが
カメラ特有の撮影画面サイズ識別情報の記録領域とな
る。また、領域7cは、フラッシュ撮影の識別に利用
し、フラッシュ撮影時にはこの領域を力メラで露光させ
る。
【0021】上述のように各撮影画面情報を領域7の各
分割領域に対応させたとき、具体例として、図5(A)
に示す記録パターンの場合は、SZ32サイズの全画面
撮影で、フラッシュはオフであったことを示す。図5
(B)に示す記録パターンの場合は、SZ32サイズで
の全画面撮影で、フラッシュはオンであったことを示
す。さらに、図5(C)に示す記録パターンの場合は、
ライカサイズのパノラマ撮影で、フラッシュがオンであ
ったことを示す。
【0022】また、図2,図3にも示すように上記撮影
画面情報記録領域7,17は、SZ32サイズやライカ
サイズの撮影画面サイズに関わらずフィルム縁から2.
5mmの位置に設定しているため、ラボにおけるプリン
ト処理時に上述の情報は、写し込まれたネガフィルムの
撮影画面情報記録領域を同一の光学センサで読み取るこ
とによって取り込まれ、どのような撮影がなされている
かが判読できる。
【0023】したがって、もし、SZ32サイズ画面の
撮影であれば、プリント装置で画面マスクサイズである
ネガマスクを自動的に大きく変更し、ライカサイズであ
ればマスクは従来のサイズに設定したままとする。同時
に、プリント装置の引き延ばしレンズの焦点距離も撮影
画面サイズに合わせて調節される。また、フィルム1の
送り量も画面サイズに合わせて自動的に変更する。ま
た、パノラマ撮影であることが検出されればパノラマプ
リントへ対応して引き伸ばし、倍率の自動的な変更が可
能になる。さらに、フラッシュ撮影かどうかの判別によ
り、プリントの色管理も自動的に行うことが可能にな
り、ラボ処理の迅速化やプリント品質の向上が実現でき
る。
【0024】次に、ライカサイズの画面のビット情報記
録領域18について説明する。図6は、ビット情報記録
領域18の詳細図である。この例では、1ビット当たり
の領域を0.25mm×0.3mmに設定し、縦にビッ
ト1からビット8までの8ビット、横に100ビットを
配置し、2mm×30mmの領域を設定してある。これ
らのビット情報は、後述するカメラに設けた縦に8ドッ
トのLEDアレー等が並んだ光学素子によりフィルム1
の給送中に光学的に書き込まれる。
【0025】このビッ卜の使用例を図6の22aの部分
に示す例を用いて説明する。図6の22aにおいて、ビ
ット1とビット8は、タイミングビットであり、そのビ
ット1とビット8は、それぞれ交互にオン(露光)され
ている。そして、撮影情報等の情報は、ビット2からビ
ット6までに書き込まれる。ビット7は、パリティビッ
トであり、例えば、縦の8ビット中オンしているビット
の数が常に偶数になていることによつて正しい情報であ
ることを示すために使用している。このようにすると5
ビット×100で500ビットの情報を記録することが
できる。
【0026】上記記録ビット情報は、プリント装置にお
いて上記領域18をCCD等の光学センサでスキャンし
ながら読み出すことができる。読み出した情報は、プリ
ンタによりプリントの裏面などに撮影情報や、メッセー
ジとして印刷したり、プリント時の露出補正などに利用
される。
【0027】また、上記領域18には図6の22aで示
したビット情報領域としての使い方以外に22bに示す
ようにキャラクタ文字を直接写し込むことも可能であ
り、撮影者の目視による撮影状態識別には有効である。
なお、上記撮影情報として撮影時のレンズFNo.が逆
さに記録されている状態を示しており、前述の領域22
aのようにビット情報として記録するよりも記録可能な
情報量は少なくなるが目視で判読でき、メリットも大き
い。このように領域18は、ビットによつで多量の情報
を記録したり、キャラクタ文字で目視可能な情報を記録
するのに使用される。
【0028】次に、上述したビット情報記録領域18に
どのような情報を記録しているかの情報を記録するビッ
ト識別情報記録領域19について説明する。図7は、ビ
ッ卜識別情報記録領域19の拡大図である。この格子状
配列パターンの領域19には19a,19b,19c,
19dの4つの領域があって、4ビットの情報が記録可
能である。領域19aへの記録情報は、上記領域18に
ビットで情報を記録したのか、または、文字で記録した
のか識別する領域であり、ビットで記録したとき、カメ
ラでこの領域を露光する。
【0029】領域19b,19c,19dには、ビット
で記録した情報種類をビット1類、ビット2類、ビット
3類情報等のグループ分けの識別情報を記録する。例え
ば、シャッタ秒時や絞り情報、露出捕正や光源色情報等
の撮影情報に関するものはビット1類、作者名や撮影場
所、撮影年月日やメッセージ等の撮影状況情報をビット
2類等にグループ分けしておく。
【0030】上述のように各情報を記録しておくことに
よつて、ラボでは、まず、領域18の情報でキャラクタ
文字であるかどうかを判別し、キャラクタ文字であれ
ば、プリント時に読み取る必要がないことが分かり、ま
た、ビット情報により、光源色情報等が記録されいると
分かれば、この情報によりプリントの色管理を行うソフ
トを働かせると良いことが分かる。さらに、メッセージ
情報であることが分かれば、プリントの裏に印刷出力す
る必要があること等が分かり、多様な対応を自動的にと
ることができる。なお、上記領域18,19に記録され
た情報を、以下、撮影情報と称する。
【0031】次に、図2、または、図3に示したフィル
ム1を収納するフィルムパトローネと、フィルム全体に
ついて説明する。図8,図9は上記フィルムパトローネ
30の縦断面図と上面図である。本パトローネ30の中
にスプール軸31に巻かれたフィルム1が収容されてお
り、フィルムの先端部32が遮光用部材33に挟まれて
図8のように一部露出している。
【0032】このフィルム1の露出先端部32は後述す
るカメラに装填した後のオートロードのために外部に露
出している。また、この先端部32にはカメラでオート
ロード時にカメラの巻き取りスプールに係合し易くする
ためのパーフォレーシヨン群34が設けられている。な
お、パトローネの外形寸法は、JIS135型フィルム
パトローネと同一の直径25mm、長さ43mmであ
る。但し、JIS135型フィルムパトローネにあった
スプール軸の突出部35は設けられていない。
【0033】図10は、フィルム1の全長を示す模式図
である。左側がパトローネ30のスプール巻き付き側で
穴部33でスプールに係止され、固着している。右側が
フィルム先端部で上述したパーフォレーション群34が
ある。撮影画面範囲36,37,38はSZ32サイズ
の画面で図示しているが、それぞれ1駒目、2駒目、最
終駒である。
【0034】1駒目の初めには画面間に設けた通常のパ
ーフォレーション3以外にパーフォレーション3aを設
けており、1駒目が始まることをカメラに伝達できるよ
うにしてある。即ち、カメラにおいてフィルム1を巻き
上げながらパーフォレーションの検出を行い、連続して
2つのパーフォレーションが検出された時、撮影開始の
1駒目が給送されて来たと判断してフィルム1のオート
ロードを停止し、撮影の準備が完了する。また、最終駒
の終端部にもパーフォレーション3bを設けてフィルム
の終端を検出して自動的に巻き戻しなどの作動を行なう
ことができる。
【0035】図11は、上記パトローネ30に設けられ
るDXコードパターンを示している。このDXコードパ
ターン群39は、前記特開平5−165127号で提案
されたDXコード表示を改良したものである。DXコー
ドパターン群39は、パトローネ30の側面にJIS1
35型フィルムパトローネと同一位置に同寸法で配置さ
れている。JIS135型フィルムパトローネにおいて
は電気接点部パターンB1 とB7 が共にアースに設定さ
れているが、フィルム1を収容したパトローネ30は、
パターンB7 を非導通にすることによって従来のJIS
135型フィルムと識別をする。それ以外はJIS13
5型フィルムパトローネの表示パターンと同じパターン
でB2 〜B6 でフィルムスピード、B8 〜B10で撮影可
能駒数、B11とB12でフィルムラチチュードを表示す
る。
【0036】次に、本発明の第1の実施の形態であっ
て、フィルム1が装着可能な一眼レフカメラ50につい
て説明する。図12は、フィルム1を使用してSZ32
サイズの画面で撮影可能な上記一眼レフカメラ50の裏
蓋を外した状態のカメラの背面図である。本カメラ50
にはフィルムパトローネ30を収容するパトローネ室5
1と、フィルム巻き戻し用のフォーク軸52と、DXコ
ードを読み取るためのDX1 〜DX12の12個の接点群
53と、パトローネ30を所定の位置に安定させるため
のバネ部材54が設けられている。
【0037】本カメラ50の撮影画面マスク55は、縦
32mm,横45mmのSZ32サイズに対応してい
る。マスク55の上下にはフィルムの平面性を確保する
ためのレール56,57,58,59が配設されてい
る。また、スプール室49にはフィルムの送り量を検出
するためのローラ60が設けられ、図示していない裏蓋
に設けたローラとでフィルム1を押し付け、フィルム1
の移送に応じて回転する。この回転量をエンコ−ダ等で
検出し、電気信号に変換してフィルム1の給送量を制御
する。
【0038】また、スプール室49にはフィルム巻き上
げ時にモータで回転されるフィルム巻き上げ用スプール
61が配設されている。また、フィルムをガイドするロ
ーラ62とフィルムのパーフォレーション穴を引っかけ
て確実なローディングを行うためのツメ63が設けてあ
る。
【0039】更に、画面マスク55の近傍には図2に示
すフィルム1の領域6に撮影データ等を写し込むための
LEDアレー等からなる写し込みモジュール64と、領
域7に撮影画面情報を写し込むための撮影情報写し込み
手段である写し込みモジュール65と、パーフォレーシ
ョン3の穴位置を検出するPR(フォトリフレクタ)6
6が設けられている。また、パトローネ室51の近傍に
カメラ本体に設けられた窪み67の中にフィルム1をオ
ー卜ロードするためのローラ68がフィルムレール59
とほぼ同じ高さになるように設けられている。
【0040】更に、パトロネ室51の下部には凹み69
が設けられており、後述するようにJIS135型フィ
ルムパトローネも装填可能になっている。そして、装填
されているフィルムがSZ32用フィルムか、JIS1
35型フィルムかを示すフィルムタイプ表示用LCD7
0が設けられている。例えば、SZ32用フィルム装填
のときは、LCD70には、図13(A)のように表示
され、JIS135型フィルム装填のとき、図13
(B)のように表示され、フィルムが末装填のとき、図
13(C)のように表示される。なお、外装部上面には
撮影可能駒数を逆算表示するLCD71も設けられてい
る。
【0041】次に、上記カメラ50に内蔵され、該カメ
ラの動作を制御する電気制御回路について図14を用い
て説明する。上記電気制御回路は、図14の電気回路ブ
ロック構成図に示すようにカメラ50の動作を制御する
CPU81と、その周辺の電気回路とで構成されてい
る。
【0042】上記CPU81は、カメラの電気回路を制
御するコントローラであり、入力端子P1 、P2 にはレ
リーズスイッチ82が、端子P3 、P4 には後蓋が閉じ
られたとき、オンする後蓋スイッチ83が、端子P5 、
P6 にはパノラマプリント撮影が選択されたとき、オン
するパノラマ切り換えスイッチ84がそれぞれ接続され
ている。
【0043】また、端子P7 にはカメラのローラ60の
回転量をパルスに変換するPI(フォトインターラプ
タ)85が、端子P8 にはパーフォレーションを検出す
るPR(フォトリフレクタ)66が接続されている。P
Iセンサ85、PRセンサ66からの入力パルス情報
は、パルス処理手段101によって処理され、フィルム
の給送制御に使用される。
【0044】端子P9 にはフラッシュ回路87が接続さ
れており被写体の明るさに応じてフラッシュが発光する
ようになっている。端子P11にはAE(自動露出)セン
サ88が接続され、シャッタ絞り制御回路103によっ
て露出が制御されるようになっている。端子P12にはA
F(オートフォーカス)センサ89が接続されており、
AF制御回路104により端子P13に接続されたAFモ
ータ駆動回路90が制御され、モータ(M)91によっ
てレンズの繰り出しを行う。
【0045】また、CPU81内にフィルム給送制御手
段105があり、前述のパルス処理手段101と協業し
て、端子P14に接続されたフィルム巻き上げ巻き戻しモ
ータ駆動回路92を制御し、モータ(M)93によりフ
ィルムを適切に給送する。端子P15、P16にはファイン
ダ内にシャッタスピードや絞り値等を表示するファイン
ダ内表示LCD94が接続されており、CPU81内の
ファインダ内表示回路106によって駆動し、上記ファ
インダ内表示を行うようになっている。
【0046】端子P101 からP112 は、カメラのDX端
子群53のDX1 からDX12に接続されており、DX端
子導通識別手段102によってDX情報が読み取られフ
ィルム感度識別手段107、フィルム枚数識別手段10
8、ラチチュード識別手段109、フィルムタイプ識別
手段110によってカメラに装填されたフィルムの感
度、撮影可能枚数、ラチチュード、フィルムタイプが認
識できるようになっている。
【0047】端子P17、P18にはフィルムタイプ表示用
LCD70が接続されており、前述のフィルムタイプ識
別手段110の識別結果を表示するようになっている。
更に、端子P19、P20には図2に示したフィルム1の撮
影画面情報記録領域7の領域に撮影画面情報を写し込む
光学素子である写し込みモジュール65が接続される。
端子P21、P22には図2の6の領域に撮影データ等を写
し込むためのLEDアレーである写し込みモジュール6
4が接続されている。
【0048】上記情報写し込みモジュール64、65
は、シャッタ絞り制御回路103、AF制御回路10
4、パノラマ切り替えスイッチ84、フィルムタイプ識
別手段111等の情報に基づいてCPU81内のデータ
生成手段111により生成された写し込みデータを、フ
ィルム給送手段105と協業しながら必要な情報を写し
込むようになっている。
【0049】また、端子P10には撮影可能駒数を表示す
るための駒数表示LCD71が接続されており、駒数カ
ウント表示回路112によりフィルム枚数識別手段10
8で識別された情報を基に駒数を表示するようになって
いる。また、駒数変換手段113が設けられおり、JI
S135型フィルムを使用するときは、フィルム枚数識
別手段108からの情報を変換して表示を行う。
【0050】次に、以上のように構成された本実施の形
態のカメラ50の作動について説明する。まず、図15
に示すようにフィルムパトローネ30をパトローネ室5
1に装填する。このとき、パトローネ30から一部露出
したフィルム先端部32がローラ68の上に乗せられ
る。この状態で裏蓋を閉じると裏蓋にはローラ68に対
向する位置に裏蓋ローラが設けられていてフィルム先端
部32をローラ68に押し付けるようになっている。裏
蓋の閉じをスイッチ83で電気的に検出してオートロー
ドを開始し、1駒目で自動的に停止をする。
【0051】次に、図16のフローチャートにより、撮
影シーケンス作動について説明する。レリーズがオンさ
れると(ステップS1)、AF制御、絞り制御、シャッ
タ制御が実行され、画面の露光が行われる(ステップS
2)。露光が終了すると、図2の領域7に図4、図5で
説明したような撮影画面サイズ識別情報を含む撮影画面
情報が写し込みモジュール65によって写し込まれる
(ステップS3)。更に、図2の領域6に撮影情報が写
し込みモジュール64によって写し込まれる(ステップ
S4)。
【0052】これらの写し込まれる情報は、図14のデ
ータ生成手段111がパノラマ切り換えスイッチ84の
状態やフラッシュ回路87の状態やシャッタ絞り制御回
路103の演算結果等から撮影画面情報と撮影情報をデ
ータとして出力されるものである。なお、本実施の形態
のカメラ50は、SZ32画面サイズで撮影する形式の
カメラであるので、図4の領域7aは、全画面露光され
る。
【0053】情報の写し込みが終了するとフィルムの給
送が行われ、ローラ60の回転量をPIセンサ85でカ
ウントしながら(ステップS5)、パーフォレーション
をPRセンサ66で検出すると(ステップS6)、フィ
ルム1の給送を停止させる(ステップS7)。駒数カウ
ント表示回路112で駒数を1駒減算して、その駒数を
LCD71に表示する(ステップS8)。駒数表示が
「0」でなければ、ステップS1に戻って、次の撮影の
待機状態となる。
【0054】このようにして撮影を続行し、駒数表示が
「0」になると、フィルム給送制御手段105によりフ
ィルムの巻き戻しを自動的に行い(ステップS10)、
巻き戻しが終了すると、動作を停止する(ステップS1
1)。
【0055】次に、本実施の形態のカメラ50にJIS
135型フィルムを装填した場合について、図17の上
記フィルム装填状態でのカメラの背面図により説明す
る。前記図12で示したように本実施の形態のカメラ5
0にはパトローネ室51の下部に凹み部69が設けられ
ており、JIS135型フィルムパトローネ120も装
填することができる。即ち、図17に示すようにフィル
ムリーダ部122をスプール61の上に乗せて裏蓋を閉
じれば現状のカメラと同じようにスプール61によって
オートロードされ、ローラー60の回転量をPIセンサ
85(図14)でカウントしてフィルム121の送り量
を制御する。
【0056】当然、撮影画面マスク55は、SZ32サ
イズ用の32mm×45mmと大きいため、露光される
撮影画面がパーフォレーションにかかることになるが、
プリント時には、プリント装置のマスクサイズがJIS
135型フィルムの撮影画面サイズに合ったサイズに変
更される。このように一般に流布しているJIS135
型フィルムも使用できるので、SZ32用フィルムが入
手難のときなどにも撮影が可能であり、そのメリットは
大きい。
【0057】撮影作動は、前述のSZ32フィルムのと
きと同様に図16のフローチャートに従って行われ、駒
数が「0」になると自動的にフィルムの巻き戻しが行わ
れる。但し、撮影画面情報の写し込みは、情報写し込み
領域7の位置がJIS135型フィルムのパーフォレー
ション穴位置となるため、正しい情報の写し込みが不可
能である。したがって、カメラ50でJIS135型フ
ィルムが装填されたときは、図16のステップS3の処
理を行わないようにしてもよい。
【0058】以上、説明したように本実施の形態のカメ
ラ30に適用されるフィルムパトローネ30は、従来の
JIS135型のフィルムに対して同一幅であるにも関
わらず撮影画面サイズがより大きいSZ32サイズの撮
影が可能なフィルム1を収納しており、さらに、上記J
IS135型フィルムパトローネと同一外形のフィルム
パトローネであり、しかも、本カメラにはJIS135
型フィルムもそのまま使用することができる。
【0059】さらに、カメラ固有の撮影画面サイズ識別
情報を含む撮影画面情報をフィルムの撮影画面の近傍の
領域7に格子状配列パターン情報として写し込むことに
より、ラボ等におけるプリント時に、撮影画面サイズに
対応したプリント条件、例えば、プリントマスクの設定
や引き延ばしレンズの焦点距離の設定を自動的に迅速に
行うことができる。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態のカメラ
であり、前記パトローネ30に収納されたSZ32サイ
ズ用のフィルム1を使用して、ライカサイズの撮影を行
うことができる一眼レフカメラ131について説明す
る。図18は、上記ライカサイズ撮影用の一眼レフカメ
ラ131の後蓋を外した状態の背面図である。本図にお
いて前記図12のカメラ50と同じ作用をする部材は同
じ符号で示し、その説明は省略する。
【0061】本カメラ131の撮影画面マスク132
は、縦24mm,横36mmのライカサイズになってい
る。このマスク132の近傍には、図3に示した情報記
録領域17、18、19に情報を光学的に写し込むため
の写し込み手段であるLEDアレー133が設けてあ
る。このLEDアレー133は、領域17、19のよう
な格子状配列パターンの写し込みと、領域18のように
縦8ビットのドットの写し込みとを可能とするものであ
る。このようにライカサイズ対応のカメラ131ではL
EDアレー133によって、撮影後のフィルム移送時、
領域17に撮影画面サイズ識別情報を含む撮影画面情報
が、また、領域18にビット信号による撮影情報が、さ
らに、領域19にビット識別情報がそれぞれ写し込まれ
る。
【0062】カメラ131の動作を制御する制御回路
は、図14の電気回路ブロック構成図で説明したカメラ
50の制御回路と基本的に同じであるが、情報の写し込
み動作は、上述のように写し込みモジュール65に代え
て写し込みモジュールのLEDアレー133によってフ
ィルム給送中に時間をずらせて行うので、写し込みモジ
ュール64は不要となる。また、本カメラ131は、J
IS135型フィルムパトローネ120もカメラ50と
同様に装填することが可能であり、オートロードも可能
である。
【0063】本カメラ131における撮影シーケンス動
作は、図19のフローチャートに示すように前記カメラ
50と略同様となるが、図16のフローチャートに示し
たステップS3とS4の情報写し込み処理がカメラ50
の場合とわずかに異なる。即ち、カメラ131では、図
3の領域17、18、19にLEDアレー133により
図6で説明したようなビット情報等の写し込みが行われ
る。その写し込みは図19のステップS3′のフィルム
給送開始された後のフィルム給送中、ステップS4′,
S5′で行われる。その他の動作は、前記カメラ50の
場合と同じであり、駒数表示が「0」になると、フィル
ムを巻き戻して停止する。
【0064】以上、説明した本実施の形態のカメラ13
1によれば、前記第1の実施の形態のカメラ50に適用
されるSZ32サイズのフィルム1とそのパトローネ3
0が適用でき、ライカサイズの撮影が可能である。しか
も、前記従来のJIS135型フィルムパトローネも使
用することができる。また、前記カメラ50の場合と同
様に撮影画面情報を格子状配列パターン情報、および、
ビット情報としてフィルムに写し込むことにより、ラボ
等におけるプリント時に、撮影画面サイズに対応したプ
リント条件、例えば、プリントマスクの設定や引き延ば
しレンズの焦点距離の設定を自動的に迅速に行うことが
できる。
【0065】次に、前記第1,第2の実施の形態のカメ
ラ50、または、131により撮影されたフィルムの画
像をプリントするプリント処理機200について説明す
る。図20は、上記プリント処理機200の画面マスク
周辺部の平面図であって、前記カメラ50によりSZ3
2サイズで撮影されたフィルム1の現像済みのネガフィ
ルム201をセットしようとしている状態を示す。該ネ
ガフィルム201は、SZ32サイズの撮影画面202
を有し、図2で示した領域7に撮影画面情報が光学的に
記録されている。
【0066】一方、プリント処理機200にはフィルム
の上下のガイドレール203,204と、4つのローラ
205、206、207、208が設けられており、該
ローラを回転駆動してフィルム201を左から右へと送
るようになっている。フィルム給送路上に画面マスク2
09が配設されており、そのマスク209の開放状態の
開口サイズは、SZ32サイズ32mm×45mmより
わずかに小さくなっている。また、上記マスク209の
サイズは、切り換え可能であり、パノラマプリントの画
面サイズマスク210にも切り換えられる。さらに、ラ
イカサイズやライカサイズでのパノラマプリントの画面
サイズにも切り換え可能である。
【0067】画面マスク209の近傍には、前述の領域
7や領域17に記録された撮影画面サイズ識別情報を含
む撮影画面情報や、領域18,19に記録された撮影情
報を読み込むためのCCDであるラインセンサ212
と、画面端の検出や撮影された被写体の情報をスキャン
して入力するCCDのラインセンサ213が配設されて
いる。ラインセンサ212,213は、それぞれネガフ
ィルム上方から照射された光の透過光を検出するように
なっている。
【0068】フィルム送り量は、ローラ205等の回転
量やラインセンサ213の画面端検出信号等で制御され
るが、さらに、ガイドレール204に沿って配設される
フォトリフレクタ(PR)216,217によりパーフ
ォレーション3を検出し、より正確な制御が行われるよ
うに構成されている。
【0069】次に、上記プリント処理機によるプリント
処理の流れについて図21のフローチャートにより説明
する。上記図20に示す状態からネガフィルム201が
更に右方向に押し込まれると、ローラ205,206等
によってフィルムが自動的に移送される。フィルムが移
送されると領域7の撮影画面情報がラインセンサ212
で読み取られ、画面サイズの判別、画面サイズに応じた
フィルム送り量の算出、フラッシュ使用の有無による露
光補正判別等が行われる(ステップS21,30)。検
出された画面サイズが、例えば、パノラマプリント撮影
サイズであった場合、画面マスク209はそれに合致し
たサイズの画面マスク210に切り換えられる(ステッ
プS22)。
【0070】更に、フィルム201が移送されると、ロ
ーラ205等の回転量により必要なフィルム移送量が検
出され、フィルム201は撮影画面サイズ識別情報に基
づいた指定位置に自動的に停止させるが、そのとき、ラ
インセンサ213によって画面端位置が検出され(ステ
ップS23)、同時に、PR216、217によりパー
フォレーション3の位置も検出し(ステップS24)、
正確な位置にフィルムを停止させる(ステップS2
5)。なお、上述のように上記センサ213,216,
217等でフィルム位置が検出されるので、花火の撮影
画面のように画面枠部の境界が分かりにくい画面でも正
しい位置にフィルム201を停止させることが可能にな
る。
【0071】続いて、領域7の撮影画面情報から読み取
ったフラッシュの使用状況やSZサイズやライカサイズ
やパノラマサイズ等の撮影画面サイズに対応したレンズ
の焦点距離設定や色補正、露光量決定がなされ(ステッ
プS26)、露光が行われる(ステップS27)。露光
が終了すると、再び、フィルム201は移送開始され
(ステップS28)、次のプリント動作へ移り、上記ス
テップS21からの処理を繰り返す。
【0072】以上、説明した本プリント処理機による
と、カメラ50、または、131によって撮影されたネ
ガフィルムを用いてプリント処理を行う場合、該フィル
ムの領域7,17等に記録された撮影画面サイズ識別情
報を含む撮影画面情報に基づいて、プリント画面マスク
209のマスクサイズの変更、さらに、レンズの焦点距
離の設定、フィルム移送量の設定、色補正、露光量決定
等を自動的に行うことができ、迅速に、しかも、高精度
のプリント処理を行うことができる。
【0073】(付記)上述した本発明の実施の形態に基
づいて、以下に示す構成を有するカメラを提案する。す
なはち、 (1)装填されたフィルムにそのカメラ特有の撮影画面
サイズを露光するカメラであって、ラボがプリント処理
する際にプリント装置のマスクサイズまたは焦点距離等
の変更ができるように、撮影画面領域近傍の予め定めら
れた複数の仮想領域において上記カメラ特有の撮影画面
サイズを識別可能な格子状配列パターン情報を写し込む
補正情報写し込み手段を具備したことを特徴とするカメ
ラ。
【0074】(2)上記補正情報写し込み手段によって
写し込まれる格子状配列パターン情報は、上記プリント
装置によって上記カメラ特有の撮影画面サイズとは異な
るサイズの撮影画面がプリントアウト可能となるように
指定する配列パターンを有していることを特徴とする付
記(1)記載のカメラ。
【0075】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載のカメラによると、異なる画面サイズの撮影を示す
撮影画面サイズ識別情報をフィルムの撮影画面近傍の領
域に記録するようにしたので、そのネガフィルムによる
プリントをラボ等で行う場合、上記撮影画面サイズ識別
情報を読み取って、プリントマスクサイズの設定や引き
延ばしレンズの焦点距離の設定など画面サイズに対応し
たプリント条件の設定を自動的にしかも迅速に行うこと
ができる。
【0076】本発明の請求項2記載のカメラによると、
カメラ固有の画面サイズ識別するための撮影画面サイズ
識別情報をフィルムの撮影画面近傍の領域に記録するよ
うにしたので、ラボ等でのプリント処理時に上記撮影画
面サイズ識別情報を読み取って、画面サイズに対応した
プリント条件の設定を自動的にしかも迅速に行うことが
できる。
【0077】本発明の請求項3記載のカメラによると、
カメラ固有の画面サイズ識別するための撮影画面サイズ
情報をフィルムの撮影画面近傍の領域に記録するように
したので、ラボ等でのプリント処理時に上記撮影画面サ
イズ識別情報を読み取って、プリントマスクサイズの設
定や引き延ばしレンズの焦点距離の設定など画面サイズ
に対応したプリント条件の設定を自動的にしかも迅速に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すカメラに適用
されるフィルムの画面配置図。
【図2】図1のフィルムの画面サイズ(SZ32)の画
面の詳細を示す図。
【図3】図1のフィルムをライカサイズとして適用する
ときの画面の詳細を示す図。
【図4】図2のフィルムにおける情報記録領域の拡大
図。
【図5】図4の情報記録領域の記録パターンを示す図で
あり、(A)は、SZ32サイズ撮影画面であることを
示すパターン、(B)は、SZ32サイズでのパノラ
マ,フラッシュオフの撮影を示すパターン、(C)は、
ライカサイズでのパノラマ,フラッシュオンの撮影を示
すパターン。
【図6】図3のライカサイズ画面におけるビット記録情
報領域の記録パターン詳細図。
【図7】図3のライカサイズ画面におけるビッ卜識別情
報記録領域の拡大図。
【図8】図1のフィルムを収納するフィルムパトローネ
の縦断面図。
【図9】図8のフィルムパトローネの上面図。
【図10】図1のフィルムの全長を示す模式図。
【図11】図8のパトローネの側面に設けられるDXコ
ードパターンを示す図。
【図12】本発明の第1の実施の形態のカメラで、図1
のフィルムを適用してSZ32サイズの画面を撮影する
一眼レフカメラの裏蓋を外した状態の背面図。
【図13】図12のカメラに装填されている撮影フィル
ムの種類を表示するLCD表示部の状態を示す図であっ
て、(A)はSZ32サイズフィルムパトローネ装填
時、(B)はJIS135型フィルムパトローネと装填
時、(C)はパトローネ未装填時のそれぞれの表示状態
を示す。
【図14】図12のカメラにおける電気制御回路のブロ
ック構成図。
【図15】図12の一眼レフカメラにフィルムパトロー
ネを装着した状態を示す図。
【図16】図12のカメラにおける撮影シーケンスのフ
ローチャート。
【図17】図12の一眼レフカメラにJIS135型フ
ィルムパトローネを装填した状態での背面図。
【図18】本発明の第2の実施の形態のカメラであっ
て、図1のフィルムを適用してライカサイズの画面を撮
影する一眼レフカメラの裏蓋を外した状態の背面図。
【図19】図18のカメラにおける撮影シーケンスのフ
ローチャート。
【図20】本発明の第1,第2の実施の形態のカメラで
撮影されたネガフィルムを用いてプリントを行うプリン
ト処理機の画面マスク周辺部の平面図。
【図21】図20のプリント処理機におけるプリント処
理のフローチャート。
【符号の説明】
1 ………フィルム 2,202………SZ32サイズ撮影画面 2P,10P………パノラマサイズ撮影画面 7,17 ………記録領域(撮影画面サイズ識別情報を
記録する領域) 10 ………ライカサイズ撮影画面 50,131……一眼レフカメラ(カメラ) 55 ………写し込みモジュール(写し込み手段) 133 ………LEDアレー(写し込み手段) 200 ………プリント処理機(プリント装置) 201 ………ネガフィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影フィルムの画像を引き伸ばしてプリン
    トするとき、撮影画面サイズに応じてプリンタの画面マ
    スクサイズや引き延ばしレンズの焦点距離を自動的に変
    更するための画面サイズ識別情報を撮影画面の近傍に写
    し込む撮影情報写し込み手段を有することを特徴とする
    カメラ。
  2. 【請求項2】装填されたフィルムにそのカメラ特有の撮
    影画面サイズを露光するカメラであって、 該カメラで撮影されたフィルム画像のプリント処理の際
    に、上記カメラ特有の撮影画面サイズを識別できるよう
    に撮影画面サイズ情報を露光された撮影画面の近傍に写
    し込む撮影情報写し込み手段を具備したことを特徴とす
    るカメラ。
  3. 【請求項3】上記撮影情報写し込み手段により記録され
    る上記撮影画面サイズ情報は、プリント装置のマスクサ
    イズまたは焦点距離変更用の情報であることを特徴とす
    る請求項2記載のカメラ。
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