JPH09241967A - 消臭性繊維及びその製造方法 - Google Patents

消臭性繊維及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09241967A
JPH09241967A JP8075259A JP7525996A JPH09241967A JP H09241967 A JPH09241967 A JP H09241967A JP 8075259 A JP8075259 A JP 8075259A JP 7525996 A JP7525996 A JP 7525996A JP H09241967 A JPH09241967 A JP H09241967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
ion
deodorant
metal salt
sparingly soluble
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8075259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3695604B2 (ja
Inventor
Yoko Yamamoto
葉子 山本
Ryosuke Nishida
良祐 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Exlan Co Ltd
Original Assignee
Japan Exlan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Exlan Co Ltd filed Critical Japan Exlan Co Ltd
Priority to JP07525996A priority Critical patent/JP3695604B2/ja
Priority to US08/761,700 priority patent/US5897673A/en
Priority to TW085115625A priority patent/TW334482B/zh
Priority to DE69633817T priority patent/DE69633817T2/de
Priority to EP96309445A priority patent/EP0783048B1/en
Priority to KR1019960074319A priority patent/KR100443183B1/ko
Publication of JPH09241967A publication Critical patent/JPH09241967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3695604B2 publication Critical patent/JP3695604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンモニア等の窒素系化合物および硫化水素
等の硫黄系化合物に対し優れた消臭性能を有し、紡績以
降の後加工が可能な繊維物性を有する消臭性繊維及び該
繊維の製造方法を提供する。 【構成】 イオン交換またはイオン配位可能な極性基と
架橋構造を有する繊維に金属および/または難溶性金属
塩の微粒子を含有してなる。 【効果】 消臭性能と加工性に優れた消臭繊維が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた消臭性能を
有する消臭繊維とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活様式の変化、居住環境の高密
度化や機密性の高まり等により、悪臭が問題とされ、臭
いの除去に対する要求が高まってきている。
【0003】従来の消臭繊維としては活性炭繊維、消臭
物質を繊維表面に後加工により付着固定させたもの、ま
たは練り混んだもの等が知られている。しかし、活性炭
繊維は黒色である上に基本的に物性の低いものであるた
めその用途は限られたものであり、消臭物質を後加工に
より付着させたものは基本的に大きな消臭性能が得られ
ない、練り混んだものは消臭物質の粒子径が大きいと繊
維の物性を著しく損なう場合があるといった問題点を有
していた。そのため練り混みタイプでは、消臭物質の粒
子径が小さいことが好ましく、同時に、消臭性能の点か
らも表面積を大きくする意味で粒子径はできるだけ小さ
いことが望まれる。しかし、練り混み式では粒子の微粒
化に限界があり、消臭性能を十分に生かしきれないとい
った問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アン
モニア等の窒素系化合物及び硫化水素等の硫黄系化合物
に対し優れた消臭性能を有し、上述のようなこれまでの
技術に見られた問題点を解決する消臭繊維を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、イオン交換ま
たはイオン配位可能な極性基を有し、かつ架橋構造を有
する繊維中に、金属および/または難溶性金属塩の微粒
子を含有してなる消臭性繊維に関するものである。
【0006】さらには、かかる消臭繊維を得るための製
造方法の発明としては、次の3つの方法が包含される。 1.イオン交換またはイオン配位可能な極性基を含有す
る架橋繊維中の極性基に金属イオンをイオン交換または
イオン配位した後、還元反応により、架橋繊維中に金属
微粒子を析出せしめる方法。 2.イオン交換またはイオン配位可能な極性基を含有す
る架橋繊維中の極性基に金属イオンまたは金属イオンと
結合して難溶性金属塩を析出し得るイオンをイオン交換
またはイオン配位し、次に難溶性金属塩を析出沈殿させ
ることのできる化合物により難溶性金属塩微粒子を架橋
繊維中に析出せしめる方法。 3.イオン交換またはイオン配位可能な極性基を含有す
る架橋繊維中の極性基に金属イオンまたは金属イオンと
結合して難溶性金属塩を析出し得るイオンをイオン交換
またはイオン配位し、次に難溶性金属塩を析出沈殿させ
ることのできる化合物により難溶性金属塩微粒子を架橋
繊維中に析出せしめ、続いて還元反応を行い、架橋繊維
中に金属および/または難溶性金属塩の微粒子を析出せ
しめる方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明に用いる架橋繊維に含有される極性基としては、ア
ニオンあるいはカチオンのイオンをイオン交換またはイ
オン配位することが可能な極性基であれば特に限定はな
く例えば、アニオンのイオン交換基としては、1級アミ
ノ基、2級アミノ基、3級アミノ基、4級アミノ基、カ
チオンのイオン交換基としては、リン酸基、リン酸エス
テル基、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル
基、イオン配位基としては、カルボニル基、水酸基、メ
ルカプト基、エーテル基、エステル基、スルホニル基、
シアノ基などがあげられる。中でも1級アミノ基、2級
アミノ基、3級アミノ基、4級アミノ基、リン酸基、カ
ルボキシル基、スルホン酸基、シアノ基を用いた場合良
好な結果が得られ、特に金属イオンと錯体あるいは塩を
形成し易いカルボキシル基が優れている。
【0008】なお含有される極性基の量としては、含有
させるべき金属および/または難溶性金属塩の微粒子の
量に応じて適宜選択することができるが、骨格を形成す
るポリマー部分を差し引いた量となるため、32mmo
l/g以下となる。ある程度の繊維物性が必要となる場
合は16mmol/g以下であることが好ましい。一方
金属および/または難溶性金属塩の微粒子の消臭性能は
微粒子であるが故に極微量でも発揮され得るため、0.
01mmol/g以上の極性基があれば十分である。ま
た架橋繊維中への極性基の導入方法についても特に制限
はなく、極性基を有したモノマーを、骨格ポリマーの作
成(重合)段階で使用することによる導入、あるいは骨
格ポリマー形成後あるいはさらに繊維に形成後の、化学
的、物理的な変性による極性基の導入などの方法を用い
ることができる。
【0009】本発明に用いられるマトリックスとなるポ
リマーの基本骨格としては、架橋構造を有している限り
においては、天然ポリマー、半合成ポリマー及び合成ポ
リマーのいずれであってもよく特に制限はない。具体的
なポリマーとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、塩化ビニル、ABS樹脂、ナイロン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリスチレン、
ポリアセタール、ポリカーボネイト、アクリル樹脂、フ
ッ素樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエ
ラストマー、メラミン樹脂、ユリア樹脂、4フッ化エチ
レン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウ
レタン樹脂及びフェノール樹脂等のプラスチック;ナイ
ロン、ポリエチレン、レーヨン、アセテート、アクリ
ル、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、キュプ
ラ、トリアセテート、ビニリデン等の繊維;天然ゴム及
びシリコーンゴム、SBR(スチレン・ブタジエン・ゴ
ム)、CR(クロロプレンゴム)、EPM(エチレン・
プロピレンゴム)FPM(フッ素ゴム)、NBR(ニト
リルゴム)、CSM(クロルスルホン化ポリエチレンゴ
ム)、BR(ブタジエンゴム)、IR(合成天然ゴ
ム)、IIR(ブチルゴム)、ウレタンゴム及びアクリ
ルゴム等の合成ゴム等があげられる。
【0010】中でも金属および/または難溶性金属塩の
微粒子を合成する際に伴う物理的、化学的変化に耐える
ことができる様な特性、即ち耐熱性、耐薬品性の点より
炭素−炭素結合に基ずく基本骨格を有したポリマー、例
えばビニル系ポリマーが好ましく、特にイオン交換また
はイオン配位可能な極性基を容易に導入することのでき
るポリマー、具体的には、ポリスチレン系あるいはポリ
アクリロニトリル系の重合体を用いることにより良好な
結果を得ることができる。
【0011】本発明の繊維を構成する基本骨格ポリマー
における架橋の構造としては、金属および/または難溶
性金属塩の微粒子を含有せしめる工程において該ポリマ
ーが物理的、化学的に変性をうけない限りにおいては特
に限定はなく、共有結合による架橋、イオン架橋、ポリ
マー分子間相互作用または結晶構造による架橋等いずれ
の構造のものでもよい。また、架橋を導入する方法につ
いても、特に限定はないが、繊維を形成する必要がある
ため、繊維に成形後行う必要がある。
【0012】なお、ポリアクリロニトリル系重合体を用
い、架橋構造としてヒドラジンによる架橋構造を導入し
たものは、繊維物性が良好で、金属および/または難溶
性金属塩の微粒子の含有量を高めることができ、耐熱性
に優れ、コスト的にも良好な結果を得ることができる。
特に、窒素含有量の増加が1.0〜15.0重量%であ
るヒドラジン架橋による場合さらに好ましい結果を得る
ことができる。なお、窒素含有量の増加とは原料アクリ
ル系繊維の窒素含有量とヒドラジン架橋アクリル系繊維
の窒素含有量との差をいう。
【0013】また、ポリマーマトリックス骨格中の架橋
構造の割合である架橋度についても、ポリマーマトリッ
クス骨格の形状が金属および/または難溶性金属塩の微
粒子生成に伴う物理的、化学的反応においても保持でき
る限りにおいては特に制限はない。
【0014】本発明における微粒子である金属および/
または難溶性金属塩としては、還元反応により金属を析
出するもの或いは溶解度積定数が10-5以下の水難溶性
の塩であり、消臭性を有するものであれば特に限定はな
いが、具体的には、Cu,Fe,Ni,Zn,Ag,T
i,Co,Al,Cr,Pb,Sn,In,Zr,M
o,Mn,Cd,Bi,Mgの群から選ばれた1種以上
の金属および/またはこれらの酸化物、水酸化物、塩化
物、臭化物、ヨウ化物、炭酸塩、リン酸塩、塩素酸塩、
臭素酸塩、沃素酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、
チオシアン酸塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩、珪酸
塩、アルミン酸塩、タングステン酸塩、バナジン酸塩、
モリブデン酸塩、アンチモン酸塩、安息香酸塩、ジカル
ボン酸塩の群から選ばれた1種以上を用いることが好ま
しい。なお、これらの金属のうち2種類以上を同時に用
いることにより合金の微粒子とすることは本発明の範囲
をなんら逸脱するものではない。なお含有される金属お
よび/または難溶性金属塩の量としては、任意に設定す
ることができ特に限定はない。
【0015】本発明における金属および/または難溶性
金属塩の微粒子の大きさは任意に選択できるものであり
特に限定はないが、消臭性能、特に消臭速度の点から、
できるだけ小さな粒子のほうが表面積が大きくなるため
好ましく、1.0μm以下のサブミクロンオーダー以下
のものが適切である。
【0016】本発明における金属および/または難溶性
金属塩の微粒子の形状としては、特に限定はなく、球
状、針状、紡錘状、棒状、円柱状、多面体状、多針状等
あらゆる形状をとることができる。また、架橋繊維中へ
の分散の状態としても、特に限定はない。特に、本発明
は容易に繊維全体にわたり完全均一に分散担持すること
ができることに特徴がある。ただ、表面と中心部に濃度
差をもうける、ドメイン構造とする等の方法も採ること
ができ、この様な方法においても本発明をなんら逸脱す
るものではない。
【0017】本発明における金属および/または難溶性
金属塩の微粒子を含有する繊維の形態としては、任意に
選択されるものであり特に制限はないが、機能発現能を
向上させるため単位重量あたりの表面積を大きくし、繊
維内部の金属および/または難溶性金属塩も有効に利用
するという意味から、多孔質体である繊維の場合が良好
な結果を得ることができる。特に、1.0μm以下の細
孔径を有し、かつその細孔が連結し、さらに繊維表面に
連通してなる多孔質繊維よりなる場合特に好ましい。こ
の場合細孔径が1.0μmを超えるようなものである
と、繊維自体の物性が低下するとともに、表面積が減少
し好ましい結果とならない。
【0018】本発明の製造方法における還元反応方法と
しては、金属イオンを金属に還元できる方法であれば特
に限定はない。例えば、金属イオンに電子を与える化合
物である、水素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジン、ホル
マリン、アルデヒド基を含む化合物、硫酸ヒドラジン、
青酸およびその塩、次亜硫酸およびその塩、チオ硫酸
塩、過酸化水素、ロッシェル塩、ブドウ糖、アルコール
基を含む化合物、次亜リン酸とその塩等の還元剤を用い
溶液中で還元させる方法、また、水素、一酸化炭素、硫
化水素などの還元性雰囲気中での熱処理による方法、光
照射による方法、あるいはこれらを組み合わせた方法な
どをあげることができる。
【0019】なお、溶液中での還元反応を行う際、 反
応系中へ水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム等の塩
基性化合物、無機酸、有機酸等のpH調整剤、クエン酸
ナトリウム、酢酸ナトリウム等のオキシカルボン酸系統
のものあるいはホウ素、炭酸等の無機酸、有機酸、無機
酸のアルカリ塩等の緩衝剤、硫化物、フッ化物等の促進
剤、塩化物、硫化物、硝化物等の安定剤、界面活性剤等
の改良剤等を加えることは本発明をなんら逸脱するもの
ではない。また還元性雰囲気中での熱処理による方法の
際、不活性ガスとして窒素、アルゴン、ヘリウム等を併
用することについても同様である。
【0020】本発明の製造方法において、金属イオンと
結合して難溶性金属塩を析出しうるイオンまたは化合物
としては特に限定はなく、例えば水酸化物イオン、塩
素、臭素、ヨウ素、炭酸、リン酸、塩素酸、臭素酸、ヨ
ウ素酸、硫酸、亜硫酸、チオ硫酸、チオシアン酸、ピロ
リン酸、ポリリン酸、珪酸、アルミン酸、タングステン
酸、バナジン酸、モリブデン酸、アンチモン酸、安息香
酸、ジカルボン酸等を用いることができる。金属イオン
を先に繊維中の極性基にイオン交換または配位した場合
はこれらの化合物により難溶性金属塩を架橋繊維中に析
出させ、これらのイオンを先に繊維中の極性基にイオン
交換またはイオン配位した場合は、目的とする難溶性金
属塩の金属イオンを含み目的の難溶性金属塩を析出せし
め得る金属化合物により難溶性金属塩を架橋繊維中に析
出させる。
【0021】なお、それぞれの悪臭成分に対する金属微
粒子と難溶性金属塩微粒子の消臭能力の優劣が異なる場
合は、金属および難溶性金属塩の双方を析出させること
が好ましい。例えば、窒素系化合物に対しては難溶性金
属塩が、硫黄系化合物に対しては金属が優れた吸着能力
を有する場合には、双方を担持することにより、より幅
広い消臭性能が得られる。ここで、金属および難溶性金
属塩を架橋繊維中に析出させる方法における、難溶性金
属塩微粒子の析出方法、及び難溶性金属塩の一部を金属
に還元する方法については、前述の難溶性金属塩の析出
方法、及び金属への還元方法と同様である。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中の部及び百分率は、断りのない限り重量
基準で示す。
【0023】なお、消臭率、繊維内の細孔径、繊維の空
孔率は以下の方法により求めた。
【0024】(1)消臭率(%) 乾燥した供試繊維2gを20℃、相対湿度65%で調温
調湿した後、テドラーバッグに入れて密閉、空気を抜
く。ここに20℃、相対湿度65%の空気を1Lt入
れ、続いて悪臭成分ガスを30ppmとなるよう注入す
る。これを前記条件下に放置し、2時間後のテドラーバ
ッグ内悪臭成分ガス濃度を検知管により測定する(Ap
pm)。この結果から次式により消臭率を算出した。な
お、消臭率測定はすべて大気圧下(1atm)で行っ
た。 (消臭率(%))=(30−A)/30 ×100
【0025】(2)細孔径(μm) 島津ーマイクロメリティックス ポアサイザー 931
0形 を使用して、繊維内の細孔径を測定した。
【0026】(3)空孔率(cm3 /g) 繊維を80℃真空乾燥機で5時間乾燥し、dry重量B
(g)を求める。続いて20℃の純水中に30分間浸漬
した後2分間遠心脱水し、wet重量C(g)を求め、
次式によって空孔率を算出した。 (空孔率(cm3 /g))=(C−B)/B
【0027】実施例 1 アクリロニトリル90%及びアクリル酸メチル10%か
らなるアクリロニトリル系重合体(30℃ジメチルホル
ムアミド中での極限粘度〔η〕=1.2)10部を48
%のロダンソーダ水溶液90部に溶解した紡糸原液を、
常法に従って紡糸、延伸(全延伸倍率;10倍)した
後、乾球/湿球=120℃/60℃の雰囲気下で乾燥
(工程収縮率14%)して単繊維直径38μmの原料繊
維Iaを得た。
【0028】原料繊維Iaを、10%ヒドラジン水溶液
中に添加し120℃で3時間ヒドラジン架橋反応を行っ
た。得られた架橋繊維は水洗、脱水後、さらに10%苛
性ソーダ水溶液に添加し、100℃、1時間で加水分解
反応を実施した。洗浄、脱水、乾燥後得られた原料繊維
Ibは、窒素増加量1.7%であり、カルボキシル基量
は、1.3mmol/gであった。
【0029】原料繊維Ibを、5%硝酸銀水溶液中に添
加し80℃、30分間イオン交換反応をした後、洗浄、
脱水、乾燥後、銀イオン交換処理繊維Icを得、次に1
80℃で30分間熱処理を実施した。その結果、平均粒
子径0.02μmの銀微粒子を1.6%含有した本発明
の金属微粒子含有繊維を得ることができた。なお、平均
粒子径は走査型顕微鏡により繊維の表面または内部を観
察し算出したものであり、金属含有量は繊維を濃厚な硝
酸、硫酸、過塩素酸溶液で湿式分解後、原子吸光法によ
り測定したものである。
【0030】実施例 2 銀イオン交換処理繊維Icを、5%苛性ソーダ水溶液に
添加、50℃で20分間処理した。その結果、1.7%
の酸化銀微粒子を含有した本発明の難溶性金属塩微粒子
含有繊維IIdを得た。
【0031】実施例 3 原料繊維Iaを、10%ヒドラジン水溶液中に添加し1
00℃で3時間ヒドラジン架橋反応を行った。得られた
架橋繊維は水洗、脱水後、さらに50%N,N−ジメチ
ル−1,3−ジアミノプロパン水溶液に添加し、105
℃、5時間でアミノ化処理を行った。洗浄、脱水、乾燥
後得られた原料繊維 IIIbの3級アミノ基量は2.1m
mol/gであった。
【0032】原料繊維 IIIbを5%チオシアン酸ナトリ
ウム水溶液に添加し80℃、30分間イオン交換反応し
た後、洗浄、脱水し、続いて5%硝酸銀水溶液中に添加
し80℃、30分間処理した。その結果、2.1%のチ
オシアン酸銀微粒子を含有した本発明の難溶性金属塩微
粒子含有繊維を得た。
【0033】実施例 4 難溶性金属塩微粒子含有繊維IIdを1%ヒドラジン水溶
液に浸漬し、30℃で10分間還元処理した。その結
果、0.6%の銀微粒子および1.3%の酸化銀微粒子
を含有した本発明の金属および難溶性金属塩の微粒子を
含有する繊維を得ることができた。なお、酸化銀と銀の
定量は、酸化銀をアンモニア水に溶解することにより分
離して行った。
【0034】実施例 5 銀イオン交換処理繊維Icを10%ヒドラジン水溶液に
浸漬し、50℃で20分間還元処理したこと以外は、実
施例1と同様な方法により本発明の金属微粒子含有繊維
を得た。
【0035】実施例 6 アクリロニトリル/アクリル酸メチル/メタリル酸スル
ホン酸ソーダ=95/4.7/0.3の組成で作製した
アクリロニトリル系重合体を用い、48%ロダン酸ソー
ダ水溶液に溶解して紡糸原液を作製した。次に5℃の1
2%ロダン酸ソーダ水溶液中へ紡出、次いで水洗、10
倍延伸を施し、得られた未乾燥繊維を130℃×10分
間の条件でスチームを用いて湿熱処理を行い、さらに1
00℃で20分間乾燥することにより平均細孔径0.0
4μmの多孔質原料繊維VIaを得た。次にこの繊維を実
施例1と同様な方法により本発明の金属微粒子含有繊維
に変換せしめた。
【0036】実施例 7 ジメチルホルムアミド60部を容器中でかきまぜながら
グリセリン17.5部と混合した、次にアクリロニトリ
ル93.6%、アクリル酸メチル5.7%およびメタリ
ルスルホン酸ナトリウム0.7%からなるアクリロニト
リル共重合体22.5部をかきまぜながら添加し、そし
てかきまぜを80℃で1時間続けた。次に濾過後、その溶
液を496ホールの紡糸口金を通して常法により乾式紡
糸した。紡糸ダクトの温度は180℃であり、固体含量
22.5%およびグリセリン含量17.5%を有する溶
液の粘度は85落下球秒であつた。次にそのトウを沸騰
水中で1:3.6の比率で延伸し、僅かに張力をかけた
状態で沸騰水中で3分間洗浄した。次いで、許容収縮率
10%、温度100℃でスクリーンドラム乾燥器中にお
いて乾燥し、平均細孔径0.17μmの多孔質原料繊維
を得た。次にこの繊維を実施例1と同様な方法により本
発明の金属微粒子含有繊維に変換せしめた。
【0037】実施例 8 原料繊維Iaを実施例1と同様な方法によりヒドラジン
架橋した後、洗浄、脱水、乾燥を行い、加水分解処理を
することなくニトリル基の残存した原料繊維を得た。次
に、得られた繊維を実施例1と同様な方法により、銀イ
オン交換し、銀微粒子を析出させることにより本発明の
金属微粒子含有繊維に変換せしめた。
【0038】実施例 9 実施例1の紡糸において、ノズル径のより小さなものを
用い単繊維直径17μmの原料繊維を得たこと以外は実
施例1と同様にして本発明の金属微粒子含有繊維を得
た。
【0039】比較例 1 平均粒子径4.6μmの銀粒子を紡糸原液に添加する以
外は実施例1の紡糸までと同様にして、比較例としての
銀粒子含有繊維を得た。得られた繊維は1.8%の銀粒
子を含有するものであった。
【0040】比較例 2 平均粒子径4.6μmの銀粒子を紡糸原液に添加(添加
量は比較例1と同量)し、ノズルに実施例9と同じもの
を用いたこと以外は実施例1と同様にして原料繊維を得
ようとしたが、延伸において糸切れが発生し、繊維は得
られなかった。
【0041】実施例1から9および比較例1、2により
得られた繊維の消臭性能、特性等を表1にまとめる。な
お、実施例の比較については、いずれも消臭能力が高く
前述の消臭率測定方法では差がつきにくいため、検体重
量を0.5gとし同様の測定を行った結果を併記した。
また、カルボキシル基量と3級アミノ基量は電位差測定
法により求め、ニトリル基量は標準物質と対比させ、赤
外吸収強度により求めた。
【0042】
【表1】
【0043】表1に示す通り、本発明の実施例1から9
は、優れた消臭性能を有しており、かつ、紡績以降の後
加工が可能な繊維物性、単繊維強度、伸度、結節強度を
兼ね備える繊維であることがわかる。また、実施例6お
よび7の多孔質の繊維中に金属微粒子が含有されてなる
ものは、繊維内部の金属微粒子まで悪臭成分が到達しや
すいために、さらに優れた消臭性能を有する繊維であっ
た。これに対して比較例1は消臭物質の粒子径が大きく
表面積が小さいために、消臭性能が発揮されず、ほとん
ど消臭能力を示さないものであった。なお、比較例2に
ついては繊維が得られなかったため、評価を行えなかっ
た。
【0044】実施例10〜15 実施例10から12は、表2に示すとおり金属微粒子の
金属種類を変えたことと、還元剤を変えたこと以外は実
施例6と同様な方法により、本発明の金属微粒子含有繊
維を得た。更に、実施例13から15は、多孔質原料繊
維VIaに、表2に示すとおり難溶性金属塩の金属の種
類、および難溶性金属塩を析出させるための化合物を変
えたこと以外は実施例2と同様の処理を行うことによっ
て、本発明の難溶性金属塩微粒子含有繊維を得た。得ら
れた繊維の消臭性能、特性等を表2にあわせてまとめ
る。
【0045】
【表2】
【0046】表2でも示される通り、本発明の実施例1
0から15は、各種の金属または難溶性金属塩の微粒子
が多孔質体の繊維中に含有されており、優れた消臭性能
と、紡績以降の後加工が可能な繊維物性、単繊維強度、
伸度、結節強度を兼ね備える繊維であることがわかる。
【0047】
【発明の効果】本発明の消臭性繊維は繊維中に金属およ
び/または難溶性金属塩の微粒子を含有することによ
り、優れた消臭性能と紡績以降の後加工が可能な繊維物
性を兼ね備える繊維である。
【0048】そのうえ、金属および難溶性金属塩が共存
している場合にはより幅広い消臭性能を備えることが可
能である。例えば悪臭成分として、硫化水素とアンモニ
アが共存するような場合で酸性の硫化水素消臭に重点を
置くような場合は、難溶性金属塩を酸化銀のような塩基
性の塩とすれば硫化水素に対して優れた消臭性能が得ら
れ、同時に銀金属を担持させることにより、アルカリ性
のアンモニア消臭性能をもカバーすることが可能となる
のである。また、かかる本発明の繊維は大別すれば3つ
の製造方法によって製造される。即ち原料繊維の化学的
性質や目的とする製品の性能に応じて、各種の製造方法
を使用し得るのである。
【0049】そして該繊維の優れた加工性を利用して、
不織布、織物、編物、紙、あるいは基材への植毛など様
々な形態に加工できるため、消臭が求められる様々な用
途分野に広く用いられる。例えば排水処理フィルター等
の水浄化エレメント、エアコンフィルター、空気清浄機
フィルター、クリーンルーム用エアーフィルター、除湿
機用フィルター、業務用ガス処理フィルター等の空調機
器用エレメントの他、下着、靴下等衣料品全般、布団、
枕、シーツ、毛布、クッション等の寝装寝具、カーテ
ン、カーペット、マット、壁紙、ぬいぐるみ、造花、造
木等のインテリア用品、マスク、失禁ショーツ、濡れテ
ィッシュ等の衛生材料、車のシート、内装等の車内用
品、トイレカバー、トイレマット、ペット用トイレ等の
トイレ用品、冷蔵庫、ごみ箱の内張り等の台所用品、そ
の他、靴の中敷き、スリッパ、手袋、タオル、雑巾、ゴ
ム手袋の内張り、長靴の内張り、貼付材、生ゴミ処理装
置等が挙げられる。
【0050】該繊維は、他の繊維等と混紡または混合し
て使用することにより、上記のような分野でより有効に
用いられる。例えば、布団等の中綿や不織布として使用
する場合にはポリエステル等の他繊維と混紡して使用す
ることにより、バルキー性等の性能が付与される。ま
た、酸性ガス吸収材等の他の吸収材と混合して用いるこ
とにより、より広範囲のものを対象とした吸収材が得ら
れる。このように、他の機能を付与する目的で、また、
該繊維の混率を下げる目的で、この他種々のものと組み
合わせて使用することが可能である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン交換またはイオン配位可能な極性
    基を有し、かつ架橋構造を有する繊維中に、金属および
    /または難溶性金属塩の微粒子を含有してなることを特
    徴とする消臭性繊維。
  2. 【請求項2】 金属および/または難溶性金属塩の微粒
    子が、Cu,Fe,Ni,Zn,Ag,Ti,Co,A
    l,Cr,Pb,Sn,In,Zr,Mo,Mn,C
    d,Bi,Mgの群から選ばれた1種以上の金属および
    /またはこれらの酸化物、水酸化物、塩化物、臭化物、
    ヨウ化物、炭酸塩、リン酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、ヨ
    ウ素酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、チオシアン
    酸塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩、珪酸塩、アルミン
    酸塩、タングステン酸塩、バナジン酸塩、モリブデン酸
    塩、アンチモン酸塩、安息香酸塩、ジカルボン酸塩の群
    から選ばれた1種以上の難溶性金属塩であることを特徴
    とする請求項1記載の消臭性繊維。
  3. 【請求項3】 金属および/または難溶性金属塩の微粒
    子を含有する繊維が、1.0μm以下の細孔径を有して
    なる多孔質体であり、かつその細孔が連結し、さらに繊
    維表面に連通してなる多孔性繊維よりなることを特徴と
    する請求項1または2に記載の消臭性繊維。
  4. 【請求項4】 金属および/または難溶性金属塩の微粒
    子を含有する繊維が、ヒドラジン架橋による架橋アクリ
    ロニトリル系重合体であり、かつ残存ニトリル基の0.
    1重量%以上がカルボキシル基に変換されてなることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消臭性繊
    維。
  5. 【請求項5】 硫化水素、アンモニアのいずれかに対す
    る消臭性が、下記の消臭試験において消臭率60%以上
    である請求項1から4のいずれかに記載の消臭性繊維。 消臭試験 ; テドラーバッグに検体2gと硫化水素、
    アンモニアのいずれかの悪臭成分30ppmを含有する
    空気1Ltをいれて密閉し、2時間後のテドラーバッグ
    内の悪臭成分濃度を検知管で測定する。 消臭率(%)=(初期濃度ー2時間後濃度)/初期濃度
    ×100 とする。
  6. 【請求項6】 イオン交換またはイオン配位可能な極性
    基を含有する架橋繊維中の極性基に金属イオンをイオン
    交換またはイオン配位した後、還元反応により、架橋繊
    維中に金属微粒子を析出せしめることを特徴とする消臭
    性繊維の製造方法。
  7. 【請求項7】 イオン交換またはイオン配位可能な極性
    基を含有する架橋繊維中の極性基に金属イオンまたは金
    属イオンと結合して難溶性金属塩を析出し得るイオンを
    イオン交換またはイオン配位し、次に難溶性金属塩を析
    出沈殿させることのできる化合物により難溶性金属塩微
    粒子を架橋繊維中に析出せしめることを特徴とする消臭
    性繊維の製造方法。
  8. 【請求項8】 イオン交換またはイオン配位可能な極性
    基を含有する架橋繊維中の極性基に金属イオンまたは金
    属イオンと結合して難溶性金属塩を析出し得るイオンを
    イオン交換またはイオン配位し、次に難溶性金属塩を析
    出沈殿させることのできる化合物により難溶性金属塩微
    粒子を架橋繊維中に析出せしめ、続いて還元反応を行
    い、架橋繊維中に金属および/または難溶性金属塩の微
    粒子を析出せしめることを特徴とする消臭性繊維の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 金属および/または難溶性金属塩の微粒
    子が、Cu,Fe,Ni,Zn,Ag,Ti,Co,A
    l,Cr,Pb,Sn,In,Zr,Mo,Mn,C
    d,Bi,Mgの群から選ばれた1種以上の金属および
    /またはこれらの酸化物、水酸化物、塩化物、臭化物、
    ヨウ化物、炭酸塩、リン酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、ヨ
    ウ素酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、チオシアン
    酸塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩、珪酸塩、アルミン
    酸塩、タングステン酸塩、バナジン酸塩、モリブデン酸
    塩、アンチモン酸塩、安息香酸塩、ジカルボン酸塩の群
    から選ばれた1種以上の難溶性金属塩であることを特徴
    とする請求項6から8のいずれかに記載の消臭性繊維の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 架橋繊維が、1.0μm以下の細孔径
    を有してなる多孔質体であり、かつその細孔が連結し、
    さらに繊維表面に連通してなる多孔質繊維よりなること
    を特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の消臭性
    繊維の製造方法。
  11. 【請求項11】 金属および/または難溶性金属塩の微
    粒子を含有する繊維が、ヒドラジン架橋による架橋アク
    リロニトリル系重合体であり、かつ残存ニトリル基の
    0.1重量%以上がカルボキシル基に変換されてなるこ
    とを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載の消
    臭性繊維の製造方法。
JP07525996A 1995-12-29 1996-03-04 消臭材 Expired - Lifetime JP3695604B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07525996A JP3695604B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 消臭材
US08/761,700 US5897673A (en) 1995-12-29 1996-12-06 Fine metallic particles-containing fibers and method for producing the same
TW085115625A TW334482B (en) 1996-03-04 1996-12-18 Fine metallic particles-containing fibers and method for producing the same
DE69633817T DE69633817T2 (de) 1995-12-29 1996-12-23 Verfahren zur Herstellung von Fasern enthaltend feine Metallteilchen
EP96309445A EP0783048B1 (en) 1995-12-29 1996-12-23 Method for producing fine metallic particles-containing fibers
KR1019960074319A KR100443183B1 (ko) 1995-12-29 1996-12-28 금속미립자-함유섬유및이의제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07525996A JP3695604B2 (ja) 1996-03-04 1996-03-04 消臭材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09241967A true JPH09241967A (ja) 1997-09-16
JP3695604B2 JP3695604B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=13571053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07525996A Expired - Lifetime JP3695604B2 (ja) 1995-12-29 1996-03-04 消臭材

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3695604B2 (ja)
TW (1) TW334482B (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368426B1 (ko) * 2000-04-24 2003-01-24 정창수 은이온이 흡착된 살균 섬유 및 그 제조방법
WO2005083171A1 (ja) * 2004-03-02 2005-09-09 Japan Exlan Co., Ltd. 抗ウイルス性繊維、及び該繊維の製法、並びに該繊維を用いた繊維製品
JP2007063704A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Japan Exlan Co Ltd 導電性繊維
JP2007070748A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Toyobo Co Ltd アレルゲン不活化繊維および該繊維の製造方法、並びに該繊維を用いた繊維製品
JP2009133710A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Iwasaki Electric Co Ltd 活性酸素種の検出方法及び検出装置
JP2013204206A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Daiwabo Holdings Co Ltd 多機能性再生セルロース繊維、それを含む繊維構造物及びそれらの製造方法
JP2013204205A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Daiwabo Holdings Co Ltd 消臭性再生セルロース繊維、その製造方法及び繊維構造物
JP2014074243A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Japan Exlan Co Ltd 光触媒含有繊維および該繊維を含有する繊維構造物
WO2018151050A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 日本製紙株式会社 組成物

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI451165B (zh) * 2006-05-25 2014-09-01 Au Optronics Corp 背光模組及其平面燈
TWI555890B (zh) * 2013-12-18 2016-11-01 財團法人工業技術研究院 具有吸收紅外線功能的紗線及其紡織品
TWI623658B (zh) * 2016-01-08 2018-05-11 財團法人工業技術研究院 複合紡織品
US10519595B2 (en) 2017-12-29 2019-12-31 Industrial Technology Research Institute Composite textile
CN110804856B (zh) * 2019-10-21 2021-11-16 南通大学 一种光催化降解活性染料的腈纶织物及其制备方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148965A (en) * 1980-04-17 1981-11-18 Mitsubishi Rayon Co Durable sterilizable fiber
JPS63214261A (ja) * 1987-03-04 1988-09-06 旭化成株式会社 消臭用高分子及び製造方法
JPH0284533A (ja) * 1988-08-17 1990-03-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 消臭性繊維
JPH03124811A (ja) * 1989-10-05 1991-05-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 多孔質消臭性アクリル系合成繊維およびその製造法
JPH04185764A (ja) * 1990-11-17 1992-07-02 Toyobo Co Ltd 消臭性繊維及びその製造方法
JPH06272174A (ja) * 1993-03-16 1994-09-27 Toray Ind Inc 消臭性アクリロニトリル系合成繊維およびその製造方法
JPH07150470A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Japan Exlan Co Ltd 多孔質アクリロニトリル系繊維

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148965A (en) * 1980-04-17 1981-11-18 Mitsubishi Rayon Co Durable sterilizable fiber
JPS63214261A (ja) * 1987-03-04 1988-09-06 旭化成株式会社 消臭用高分子及び製造方法
JPH0284533A (ja) * 1988-08-17 1990-03-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 消臭性繊維
JPH03124811A (ja) * 1989-10-05 1991-05-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 多孔質消臭性アクリル系合成繊維およびその製造法
JPH04185764A (ja) * 1990-11-17 1992-07-02 Toyobo Co Ltd 消臭性繊維及びその製造方法
JPH06272174A (ja) * 1993-03-16 1994-09-27 Toray Ind Inc 消臭性アクリロニトリル系合成繊維およびその製造方法
JPH07150470A (ja) * 1993-11-30 1995-06-13 Japan Exlan Co Ltd 多孔質アクリロニトリル系繊維

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368426B1 (ko) * 2000-04-24 2003-01-24 정창수 은이온이 흡착된 살균 섬유 및 그 제조방법
WO2005083171A1 (ja) * 2004-03-02 2005-09-09 Japan Exlan Co., Ltd. 抗ウイルス性繊維、及び該繊維の製法、並びに該繊維を用いた繊維製品
JPWO2005083171A1 (ja) * 2004-03-02 2008-01-17 日本エクスラン工業株式会社 抗ウイルス性繊維、及び該繊維の製法、並びに該繊維を用いた繊維製品
JP2007063704A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Japan Exlan Co Ltd 導電性繊維
JP2007070748A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Toyobo Co Ltd アレルゲン不活化繊維および該繊維の製造方法、並びに該繊維を用いた繊維製品
JP2009133710A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Iwasaki Electric Co Ltd 活性酸素種の検出方法及び検出装置
JP2013204206A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Daiwabo Holdings Co Ltd 多機能性再生セルロース繊維、それを含む繊維構造物及びそれらの製造方法
JP2013204205A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Daiwabo Holdings Co Ltd 消臭性再生セルロース繊維、その製造方法及び繊維構造物
JP2014074243A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Japan Exlan Co Ltd 光触媒含有繊維および該繊維を含有する繊維構造物
WO2018151050A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 日本製紙株式会社 組成物
JP2018145585A (ja) * 2017-02-14 2018-09-20 日本製紙株式会社 組成物
US11186952B2 (en) 2017-02-14 2021-11-30 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Composition which contains composite fibers composed of inorganic particles and fibers

Also Published As

Publication number Publication date
JP3695604B2 (ja) 2005-09-14
TW334482B (en) 1998-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100443183B1 (ko) 금속미립자-함유섬유및이의제조방법
JPH09241967A (ja) 消臭性繊維及びその製造方法
WO1998026115A1 (fr) Matieres fibreuses a base de fluororesines et textiles desodorisants et antibacteriens fabriques a partir de ces matieres
JPH09132814A (ja) セルロース−ポリアクリル酸系高保水性繊維、及びその製造法
JP6101429B2 (ja) 多機能性再生セルロース繊維、それを含む繊維構造物及びそれらの製造方法
JP2818929B2 (ja) 消臭剤、消臭繊維及びその製造方法、並びに消臭加工体
JPH09241970A (ja) 金属微粒子含有繊維とその製造方法
JPH09228241A (ja) 抗菌・抗黴繊維とその製造方法
Liu et al. Effective removal of cationic dyes in water by polyacrylonitrile/silica aerogel/modified antibacterial starch particles/zinc oxide beaded fibers prepared by electrospinning
JP4560787B2 (ja) 消臭繊維構造物
JP2013204207A (ja) 消臭性再生セルロース繊維、それを用いた繊維構造物及びそれらの製造方法
JP2013204205A (ja) 消臭性再生セルロース繊維、その製造方法及び繊維構造物
WO2019058674A1 (ja) 物質分解除去性複合体
US6482514B1 (en) Deodorant rayon fibers and method for producing the same
JP2002066315A (ja) 有害物質の吸着素材及び有害物質の脱着方法並びに内分泌攪乱物質の定量方法
JP3658463B2 (ja) 消臭繊維製品およびその製法
JP3235092B2 (ja) 塩基性ガス吸収繊維及びその製造方法
JPH108327A (ja) 機能性繊維およびその製造法
JPH09176917A (ja) 消臭・抗菌性アクリル系合成繊維及びその製造方法
JPH09157978A (ja) 消臭・抗菌性アクリル系合成繊維からなる繊維製品
WO1997034040A1 (fr) Fibre desodorisante, processus de preparation et article a base de fibres desodorisantes
JP2007169800A (ja) 消臭・難燃性ポリエステル系繊維構造物およびその製造方法
WO2021157230A1 (ja) 複合酸化物粒子、消臭剤、洗濯用組成物、洗浄剤組成物、繊維品及び樹脂成形品
JP2006104605A (ja) 光触媒活性を有する機能性繊維
JPH10314284A (ja) セルロース系消臭材料およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term