JPH09240295A - 車両用燃料タンク - Google Patents

車両用燃料タンク

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JPH09240295A
JPH09240295A JP5307196A JP5307196A JPH09240295A JP H09240295 A JPH09240295 A JP H09240295A JP 5307196 A JP5307196 A JP 5307196A JP 5307196 A JP5307196 A JP 5307196A JP H09240295 A JPH09240295 A JP H09240295A
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JP
Japan
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tank
support plate
sub
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vehicle
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JP5307196A
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Toru Kajiwara
徹 梶原
Masahiro Osaka
雅宏 大坂
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両走行時の振動等によりタンク本体1の底
壁11が大きく挙動することがあっても、この挙動に対
応してサブタンク2が固定される支持板3を充分に撓ま
せて、該支持板3とサブタンク2との間の固定個所に大
きな応力集中が発生するのを確実に防止できる燃料タン
クを提供する。 【解決手段】 支持板3の食み出し部31と対向するサ
ブタンク2における底壁21の少なくとも一方側端縁
に、この底壁21を支持板3に対し上方側に離間するよ
うに屈曲させることにより、食み出し部31に沿って延
びる段部23を一体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンク本体の内底部に
支持板を介してサブタンクを固定するようにした車両用
燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種燃料タンクは、例えば特開
平5ー96963号公報に示されているように、タンク
本体の内底部に、その底部に連通するサブタンクを設け
て、該サブタンクから燃料の汲上げを行うことにより、
車両が傾斜した場合などに燃料切れが発生するのを防止
するようにしている。
【0003】そして、前記サブタンクを取付けるにあた
って、同公報では、タンク本体の底壁とサブタンクの底
壁との間に、該サブタンクの側壁より両外側方に食み出
す食み出し部をもつ支持板を介装して、この支持板にサ
ブタンクをスポット溶接により固定すると共に、該支持
板の各食み出し部をそれぞれタンク本体の底壁にスポッ
ト溶接により固定するようにしている。
【0004】斯くする場合、前記サブタンクの底壁は面
積小のため面剛性が高いのに対し、前記タンク本体の底
壁は面積大で前記サブタンク側よりも面剛性が遥かに低
いため、車両走行時の振動等により前記タンク本体の底
壁が大きく挙動することになるが、この挙動の発生時、
該挙動に追従して前記支持板を撓ませることにより、こ
の支持板と前記サブタンクとの溶接個所に応力が集中す
るのを抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のよう
に、前記支持板にサブタンクをスポット溶接し、該サブ
タンクの側壁から両外側方に突出する前記支持板の各食
み出し部を前記タンク本体の底壁にスポット溶接すると
きには、このタンク本体の底壁が挙動した場合、前記支
持板は、そのサブタンク側壁の対向部位と前記各食み出
し部の前記タンク本体への溶接部位との間でしか撓むこ
とができないので、前記タンク本体の底壁が挙動した場
合の前記支持板の撓み量が充分とは言えず、前記タンク
本体に大きな振動が付与されたような場合で、該タンク
本体の底壁が大きく挙動したとき、この挙動を前記支持
板では充分に吸収することができず、該支持板とサブタ
ンクとの溶接個所に大きな応力集中が起って、このサブ
タンクが取外れたりすることが考えられる。
【0006】本発明の主な目的は、車両走行時の振動等
によりタンク本体の底壁がたとえ大きく挙動することが
あっても、この挙動に対応して支持板を充分に撓ませる
ことができ、該支持板とサブタンクとの間の溶接個所に
大きな応力集中が発生するのを確実に防止できる燃料タ
ンクを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、タンク本体1の底壁11
と、このタンク本体1の内底部に設けるサブタンク2の
底壁21との間に、該サブタンク2の側壁22より外側
方に食み出す食み出し部31をもつ支持板3を介装し
て、この支持板3にサブタンク2を固定すると共に、該
支持板3の食み出し部31をタンク本体1の底壁11に
固定するようにした車両用燃料タンクであって、前記食
み出し部31に沿う前記サブタンク2の底壁側端縁にお
いて、このサブタンク2の底壁21を上方に屈曲させ
て、該底壁21を前記支持板3に対して離間させる段部
23を形成している。
【0008】
【発明の作用及び効果】以上の構成によれば、サブタン
ク2における底壁21の側端縁に、該底壁21を支持板
3に対し上方側に離間させる段部23が、該支持板3の
食み出し部31に沿って形成されているので、前記サブ
タンク2の底壁21を前記支持板3に固定し、該支持板
3の食み出し部31をタンク本体1の底壁11に固定し
たとき、前記段部23により前記支持板3の撓み代を拡
大でき、つまり、前記段部23の形成分だけ前記支持板
3をより多く撓ませることができ、このため、車両走行
時の振動等により前記タンク本体1の底壁11がたとえ
大きく挙動することがあっても、この挙動に対応して前
記支持板3を充分に撓ませて、該支持板3と前記サブタ
ンク2との間の固定部位に大きな応力集中が発生するの
を阻止できて、該サブタンク2が取外れたりするのを確
実に防止することができる。
【0009】また、前記サブタンク2には、通常、その
底壁21の一部を上方側に膨出させて、該膨出部にサク
ション機能確保用の孔が形成されており、この孔は燃料
タンクの形状等によって前記底壁21への形成個所が変
動するため、タンク形状に応じて各別に前記膨出部と孔
とを形成する必要があったのに対し、以上のように、前
記支持板3の撓み性を確保するため前記段部23を形成
する場合、この段部23の任意個所に前記孔を打ち分け
るだけで各種タンクに対応可能とすることができ、しか
も、前記支持板3の食み出し部31に沿って前記サブタ
ンク2に段部23を形成することにより、該段部23で
前記サブタンク2の強度を強化することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示す燃料タンクは、薄肉金
属板製のタンク本体1と、このタンク本体1の内底部に
固定され、該タンク本体1内と連通する同じく薄肉金属
板製のサブタンク2とから構成されており、前記タンク
本体1は、底壁11と、その外周端縁から立上がる側壁
12とをもつロアタンク部1Aと、上壁13と、その外
周端縁から垂下する側壁14とをもつアッパタンク部1
Bとを備え、前記ロア及びアッパタンク部1A,1Bの
各側壁12,14の端部側に設けた鍔部15,16を接
合一体化することにより、前記燃料タンクを内部中空状
に形成している。前記サブタンク2は、底壁21と、そ
の外周端縁から立上がる側壁22とを備え、上部開放の
有底矩形状に形成している。
【0011】また、前記ロアタンク部1Aと前記サブタ
ンク2との間には、該サブタンク2よりも全体大きさが
大とされ、長さ方向両側がサブタンク2の両側から外方
側に食み出す食み出し部31,31をもつ支持板3を介
装させ、この支持板3の上部側に前記サブタンク2の底
壁21を複数のスポット溶接部S1により固定すると共
に、前記支持板3の各食み出し部31を前記タンク本体
1の底壁11に複数のスポット溶接部S2により固定し
ている。
【0012】そして、図2で明らかなように、前記支持
板3の各食み出し部31,31と対向する前記サブタン
ク2における底壁21の長さ方向両端縁部に、この底壁
21の一部が前記支持板3に対し上方側に離間するよう
に屈曲させることにより、前記各食み出し部31,31
に沿って延びる一対の段部23,23を対向状に一体に
形成する。
【0013】以上の構成とするときには、前記サブタン
ク2の前記各食み出し部31との対向部位に設けた各段
部23により、前記支持板3の撓み代を大幅に拡大する
ことができ、つまり、この支持板3は、前記サブタンク
2の底壁21に設けた段部23,23の形成内端側で前
記支持板3への対接部位と、前記各食み出し部31,3
1の前記タンク本体1へのスポット溶接部S2,S2と
の範囲にわたって撓ませることができ、従って、車両走
行時の振動等により前記タンク本体1の底壁11がたと
え大きく挙動することがあっても、この挙動に対応して
前記支持板3を充分に撓ませて、該支持板3と前記サブ
タンク2との間のスポット溶接部S1に大きな応力集中
が発生するのを阻止できて、該サブタンク2が前記支持
板3から取外れたりするのを確実に防止できる。
【0014】また、以上のように、前記支持板3の各食
み出し部31に沿って前記サブタンク2の底壁21側に
段部23,23を形成することにより、これら各段部2
3でもって前記サブタンク2の強度を強化することがで
き、しかも、前記サブタンク2の底壁21に前記支持板
3の各食み出し部31と対向状に一対の段部23,23
を設ける場合、これら各段部23の任意個所に前記サク
ション機能確保用の孔24を形成できるので、この孔2
4を前記各端部23に打ち分けるだけで形状の異なる各
種タンクに対応可能となって、燃料タンクの汎用性を向
上させることができる。尚、以上の実施形態では、前記
サブタンク2の底壁21で前記支持板3の各食み出し部
31との対向部位に、それぞれ一対の段部23,23を
形成するようにしたが、この段部23は、前記サブタン
ク2における底壁21の一方側だけに前記食み出し部3
1に沿って対向状に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる燃料タンクの一部切欠いた斜
視図。
【図2】 その要部の拡大縦断面図。
【符号の説明】
1……タンク本体 11…底壁 2……サブタンク 21…底壁 22…側壁 23…段部 3……支持板 31…食み出し部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体(1)の底壁(11)と、こ
    のタンク本体(1)の内底部に設けるサブタンク(2)
    の底壁(21)との間に、該サブタンク(2)の側壁
    (22)より外側方に食み出す食み出し部(31)をも
    つ支持板(3)を介装して、この支持板(3)にサブタ
    ンク(2)を固定すると共に、該支持板(3)の食み出
    し部(31)をタンク本体(1)の底壁(11)に固定
    するようにした車両用燃料タンクであって、 前記食み出し部(31)に沿う前記サブタンク(2)の
    底壁側端縁において、このサブタンク(2)の底壁(2
    1)を上方に屈曲させて、該底壁(21)を前記支持板
    (3)に対して離間させる段部(24)を形成している
    ことを特徴とする車両用燃料タンク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006312415A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toyota Motor Corp 燃料タンク構造
TWI462845B (zh) * 2010-10-05 2014-12-01 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp Vehicle fuel tank

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006312415A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toyota Motor Corp 燃料タンク構造
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