JP2006312415A - 燃料タンク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 扁平形状燃料タンクに適用でき、且つ、燃料タンク本体内の燃料残量が少なくなっても、燃料偏り時にサブタンク内の燃料液面を高い位置に保持する。
【解決手段】 燃料タンク本体12内の底部12Bに配置されたサブタンク20の上部が上壁部26で閉塞されている。このため、車体が傾いたり旋回して、燃料タンク本体12内の燃料が偏った場合に、サブタンク20内の燃料がサブタンク20の側壁部24の上端部からサブタンク外へ流出しないようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される燃料タンクの構造に関する。
従来、燃料タンク構造においては、燃料タンクの底部に固定されたサブタンクが、水平方向の断面積が小さい上部と、水平方向の断面積が大きい下部とからなり、サブタンクの下部に燃料ポンプの燃料吸込口が配置されている構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−310262号 実開昭63−006939号 特開平7−304341号 特開2000−257524号
しかしながら、特許文献1では、サブタンク内に燃料ポンプが配置されており、サブタンクの上部に燃料ポンプを挿入するための開口部が形成されている。このため、車体が傾いたり旋回して、燃料タンク本体内の燃料が燃料タンク本体の片側へ偏った場合には、サブタンク内の燃料も偏り、サブタンクの開口部から流出する。これを防止し、サブタンク内の燃料液面を高い位置に保持するために、特許文献1では、サブタンクの側壁部を高くしているが、底部に対して上下高さが低い、所謂、扁平形状燃料タンクでは、高くしたサブタンクの側壁部と燃料タンク本体の上壁部とが干渉する。このため、特許文献1の構成は扁平形状燃料タンクに適していない。
本発明は上記事実を考慮し、扁平形状燃料タンクに適用でき、且つ、燃料タンク本体内の燃料残量が少なくなっても、燃料偏り時にサブタンク内の燃料液面を高い位置に保持できる燃料タンク構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の燃料タンク構造は、燃料タンク本体内の底部に配置し上部を閉塞したサブタンクと、前記サブタンクに連通された燃料通過パイプと、を有することを特徴とする。
燃料タンク本体内の底部に配置されたサブタンクの上部が閉塞されている。このため、車体が傾いたり旋回して、燃料タンク本体内とサブタンク内の燃料がそれぞれのタンクの片側へ偏った場合(燃料偏り時)に、サブタンク内の燃料が上部からサブタンク外へ流出しない。この結果、燃料タンク本体内の燃料残量が少なくなっても、燃料偏り時に、燃料通過パイプから吸い込み可能な燃料液面高さがサブタンク内に確保される。また、サブタンクの側壁部を高くする必要がないため、サブタンクの側壁部と扁平形状の燃料タンク本体とが干渉しない。
請求項2記載の本発明は、上部を閉塞したサブタンクと、前記サブタンクに連通された燃料通過パイプと、前記サブタンクの外側に前記サブタンクの側壁の周方向に沿って配置され、一方の端部が前記サブタンクに形成された燃料流入孔に連結し、他方の端部が前記側壁の周方向端部を越えて延びている燃料流入パイプと、を有することを特徴とする。
サブタンクの上部が閉塞されているため、車体が傾いたり旋回して、燃料タンク本体内とサブタンク内の燃料がそれぞれのタンクの片側へ偏った場合(燃料偏り時)に、サブタンク内の燃料が上部からサブタンク外へ流出しない。この結果、燃料タンク本体内の燃料残量が少なくなっても、燃料偏り時に、燃料通過パイプから吸い込み可能な燃料液面高さがサブタンク内に確保される。また、サブタンクの側壁部を高くする必要がないため、サブタンクの側壁部と扁平形状の燃料タンク本体とが干渉しない。また、サブタンクの外側にサブタンクの側壁の周方向に沿って配置された燃料流入パイプの一方の端部が燃料流入孔に連結しており、燃料流入パイプの他方の端部がサブタンクの側壁の周方向端部を越えて延びている。このため、燃料タンク本体内の燃料が、燃料タンク本体のサブタンクの燃料流入孔側へ偏った場合にも、燃料流入パイプの他方の端部より下方となるサブタンク内の燃料はサブタンク外へ流出しない。
請求項3記載の本発明は請求項1、2の何れか1項に記載の燃料タンク構造において、前記燃料タンク本体に設けられた燃料ポンプと前記燃料通過パイプとを連通する連通部材を有することを特徴とする。
燃料タンク本体の形状やサブタンクの形状等に制約されず、サブタンクを燃料切れが起こり難い燃料タンク本体内の位置に配置すると共に、サブタンクの燃料通過パイプと、燃料タンク本体におけるサブタンクの上方以外となる部位に配置された燃料ポンプと、を連通部材で連通する。
請求項4記載の本発明は請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料タンク構造において、前記サブタンクの上壁部の中央部にガス抜き孔を設けたことを特徴とする。
サブタンクの上壁部の中央部にガス抜き孔を設けたため、サブタンク内に燃料が流入する際に、ガス抜き孔からサブタンク内の気体(燃料ガス)が抜ける。
請求項5記載の本発明は請求項1〜4の何れか1項に記載の燃料タンク構造において、前記サブタンクの上壁部の周縁部と側壁部の上端とをかしめ結合したことを特徴とする。
サブタンクの上壁部の周縁部と側壁部の上端とをかしめ結合したため、側壁部と上壁部とをシール溶接する場合に比べて容易にシールできる。
請求項6記載の本発明は請求項5に記載の燃料タンク構造において、前記サブタンクの上壁部の周縁部に前記側壁部との間に隙間を開けて上方向へ延びる延長部を形成し、前記延長部に前記サブタンクと前記燃料タンク本体と連通する連通手段を形成したことを特徴とする。
サブタンクの上壁部の周縁部に側壁部との間に隙間を開けて上方向へ延びる延長部を形成し、延長部にサブタンクと燃料タンク本体と連通する連通手段を形成したため、延長部によって囲まれた部位に溜まった燃料が、連通手段を通ってサブタンク内に流入する。この結果、延長部によって囲まれた部位に溜まった燃料を燃料ポンプに吸い込むことができる。
請求項1記載の本発明の燃料タンク構造は、扁平形状燃料タンクに適用でき、且つ、燃料タンク本体内の燃料残量が少なくなっても、燃料偏り時にサブタンク内の燃料液面を高い位置に保持できる。
請求項2記載の本発明の燃料タンク構造は、扁平形状燃料タンクに適用でき、且つ、燃料タンク本体内の燃料残量が少なくなっても、燃料偏り時にサブタンク内の燃料液面を高い位置に保持できる。
請求項3記載の本発明の燃料タンク構造は、燃料タンク本体の形状やサブタンクの形状等に制約されず、サブタンクを燃料切れが起こり難い燃料タンク本体内の位置に自由に配置できる。
請求項4記載の本発明の燃料タンク構造は、サブタンクの燃料流入孔からサブタンク内に燃料が流入し易くなる。
請求項5記載の本発明の燃料タンク構造は、サブタンクの生産性が向上する。
請求項6記載の本発明の燃料タンク構造は、燃料ポンプによって吸い込むことができない燃料の量を低減できる。
本発明における燃料タンク構造の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
なお、図中矢印UPは燃料タンクの上方方向を示している。
図1に示される如く、本実施形態の燃料タンク10は、底部に対して上下高さが低い、所謂、扁平形状(薄型)燃料タンクとなっており、燃料タンク10の燃料タンク本体12は、燃料タンク本体12の上部を構成するタンクアッパ14と、燃料タンク本体12の下部を構成するタンクロア16とで構成されている。
燃料タンク本体12の上壁部12Aには燃料ポンプ18が取付けられており、燃料ポンプ18は、その長手方向を燃料タンク上下方向に沿って配置されている。また、燃料タンク本体12の内部であって底部12B(燃料タンク10の底壁部の上面)には、サブタンク20が配置されている。
図3に示される如く、サブタンク20は扁平な矩形箱体となっている。サブタンク20はサブタンク20の底部を形成する底壁部22と、サブタンク20の外周部を形成する側壁部24と、サブタンク20の上部(蓋部)を形成する上壁部26と、で構成されており、サブタンク20は上部が上壁部26によって閉塞されている。また、サブタンク20の側壁部24は底壁部22の周縁部をプレス加工等で屈曲することで形成されており、側壁部24の上端部には、サブタンク20の外側に向かってフランジ24Aが形成されている。このフランジ24Aには、上壁部26の周縁部26Aがシーム溶接(連続スポット溶接)等によって、隙間無く結合されている(シール結合されている)。
図1に示される如く、サブタンク20における上壁部26の下面の燃料タンク本体12の底部12Bの上面からの高さS1は、燃料計が燃料タンク10内の燃料残量が僅小であることを示す規定量(例えば、液面高さS2となる満タン時の燃料全容量の10%〜20%)V0のタンク内燃料液面の高さと略等しくなるように設定されている。
また、サブタンク20の底壁部22の下面22Aは、燃料タンク本体12の底部12Bに溶接等によって結合されており、サブタンク20の底部20Aは燃料タンク本体12の底部12Bより小さくなっている。従って、燃料ゲージ31のフロート31Aをサブタンク20と干渉しない部位に配置することで、フロート31Aが燃料タンク本体12の底部12Bまでストロークできるようになっている。
また、図2に示される如く、上壁部26に形成された貫通孔28には燃料通過パイプとしての燃料吸い込みパイプ30が挿通されている。上壁部26における貫通孔28の周縁部には、上方に向かってフランジ26Bが形成されており、このフランジ26Bが燃料吸い込みパイプ30の外周部30Aにシーム溶接等によって、隙間無く結合されている(シール結合されている)。
図1に示される如く、燃料吸い込みパイプ30の上端部30Bは、燃料ポンプ18に連結されている。また、図2に示される如く、燃料吸い込みパイプ30の下端部30Cは、サブタンク20の底部20Aの近傍に達している。
図3に示される如く、サブタンク20の側壁部24はサブタンク20の長手方向に沿った2枚の壁部36、38と、壁部36、38の両端部を互いに連結する2枚の壁部40、42とで構成されている。また、一方の壁部38における周方向一端の下部38Aには、燃料流入孔44が形成されており、サブタンク20は燃料流入孔44以外を閉塞した構造となっている。
即ち、燃料タンク本体12が搭載された車体が傾いたり旋回して、例えば、図4に示される如く、車体とともに燃料タンク本体12が傾いて、燃料タンク本体12内の燃料N1が燃料タンク本体12の一方に偏った場合に、サブタンク20内の燃料N2は、上壁部26によって、サブタンク20の側壁部24の上端部からサブタンク20の外へ流出しないようになっている。
この結果、サブタンク20における燃料流入孔44より下方の燃料は、サブタンク20内に残るようになっている。このため、本実施形態のサブタンク20内には、燃料吸い込みパイプ30から吸い込み可能な燃料液面高さの燃料N2が確保され、図4に二点鎖線で示す、上壁部26が無い場合のサブタンク20内の燃料N3に比べて多くなるようになっている。
なお、サブタンク20は、図4に示される燃料タンク本体12における上方の部位、即ち、燃料流入孔44に近い側の燃料タンク本体12の側壁部に接近した部位に配置されている。このため、燃料タンク本体12が図4に示す方向と逆方向へ傾いた場合には、サブタンク20は偏った燃料内に埋没し、サブタンク20内の燃料が確保されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、燃料タンク本体12の底部12Bに配置されたサブタンク20の上部を上壁部26によって閉塞した構造となっている。このため、車体が傾いたり旋回した場合、例えば、図4に示される如く、車体とともに燃料タンク本体12が傾き、燃料タンク本体12内の燃料N1が燃料タンク本体12の一方に偏った場合に、サブタンク20内の燃料N2がサブタンク20の側壁部24の上端部からサブタンク外へ流出しない。
この結果、サブタンク20内における燃料流入孔44より下方の燃料N2は、サブタンク20内に残るため、サブタンク20内には、燃料吸い込みパイプ30から吸い込み可能な燃料N2が確保される。また、この燃料N2の液面高さは、図4に二点鎖線で示す、上壁部26が無いサブタンク20内の燃料N3の液面高さに比べて高くなる。このため、燃料タンク10内の燃料残量が少なくなっても、燃料ポンプ18への燃料吸い込みが途切れないようにできる。
また、本実施形態では、燃料吸い込みパイプ30から吸い込み可能な燃料液面を高くするために、サブタンク20の側壁部24を高くする必要がない。この結果、サブタンク20の側壁部24が燃料タンク本体12の上壁部12Aと干渉することがない。このため、本実施形態のサブタンク20は、扁平形状燃料タンク10に適用可能である。
また、サブタンク20の側壁部24を高くして、燃料偏り時にサブタンク20の容量を確保する構成における側壁部24の増加重量に比べて、本実施形態における上壁部26による重量増加が小さいため、サブタンク20の重量を軽くできる。
また、サブタンク20の底部20Aは燃料タンク本体12の底部12Bより小さくなっているため、燃料ゲージ31のフロート31Aをサブタンク20と干渉しない部位に配置することができる。この結果、フロート31Aが燃料タンク本体12の底部12Bまでストロークでき、燃料ゲージの指示する容量を多くできる。
次に、本発明の燃料タンク構造の第2実施形態を図5〜図7に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示される如く、本実施形態では、第1実施形態と異なり、サブタンク20の壁部36における周方向一端部の下部36Aに、燃料流入孔44が形成されており、サブタンク20の外側に燃料流入パイプ50が配置されている。燃料流入パイプ50の基部50Aは、サブタンク20の側壁としての壁部36の周方向に沿って配置されており、基部50Aの一方の端部にはサブタンク20側に向かって湾曲された連結部50Bが形成されている。燃料流入パイプ50の連結部50Bの先端部50Cは、燃料流入孔44の周縁部に固定連結されている。また、燃料流入パイプ50の基部50Aとサブタンク20の壁部36との間隔L1は一定になっている。
図5に示される如く、燃料流入パイプ50と燃料タンク本体12の底部12Bとの間隔L2は一定になっている。また、燃料流入パイプ50の他方の端部50Dは、サブタンク20を壁部36側から見た状態で、サブタンク20の壁部36の周方向端部となる壁部42を越えて延びており、壁部42からの突出長さがL3となっている。
この結果、本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、図7に示される如く、燃料タンク本体12内の燃料N1が、サブタンク20の燃料流入孔44側に偏っても、サブタンク20内の燃料N4がサブタンク20の燃料流入孔44からサブタンク外へ流出しない。
即ち、サブタンク20内における燃料流入パイプ50の他方の端部50Dより下方の燃料がサブタンク20内に残るため、サブタンク20内には、図7に示される如く、燃料吸い込みパイプ30から吸い込み可能な燃料液面高さの燃料N4が確保される。このため、第1実施形態に比べて、燃料偏り時にサブタンク20内の燃料液面を更に高い位置に保持できる。
次に、本発明の燃料タンク構造の第3実施形態を図8に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示される如く、本実施形態では、第1実施形態と異なり、燃料ポンプ18が燃料タンク本体12におけるサブタンク20の上方以外となる部位に配置されており、燃料ポンプ18の下方とならない位置にサブタンク20が配置されている。このため、燃料ポンプ18の吸い込み口18Aと燃料吸い込みパイプ30の上端部30Bとが、連通部材としての可撓性のゴムホース等からなる連結パイプ56で連結されている。
この結果、本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、燃料タンク本体12における燃料切れが起こり難い位置にサブタンク20を配置した際に、サブタンク20の上方に燃料ポンプ18を配置できない場合でも、燃料ポンプ18とサブタンク20とを連結パイプ56で連結することで、サブタンク20内の燃料を燃料ポンプ18によって吸い上げることができる。このため、燃料タンク本体12の形状やサブタンク20の形状等に制約されず、サブタンク20を燃料切れが起こり難い燃料タンク本体12内の位置に自由に配置できる。
次に、本発明の燃料タンク構造の第4実施形態を図9に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示される如く、本実施形態では、第1実施形態と異なり、サブタンク20の底壁部22の下面22Aに、プレート60がスポット溶接等によって固定されている(溶接点P1)。また、プレート60は矩形板材によって構成されており、プレート60はサブタンク20の底壁部22より大きくなっている。プレート60の周縁部60Aは、サブタンク20の底壁部22の外側へ突出しており、プレート60の周縁部60Aは、燃料タンク本体の底部12Bにスポット溶接等によって固定されている(溶接点P2)。
従って、サブタンク20にプレート60を固定することで、上壁部26で閉塞され組立て状態となったサブタンク20を、燃料タンク本体12の底部12Bにスポット溶接によって取付けることができるようになっている。
この結果、本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、サブタンク20を燃料タンク本体12の底部12Bに取付けた後、上壁部26でサブタンク20を閉塞する構成に比べて、燃料タンク本体12へのサブタンク20の組付け作業が容易になり、サブタンク20の組付け作業性が向上する。
また、サブタンク20の底壁部22の剛性に比べてプレート60の剛性が低いため、燃料タンク本体12の内圧変化によって、燃料タンク本体12の底部12Bが変形した際に、底部12Bの変形に応じてプレート60が変形する。この結果、剛性の高いサブタンク20の底壁部22を燃料タンク本体12の底部12Bに直接溶接した構成に比べて、底部12Bの溶接部P2に応力が集中し難い。このため、燃料タンク本体12の耐久性能を向上できる。
なお、図10に示される如く、第2実施形態(図6)の燃料流入パイプ50を設けたサブタンク20にプレート60を固定し、このプレート60を燃料タンク本体12の底部12Bに固定した構成としても良い。
次に、本発明の燃料タンク構造の第5実施形態を図11に従って説明する。
なお、第3実施形態(図8)と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図11に示される如く、本実施形態では、第3実施形態の構成に加えて、燃料ポンプ18のリターン燃料吐き出し口18Bと、燃料通過パイプとしての燃料リターンパイプ74の上端部74Aとが、連通部材としての連結パイプ76で連結されている。なお、燃料リターンパイプ74は、燃料吸い込みパイプ30と同様に、サブタンク20の上壁部26に形成した貫通孔28を貫通しており、上壁部26のフランジ26Bが燃料リターンパイプ74の外周部にシーム溶接等によって、隙間無く結合されている(シール結合されている)。また、リターンパイプ74の下端部74Bは、サブタンク20内に達している。
本実施形態においても第3実施形態と同様の作用効果が得られる。
次に、本発明の燃料タンク構造の第6実施形態を図12及び図13に従って説明する。
なお、第3実施形態(図8)と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図12及び図13に示される如く、本実施形態では、燃料吸い込みパイプ30が鉄等の金属から成る金属パイプで構成されている。また、燃料吸い込みパイプ30の下端部30Cには、鉄等の金属製袋状網から成る金属フィルタ78が溶接等によって固定されている。
この結果、本実施形態では、第3実施形態の作用効果に加えて、燃料タンク本体12の塗装工程で、燃料吸い込みパイプ30、金属フィルタ78が組付けられたサブタンク20が高温にさらされても、燃料吸い込みパイプ30、金属フィルタ78が高温により損傷しない。このため、燃料タンク本体12の塗装工程の前工程において、燃料吸い込みパイプ30、金属フィルタ78が組付けられ閉塞状態とされたサブタンク20を燃料タンク本体12に取付けることができるので、燃料タンク10の組立て工程が煩雑にならず、生産性が向上する。
次に、本発明の燃料タンク構造の第7実施形態を図14に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図14に示される如く、本実施形態では、サブタンク20の上壁部26の中央部または中央部付近に、小さなガス抜き孔80が形成されており、このガス抜き孔80からサブタンク20内の気体(燃料ガス)が抜けるようになっている。
この結果、本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、サブタンク20の上壁部26の中央部または中央部付近に形成した小さなガス抜き孔80からサブタンク20内の気体が抜ける。このため、サブタンク20の燃料流入孔44からサブタンク20内に燃料が流入し易くなる。
なお、サブタンク20の上壁部26の中央部または中央部付近にガス抜き孔80の位置がない場合や、ガス抜き孔80を大きくし過ぎた場合には、燃料偏り時にガス抜き孔80から流れ出す燃料の量が多くなる。このため、ガス抜き孔80は直径10mm程度が好ましい。
次に、本発明の燃料タンク構造の第8実施形態を図15に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図15に示される如く、本実施形態では、燃料タンク本体12の長手方向(図15の矢印W1方向)に対して、サブタンク20の長手方向(図15の矢印W2方向)が直交している。即ち、燃料タンク本体12内の燃料が偏り易く、燃料切れが発生し易い燃料タンク本体12の長手方向(図15の矢印W1方向)に対して、垂直方向にサブタンク20が延長(拡大)されている。
この結果、本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、燃料吸い込みパイプ30の下端部30Cが、サブタンク20内の燃料液面N6より上方となり燃料供給が不可能となるまでに、サブタンク20から供給できる供給可能燃料量が増加する。
次に、本発明の燃料タンク構造の第9実施形態を図16〜図18に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図16に示される如く、本実施形態では、サブタンク20の上壁部26の周縁部に、延長部26Cが上方へ向かってプレス加工等で屈曲することで形成されている。
図17に示される如く、サブタンク20の延長部26Cの上端部26Dとサブタンク20の側壁部24の上端部24Bとは、かしめによって互いに結合されている。また、サブタンク20の延長部26Cと、サブタンク20の側壁部24との間には、上方から下方に向かって広がった隙間82が形成されている。
図18に示される如く、サブタンク20の延長部26Cの下部には、サブタンク20の内部と燃料タンク本体12の内部とを連通する連通手段としての連通孔84が形成されている。
従って、図17に矢印Aで示すように、サブタンク20の上壁部26内に溜まった燃料N5は、連通孔84と隙間82を通ってサブタンク20内に流れ込み、サブタンク20内から燃料吸い込みパイプ30に流れ込むようになっている。
なお、連通孔84は、図18に二点鎖線で示す、燃料偏り時の仮想傾斜液面N6、N7より上方に形成されており、燃料偏り時に、連通孔84からサブタンク20内の燃料が流出(逆流)しないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態の作用効果に加えて、サブタンク20における延長部26Cの上端部26Dと側壁部24の上端部24Bとが、かしめによって互いに結合されている。この結果、シーム溶接等によってサブタンク20の上壁部26と側壁部24との結合部をシールする構造に比べて、シール作業が容易になり、サブタンク20の生産性が向上する。
また、図17に矢印Aで示すように、サブタンク20の上壁部26内に溜まった燃料N5は、連通孔84と隙間82を通ってサブタンク20内に流れ込み、サブタンク20内から燃料吸い込みパイプ30に流れ込む。このため、延長部26Cによって囲まれた部位に溜まった燃料N5を燃料ポンプに吸い込むことができ、燃料ポンプによって吸い込むことができない燃料の量を低減できる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第1実施形態においては、サブタンク20の側壁部24のフランジ24Aと上壁部26の周縁部26Aとをシーム溶接(連続スポット溶接)等によってシールしたが、これに代えて、図19に示される第10実施形態の如く、サブタンク20の側壁部24におけるフランジ24Aの上面24Cと、フランジ24Aの上面24Cの外周端24Dより内側となる上壁部26の周縁端部26Eとを全周溶接することでシールする構成としても良い。
また、図6に二点鎖線で示すように、燃料流入パイプ50の他方の端部50Dを短壁部42に沿って湾曲させ、燃料流入パイプ50に延設部50Eを設けた構成としても良い。
また、第6実施形態では燃料吸い込みパイプ30を金属パイプで構成し、金属フィルタ78を使用したが、これらに代えて、耐熱性樹脂等の耐熱材料でパイプとフィルタを構成しても良い。
また、サブタンク20は扁平な矩形箱体に限定されず他の形状でも良い。
また、燃料タンク本体及びサブタンクの材質は、金属でも樹脂でも良い。
本発明の第1実施形態に係る燃料タンク構造を示す側断面図である。 図1の2−2線に沿った拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る燃料タンク構造の燃料タンクが傾いた状態を示す側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料タンク構造を示す側断面図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料タンク構造の燃料タンクが傾いた状態を示す側断面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料タンク構造を示す側断面図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す分解斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る燃料タンク構造を示す側断面図である。 本発明の第6実施形態に係る燃料タンク構造を示す側断面図である。 本発明の第6実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す分解斜視図である。 本発明の第7実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す分解斜視図である。 本発明の第8実施形態に係る燃料タンク構造を示す斜視図である。 本発明の第9実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す斜視図である。 図16の17−17線に沿った拡大断面図である。 図16の18−18線に沿った拡大断面図である。 本発明の第10実施形態に係る燃料タンク構造のサブタンクを示す図2に対応する断面図である。
符号の説明
10 燃料タンク
12 燃料タンク本体
12B 燃料タンク本体の底部
18 燃料ポンプ
20 サブタンク
20A サブタンクの底部
22 サブタンクの底壁部
24 サブタンクの側壁部
26 サブタンクの上壁部(サブタンクの上部)
26C サブタンクの上壁部の延長部
30 燃料吸い込みパイプ(燃料通過パイプ)
36 サブタンクの壁部(側壁)
44 燃料流入孔
50 燃料流入パイプ
56 連結パイプ(連通部材)
60 プレート
74 燃料リターンパイプ(燃料通過パイプ)
76 連結パイプ(連通部材)
78 金属フィルタ
80 ガス抜き孔
82 隙間
84 連通孔(連通手段)

Claims (6)

  1. 燃料タンク本体内の底部に配置し上部を閉塞したサブタンクと、
    前記サブタンクに連通された燃料通過パイプと、
    を有することを特徴とする燃料タンク構造。
  2. 上部を閉塞したサブタンクと、
    前記サブタンクに連通された燃料通過パイプと、
    サブタンクの外側に前記サブタンクの側壁の周方向に沿って配置され、一方の端部が前記サブタンクに形成された燃料流入孔に連結し、他方の端部が前記側壁の周方向端部を越えて延びている燃料流入パイプと、
    を有することを特徴とする燃料タンク構造。
  3. 前記燃料タンク本体に設けられた燃料ポンプと前記燃料通過パイプとを連通する連通部材を有することを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載の燃料タンク構造。
  4. 前記サブタンクの上壁部の中央部にガス抜き孔を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の燃料タンク構造。
  5. 前記サブタンクの上壁部の周縁部と側壁部の上端とをかしめ結合したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の燃料タンク構造。
  6. 前記サブタンクの上壁部の周縁部に前記側壁部との間に隙間を開けて上方向へ延びる延長部を形成し、前記延長部に前記サブタンクと前記燃料タンク本体と連通する連通手段を形成したことを特徴とする請求項5に記載の燃料タンク構造。
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