JP5398641B2 - 作動油タンク及び建設車両 - Google Patents
作動油タンク及び建設車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5398641B2 JP5398641B2 JP2010124772A JP2010124772A JP5398641B2 JP 5398641 B2 JP5398641 B2 JP 5398641B2 JP 2010124772 A JP2010124772 A JP 2010124772A JP 2010124772 A JP2010124772 A JP 2010124772A JP 5398641 B2 JP5398641 B2 JP 5398641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic oil
- opening
- suction
- oil tank
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
サクションパイプは、作動油が流出する第1開口部を有する。サクションケースは、ストレーナから流入する作動油を受け入れる第2開口部を有する。第2開口部は、上向きに形成される。
そこで、サクションパイプを筐体の側面から延出させる手法が考えられる。この手法では、サクションケースの側面にサクションパイプが連結されることになる。しかしながら、収容室内の作動油の油面がサクションパイプの第1開口部の上端よりも低下すると、サクションパイプから作動油を吸引できない、すなわち、作動油の油面変動の影響を受けやすいという問題がある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、油面変動の影響を受けにくい作動油タンク及び建設車両を提供することを目的とする。
第1の発明に係る作動油タンクによれば、第2開口部が第1開口部の上端よりも下方に設けられているので、収容室内の作動油の油面が第1開口部の上端より低くなった場合であっても、サクションパイプから作動油を吸引できる。従って、作動油の油面変動の影響を受けにくくすることができる。
第2の発明に係る作動油タンクによれば、第2開口部の位置を簡易に下方に移動させることができる。従って、第2開口部を第1開口部の上端よりも下方に設けやすくなる。
本発明の第3の態様に係る作動油タンクによれば、接続部材によってサクションケースが挿入される貫通孔を精度良く塞ぐことができる。従って、作動油タンクの密閉性を容易に確保することができる。
第4の発明に係る作動油タンクによれば、サクションケースを収容室内に固定できるので、濾過器と接続部材との接続部分に力がかかることを抑制できる。また、凸部は外面側から本体に溶接されるので、収容室内を清浄な状態に維持することができる。
(建設車両100の構成)
本実施形態に係る建設車両100の構成について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、建設車両100の一例として、油圧ショベルについて説明する。図1は、本実施形態に係る建設車両100の構成を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る作動油タンク200周辺の構成を示す平面図である。
下部走行体10は、車幅方向に設けられる一対の履帯11,12を回転させる。これによって、建設車両100は、前後方向などに移動する。
旋回台20は、下部走行体10上に搭載される。旋回台20は、下部走行体10によって旋回可能に支持される。旋回台20上には、カウンタウェイト30、エンジン室40、機器室50、作業機60、及びキャブ70が配置される。
エンジン室40は、エンジン300及び油圧ポンプ310などを収容する。エンジン300及び油圧ポンプ310は、旋回台20上に配置される。油圧ポンプ310は、作動油タンク200から作動油を吸引し、作業機60に作動油を循環させる。油圧ポンプ310は、吸出管J2を介して作動油タンク200に接続される。
キャブ70は、建設車両100のオペレータが乗る運転室である。キャブ70は、オペレータが作業機60の動きを見渡せるように、機器室50の前方、かつ、作業機60の側方に設けられる。
次に、本実施形態に係る作動油タンク200の全体構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る作動油タンク200の構成を示す斜視図である。図4は、本実施形態に係る作動油タンク200を側方から見た透視図である。図5は、本実施形態に係る作動油タンク200の構成を示す分解斜視図である。
筐体210は、図4及び図5に示すように、本体211及び収容室212を有する。本体211は、上面T1及び側面T2を有する。上面T1及び側面T2は、本体211の外面である。収容室212は、本体211内に設けられており、作動油を収容する。収容室212は、上面U1、側面U2及び底面U3を有する。上面U1、側面U2及び底面U3は、収容室212の内面である。
上側濾過器230は、作動油タンク200に流入する作動油に混入する摩耗粉などを濾過する。上側濾過器230は、上側接続部材220の下面に接続されており、第1上側貫通孔P1から収容室212内に挿入されている。
第1蓋部250は、フランジ240の第3上側貫通孔P3を塞ぐ。第1蓋部250は、6本のボルトb1によって、取り外し可能にフランジ240に取り付けられる。第1蓋部250を取り外すことによって、オイルエレメント235を交換できる。
下側濾過器280は、作動油タンク200から流出する作動油に混入する摩耗粉などを濾過する。
下側濾過器280は、図4及び図5に示すように、サクションケース281及びストレーナ282を有する。サクションケース281は、収容室212の底面U3上に配置されており、下側接続部材270に接続される。ストレーナ282は、サクションケース281上に配置される。ストレーナ282は、押さえ棒261によって、サクションケース281側に押さえつけられている。ストレーナ282は、オイルエレメント235と同様の機能を有する。
サクションパイプ290は、筐体210の側面T2から延出する。サクションパイプ290は、下側接続部材270に接続される。サクションパイプ290には、吸出管J2が連結される。
次に、本実施形態に係る作動油タンク200の詳細構成について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本実施形態に係る下側濾過器280周辺の構成を示す斜視図である。
下側濾過器280とサクションパイプ290とは、下側接続部材270を介して連結されている。サクションパイプ290は、横向きに開口する第1開口部V1を有する。
図7は、本実施形態に係る下側濾過器280周辺の構成を示す分解斜視図である。
サクションケース281は、上側部分281aと下側部分281bとによって構成されている。本実施形態において、上側部分281aと下側部分281bとは、互いに溶接される。
ここで、図8は、図3のA−A線における拡大断面図である。図8において、ストレーナ282は省略されている。
ケース本体281Xは、収容室212の底面U3上に配置される。ケース本体281Xは、サクション室281cを形成する。サクション室281cは、第2開口部V2につながっている。サクション室281cには、第2開口部V2を通過した作動油が流入する。
なお、油圧ポンプ310によって吸引された作動油は、第2開口部V2→サクション室281c→第2導油路W2→流出口部VOUT→下側第2貫通孔S2→流入口部VIN→第1導油路W1→第1開口部V1の順に流れる。
ここで、本実施形態において、第2開口部V2は、鉛直方向において、第1開口部V1の上端(図中、破線Kによって図示)よりも下方に設けられる。
また、本実施形態において、第2開口部V2は、鉛直方向において、下側第2貫通孔S2の上端(図中、破線Kによって図示)よりも下方に設けられる。
また、本実施形態において、サクション室281cの底面は、第1開口部V1の下端よりも下方に設けられる。
また、本実施形態において、第1導油路W1、第2導油路W2、及び下側第2貫通孔S2それぞれの断面積は、略同じである。
(1)本実施形態に係る作動油タンク200は、サクションパイプ290とサクションケース281とを備える。サクションパイプ290は、筐体210の側面T2から延出し、横向きに開口する第1開口部V1を有する。サクションケース281は、上向きに開口し、第1開口部V1の上端よりも下方に設けられる第2開口部V2を有する。
具体的には、図9に示すように、建設車両100が傾斜地や不整地での作業に用いられる場合、作動油の油面Mに大きな変動が発生する。この場合、第1開口部V1の上端よりも上方の第2開口部V2'を有するサクションケース281'によると、作動油の油面変動の影響を受けて、サクションパイプ290から作動油を吸引することが困難である。一方で、本実施形態に係るサクションケース281によれば、作動油の油面変動の影響を受け難いので、サクションパイプ290からの作動油の吸引を維持し易い。
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
具体的には、図10に示すように、サクションケース281とサクションパイプ290とは、直接接続されていてもよい。この場合、サクションパイプ290を筐体210に直接溶接すればよい。図10では、溶接によって形成されるビード部bが図示されている。
また、図10に示すように、サクションケース281とサクションパイプ290とは、一体成型されていてもよい。
20…旋回台
30…カウンタウェイト
40…エンジン室
50…機器室
60…作業機
70…キャブ
100…建設車両
200…作動油タンク
210…筐体
211…本体
211a…第1板状部材
211b…第2板状部材
212…収容室
220…上側接続部材
230…上側濾過器
231…エレメント室
232…連結部
233…底部
234…導油部
235…オイルエレメント
240…フランジ
250…第1蓋部
260…第2蓋部
261…押さえ棒
270…下側接続部材
280…下側濾過器
281…サクションケース
281a…上側部分
281b…下側部分
281c…サクション室
281d…凸部
281X…ケース本体
281Y…導油管
282…ストレーナ
290…サクションパイプ
300…エンジン
300…エンジン
310…油圧ポンプ
320…操作弁
T…外面
U…内面
P…上側貫通孔
Q…貫通孔
R…嵌合孔
S…下側貫通孔
V…開口部
W…導油路
X…固定孔
b…ビード部
Claims (5)
- 建設車両に用いられる作動油タンクであって、
作動油を収容する収容室を有する筐体と、
前記筐体の側面から延出しており、横向きに開口する第1開口部を有するサクションパイプと、
前記収納室の底面上に配置されており、上向きに開口し、前記第1開口部の上端よりも下方に設けられる第2開口部を有するサクションケースと、
前記サクションケース上に配置されており、前記第2開口部を覆うストレーナと、
を備える作動油タンク。 - 前記サクションパイプは、第1導油路を形成しており、
前記サクションケースは、前記第2開口部につながるサクション室を形成するケース本体と、前記サクション室から前記第1導油路につながる第2導油路を形成する導油管と、を有しており、
前記導油管は、前記ケース本体から前記サクションパイプに向かって斜め上方に延びる、
請求項1に記載の作動油タンク。 - 前記筐体の前記側面上に設けられており、前記サクションパイプと前記サクションケースとに接続される接続部材を備える、
請求項1又は2に記載の作動油タンク。 - 前記筐体は、外面と内面を有する本体と、前記外面から前記内面まで前記本体を貫通する固定孔と、を含み、
前記サクションケースは、前記内面側から前記固定孔に挿入され、前記外面側から前記本体に溶接される凸部を有する、
請求項1乃至3のいずれかに記載の作動油タンク。 - 作業機と、
前記作業機に供給される作動油を収容する作動油タンクと、
前記作動油タンクから作動油を吸引し、前記作業機に作動油を循環させる油圧ポンプと、
を備え、
前記作動油タンクは、
作動油を収容する収容室を有する筐体と、
前記筐体の側面から延出しており、横向きに開口する第1開口部を有するサクションパイプと、
前記収納室の底面上に配置されており、上向きに開口し、前記第1開口部の上端よりも下方に設けられる第2開口部を有するサクションケースと、
前記サクションケース上に配置されており、前記第2開口部を覆うストレーナと、
を有する建設車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010124772A JP5398641B2 (ja) | 2010-05-31 | 2010-05-31 | 作動油タンク及び建設車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010124772A JP5398641B2 (ja) | 2010-05-31 | 2010-05-31 | 作動油タンク及び建設車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011252275A JP2011252275A (ja) | 2011-12-15 |
JP5398641B2 true JP5398641B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=45416401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010124772A Expired - Fee Related JP5398641B2 (ja) | 2010-05-31 | 2010-05-31 | 作動油タンク及び建設車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5398641B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103244475B (zh) * | 2013-05-03 | 2015-12-09 | 苏州金牛精密机械有限公司 | 一种带有液压元件储槽的液压油箱 |
WO2014189735A1 (en) | 2013-05-20 | 2014-11-27 | Apple Inc. | Solid state deposition for cosmetic enhancement of anodized friction stir processed parts |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6252301U (ja) * | 1985-09-19 | 1987-04-01 | ||
JPH05187401A (ja) * | 1992-01-14 | 1993-07-27 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の作動油タンク装置 |
JPH1175420A (ja) * | 1997-09-04 | 1999-03-23 | Seirei Ind Co Ltd | 油圧作業車 |
JP2006046016A (ja) * | 2004-08-09 | 2006-02-16 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧ショベルのタンク構造 |
WO2007119328A1 (ja) * | 2006-03-13 | 2007-10-25 | Komatsu Ltd. | 液体タンク |
-
2010
- 2010-05-31 JP JP2010124772A patent/JP5398641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011252275A (ja) | 2011-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8876163B2 (en) | Oil storage tank and construction vehicle | |
CN107407067B (zh) | 工程机械 | |
CN100408767C (zh) | 建筑机械 | |
JP5398641B2 (ja) | 作動油タンク及び建設車両 | |
JP5387665B2 (ja) | 作業機械 | |
JP6097455B1 (ja) | タンク及びタンクの製造方法 | |
CN102001281B (zh) | 工程机械 | |
JP5211264B2 (ja) | 作動油タンク、作動油タンクの製造方法、及び作動油タンクを備える建設車両 | |
JP6360783B2 (ja) | 建設機械 | |
JP6546056B2 (ja) | 小型油圧ショベル | |
JP2010236582A (ja) | オイル導入装置およびオイルフィルタ装置 | |
US20180163372A1 (en) | Work vehicle | |
JP2006046016A (ja) | 油圧ショベルのタンク構造 | |
JP5214557B2 (ja) | 作動油タンク装置 | |
JP2009030346A (ja) | 貯油タンク | |
JP2021025354A (ja) | 建設機械 | |
US20170082121A1 (en) | Valve Manifold with Breather Protection | |
CN112482459A (zh) | 工程机械 | |
JP2014034851A (ja) | 作業機のタンク | |
JP2008201189A (ja) | 作業機械における燃料タンク構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131001 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5398641 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |