JPH09240215A - ソーラーカー用タイヤ - Google Patents

ソーラーカー用タイヤ

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JPH09240215A
JPH09240215A JP8051748A JP5174896A JPH09240215A JP H09240215 A JPH09240215 A JP H09240215A JP 8051748 A JP8051748 A JP 8051748A JP 5174896 A JP5174896 A JP 5174896A JP H09240215 A JPH09240215 A JP H09240215A
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JP
Japan
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tire
carcass layer
tread
portions
tread portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP8051748A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Shimada
敏彦 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication of JPH09240215A publication Critical patent/JPH09240215A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

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  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量と転動抵抗の改善を一層図ることができ
るソーラーカー用タイヤを提供することにある。 【解決手段】 タイヤ子午線断面におけるトレッド部表
面1aの形状を曲率中心がタイヤ赤道面CPを越えた位
置にある2つの円弧部1c,1dから構成し、それら円
弧部1c,1dの交点zをタイヤ赤道線CLから左右に
1/2タイヤ最大幅Aの1/4の範囲内に配置し、トレ
ッド部1の肉厚を交点zから両ショルダー部1Aに向け
て漸減するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソーラーカー用タ
イヤに関わり、更に詳しくは、タイヤ重量の軽減とタイ
ヤ転動抵抗の改善を図るようにしたソーラーカー用タイ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、太陽電池を搭載して走行するソー
ラーカーによるレースが行われるようになってきてい
る。一般に、ソーラーカーレースでは、車の出力を小さ
くして走行を持続(エネルギーロスを極力抑制)するた
め、車体もできるだけ軽量に作られている。従って、そ
れに用いられるタイヤも、エネルギーロスを極力抑える
ため、軽量化と同時に転動抵抗を低くすることが求めら
れている。
【0003】従来、ソーラーカー用タイヤとして、例え
ば、図2に示すようなものがある。このタイヤは、タイ
ヤ内側にビードコア(図示せず)の周りにタイヤ内側か
ら外側に折り返したカーカス層14を配置し、タイヤ子
午線断面におけるトレッド部11の表面形状を単一の円
弧部12から形成し、その構成をシンプルにして、軽量
化と低転動抵抗化を図るようにしている。しかし、近
年、上記のようなソーラーカー用のタイヤにおいて、一
層の軽量化と転動抵抗の改善が強く求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重量
と転動抵抗の改善を一層図ることができるソーラーカー
用タイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、タイヤ子午線断面におけるトレッド部表面の形状
を曲率中心がタイヤ赤道面を越えた位置にある2つの円
弧部から構成し、それら円弧部の交点をタイヤ赤道線か
ら左右に1/2タイヤ最大幅Aの1/4の範囲内に配置
し、前記トレッド部の肉厚を前記交点から両ショルダー
部に向けて漸減するようにしたことを特徴とする。
【0006】このようにトレッド部表面のタイヤ子午線
断面形状を上記の位置で接する2つの円弧部により構成
することで、所定空気圧・荷重時におけるトレッド部表
面の接地幅を従来の単一ラジアスのものよりも幅狭にす
ることができ、それによって、トレッド部表面の接地面
積を減少させることができるため、タイヤの転動抵抗を
低減することが可能になる。また、トレッド部の肉厚を
両円弧部の交点から両ショルダー部側に向けて漸減する
ため、その薄くした分だけ、タイヤ重量を軽減すること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
のソーラーカー用タイヤの一例を示し、1はトレッド
部、2はビード部、3はサイドウォール部である。左右
のビード部2に連接してタイヤ径方向外側(外径側)に
左右のサイドウォール部3が延設され、この左右のサイ
ドウォール部3間にタイヤ周方向に延在するトレッド部
1が設けられている。
【0008】タイヤ内側には補強コードをタイヤ周方向
に対して傾斜して配列したカーカス層4が1層配置され
ている。左右のビード部2には、環状のビードコア5が
配置され、その外周には、断面三角形状のビードフィラ
ー6が設けられている。カーカス層4の両端部4a側が
ビードフィラー6を両側から挟み込むようにしてビード
コア5の周りにタイヤ内側から外側に折り返されてい
る。
【0009】カーカス層両端部4aは、それぞれタイヤ
赤道面CPを越えてトレッド部1のショルダー部1A側
まで延在し、トレッド部1のカーカス層4外周側に積層
され、トレッド部1では、カーカス層が3層積層された
構成になっている。トレッド部1は、上記した3層の積
層構造となるカーカス層4とその外周側に配置されたト
レッドゴム部1aとからのみ構成され、また、両サイド
ウォール部3は、ビードコア5の周りに折り返したカー
カス層4のみ(図では2層構造)からなり、そのカーカ
ス層4の外側には、サイドウォールゴム部が設けられて
いない。両ビード部2は、ビードコア5とその外周のビ
ードフィラー6、及びカーカス層4の折り返し部4bと
から構成され、折り返し部4bの外側にはビードゴム部
が配設されておらず、軽量化した構成になっている。
【0010】上記トレッド部1は、タイヤ子午線断面に
おけるその表面(トレッド面)1bの形状が、曲率半径
R1,R2の中心(曲率中心)x1,x2がタイヤ赤道
面CPを越えた位置にある2つの円弧部1c,1dから
構成されるようになっている。それら円弧部1c,1d
が接する交点zは、タイヤ赤道線CLから左右のタイヤ
幅方向に1/2タイヤ最大幅A(タイヤ最大幅Wの1/
2の長さ)の1/4の範囲内(図1では、タイヤ赤道線
CL上)に配置され、トレッド部1の肉厚が交点zから
両ショルダー部1Aに向けて漸減するように構成されて
いる。
【0011】このようにトレッド部表面1bのタイヤ子
午線断面形状を上記のようにして連接した2つの円弧部
1c,1dから構成することにより、所定空気圧・荷重
時のトレッド部表面1bの接地幅を従来の単一ラジアス
で構成する場合よりも狭くすることができる。そのた
め、トレッド部表面1bの接地面積が減少し、タイヤの
転動抵抗を小さくすることができる。
【0012】また、トレッド部1の肉厚が2つの円弧部
1c,1dの交点zから両ショルダー部1A側に向けて
次第に薄くなるようにしたので、その薄くした分、タイ
ヤ重量の軽量化を図ることができ、更に、両サイドウォ
ール部3をカーカス層のみから構成してサイドウォール
ゴム部を配置せず、また、両ビード部2にも、ビードゴ
ム部を設けないようにすることで、一層の軽量化を行う
ことができる。
【0013】また、両サイドウォール部3をカーカス層
4のみから構成し、トレッド部1とサイドウォール部3
との間に剛性差を発生させることにより、トレッドゴム
部1aの踏面に大きな踏面歪みを招くことがない。上記
交点zがタイヤ赤道線から1/2タイヤ最大幅Aの1/
4を越えてショルダー部1A側に位置すると、所定空気
圧・荷重時のトレッド部表面1bの接地幅が大きくなる
ため、転動抵抗の改善効果を得ることが困難になる。
【0014】本発明では、上記実施形態において、サイ
ドウォール部3を構成する断面円弧状のカーカス層4の
表面に、タイヤ赤道線CLから1/2タイヤ最大幅Aの
70〜85%の範囲で両円弧部1c,1dの内径端を接
続する構成にすることができる。その接点Pの位置が、
70%未満では、踏面剛性が弱くなり踏面歪み増とな
り、逆に85%を越えると、不必要なゴム肉厚による重
量増となる。
【0015】なお、上記実施形態では、カーカス層4を
折り返してトレッド部1まで延在する構成にしたが、そ
れに代えて、トレッド部補強層(或いはベルト層)を配
置するようにしてもよく、また、ビードワイヤーを巻回
して構成した上記ビードコアも、必要に応じて、硬質ゴ
ムをリング状に形成したものから構成してもよく、本発
明は、上述した構成のソーラーカー用タイヤに限定され
ることがないのは言うまでもない。
【0016】
【実施例】タイヤサイズを50/560−18で共通に
し、図1に示す構成の本発明タイヤ1,2と、図2に示
す構成の単一ラジアスでトレッド部表面を形成した従来
タイヤとをそれぞれ作製した。本発明タイヤ1,2は共
に交点zをタイヤ赤道線CL上に位置させた左右対称構
造であり、本発明タイヤ1は、両円弧部の接点Pが共に
タイヤ赤道線CLから1/2タイヤ最大幅Aの70%に
位置し、本発明タイヤ2は85%に位置させたものであ
る。
【0017】これら各試験タイヤを以下に示す測定条件
により、転動抵抗と重量の評価試験を行ったところ、表
1に示す結果を得た。 転動抵抗 各試験タイヤをリムサイズ18×1.25のリムに装着
し、空気圧を700kPa にしてドラム試験機に取付け、
負荷荷重を100kgにして、時速70kmで走行させた際
の転がり抵抗値を測定し、その結果を従来タイヤを10
0とする指数値で評価した。この値が小さい程、転動抵
抗が低く優れている。 重量 各試験タイヤの重量を測定器により測定し、その結果を
従来タイヤを100とする指数値で評価した。その値が
小さい程、タイヤ重量が軽いことを示す。
【0018】
【表1】 表1から明らかなように、本発明タイヤは、従来タイヤ
よりも軽量化と低転動抵抗化を一層図ることができるの
が判る。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明は、タイヤ子午線
断面におけるトレッド部表面の形状を曲率中心がタイヤ
赤道面を越えた位置にある2つの円弧部から構成し、そ
れら円弧部の交点をタイヤ赤道線から左右に1/2タイ
ヤ最大幅Aの1/4の範囲内に配置し、前記トレッド部
の肉厚を前記交点から両ショルダー部に向けて漸減する
ようにしたので、ソーラーカー用タイヤにおける軽量化
と転動抵抗の改善を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソーラーカー用タイヤの一例を示すタ
イヤ子午線断面図である。
【図2】従来のソーラーカー用タイヤの一例を示すタイ
ヤ子午線断面における要部説明図である。
【符号の説明】
1 トレッド部 1A ショルダー部 1b トレッド部表面 1c,1d 円弧部 2 ビード部 3 サイドウォール
部 4 カーカス層 4a 両端部 5 ビードコア CL タイヤ赤道線 CP タイヤ赤道面 P 接点 x1,x2 曲率中心 z 交点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ子午線断面におけるトレッド部表
    面の形状を曲率中心がタイヤ赤道面を越えた位置にある
    2つの円弧部から構成し、それら円弧部の交点をタイヤ
    赤道線から左右に1/2タイヤ最大幅Aの1/4の範囲
    内に配置し、前記トレッド部の肉厚を前記交点から両シ
    ョルダー部に向けて漸減するようにしたソーラーカー用
    タイヤ。
  2. 【請求項2】 両サイドウォール部を左右のビード部に
    配置したビードコアの周りに折り返したカーカス層から
    構成し、該カーカス層の表面にタイヤ赤道線から1/2
    タイヤ最大幅Aの70〜85%の範囲で前記円弧部の内
    径端を接続した請求項1記載のソーラーカー用タイヤ。
  3. 【請求項3】 前記カーカス層を前記ビードコアの周り
    にタイヤ内側から外側に折り返し、該カーカス層両端部
    をトレッド部まで延在させ、該トレッド部のカーカス層
    外周側に積層した請求項2記載のソーラーカー用タイ
    ヤ。
JP8051748A 1996-03-08 1996-03-08 ソーラーカー用タイヤ Pending JPH09240215A (ja)

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JP8051748A JPH09240215A (ja) 1996-03-08 1996-03-08 ソーラーカー用タイヤ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017202814A (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 鈴木 昇 中心が凸型のタイヤ
WO2019220888A1 (ja) 2018-05-14 2019-11-21 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP2020093729A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 株式会社ブリヂストン タイヤ

Cited By (4)

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