JPH09240179A - Icカード及びicカードの製造方法並びに icカード基板の製造方法 - Google Patents

Icカード及びicカードの製造方法並びに icカード基板の製造方法

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JPH09240179A
JPH09240179A JP8079551A JP7955196A JPH09240179A JP H09240179 A JPH09240179 A JP H09240179A JP 8079551 A JP8079551 A JP 8079551A JP 7955196 A JP7955196 A JP 7955196A JP H09240179 A JPH09240179 A JP H09240179A
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card
substrate
antenna coil
synthetic resin
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Shunichi Tagami
俊一 田上
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SHINSEI KAGAKU KOGYO KK
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SHINSEI KAGAKU KOGYO KK
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14639Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ICカード自体の形状保持性と、ICカー
ドの内部に収容するICモジュールやアンテナ用コイル
の固定性(位置決め)及び密封性を高め、ICカードの
製造時間の短縮を図り簡単に製造できる。 【解決手段】 ICモジュール2とアンテナ用コイル3
の支持部11,12を設けた第1基板部1Aを、ICカ
ード基板1を形成する合成樹脂材によって射出成形する
工程、第1基板部1Aの支持部11,12位置にICモ
ジュール2とアンテナ用コイル3をセットする工程、割
り金型24、25のキャビテイ26内に第1基板部1A
を設けて型締めして合成樹脂材を射出し、ICモジュー
ル2とアンテナ用コイル3を第1基板部1Aと射出され
た合成樹脂材の間に埋設してICカード基板1を形成す
る工程、割り金型24、25を冷却して、硬化したIC
カード基板1を割り金型24、25から取り出す工程を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード読み取り装
置などに直接接触させることなく、データの読み込みや
書換えのできる非接触型のICカード及びICカードの
製造方法並びにICカード基板の製造方法に関し、主と
して、形状安定性に優れ且つ耐久性の高いICカード
と、このICカードの内部に収容するICモジュールや
アンテナ用コイルの位置決めや安全性を高め、安価に大
量生産できる製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日では、多くの情報データが記憶で
き、しかもデータの書換えのできるICカードが使用さ
れつつある。このICカードには、少なくともICチッ
プを実装したICモジュールがプラスチック製のカード
内に収納され、このICチップによってデータの記憶お
よび書換えができるように構成されている。また、最近
は上記ICチップとのデータ交換を電波やマイクロ波な
どの電磁波を使用し、データの読み取り及び書き込みが
できる親送受信機とICカードとを離間した状態で行う
工夫がなされている。つまり、前記親送受信機へICカ
ードを近づけるだけで、ICカード内のデータの読み取
りおよび書込みが行えるようになっている。
【0003】このように親送受信機と距離を置いた状態
で、データの交換のできるICカードは非接触型のIC
カードと呼ばれ、このICカード内には、少なくともデ
ータ送受信アンテナ用コイルと、ICチップを含むIC
モジュール(ICチップや電池などを実装した配線基
板)を備えていなければならない。
【0004】図7は非接触型のICカードの従来例を示
す構成説明図であり、このICカード100は3層構造
で形成され、中間層にはポリ塩化ビニル樹脂等によって
成形されたフレーム基板101が設けられ、その表裏両
面にはポリエチレンテレフタレート樹脂製等の外装シー
ト102、103が接合される。
【0005】このフレーム基板101の中央部分には透
孔104が形成され、実質的には周囲の枠105だけで
フレーム基板101が構成される。またこの透孔104
より小さく形成されたアンテナ用コイル106とこれに
接続されたICモジュール107は、フレーム基板10
1の透孔104内へ収納される。そして上記透孔104
内には充填材としてエポキシ樹脂などが満たされ、フレ
ーム基板101と外装シート102、103を積層し
て、熱圧着または接着剤を使用して接合される。なお図
7の符号107aはICチップを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
ICカードにおいては次に示すような問題点があった。 (1) フレーム基板101には大きな透孔104が設
けられているので、カードの形状を保持するためには、
外装シート102、103に比較的硬い合成樹脂材(ポ
リ塩化ビニルやポリエチレンテレフタレートなど)を使
用しなければならず、また外装シート102、103自
体を厚肉に形成しなければならなかった。その結果、外
装シート102、103を厚くしなければならない分、
フレーム基板101の厚さを薄くする必要があり、その
ため透孔104の内部へ収納するアンテナ用コイル10
6なども薄く形成しなければならなかった。
【0007】(2) 上記外装シート102、103は
硬質のものを使用しなければならないため、この外装シ
ート102、103に直接印刷を施すことができず、他
の合成樹脂フィルムに印刷を施して上記外装シート10
2、103に添着しなければならず、カード自体の積層
枚数が増えるという不都合があった。
【0008】(3) アンテナ用コイルやICモジュー
ルなどをカード内で物理的に固定するため、透孔104
内にエポキシ樹脂などを充填する構成をとっているが、
隙間なく充填材を満たすことは困難であり、気泡除去の
ための除去工程などの製造工程が多くなったり、製造時
間が長くなり、ICカードの製造コストが高くなってし
まう。また充填材内に気泡や隙間が生じ易く、ICモジ
ュール107が外部に露出することにより、水や湿気に
触れて腐食や電気的短絡を引き起こし、耐久性が劣化す
るという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、主として、ICカード
自体の形状保持性が高く、しかも内部に収容するICモ
ジュールやアンテナ用コイルの固定性(位置決め)およ
び密封性が高いICカードの製造方法を提供すると共
に、このICカードを短時間に簡単に製造できる製造方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のICカードは、少なくともICモジュール
とこれに接続されたアンテナ用コイルを備えているIC
カードであって、前記ICモジュールおよびアンテナ用
コイルは、ICカード基板を形成する合成樹脂材内へ完
全に埋設して固定され、外部に露出していないことを特
徴とする。
【0011】すなわち、ICモジュールやアンテナ用コ
イルの表裏両面は、ICカード基板を形成する合成樹脂
材によって被覆されると共に、これらの周囲はこの合成
樹脂材によって包囲されるように密封され、外気に触れ
ることのないように埋設固定される。ICカード基板を
形成する合成樹脂材としては、ポリ塩化ビニル樹脂、A
BS樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの熱可
塑性樹脂およびフェノール樹脂、メラニン樹脂などの熱
硬化性樹脂のいずれであっても良い。またICカード基
板は上記合成樹脂材から1種類を選択して使用するもの
の他、後述する製造方法により相互に接着性の高い2種
類のものを選択して積層する構成のものであっても良
い。
【0012】本発明のICカードは、ICカード基板だ
けで形成されるものに限定されず、ICカード基板の表
裏両面の少なくとも一方には、印刷された合成樹脂製フ
ィルムが外装シートとして溶着等により添着されている
ものであってもよい。例えば、ICカード基板の表裏両
面の少なくとも1面に合成樹脂製フィルムを積層して接
合するもの、表裏両面にフィルムを積層して接合するも
の、或いは2以上複数枚の合成樹脂製フィルムを接着す
るものであってもよく、その場合の接着手段は接着剤を
使用するとか、または熱圧着させる等の適宜方法を選定
するとよい。
【0013】合成樹脂製フィルムとしては、写真印刷や
カラー印刷が容易に行えるポリエステル樹脂やポリブチ
レンテレフタレート樹脂などを使用することが好まし
く、カード自体の強度を増すために設けるものではない
ので、軟性の薄肉厚のものを使用することができる。
【0014】本発明のICカードの製造方法は、ICモ
ジュールおよびアンテナ用コイルを支持する支持部を設
けた第1基板部を、前記ICカード基板を形成する合成
樹脂材によって射出成形する工程、第1基板部における
所定の支持部位置にICモジュールおよびアンテナ用コ
イルをセットする工程、第2金型と第1金型又は固定金
型と可動金型の如く分割された割り金型のキャビテイ内
に前記第1基板部を設置して型締めし、該キャビテイ内
へ上記合成樹脂材を射出し、ICモジュールおよびアン
テナ用コイルを第1基板部と射出された合成樹脂材(第
2基板部)との間に埋設してICカード基板を形成する
工程、割り金型およびICカード基板を冷却して、硬化
したICカード基板を割り金型から取り出す工程、を含
むことを特徴とする。
【0015】すなわち、ICモジュールやアンテナ用コ
イルは、あらかじめ別に成形された第1基板部にセット
し、これを分割された割り金型内に置いた状態でインサ
ート成形を行ってICカードを完成させる。これによっ
てICモジュールおよびアンテナ用コイルはインサート
成形による合成樹脂材によって完全に密封された状態と
なり、この合成樹脂材の硬化によって安定的にICカー
ド基板内に固定される。さらにICカード内には空隙が
全く無くなるので、合成樹脂材をポリ塩化ビニル樹脂や
ABS樹脂などのような比較的に硬質のもので形成して
おけば、ICカード自体の耐力性は高く、外力に対する
形状保持に問題を生じることはない。
【0016】第1基板部に形成する支持部は、後述する
ようにICモジュールやアンテナ用コイルの外形に合致
する形状の凹部を形成するもの、その他平板の上に上記
ICモジュールやアンテナ用コイル等の部材の配置位置
の側部に壁状、棒状などの突起を形成し、これらの突起
の間に該ICモジュール等の部材を挟み込む形でセット
するもの、或いは平板状で接着剤を介して該部材を仮接
着するもののいずれでであってもよい。また、第1基板
部を形成する合成樹脂材と割り金型によってインサート
成形(キャビテイ内に埋め込む物品をセットして射出成
形する)する合成樹脂材は、同じ材料を使用する方が、
合成樹脂材の接合性が良く、他の接着剤を必要としない
ことから好ましいが、合成樹脂同士の接合性が良く剥離
しないものであれば(接着剤を介設するものも含む)、
異種の合成樹脂材を使用してもよい。
【0017】ICカードの表面を美麗に仕上げたり、あ
るいは印刷を施すときには、このICカード基板の表裏
面に他の合成樹脂性フィルムを積層して接着する工程を
付加する。
【0018】第1基板部を射出成形するに当たり、支持
部である凹部を形成する金型部分を型締め方向に進退自
在な可動部とし、この可動部を後退させた状態で、キャ
ビティ内に合成樹脂材を充填し、そののち上記可動部を
進出させて、第1基板部の凹部を形成する方が好まし
い。
【0019】すなわち、ICカードの最終厚さは0.8
mm程度であり、したがって第1基板部の厚さは0.3
から0.6mm程度の薄いものを成形しなくてはなら
ず、さらにこの厚さで凹部を形成するには、凹部底面に
おける合成樹脂材の厚さが最も薄くなると、0.2mm
程度となり、高圧で合成樹脂材をキャビテイ内へ射出し
ても、合成樹脂材が行きわたらず成形品に孔ができたり
し、成形がうまくできない恐れがある。そこで合成樹脂
材はキャビテイ全域へゆきわたる厚さで樹脂の射出を行
い、この合成樹脂材が硬化する前に可動部をキャビテイ
内へ進出して、この部位における合成樹脂材を周りへ移
動または圧縮して凹部を確実に成形できるようにする。
【0020】第1基板部には、ICモジュールおよびア
ンテナ用コイルを支持する支持部として凹部を設け、こ
の凹部はICモジュールおよびアンテナ用コイルの厚さ
の約半分の深さに形成し、ICモジュールおよびアンテ
ナ用コイルの一部を上記凹部から突出させた状態で、第
1基板部にセットする方法であることが好ましい。これ
によってアンテナ用コイルやICモジュールは、インサ
ート成形時に分割した割り金型内において溶融合成樹脂
材に確実に接触してこれに周囲を被覆され、完全な密封
が達成されると共に、物理的な接着効果も完全なものと
なる。
【0021】第1基板部には、ICモジュールおよびア
ンテナ用コイルを支持する支持部として凹部を設け、こ
の凹部はICモジュールおよびアンテナ用コイルの厚さ
より深く形成し、ICモジュールおよびアンテナ用コイ
ルは前記凹部から突出しない状態で、第1基板部にセッ
トする方法を採用すれば、後工程で割り金型内に流入す
る高圧の溶融合成樹脂材により、ICモジュールやアン
テナ用コイルが第1基板部に確実に位置決め固定され、
成形時に位置ずれなどを引き起こすことはなく、不良品
の発生率を低下することができる。
【0022】割り金型のキャビテイ内へ流入される溶融
合成樹脂材をアンテナ用コイルなどの周りに確実に入り
込ませるためには、第1基板部は平板状に形成され、そ
の上面側にICモジュールおよびアンテナ用コイルを支
持する支持部として壁状または棒状の突起を一体に形成
し、これら突起の間にICモジュールおよびアンテナ用
コイルをセットする方法を採用するのが望ましい。
【0023】上記壁状または棒状の突起の配設位置は特
に限定されるものではなく、前記ICモジュールおよび
アンテナ用コイルをを第1基板部上にきっちりと動かな
いようにセットできればよい。また第1基板部を成形の
後、成形された突起の先端を機械的に折り曲げ加工した
り、アンダーカット形状に2次加工したりしてもよく、
それによると前記ICモジュールおよびアンテナ用コイ
ルの飛び出しが防止され、保持性が向上する。
【0024】ICモジュールやアンテナ用コイルをイン
サート成形時に、確実に合成樹脂材に被覆するために
は、第1基板部を平板状に形成し、この上面側にICモ
ジュールおよびアンテナ用コイルを、支持部としての接
着剤で接合する方法を採用することが好ましい。
【0025】ICカードの第1基板部を製造する方法と
して、キャビテイ側表面を平滑面とした第1金型と、I
Cモジュール収容凹部形成用の突部とアンテナ用コイル
収容凹部形成用の突部とをキャビテイ側裏面に形成した
第2金型とからなる割り金型を用い、該第1金型と第2
金型とを型締めし、該割り金型で形成されたキャビテイ
に合成樹脂を射出して、ICモジュール収容用の凹部と
アンテナ用コイル収容用の凹部とを形成してなる第1基
板を得る方法も好適である。これによれば、上記ICモ
ジュール収容用の凹部とアンテナ用コイル収容用の凹部
とに、それぞれICモジュールとアンテナ用コイルが確
実に収容されているので、射出成形時に溶融樹脂の高速
流動によってICモジュールやアンテナ用コイルが位置
ずれすることなく確実に位置決めするほか、これらのI
Cモジュールやアンテナ用コイルを損傷することがな
い。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明におけるICカードの製造
方法の第1実施形態例を図1(a)〜(f)及び図6に
基づいて以下に説明する。図1の(a)〜(f)はIC
カードが出来上がるまでの製造工程を示す拡大説明図で
あり、実際のICカードの全厚さは0.8mm程度であ
り、ICカード基板の厚さなども実寸より拡大して示し
ている。図1の(a)はICカード基板を構成する第1
基板部を作るための金型の断面図、(b)は上記(a)
の金型で作られた第1基板部の断面図、(c)は第1基
板部の凹部にICモジュールとアンテナ用コイルをセッ
トした状態の断面図、(d)は上記(c)の第1基板部
を別の成形用金型のキャビティ内に配置した状態の断面
図、(e)は上記金型を使用して作られたICカード基
板の断面図、(f)はICカード基板の表裏両面に外装
フィルムを融着する場合の断面図である。図6は完成さ
れたICカードを示し、(a)は該ICカードの水平断
面図、(b)は縦断面図である。
【0027】図1の(a)では割り金型である第2金型
22とキャビテイ側表面を平滑面とした第1金型21を
示しており、これらを型締めしてキャビテイ23が形成
され、このキャビテイ23内へ高圧の溶融ポリ塩化ビニ
ル樹脂等の合成樹脂を射出する。そして第2金型22と
第1金型21を冷却し、ポリ塩化ビニル樹脂等の射出さ
れた樹脂を硬化させて図1の(b)に示す第1基板部1
Aを前記金型21、22から取り出す。
【0028】上記第2金型22のキャビテイ裏面側に
は、アンテナ用コイル収容凹部形成用の突部22a(図
の2つの突部は環状に連続している)と、ICモジュー
ル収容凹部形成用の突部22bとが形成されている。前
記第1金型21と第2金型22とを型締めし、そのキャ
ビテイ23に合成樹脂を射出して、前記突部22a、2
2bによって、図1の(b)に示す如く、上面に環状に
繋がった凹部12(図の12、12は繋がっている)と
凹部11を有する第1基板部1Aを形成する。前記凹部
11、12は支持部となるものである。この凹部11、
12には、図1の(c)に示すように凹部11にはIC
モジュール2が、凹部12にはアンテナ用コイル3がセ
ットされる。このICモジュール2は結線5を介してア
ンテナ用コイル3と電気的に接続されており、両部材は
一緒にセットされる。
【0029】このセットを完了した第1基板部1Aは、
図1の(d)に示すように前記第2金型22及び第1金
型21とは別の分割された割り金型を形成する第2金型
25と第1金型24内に位置決め固定される。すなわ
ち、第1金型24のキャビテイ平面形状は、第1基板部
1Aの底面の形状に合致するように形成され、第1金型
24のキャビテイ内に第1基板部1Aが嵌め込まれて位
置決め及び固定ができるように構成される。この第1基
板部1Aの位置決めは、図1の(d)に示している如く
第1金型24の適所に形成した吸引空気孔27から空気
を吸引することによっている。このような方式に限らな
いことことは勿論である。なお、第1金型24に上記吸
引空気孔を形成して吸引空気力によって第1基板部1A
を仮固定する場合には、第1金型24の底面より第1基
板部1Aを小さく形成してもよい。次いで、第2金型2
5と第1金型24の間に形成されるキャビテイ26内
に、第1基板部1Aを形成したものと同じ溶融ポリ塩化
ビニル樹脂等の合成樹脂が高圧で射出され、キャビテイ
26内に充填させ第2基板部1Bを形成する(図1の
(e)参照)。
【0030】図1の(e)、(f)では、説明の便宜
上、第1基板部1Aと第2基板部Bとが判るように仮想
線で区画しているが、実際には両者1A、1Bは一体形
成されているので、同図のように判別できるものではな
い。
【0031】そして、前記第2金型25および第1金型
24を冷却し、キャビテイ26内の樹脂材が硬化した段
階で、両金型25、24を開いて、成形されたICカー
ド基板1を取り出す。このICカード基板I内には、図
1の(e)に示す如く、ICモジュール2およびアンテ
ナ用コイル3(図中の2つのコイルは図6に示すように
環状に連続している)が収容され、これらの部材の周囲
は合成樹脂材によって完全に密閉されている。
【0032】この状態でICカード基板1は完成されて
いるが、表裏両面に写真印刷や文字印刷などを追加する
場合には、図1の(f)に示すように、印刷を施した外
装フィルム4a,4bを接合する。この外装フィルム4
a,4bとしては印刷加工性に優れたポリエステル樹脂
またはポリブチルテレフタテート樹脂を使用することが
好ましい。これらの外装フィルム4a、4bは熱圧着ま
たは、必要によって他の接着剤4cを用いてICカード
基板1の表裏面に融着する。
【0033】図6は、上記方法によって製造されたIC
カード01であって、(a)はそのの水平面断面図、
(b)は縦断面図であり、環状に連続したアンテナ用コ
イル3とICモジュール2は結線5に接続された状態
で、合成樹脂材(例えばポリ塩化ビニル樹脂)によって
完全に密封され、外気に触れる恐れは全くなく、水中に
沈めてもこれら電装部材にまで水がしみ込むこともな
い。またICカード01の本体は合成樹脂材によって一
体成形されて強固に形成され、前述の第1基板部1Aが
剥がれるようなことはなく、外力に対して強固な形状安
定性を発揮する。
【0034】図1の実施形態例において、第1基板部1
Aに形成する凹部11、12の深さは、ICモジュール
2およびアンテナ用コイル3の厚さの約半分に形成する
例を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、図2、図3、図4に示すような第2実施形態例、第
3実施形態例、第4実施形態例のようにしてもよい。
【0035】すなわち、図2に示す第2実施形態例にお
いては、第1基板部1Aに形成する凹部11、12は、
ICモジュール2およびアンテナ用コイル3の厚さより
深く形成したものである。これによってこの後、インサ
ート射出成形をおこなったとき(図1の(d)の工
程)、ICモジュール2及びアンテナ用コイル3はキャ
ビテイ内へ高圧で流入される合成樹脂材により位置ずれ
を生じることなく、不良品の発生は低減することができ
る。図2における鎖線14は結線5を通過させるための
ピット部であり、この部分を溝状に窪ませて成形してあ
る。またインサート成形時においては、破線に示す位置
まで樹脂材を充填して第2基板部1Bを形成し、凹部1
1、12は完全に埋め込んでしまうものである。
【0036】図3に示す第3実施形態例においては、第
1基板部1Aを平板状とし、その上部に支持部として壁
状または棒状の突起13…13を一体成形したものであ
る。すなわち、ICモジュール2およびアンテナ用コイ
ル3を配置する部分の側部には、突起13…13を形成
し、これらの突起13…13の間に部材を嵌め込んで仮
固定する方法である。なお、厚さが薄いICモジュール
2を収容する場合には、第1基板部1Aにあらかじめ厚
さを確保したテーブル部15を形成しておき、この上に
ICモジュール2の部材を載置する構成とする。
【0037】上記突起13の形状は平板形で壁状のも
の、あるいは円柱形や四角柱形など棒状のもののいずれ
でもよく、これらを組み合わせたものであっても構わな
い。この突起13の配設位置は、ICモジュール2とア
ンテナ用コイル3の位置決め位置の側部であれば、その
長さや配設数は特に限定されず、任意に設計することが
できる。また、突起13の先端をICモジュール2とア
ンテナ用コイル3の内側へ曲げ加工してこれら部材の抜
け出しを防止する手段を採用しても良く、具体的には機
械的な曲げ加工や、2次成形加工を利用して実施するこ
とができる。この場合も、インサート成形時には、破線
に示す位置まで樹脂材を充填して第2基板部1Bを形成
し、上記突起13…13やICモジュール2とアンテナ
用コイル3等は完全に埋め込むものである。
【0038】図4に示す第4実施形態例においては、第
1基板部1Aを平板状に成形し、この第1基板部1Aの
所定位置に支持部としての接着剤8を塗布し、この接着
剤8を介してICモジュール2およびアンテナ用コイル
3を仮固定する。この後インサート成形によってこれら
のICモジュール2およびアンテナ用コイル3を合成樹
脂材によって完全に密封する。このときICモジュール
2およびアンテナ用コイル3はキャビテイ内にほぼ全体
が露出しているので、合成樹脂材は該部材を完全に覆う
ことができる。
【0039】図5は本発明の製造方法の第5の実施形態
例を示す分割された割り金型28の説明図であり、
(a)は平面図、(b)は側断面図である。すなわち、
第1基板部1Aを成形するための一方の割り金型28に
は、形成されるキャビテイ23に向かって進退自在(油
圧、バネ、スクリュウ軸などの動力を使用)な可動部2
9を構成してなる。該可動部29は環状部29a(アン
テナ用コイルの凹部を形成する)、中央矩形部29b
(ICモジュール用の凹部を形成する)、連結部29c
(結線用の凹部を形成する)から構成され、これらは一
体的に形成されて同時に進退する。なお別体に形成され
別々に移動させる構成でもよい。
【0040】すなわち、図5のものでは、型締めして合
成樹脂材をキャビテイ23内に充満させるまでは、上記
可動部29は矢印D方向に後退させておき、割り金型2
8のキャビテイ面とほぼ同一にしておく(頂部が29d
の位置にする)。これによって溶融した合成樹脂材は
0.4mm程度の幅のキャビテイ23内へスムーズに充
満される。そして合成樹脂材が充填されて硬化するまで
の間に、上記可動部29を矢印U方向へ移動させ、合成
樹脂材を周りへ排除(または圧縮)させて、この可動部
29の頂面位置に凹部を形成する。
【0041】この方法を採用すれば、凹部の底面の厚さ
が0.1mmに設定されても、ここに合成樹脂材を存在
させることができ、第1基板部1Aの一部に合成樹脂材
のゆきわたらない孔を形成することなく、確実な成形加
工を行える。これに対し、可動部を形成せず第1、第2
の金型の隙間が0.2mmより狭くなると、溶融された
合成樹脂材の表面張力によって樹脂材が回り込めない部
分が生じ易い。
【0042】なお、本発明のICカードは、一般的に用
いられているように名刺型のものに限らず、その使用目
的に応じて種々の形状を採ることができる。例えば、襟
章やブローチのようにして人間の被服の襟に付けること
によって人の判別に使用するとか、荷札状にして荷物に
付けることによって盗難防止に使用するとか、動物や宝
石等にそれらに見合った大きさのものを付けることによ
って動物の所在確認や宝石等の盗難防止等に使用するも
のであり、その形状や大きさは任意である。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1のICカードによれ
ば、内部に収容するICモジュールやアンテナ用コイル
は、ICカードを形成する合成樹脂内に完全に密封され
るので、これらの電装部材が外部に露出することがなく
なって、金属腐食や電気的短絡を引き起こすことがなく
なる。またICカード自体は隙間なく合成樹脂材を満た
して硬化されているので、形状保持性が高く外力に対し
て優れた耐久性を発揮できる。
【0044】請求項2のICカードによれば、写真、文
字、図柄などを印刷処理した合成樹脂製フィルムをIC
カードに一体化でき、外観および意匠性に優れたICカ
ードを提供できる。
【0045】請求項3のICカードの製造方法によれ
ば、第1基板部にはICモジュール及びアンテナ用コイ
ルを支持する支持部を設けていることから、キャビテイ
内に溶融樹脂を射出する際に、ICモジュール及びアン
テナ用コイルが位置ずれしたり、又は破損したりするこ
とがない。また上記構造のICカードを簡単な製造工程
によって、不良品の発生を極力抑えて効率的に製造でき
る。短時間に多量のICカードを生産できることとな
り、ICカード自体の製造コストを低くできる。
【0046】請求項4の方法を付加することにより、
0.2mm以下の厚さ部分を含む第1基板部を確実に製
造でき、合成樹脂材の充填不足による製品への孔空き不
良品の発生を防止できる。
【0047】請求項5により、ICモジュールおよびア
ンテナ用コイルを確実に第1基板部に位置決め仮固定し
た状態で、後のインサート成形加工が行え、このときこ
れらの部材の周囲へ確実に合成樹脂材を充填させること
ができる。
【0048】請求項6により、ICモジュールおよびア
ンテナ用コイルを第1基板部に形成された凹部内に確実
に位置決めして仮固定でき、後のインサート成形加工時
に前記ICモジュールおよびアンテナ用コイルが位置ず
れして不良品ができるのを防止できる。
【0049】請求項7、8により、インサート成形加工
時に、第1基板部上に仮固定されたICモジュールおよ
びアンテナ用コイルの周りから、溶融した合成樹脂材を
確実に充填でき、これらICモジュールやアンテナ用コ
イルの周囲に空隙が残されるのを確実に防止できる。
【0050】請求項9により、第1基板部の凹部がIC
モジュールとアンテナ用コイルとを確実に収容するの
で、第2基板部を射出成形する時に溶融樹脂の高速流動
によって、前記ICモジュール及びアンテナ用コイルが
位置ずれすることがなく確実に位置決めされるとともに
損傷されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)から(f)は本発明におけるICカード
の製造方法の第1実施形態例を示す説明図である。
(a)はICカード基板を構成する第1基板部を作るた
めの金型の断面図、(b)は上記(a)の金型で作られ
た第1基板部の断面図、(c)は第1基板部の凹部にI
Cモジュールとアンテナ用コイルをセットした状態の断
面図、(d)は上記(c)の第1基板部を別の成形用金
型のキャビティ内に配置した状態の断面図、(e)は上
記金型を使用して作られたICカード基板の断面図、
(f)はICカード基板の表裏両面に外装フィルムを融
着する場合の断面図である。
【図2】本発明方法の第2実施形態例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明方法の第3実施形態例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明方法の第4実施形態例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明方法の第5実施形態例を示し、(a)は
平面図、(b)は断面図である。
【図6】本発明のICカードを示し、(a)はICカー
ドの水平断面図、(b)は縦断面図である。
【図7】従来のICカードの構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
01 ICカード 1 ICカード基板 1A 第1基板部 1B 第2基板部 2 ICモジュール 2a ICチップ 3 アンテナ用コイル 4a,4b 外装フィルム 5 結線 8 接着剤(支持部) 11、12 凹部(支持部) 13 突起(支持部) 21 第1金型(割り金型) 22 第2金型(割り金型) 22a 突部 22b 突部 24 第1金型(割り金型) 25 第2金型(割り金型) 23、26 キャビテイ 28 割り金型 29 可動部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 25/00 G06K 19/00 K // B29L 31:34

Claims (9)

    【整理番号】 P603118 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともICモジュールとこれに接続
    されたアンテナ用コイルを備えているICカードであっ
    て、前記ICモジュールおよびアンテナ用コイルは、I
    Cカード基板を形成する合成樹脂材内に埋設して固定さ
    れ、外部に露出していないことを特徴とするICカー
    ド。
  2. 【請求項2】 ICカード基板の表裏両面の少なくとも
    一方には、印刷された合成樹脂製フィルムが添着されて
    いる請求項1に記載のICカード。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製のICカード基板の内部に少
    なくともICモジュールおよびアンテナ用コイルを収容
    してなるICカードの製造方法において、 前記ICモジュールおよびアンテナ用コイルを支持する
    支持部を設けた第1基板部を、前記ICカード基板を形
    成する合成樹脂材によって射出成形する工程、 第1基板部における所定の支持部位置にICモジュール
    およびアンテナ用コイルをセットする工程、 割り金型のキャビテイ内に前記第1基板部を設置して型
    締めし、該キャビテイ内へ上記合成樹脂材を射出し、I
    Cモジュールおよびアンテナ用コイルを第1基板部と射
    出された合成樹脂材との間に埋設してICカード基板を
    形成する工程、 割り金型およびICカード基板を冷却して、硬化したI
    Cカード基板を金型から取り出す工程、を含むことを特
    徴とするICカードの製造方法。
  4. 【請求項4】 第1基板部を成形するに当たり、支持部
    である凹部を形成する金型部分を型締め方向に進退自在
    な可動部とし、この可動部を後退させた状態で、キャビ
    テイ内に合成樹脂材を充填し、そののち上記可動部を進
    出させて、第1基板部の凹部を形成する請求項3に記載
    のICカードの製造方法。
  5. 【請求項5】 第1基板部には、ICモジュールおよび
    アンテナ用コイルを支持する支持部として凹部を設け、
    この凹部はICモジュールおよびアンテナ用コイルの厚
    さの約半分の深さに形成し、ICモジュールおよびアン
    テナ用コイルの一部を前記凹部から突出させた状態で、
    第1基板部上にセットする請求項3または4に記載のI
    Cカードの製造方法。
  6. 【請求項6】 第1基板部には、ICモジュールおよび
    アンテナ用コイルを支持する支持部として凹部を設け、
    この凹部はICモジュールおよびアンテナ用コイルの厚
    さより深く形成し、ICモジュールおよびアンテナ用コ
    イルは前記凹部から突出しない状態で、第1基板部にセ
    ットする請求項3または4に記載のICカードの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 第1基板部は平板状に形成され、その上
    面側にICモジュールおよびアンテナ用コイルを支持す
    る支持部として壁状または棒状の突起を一体に形成し、
    これら突起の間にICモジュールおよびアンテナ用コイ
    ルをセットする請求項3または4に記載のICカードの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 第1基板部は平板状に形成され、その上
    面側にICモジュールおよびアンテナ用コイルを、支持
    部である接着剤を介して仮固定してセットする請求項3
    または4に記載のICカードの製造方法。
  9. 【請求項9】 キャビテイ側表面を平滑面とした第1金
    型と、ICモジュール収容凹部形成用の突部とアンテナ
    用コイル収容凹部形成用の突部とをキャビテイ側裏面に
    形成した第2金型とからなる割り金型を用い、該第1金
    型と第2金型とを型締めし、該割り金型で形成されたキ
    ャビテイに合成樹脂を射出して、ICモジュール収容用
    の凹部とアンテナ用コイル収容用の凹部とを形成してな
    る第1基板部を得るICカード基板の製造方法。
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