JPH09239446A - 曲げ金型 - Google Patents

曲げ金型

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JPH09239446A
JPH09239446A JP4496596A JP4496596A JPH09239446A JP H09239446 A JPH09239446 A JP H09239446A JP 4496596 A JP4496596 A JP 4496596A JP 4496596 A JP4496596 A JP 4496596A JP H09239446 A JPH09239446 A JP H09239446A
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JP
Japan
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bending
die
cam
work
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP4496596A
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English (en)
Inventor
Hirokatsu Shikauchi
博勝 鹿内
Takeshi Yao
武司 矢尾
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Amada Metrecs Co Ltd
Original Assignee
Amada Metrecs Co Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側にフランジ部を形成されたワークを曲げ
加工する際に、フランジ部にふくらみ又はシワを生じる
ことなく前工程のフランジ曲げの際の多少の精度不良が
あっても曲げ加工が支障なく行えて、かく製品が下金型
に喰いつくことなく製品を容易に取り出すことができる
曲げ金型を提供することにある。 【解決手段】 両側にフランジ部を形成せしめた板材W
に、上金型7と下金型5との協働で曲げ加工を行う曲げ
金型1であって、下金型5の左右両側に回動可能なカム
15を設け、このカム15の内側にスプリング17を設
けて前記カム15を外方向へ付勢せしめ、上金型7の両
側に押えプレート19が設けられワークWを押えること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、両側にフランジ
部を形成せしめた板材に、曲げ加工を行う曲げ金型に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すような両側にフランジ
部を形成せしめたワークWに曲げ加工を行う曲げ金型と
しては図10および図11に示すような下金型103を
使用し両側の端面にそれぞれ固定プレート105が取付
けられている。
【0003】次いで、図12及び図13に示すように、
ワークWを上金型107によって下方へ押圧し、ワーク
Wのフランジ部を固定プレート105と上金型107の
側面とで狹圧することによってシワの発生を防ぎながら
曲げ加工を行い、下金型103にワークWを強く押しつ
けて、最終の製品としての形状に成形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の曲げ加工に用いられる金型は、前工程での両側のフ
ランジ曲げの精度の不良なものの場合は、下金型103
にワークWをセットする場合に入らないという問題があ
った。
【0005】又、曲げ加工時にワークWの両端のフラン
ジ部の絞り成形の結果の形状がふくらみ又はシワを生じ
製品としての形状が不良となり、更にワークWが下金型
103に喰い付いて、下金型103よりワークWをはが
すことが困難であるという問題があった。
【0006】この発明の目的は、前記の問題点を解決す
るために、両側にフランジ部を形成されたワークに曲げ
加工を行う際に、フランジ部にふくらみ又はシワを生じ
せしめることなく、前工程のフランジ曲げの際の多少の
精度不良があっても曲げ加工が支障なく行えて、かつ製
品が下金型に喰いつくことなく、製品を容易に取り出す
ことをできるようにした曲げ金型を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1によるこの発明の曲げ金型は、両側にフラ
ンジ部を形成せしめた板材に、上金型と下金型との協働
で曲げ加工を行う曲げ金型であって、前記上金型又は下
金型の左側および/または右側に回動可能なカムを設け
てなることを特徴とするものである。
【0008】したがって前工程での両側のフランジ曲げ
の精度に多少の不良があっても下金型にワークを容易に
セットすることができ、かつ加工後の製品が下金型に喰
いついてはがすことが困難であるという不都合が回避さ
れる。
【0009】更に、請求項2によるこの発明の曲げ金型
は、前記上金型又は下金型と、前記カムとの間に、前記
カムを外方向へ付勢せしめる付勢部材を設けてなること
を特徴とするものである。
【0010】したがって、下金型にワークをセットする
際はカムが開いているので、特にカムを開かせる動作又
は工程を必要とせず容易にワークをセットできる。又、
加工後押えプレートが上昇すると共にカムが開くので製
品が下金型に喰い込むことなく、製品を容易に取り出し
得る。
【0011】更に、請求項3によるこの発明の曲げ金型
は、前記カムを押えるための押えプレートを前記カムを
設けた金型と対向する金型に設けてなることを特徴とす
るものである。
【0012】したがって、例えば上金型が下降する際に
は、前記押えプレートにより、前記カムは上金型に向っ
て、ワークのフランジを介して強く押圧されるので、ワ
ークにふくらみ又はシワを発生することなく高精度の製
品ができ、かつ、加工後上金型と共に前記押えプレート
は上昇しカムを外側に開放するので、製品の下金型から
の取り出しが容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1,図2及び図3
を参照するに、プレスブレーキ等の板材の曲げ金型1
は、上下に対向する2個の金型より構成されている。
【0014】下金型サポート3上に下金型5が保持され
て、例えば上方より降下してくる上金型7と前記下金型
5は協働してワークWに曲げ加工を行う。図2において
曲げ加工される前のワークWを2点鎖線で示したが、全
体形状は図7に示すものである。すなわち、図7におけ
る曲げ加工前のワークWはほぼ長方形で両側端辺がほぼ
垂直に曲げられてフランジ部Xを形成している。
【0015】止めボルト9によって4個のプレート11
が下金型5に固定されている。この4個のプレート11
には支持ピン13によって2個のカム15が回動自在に
取付けられている。この2個のカム15は図1において
下金型5の両端を左右から抱くように取付けられて、ワ
ークWの曲げ加工の際はワークWのフランジ部Xのシワ
押えとしても働くものである。
【0016】2個のカム15の内側には夫々カム15を
外側方向に付勢するようにスプリング17が設けられて
いる。このスプリング17は他の付勢部材、例えばウレ
タンゴム等の弾性ゴム又は空圧シリンダ一等によること
も可能である。このスプリング17によって常時カム1
5は図3及び図4に示すように外側に開いて、下金型5
から離れている。
【0017】2個の押えプレート19が取付ボルト21
によって、上金型7の左右の両端面に取りつけられてい
る。この押えプレート19は、上金型7と共に下降しカ
ム15のテーパー面と押えプレート19のテーパー面と
によって外側に開いているカム15を閉じて下金型5の
端面に押つけ、カム15の内側面は上金型7の側端面と
協同して曲げ加工の際にはワークWのフランジ部Xを狹
圧して、しわ押えとして働く。
【0018】曲げ加工の際の各部の作用を説明するため
図2,図4,図5,図6,図7及び図8を合わせて参照
するに、加工前のワークWの形状は図7に示されている
が、これを図2に示すワークWの位置にセットし、次い
で例えば上金型7を下降し、上金型7がワークWに触れ
る。この上金型7がワークWに触れた瞬間の状態を図4
に示す(本図においてプレート11は図示省略した)。
次いで更に上金型7が下降し押えプレート19がスプリ
ング17の付勢力に抗してカム15を内側に押す。次い
で上金型7により押し下げられたワークWのフランジ部
Xがカム15の内面に接して、カム15によってワーク
Wは上金型7に押圧されるがこの状態が図5に示されて
いる。
【0019】次いで、更に上金型7が下降して、図6に
示すようにワークWは曲げ加工を施されながら上下金型
7と下金型5にとの協働で強く押圧されて曲げ加工が完
了する。曲げ加工が完了した後のワークWの形状を図8
に示す。この曲げ加工の工程において、ワークWのフラ
ンジ部Xはカム15によって上金型7に強く押圧されて
いるので、シワの発生やふくらみの発生は生じない。
【0020】又、図9に示すようにワークWのフランジ
部の曲げの曲率が極めて小さく直角に近い場合は、曲げ
加工の際に用いられるカム15の内側面はほぼ直角な平
面とされる。
【0021】このようにして、図4,図5,図6の動作
によりワークWは、図7の形状から図8の形状に曲げ加
工が行われた後、再び上金型7は上昇する。上金型7と
共に押えプレート19も上昇し、カム15はスプリング
17によって開き下金型5から離れて、図3に示す状態
となるので加工後のワークWは、容易に下金型5から取
り出される。
【0022】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更例えば、カム15を
上金型7に取りつけることや、スプリング17の代りに
ウレタンゴムを行いる機構や更にに液圧シリンダーでカ
ム15の背後から引っ張り後退させる構造、更にカム1
5の表面形状にしわ押えと共に潤滑効果のあるものを採
用する等、その他の態様で実施し得るものである。
【0023】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例の説明より
理解されるように、請求項1の発明の曲げ金型によれ
ば、下金型の両端面に取りつけられて上金型側面と協働
しワークのフランジ部を狹圧してシワ発生等を防ぐカム
が、回動自在であるので開閉可能となり、曲げ加工時の
み閉じ、ワーク着脱時は開くのでワークの着脱が容易と
なり、かつ前工程でのフランジ部の曲げ加工の精工が少
々悪くても、容易にワークが装着できて、不都合なく曲
げ加工が可能である。
【0024】請求項2の発明の曲げ金型によれば、スプ
リング等の付勢部材によってカムが外方向へ付勢されて
いるので曲げ加工時以外の常時はカムが開いているので
開く作業工程を終ることなく、ワークの着脱を容易に行
うことができる。
【0025】請求項3の発明の曲げ金型によれば、曲げ
加工時には、上金型と共に押えプレートが下降して、強
くカムを上金型の側面に押圧してシワの発生等を防ぐの
で、曲げ加工に先き立ってカムを閉じるための、他の作
業工程も機構もなく、なめらかに一つの上金型の作動の
みによって、シワ等の発生のない曲げ加工が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の曲げ金型の正面断面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図である。
【図3】図2における上金型と押えプレートを除いた斜
視図である。
【図4】この発明の曲げ金型の動作説明図である。
【図5】この発明の曲げ金型の動作説明図である。
【図6】この発明の曲げ金型の動作説明図である。
【図7】この発明によって加工される前のワークの斜視
図である。
【図8】この発明によって加工されたワークの斜視図で
ある。
【図9】この発明の曲げ金型におけるカムの正面図と、
それに対応するワークの断面図である。
【図10】従来における下金型の斜視図である。
【図11】従来における下金型の正面図である。
【図12】従来における金型の側断面図である。
【図13】従来における金型の正面断面図である。
【符号の説明】
1 曲げ金型 5 下金型 7 上金型 9 止めボルト 11 プレート 13 支持ピン 15 カム 17 スプリング(付勢部材) 19 押えプレート 21 取付けボルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側にフランジ部を形成せしめた板材
    に、上金型と下金型との協働で曲げ加工を行う曲げ金型
    であって、前記上金型又は下金型の左側および/または
    右側に回動可能なカムを設けてなることを特徴とする曲
    げ金型。
  2. 【請求項2】 前記上金型又は下金型と、前記カムとの
    間に、前記カムを外方向へ付勢せしめる付勢部材を設け
    てなることを特徴とする請求項1記載の曲げ金型。
  3. 【請求項3】 前記カムを押えるための押えプレートを
    前記カムを設けた金型と対向する金型に設けてなること
    を特徴とする請求項1,2記載の曲げ金型。
JP4496596A 1996-03-01 1996-03-01 曲げ金型 Pending JPH09239446A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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